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2024年04月29日 11:46
政府は2024年春の叙勲受章として、29日付で元プロレスラーのタイガー・ジェット・シン氏(本名ジャグジット・シン・ハンス=80)に、「旭日双光章」を贈ったと発表した。これを受け、シンさん最大のライバルだった燃える闘魂故アントニオ猪木さん(享年79)のマネジメント事務所「猪木元気工場(IGF)」が、お祝いメッセージを送った。 シン氏は1973年に新日本プロレスに初参戦してから、ターバンとサーベルを片手に悪党レスラーとして活躍。猪木さんとは大抗争を繰り広げ、同年11月の新宿伊勢丹前襲撃事件、74年6月の腕折りマッチ、79年8月の「プロレス夢のオールスター戦」ではアブドーラ・ザ・ブッチャーとタッグを組み、ジャイアント馬場、猪木の「BI砲」とドリームマッチなど、日本マット界に数々の伝説を築き上げた。 22年10月に死去した猪木さんは「旭日中綬章(ちゅうじゅしょう)」を受章している。IGFによると、現在カナダ在住のシン氏に「おめでとうございます。シンさんとともにいただけて良かったですね」などと祝福メッセージを送ったという。さらには、オヤジギャグが大好きだった猪木さんが生前口にした「以心伝心ジェットシン」も、メッセージに添えたとか。 IGFは公式X(旧ツイッター)でも「アントニオ猪木のライバルで、多くの激闘、名勝負を繰り広げた、タイガー・ジェット・シン氏の受章 誠におめでとうございます。猪木も『以心伝心ジェットシン』と受章を喜んでいると思います」とポストしている。 シン氏は引退後も旧IGFの東日本大震災チャリティーイベント(11年8月)に参加するなど、猪木さんと交流があった。昨年3月の「アントニオ猪木お別れの会」には、猪木さん追悼のビデオメッセージを寄せていた。
2024年05月15日 22:30
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」Aブロック公式戦(15日、新潟・リージョンプラザ上越)で、初優勝を狙うエル・デスペラードが苦しみながらもBUSHIを下し、白星を先行させた。
試合はお互いが左ヒザへの一点集中攻撃を続ける消耗戦となった。5分過ぎにトペ・スイシーダを真正面からくらったデスペラードは、ここから苦しい展開を強いられた。リングにヒザから叩きつけられ、非情なヒザへの攻撃が続く。
負けじとBUSHIへの左ヒザに集中砲火を浴びせ、ストレッチマフラーホールドで捕獲。だがこれをロープに逃げられ、その後はフィッシャーマンズスクリューから足関節技ファブルを決められ、あと一歩まで追い込まれた。
両雄とも踏ん張りがきかない状態になりながらも、デスペラードの目は死んでいなかった。12分過ぎ、MXを狙うBUSHIの足をキャッチし、ここから一気にヌメロ・ドスへ。逆転のギブアップ勝利を収めた。
これで2勝1敗の勝ち点4。マイクを握ったデスペラードは「お前も足殺しってものを武器にしているかもしれないが、こちとら足殺しだけでこのタイトルを何回取れるか、そういうことをやってんだ。昨日今日に始まった足殺しとは思わんが、まだ俺のほうが手数は多かったな」と勝ち誇った。
この日の結果を受け、同ブロックは3戦全勝のティタンとブレイク・クリスチャンが勝ち点6で首位に立ち、デスペラード、ケビン・ナイト、クラーク・コナーズが勝ち点4で続く。
「今年は優勝する、今年は優勝するって何回言ったと思う? もう何回も言ってるから俺、うそをつきたくねえんだ…」と口にし、ひと呼吸置いたデスペラードは「今年は優勝するよ!」ときっぱり。2020年、22年大会で優勝決定戦に駒を進めながら、高橋ヒロムに苦杯をなめたBOSJで、今年こそファンへの約束を果たす。
2024年05月15日 18:52
「ボクシング・日本バンタム級タイトルマッチ、日本スーパーフライ級タイトルマッチ」(7月18日、後楽園ホール)
カード発表記者会見が15日、都内で行われ、大橋秀行・大橋ジム会長、瀬端幸男・DANGANジム会長と、出場する6選手が出席した。
四大世界戦を擁して6日に行われた、ボクシングでは34年ぶりの東京ドーム興行を成功させた大橋氏は「ドームが終わったばかりでちょっと今、抜け殻状態」と笑わせつつ、「これをきっかけに、ボクシングの素晴らしさを見せてもらって、皆でまたドームができるような選手になってもらいたい。来年も(ドーム興行が)できれば、この選手の中から出てもらいたい。十分可能性はあると思います」と、来年の東京ドーム興行開催の可能性に言及しつつ、選手に猛ゲキを飛ばした。
この日、発表された主なカードは次の通り。
・日本スーパーフライ級タイトルマッチ 王者・高山涼深(ワタナベ)−15位・青山功(セレス)
・日本バンタム級タイトルマッチ 王者・富施郁哉(ワタナベ)−1位・増田陸(帝拳)
・日本ユース・バンタム級王座決定戦 平井乃智(石田)−金城隼平(REBOOT)
・アジア最強ライト級トーナメント2回戦 今永虎雅(大橋)−マービン・エスキエルド(フィリピン)
富施と増田は昨年5月20日に対戦しており、増田が7回TKO勝ちしている。富施は「めちゃくちゃ強いのは分かっている。しっかりいい準備をしてリベンジできるように頑張ります」と宣言し、「今、秘密の特訓をしているので。パンチをもらわないように、自分のパンチが当たるように、いろいろ工夫しながらやっています」と明かした。
増田は昨年8月30日、堤聖也(角海老宝石)に判定負けして日本バンタム級タイトル奪取に失敗しており、「前回は戦術をそこまで用意できず、持っているポテンシャルで左が当たって結果的にKOできた。今回はいろいろこっちも準備できるので、しっかりサウスポー対策して、秘密の特訓に負けないように必死に練習します。自分もバンタム級タイトルマッチに去年、敗れている。リベンジの気持ちで臨みたい」と意気込んでいた。
2024年05月15日 18:14
「ボクシング・東日本新人王ライト級予選4回戦」(16日、後楽園ホール)
前日計量が15日、都内で行われ、元Jリーガー(J3相模原)で、4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(31)=大橋=とは幼稚園からの幼なじみの山口聖矢(30)=大橋=は60・9キロ、鈴木将斗(21)=本多=は61・0キロで、ともにパスした。
山口は「ジャブとワンツーを徹底的にやってきたので、明日はそこを見ていただければ。ジャブとワンツーが当たれば倒れるんじゃないかと思うので、そこは重点的にやってきた」と説明。練習をともにしてきた尚弥からもジャブとワンツーは「ずっと言われている」といい、「そこを極めればおのずと結果はついてくる。ある程度上までは行ける」と説かれていると明かした。
尚弥がルイス・ネリ(メキシコ)を逆転KOした6日の東京ドーム興行ではともに入場した。「一番身近な存在に刺激をもらったし、興奮しましたよ。あそこ(初ダウン)からのリカバリーがすごい。前からダウンしてからのリカバリーをどうするかは聞いていたけど、それを初ダウンで、あの大舞台でできるなんてすごい」と、得るものは大きかった様子。「ボクシングを始めてから目標にしてきている」新人王に向け、「トレーナーや井上家に恩返しできたら」と決意を新たにしていた。
2024年05月15日 18:08
「ボクシング・WBOアジアパシフィックウエルター級タイトルマッチ&東洋太平洋ウエルター級王座決定戦」(16日、後楽園ホール)
前日計量が15日、都内で行われ、WBOアジアパシフィック王者で東洋太平洋1位の佐々木尽(22)=八王子中屋=は66・4キロ、WBOアジアパシフィック1位、東洋太平洋2位のジョー・ノイナイ(28)=フィリピン=は66・1キロで、ともにパスした。
2024年05月15日 17:46
ゼロワン真夏の祭典「火祭り」が、異例ずくめの開催を迎える。
24回目を迎える今大会は、18日の栃木県庁前広場大会で開幕。2AWとガンバレ☆プロレス主催興行を含む15大会で公式戦が行われ、7月28日の東京・後楽園ホール大会で決勝戦が行われる。例年は7月に開催されていたが、2か月を超える長丁場は初となる。
同団体は「ダイコーゼロワン」によるベテラン勢を中心とした「リアルゼロワン」と、若手勢の「栃木プロレス」に二極化。双方が「ゼロワン」として興行を開催する自体となり、ファンの間でも混乱が広がっていた。これに伴い一時は火祭りのリーグ戦が組めず、開催危機に陥っていた。
だが、若手選手たちから強い要望があり、これを受けた栃木プロの臼井伸太郎代表が全面協力する形で開催にこぎつけた。臼井代表は「歴史ある火祭りですが、新しい力で新しいゼロワン、そして火祭りをつくりたい。まったく違う火祭りになると思います」と語った。頚髄損傷でリハビリ中の炎の戦士大谷晋二郎とも話し、「歴史を残し、新しい歴史をつくろう」という思いで一致しているという。
出場メンバーも大幅に入れ替わった。出場12選手中、火祭り参戦経験があるのは前年度覇者の松永準也をはじめ、佐藤嗣崇、永尾颯樹、阿部史典、クリス・ヴァイス、宮本裕向だけ。半数は初出場となる。
15日に都内で行われた全体会見には8選手が参加。松永は「開催が危ぶまれていましたが、無事に開催できることになって良かったです。なぜなら2連覇するからです。夢の扉を開きたいと思います」と決意表明。大谷も田中将斗もいない伝統のリーグ戦がいよいよ幕を開ける。
なお、ブロック分けは以下の通り。
【Aブロック】松永、佐藤、永尾、阿部、今成夢人、エンデル・カラ
【Bブロック】クリス、宮本、土肥こうじ、花見達也、武蔵龍也、ブレイザー丹内
2ブロックで総当たりのリーグ戦を行い、勝ち点トップ同士が7月28日後楽園大会で決勝戦を行う。
2024年05月15日 16:46
全日本プロレスの諏訪魔(46)が、公益財団法人「神奈川県福利協会」における公式アンバサダー「暴走福祉大使」に任命された。
同協会は県内の民間社会福祉事業を推進するたため1955年に設立された財団で、民間社会福祉事業者とともに、退職金制度等の維持運営を行っている。
諏訪魔は2016年から同協会の活動に協力しており、これまで保育園や老人ホームを表敬訪問したり、プロレスの試合に招待してきた。その活動が認められた形だ。
15日に神奈川・綾瀬市内で委嘱式が行われ、同協会の鶴飼一晴理事長から委嘱状を授与された。諏訪魔は「これからもプロレスの力で協会の方々に力を与えていきたいなと。体力づくりの方法とかレスリングを教えてあげたいね。あとはベルトを持って、いろいろなところを表敬訪問したい。今は(全日本プロレスTV認定)6人タッグベルトだけしか持っていないので、3冠(ヘビー級)のベルトを見せてあげたいなと思います」と語り、団体最高峰王座取りを目指すことを誓った。
2024年05月15日 12:22
朝倉未来が社長を務める1分間最強を決める格闘技イベント「BreakingDown(ブレイキングダウン)」(6月2日、アリーナ立川立飛)のオーディションが行われ、元アウトサイダーで年商30億円の実業家でもある萩原裕介と、5階級制覇の伝説のキックボクサー、“喧嘩師”我龍真吾がスパーリングで対戦することが決まった。
我龍が可愛がっている“足ポキニキ”が前回のオーディションで元アウトサイダーの樋口武大に負傷させられたことが発端。怒りの我龍に対して、樋口の先輩である萩原が間に入り、いざこざとなっていた。
萩原は我龍に詰め寄り「お前さ、プロでやってるのに何を脅してるんだよ。恥ずかしくねーのか。リングでやろうよ。ぶつぶつぶつぶつYouTubeで言ってねえでよ」と対戦を要求。「ああいいよ。でも試合はしねえよ。俺はプロだからファイトマネーもらわねーとやらねーんだよ。お前、金持ってんだろ。じゃあ、お前、1億払えよ」と話す我龍を、萩原は一笑に付し「もうこいつ帰らせていいですか。やらねぇんなら帰れよ。お前、子供じゃねぇんだからよ。日本でどこに1億円で1分の試合やるやつがいるんだよ」と怒気を込めて言い放つと、我龍は「ここにいるよ」とキッパリ。萩原は「話になんないっす!帰れ!」と、呆れて立ち去った。
瓜田が「我龍くん、ここでこうなった以上は受けた方がいいですよ」と仲裁し、本番での対戦が決まった。
オーディション後の別撮りVTRでは我龍は「BDっていうのは1分間のどつきあい。俺も我龍タイムっていう1分ノーガードでどつきあおうぜっていうのを持っているので」と、自信をみせた。
2024年05月15日 11:20
全日本プロレスは6月10日に能登半島地震の被災者支援として石川・七尾市田鶴浜体育館で入場無料の「能登チャリティー大会〜ALL JAPAN FOR ONE〜」を開催する。
2024年05月15日 11:10
全日本プロレスは13日、東京・湯島の事務所で29日の後楽園ホール大会で三冠ヘビー級王者の安齊勇馬がチャンピオンカーニバル(CC)を優勝した宮原健斗と初防衛戦を行うことを発表した。
5・12横浜BUNTAIで斉藤ジュンを倒しCCを5年ぶり2度目の制覇を達成した宮原は、試合後のリング上で安齊へ挑戦を表明していた。
会見でCC優勝をファンに感謝した上でチャンピオンとしての3つの条件を明かした。1つ目が「プロレスラーらしい体格であること」2つ目が「ルックスがいいこと」。最後が「チャンピオンベルトが似合うこと」と披露。この持論を受け「ただし、俺から見て安齊勇馬は、どうやら三冠ベルトはまだ似合ってないね」と断じ、その理由を「この全日本プロレスには、世界で一番、チャンピオンベルトが似合う男がもういちゃっているからだ」と説き、自画自賛負した。
続けて王者へ「格の違い」を突きつけ「三冠ベルトを巻くのはまだ、お前には早いんじゃないか?」と突きつけ「このベルトが重荷になっているんじゃないかなぁ。5月29日で楽になるから安心しなさい」とベルト奪還を宣言した。
迎え撃つ安齊は、CC優勝の宮原をたたえた上で「尊敬はしていますが目標、あこがれは一切ありません」と断じ「宮原選手を超えたい勝ちたいと思っています」と迎撃に意欲。さらに宮原が掲げた三か条のチャンピオンに必要な条件に触れ「プロレスラーらしい体型。ルックスがいい…これは圧勝ですね」と胸を張り「ベルトが似合うかどうか?宮原選手が世界一ベルトが似合う男だったら俺が宮原選手に変わってベルトが似合う男になろうと思っています」と防衛を確約した。
王者としての重圧を「プレッシャーは期待されれば面白い」と言い切り、ファンに「僕のチャンピオンロードを見せていきたい」と5・29後楽園の先を見据えていた。さらに宮原を「邪魔なオールド世代」と切り捨て「力付くで倒して僕を見せつけます」と王道マットにさらなる「新時代」到来を予告した。
宮原は「オールド世代」とくくられたことに「俺はオールドなの?俺ってまだ35歳だよね。全然オールドじゃないよね。何でオールド世代に入れられるか。わかりますか?」と問いかけ「俺はここ数年、すごすぎる試合をして、世間にすごすぎる存在だと伝わり過ぎていて、このベルトを巻いている姿をみなさんが認識しすぎてオールド世代になっていると思うんだよね。まだやりたいこといっぱいあるし、そこらへんのオールド世代と一緒にするんじゃねぇ」と時代のトップである誇りを訴えた。
この自負に王者は「オールドかどうかを気にしていることがオールドだと思います」と不敵に微笑んでいた。また会見が行われた5月13日は、2000年に急逝した全日本プロレスの偉大な先駆者で初代三冠王者のジャンボ鶴田さん(享年49)の命日。中大レスリング部の大先輩である鶴田さんに安齊は「過去のプロレスラーで『誰が一番強かったか?』という話をしたとして必ずジャンボ鶴田さんの名前が出てくると思うんです」と明かし「鶴田さんは大学の先輩として尊敬もしていますし、なおかつ僕もあのように(なりたい)、そして超えていきたいなという気持ちです」と誓った。
2024年05月15日 09:35
新日本プロレスは15日までに6月9日の大阪城ホール大会でIWGP世界ヘビー級王者ジョン・モクスリーがEVILと4度目の防衛戦を行うことを発表した。
モクスリーは11日(日本時間12日)の米カリフォルニア州オンタリオ大会で海野翔太を破りV3に成功した。しかし、試合後にEVILと成田蓮が乱入。EVILは英語で「オレこそがリアルチャンピオンだ! 次の挑戦者はモクスリー、オマエだ!」と突きつけると、世界ヘビーのベルトをスプレーで黒く染め上げられた。
この蛮行にモクスリーは「大きな後悔をする」と激怒。両者の遺恨を受けベルトをかけた一騎打ちが決定した。
◆6・9大阪城決定済み対戦カード
▼IWGPタッグ&STRONG無差別級タッグ選手権試合 60分1本勝負
4WAYトルネードイリミネーションマッチ
STRONG無差別級タッグ王者組・エル・ファンタズモ、ヒクレオ vs IWGPタッグ王者組・チェーズ・オーエンズ、KENTA vs 挑戦者組・YOSHIーHASHI、後藤洋央紀 vs 挑戦者組・シェイン・ヘイスト、マイキー・ニコルス
※4チームが同時にノータッチルールで試合を行い、パートナーが敗れたチームは退場。最後まで残ったチームが勝者となる。
▼NJPW WORLD認定TV選手権試合 15分1本勝負
王者・ジェフ・コブ vs 挑戦者・石井智宏
▼『KOPW 2024』争奪戦
『KOPW 2024』保持者・上村優也 vs 挑戦者・グレートーOーカーン
▼NEVER無差別級選手権試合 60分1本勝負
王者・鷹木信悟 vs 挑戦者・HENARE
▼IWGP世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
王者・ジョン・モクスリー vs 挑戦者・“キング・オブ・ダークネス”EVIL
▼『BEST OF THE SUPER Jr.31』決勝戦 時間無制限1本勝負
「Aブロック1位 vs Bブロック2位の勝者」 vs 「Bブロック1位 vs Aブロック2位の勝者」
2024年05月15日 07:59
全日本プロレスは13日、東京・湯島の事務所で29日のNWA世界ヘビー級王者のEC3(イーシースリー)に本田竜輝が挑戦することを発表した。
全日本に初参戦する王者は1983年3月18日生まれの41歳。身長188センチ、体重112キロの体格を誇り今年でデビュー22年目と百戦錬磨の強者だ。
「NWA」は、昭和時代に世界最大のプロレス団体としてファンに認知され、王者は「世界最強」と呼ばれていた。会見では、EC3のメッセージが紹介。「全日本プロレスに初めて参戦できることを誇りに思う。俺は日本のファンをリスペクトしている」などと言葉を送った。挑戦する本田は「彼は世界的に有名なレスラーだけど、全日本プロレスを代表して俺が挑戦します」とベルト奪取を宣言した。
さらに「今、全日本の新時代のメンバーが全員ベルトを持っているし、俺はそこにも負けていられない」と闘志を表した。王座を奪取すれば海外での防衛戦計画を披露し「俺がNWAのベルトを取ることは、三冠のベルトに負けないぐらい価値がある」と三冠ヘビー級王者でタッグパートナーの安齊勇馬への対抗心をむき出しにしていた。
2024年05月15日 07:34
全日本プロレスは13日、東京・湯島の事務所で29日の後楽園ホール大会で世界タッグ王者「斉藤ブラザーズ」の斉藤ジュン、レイがパロウ、オディソンの「THE END」と初防衛戦を行うことを発表した。
2024年05月15日 06:00
WWE悪のユニット「ダメージCTRL」が、女子世界王者のザ・マンベッキー・リンチと元NXT女子王者ライラ・ヴァルキュリアの同郷コンビに牙をむいている。
イヨ・スカイ、アスカ、カイリ・セイン、ダコタ・カイの悪のユニットは「WWEドラフト」でスマックダウンからロウに移籍。アスカが負傷欠場となる中、先週のロウではロウ最高峰王者ベッキーを襲撃して、ロウの女子戦線制圧に動き出していた。
13日(日本時間14日)のロウ(サウスカロライナ州グリーンビル)では、ダコタがベッキーと一騎打ち。イヨとカイリはセコンドに就いたが、カイリは観衆から奪いとったのか「KING KOTA」のメッセージボードをダコタとベッキーに見せつけた。
ゴングが鳴ると「ベッキー!」チャントの中で、カリスマ女王が猛攻。介入に入ったイヨは、顔面キックを浴びて吹っ飛んだ。すかさずカイリは反対側のエプロンに立って、ベッキーをけん制。これでダコタが逆転に成功した。ペースを握って攻め込み、コーナーのベッキーに顔面キックを放つも、雪崩式ブレーンバスターで叩きつけられ、ベッキー必殺のディスアーマー(変型腕固め)で捕獲された。
ここでイヨとカイリがリングに乱入。ベッキーを突き飛ばし、ボコボコと蹴りまくった。試合はもちろんダコタの反則負けとなったが、イヨ&カイリは意に介さず、攻撃の手を緩めない。そこにベッキーと同郷アイルランドの妹分、ライラが救出に登場した。
4月の「WWEドラフト」でNXTからロウに昇格した新星は、この日の「クイーン・オブ・ザ・リング」女子トーナメント準々決勝でゾーイ・スタークを撃破。次回ロウの準決勝ではイヨと注目の激突となったが、ダコタとカイリに延髄斬りを見舞ってイヨと対峙した。
思わぬ前哨戦にイヨは「オラッ! やってやるよ! オメーは私のエジキだ!」と日本語で叫んで挑発。ライラが汚い言葉の意味を理解したかは不明だが、イヨの突進をかわしたところでベッキーがカウンターのラリアートを打ち込み、悪のユニットを退散させた。
さらに次回PLE「キング&クイーン・オブ・ザ・リング」(25日=日本時間26日、サウジアラビア・ジッダ)で女子世界王座に挑戦するリブ・モーガンも王者ベッキーを襲い、ロウの女子戦線は混沌の気配。ダメージCTRL対ベッキー&ライラの同郷コンビの構図も浮上してきた。
バックステージのインタビューでダコタから「わかってる? ここにいるイヨが『クイーン・オブ・ザ・リング』になるのよ」と紹介されたイヨは、日本語で「そうだ、あのライラ、あの小娘、ぶっ潰してやるよ!」とすごんだ。続けて英語で「私がクイーンになる! ダメージCTRLがすべてを奪うんだ!」とズバリ。カイリは隣で軽やかに手招きして、女子戦線制圧を高らかに宣言していた。
この日のロウは「ABEMA」にて放送された。
2024年05月15日 06:00
これは本物だ! 女子プロレス新団体「マリーゴールド」に初来日する大怪獣ボジラが14日、猛デモを敢行した。
後楽園ホールで20日に行われる旗揚げ戦では、元WWEのSareeeと組み、ジュリア&林下詩美の団体ツートップとメインで対戦する。スターダムの元ワールド王者アルファ・フィーメルが送り込んだ刺客は、2003年8月31日生まれの20歳で、ドイツ出身。181センチ、91キロの体格を誇り、22年3月にドイツマットでデビューしている。入場時に火を噴くことで知られているという。
この日、かつて米ECWで活躍した父のウルフ・ヘルマン氏とドイツから来日した大怪獣は、さっそくマリーゴールド勢が練習する都内の道場を襲来。「ジュリア〜、ウタミ〜」と獣のようなうなり声を上げながら、道場内を徘徊した。
だが、あいにく2人は不在。すると突然、今にも泣き出しそうな練習生3人をまとめて担ぎ上げ「ウオー!」と雄叫びを上げた。さらに停車していた高級外車にロープをかけると、渾身の力で引っ張り出す。パーキングブレーキがかかっているにもかかわらず、重さ1・5トンの車は徐々に動き出したから驚きだ。
かつて大型バスを鎖で引っ張った密林王グレート・アントニオをほうふつとさせるパフォーマンスの前には、またたく間に人だかりができた。ひとしきり暴れた大怪獣は「ジュリアとウタミをぶっ飛ばす!」と言い残し、姿を消した。
報告を受けて道場に急行したロッシー小川代表は状況を把握し「とんでもない選手ですね。ジュリアと詩美がぶざまな姿を見せなければいいのですが」と不安そうな表情。詩美も「私でも、さすがに車を引っ張るのは無理。ボジラってそんなにすごいのか…」とおびえていた。旗揚げ戦の主役を奪いそうな予感だ。
2024年05月15日 06:00
女子プロレス「スターダム」の上谷沙弥(27)が、注目の「クイーンズ・クエスト(QQ)」新メンバーについて明かした。
3月いっぱいでQQをけん引してきた林下詩美が退団。リーダー不在により責任感が芽生えた上谷は、先月27日の横浜大会でハイスピード王座初戴冠を果たした。これでユニットに勢いをつけると、3日の山口大会でユニットのメンバー増員を提案。2016年に紫雷イオ(現WWEのイヨ・スカイ)が立ち上げたQQに翌年に加入した古株メンバーのAZMも同意した。
上谷は「ユニットとしてこれからどうしていくかをみんなで話し合った時に、今のQQは良くも悪くも仲が良すぎて、慣れ合いになってしまっているところがある」と現状を分析。その上で「イヨさんが立ち上げた時のQQのコンセプトは『強さを求める』。根本の部分を見直そうと思って、個人個人が野心を持って戦うユニットになりたい。そのために強い戦力が必要だと思ったから提案をしました」と増員を訴えた経緯を説明した。
気になる新メンバー候補について、AZMは外国人選手も視野に入れていると明かしている。上谷には既に意中の選手がいる様子で「まだAZMさんと話し合っているところですが、QQと深く関わりのある人を1人考えています」と真剣な表情を浮かべた。
その前に王者としてやるべきことがある。18日の横浜武道館大会では19年デビューの同期・飯田沙耶の挑戦を受ける。同王座戴冠時には、姉貴分の詩美をほうふつとさせる真っ赤なコスチュームを着用し、これまでのイメージを一新。新たな決意を込めたと明かす王者は「詩美さんの思いを背負うっていうのと、赤いベルト(ワールド王座)をまだ諦めてないっていう意味を込めて赤に。そして一番は、QQの先頭に立って私が引っ張っていくっていう思いを表しました。そのためにもこのベルトをまだまだ防衛していきます」。
老舗ユニットを団体の頂点へと導く。