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2024年04月27日 21:37
◆HERO「HERO40」大会(27日、東京・新木場1stRING) 聴覚障害を持つレスラーも所属する団体「バリアフリープロレスHERO」の大会に「邪道」大仁田厚(66)が8年ぶりに参戦。3人の物故レスラーに捧げるメインイベント「ヤミキ、ワイルド・セブン、ワイルド・シューター追悼試合」でのストリートファイト8人タッグマッチに挑んだ。 「娯楽を享受しにくい障害者に刺激的なエンターテインメントを!」をスローガンに2010年に旗揚げされた同団体。聴覚障害者のため、受付やリング4方向に手話通訳を配置し、リング上でのあいさつやマイクアピールなども手話で説明。会場内には大型スクリーンを設置、字幕をつけ、映像での演出にも力を入れ、視覚障害者向けとして無料でラジオを貸与。実況、解説を流した。 「邪道」の参戦で通常大会の倍の観客が詰めかけた大会のメインイベントで大仁田は「ミスター聾(ろう)プロレス」と称される友龍と友情タッグを結成。最も多くの電流爆破マッチを戦ってきた「怪獣プロレス」の雷神矢口、豊島会長も従え、ワイルド・ベアー、ワイルド・ZERO、ガッツ石島、海和拓弥の4人と激突した。 会場の都合で有刺鉄線こそ使用できなかったが、「オオニター!」という自身のコールが終わった途端、公認凶器のパイプいすを持って場外乱闘に持ち込んだ大仁田。頭突きの連打からのDDT、ギターでの相手の脳天殴打。長机へのパイルドライバーとあらゆる凶器攻撃をすべて披露した。 中盤にはパワーで劣る友龍が相手軍に徹底的に狙われ、竹刀、ギターで思いっきり殴られ、グロッギー寸前に陥ったが、最後は大仁田が相手顔面に緑の毒霧を噴射。一気に主導権を握ると、リング上に設置したドラム缶への大仁田、友龍のWフェイスクラッシャー。大仁田の「友龍、3カウント!」の絶叫のもと、友龍がフォールを奪った。 リング上で肩を抱き合った「邪道」と友龍。マイクを持った大仁田は「ありがとうございました!」とリング四方に向け、まず感謝。 「僕は8年ぶりにこのリングに戻ってきました。このリングがなぜ素敵かと言うと、友龍といい障害を持っている人間でも胸一杯生きているから。障害あったって、この世の中、みんな一生懸命生きているんですよ!」と声を震わせ、絶叫。最後に「ありがとよ! 1、2、3、ファイヤー!」で締めくくった。 同団体は黎明期の新日本プロレスに練習生として在籍しながらも耳にハンディがあったためデビューがかなわなかったヤミキさん(故人)が設立。聴覚障害を持つレスラーが戦う場として10年2月20日、新木場で旗揚げ。新日でデビューできなかったヤミキさんはHEROで念願のプロレスラーになる夢を成就。友龍も旗揚げに参加した。 当初、「聴覚障害者と健常者の架け橋」になるようなプロレスイベントを標榜した同団体だったが、16年、ヤミキさんが急逝。以後、「バリアフリープロレスHERO」に団体名を改め、健常者のプロレスラーも所属。これに伴い、聴覚障害者に限らず、視覚障害者や車イスでの生活を余儀なくされている人を始め一般のプロレスファン、プロレスを見たことがない人も誰でも楽しめるイベント運営に転換。数あるプロレス団体の中、障害者が気軽に楽しめるような配慮をしている唯一無二の団体として知られている。 大仁田は同団体には16年11月5日、新木場での「ヤミキ追悼興行」で初参戦。今回が8年ぶりの参加だった。(中村 健吾)
2024年05月10日 19:55
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」(11日、千葉で開幕)の公開会見が10日に行われ、IWGPジュニアヘビー級王者のSHO(34)は怒りの途中退席となった。
王者としてリーグ戦にエントリーしたSHOは、Bブロックから初優勝を狙う。IWGPジュニア王者のBOSJ制覇となれば、2013年大会のプリンス・デヴィット以来、実に11年ぶりとなる。
ステージに立つと同時に壇上に置いてあったトロフィーを勝手に手にしてポーズを取るなど、やりたい放題のSHOは、コメントの順番が回ってくると「これ入場料いくらですか?」と公開イベントの入場料金を確認。3000円であることを聞かされると「3000円じゃ? コノヤロー。お前らみたいな3000円しか払ってない貧乏人に聞かせる話はねえんじゃ。ネットで見てるヤツは論外じゃ」といきなり悪態をつきはじめる。
「どいつもこいつも貧乏くさい顔しやがって。俺を誰やと思っとるんじゃ、チャンピオンやぞ! ナメとんか。3000円だと? やってられるか、コノヤロー」とまくしたて、会見途中でサッサと帰ってしまった。
3000円は結構いいお値段だと思うのだが…。
2024年05月10日 19:45
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」(11日、千葉で開幕)の公開会見が10日に行われ、エル・デスペラードが悲願の初優勝への思いを明かした。
すでにジュニアヘビー級のトップ選手としての地位を確立しているデスペラードだが、BOSJだけはこれまで唯一手が届いていないタイトルだ。5年連続8度目の出場となる今大会は、Aブロックから初優勝を狙う。
この日の会見では「何年も何年も優勝候補と言われるたびに決勝で負け、決勝にも行かずに負け…。そんなここ3〜4年かな? (2022年大会で)決勝に行くことができても勝ちきれない、なかなかしんどい時間がありました」と、近年のBOSJを振り返った。リーグ戦を制すれば、2月札幌大会でSHOに強奪されたIWGPジュニアヘビー級王座奪回も見えてくる。
さらにデスペラードは「いい加減今年は優勝して、優勝候補でなく優勝者としてもう一度ベルトも取って、新日本ジュニアのトップ…と言いたいところなんですが、今シリーズ、こちらのブロックにHAYATA選手がベルトを持ったまま上がって来てくれている」とGHCナショナル王者としてエントリーしたノアのHAYATAを強烈に意識。
「公式戦の最終日(5月30日、後楽園)、まだ試合順は決まってませんが、なぜか(シリーズを通じて)私のセミメインの登場回数が群を抜いております。これは新日本が『コイツだったらナメた試合をしないだろう』という期待の表れだろと勝手に受け取りまして。最終公式戦でもHAYATA選手に勝って、いまHAYATA選手が持っているベルトに対してもヤイヤイものを言える状態で優勝したいと思います」と、他団体の無差別級王座にも興味を示していた。
2024年05月10日 18:10
女子プロレス新団体「マリーゴールド」に初来日する謎の大怪獣ボジラが、妙な注目を集めている。
同団体の旗揚げ戦となる20日の東京・後楽園ホール大会では元WWE・Sareeeのパートナーを務め、ジュリア&林下詩美の団体ツートップとメインで対戦する。
ロッシー小川代表に届いた情報だと、ボジラの名の通り、大怪獣「ゴジラ」をほうふつとさせる怪物ファイトが持ち味だという。2003年8月31日生まれの20歳で、ドイツ出身。身長181センチ、体重91キロの巨人で、22年3月6日にドイツマットでデビューしている。
マッスルバスターやベイダースプラッシュを得意とし、これまでシリウスエンターテインメント、キプロス女子、ACWタッグのタイトル獲得歴があるとか。どんなタイトルなのか不明だが、とにかくすごそうだ。
小川代表は「アルファ・フィーメルが推薦してきたんですよ。ボジラは日本でのし上がりたいと思っているようで、長期滞在を希望しているようです」と明かす。
ポジラと同じドイツ出身のフィーメルは、13年3月にスターダムの最高峰ワールド王座を獲得。格闘技イベント「RIZIN」に参戦したこともある。そのフィーメルが自信を持って送り込む刺客だけに、相当な実力者であることは間違いないだろう。
小川代表の期待も大きいが、一方で気になる情報も。「ドイツではたいまつを持って、火を噴きながら入場していたみたいなんですよ。日本で同じことをやられたら…」と不安を隠せない。しかも、マリーゴールドに送りつけてきた動画内でボジラは「ジュリアと詩美がプロレス界を制覇していた時代は過去だ。お前らの時代は終わった」と物騒な予告を放ってきた。
海千山千の外国人選手を相手にしてきたジュリアですらも「ヤバそうなヤツですね…」と警戒心を強めている。ボジラは来週中にも来日予定で、新団体を恐怖に陥れそうだ。
2024年05月10日 14:54
ボクシングの4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(31)=大橋=が、米国の権威ある専門誌「ザ・リング」が9日(日本時間10日)、発表した、全階級を通じたランキング「パウンド・フォー・パウンド」(PFP)で、約2年ぶりに1位に返り咲いた。
2024年05月10日 14:15
最長老プロレス記者の門馬忠雄氏(85)と、プロレスラーの藤波辰爾(旧名辰巳=70)が今月11日、東京・巣鴨の闘道館で、トークイベント「門馬忠雄×藤波辰巳は語る 甦るBUNTAI!ハマのプロレス聖地・横浜文体ストーリー」を行う。イベントに先立ち、門馬氏が藤波、そして通称「文体」こと横浜文化体育館の思い出を語った。
◇ ◇ ◇
文体はイベント当日のちょうど62年前、1962年5月11日に開館した。88年8月8日、アントニオ猪木が藤波に挑戦したIWGPヘビー級選手権試合を始め、多くの名勝負が繰り広げられてきたが、2020年に閉館。今年4月、同じ場所に「横浜BUNTAI」として建て替えられてオープンし、4月27日にスターダムがプロレスこけら落とし興行を開催した。
横浜在住40年の門馬氏は、文体を「ハマのプロレス聖地」と定義。1964年の東京五輪ではバレーボール会場として使用され、当時は五輪担当記者だった門馬氏も取材した。その後、ボクシングを経てプロレス担当記者となり、「私は文体で鍛えられたようなスポーツ記者でプロレス記者」だと自認する。
「全日本、大日本、パンクラス、リングス…文体はあらゆる団体のドラマができている」
その文体をともに語る相手は、入門時から知る藤波だ。
「大分から家出同然に出てきて、(日本プロレスの巡業の)列車に乗り込んできた坊やが、新日本の社長にまで上り詰めるとまでは思わなかった。新弟子時代を全部知っているわけですから。全くの素人のたたき上げが社長になるって、いまだに信じられない。針金のような少年が新日本のトップに立つとは、長いキャリアでも驚異の一つ」
門馬氏は、藤波が日プロの巡業に現れたその日からのことを、今も鮮やかに覚えている。
「彼が入門する少年だとは思わないじゃない?ポケットに5〜6千円を入れて出てきた列車の中に俺もいた。同じ郷里の北沢幹之を頼って、北沢がいなかったら藤波も成立しなかった。藤波は猪木ファンで、ずーっと北沢にくっついて歩いていた。大分の次の巡業先、下関の宿の『三船』で猪木と顔を合わせたんじゃないのかな。なんだろうこの少年は?という感じだった。それから巡業について。北沢が守ってくれたんだろう。東京の会社まで来てしまって、北沢に(実家に)電話してもらったらしい。『3年帰ってくるな』と。3年辛抱して、いつの間にか日本プロレスに入ったってのが本当だよ」
藤波は中学時代に陸上競技を経験したとはいえ、レスリングや相撲、柔道の経験者で大型の選手がゴロゴロしていた日プロでは「何もやってない」に等しかった。そんな藤波がスーパースターになり、業界トップである新日本の社長にまで上り詰めたのはなぜなのか。
「まず性格が良かった。曲がった気持ち、邪念がなかった。それじゃないのかな。要領は悪かった。だから長持ちしたんだろう。とにかくいいやつですよ。裏表のないやつだから。プロレス一途な気持ち、いい意味でのプロレスばかだよね。同じようなタイプでは、少し違うけど佐々木健介、小橋建太、船木誠勝」
70歳の今も現役を続けていることも「想像つかなかった」としつつ、その理由を「猪木の吸引力だと思いますね。カール・ゴッチとの出会いも強くしたポイントだろうね」とみている。
門馬氏は「俺、巡業で腕立て伏せとかバーベルをよくやっていたんだ。自分の体重より持ち上げたら力持ちだと聞いたけど、俺は90キロくらいまで挙げるんだよ、元水泳部だから。そうしたら、あいつが挙げていた130キロくらいのバーベルを、俺の胸に置いて逃げてったんだよ!安達(勝治。のちのミスター・ヒト)か誰かに助けてもらったけど」と、藤波少年とのほほ笑ましいエピソードも明かした。
藤波とも文体とも長くて濃い付き合いの門馬氏が「その試合を抜きに横浜文体は語れないんじゃないかな。この前うちに来た水道屋さんが横浜文体のことをしゃべっていて、その試合のことを言うもんね」と認める歴史的名勝負が、88年8月8日の藤波−猪木戦だ。
今回のトークショーではその一戦をはじめ、門馬氏が藤波、昨年までデイリースポーツのコラムニストとしても健筆を振るった元東京スポーツの名物プロレス記者・高木圭介氏とともに、文体と藤波を語り尽くす。
ここまでの話はほんのさわり。何が飛び出すか分からない、プロレスファン必聴のイベントと言えるだろう。(デイリースポーツ・藤澤浩之)
2024年05月10日 12:00
全日本プロレスの5・12横浜BUNTAIで対戦する世界ジュニア王者のライジングHAYATOと挑戦者のカズ・ハヤシがこのほど、台東区の浅草ビューホテルで決戦直前会見を行った。
今回の選手権は、HAYATOがカズを指名し実現した。挑戦者でGLEATに所属するカズは7月1日の東京ドームシティホール大会で引退することを発表している。かつて全日本に所属し2度、同王座を戴冠。中でも2009年から11年の約2年間で17回防衛。これは、現在も破られていない最多防衛記録だ。
会見で50歳になったカズは、世界ジュニア王者として活躍した30代を振り返り「青春だった世界ジュニアのベルトには私と一緒に眠ってもらおうと思っています」とベルト奪還を宣言した。
迎え撃つ2度目の防衛戦となるHAYATOは、世界ジュニアにとってカズは「元カレ」と表現し「でも今、この世界ジュニアと一緒に歩いているのは俺だし、たまに、昔の元カレがちょっとだけ恋しくなることもあるだろうけど、俺がその思い出を全部消し飛ばしてあげるよ」と防衛を確信していた。
◆5・12横浜BUNTAI全対戦カード
▼オープニングマッチ タッグマッチ
田村男児、MUSASHI vs アンディ・ウー、吉岡世起
▼第2試合 タッグマッチ
大森北斗、羆嵐 vs ハートリー・ジャクソン、ロード・クルー
▼第3試合 結成!シン平成維震軍!スペシャル6人タッグマッチ
青柳優馬、越中詩郎、AKIRA vs 芦野祥太郎、黒潮TOKYOジャパン、立花誠吾
▼第4試合 After Champion Carnival シングルマッチ
斉藤レイ vs 綾部蓮
▼第5試合 スペシャルタッグマッチ
諏訪魔、鈴木秀樹 vs 船木誠勝、河野真幸
▼第6試合 After Champion Carnival スペシャルタッグマッチ
安齊勇馬、本田竜輝 vs デイビーボーイ・スミスJr.、サイラス
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
王者・ライジングHAYATO vs 挑戦者・カズ・ハヤシ
▼メインイベント チャンピオン・カーニバル2024優勝決定戦 時間無制限1本勝負
宮原健斗 vs 斉藤ジュン
2024年05月10日 11:51
朝倉未来が社長を務める1分間最強を決める格闘技イベント「BreakingDown(ブレイキングダウン)」の第12回大会に向けたオーディションの第3弾動画が9日、朝倉のYouTubeチャンネルで公開され、“アウトローのカリスマ”と呼ばれる人気選手で、作家の瓜田純士が、“濱の狂犬”と呼ばれる元アウトサイダーで、俳優の黒石高大との対戦が決まった。
黒石は引退を賭けて戦ったBD10で安藤叶華で敗れ、引退を発表した。瓜田は「あれから俺はずっと引っかかってて、彼の試合の後にも『本当に引退でいいの?』って聞いた。彼の方は本当はまだ全然燃え尽きてない、と。『てめえで言ったことなんで』って強調していたので、本当にそれでいいのかなって。本当に今後BDもう1回やりたいのか。それをみんなの前で意思確認したかった」と語りかけ、黒石は「正直やりたいはやりたいです。ただ、引退を懸けるって自分で言って、それで『やっぱり引退したくないです』はカッコ悪すぎるんで。それがずっと心には引っかかってます」と率直に明かした。
瓜田は「自分の言った約束に縛られて、このまま下がっちゃうのはあまりにもったいない」と語り「俺とやらない?俺は高大に対して記者会見でも喧嘩売ったことあるし、THE OUTSIDERの旗揚げ戦から一緒じゃん。俺がずっと行儀悪いことばっかやってたから。俺はずっとアウトサイダー組に引け目があった。俺でよければ、俺が黒石高大と闘う事で引退を撤回してもらえたらな」と、対戦をオファー。黒石は「それっていいんですか?」と問うた。
溝口COOは「僕とか(朝倉)CEOも引退マッチというのは引っかかるところもあった。未来くんからも黒石さんなんとかしたいねって彼の口からも出てて、僕たちの意向は瓜田さんと同じ見解です」と話し、朝倉も「いいカードですしね。決定ですね。黒石さんが良ければ」と、認めた。
黒石は「めちゃくちゃカッコ悪いですけど、よろしくお願いします」と瓜田に頭を下げ、瓜田は「恨みもなんもないけど、本気でやろう」と語り、握手で対戦が決まった。別撮りのVTRで瓜田は「究極の真っ直ぐバカ。ぶっ飛ばすことで、彼の迷いを吹っ飛ばしてあげたい。全く負ける気ないよ」と、言い切った。
2024年05月10日 11:39
朝倉未来が社長を務める1分間最強を決める格闘技イベント「BreakingDown(ブレイキングダウン)」の第12回大会に向けたオーディションの第3弾動画が9日、朝倉のYouTubeチャンネルで公開された。
2024年05月10日 09:46
ボクシングで最も権威があるとされる「リング誌」は9日(日本時間10日)、階級を超えた格付けである「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」の最新版を発表。世界スーパーバンタム級4団体統一王者で、6日の防衛戦でルイス・ネリ(メキシコ)の6回TKO勝ちした井上尚弥(31)=大橋=が1位に返り咲いた。
井上は2022年6月に日本人ボクサーで始めてPFP1位に輝いた。その後、同8月にオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)に抜かれ、2位となった。今回は直近1位が続いていた史上初の2階級での4団体統一王者となったテレンス・クロフォード(米国)を抜き、1年9カ月ぶりの1位復帰となった。
井上は6日のネリ戦で1回にキャリア初のダウンを喫したが、その後、3度のダウンを奪い返し、圧巻のTKO勝ちを収めていた。
発表を受けて、井上は自身のSNSを更新。「リング誌のPFP1に返り咲きました 皆さんの応援のおかげです!!いつも応援ありがとうございます」と、喜びをつづった。
◇最新PFPの順位は次の通り。
1位 井上尚弥
2位 テレンス・クロフォード(米国)
3位 オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)
4位 サウル・アルバレス(メキシコ)
5位 アルツール・ベテルビエフ(ロシア)
6位 ドミトリー・ビボル(ロシア)
7位 エロール・スペンスジュニア
8位 ガーボンタ・デービス(米国)
9位 ジェシー・ロドリゲス(米国)
10位 中谷潤人
2024年05月10日 09:00
ゼロ年代に新日本プロレスやPRIDEなどで活躍したジョシュ・バーネット(46)は現在、米国でプロレス団体「ブラッドスポーツ」(以下BS)を主宰しており、6月22日に東京・両国国技館で初の日本大会「ブラッドスポーツ 武士道」を開催する。2024年の今、親日家の“青い目のケンシロウ”が作り上げようとしているプロレスとは何なのか。
BSの旗揚げ戦は2019年4月5日。鈴木みのるや総合格闘技の大物フランク・ミア、ダン・スバーンらが出場した。以後、今年4月まで10回の大会を開催し、ジョン・モクスリー、ジェフ・コブ、上村優也、飯伏幸太、ニック・ネメスら日本でもおなじみの選手も多数、参戦している。
ジョシュが「アントニオ猪木、カール・ゴッチ、ビル・ロビンソンら影響を受けてきたプロレスラーや総合格闘家から学んだもの、コンバットスポーツで学び、全てを打ち込むことで信じてきたもの全てを表現したい。影響を与えてくれた方々が作ってきたものに失礼のないように継承していきたい」と考えた結果が、BSなのだという。
また、「全てのレスラーに戦う場を提供し、本当の自分をどう表現するかという場を作り上げたい。BSはロープもないし、ロープに頼ることもできない。今まで頼ってきたものが削られている中で自分をどう出せるかが本当の実力だと思う」と、プロレスラーとしての力量が厳しく問われる場でもあると訴えた。
ブラッドスポーツという名称は「コンバットスポーツを表現したい」と名付けた。「コンバットスポーツは自分も血みどろになるし、相手をそうさせようともする。心身を出し切る意味でも、表現としてはいいんじゃないかな」と胸を張る。
ルールはシンプルにして過酷で、ジョシュは「プロレスの原点に戻ったピュアなもの」だという。決着はKO、一本、レフェリーストップのみ。ロープもダウンカウントもなく、ロープに逃げることができない。打撃技は頭突き、パンチ、掌底、肘、膝、蹴りと全て認められている。
そのようなプロレスを、観客は理解できているのか。ジョシュは「理解度はどんどん深まっていると思う。ルールの問題だけでなく、選手の闘魂に心を重ねる、言い表せないような感動があるから」と自信を見せる。
ビジネス面は手堅い。「プロデューサーとして、作り上げるものは絶対にユニークでないといけない。そこに、プロレスで学んだ経験がすごく生かせる部分がある。僕の経験は全ての人にできるものではない非常にユニークなものなので、そういった言葉では表現できないものを形として作っていきたい」と、他イベントとの差異化を強く意識している。
過去10大会は全て完売か、完売に近かったといい、PPVや入場料などの収入などで「赤字になったことは一度もない」と強調。「基本的に毎回、絶対に赤字にならないことが大前提でやっているので。継続開催できているということは、選手にもいい環境を与えられていると思う」と収支にはシビアだ。
今回、日本大会には「武士道」と付けた。「日本で戦う時は、選手にも武士道精神があるんじゃないかなと思ったから。新渡戸稲造の『武士道』にあるように」とは、日本文化にも造詣の深いジョシュならではだ。「見たことがある選手も知らない選手も、絶対に新しいスタイルを見ることになる」と断言。BSに武士道精神がどのような化学反応を起こすのか、日本旗揚げ戦を注視したい。(デイリースポーツ・藤澤浩之)
◆ジョシュ・バーネット(Josh barnett)1977年11月10日生まれ、米シアトル出身。総合格闘技は19歳でプロデビュー。2002年、史上最年少のUFC世界ヘビー級王者。04年から参戦したPRIDEではE・ヒョードル、A・R・ノゲイラ、M・クロコップと並び四天王と称された。プロレスでは03年、デビュー戦で永田裕志のIWGPヘビー級王座に挑戦。IGF、戦極などでも主力として活躍した。日本文化に造詣が深い。身長191センチ、体重113キロ。
2024年05月10日 06:00
女子プロレス「スターダム」のIWGP女子王者・岩谷麻優(31)が、18日に横浜武道館大会で行われるアイスリボンの藤本つかさ(40)とシードリングの中島安里紗(35)のコンビ「ベストフレンズ」との対戦について、意外な言葉を口にした。
「ベストフレンズ」とは2016年にも紫雷イオ(現WWEのイヨ・スカイ)とのタッグ「サンダーロック」で対戦が浮上したが、実現しなかった。岩谷は当時の心境について「会社の事情だかわからないけど、大人たちダルって思った」と明かした。
約8年が経過し、羽南(19)とのタッグで決戦を迎える。因縁の試合へ注目度はすでに最高潮だが、当の本人は「申し訳ないんですけど、正直それどころじゃありません!」と冷めた反応。「ちょっと前までは始球式で頭がいっぱいで、それが終わったら映画の試写会だったりで大変」と続けた。
6日には横浜スタジアムで行われたDeNA―ヤクルト戦の始球式に登場。9日には、自身が原案を担当した映画「家出レスラー」(17日に公開)の完成披露試写会に出席するなど大忙しで、確かにスケジュールはパンパンのようだが…。スターダムのアイコンの心境が気になるところだ。
2024年05月10日 05:00
非加盟団体から見た「日本プロレスリング連盟」とは…。
2024年05月09日 20:37
開戦のきっかけは下町のもんじゃ焼き? GLEATは9日、DDTとの対抗戦を行う6月6日の東京・後楽園ホール大会のカード発表会見を行った。
会見冒頭、DDTの大社長こと高木三四郎と並んだGLEATのチーフストラテジーオフィサー・CIMAは「いつも社長の鈴木(裕之)と『やっぱり面白いことをやりたい。面白いだけじゃなくて激しい戦いやスタイリッシュや疾走感やハチャメチャがあるものをしたい』と話をしていて。そんな時、門前仲町のもんじゃ焼き屋さんで昼ご飯を食べていたら、近くの席にたまたま高木さんがいたんです。それで『GLEATと一発、プロレス界に刺激をぶちこみませんか』ということで話を持ちかけました。ALL TOGETHERがあったり、そこにGLEATは出場できなかったりで悔しいものはありますが、何もかも乗り越えてできるのがプロレスだと思うので」と意外なきっかけを明かす。これに高木も「もんじゃ屋でご飯を食べていたら声をかけられて驚いたんですよ。こんなことあるんだなって。それで面白いことをやりましょうという言葉に反応しまして」と続いた。
メインの6人タッグ戦ではGLEATのガチムチユニット「バルクオーケストラ」の田村ハヤト、河上隆一、KAZMA SAKAMOTOとDDTの樋口和貞、納谷幸男、飯野雄貴が対戦する。G―REX王者の田村が「見たい試合はバチバチしたぶつかり合いだと思うので、王者の俺が正面から受け止めて1人ずつかたずけてやる」と挑発すれば、飯野が「何がオーケストラだ。歌うのか? お前、腕がリコーダーみたいに細いなあ」と返して乱闘に発展。互いに上半身裸になるとショルダータックルをぶつけ合い、火花を散らした。
2024年05月09日 19:15
女子プロレス「スターダム」のIWGP女子王者・岩谷麻優(31)は9日、都内で行われた映画「家出レスラー」(17日公開)の完成披露試写会に出席し、自身を演じ、映画初主演を果たした平井杏奈(27)との意外なエピソードを明かした。
今作品はスターダムのアイコンこと、岩谷の半生を描いた映画で、家出をしてから同団体の1期生としてデビュー、そして最強のレスラーに成長するまでを描いた「青春プロレス映画」となっている。
主演オーディションすべてに参加したという岩谷だが、平井には何か運命を感じていたようで「書類審査の時点で、『この子いいですね』と言ったのが平井さんだった。また試験の合間に唯一インタビューしたのも平井さん」と秘話を明かした。またトレードマークの尻尾を忘れた時、ちょうどオーディション中で尻尾を持っていた平井に「忘れちゃったので貸してもらってもいいですか」と頼み、実際にそれを身に着け、試合に臨んだこともあったという。
最後に岩谷は「胸を張っていい映画ができたと思いますので、たくさんの人に見てもらいたい」と映画への思いを語った。
同イベントには、スターダムの朱里、向後桃、のほか、タレントのゆきぽよこと木村有希、中本大賀、お笑いコンビ「バッファロー吾郎」の竹若元博も出席した。
2024年05月09日 18:08
お騒がせ女子プロレスラーウナギ・サヤカが邪道・大仁田厚(66)を相手にデスマッチ2連戦に臨むことが9日、主催者から発表された。
FBWファイヤープロレス5月25日島根・松江大会では、「流星ファイヤーロケット+電流爆破バット+棺桶爆破 トルネード6人タッグデスマッチ」(時間無制限1本勝負)でシャドウWX、ALLマイティ井上と組み、大仁田厚、SAKI、HASEGAWA組と対戦する。
また、同26日の大阪大会では「凶器持ち込みロイヤルランブル式有刺鉄線ロープ&有刺鉄線ボードバンクハウス6人タッグデスマッチ」(時間無制限1本勝負)でシャドウWX、ライジングKIDと組み、大仁田厚、SAKI、HASEGAWA組みと対戦する。
これまでウナギは大仁田から「ロッシー(小川)に負けたくないんだろ? だったら再び電流爆破のリングに入り、ハードコアマッチをこなすウナギ・サヤカのすごさを見せつけてやるんじゃ!」と挑発され、「もちろんロッシー小川にも、大仁田厚にも負ける気はない。そこまで熱いラブコールを送られたら、もうやるしかないでしょ」と返答。「大仁田厚がつくり上げてきたプロレスを全て飲み込み、私の養分にしてやる。おい、大仁田! お前の土俵でお前を査定して、今まで見たことのない世界を見せてやるよ」と、昨年8月以来となる電流爆破マッチ参戦を受諾していた。
どんな世界が見られるのか。