2024年04月29日 05:00
大相撲の春巡業が28日、埼玉県深谷市で最終日を迎え、大関琴ノ若(佐渡ケ嶽)が5年間をともに歩んだしこ名との別れを惜しんだ。夏場所(5月12日初日、両国国技館)の番付発表がある30日に、横綱だった祖父のしこ名である琴桜に正式に改名。この日が琴ノ若としては最後の稽古で、ファンに雄姿を見せる“最終日”とあって「この名前で上がって来たからね。(寂しさが)ないとは言えない」と胸の内を明かした。さらには「いつか『若』の字が復活します。いずれね」とニヤリ。将来的にしこ名の下の名前に『若』の文字を使用する構想もほのめかし、愛着をにじませた。 この日は大関豊昇龍(立浪)との三番稽古で締めて、11番とって7勝4敗。春巡業を振り返り「まあ、やれる範囲ではやってきたつもり」と自らに及第点をつけた。
2024年05月14日 07:00
【取材の裏側 現場ノート】「年末からのことがウソのようですよね。僕が黙っているということは、イコール今の全日本プロレスは平和だということです」
先日、青柳優馬との会話の中でこんな言葉が出た。確かに1月から全日本の記事に並んだ「乗っ取り」「黒幕」「洗脳」「退団」というスキャンダラスな見出しは一切消え、史上最年少3冠ヘビー級王者・安齊勇馬の誕生や宮原健斗の優勝で幕を閉じた春の祭典「チャンピオン・カーニバル」を報じる通常モードに切り替わった。
原因は、3月30日大田区大会での3冠王座陥落を機に王道マットを撤退した中嶋勝彦だ。昨年11月に3冠王座を奪取すると、謎の「闘魂スタイル」を掲げ団体をかき回した。時を同じくして福田剛紀社長が迷走モード。元日にはバカ殿様の格好で動画に出演したことが大きな波紋を呼び、同社長に見切りをつけた石川修司らが団体を去った。
しかも諏訪魔専務の告発により、中嶋を裏でコントロールし、福田社長の個人アドバイザーを務める黒幕が存在することが明らかとなり、選手、スタッフらは猛反発。特に優馬は急先鋒として批判を繰り返してきた。
まるで昭和のプロレス界をほうふつとさせる一連の出来事を経て、王道マットはどうなったのか。優馬が「会社にも選手にも大打撃だったと思いますが、今は内部もそうですし、選手、ファンも含めて一体感が生まれたように感じます」と認めるように、団体が一つになったのは事実だ。
一方で、優馬は「ないとは思いますが…」としつつ「これを見越してのあの行動だったとしたら、社長は天才ですよ。もう僕は二度と逆らえません」とも。すべて福田社長が団体をまとめるために描いたものだとしたら、結果的には大成功だったということになるが…。
ただし、諏訪魔と優馬は平和な全日本マットにどこか退屈してそう。「劇薬は賞味期限が短いので、また次の劇薬が現れるでしょう。なので今は平和な時間を満喫しています」と諏訪魔が言うように、中嶋に代わる劇薬は誕生するのか。
(プロレス担当・小坂健一郎)
2024年05月14日 06:00
全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・安齊勇馬(24)が、春の祭典「チャンピオン・カーニバル(CC)」覇者の宮原健斗(35)を迎えるV1戦(29日、後楽園ホール)に向けて闘志をみなぎらせた。
12日のCC優勝決定戦(横浜)で斉藤ジュンを下し、5年ぶり2度目の優勝を果たした宮原から挑戦表明を受けて決まった一戦。安齊は「一挙手一投足に無駄があるようでない。学ぶものがあるし、尊敬できると思う」と警戒しつつも「防衛できても、完全に超えたとなるわけではないと思います。ただ、そういうのを抜きにして、今のエースの宮原健斗に勝ちたいんです」と続けた。
今の王者には、CCを通じて得た自信がある。「『史上最弱の3冠王者』とまで言われて、それを払拭したいというのがありました。対戦相手だけじゃなくて、僕を認めていないファンとの戦いでもあったんです」と過酷なリーグ戦を振り返る。3月に中嶋勝彦を大逆転で破って史上最年少での戴冠を果たしたが、あっけない幕切れから賛否を呼んだからだ。
結果は4勝3敗でブロック敗退となったが「自分の中では100点です。やれるだけのことはやったし、後悔がないので」と胸を張る。連日メインを任されたことで成長を実感。常にセミより前の公式戦に、試合内容で負けないことを意識していたという。
象徴となったのが4月21日幕張大会だ。宮原vs青柳優馬という団体屈指の好カードをセミに追いやり、メインでパートナーの本田竜輝と戦った。敗れはしたが「内容としては2人で、セミといい戦いができた。って言うと何か青春みたいですけど、メインのプレッシャーをはね返せた。そういう自信が持てました」。エースを相手に進化を証明する。
2024年05月14日 05:00
「大相撲夏場所・2日目」(13日、両国国技館)
横綱照ノ富士(32)=伊勢ケ浜=が2日目の13日から休場した。日本相撲協会に「左肋軟骨(ろくなんこつ)損傷、右変形性膝関節症にて、3週間の安静加療を要する見込み」との診断書を提出した。休場は2場所連続通算21度目で、横綱在位17場所で10度目。
2日の横綱審議委員会の稽古総見で左脇腹を負傷。初日は新小結大の里に敗れていた。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「膝(の古傷)と、脇の肉離れのような感じ。痛すぎて力が出ない状態で、せきをしただけで痛い」と説明。「やるからには万全の状態でやらないと」と、名古屋場所(7月14日初日、ドルフィンズアリーナ)での復帰を目指す方針を示した。
大関貴景勝(27)=常盤山=も休場した。相撲協会に「頸椎椎間板ヘルニアで3週間程度の安静加療を要する見込み」との診断書を提出。初日は平戸海に敗れていた。師匠の常盤山親方(元小結隆三杉)によると、慢性的な痛みを抱える首の状態が悪化。再出場については「しません」と否定した。休場は3場所連続13度目で、このまま全休すれば、名古屋場所は9度目のかど番となる。
2024年05月14日 05:00
「大相撲夏場所・2日目」(13日、両国国技館)
琴ノ若改め大関琴桜が熱海富士を肩すかしで退け、初白星を挙げた。
2024年05月14日 05:00
ボクシングのWBC世界バンタム級王者、中谷潤人(26)=M・T=が13日、神奈川県内で合宿入りした。
走り込み合宿だが、初日は雨でジムワークに変更。30秒ずつ相手が交代するスパーリングを初めて行い「休む暇ももらえないんで、その分辛い。しんどい」と苦笑しつつ「すごくいい経験になった。(今後も)やりたい」と継続採用する考えを示した。合宿は16日までで「安定感とか、芯、軸となる部分を、たくさん体を動かして作っていきたい」と意気込んでいた。
2024年05月14日 05:00
重大発言だ。女子プロレス「スターダム」の闇の黒虎スターライト・キッドが、代名詞とも言える虎のマスクを脱ぐ可能性があることを明かした。
4月27日横浜大会で極悪軍団「大江戸隊」を追放されてから、中ぶらりんな状態が続いている。無所属となったキッドに真っ先に救いの手を差し伸べたのが「コズミック・エンジェルズ(CA)」率いる中野たむで、これまで4大会でCAとの共闘が実現した。
一方、かつてキッドが所属した「STARS」の岩谷麻優も「いつでも戻ってきていいよ」とラブコールを送り、11日の千葉大会でチームを結成。実力と抜群の人気を誇ることから黒虎争奪戦が起こっている。
当の本人はいまだ新たな所属先を決めかねているが、「自分でユニットを選ぶとか、道を選ぶことをしたことがなかったので、こういう機会が新鮮。(6日の『ALL TOGETHER』で)なつぽいとも初タッグが組めて楽しかったし」。しばらくは無所属として活動することを決め、今後は別のユニットと組むことも増えそうだ。
ただし、移籍先候補は団体内だけにとどまらない。「そこから一緒にやるユニットが見つかるかもしれないし、また別の道とかも考えなきゃいけないかなって思っていて。私はベビーもヒールも経験してきて(米団体)スパーク女子のベルトも持っている。海外武者修行じゃないけど、他団体ユニットもそうだし、もしくは自分から動いて何かをつくり上げるとか。正直、リーダーとかって面倒くさいが勝つんだけどね」。
長期的な海外マット参戦だけでなく、新ユニット設立の考えもあるという。さらに「最悪な場合、武者修行から帰ってきてマスクがなくなっているかもしれないし。もしかしたらスターダムで埋まっちゃうなとか思ったら、また新たな姿に変えないといけないかも」と示唆した。
キッドは2015年10月にマスクウーマンとしてデビュー。自身のSNSでは手で口元だけを隠した写真を頻繁にアップし、また21年2月のワンダー王座戦では当時の王者・ジュリア(現マリーゴールド)の手でマスクにハサミを入れられたことがあるが、一度も素顔をさらしたことはない。
「いろいろな選択肢が自分の中にあります」という黒虎の決断は――。
2024年05月14日 05:00
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」Bブロック公式戦(13日、後楽園ホール)で、KUSHIDA(41)がIWGPジュニアヘビー級王者SHO(34)を撃破し開幕2連勝を飾った。7年ぶり3度目の優勝、そして2019年1月に失って以来のIWGPジュニア奪取に向け、独自路線の野望を披露。まさかのアフリカ・ウガンダ進出まで見据えている。
セコンド介入をはじめとした反則を駆使したSHOから、クロスアーム式ジャックナイフエビ固めで3カウント。技ありの逆転勝利を収めた。
今大会は左肩負傷で欠場のYOHに代わっての緊急出撃だったが、準備は整っていた。1月から米TNAとの2団体所属選手になり、今年だけで米国、カナダ、フランス、英国、オーストラリア、日本の6か国で試合に出場。「状態的には優勝した2015年、17年よりベストだと思ってます。1年前より進化を見せられるんじゃないかな」と自信をのぞかせる。
これで過去4度優勝の高橋ヒロム、そして現王者のSHOと優勝候補を連破。絶好発進のKUSHIDAが狙うのは、もちろんBOSJ制覇とIWGPジュニア戴冠だ。
「高くて分厚い壁というのはヒロムと(エル)デスぺ(ラード)に任せて。あんなに責任感はないですから、私は。あの2人がいるからこそのびのびやれるという。自由にやる海外放浪おじさんみたいな感じで、面倒くさい壁にはなれるかな」とひょうひょうと独特な理想の王者像を明かした。
自由に海外の空気を吸うことをライフワークとする男ならではのビジョンもある。「新日本プロレスという会社は、世界に誇れる企業になれると思うんです。米国大会はもちろん重要だし、辻(陽太)君が言ってるアジアに向けてっていうのも大賛成。そういうところで世界に名前を売ってきたKUSHIDAの役割がまだまだあると思います」と豪語する。
さらに「このキャリアでIWGPジュニアを取ったら、また違う光景が広がってくるかなと。やったことない国でもやりたいですよね。ウガンダとか面白そうじゃないですか」。ノーリングで土の上で戦う映像がSNS上で話題を呼んだウガンダの団体「SGW」にまで興味を示した。
リザーバーから頂点へ。世界を旅するKUSHIDAが復権を果たす。
2024年05月13日 22:45
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」13日後楽園大会のAブロック公式戦で、エル・デスペラードが藤田晃生(21)を下し、初勝利をあげた。
2024年05月13日 22:30
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」13日後楽園大会のBブロック公式戦で、IWGPジュニアヘビー級王者のSHO(34)がKUSHIDA(41)に敗れ、初黒星を喫した。
「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」のメンバーとして上半期のIWGPジュニア戦線を荒らしまわった王者は、BOSJでも傍若無人そのもの。この日の試合前には「KUSHIDAさんってYOHの補欠ですよね? ということは、このBOSJに出れたのも俺のおかげですよね? 勝ち点2くださいよ」と無気力試合を持ちかけたが、KUSHIDAの怒りを勝って左腕への集中砲火を浴びる。
ならばとセコンドの高橋裕二郎を介入させ、レフェリーの目を盗んでの急所攻撃を繰り出したSHOだったが、ショックアローを狙ったところで落とし穴が待っていた。これを回避したKUSHIDAに腕をクロスされたままジャックナイフ式エビ固めで丸め込まれ、そのまま3カウントを奪われてしまった。
納得がいかずに試合後のリング上では裕二郎とともにKUSHIDAに暴行を加えたが、ケビン・ナイトが救出に訪れたため未遂に。ついに天罰が下ったSHOだがバックステージでは「クソが…YOHの補欠の分際でよ、最後はお仲間連れてセコイことやってんじゃねえクソッタレが。俺を誰だと思ってるんじゃ。チャンピオンやぞ。俺が(4月両国大会で)YOHを秒殺しなかったら、お前はこのリングに立ててねえんだコノヤロー」と憎まれ口を連発。
「次は誰や? 名前も出てこねえな(注・ニンジャ・マック)。次の相手にこのチャンピオンの強さを思い知らせてやる。分かったか。格が違うんだよ」と吐き捨てて控室へ消えていった。
2024年05月13日 22:28
「プロレス・新日本」(13日、後楽園ホール)
11日・千葉大会で開幕したジュニアヘビー級最強決定リーグ戦「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア31」が2日目を迎え、新日本ジュニアのエース、高橋ヒロムがまさかの開幕2連敗を喫した。
メインイベントのBブロック公式戦でDOUKIと対戦したヒロムはなかなかペースをつかめず、最後はこの日、再三捕まっていたイタリアンストレッチNo.32にまたもや捕獲されて16分35秒、レフェリーストップ負け。
初日を出したDOUKIが「これが新日ジュニアだ!新日ジュニアの顔のヒロムを倒した。後は優勝するだけだ!」とマイクアピールする中、ヒロムはバックステージで「落ちたな。ああ、終わったぜ、ああ、クソ。逆に笑えてきたよ。アッハッハッハッハ、覚えてねえな」とむなしい高笑いを響かせた。
セミファイナルのAブロック公式戦では、新日本ジュニアの顔役エル・デスペラードと成長著しい藤田晃生が、ストロングスタイルの好勝負を展開した。
場外での足関節技の掛け合いからデスペラードはマフラーホールド、レッグロック、インディアンデスロックと藤田の左膝を攻め抜くが、藤田もニークラッシャーを跳び膝蹴りで回避するとニールキック、スワンダイブ式ミサイルキック、PKで反撃。終盤、ピンチェ・ロコを着地されて脇固めで切り替えされたデスペラードだが、丸め込みからのヌメロ・ドスで17分16秒、熱戦に終止符を打った。
デスペラードは「藤田、カバン持ちかと思ったら、ちゃんとできんじゃねえか」と、ぶっきらぼうな口調で藤田の健闘をたたえた。星はともに1勝1敗となった。
IWGPジュニアヘビー級王者のSHOはBブロック公式戦でKUSHIDAと対戦。試合前、SHOから負傷欠場中のYOHの補欠呼ばわりされたKUSHIDAは、セコンドの高橋裕二郎の介入にも悩まされたが、急所打ちからのショックアローをクロスアーム式ジャックナイフエビ固めに切り返して6分31秒、フォール勝ちし、開幕2連勝を飾った。SHOは1勝1敗となった。
KUSHIDAは「やっちまったなあ!あの時より今がベストなんだ」と会心の笑み。現王者からの勝利に「どういうことか分かるか?IWGPジュニアヘビー級チャンピオンに勝ったんだ!いつでもどこでも挑戦できる権利をいただきました。どのタイミングで使うかは内緒話だ。OK、SHO、せいぜいベルトを持ってる間に、おまえのレスラーとしての価値を、あのベルトの価値に引き上げてもらうんだな、俺が挑戦するまでに」と、SHOに通告した。
Aブロック公式戦ではBUSHIとティタンのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン同門対決が実現。ティタンは観客の入場口の上から客席通路のBUSHIへのプランチャで度肝を抜くと、スイングDDT、ダイビングフットスタンプとたたみかけてこの日、2度目のジャベ・インモルタル(入り方がオリジナルの鎌固め)で8分43秒、開幕2連勝を飾った。
開幕2連敗となったBUSHIは「ティタンの実力は知ってる」とぼやきつつ、「まだ開幕2戦目だぞ。ここで終わるわけにはいかねえ。まだ終われない」と、巻き返しを誓っていた。
この他、Aブロック公式戦ではROHのブレイク・クリスチャンがケビン・ナイトを破って開幕2連勝を飾り、ナイトは1勝1敗。クラーク・コナーズはノアのHAYATAを破り、ともに1勝1敗。金丸義信はTJPを破り1勝1敗。TJPは開幕2連敗となった。
Bブロック公式戦はノアのニンジャ・マックがフランシスコ・アキラを破って開幕2連勝を飾り、アキラは1勝1敗。ロビー・イーグルスはドリラ・モロニーを破って1勝1敗と初日を出し、モロニーは開幕2連敗。石森太二はドラゴンゲートのドラゴン・ダイヤを破り開幕2連勝。ダイヤは開幕2連敗となった。
2024年05月13日 22:00
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」13日後楽園大会のBブロック公式戦で、高橋ヒロム(34)がDOUKI(32)に敗れ、まさかの連敗発進となった。
過去8度の出場で4度の優勝を誇り、ジュニアヘビー級のトップとして君臨し続けてきたヒロムだが、今年はいまだにシングル勝利なしと絶不調。この日は2月札幌大会で苦杯を喫しているDOUKIとの公式戦に臨んだ。
互いに手の内を知り尽くす両者の戦いは、一進一退の攻防が続いた。スープレックス・デ・ラ・ルナを回避したヒロムは、トラースキックからビクトリーロイヤルで攻勢に。しかし、TIME BOMBを阻止され、イタリアンストレッチNo.32で捕獲されてしまう。
これを強引に持ち上げようとしたヒロムだったが、DOUKIも執念で離さない。何度も逃げ道を断たれ、ついに力尽きるとレフェリーに試合を止められ無念の敗北となった。
バックステージではぼう然自失。「何が世界最高のレスラーの一人だ…。そんな人間が、自分の負け方も分からなくなるくらいやられるわけがないだろう。落ちた? 落ちたの? 終わったぜ、クソッ」と悔しさをあらわにしたかと思えば、突然笑い出し「ハッハッハ! 逆に笑えて来たよ。アハハ! 覚えてねえなあ!」と錯乱状態のまま控室へと消えていった。
2024年05月13日 21:35
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」Bブロック公式戦(13日、後楽園ホール)で、優勝候補の石森太二(41)は「ドラゴンゲート」のドラゴン・ダイヤ(25)に勝利し、開幕2連勝を飾った。
2024年05月13日 19:05
「ボクシング・東洋太平洋女子ミニマム級王座決定戦」(6月14日、後楽園ホール)
アマチュアボクシングで世界選手権銅メダルを2度獲得した和田まどか(29)=チームテンカウント=が、プロ2戦目で東洋太平洋女子ミニマム級王座決定戦に臨むことが13日、発表された。6月14日に後楽園ホールで、相手は6勝(4KO)1敗の戦績を持つジュダーティップ・シティチェン(タイ)と対戦する。
和田は4月2日、女子では史上初となるA級(8回戦)でプロデビュー。プロ12戦8勝のピムチャノック・セブジャンダ(20)=タイ=を3回TKOに沈めてデビュー戦を白星で飾った。鳥海純会長は「次で地域タイトルを考えています。3戦目で世界挑戦をさせたい」との方針を述べており、その言葉通りのスケジュールとなった。
2024年05月13日 19:03
「プロレス・新日本」(6月9日、大阪城ホール)
ビッグマッチ「DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL〜BEST OF THE SUPER Jr.31 決勝戦〜」で、5大タイトルマッチが行われることが13日、発表された。
11日(日本時間12日)の米カリフォルニア州オンタリオ大会で弟子の海野翔太を破ってIWGP世界ヘビー級王座3度目の防衛に成功したジョン・モクスリーは、試合後に急襲して挑戦をアピールしたEVILを相手に4度目の防衛戦を行う。
NEVER無差別級王者・鷹木信悟はヘナーレを挑戦者に迎えて3度目の防衛戦を行う。
KOPW2024争奪戦は、保持者の上村優也と前保持者のグレート−O−カーンが激突する。
NJPW WORLD認定TV選手権試合は、王者ジェフ・コブが石井智宏の挑戦を受けて2度目の防衛戦を行う。
IWGP&ストロング無差別級タッグ選手権試合は、IWGP王者のKENTA、チェーズ・オーエンズ組、ストロング王者のヒクレオ、エル・ファンタズモ組と、後藤洋央紀、YOSHI−HASHI組、マイキー・ニコルス、シェイン・平スト組が4WAYトルネードイリミネーションマッチで激突する。最後まで生き残ったチームが勝者となる。
2024年05月13日 18:24
ボクシングのWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(26)=M・T=が13日、神奈川県内で合宿入りし、初めてとなる“3人斬り”スパーリングを公開した。
この日から16日まで神奈川県内で走り込み合宿を行う予定だったが、あいにくの雨で走り込みは14日からとなり、急きょ所属ジムでの「合宿用ジムワーク」に変更。1ラウンド中、相手が30秒ごとに変わるスパーリングを初めて行った。
中谷は「休むヒマももらえないんで、その分辛い。3分で1人の相手だったら休む時間もコントロールしますけど、30秒ずつ。しんどいなと」と、過酷な内容に苦笑。
「(相手が常に)全力で、それに対応しないとダメなんで。自分の反応速度も上げないといけないし。ずっとフルテンポでやるというところではいい刺激になったし、心拍数的にもすごく上がったんで良かったなと思います。3分やるラウンドじゃなくて、30秒でバッって来る相手に対応できる自分を作るのにすごく適してる練習だなと感じたので」と練習の効果を説明した。
「切り替えの部分でテンポを上げたりする時に自分が動ける感覚が今日つかめたので、すごくいい経験になった」と手応え十分だったようで、今後も「やりたいなと。取りあえずしんどかったんで。3人斬りみたいな」と、継続採用する考えを示した。
バンタム級では中谷、WBAの井上拓真(大橋)に加えて今月4日に西田凌佑(井岡)がIBF、6日には武居由樹がWBOの王座を奪取し、主要4団体の世界王座を日本人選手が独占する事態になっている。
中谷は「日本のファンの人はすごく盛り上がると思いますし、選手自体も刺激的なそろい方というか、なかなかない状況だと思う。全員日本人になったのはプラスにとらえていきたい」と、この状況を歓迎。自身の今後については「4つ取るのが一番いい形だと思いますけど」と統一戦を視野に入れつつも「状況にもよりますけど、バンタムで統一というのではなくて、上の階級でも戦っていけるというところで、期待してもらえるところをこれからしていきたい」と、階級変更も選択肢としていた。
また、6日の東京ドームを生観戦して「そういった所にも立てるように頑張りたい」とした。
次戦は夏頃を予定しており、「しっかり丁寧に作っていくところは、今までと変わらず抜かりなくやっていきたい」ときっぱり。14日からの走り込みに向けて「次戦に向けて、しっかりスイッチを入れる。土台作りをしっかりしていく。より無駄のないボクシングをしていかないとならないので、安定感だったり、芯となる部分、軸となる部分を、たくさん体を動かして作っていきたい」と意気込んでいた。