2024年05月10日 14:54
ボクシングの4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(31)=大橋=が、米国の権威ある専門誌「ザ・リング」が9日(日本時間10日)、発表した、全階級を通じたランキング「パウンド・フォー・パウンド」(PFP)で、約2年ぶりに1位に返り咲いた。6日の東京ドーム興行で、“悪童”ルイス・ネリ(29)=メキシコ=と対戦し、1回にキャリア初のダウンを喫しながら、6回TKOに沈めて防衛に成功。このインパクトで再び「最強ボクサー」の座についた。 リング誌は選考の詳細を記事にし掲載。選考委員10人のうち、8人が井上に投票。2人が現3団体統一世界ウエルター級王者のテレンス・クロフォードに投票したという。 会合の当初は1位クロフォード、2位井上の順位が変わらない流れだったが、井上戦を多く取材してきたトム・グレイ氏が「井上に投票する。クロフォードと(3位の)ウシクはこの4年で4勝0敗で、井上は8勝0敗(8KO)。リングの実績という点では彼らに匹敵する以上のものがある。ネリ戦の勝利は彼のトップ3に入る最高のパフォーマンスの1つ。SNSでは井上のダウンへの声もあるが、ボクシングにダウンはつきもの。重要なのはどう対応するか。井上はこれ以上ない対応力だった」と、称賛した。この提案が他の委員の「心変わりを引き起こした」という。 井上は2022年6月10日発表のPFPで、3団体統一世界ヘビー級王者オレクサンドル・ウシク(37)=ウクライナ=を抜いて日本人で初めて1位にランクされたが、同8月には2位に後退していた。 返り咲きを受けて井上は所属する大橋ジムを通じてコメントした。 「ルイス・ネリとの防衛戦で、約2年ぶりに権威あるリング誌のPFP1位に返り咲くことができました」と報告し、「これもいつも応援してくださる皆さんのおかげです」と感謝。「東京ドームでの戦いを経て、今後のキャリアを加速させて行くので、また応援よろしくお願いします」と決意を新たにした。 また、WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(26)=M・T=は、初めてランクインした先月に続いて、10位にランクされている。 1位から10位のランキングは次の通り。 (1)井上尚弥(大橋) (2)テレンス・クロフォード(米国) (3)オレクサンドル・ウシク(ウクライナ) (4)カネロ・アルバレス(メキシコ) (5)アルトゥール・ベテルビエフ(ロシア) (6)ドミトリー・ビボル(ロシア) (7)エロール・スペンス・ジュニア(米国) (8)ガーボンタ・デービス(米国) (9)ジェシー・ロドリゲス(米国) (10)中谷潤人(M・T)
2024年05月21日 05:00
「プロレス・マリーゴールド」(20日、後楽園ホール)
女子プロレス新団体「マリーゴールド」旗揚げ戦が20日、後楽園ホールに超満員札止め1539人を集めて行われた。
メインのジュリア、林下詩美組−Sareee、ボジラ組は、181センチ、91キロのボジラがムーンサルトプレスなどで度肝を抜けば、エースのジュリアがSareeeのリストクラッチ式裏投げに敗れるなど衝撃続き。ジュリアの「シングルでケリを」という要求をSareeeも飲み、7・13両国国技館大会での実現が濃厚になった。
2024年05月21日 05:00
「ボクシング・WBA・IBF世界スーパーフライ級王座統一戦」(7月7日、両国国技館)
ボクシングのWBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(35)=志成=が20日、ABEMAボクシングチャンネルの生配信で、7月7日に両国国技館で行われるIBF同級王者フェルナンド・マルティネス(32)=アルゼンチン=との統一戦について語った。
「本当に激しい試合にはなると思う。ある程度覚悟を決めないと勝てないと思うし、上回れないと思う。自分自身の魂で戦わないといけないと思っている」と見通しを示した。
2024年05月21日 05:00
「大相撲夏場所・9日目」(20日、両国国技館)
再出場した平幕高安が大関豊昇龍をすくい投げで破り、3勝目を挙げた。復帰戦でいきなり大関に快勝。元大関の地力を改めて示し、優勝争いのカギを握る存在になりそうな雰囲気が漂ってきた。大関琴桜は阿武咲を下して2敗を死守。1敗だった新小結大の里、平幕宝富士が敗れたため、トップタイに浮上した。優勝争いは2敗で御嶽海と湘南乃海を加えた5人が並び、混戦模様に拍車がかかった。
悠然と歓声を浴びる姿にたっぷりの貫禄が漂った。2日目以来7日ぶりの土俵でも、高安は強かった。「おかげさまでしっかり休んで良くなった。復帰戦に勝てたので、気持ちは前向きになりました」。また戦える手応えが表情ににじみ出た。
落ち着いていた。なかなか手をつかない豊昇龍にも「毎度のこと」と乱されず。もろ手突きからすぐに左を深く差すと、強引な投げを難なくしのいで、逆に力強くすくって転がした。過去8勝2敗と合口のいい大関に、また苦杯をなめさせた。
2日目に大の里に完勝して2連勝発進後、3日目の朝稽古で腰痛を発症した。無念の休場で悲願の初優勝はまたも霧散したが、勝ち越しを目指して戻ってきた。
いきなり結びの大関戦。ハードな取組編成を「ありがたい。こういうところで相撲をとれることが、お相撲さんの醍醐味(だいごみ)」と歓迎した。再出場3度、途中出場1度の“復帰戦”はこれで4戦全勝。「しょうもない相撲は見せられない。しっかり治して100%の相撲を見せられた方がいい。今日はそれができたかな」とうなずいた。
役力士の休場者が多く、今後も好成績の力士との対戦が予想される。「いいんじゃないですか。その方がやりがいがあるし、見ている方も面白い」と望むところ。10日目は琴桜が相手。「千秋楽までいい相撲をとりたい」という実力者が、賜杯レースの門番として立ちはだかる。
2024年05月21日 05:00
女子プロレス新団体「マリーゴールド」の旗揚げ戦(20日、東京・後楽園ホール)は1539人超満員札止め(主催者発表)の観衆を集め、大盛況で幕を閉じた。
2024年05月21日 00:30
女子プロレス新団体「マリーゴールド」は、7月13日東京・両国国技館大会の第1弾カードを発表。ジュリア(30)とSareee(28)のシングルマッチが決定した。
20日に後楽園ホールで行われた旗揚げ戦メインで、2人はタッグマッチで激突。ジュリア&林下詩美の団体ツートップが、Sareee、大怪獣ボジラ組と対戦した。
試合は激闘となり、約5年ぶりの再会マッチとなったジュリアとSareeeは、バチバチの攻防を展開。最後はボジラのアシストを受けたSareeeがリストクラッチ式裏投げでジュリアから直接勝利を収めた。試合後のジュリアは、sareeeに継続参戦を求めると同時に一騎打ちを要求していた。
即座にシングル戦を決めたロッシー小川代表は「鉄は熱いうちに打てです。今日発火したものをためておく必要はないので」。旗揚げ2か月で迎えるビッグマッチとなるだけに、今後どんなカードが発表されるのか注目だ。
2024年05月20日 22:47
女子プロレスの新団体「マリーゴールド」の旗揚げ戦が20日、後楽園ホールに超満員札止め1539人を集めて行われた。メインのジュリア(30)、林下詩美(25)組−Sareee(28)、ボジラ(20)組は28分6秒の熱闘となり、エースのジュリアがボジラのムーンサルトプレスからSareeeのリストクラッチ式裏投げの波状攻撃に沈む波乱の旗揚げとなった。
全日本女子プロレス出身でアルシオン、スターダムをこれまで旗揚げしてきたロッシー小川代表(67)は全試合終了後、大会を総括し、まず「このメンバーで何年もやってるような気がしてならないぐらい密度の濃い時間を過ごしてきました」と旗揚げの準備期間を振り返った。
熱戦続きだったことと団体のカラーについては「全体的に激しい試合が続いたから、これがマリーゴールドの試合なのかどうかまだ分からないですけど、どっちかというと一番激しい団体になってしまうんじゃないか。ちょっとそれがアレなんですけど。いろんなタイプの選手がいますんで」と、多彩な内容を提供したい考えを示した。
「(元)アクトレス(ガールズ)の選手たちもけっこう激しいなと思って、激しさが(団体のカラーとして)定義づけられちゃうとどうなのかなというところもあるんですけどね。激しいのもあっていいんですけど、今日はそれに特化しちゃったかなみたいな。何とも定義づけはできないですけどね、どういう団体かっていうのは。それは次の試合、また次の試合で形ができてくるんじゃないかと思います」
ジュリアとSareeeの今後については「あれだけの試合をして。一騎打ちをさせなきゃいけないですよね。(その試合がタイトル戦である)可能性はあるんじゃないですか。せっかく両国を発表しましたからね、勢いに乗ってどんどんどんどん進んでいきたい」と、初のビッグマッチとなる7・13両国国技館大会で、タイトルをかけて一騎打ちを行いたい考え。この日は新設したマリーゴールド・ワールド選手権と同ユナイテッド・ナショナル選手権のベルトをお披露目しており、王座決定戦を「両国でやりたい。2つはやりたいですね」と話した。
ボジラについては「予想通りですね。ハタチなんで、末恐ろしいですよ」と笑顔で、この日のMVPを聞かれると「ボジラじゃないですか」と即答。この日、後藤智佳とのタッグ「ツインタワー」で翔月なつみ、松井珠紗組を破ってプロレスデビュー戦を飾った元アクトレスガールズの天麗皇希については「キャリアがまだないじゃないですか。それをどう克服していくかですよね」と課題を指摘していた。
2024年05月20日 22:37
「プロレス・マリーゴールド」(20日、後楽園ホール)
女子プロレスの新団体「マリーゴールド」の旗揚げ戦が、超満員札止め1539人の観客を集めて行われ、メインイベントのジュリア(30)、林下詩美(25)組−Sareee(28)、ボジラ(20)組は衝撃続きの展開となった。
まず観客の度肝を抜いたのは、ドイツから来た身長181センチ、体重91キロのボジラだった。Sareeeをリフトアップして場外のジュリアと林下に投げつけるなど規格外のパワーに加え、ブロックバスターやリバーススプラッシュなどの大技で運動能力の高さも見せつけ、大「ボジラ」コールを呼び込んだ。林下もボジラの巨体をジャーマンスープレックスで投げてみせ、意地を見せた。
お互いもファンも対戦を熱望していたジュリアとSareeeも激闘を展開したが、最後はジュリアがボジラの衝撃的なムーンサルトプレスからSareeeのリストクラッチ式裏投げとつながれてごう沈。旗揚げ戦でエースのジュリアが外敵Sareeeに敗れるという結末となった。
28分6秒の熱すぎるロングマッチを制したSareeeは「まだまだウチら、こっからが始まりだよな?もっともっとこの女子プロレス界に、熱い戦い残していくぞオラ!ついて来れんのか?」とジュリアに投げかけ、ジュリアは「マリーゴールドに定期参戦してほしい。私がずっと感じたかった戦いを他の選手にも味わわせてやってほしいんだよ!」と要求。Sareeeも「全員片っ端からやってやるよ!」と受諾した。
ジュリアはさらに「シングルでケリをつけたいと思ってるよ!」と要求し、Sareeeも「望むとこだよジュリア!」と受諾。この日お披露目されたマリーゴールド・ワールド選手権、同ユナイテッドナショナル選手権のベルトを林下、ボジラも含めて奪い合い、初のビッグマッチとなる7・13両国国技館大会で、いずれかの初代王座をかけてのジュリアとSareeeの一騎打ちが濃厚になった。
バックステージではSareeeが「思ってた通りのジュリアで、魂と魂の戦いができたなと思うし、めちゃくちゃうれしい」と手応えを口にし、「次はシングル、リング上で約束したので必ず実現させたい。正々堂々ジュリアと私のプロレスに対するプライドをぶつけ合いたい」と改めて一騎打ちに意欲。新設王座についても「ジュリアから見せつけられたのであのベルト、参戦するからにはもちろんねらっていきますよ。そこにはジュリアが対角にいてこそだと思うので」とアグレッシブに語った。
ジュリアは「(旗揚げで)感極まってたものが、(負けた)悔しさで全部ぶっ飛んだ」と唇をかみつつも、「マリーゴールドの歴史は今日始まりました!女子プロ界に旋風を起こす!詩美!やってやりましょうよ!Sareeぶっ飛ばしてやる!シャーッ!」と、巻き返しを誓っていた。
2024年05月20日 22:30
女子プロレス新団体「マリーゴールド」のジュリア(30)&林下詩美(25)のツートップが、旗揚げ戦(20日、東京・後楽園ホール)で元WWEのSareee(28)に完敗した。
2024年05月20日 22:09
◆マリーゴールド旗揚げ戦「Marigold Fields Forever」(20日、後楽園ホール)観衆1539
女子プロレス新団体「マリーゴールド」が20日、後楽園ホールで旗揚げした。
ロッシー小川氏が社長の同団体。所属選手は3月いっぱいで「スターダム」を退団したジュリア、林下詩美、桜井麻衣、MIRAI、ビクトリア弓月の5選手と高橋奈七永、石川奈青に加え、「アクトレスガールズ」を退団した青野未来、翔月なつみ、松井珠紗、CHIAKI、天麗皇希、後藤智香の6選手が入団し計13選手での旗揚げとなった。また「アクトレス」でアドバイザーを務めていた風香氏がアシスタント・プロデューサー(AP)に就任した。
超満員札止め1539人を集めた旗揚げ戦のメインイベントは、ジュリアが林下詩美と組んでSareee、ボジラと対戦した。
ジュリアとSareeeの5年ぶりの対決が注目された一戦は、初来日のボジラが驚異的なパワーを発揮し試合を支配。観客のハートをわしづかみにするファイトを展開した。ジュリアも鋭いエルボー、林下も身長180センチのボジラの巨体を投げ捨てるなど食い下がったが、最後は28分06秒、ジュリアがSareeeのリストクラッチ式裏投げに沈み痛恨の旗揚げ戦での黒星を喫する屈辱にまみれた。
試合後、マイクを手に勝ち誇るSareeeにジュリアはマリーゴールドへの定期参戦を要求。Sareeeも受諾し両者は一騎打ちを約束した。大会後、館内のスクリーンで7月13日に両国国技館でのビッグマッチ開催を発表。Sareeeはバックステージでこの日、明らかになったマリーゴールドのユナイテッドナショナル(UN)選手権でのジュリアとの一騎打ちを希望し両者の激突が不可避の状況に突入した。
試合後、バックステージでジュリアは「あぁ〜悔しい…」とうめき、旗揚げまでに支えてくれた人々への感謝を口にし「負けたことが本当に悔しい。絶対こっから這い上がってやる」とリベンジを誓った。さらに林下もSareeeへ「マリーゴールドへ来てくれるんだったら私は今日やり合えてないから私にも教えてくださいよ」と一騎打ちを要求していた。
この日、新団体の2つのベルトを発表したロッシー小川氏は、王座決定戦を「両国でやりたいですね」と初代王者決定戦を行うことを明言した。ジュリアは「マリーゴールドの歴史は今日、始まりました。女子プロ界に旋風を起こす。詩美やってやりましょうよ!Sareeeぶっ飛ばしてやる!」とぶち上げれば林下も「ボジラ、ぶっ飛ばしてやる」と雪辱を誓った。
◆5・20旗揚げ戦全成績
▼startin over パッション注入2024 15分1本勝負
〇高橋奈七永(14分15秒、冷蔵庫爆弾→片エビ固め)ビクトリア弓月●
▼A対Aイデオロギー対決 15分1本勝負
〇青野未来(8分55秒、スタイルズクラッシュ→エビ固め)石川奈青●
▼The Power Contest 15分1本勝負
〇MIRAI(11分30秒、ラリアット→エビ固め)CHIAKI●
▼World beauty showdown〜世界美女決戦〜 15分1本勝負
△桜井麻衣、ゼイダ・スティール(15分時間切れ引き分け)野崎渚、マイラ・グレース△
▼アクトレス・ニュータイム 20分1本勝負
〇天麗皇希、後藤智香(12分30秒、アメシストバタフライ→片エビ固め)翔月なつみ、松井珠紗●
▼マリーゴールド最強タッグ伝説 30分1本勝負
〇Sareee、ボジラ(28分06秒、リストクラッチ式裏投げ→片エビ固め)ジュリア●、林下詩美
2024年05月20日 22:05
本当にやばいヤツがやってきた。女子プロレス新団体「マリーゴールド」旗揚げ戦(20日、東京・後楽園ホール)で、主役の座を奪ったのが初来日の大怪獣ボジラ(20)だ。
メインでSareeと組み、新団体ツートップのジュリア&林下詩美と対戦。スモークがたかれたリングに威風堂々と登場すると、会場に戦慄が走った。
試合ではジュリアと詩美を子供扱いだ。2人からダブルのドロップキックをくらっても、181センチ、91キロの体は微動だにしない。ジュリアを軽々と持ち上げると、突進してきた詩美も捕獲。2人まとめて投げ飛ばし、会場は大「ボジラコール」に包まれた。
さらにパートナーのSareeeを担ぎ上げると、場外のジュリアと詩美めがけて投げつける。もう誰にも止められなかった。
自軍が勝利したリング上では、この日お披露目された赤いベルトこと、マリーゴールド・ワールド王座を強奪。高々と掲げると再び会場は大「ボジラコール」に。気を良くした大怪獣はコーナーに上がり、マッスルポーズを披露した。ワールド王座戦線に絡んでくることは確実だ。
ドイツ出身のボジラは元スターダムのワールド王者アルファ・フィメールが送り込んだ刺客で、2022年3月にデビュー。ロッシー小川代表も「まさか、ここまでとは…」と絶句し、ジュリアと詩美のダメージを心配していた。
2024年05月20日 21:43
◆マリーゴールド旗揚げ戦「Marigold Fields Forever」(20日、後楽園ホール)
女子プロレス新団体「マリーゴールド」が20日、後楽園ホールで旗揚げした。
ロッシー小川氏が社長の同団体。所属選手は3月いっぱいで「スターダム」を退団したジュリア、林下詩美、桜井麻衣、MIRAI、ビクトリア弓月の5選手と高橋奈七永、石川奈青に加え、「アクトレスガールズ」を退団した青野未来、翔月なつみ、松井珠紗、CHIAKI、天麗皇希、後藤智香の6選手が入団し13選手での旗揚げとなった。また「アクトレス―」でアドバイザーを務めていた風香氏がアシスタント・プロデューサー(AP)に就任した。
超満員の旗揚げ戦。第1試合前に全選手の入場式が行われた。選手を代表して林下があいさつした。マイクを持ち「満員のなか旗揚げできることをうれしく思っています。ありがとうございます」と観客に感謝した。さらにファンへ「マリーゴールドの歴史の始まりの証明になります。マリーゴールドの全選手の覚悟をぜひ見届けてください」とメッセージを送ると大きな拍手がわき起こった。
続けて小川氏がリングインし2本のベルトを持ち団体のタイトルを紹介。「赤いベルト」がマリーゴールド・ワールド選手権。白いベルトがマリーゴールド・ユナイテッドナショナル(UN)選手権と命名したことを発表した。
2024年05月20日 21:40
女子プロレス新団体「マリーゴールド」のMIRAI(24)が、20日に後楽園ホールで行われた旗揚げ戦でCHIAKI(29)に勝利した。
2024年05月20日 21:21
女子プロレス新団体「マリーゴールド」は20日、7月13日に東京・両国国技館大会を開催すると発表した。
後楽園ホールで行われた旗揚げ戦のメイン終了後、ビジョンで両国進出が告知され、会場はどよめきと大歓声に包まれた。
取材に応じたロッシー小川代表(67)は「他のところが使わなくなり、偶然空いているのを耳にしたもので。これはやるしかない、と運命的なものを感じました」と明かした。
小川代表が2011年1月に旗揚げしたスターダムが両国初進出を果たしたのが、愛川ゆず季の引退試合が行われた13年4月だった。旗揚げから、わずか2か月での両国進出は異例となる。それでも小川代表は「マリーゴールドは、今まで他の団体が3年かかってやっていたことを1年でやる団体なので。勝算? 旗揚げ戦の勢いでいきたいですね」と自信をみなぎらせた。
2024年05月20日 21:15
女子プロレス新団体「マリーゴールド」が20日に東京・後楽園ホールで旗揚げし、期待の天麗皇希(あまれい・こうき)が大器の片りんをのぞかせた。
セミのタッグマッチでは後藤智香と組み、翔月なつみ&松井珠紗と対戦。4人はアクトレスガールズからの合流組で、皇希と後藤は、この試合がプロレスデビュー戦となる。
敵軍の猛攻にさらされた皇希だったが、10分過ぎ、松井にパワースラムを決めて反撃。さらに翔月と松井をまとめてバックドロップで投げ飛ばすと、アメジストバタフライ(変型ダイビングボディープレス)を松井に決めて勝利を収めた。
「デビュー戦で勝ちました!」と絶叫した皇希は「マリーゴールドのリングでもっとプロレスを経験して、もっと大きくなります!」と約束。観衆から大きな声援を送られた。
2024年05月20日 21:00
女子プロレス新団体「マリーゴールド」旗揚げ戦(20日、東京・後楽園ホール)で、初来日の外国人が躍動した。
第4試合のタッグマッチで超貴婦人桜井麻衣(33)はゼイダ・スティール(20)と組み、野崎渚(33)、マイラ・グレース(31)組と対戦。
163センチ、53キロで米国出身のゼイダは2022年8月にCZWマットでデビュー。ウォリアーズ・オブ・レスリング女子王座の戴冠歴があり、22年冬にはWWEのトライアウトを受けたことがある。
一方、アイルランド出身で160センチ、52キロのマイラは、17年9月にアイルランドのリングでデビュー。ヒップホップダンサーとして20年以上のキャリアを持ち、WWE・NXTでも活動。WWEのニッキー・クロスの推薦で、今回の参戦が決まった。
初来日の2人はともに先発で出陣し、スピード感あふれる攻防で沸かせる。マイラは桜井とゼイダをまとめてドロップキックで吹っ飛ばす。4選手のうち、唯一の所属選手である桜井も負けていない。野崎に連続ダブルチョップを見舞われると、エルボーで応戦。さらにマイラにレッグラリアートからの、おパラダイスロックで屈辱を与えた。
9分過ぎはゼイダが野崎にトペ・スイシーダを発射すると、桜井もミサイルキックからのビッグブーツでたたみかける。残り3分を切ったところで、桜井はおきて破りのおしゃれキックを野崎に決めるが、両軍とも決め手を欠いたまま15分時間切れドローで終わった。
試合後、おマイクを手にした桜井は「庶民のみなさん、ごきげんよう。こんなボロボロの状態でおマイクを握るのは初めてですわ」と貴婦人モード全開で切り出し「マリーゴールド旗揚げ戦という特別な場で、庶民レスラーの野崎渚に勝てなかった。決着つくまでやり合いますわ」と決着戦を要求した。
最後は超満員の観客席に向かって「イタリアンを予約しているので、この後、マリーゴールドのみんなでイタリアンを食べに行きますわ。あなたたち庶民は、今週はまだ始まったばかり。早く家に帰って仕事のことでも考えなさい〜」と呼びかけ、優雅にリングを後にした。