2024年05月10日 09:00
ゼロ年代に新日本プロレスやPRIDEなどで活躍したジョシュ・バーネット(46)は現在、米国でプロレス団体「ブラッドスポーツ」(以下BS)を主宰しており、6月22日に東京・両国国技館で初の日本大会「ブラッドスポーツ 武士道」を開催する。2024年の今、親日家の“青い目のケンシロウ”が作り上げようとしているプロレスとは何なのか。 BSの旗揚げ戦は2019年4月5日。鈴木みのるや総合格闘技の大物フランク・ミア、ダン・スバーンらが出場した。以後、今年4月まで10回の大会を開催し、ジョン・モクスリー、ジェフ・コブ、上村優也、飯伏幸太、ニック・ネメスら日本でもおなじみの選手も多数、参戦している。 ジョシュが「アントニオ猪木、カール・ゴッチ、ビル・ロビンソンら影響を受けてきたプロレスラーや総合格闘家から学んだもの、コンバットスポーツで学び、全てを打ち込むことで信じてきたもの全てを表現したい。影響を与えてくれた方々が作ってきたものに失礼のないように継承していきたい」と考えた結果が、BSなのだという。 また、「全てのレスラーに戦う場を提供し、本当の自分をどう表現するかという場を作り上げたい。BSはロープもないし、ロープに頼ることもできない。今まで頼ってきたものが削られている中で自分をどう出せるかが本当の実力だと思う」と、プロレスラーとしての力量が厳しく問われる場でもあると訴えた。 ブラッドスポーツという名称は「コンバットスポーツを表現したい」と名付けた。「コンバットスポーツは自分も血みどろになるし、相手をそうさせようともする。心身を出し切る意味でも、表現としてはいいんじゃないかな」と胸を張る。 ルールはシンプルにして過酷で、ジョシュは「プロレスの原点に戻ったピュアなもの」だという。決着はKO、一本、レフェリーストップのみ。ロープもダウンカウントもなく、ロープに逃げることができない。打撃技は頭突き、パンチ、掌底、肘、膝、蹴りと全て認められている。 そのようなプロレスを、観客は理解できているのか。ジョシュは「理解度はどんどん深まっていると思う。ルールの問題だけでなく、選手の闘魂に心を重ねる、言い表せないような感動があるから」と自信を見せる。 ビジネス面は手堅い。「プロデューサーとして、作り上げるものは絶対にユニークでないといけない。そこに、プロレスで学んだ経験がすごく生かせる部分がある。僕の経験は全ての人にできるものではない非常にユニークなものなので、そういった言葉では表現できないものを形として作っていきたい」と、他イベントとの差異化を強く意識している。 過去10大会は全て完売か、完売に近かったといい、PPVや入場料などの収入などで「赤字になったことは一度もない」と強調。「基本的に毎回、絶対に赤字にならないことが大前提でやっているので。継続開催できているということは、選手にもいい環境を与えられていると思う」と収支にはシビアだ。 今回、日本大会には「武士道」と付けた。「日本で戦う時は、選手にも武士道精神があるんじゃないかなと思ったから。新渡戸稲造の『武士道』にあるように」とは、日本文化にも造詣の深いジョシュならではだ。「見たことがある選手も知らない選手も、絶対に新しいスタイルを見ることになる」と断言。BSに武士道精神がどのような化学反応を起こすのか、日本旗揚げ戦を注視したい。(デイリースポーツ・藤澤浩之) ◆ジョシュ・バーネット(Josh barnett)1977年11月10日生まれ、米シアトル出身。総合格闘技は19歳でプロデビュー。2002年、史上最年少のUFC世界ヘビー級王者。04年から参戦したPRIDEではE・ヒョードル、A・R・ノゲイラ、M・クロコップと並び四天王と称された。プロレスでは03年、デビュー戦で永田裕志のIWGPヘビー級王座に挑戦。IGF、戦極などでも主力として活躍した。日本文化に造詣が深い。身長191センチ、体重113キロ。
2024年05月20日 22:09
◆マリーゴールド旗揚げ戦「Marigold Fields Forever」(20日、後楽園ホール)観衆1539
女子プロレス新団体「マリーゴールド」が20日、後楽園ホールで旗揚げした。
ロッシー小川氏が社長の同団体。所属選手は3月いっぱいで「スターダム」を退団したジュリア、林下詩美、桜井麻衣、MIRAI、ビクトリア弓月の5選手と高橋奈七永、石川奈青に加え、「アクトレスガールズ」を退団した青野未来、翔月なつみ、松井珠紗、CHIAKI、天麗皇希、後藤智香の6選手が入団し計13選手での旗揚げとなった。また「アクトレス」でアドバイザーを務めていた風香氏がアシスタント・プロデューサー(AP)に就任した。
超満員札止め1539人を集めた旗揚げ戦のメインイベントは、ジュリアが林下詩美と組んでSareee、ボジラと対戦した。
ジュリアとSareeeの5年ぶりの対決が注目された一戦は、初来日のボジラが驚異的なパワーを発揮し試合を支配。観客のハートをわしづかみにするファイトを展開した。ジュリアも鋭いエルボー、林下も身長180センチのボジラの巨体を投げ捨てるなど食い下がったが、最後は28分06秒、ジュリアがSareeeのリストクラッチ式裏投げに沈み痛恨の旗揚げ戦での黒星を喫する屈辱にまみれた。
試合後、マイクを手に勝ち誇るSareeeにジュリアはマリーゴールドへの定期参戦を要求。Sareeeも受諾し両者は一騎打ちを約束した。大会後、館内のスクリーンで7月13日に両国国技館でのビッグマッチ開催を発表。Sareeeはバックステージでこの日、明らかになったマリーゴールドのユナイテッドナショナル(UN)選手権でのジュリアとの一騎打ちを希望し両者の激突が不可避の状況に突入した。
試合後、バックステージでジュリアは「あぁ〜悔しい…」とうめき、旗揚げまでに支えてくれた人々への感謝を口にし「負けたことが本当に悔しい。絶対こっから這い上がってやる」とリベンジを誓った。さらに林下もSareeeへ「マリーゴールドへ来てくれるんだったら私は今日やり合えてないから私にも教えてくださいよ」と一騎打ちを要求していた。
この日、新団体の2つのベルトを発表したロッシー小川氏は、王座決定戦を「両国でやりたいですね」と初代王者決定戦を行うことを明言した。ジュリアは「マリーゴールドの歴史は今日、始まりました。女子プロ界に旋風を起こす。詩美やってやりましょうよ!Sareeeぶっ飛ばしてやる!」とぶち上げれば林下も「ボジラ、ぶっ飛ばしてやる」と雪辱を誓った。
◆5・20旗揚げ戦全成績
▼startin over パッション注入2024 15分1本勝負
〇高橋奈七永(14分15秒、冷蔵庫爆弾→片エビ固め)ビクトリア弓月●
▼A対Aイデオロギー対決 15分1本勝負
〇青野未来(8分55秒、スタイルズクラッシュ→エビ固め)石川奈青●
▼The Power Contest 15分1本勝負
〇MIRAI(11分30秒、ラリアット→エビ固め)CHIAKI●
▼World beauty showdown〜世界美女決戦〜 15分1本勝負
△桜井麻衣、ゼイダ・スティール(15分時間切れ引き分け)野崎渚、マイラ・グレース△
▼アクトレス・ニュータイム 20分1本勝負
〇天麗皇希、後藤智香(12分30秒、アメシストバタフライ→片エビ固め)翔月なつみ、松井珠紗●
▼マリーゴールド最強タッグ伝説 30分1本勝負
〇Sareee、ボジラ(28分06秒、リストクラッチ式裏投げ→片エビ固め)ジュリア●、林下詩美
2024年05月20日 22:05
本当にやばいヤツがやってきた。女子プロレス新団体「マリーゴールド」旗揚げ戦(20日、東京・後楽園ホール)で、主役の座を奪ったのが初来日の大怪獣ボジラ(20)だ。
メインでSareeと組み、新団体ツートップのジュリア&林下詩美と対戦。スモークがたかれたリングに威風堂々と登場すると、会場に戦慄が走った。
試合ではジュリアと詩美を子供扱いだ。2人からダブルのドロップキックをくらっても、181センチ、91キロの体は微動だにしない。ジュリアを軽々と持ち上げると、突進してきた詩美も捕獲。2人まとめて投げ飛ばし、会場は大「ボジラコール」に包まれた。
さらにパートナーのSareeeを担ぎ上げると、場外のジュリアと詩美めがけて投げつける。もう誰にも止められなかった。
自軍が勝利したリング上では、この日お披露目された赤いベルトこと、マリーゴールド・ワールド王座を強奪。高々と掲げると再び会場は大「ボジラコール」に。気を良くした大怪獣はコーナーに上がり、マッスルポーズを披露した。ワールド王座戦線に絡んでくることは確実だ。
ドイツ出身のボジラは元スターダムのワールド王者アルファ・フィメールが送り込んだ刺客で、2022年3月にデビュー。ロッシー小川代表も「まさか、ここまでとは…」と絶句し、ジュリアと詩美のダメージを心配していた。
2024年05月20日 21:43
◆マリーゴールド旗揚げ戦「Marigold Fields Forever」(20日、後楽園ホール)
女子プロレス新団体「マリーゴールド」が20日、後楽園ホールで旗揚げした。
ロッシー小川氏が社長の同団体。所属選手は3月いっぱいで「スターダム」を退団したジュリア、林下詩美、桜井麻衣、MIRAI、ビクトリア弓月の5選手と高橋奈七永、石川奈青に加え、「アクトレスガールズ」を退団した青野未来、翔月なつみ、松井珠紗、CHIAKI、天麗皇希、後藤智香の6選手が入団し13選手での旗揚げとなった。また「アクトレス―」でアドバイザーを務めていた風香氏がアシスタント・プロデューサー(AP)に就任した。
超満員の旗揚げ戦。第1試合前に全選手の入場式が行われた。選手を代表して林下があいさつした。マイクを持ち「満員のなか旗揚げできることをうれしく思っています。ありがとうございます」と観客に感謝した。さらにファンへ「マリーゴールドの歴史の始まりの証明になります。マリーゴールドの全選手の覚悟をぜひ見届けてください」とメッセージを送ると大きな拍手がわき起こった。
続けて小川氏がリングインし2本のベルトを持ち団体のタイトルを紹介。「赤いベルト」がマリーゴールド・ワールド選手権。白いベルトがマリーゴールド・ユナイテッドナショナル(UN)選手権と命名したことを発表した。
2024年05月20日 21:40
女子プロレス新団体「マリーゴールド」のMIRAI(24)が、20日に後楽園ホールで行われた旗揚げ戦でCHIAKI(29)に勝利した。
2024年05月20日 21:21
女子プロレス新団体「マリーゴールド」は20日、7月13日に東京・両国国技館大会を開催すると発表した。
後楽園ホールで行われた旗揚げ戦のメイン終了後、ビジョンで両国進出が告知され、会場はどよめきと大歓声に包まれた。
取材に応じたロッシー小川代表(67)は「他のところが使わなくなり、偶然空いているのを耳にしたもので。これはやるしかない、と運命的なものを感じました」と明かした。
小川代表が2011年1月に旗揚げしたスターダムが両国初進出を果たしたのが、愛川ゆず季の引退試合が行われた13年4月だった。旗揚げから、わずか2か月での両国進出は異例となる。それでも小川代表は「マリーゴールドは、今まで他の団体が3年かかってやっていたことを1年でやる団体なので。勝算? 旗揚げ戦の勢いでいきたいですね」と自信をみなぎらせた。
2024年05月20日 21:15
女子プロレス新団体「マリーゴールド」が20日に東京・後楽園ホールで旗揚げし、期待の天麗皇希(あまれい・こうき)が大器の片りんをのぞかせた。
セミのタッグマッチでは後藤智香と組み、翔月なつみ&松井珠紗と対戦。4人はアクトレスガールズからの合流組で、皇希と後藤は、この試合がプロレスデビュー戦となる。
敵軍の猛攻にさらされた皇希だったが、10分過ぎ、松井にパワースラムを決めて反撃。さらに翔月と松井をまとめてバックドロップで投げ飛ばすと、アメジストバタフライ(変型ダイビングボディープレス)を松井に決めて勝利を収めた。
「デビュー戦で勝ちました!」と絶叫した皇希は「マリーゴールドのリングでもっとプロレスを経験して、もっと大きくなります!」と約束。観衆から大きな声援を送られた。
2024年05月20日 21:00
女子プロレス新団体「マリーゴールド」旗揚げ戦(20日、東京・後楽園ホール)で、初来日の外国人が躍動した。
第4試合のタッグマッチで超貴婦人桜井麻衣(33)はゼイダ・スティール(20)と組み、野崎渚(33)、マイラ・グレース(31)組と対戦。
163センチ、53キロで米国出身のゼイダは2022年8月にCZWマットでデビュー。ウォリアーズ・オブ・レスリング女子王座の戴冠歴があり、22年冬にはWWEのトライアウトを受けたことがある。
一方、アイルランド出身で160センチ、52キロのマイラは、17年9月にアイルランドのリングでデビュー。ヒップホップダンサーとして20年以上のキャリアを持ち、WWE・NXTでも活動。WWEのニッキー・クロスの推薦で、今回の参戦が決まった。
初来日の2人はともに先発で出陣し、スピード感あふれる攻防で沸かせる。マイラは桜井とゼイダをまとめてドロップキックで吹っ飛ばす。4選手のうち、唯一の所属選手である桜井も負けていない。野崎に連続ダブルチョップを見舞われると、エルボーで応戦。さらにマイラにレッグラリアートからの、おパラダイスロックで屈辱を与えた。
9分過ぎはゼイダが野崎にトペ・スイシーダを発射すると、桜井もミサイルキックからのビッグブーツでたたみかける。残り3分を切ったところで、桜井はおきて破りのおしゃれキックを野崎に決めるが、両軍とも決め手を欠いたまま15分時間切れドローで終わった。
試合後、おマイクを手にした桜井は「庶民のみなさん、ごきげんよう。こんなボロボロの状態でおマイクを握るのは初めてですわ」と貴婦人モード全開で切り出し「マリーゴールド旗揚げ戦という特別な場で、庶民レスラーの野崎渚に勝てなかった。決着つくまでやり合いますわ」と決着戦を要求した。
最後は超満員の観客席に向かって「イタリアンを予約しているので、この後、マリーゴールドのみんなでイタリアンを食べに行きますわ。あなたたち庶民は、今週はまだ始まったばかり。早く家に帰って仕事のことでも考えなさい〜」と呼びかけ、優雅にリングを後にした。
2024年05月20日 20:40
女子プロレス新団体「マリーゴールド」の青野未来(33)が、旗揚げ戦(20日、東京・後楽園ホール)で存在感を発揮した。
2024年05月20日 20:03
◆マリーゴールド旗揚げ戦「Marigold Fields Forever」(20日、後楽園ホール)
女子プロレス新団体「マリーゴールド」が20日、後楽園ホールで旗揚げした。
ロッシー小川氏が社長の同団体。所属選手は3月いっぱいで「スターダム」を退団したジュリア、林下詩美、桜井麻衣、MIRAI、ビクトリア弓月の5選手と高橋奈七永、石川奈青に加え、「アクトレスガールズ」を退団した青野未来、翔月なつみ、松井珠紗、CHIAKI、天麗皇希、後藤智香の6選手が入団し計13選手での旗揚げとなった。また「アクトレス」でアドバイザーを務めていた風香氏のアシスタント・プロデューサー(AP)に就任した。
超満員の旗揚げ戦となった第2試合で「アクトレス―」でエースだった青野未来が石川奈青と対戦。互いに意地と意地がぶつかる激戦は、青野がスタイルズクラッシュで石川を沈めた。
バックステージで青野は「最高の景色でした。見たことのない後楽園ホールを見られて、入場式からグッと来ちゃって…始まるんだなってこと…。これだけたくさんのお客さんがマリーゴールドに期待してくれているのを感じることができてより身が引き締まる思いで試合に臨めました」と瞳を潤ませた。
石川に勝利したが「私はもっともっと上を目指したいし、強い相手と戦いたいんで、だったら石川奈青がもっと強くなって」と明かし「私も今日、勝ったけど悔しいところいっぱい残っているんで私ももっとさらに上行くんで石川奈青、雑草魂で大きく伸びてきたらいいと思います」とメッセージを送っていた。
敗れた石川は「悔しいです」を繰り返し、号泣していた。
2024年05月20日 19:53
◆マリーゴールド旗揚げ戦「Marigold Fields Forever」(20日、後楽園ホール)
女子プロレス新団体「マリーゴールド」が20日、後楽園ホールで旗揚げした。
ロッシー小川氏が社長の同団体。所属選手は3月いっぱいで「スターダム」を退団したジュリア、林下詩美、桜井麻衣、MIRAI、ビクトリア弓月の5選手と高橋奈七永、石川奈青に加え、「アクトレスガールズ」を退団した青野未来、翔月なつみ、松井珠紗、CHIAKI、天麗皇希、後藤智香の6選手が入団し13選手での旗揚げとなった。また「アクトレス―」でアドバイザーを務めていた風香氏のアシスタント・プロデューサー(AP)に就任した。
超満員となった旗揚げ戦のオープニングマッチは、デビュー28年目の高橋奈七永が昨年11月にデビューした19歳のビクトリア弓月と一騎打ち。「パッション注入2024」と銘打たれた対戦は、高橋の強烈なエルボー、キックを弓月が耐え抜く大健闘。最後はバックドロップからのトップロープからの冷蔵庫爆弾で高橋が勝利し記念すべき団体としての初勝利をゲットした。
高橋は「マリーゴールド最初の試合、パッション感じてもらえたかな?感じないわけがない!お客さんにも何より弓月に届いてないはずがないんだ」と胸を張った。さらに「もうちょっとぶっちゃっけ優しくやりたかったよ。だけど、パッション注入してやるってあいつから言ったのにこのザマだよ」と弓月を切って捨てた。
さらに新団体へかける思いを「自分で期限を決めている。正確な期限は決めてないけども引退を見据えてここに来たことは自分に限りがある有限だってことなんで。そこは今までと違う・相当なリスクも覚悟してここへ来たんで」と明かし「大好きなプロレスをここで守り抜きます」と誓った。
敗れた弓月は「私はこんなところで折れないので、今日、負けたけど次は必ず私が3とってみせるので、もう一度、奈七永さんとシングルやらせてください」と再戦を訴えていた。
2024年05月20日 19:35
女子プロレス新団体「マリーゴールド」が20日、東京・後楽園ホールで旗揚げし、自称・女子プロ界の人間国宝高橋奈七永(45)がオープニングマッチを務めた。
「パッション注入2024」と題した一戦で、3月いっぱいでスターダムを退団した弓月改めビクトリア弓月(19)とシングルマッチで対戦。2011年1月23日に東京・新木場で行われたスターダム旗揚げ戦でも第1試合を務めたのが高橋で、タッグ戦で愛川ゆず季を沈めてスターダム勢初勝利を収めている。
序盤から遠慮なくほおを張ってきた弓月に対し、高橋も本気モードに。重いエルボーでなぎ倒すと、連続チョップ15連発でたたみかける。
会場が大「弓月コール」に包まれる中、残り3分を切ったところで弓月も張り手、トラースキックで反撃してきたが、高橋は容赦ない岩石落としを発射。これを返されると冷蔵庫爆弾を放ち、勝利を収めた。
試合後は握手を拒否された高橋は「マリーゴールドの始まりにパッションを注入しました。こんなにパッションしているんだから、弓月に届かないわけがない。私みたいな大きな壁を相手にしたら、困難なことがわかったんじゃないかな」と胸を張った。
1996年に全日本女子プロレスでデビュー。同団体の最高峰王座、WWWA世界シングル王座を最後に巻いたのが高橋だった。全女解散後はプロレスリングSUN、スターダム、シードリングを渡り歩き、現役最後のリングにマリーゴールドを選んだ。
「引退を見据えてここに来たということは、時間に限りがある。相当な覚悟がある」。高橋の引退ロードがいよいよ幕開けする。
【弓月の話】私は折れてないので、次は必ず奈七永からスリーを取ってみせます。このままでは終われないので、もう一回シングルをやらせてほしい。
2024年05月20日 19:34
「プロレス・マリーゴールド」(20日、後楽園ホール)
女子プロレスの新団体「マリーゴールド」の旗揚げ戦が開催された。
2024年05月20日 19:10
女子プロレス新団体「マリーゴールド」が20日、東京・後楽園ホールで旗揚げした。
元スターダムのエグゼクティブプロデューサーのロッシー小川代表が4月15日に設立会見を開き、元スターダムや元アクトレスガールズの13選手が所属となった。会見後に発売された旗揚げ戦の入場券は、即日全席完売。開演2時間前からファンがグッズ売店に並ぶ列が150人を超えた。
会場には初代タイガーマスク・佐山総、ブル中野、小橋建太をはじめ、米WWEのイヨ・スカイ、カイリ・セインなど多くの関係者からお祝いの花が届いた。
大会前には南側の後方から所属13選手がサプライズ登場。会場が大歓声で包まれる中、選手がリングに集結すると、マイク持った林下詩美が「今日はたくさんの人にご来場いただき、ここ後楽園ホールが満員の中、旗揚げできてうれしく思います。今日集まった全てのみなさんがマリーゴールドの歴史の始まりの証人になります。全選手の覚悟を見届けてください。全力で楽しんでいってください」とあいさつした。
また、練習生の南小桃、咲村良子、橘渚、南ゆうきの4選手も紹介された。
2024年05月20日 19:00
「プロレス・マリーゴールド」(20日、後楽園ホール)
女子プロレスの新団体「マリーゴールド」の旗揚げ戦が開催された。
試合前に早くも4人の練習生がリング上で紹介され、カウントダウンに続いて映像が流れた後、セレモニーを実施。全選手が南側の観客席の後方から入場すると観客の手拍子と大歓声で迎えられ、最後に入場したジュリアには大きな「ジュリア」コールが送られた。
その後、林下詩美が選手を代表して「満員の中旗揚げ戦ができることをうれしく思っています!ここにいる全ての皆さん、配信をご覧になっている全ての皆さんが、マリーゴールドの歴史の証人になります。全選手の覚悟をぜひ見届けてください」とあいさつした。
マリーゴールドは全日本女子プロレス出身でこれまでアルシオン、スターダムを旗揚げしてきたロッシー小川代表(67)が手がけている。
小川氏はセレモニー後にリングインし、新設されたタイトルのチャンピオンベルトを紹介。赤いベルトがマリーゴールド・ワールド選手権、白いベルトがマリーゴールド・ユナイテッドナショナル選手権となる。
2024年05月20日 19:00
女子プロレス新団体「マリーゴールド」が20日、東京・後楽園ホールで旗揚げし、試合開始前には新設される2本のベルトがお披露目された。
ロッシー小川代表(67)が赤と白のベルトを持ってリングイン。赤いベルトに位置づけられる団体最高峰王座「マリーゴールド・ワールド王座」と、白いベルトこと「マリーゴールド・ユナイテッド・ナショナル(UN)王座」だ。
この他、同団体ではタッグ王座の「マリーゴールド・ツインスター王座」、55キロ以下の軽量級の選手のみ挑戦できる「マリーゴールド・スーパーフライ級王座」の4大王座が新設される。
会場は大歓声に包まれ「ロッシー、ありがとう!」「ロッシー、長生きしてな!」と小川代表へエールが送られた。