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2022年09月24日 13:58
プロレスリング・ノアは24日、来年1月22日に横浜アリーナで開催するグレート・ムタのファイナルマッチ「GREAT MUTA FINAL ”BYE―BYE“」に米国マット界のレジェンド、スティングの参戦が決定したことを発表した。 スティングの参戦は24日(日本時間)に放送された、AEWランペイジ(米ニューヨーク州クイーンズ アーサー アッシュ スタジアム)に突如グレート・ムタが登場し、かつてWCWマットでライバル関係にあったスティングをまさかの救出した事件がきっかけとなり、横浜アリーナ大会での参戦が電撃決定した。 スティングは1959年3月20日生まれ。身長191センチ、体重114キロ。85年プロレスラーデビュー、86年にスティングに改名。90年代にはWCWで活躍、ムタとの抗争で人気を博した。WCW崩壊後の2000年代にはインディー団体を渡り歩き、TNAに参戦。2014年にはWWEと契約し、15年のレッスルマニア31にも出場。16年にレスラー引退を果たすも、2020年AEWに登場した。また、長年の功績を讃えられ、TNAでもWWEでも殿堂入りを果たしている。 ムタのラストマッチとなる1・22横アリの試合開始時間は午後3時。チケットはリングサイド柵内のVIP席が引退記念特典、専用ゲートからの入場が付いて10万円となっている。 さらにスペシャルシートが5万円。センターA席・2万円。同B席が1万5000円。アリーナA席は1万2000円。同B席・1万円。同C席・7000円。スタンド席は5000円となった。 チケットはオフィシャルファンクラブNOAH’ARKで10月8日に先行販売される。
2024年04月29日 14:08
ボクシングのWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M・T)が29日、東京・錦糸町で開催された「ひがしんアリーナスポーツフェスティバル」に登場した。
東京東信用金庫が墨田区とネーミングライツ契約を結び、墨田区総合体育館の愛称が「ひがしんアリーナ」になったことを受けたイベントで、中谷はオープニングセレモニーで始球式ならぬ始拳式を行い、ハンドボールの部井久アダム勇樹(ジークスター東京)、フットサルの諸江剣語(フウガドールすみだ)とトークショーを行った。
中谷は今月、米国で最も権威がある専門誌「リング」のパウンド・フォー・パウンド(P4P)で10位に初ランクインした。2位には4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)がいる。
終了後、取材に応じた中谷は、将来的なスーパーバンタム級転向と井上戦を視野に入れているが「井上選手と戦うのが目標ではなくて、評価をもらうのに戦うかもしれない相手とは思っているので、P4P1位を目標として」と、P4P最強を目指す上で不可避の相手として井上を認識していることを説明。
「もちろん井上選手とやるに対してもっと実績が必要ですし、取らないといけないタイトルもあると思っているので、評価してもらえる試合をしていくのが大事になっていく」と格の差を縮めていく必要を語った。
中谷はその井上がルイス・ネリ(メキシコ)の挑戦を受ける4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチを始め、5月6日に東京ドームで行われるWBA世界バンタム級、WBO世界バンタム級、WBA世界フライ級、5月4日にエディオンアリーナ大阪で行われるIBF世界バンタム級の5大タイトルマッチを予想した。
井上−ネリ戦は「ネリが攻撃的な選手なので、最初は井上選手も様子は見ると思うんですけど、わりと決着は早いかなと思っています」として、井上の勝利を予想。
自身の階級であるバンタムでは、井上拓真(大橋)に石田匠(井岡)が挑戦するWBA戦は「拓真選手はけっこうインアウトできる選手なので、(石田得意の)ジャブを外せれば拓真選手が(流れを)持ってくるかな」として、井上勝利を予想。ジェーソン・モロニー(オーストラリア)に武居由樹(大橋)が挑戦するWBO戦は「(武居は)パンチがあるのでひっくり返せる力がある。モロニーがそのパンチに慣れたらモロニーが持っていくかな。(自分の)距離をしっかり作れた方が有利」と予想。エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に西田凌佑(六島)が挑戦するIBF戦は「ロドリゲス選手が有利かな」と予想した。
また、ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)に桑原拓(大橋)が挑戦するWBAフライ級タイトルマッチは「成熟しているし、(王座を奪取した)アルテム・ダラキアン戦では(自分の)距離が徹底できていた」と、阿久井有利を予想していた。
2024年04月29日 11:46
政府は2024年春の叙勲受章として、29日付で元プロレスラーのタイガー・ジェット・シン氏(本名ジャグジット・シン・ハンス=80)に、「旭日双光章」を贈ったと発表した。これを受け、シンさん最大のライバルだった燃える闘魂故アントニオ猪木さん(享年79)のマネジメント事務所「猪木元気工場(IGF)」が、お祝いメッセージを送った。
シン氏は1973年に新日本プロレスに初参戦してから、ターバンとサーベルを片手に悪党レスラーとして活躍。猪木さんとは大抗争を繰り広げ、同年11月の新宿伊勢丹前襲撃事件、74年6月の腕折りマッチ、79年8月の「プロレス夢のオールスター戦」ではアブドーラ・ザ・ブッチャーとタッグを組み、ジャイアント馬場、猪木の「BI砲」とドリームマッチなど、日本マット界に数々の伝説を築き上げた。
22年10月に死去した猪木さんは「旭日中綬章(ちゅうじゅしょう)」を受章している。IGFによると、現在カナダ在住のシン氏に「おめでとうございます。シンさんとともにいただけて良かったですね」などと祝福メッセージを送ったという。さらには、オヤジギャグが大好きだった猪木さんが生前口にした「以心伝心ジェットシン」も、メッセージに添えたとか。
IGFは公式X(旧ツイッター)でも「アントニオ猪木のライバルで、多くの激闘、名勝負を繰り広げた、タイガー・ジェット・シン氏の受章 誠におめでとうございます。猪木も『以心伝心ジェットシン』と受章を喜んでいると思います」とポストしている。
シン氏は引退後も旧IGFの東日本大震災チャリティーイベント(11年8月)に参加するなど、猪木さんと交流があった。昨年3月の「アントニオ猪木お別れの会」には、猪木さん追悼のビデオメッセージを寄せていた。
2024年04月29日 05:01
「ボクシング・WBO世界バンタム級タイトルマッチ」(5月6日、東京ドーム)
武居由樹(大橋)の挑戦を受ける王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)が28日、オーストラリアから羽田空港着の航空機で来日した。
今回の試合に備えて日本から3人のスパーリングパートナーを招いたといい、「キャリアでも最高のコンディション」と堂々と絶好調を宣言。「日本ボクシング史上最大のイベントで、自分のタイトルマッチがある以上のことはないと思った」と、試合のオファーを受けた理由を説明した。
来日は2回目。前回は大阪でたこ焼きやお好み焼きに舌鼓を打ったという。「試合前だから我慢です。日本食は全て大好きなので、試合が終わったらお祝いでおいしいものを食べたい」と祝勝会が待ち遠しそうだった。
2024年04月29日 05:00
大相撲の春巡業が28日、埼玉県深谷市で最終日を迎え、大関琴ノ若(佐渡ケ嶽)が5年間をともに歩んだしこ名との別れを惜しんだ。
2024年04月29日 05:00
話題満載だった女子プロレス「スターダム」27日の横浜大会で、最大のサプライズとなったのが闇の黒虎スターライト・キッドの大江戸隊追放だ。琉悪夏との大江戸隊コンビで4WAYゴッデス王座戦に挑んだが、自身の誤爆攻撃から敗北。リーダーの刀羅ナツコから三くだり半を突きつけられた。試合後は錯乱状態だった黒虎は今、突然の追放劇について何を思うのか。「コズミック・エンジェルズ(CA)」率いる中野たむとの今後は? 渦中の覆面戦士を直撃した。
――大江戸隊を追放された
キッド またこういう状況か…みたいな。前回(2021年6月)、STARSから離れた時は「敗者強制ユニット移籍マッチ」で負けての大江戸隊入りだったね。あの時は、心はSTARSなのに、SLK(キッド)は大江戸隊みたいな複雑な気持ちだった。今も感情が左右されてグチャグチャというのは変わりないけど、その時とはちょっと違う複雑な感情かな。
――追放されるまで、27日大会でも大江戸隊の一員として活動していた
キッド 第1試合で(フューチャー王者)吏南のセコンドに就いて、フキゲン(です★)のハイスピード選手権も就いて、(白川未奈と一騎打ちした)ナツコの試合では大江戸隊で連係してうまくいってた。(ゴッデス王座戦では)私の最後のボックス攻撃一発で勝敗を左右してしまった事実に変わりはないけど、今まで大江戸隊で何回もあったことだし…。
――結果的にあの誤爆で琉悪夏が敗れ、ベルト取りに失敗した
キッド 大江戸隊の人たちが今、私に対して何を思っているのか明確なものはわからない。その思っていたものが、追放につながってしまったのかな…。冷静になって考えると、琉悪夏がそれだけゴッデスを欲しかったのかなって思うところはある。けど、まだ複雑な気持ちだし、正直悲しい、悔しいという気持ちがあるから、すごく感情がグチャグチャですね。
――前兆はあったのか
キッド うーん。やっぱりナツコ、(渡辺)桃、琉悪夏に比べたら、私は凶器をメチャメチャ使うファイトスタイルでもないし。高橋奈七永とのシングル(2023年7月2日)を経て、やっぱり熱い試合を自分自身が求めているところがあったと思うから、ナツコが目指している大江戸隊の姿とは違った部分があったと思う。例えば「シンデレラ・トーナメント」の羽南との試合(3月17日)でも、琉悪夏には介入してもらわなかったんだよね。私が「正々堂々やる」と言って。それもあったのかな。そういうものの積み重ねなのかなあ。にしても急すぎて状況が追いつかない。
――違和感を感じていた部分は
キッド 大江戸隊に入って自分が変われたのは間違いないし、自分ができる範囲で協力してきたけど、ちょっと方向性の違いを最近になって感じ始めていた。けど、それも大江戸隊の中でのジャンルというか、ありかなと思っていたから。ちょっとわからないですね。明確な理由がわからないからこそ、余計に複雑。何が理由だったのか教えてほしい。
――刀羅から「長いこと客寄せパンダありがとう。もうお役御免」と辛らつな言葉があった
キッド 大江戸隊の目指す方向が変わったのかな。ナツコが「シンデレラ・トーナメント」で「一から出直したい」と言ってから暴れ出したのも何か理由があるのかな?って。でも、大江戸隊が目指す方向とかじゃなく、最初に強制移籍で来たとはいえ、そこから仲間になって積み重ねてきた思い出とかあるんで…。ちょっと急すぎて感情がついていけない。どうすればいいんだろう…。
――大江戸隊総出の制裁を受けているところに中野が救出にきた
キッド マスクを引き裂かれて、ダメージもあって何が起きているのか、わけわからなくなっていた。今まで(中野から)耳打ちされてきたのも、これにもつながる言動ではあったんですよ。だから、来てくれたのはうれしいという気持ちもあるし、たむちゃんありがとうという気持ちもあるけど「一緒に戦おう」と言われて、すぐに返答を出せる状況ではない。
――発表されたカードでは、29日福山大会からは中野率いるCAと共闘する
キッド 今のSLKはは無所属という形なんで、試合を進めていかないと何も始まらない。それに最近の中野たむの言動が読めないところもあって。今回の行動がコズエン(CA)みんなで話しての行動なのか、中野たむ一人の判断なのか。たむちゃんの私に対する気持ちも明確にしていければなって思う。それが私のヒントになるかもしれないので。
――CAとの合体は注目を集めている
キッド 2023年は黒虎にとっては思い通りにうまくいかなかった年で、これからだというときにこれなんで、これをいいきっかけに変えるしかないんですけど。とにかく感情が複雑なんで、頭を冷やして考えたいっていうのが今は一番かな。試合をしていくうちにやりたい方向が見つかるかもしれないしね。
2024年04月29日 05:00
ノアのジェイク・リー(35)が、新日本プロレス侵攻の真意を明かした。
今月に入りデビッド・フィンレー率いる「バレットクラブ・ウォー・ドッグス」と手を組み内藤哲也との抗争を開始。27日広島大会で新日マット初参戦を果たし、イリミネーションマッチで勝利を逃したものの、このままで終わるつもりは毛頭ない。「ALL TOGETHER」(5月6日、東京・日本武道館)ではフィンレー、ゲイブ・キッドとのトリオで内藤、鷹木信悟、辻陽太との対戦が決定したからだ。
取材に対しジェイクは「選手が価値を上げる上で、一番価値のある人間に戦いを仕掛けるのはごく当たり前のことだと思ってるので。日本を代表するレスラーだし、一番手っ取り早いじゃないですか。いろいろな団体を経て、私も年齢的に悠長なこと言ってられないんでね」と行動理由を説明。
内藤はIWGP世界ヘビー級王座(現王者はジョン・モクスリー)を失った直後だが、それでも最もオイシイ相手という認識は変わらない。「私の目から見てもそうだし、そう見てる人が多いんじゃないですか? 今まで何年間引っ張ってきたのか。彼も『残された時間が…』といった内容の発言をしてますし、熟しきった内藤哲也をいただくのがいいのかなと」と不敵な笑みを浮かべた。
ノアでは「グッド・ルッキング・ガイズ(GLG)」をリーダーとして率いており、その立場が変わることはない。ウォー・ドッグスとの共闘について「それは今後を見てもらえば分かること」と煙幕を張りつつ「個人の行動はチームの行動にもつながると思うので。現状で誰も反対しているわけではないですし」と今後の展開にも含みを持たせた。
新日本のリングは常に意識してきた場所だ。全日本プロレス所属時代の2022年4月には後楽園ホール還暦祭で棚橋弘至とタッグで対戦。フルタイムドローに終わると「新日本に上がって来いよ」と提案されていた。
「あの試合は私のキャリアにおいて、大きな転換点になった試合。やっぱり外にはこういう選手がいるんだと。だからこそいろんな選手と試合してみたいという気持ちがあれから強くなった。でも『来いよ』と言ってた人が社長になっても全然声がかからないのでね。よっぽど社長業が忙しいみたいだから、自分から行動を起こすことにしましたよ」
日本のプロレス界は10年以上に渡り内藤、棚橋、オカダ・カズチカがけん引してきた。そんな中で昨年末に棚橋は社長とレスラーの兼任になり、オカダは今年1月に退団し米AEWに主戦場を移した。ジェイクは「ここで内藤哲也をぶっ倒すのが、一番手っ取り早い。タイミングバッチリじゃないですか」と豪語。業界全体をひっくり返す時が来た。
2024年04月28日 22:44
全日本プロレス春の祭典「チャンピオン・カーニバル」は28日、名古屋国際会議場で公式戦6試合が行われ、Bブロックでは最年少3冠ヘビー級王者の安齊勇馬(24)がハートリー・ジャクソン(44)を下し、首位タイに浮上した。
試合前の時点で同ブロックは斉藤ジュンが勝ち点8の首位。ここまで3勝2敗で勝ち点6の安齊は一つも落とせない状況だ。気迫満点の表情でリングに立ったが、ゴングと同時にジャクソンのラリートをくらい先制を許すと、苦しい展開を強いられた。
続けざまにエプロン上でデスバレーボムを浴び、5分過ぎには強烈なセントーンをくらって大の字に。開始から7分は防戦一方となった。
2発目のデスバレー弾は間一髪回避し、ここからフロントスープレックス、ダブルアームスープレックス、フェースロックでたたみかけるが、決めきれない。それでも投げっ放しジャーマンから再びフェースロックで捕らえ、逆転勝利を収めた。
これで勝ち点を8とし、ジュンと並び首位に浮上。ただし残る公式戦は5月4日三条大会の鈴木秀樹戦だけで、ジュンは2試合、勝ち点6で追う鈴木も2試合を残している。
それでも安齊は「後がねえけど、まだ優勝決定戦が残っているんだ。ラスト、新潟か。鈴木秀樹、最後の最後にめちゃくちゃ面倒くさい人が残っているけど、必ず俺が勝って優勝します!」ときっぱり。最年少&デビュー最短優勝はあきらめていない。
2024年04月28日 22:05
「ボクシング・WBO世界バンタム級タイトルマッチ」(5月6日、東京ドーム)
武居由樹(大橋)の挑戦を受ける王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)が28日、羽田空港着の航空機で来日した。
2024年04月28日 20:50
全日本プロレス春の祭典「チャンピオン・カーニバル」Bブロック公式戦(28日、名古屋国際会議場)で、鈴木秀樹(44)が諏訪魔(47)との「バカバカコンビ対決」を制し、真のバカに認定された。
2人のシングルは2月20日後楽園大会の第1試合以来、2度目。諏訪魔が岩石落とし固めで勝利を収めている。
この日も開始からじっくりとしたレスリングの攻防を展開。普段は「バカバカ」言い合っている2人だが、テクニシャンの鈴木とレスリングをバックボーンに持つ諏訪魔のハイレベルな技術が交錯し、観衆をうならせた。
試合が激しく動いたのは10分過ぎだ。コブラツイストを逃れた諏訪魔が頭突きから、投げっ放しジャーマン、さらにはラリアートでたたみ掛けてきたが、万力スリーパーを逃れた鈴木は岩石落としから延髄斬りを発射。すかさず後頭部にエルボーを振り下ろし、卍固めで捕獲した。
諏訪魔も2分近く耐え抜いたが逃れることができず、最後はセコンドの田村男児がTシャツをリングに投げ入れ、レフェリーストップにより鈴木の勝利が告げられた。
鈴木はこれで3勝2敗の勝ち点6。同ブロックは勝ち点8の首位に3冠ヘビー級王者の安齊勇馬と斉藤ジュンが並ぶ。
試合後はノーサイドで2人はガッチリ握手。マイクを握った鈴木は「本来であればバカは1人なんで、負けたバカに締めてもらおうと思いましたが…、公式のアカウントに『バカ決定戦』と書いてありました。ということはですね、私、勝ってしまいました…」と自虐的に口にし、会場は大爆笑。
最後は「俺と諏訪魔はバカだ、オイ!」の掛け声で締めくくり、仲良くラーメン屋に向かった。
2024年04月28日 20:11
「ボクシング・女子6回戦」(28日、堺市産業振興センター)
大阪・浪速高時代に全国高校選抜優勝歴のある高倉日向(19)=ディアマンテ=がプロデビュー戦に臨み、スパットラー・ウンルアン(タイ)に1回1分54秒KO勝ち。豪快なKOデビューを飾った。
高倉はディアマンテジムの創設期に入会し、中学時代から全国王者となり、高校時代には21年に全国高校選抜女子フライ級で優勝するなどアマチュアで活躍。高校卒業後は将来を見据えて看護学校への受験を選び、競技を退いた。しかし入学が決まると、前WBO女子アジア・パシフィック・ミニマム級王者の吉川梨優那(ディアマンテ)のリング上での活躍に刺激を受け、闘志が再燃。学校との文武両道を掲げた上でプロ転向を決めた。
デビュー戦では開始早々、相手が左フックを打って出たタイミングで右を合わせてダウンを先取。これで勢いに乗ると、スピードあるコンビネーションを打ち込み、みぞおちに右ストレートを突き刺して2度目のダウンを奪う。スパットラーは苦もんの表情を浮かべたまま10カウントとなった。
高倉は「相手の左フックを警戒する中でパンチが当たって、これならいけると思った。まさかKO勝ちできるとは思わなかった」と声を弾ませた。「アマチュアと違ってプロはすごく気持ちがいい。癖になる面白さでした。(野上)奈々会長や(吉川)梨優那ちゃんのようにチャンピオンになりたい」と目標を掲げた。
ディアマンテジムの野上真司オーナーは「今日は120点満点。緊張感もあったと思うが、早々に右のカウンターを決めてダウンを奪えたことで波に乗れた。女子の試合でこのようなKOはなかなかお目にかかれない。最高のプロスタート。この調子で上を目指して頑張ってもらいたいです」と今後の躍進を期待した。
2024年04月28日 18:20
「RIZIN.46」(29日、有明アリーナ)
前日計量が28日、都内で行われ、出場する全20選手がパスした。
セミファイナルでは、バンタム級(61・0キロ)で、元RIZINフェザー級王者の牛久絢太郎と、2016年リオ五輪レスリング・グレコローマン銀メダリストの太田忍が対戦する。
太田は「試合後にグアム旅行決まってるので、いいシートで行きたいので、今エコノミーなので、社長、勝ったらボーナスでアップグレードしたいのでお願いします」と、榊原信行CEOに勝利者ボーナスをおねだり。日韓対抗戦での勝利者チームへのボーナスは約束した榊原氏だが、太田のおねだりは「勝手に言ってくれって。旅行のアップグレードするお金なんてね、それ言い出したらきりがない。聞かないフリしときます」と、アッサリ却下していた。
なお、太田は27日に都内で行われた個別の記者会見で「何個か技は用意しています。極めの体勢に入ったら極める自信があるのも何個かあるので、一本もあると思います」と、秘密兵器の存在を明言した。
牛久は階級を落としてくるが、パワーでも負けない自信があるとして「僕はもっと、レスリング時代にロシア系とかキューバ系とか化け物のフィジカルを感じてきているので、その辺に比べたら屁みたいなものだと思うので、何とも思わない」ときっぱり。
牛久が7カ月間、米国の名門ATTで練習していることについては「もともと強い選手で、最先端の技術も落とし込んでいるから相当強くなっていると思います」としつつも「僕も相当強くなっているので大丈夫です」と自信を見せ、「2連勝したらタイトルの挑戦権はある程度あると思っています。僕が牛久選手に勝って、井上直樹選手とやるってことも十分できると思うので、この試合にしっかり勝ってケンカ売りたいと思います」と、タイトル挑戦への青写真を描いていた。
2024年04月28日 18:04
「RIZIN.46」(29日、有明アリーナ)
メインイベントで鈴木千裕(24)のRIZNフェザー級王座に挑戦する金原正徳(41)は、27日に都内で行われた個別記者会見に、派手なブルーのスーツで出席した。
2024年04月28日 18:04
「RIZIN.46」(29日、有明アリーナ)
前日計量が28日、都内で行われ、出場する全20選手がパスした。
メインイベントのRIZINフェザー級タイトルマッチで対戦する王者の鈴木千裕(24)と挑戦者の金原正徳(41)は、計量に先だって調印式を行ったが、金原は司会がサインをうながすよりも早く署名してしまい、「書いちゃいました…」と照れ笑いした。
RIZIN史上最年長チャレンジャーの金原は「この日のために準備してきました。僕にしかできないことがあります。それはこのベルトを取って、いろんな人を勇気づけたいなと思っております。まずは明日、しっかり挑みたいなと思っております」と意気込み。
RIZIN史上最年少王者の鈴木は「勝たなければならない理由が僕にはたくさんあるので。明日は絶対にKOで勝って、新しい時代を俺が作るんで」と、世代交代の完遂を誓っていた。
なお、金原は27日に都内で行われた個別会見では、試合のポイントは鈴木の右のパンチだとして「あの右に対して自分が怖がらずにいけるか。ポイントはそこだと思います」と説明した。
試合展開については「僕が倒されるか僕が極めるか。判定はないと思います。決着はつくと思います。僕は1回チャンスがあれば極められると思います。自信があります。1回テイクダウンしてそこで全てをかけると思いますし、しのがれても作り直せばいい。何かをしないという選択肢は僕にはないですね。リングに上がってみないと分からないし、持ってるものを勝負して、それなりにいいところを瞬間瞬間でチョイスして勝負したい」と話していた。
2024年04月28日 17:18
「RIZIN.46」(29日、有明アリーナ)
前日計量が都内で行われ、出場する全20選手がパスした。
3対3日韓対抗戦では、中堅戦の神龍誠とイ・ジョンヒョンが一触即発。フェイスオフの際にイが両手で神龍の胸を突いて突き飛ばし、「神龍は本当に実力のある素晴らしい選手だと思っているが、明日は違う。僕に勝つことはできない。明日は僕が圧倒的に勝ってみせる。明日、泣かないように気をつけてくださいね」と挑発した。
神龍は「楽しいっすね。おいクソガキ!俺にケンカ売ったらお前、明日死ぬよ。ボコボコにすっからみとけ」と笑顔で返し、イの求めた握手を拒否。イは中指を立ててやり返した。
殺伐とした空気を和ませたのは大将戦で中島太一と対戦するキム・スーチョルで「中島選手、明日は地獄でお会いしましょう」と日本語であいさつ。さらに「私は下戸なんですが、他の2人はとてもよく酒を飲むので、彼らにぜひともおいしいお酒をおごってあげたい。勝ったチームにボーナスを出していただけませんか?」と榊原信行CEOにおねだり。
榊原氏は「勝ったら祝賀会もしたいと思うので、個人的に僕がボーナスを出します。このあと銀行に行って、お金を下ろしてきます」と、ポケットマネーで勝利チームにボーナスを出すことを約束していた。
2024年04月28日 14:36
日本プロレスリング連盟発足記念大会「ALL TOGETHER(AT)」(5月6日、日本武道館)の全対戦カードが28日に発表された。
新たに決定したのは内藤哲也&鷹木信悟&辻陽太とジェイク・リー&デビッド・フィンレー&ゲイブ・キッドの6人タッグマッチだ。ジェイクは23日新日本プロレス後楽園大会に電撃登場し、27日広島大会に初参戦。同戦後にフィンレーがATでの同カードを提案していた。それにしても能登半島復興支援チャリティ大会のカードを決めるにあたってフィンレーの提案がそっくりそのまま通るとは、日本プロレスリング連盟は何か弱みでも握られているのか…?
ともあれこれでATは全8試合が出揃った。内藤とジェイクの6人タッグ戦はセミで行われる。メインは海野翔太&清宮海斗&上野勇希と上村優也&竹下幸之介&シュン・スカイウォーカーという、各団体の未来を担う新世代同士による6人タッグ戦に決定。棚橋弘至&丸藤正道&高木三四郎とEVIL&成田蓮&高橋裕二郎による異色6人タッグ戦は第1試合で行われる。