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2021年10月28日 11:14
ボクシングWBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(35)=帝拳=が12月29日にさいたまスーパーアリーナでIBF世界同級王者のゲンナジー・ゴロフキン(39)=カザフスタン=と王座統一戦を行うと米スポーツ専門局ESPNが27日(日本時間28日)、報じた。正式発表は来週にも予定されているとした。 村田は5回TKO勝ちした19年12月のスティーブン・バトラー(カナダ)との初防衛戦以来、2年ぶりの試合がいきなりビッグマッチとなる。年末の試合に備えて9月26日から千葉・成田で合宿を行っていた。 「GGG」の愛称で知られるゴロフキンは、2004年アテネ五輪で銀メダルを獲得後、06年にプロ転向。10年にWBA暫定王座を獲得し、以後19度連続防衛を誇るなど、WBC、IBFの3団体でミドル級を統一した。20年12月にカミル・シェルメタ(ポーランド)を7回TKOで下し、IBF王座の初防衛に成功。今回が1年ぶりの試合となる。
2024年04月27日 22:33
新日本プロレス27日の広島大会で、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」の内藤哲也(41)がノアのジェイク・リーに底力を見せつけた。
LIJは現在「バレットクラブ・ウォー・ドッグス」と抗争中。そんな中で内藤は23日後楽園大会で、ドリラ・モロニーとのシングル戦の最中に乱入したジェイクにKOされていた。
この日の大会では鷹木信悟、辻陽太、高橋ヒロム、BUSHIと組み、ジェイク、デビッド・フィンレー、ゲイブ・キッド、クラーク・コナーズ、モロニーと5対5イリミネーションマッチで激突。新日本マット初参戦となるジェイクに注目が集まったが、広島カープをこよなく愛する内藤にとって、広島はホームだけに負けられない。何とカープのマスコットキャラ・スラィリーとともに入場し、会場を大いに沸かせた。
両チームから続々と脱落者が出る中、最後は内藤とジェイクが一人ずつ残って雌雄を決する展開に。エプロンに立たされたところでFBSを狙われあわやオーバー・ザ・トップロープの危機に陥った内藤だったが、これを間一髪で回避する。ジェイクとのエプロンでの攻防を水面蹴りで制すると、即座にリングに戻り低空ドロップキックを発射。ジェイクを場外へ突き落とし、オーバー・ザ・トップロープで失格に追い込んだ。
一人残りでLIJに勝利をもたらした内藤は、リング上でマイクを握ると「ここ広島は俺のホーム。やっぱ俺、マツダスタジアムで試合したいわ。まあただ、俺がやりたいって言ってるだけで、正式決定じゃないけどね。そこはトランキーロ、あせらずに新日本プロレスからの発表をお待ちください」と野望を激白。代名詞の「デ・ハ・ポン!」大合唱で大会を締めくくると、スラィリーもリングに招き入れ拳を突き合わせた。
バックステージではスラィリーとヒーローインタビューを敢行しつつ、2022年12月のドラディション代々木大会以来となるジェイクとの再会を振り返った。「彼の名前はもちろん知ってたし、こうしてリングで戦えることを俺は待ち望んでたよ。やっと来たか。今日はそんなに長い時間リングで戦うことはなかったけど、ジェイク・リーもよほど俺のことが気になるようだね。じゃあまたどこかで遊ぼうぜ」とメッセージを送った。
一方のジェイクは「冷静になれ…クソっ! なれるか!」と悔しさをあらわに。「おい内藤! あれで勝ったと思うなよ。私からガッツリ(3カウントを)奪ってみろ。私はまたいつでもどこでもやっていくからな」と早期の再戦を誓っていた。
2024年04月27日 22:10
WWE女子タッグ王者のカブキ・ウォリアーズ(アスカ&カイリ・セイン)が、次回PLE「バックラッシュ」(5月4日=日本時間5日、フランス・リヨン)でビアンカ・ベレア&ジェイド・カーギルの挑戦を受けることが正式に決定した。
アスカ&カイリは悪のユニット「ダメージCTRL」の盟友ダコタ・カイとのトリオで、6日の祭典「レッスルマニア40」に臨んだが、ビアンカ&ナオミ&ジェイドに完敗。ムッキムキの肉体を誇るビアンカ&ジェイドの強力チームからは、タイトル挑戦を要求されていた。
26日(日本時間27日)のスマックダウン(オハイオ州シンシナティ)では、遺恨深まる両チームが仏決戦でタイトルをかけて激突することが発表された。この日に行われた「WWEドラフト」で、全体1位指名でスマックダウン所属になったビアンカは、会場インタビューで打倒ダメージCTRLを宣言。「私にはダメージCTRLと多くの因縁がある」とした上で、「ダメージCTRLに終止符を打つ機会をついに手に入れた。ジェイドはそのための完璧な人物だわ」とタッグ王座取りに自信満々だ。
ダメージCTRLはイヨ・スカイ&アスカ&カイリらがリーダーのベイリーを追放。祭典ではイヨはそのベイリーに敗れ、WWE女子王座から陥落した。そうした経緯から「今、ダメージCTRLはバラバラになりつつある。だから私とジェイドが『バックラッシュ』でタイトルを奪えば、カブキ・ウォリアーズはここスマックダウンに戻ってくる意味がなくなる」とアスカ&カイリのスマックダウン追放を予告した。
ここで入場テーマが鳴ってカブキ・ウォリアーズが登場。王者コンビはアスカがベルトを掲げ、「こいや! オラッ! ボケッ!」とビアンカが理解不能な日本語で口汚くののしると、カイリも「やるか、コラッ! こいや、こいや、今からこいや!」と挑発した。さらに元AEWの大物ジェイドが入ってくると、アスカが「出ていけや、オラッ!」とまたも日本語で罵声を浴びせ、両チームは一触即発となった。
今回の「WWEドラフト」では、スマックダウンの統一WWEユニバーサル王者コーディ・ローデス、WWE女子王者ベイリー、ロウの世界ヘビー級王者ダミアン・プリースト、女子世界王者ベッキー・リンチら現王者は対象外となった。だが、WWE女子タッグ王者には、両ブランドに出られる特権がある。このため、アスカ&カイリは指名対象になっている。もちろんタッグ王座を失えば、この特権も消えることになる。団体内で影響力を持ち続けるためにも、カブキ・ウォリアーズにとっては負けられない大一番だ。
この日の「スマックダウン」では「ABEMA」にて放送された。
2024年04月27日 21:45
新日本プロレス27日広島大会で、KOPW保持者のグレート―O―カーンが上村優也(29)との争奪戦で歴史的大敗を喫し、分不相応なタイトルをようやく手放した。
KOPW争奪戦は基本的に双方が提案したルールのうち、ファン投票で多数を獲得した方が採用される。この日はオーカーン提案の「地方再生マッチ〜広島編〜」で行われた。これは無制限3ラウンド制で、2ラウンド先取した方が勝者。1ラウンド目はマツダ車で使用しているタイヤをリング上で4つ積み上げた方が勝利、2ラウンド目は広島レモンの早食い対決、3ラウンド目は相手をテーブルにクラッシュさせた方が勝利するノーDQテーブルクラッシュマッチというものだ。
この際だから言わせてもらうが、まずこんな複雑なルールにした時点でプロレスに興味のない人は脱落し、この記事もここまで読んでくれていないはずだ。またマツダだろうがトヨタだろうが日産だろうが、タイヤは各タイヤメーカーのものを使用しているため、地方再生もへったくれもない。運転免許を持っていないオーカーンのことだから、おおかたマツダ車にはマツダ車のタイヤがあると勘違いしていたのだろう。
1ラウンド目は事実上タイヤを公認凶器とした技の掛け合いとなったため、プロレスIQが著しく低いオーカーンに勝ち目などない。案の定、上村が先に4つを積み上げてラウンドを奪われる。 しかし、第2ラウンド、広島レモンの早食いとなればオーカーンの土俵だ。各会場で毎回余った弁当を大量に持ち帰るなど、食べ物に対する異様な卑しさは有名。レモンがリングに運ばれてくると、その顔には「慌てるな、心と胃袋がつんのめってるぞ、俺!」と書いてあった。強い酸味に悶絶する上村を横目に「うおォン俺はまるで人間火力発電所だ」とばかりに一気食いして、このラウンドをものにした。
そして迎えた最終ラウンドでは、タイヤを積んだりレモンを食っていたのは一体何だったのか、我々は一体何を見させられていたのだろうかと、ハッとさせられる濃密なプロレスの攻防が展開される。会場も「ほーいいじゃないか。こういうのでいいんだよ、こういうので」といった空気になったが、こうなったらこうなったで、やはりオーカーンに勝ち目はない。最後はコーナーに立てかけられたテーブルにカンヌキスープレックスで叩きつけられて万事休す。スピード、テクニック、ルックス、将来性、高潔さ、すべてにおいて完敗だった。
高潔さで思い出したが、オーカーンほどカネに汚いレスラーはなかなかいない。新世代を担うあるレスラーによれば、オーカーンは3月の地方大会でも醜態をさらしていたという。
事件が起きたのは大会終了後、関係者との食事会の終盤だった。日本酒を飲んで気が大きくなったオーカーンは、別の個室にファンがいることに気付くと自ら接近。ファン心理につけ込み、目先のカネ欲しさに自身が着用していたTシャツとジャケットの即売会を開催し始めたという。そして着るものがなくなると、まだ寒さの残る長岡の夜に上裸でホテルまで帰ったというのだから、人間として大事なものがいろいろと欠落しているとしか思えない。
バックステージで「上村…今日だけは貴様の方が強かった。じゃが、貴様の力じゃ、思想なんかじゃ新時代はひらけない」と負け惜しみを述べる光景も、もはや見飽きた感がある。
「こんなんでも、KOPWがIWGPを超えられる可能性があるって、プライド持ってやってるんだよ。もがいてる姿がおかしければ笑えよ。笑うってことは楽しんだってことだろ」と、笑わせていることと笑われていることの区別もつかない様子。結局のところ、再生するべきは地方ではなく、オーカーン自身だったということが満天下に示された広島決戦だった。
2024年04月27日 21:41
女子プロレス「スターダム」のワールド王座戦(27日、横浜BUNTAI)は王者・舞華が、渡辺桃(24)との3本勝負を制し、4度目の防衛に成功した。
2024年04月27日 21:37
◆HERO「HERO40」大会(27日、東京・新木場1stRING)
聴覚障害を持つレスラーも所属する団体「バリアフリープロレスHERO」の大会に「邪道」大仁田厚(66)が8年ぶりに参戦。3人の物故レスラーに捧げるメインイベント「ヤミキ、ワイルド・セブン、ワイルド・シューター追悼試合」でのストリートファイト8人タッグマッチに挑んだ。
「娯楽を享受しにくい障害者に刺激的なエンターテインメントを!」をスローガンに2010年に旗揚げされた同団体。聴覚障害者のため、受付やリング4方向に手話通訳を配置し、リング上でのあいさつやマイクアピールなども手話で説明。会場内には大型スクリーンを設置、字幕をつけ、映像での演出にも力を入れ、視覚障害者向けとして無料でラジオを貸与。実況、解説を流した。
「邪道」の参戦で通常大会の倍の観客が詰めかけた大会のメインイベントで大仁田は「ミスター聾(ろう)プロレス」と称される友龍と友情タッグを結成。最も多くの電流爆破マッチを戦ってきた「怪獣プロレス」の雷神矢口、豊島会長も従え、ワイルド・ベアー、ワイルド・ZERO、ガッツ石島、海和拓弥の4人と激突した。
会場の都合で有刺鉄線こそ使用できなかったが、「オオニター!」という自身のコールが終わった途端、公認凶器のパイプいすを持って場外乱闘に持ち込んだ大仁田。頭突きの連打からのDDT、ギターでの相手の脳天殴打。長机へのパイルドライバーとあらゆる凶器攻撃をすべて披露した。
中盤にはパワーで劣る友龍が相手軍に徹底的に狙われ、竹刀、ギターで思いっきり殴られ、グロッギー寸前に陥ったが、最後は大仁田が相手顔面に緑の毒霧を噴射。一気に主導権を握ると、リング上に設置したドラム缶への大仁田、友龍のWフェイスクラッシャー。大仁田の「友龍、3カウント!」の絶叫のもと、友龍がフォールを奪った。
リング上で肩を抱き合った「邪道」と友龍。マイクを持った大仁田は「ありがとうございました!」とリング四方に向け、まず感謝。
「僕は8年ぶりにこのリングに戻ってきました。このリングがなぜ素敵かと言うと、友龍といい障害を持っている人間でも胸一杯生きているから。障害あったって、この世の中、みんな一生懸命生きているんですよ!」と声を震わせ、絶叫。最後に「ありがとよ! 1、2、3、ファイヤー!」で締めくくった。
同団体は黎明期の新日本プロレスに練習生として在籍しながらも耳にハンディがあったためデビューがかなわなかったヤミキさん(故人)が設立。聴覚障害を持つレスラーが戦う場として10年2月20日、新木場で旗揚げ。新日でデビューできなかったヤミキさんはHEROで念願のプロレスラーになる夢を成就。友龍も旗揚げに参加した。
当初、「聴覚障害者と健常者の架け橋」になるようなプロレスイベントを標榜した同団体だったが、16年、ヤミキさんが急逝。以後、「バリアフリープロレスHERO」に団体名を改め、健常者のプロレスラーも所属。これに伴い、聴覚障害者に限らず、視覚障害者や車イスでの生活を余儀なくされている人を始め一般のプロレスファン、プロレスを見たことがない人も誰でも楽しめるイベント運営に転換。数あるプロレス団体の中、障害者が気軽に楽しめるような配慮をしている唯一無二の団体として知られている。
大仁田は同団体には16年11月5日、新木場での「ヤミキ追悼興行」で初参戦。今回が8年ぶりの参加だった。(中村 健吾)
2024年04月27日 21:30
ディアマンテジム主催興行(28日、堺市産業振興センター)の計量が27日に行われ、女子フライ級6回戦でプロデビュー戦を迎える高倉日向(19)=ディアマンテ=は100グラムアンダーの50・7キロ、対戦相手のスパットラー・ウンルアン(タイ)は49・8キロでクリアした。
高倉はディアマンテジムの創設期に入会し、中学時代にアンダージュニア(UJ)ボクシング王座決定戦、ジュニアチャンピオンズリーグ(JCL)&アンダージュニア(UJ)統一王座決定戦で全国統一王者となり、大阪・浪速高校時代には21年に全国高校選抜の女子フライ級で優勝するなど、アマチュアで活躍。高校卒業後は将来を見据えて看護学校への受験を選び、競技を退いた。しかし入学が決まると、前WBO女子アジア・パシフィック・ミニマム級王者の吉川梨優那(ディアマンテ)のリング上での活躍に刺激を受け、闘志が再燃。プロ転向を決意した。
その目標とする先輩の胸を借りてB級プロテストに合格。晴れてプロボクサーとしての第一歩を踏み出す。元女子世界王者の野上奈々会長(現役時は好川菜々)は「入門当時から実直に頑張ってきた。不器用なところは私とよく似ていて、昔の自分を見ているよう。ジムオープン当初に入会してくれて、ここまで本当によく成長してくれた。プロとしてさらにひと皮むけた姿を見せてほしい」と期待する。高倉は「高校最後の全国大会負けて以来、1年半ぶりに大きな舞台に帰ってきました。この試合に向けて、2カ月間全力で練習してきたので、自分の変わった姿を見てほしい。しっかり勝って、学校とともに文武両道を目指します」と気合を込めた。
2024年04月27日 20:30
女子プロレス「スターダム」のIWGP女子王者・岩谷麻優(31)が、元WWEのSareee(28)を退け、V5を達成した。
2020年2月に当時のワールド王者・岩谷がSareeeの挑戦を受ける予定だったが、王座戦前日にSareeeの急性腸炎で中止に。27日の横浜BUNTAI大会ではIWGP女子王座をかけ、5年越しの一騎打ちが実現した。
試合は王者がドロップキックで先制攻撃。だが、トぺ・スイシーダを避けられると、客席に投げ飛ばされてしまった。その後もミサイルキックからの鎌固めに捕まり、完全にペースを奪われてしまう。さらには強烈なエルボーでヒザから崩れ落ちピンチを迎えた。
15分を過ぎてもSareeeの勢いは止まらず。強烈な頭突きの連打をくらい意識がもうろうとしたところで、裏投げ3連発を決められた王者はダウン状態に。それでも意地の飛龍原爆固めで反撃に成功した岩谷は、ツームストーンパイルドライバーでマットに突きし、流れを一気に引き寄せる。最後はムーンサルトプレスで相手をとらえると、トドメの二段式飛龍原爆固めで3カウントを奪った。
試合後、マイクを持った岩谷は「Sareee、5年越しのタイトルマッチを実現させてくれてありがとう。あの日、後楽園ホール、赤いベルト、お前がいなくなって、めちゃくちゃぶっころ…って思ったけど。今日スターダムのリングに上がってくれて私は超ハッピー!」と笑顔を見せた。
Sareeeとは同じ2011年にデビューした同期。これまで互いに意識する相手だった。「新しいライバルができた気がする。今日だけじゃない。またどっかでやれたらいいなと思います。その日まで同期の名を汚すんじゃねえぞ!」と握手を交わした。
バックステージでは「IWGP5度目の防衛に成功しました! 今回もきつすぎた…。でも、2011年デビュー組のいろんなことを乗り越えてきた真の強さを、戦って実感しました」と激闘を振り返りつつ「このベルトの最多防衛記録をつくって、自分が女子プロレスのアイコンになる!」と宣言。まだまだベルトを守り続ける。
2024年04月27日 20:15
新日本プロレス27日広島大会で、IWGPジュニアヘビー級王者のSHO(34)と挑戦者・DOUKI(32)の調印がようやく成立した。
2024年04月27日 18:45
女子プロレス「スターダム」27日の横浜BUNTAI大会にアイスリボンの藤本つかさ(40)が電撃登場し、盟友のシードリング・中島安里紗(35)とのコンビ「ベストフレンズ」での対戦を要求した。
第7試合で王者・岩谷麻優 vs SareeeのIWGP女子王座戦が終わった直後だ。V5を果たした王者のもとに、珍客が現れた。赤いTシャツに身を包んだ藤本だ。
岩谷が「超ハッピー」と叫んだことを持ち出し「ハッピーと言えば、アイスリボンの藤本つかさです。スターダムさんとはいろいろありまして、引き抜き問題とか、ベストフレンズ対サンダーロック消滅問題とか。私のパートナー・中島安里紗、引退しちゃうんです。固い鎖がかかった禁断の扉、そろそろ開きませんか? ベストフレンズ対岩谷麻優、やりたいな」と呼びかけた。
「2対1」と勘違いした岩谷は「普通出てくるなら『IWGP挑戦させろよ』とかじゃないですか?」と何やらブツブツ言いつつも、タッグマッチでの対戦要求であることを確認すると対戦を承諾。「麻優はいっぱい仲間がいるし、誰でもパートナー呼べるからいいよ。あのときの再戦? いや初めての試合、もちろんやってやりますよ」と返答した。
岩谷の天然ぶりに翻ろうされながらも、藤本は「スターダムのアイコン、楽しみにしてる。アイスリボンの象徴より」と言い残し、不敵な笑みを浮かべながらリングを後にした。
藤本は結婚を機に、2022年5月から無期限の休業に入った。だが、頸椎損傷による欠場から復帰した盟友・中島のためにリングに戻ることを決意。今月21日のシードリング後楽園大会で復帰した。しかも中島は、8月23日後楽園大会での現役引退を表明し、藤本も翌日のアイスリボン後楽園大会を最後に再度休業に入る予定だ。
16年に紫雷イオ(現WWEのイヨ・スカイ)と岩谷麻優のサンダーロック vs ベストフレンズの対戦が浮上したが、実現には至らなかった。また19年には当時アイスリボンに所属したジュリア(現マリーゴールド)が、スターダムに移籍した際にトラブルが発生。その後もアイスリボン勢が続々とスターダムのリングに上がったことから、両団体の交流は途絶えていた。
残り4か月となった名タッグが、ついに業界盟主と対戦する。
2024年04月27日 18:15
女子プロレス「スターダム」の中野たむが、レジェンドの洗礼を浴びた。
27日の横浜BUNTAI大会で同じ「コズミック・エンジェルズ(CA)」のなつぽいと組み、スターダム初参戦のアジャコング&伊藤薫と激突。7日(日本時間8日)の米「スパーク女子プロレス」でアジャとタッグを組み、初遭遇を果たしたことがきっかけでこの日の対戦が決定した。
試合が始まると、アジャにローキックを連打する中野だったが、全く効かず。その後も、アジャになつぽいとダブルのドロップキックを放ち、伊藤にバックドロップを狙ったが、持ち上がらず下敷きになってしまった。
それでも中野はアジャに得意のバイオレットシューティング(ランニングニー)3連発を発射。さらになつぽいと好連係を決めると、アジャをタイガースープレックスで投げ食らいついた。
だが、レジェンドが流れを許すわけもなく、中野はアジャに強烈なバックドロップからの垂直落下式ブレーンバスターを決められ、疲労困ぱい。一斗缶で殴られた挙げ句、再びバックドロップで投げ飛ばされ、意識をもうろうとさせた。最後はなつぽいが伊藤にダイビングフットスタンプを、中野はアジャから背面式ダイビングエルボードロップをくらい、3カウントを献上した。
試合後、ボロボロの中野は「ごめん、なっちゃん…。私、本当に悔しい!」と目に涙を浮かべ「でも、目が覚めた。復帰してからスターダムに恩返しするとか、CAのためと思って頑張ってきたけど、自分のこともちゃんとできないやつが、大切なものが守れるはずないなって。今、すごく悔しい。私はもう一回夢が見たい。わがままに自分のために戦ってもいいかな?」と相棒に問い掛けた。
すると、なつぽいから「たむちゃんはたむちゃんの戦いをしていいんだよ! ぽいもぽいの戦いをする。メルティアはここから這い上がります」と背中を押された。
パートナーの言葉に涙を流した中野は、再び闘志を燃やし「アジャ! アンタの首、絶対にかっ切ってやる。覚えとけ!」と言い放ち、バックステージを後にした。
2024年04月27日 18:06
まさかの結末が――。女子プロレス「スターダム」闇の黒虎スターライト・キッドが、極悪ユニット「大江戸隊」から強制追放された。
横浜のプロレス・格闘技の聖地横浜文化体育館がリニューアルオープンし、プロレスこけら落としとなった27日の横浜BUNTAI大会では、4WAYバトルで行われたゴッデス王座戦に出場。挑戦者のキッド&琉悪夏、AZM&天咲光由、葉月&コグマが、王者の鈴季すず&星来芽依と対戦した。
刀羅ナツコと、この日大江戸隊入りしたテクラがアシストするが、キッドと琉悪夏は決めきれない。しかも、キッドのブラックボックス攻撃が琉悪夏に誤爆。琉悪夏が星来に沈められ、王者組のV2を許した。
ハプニングが起こったのは試合後だ。琉悪夏がブラックボックスでキッドを殴打し、大江戸隊総出で制裁を加えた。すると大江戸隊リーダーの刀羅ナツコは「長いこと客寄せパンダ、ありがとうね」とユニット追放を宣告し、キッドのマスクに手をかけた。
目の部分が無残に裂け、やられるがままだったキッドのもとに駆けつけたのが、前の試合でアジャコングに敗れた「コズミック・エンジェルズ」の中野たむだ。体を張ってキッドを守り救出。何やら耳打ちすると、肩を貸してリングを後にした。
バックステージで中野は「もうあんなところにいなくていいよ。あなたは強くて速くて、本当はすごく優しくて、真面目で、宇宙一のマスクマンなんだから。どんな逸材も場所を間違えるとキレイな花は咲かないんだよ?」と訴える。
ぼうぜん自失のキッドは「何で? 何? 何なの大江戸隊。たむちゃんが守ってくれた、それはありがとう。でもさ、感情がいろいろグチャグチャで何も話せない、追いつかない…」と声を絞り出すのがやっと。
中野から「明日から一緒に戦おう」と呼びかけられもしたが、キッドは「今日は何も言わないでおく」とだけ言い残し、その場を後にした。
2021年6月に行われたSTARS対大江戸隊のイリミネーションマッチで、最後に敗れたキッドが強制的に大江戸隊に移籍となった。だが、極悪ユニット入り後は黒虎とした才能が開花。一躍人気選手へと成長した。
この日は長期欠場中だったテクラが登場し、大江戸隊に電撃加入したばかり。さらにキッドの追放と、大江戸隊が大荒れの一日となった。
2024年04月27日 17:14
女子プロレス「スターダム」の27日横浜BUNTAI大会で、極悪ユニット「大江戸隊」に新メンバーが加入した。
2024年04月27日 17:00
2日に行われたボクシングのプロテストで、6回戦に出場できるB級で合格した大橋ジムのトップアマチュア出身4選手が、6月25日に後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル117」でプロデビューすることが27日、同ジムから発表された。
4人は2022年世界ユース選手権バンタム級王者の坂井優太、22年全日本選手権ライト級優勝の大橋蓮、23年全日本選手バンタム級優勝の田中将吾、23年全日本選手権ウエルター級優勝の田中空。
坂井は韓国スーパーバンタム級3位のキム・ジョン、田中空は韓国ウエルター級8位のキム・ドンヨン、田中将は東日本新人王優勝の経歴を持つ高熊龍之介(松本ACE)と、それぞれ6回戦で対戦する。大橋の対戦相手は後日、発表される。
また、王者の松本圭佑(大橋)が11位の藤田裕史(井岡)の挑戦を受ける日本フェザー級タイトルマッチ、王者のユン・ドクノ(韓国)が1位の帝尊康輝(一力)の挑戦を受けるWBOアジアパシフィックスーパーミドル級タイトルマッチも行われる。
この日の模様は、Leminoで無料生配信される。
2024年04月27日 16:57
女子プロレス「スターダム」の上谷沙弥(27)が、ハイスピード王座初戴冠を果たした。
27日の横浜BUNTAI大会で上谷、飯田沙耶、フキゲンです★の3人が挑戦者として、同王者・鹿島沙希と4WAY王座戦で激突した。
肩の負傷により代名詞であるフェニックススプラッシュの封印を決意した上谷は、新境地を開拓するべく同王座に初挑戦。この日は3月いっぱいでスターダムを退団した姉貴分・林下詩美をほうふつとさせる真っ赤なコスチューム姿で入場した。
試合では奇妙な動きをするフキゲンに翻弄され劣勢を強いられたが、持ち前の身体能力の高さとスピーディーな動きで反撃に成功。終盤には王者から起死回生で丸め込まれ再びピンチを迎えるも、最後は上谷がフキゲンをフランケンシュタイナーで仕留め3カウントを奪った。
試合後は鹿島からベルトを強奪される場面もあったが、何とか取り戻し頭上に掲げるとファンと喜びを共有した。
バックステージに現れた上谷は「ベルトを取りました! 私がデカくて動ける新しいハイスピード像をつくっていきますよ。今までの固定観念を全部ぶっ壊していくので、これからのハイスピードチャンピオン、上谷沙弥をお楽しみに」と宣言。翼を閉じた不死鳥が、新たなスタートを切った。
2024年04月27日 16:54
新日本プロレスは27日、「Just 5 Guys」のSANADA(36)が体調不良のため広島サンプラザホール大会を欠場することを発表した。
SANADAは同大会でタイチと組んで棚橋弘至、本間朋晃組と対戦する予定だった。しかし体調不良のため急きょ欠場。第4試合は棚橋&村島克哉VS本間&嘉藤匠馬のタッグマッチに変更となった。
団体の発表では復帰時期について触れられておらず、29日鹿児島大会の出場は状況を見て判断される見込みだ。