2024年05月10日 11:39
朝倉未来が社長を務める1分間最強を決める格闘技イベント「BreakingDown(ブレイキングダウン)」の第12回大会に向けたオーディションの第3弾動画が9日、朝倉のYouTubeチャンネルで公開された。直近でBD出場者から逮捕者が相次いだことを受けて、BDに物を申したい人物を集め、意見を求めたが、その中で伝説の格闘家で、朝倉兄弟を輩出した「THE OUTSIDER」の発起人である前田日明氏が登場し、会場に緊迫した空気が流れた。 登場し、パイプ椅子に座った前田氏が「もう3時間も待たされたよ」と苦笑と言い放つと、朝倉兄弟は「すいません」と恐縮。未来が「前田さんってBD嫌いなんですか?」と問うと、「観たりするよ、おもしろいから」と語った。 元アウトサイダーの“アウトローのカリスマ”瓜田純士が「前田さんの腹ん中に溜まってるBDのことを言って貰っていいですか」と振ると、前田氏は「普段ははちゃめちゃな暴力とかすると怒られてばっかりなのに、ここでは全てが許されて。(これからはBDで)伸び伸びと暴力やっていいのかなみたいな。電波にのった、YouTubeにのったというだけで世間の注目を集める。それはどういうことなんかと」と、問いかけた。 溝口勇児COOは「BDのせいで治安が悪くなったとよく言われるんですけど、のびのびと暴力するのが当たり前で許されるみたいな。実際には令和元年とか令和2年から比べて脅迫・恐喝・暴行・傷害って減ってるんですよ」と、強調。 前田氏は「みたいな雰囲気になってる子が多いんですよ。どこの統計?」と話すと、溝口COOは「警察が出してるものです」と返した。前田氏は「それがあったから今回の(逮捕される)事件があったんでしょ。勘違いしているやつがいたから」と問うと、溝口COOは「不起訴になっていたりとか示談になっていたりとかそういうケースの方が圧倒的に多かったりするのは事実」と返した。 瓜田がアウトサイダー時代の取り組みを聞くと、前田氏は「そりゃ試合ある度に選手のとこにしょっちゅう行ってたよ。暴れるなよ、喧嘩売られても買うんじゃないよって。買ってるとプロと同じ扱いされるよ。警察に捕まったらダメだよって。ずっと言ってたよ。聞いたことない?」と問うと、朝倉海は「あります」とうなずいた。前田氏は「アウトサイダーやってた時は世の中に対してのアンチテーゼで格闘技=暴力とか暴力団って違うだろって。じゃあ俺が証明しますよって、だから俺はアウトサイダーやったんだよ」と明かし、「俺はこの泥の中から水蓮みたいに咲くやつを絶対みつけるからって。そしたらこいつら(朝倉兄弟)出てきたんだよ」と、語った。 溝口COOは「私たちが影響力をもっているからこそ、襟を正せというのはおっしゃる通りだと思います」と、うなずいた。 前田氏は席を立つと、ひな壇に座る面々に「怪我ないように頑張ってね。カッコ良くなれよ、お前ら本当に。1人1人虎だ龍だ言われてるんだったらそれ証明しろよ。犬の集まりになるなよ、犬の集まりに。今は犬の集まりにしか見えないんだよ!悪くて突っ張るのは元気があっていいんだけど、とにかくカッコ良くなってほしい」と、熱く呼びかけ、選手達もうなずいていた。
2024年05月20日 22:47
女子プロレスの新団体「マリーゴールド」の旗揚げ戦が20日、後楽園ホールに超満員札止め1539人を集めて行われた。メインのジュリア(30)、林下詩美(25)組−Sareee(28)、ボジラ(20)組は28分6秒の熱闘となり、エースのジュリアがボジラのムーンサルトプレスからSareeeのリストクラッチ式裏投げの波状攻撃に沈む波乱の旗揚げとなった。
全日本女子プロレス出身でアルシオン、スターダムをこれまで旗揚げしてきたロッシー小川代表(67)は全試合終了後、大会を総括し、まず「このメンバーで何年もやってるような気がしてならないぐらい密度の濃い時間を過ごしてきました」と旗揚げの準備期間を振り返った。
熱戦続きだったことと団体のカラーについては「全体的に激しい試合が続いたから、これがマリーゴールドの試合なのかどうかまだ分からないですけど、どっちかというと一番激しい団体になってしまうんじゃないか。ちょっとそれがアレなんですけど。いろんなタイプの選手がいますんで」と、多彩な内容を提供したい考えを示した。
「(元)アクトレス(ガールズ)の選手たちもけっこう激しいなと思って、激しさが(団体のカラーとして)定義づけられちゃうとどうなのかなというところもあるんですけどね。激しいのもあっていいんですけど、今日はそれに特化しちゃったかなみたいな。何とも定義づけはできないですけどね、どういう団体かっていうのは。それは次の試合、また次の試合で形ができてくるんじゃないかと思います」
ジュリアとSareeeの今後については「あれだけの試合をして。一騎打ちをさせなきゃいけないですよね。(その試合がタイトル戦である)可能性はあるんじゃないですか。せっかく両国を発表しましたからね、勢いに乗ってどんどんどんどん進んでいきたい」と、初のビッグマッチとなる7・13両国国技館大会で、タイトルをかけて一騎打ちを行いたい考え。この日は新設したマリーゴールド・ワールド選手権と同ユナイテッド・ナショナル選手権のベルトをお披露目しており、王座決定戦を「両国でやりたい。2つはやりたいですね」と話した。
ボジラについては「予想通りですね。ハタチなんで、末恐ろしいですよ」と笑顔で、この日のMVPを聞かれると「ボジラじゃないですか」と即答。この日、後藤智佳とのタッグ「ツインタワー」で翔月なつみ、松井珠紗組を破ってプロレスデビュー戦を飾った元アクトレスガールズの天麗皇希については「キャリアがまだないじゃないですか。それをどう克服していくかですよね」と課題を指摘していた。
2024年05月20日 22:37
「プロレス・マリーゴールド」(20日、後楽園ホール)
女子プロレスの新団体「マリーゴールド」の旗揚げ戦が、超満員札止め1539人の観客を集めて行われ、メインイベントのジュリア(30)、林下詩美(25)組−Sareee(28)、ボジラ(20)組は衝撃続きの展開となった。
まず観客の度肝を抜いたのは、ドイツから来た身長181センチ、体重91キロのボジラだった。Sareeeをリフトアップして場外のジュリアと林下に投げつけるなど規格外のパワーに加え、ブロックバスターやリバーススプラッシュなどの大技で運動能力の高さも見せつけ、大「ボジラ」コールを呼び込んだ。林下もボジラの巨体をジャーマンスープレックスで投げてみせ、意地を見せた。
お互いもファンも対戦を熱望していたジュリアとSareeeも激闘を展開したが、最後はジュリアがボジラの衝撃的なムーンサルトプレスからSareeeのリストクラッチ式裏投げとつながれてごう沈。旗揚げ戦でエースのジュリアが外敵Sareeeに敗れるという結末となった。
28分6秒の熱すぎるロングマッチを制したSareeeは「まだまだウチら、こっからが始まりだよな?もっともっとこの女子プロレス界に、熱い戦い残していくぞオラ!ついて来れんのか?」とジュリアに投げかけ、ジュリアは「マリーゴールドに定期参戦してほしい。私がずっと感じたかった戦いを他の選手にも味わわせてやってほしいんだよ!」と要求。Sareeeも「全員片っ端からやってやるよ!」と受諾した。
ジュリアはさらに「シングルでケリをつけたいと思ってるよ!」と要求し、Sareeeも「望むとこだよジュリア!」と受諾。この日お披露目されたマリーゴールド・ワールド選手権、同ユナイテッドナショナル選手権のベルトを林下、ボジラも含めて奪い合い、初のビッグマッチとなる7・13両国国技館大会で、いずれかの初代王座をかけてのジュリアとSareeeの一騎打ちが濃厚になった。
バックステージではSareeeが「思ってた通りのジュリアで、魂と魂の戦いができたなと思うし、めちゃくちゃうれしい」と手応えを口にし、「次はシングル、リング上で約束したので必ず実現させたい。正々堂々ジュリアと私のプロレスに対するプライドをぶつけ合いたい」と改めて一騎打ちに意欲。新設王座についても「ジュリアから見せつけられたのであのベルト、参戦するからにはもちろんねらっていきますよ。そこにはジュリアが対角にいてこそだと思うので」とアグレッシブに語った。
ジュリアは「(旗揚げで)感極まってたものが、(負けた)悔しさで全部ぶっ飛んだ」と唇をかみつつも、「マリーゴールドの歴史は今日始まりました!女子プロ界に旋風を起こす!詩美!やってやりましょうよ!Sareeぶっ飛ばしてやる!シャーッ!」と、巻き返しを誓っていた。
2024年05月20日 22:30
女子プロレス新団体「マリーゴールド」のジュリア(30)&林下詩美(25)のツートップが、旗揚げ戦(20日、東京・後楽園ホール)で元WWEのSareee(28)に完敗した。
プロレス業界で最も注目を集める新団体のメインイベントを務めた2人は、Sareee&大怪獣ボジラ(20)と対戦した。
序盤からジュリアと詩美がダブルのドロップキックを決めるなど好連係を連発。だがその後、場外で大暴れする大怪獣の猛攻にさらされてしまった。
15分過ぎ、かねて対戦を熱望していたジュリアとSareeeが対峙すると、激しいエルボー合戦を展開。強烈な打撃戦を制したジュリアが、SareeeをSTFで捕獲する。一気に流れを引き寄せたジュリアは、詩美がSareeeを抱え上げたところにミサイルキックを放つ合体技を敢行。勝利をつかんだように思えたが、ボジラの妨害によりトドメを刺せない。
その間に体力を回復したSareeeに裏投げ3連発を食らったジュリアは窮地に追い込まれた。最後はボジラのムーンサルトプレスを食らったジュリアが、Sareeeのリストクラッチ式裏投げで3カウントを献上した。
スターダム時代には団体最高峰ワールド王座の戴冠歴&「プロレス大賞」女子プロレス大賞の受賞歴があるツートップの敗北に会場は騒然。試合後、マイクを持ったSareeeから「ジュリア! ずっとずっと会いたかったよ! 今日はタッグだったけど、うちらここからが始まりだよな。女子プロレス界に熱い戦いを残していくんだろ? ついてこれんのか?」と挑発された。
2019年6月18日のシングルマッチ以来、約5年ぶりの再会で敗れたジュリアは「Sareee、5年前戦ったのを忘れられなかった。『ついてこれんの?』って、うちらがこの女子プロレス界を引っ張っていかなきゃ、誰が引っ張っていくんだよ?」と不敵な笑みを浮かべ「お前に一つ頼みがあるんだよ。負けて言うのもなんだけど、マリーゴールドに定期参戦してほしい。私がずっと感じたかった戦いを、他のマリーゴールドの選手に味わわせてほしい」とレギュラー参戦を熱望した。
Sareeeも「今日出た選手全員、片っ端からやってやるよ。しっかり指導しとけよ」と呼応。最後にジュリアは「お前とシングルでケリをつけたいと思ってるよ」と再戦を要求すると、Sareeeも「臨むとこだよジュリア。やってやるよ!」と絶叫しにらみ合った。旗揚げ戦から波乱の幕開けとなった。
2024年05月20日 22:09
◆マリーゴールド旗揚げ戦「Marigold Fields Forever」(20日、後楽園ホール)観衆1539
女子プロレス新団体「マリーゴールド」が20日、後楽園ホールで旗揚げした。
2024年05月20日 22:05
本当にやばいヤツがやってきた。女子プロレス新団体「マリーゴールド」旗揚げ戦(20日、東京・後楽園ホール)で、主役の座を奪ったのが初来日の大怪獣ボジラ(20)だ。
メインでSareeと組み、新団体ツートップのジュリア&林下詩美と対戦。スモークがたかれたリングに威風堂々と登場すると、会場に戦慄が走った。
試合ではジュリアと詩美を子供扱いだ。2人からダブルのドロップキックをくらっても、181センチ、91キロの体は微動だにしない。ジュリアを軽々と持ち上げると、突進してきた詩美も捕獲。2人まとめて投げ飛ばし、会場は大「ボジラコール」に包まれた。
さらにパートナーのSareeeを担ぎ上げると、場外のジュリアと詩美めがけて投げつける。もう誰にも止められなかった。
自軍が勝利したリング上では、この日お披露目された赤いベルトこと、マリーゴールド・ワールド王座を強奪。高々と掲げると再び会場は大「ボジラコール」に。気を良くした大怪獣はコーナーに上がり、マッスルポーズを披露した。ワールド王座戦線に絡んでくることは確実だ。
ドイツ出身のボジラは元スターダムのワールド王者アルファ・フィメールが送り込んだ刺客で、2022年3月にデビュー。ロッシー小川代表も「まさか、ここまでとは…」と絶句し、ジュリアと詩美のダメージを心配していた。
2024年05月20日 21:43
◆マリーゴールド旗揚げ戦「Marigold Fields Forever」(20日、後楽園ホール)
女子プロレス新団体「マリーゴールド」が20日、後楽園ホールで旗揚げした。
ロッシー小川氏が社長の同団体。所属選手は3月いっぱいで「スターダム」を退団したジュリア、林下詩美、桜井麻衣、MIRAI、ビクトリア弓月の5選手と高橋奈七永、石川奈青に加え、「アクトレスガールズ」を退団した青野未来、翔月なつみ、松井珠紗、CHIAKI、天麗皇希、後藤智香の6選手が入団し13選手での旗揚げとなった。また「アクトレス―」でアドバイザーを務めていた風香氏がアシスタント・プロデューサー(AP)に就任した。
超満員の旗揚げ戦。第1試合前に全選手の入場式が行われた。選手を代表して林下があいさつした。マイクを持ち「満員のなか旗揚げできることをうれしく思っています。ありがとうございます」と観客に感謝した。さらにファンへ「マリーゴールドの歴史の始まりの証明になります。マリーゴールドの全選手の覚悟をぜひ見届けてください」とメッセージを送ると大きな拍手がわき起こった。
続けて小川氏がリングインし2本のベルトを持ち団体のタイトルを紹介。「赤いベルト」がマリーゴールド・ワールド選手権。白いベルトがマリーゴールド・ユナイテッドナショナル(UN)選手権と命名したことを発表した。
2024年05月20日 21:40
女子プロレス新団体「マリーゴールド」のMIRAI(24)が、20日に後楽園ホールで行われた旗揚げ戦でCHIAKI(29)に勝利した。
会場を大「MIRAIコール」が包む中でスタートした一戦は、一進一退の攻防が続いた。エルボー合戦を制したMIRAIは、そこからエンジン全開。CHIAKIのパワーに押される場面もあったが、最後は強烈なラリアートでなぎ倒し白星で飾った。
試合後は笑顔で「旗揚げメンバーとして試合をすることができて良かった。ここで満足することなく、どんどんトップを目指していきます」と決意を新たにした。
プロレス人生に悔いを残したくないと、3月いっぱいで「スターダム」を退団。新天地にマリーゴールドを選んだ。スターダム時代は「シンデレラ・トーナント」2連覇、ワンダー王座の戴冠歴がある実力者が、新団体のトップ戦線に食い込む。
2024年05月20日 21:21
女子プロレス新団体「マリーゴールド」は20日、7月13日に東京・両国国技館大会を開催すると発表した。
2024年05月20日 21:15
女子プロレス新団体「マリーゴールド」が20日に東京・後楽園ホールで旗揚げし、期待の天麗皇希(あまれい・こうき)が大器の片りんをのぞかせた。
セミのタッグマッチでは後藤智香と組み、翔月なつみ&松井珠紗と対戦。4人はアクトレスガールズからの合流組で、皇希と後藤は、この試合がプロレスデビュー戦となる。
敵軍の猛攻にさらされた皇希だったが、10分過ぎ、松井にパワースラムを決めて反撃。さらに翔月と松井をまとめてバックドロップで投げ飛ばすと、アメジストバタフライ(変型ダイビングボディープレス)を松井に決めて勝利を収めた。
「デビュー戦で勝ちました!」と絶叫した皇希は「マリーゴールドのリングでもっとプロレスを経験して、もっと大きくなります!」と約束。観衆から大きな声援を送られた。
2024年05月20日 21:00
女子プロレス新団体「マリーゴールド」旗揚げ戦(20日、東京・後楽園ホール)で、初来日の外国人が躍動した。
第4試合のタッグマッチで超貴婦人桜井麻衣(33)はゼイダ・スティール(20)と組み、野崎渚(33)、マイラ・グレース(31)組と対戦。
163センチ、53キロで米国出身のゼイダは2022年8月にCZWマットでデビュー。ウォリアーズ・オブ・レスリング女子王座の戴冠歴があり、22年冬にはWWEのトライアウトを受けたことがある。
一方、アイルランド出身で160センチ、52キロのマイラは、17年9月にアイルランドのリングでデビュー。ヒップホップダンサーとして20年以上のキャリアを持ち、WWE・NXTでも活動。WWEのニッキー・クロスの推薦で、今回の参戦が決まった。
初来日の2人はともに先発で出陣し、スピード感あふれる攻防で沸かせる。マイラは桜井とゼイダをまとめてドロップキックで吹っ飛ばす。4選手のうち、唯一の所属選手である桜井も負けていない。野崎に連続ダブルチョップを見舞われると、エルボーで応戦。さらにマイラにレッグラリアートからの、おパラダイスロックで屈辱を与えた。
9分過ぎはゼイダが野崎にトペ・スイシーダを発射すると、桜井もミサイルキックからのビッグブーツでたたみかける。残り3分を切ったところで、桜井はおきて破りのおしゃれキックを野崎に決めるが、両軍とも決め手を欠いたまま15分時間切れドローで終わった。
試合後、おマイクを手にした桜井は「庶民のみなさん、ごきげんよう。こんなボロボロの状態でおマイクを握るのは初めてですわ」と貴婦人モード全開で切り出し「マリーゴールド旗揚げ戦という特別な場で、庶民レスラーの野崎渚に勝てなかった。決着つくまでやり合いますわ」と決着戦を要求した。
最後は超満員の観客席に向かって「イタリアンを予約しているので、この後、マリーゴールドのみんなでイタリアンを食べに行きますわ。あなたたち庶民は、今週はまだ始まったばかり。早く家に帰って仕事のことでも考えなさい〜」と呼びかけ、優雅にリングを後にした。
2024年05月20日 20:40
女子プロレス新団体「マリーゴールド」の青野未来(33)が、旗揚げ戦(20日、東京・後楽園ホール)で存在感を発揮した。
2017年6月のデビューから所属したスポーツエンターテインメント団体「アクトレスガールズ」を4月に電撃退団。プロレスラーとして再スタートを切った青野は、旗揚げ戦で元アイスリボンの石川奈青(29)とシングルマッチで激突した。
アクトレス時代にはタッグを組みアイスリボンのインターナショナルタッグ王座に挑戦したこともある元相方を相手に、青野は強烈なロ―キックを決め好調なスタートを切った。だが、執拗な足攻めをくらいリング上でのたうち回る。さらにダブルアームスープレックスを決められ、ピンチを迎えた。
それでもアクトレスのエースだった青野が意地のパワースラムで反撃開始。後頭部にラリアートを決めて勢いづくと、ハイキックをズバリ。最後はスタイルズクラッシュで3カウントを奪った。
試合後、青野は「最高の景色でした。これだけたくさんのお客さんがマリーゴールドに期待してくれてるのを感じることができて、より身の引き締まる思いで試合に挑めました」と振り返りつつ「私はもっともっと上を目指したいので、強い相手と戦いたい。今日は勝ったけど悔しいところもいっぱい残っている。私もさらに上に行くんで、石川も雑草魂で大きく伸びてきたらいいと思います」とエールを送った。
アクトレスは15年に女子プロ団体として旗揚げしたが、22年2月、スポーツエンターテインメント団体に体制を移行。仲間や後輩が次々と退団する中、エースとして戦ってきた青野だったが、突然のマリーゴールド移籍にはファンから厳しい声も上がった。「自分が新しい道を選んだことで傷つけた人もいる。そういう覚悟を決めた自分の思いは強い」。青野の新章が幕を開けた。
2024年05月20日 20:03
◆マリーゴールド旗揚げ戦「Marigold Fields Forever」(20日、後楽園ホール)
女子プロレス新団体「マリーゴールド」が20日、後楽園ホールで旗揚げした。
2024年05月20日 19:53
◆マリーゴールド旗揚げ戦「Marigold Fields Forever」(20日、後楽園ホール)
女子プロレス新団体「マリーゴールド」が20日、後楽園ホールで旗揚げした。
ロッシー小川氏が社長の同団体。所属選手は3月いっぱいで「スターダム」を退団したジュリア、林下詩美、桜井麻衣、MIRAI、ビクトリア弓月の5選手と高橋奈七永、石川奈青に加え、「アクトレスガールズ」を退団した青野未来、翔月なつみ、松井珠紗、CHIAKI、天麗皇希、後藤智香の6選手が入団し13選手での旗揚げとなった。また「アクトレス―」でアドバイザーを務めていた風香氏のアシスタント・プロデューサー(AP)に就任した。
超満員となった旗揚げ戦のオープニングマッチは、デビュー28年目の高橋奈七永が昨年11月にデビューした19歳のビクトリア弓月と一騎打ち。「パッション注入2024」と銘打たれた対戦は、高橋の強烈なエルボー、キックを弓月が耐え抜く大健闘。最後はバックドロップからのトップロープからの冷蔵庫爆弾で高橋が勝利し記念すべき団体としての初勝利をゲットした。
高橋は「マリーゴールド最初の試合、パッション感じてもらえたかな?感じないわけがない!お客さんにも何より弓月に届いてないはずがないんだ」と胸を張った。さらに「もうちょっとぶっちゃっけ優しくやりたかったよ。だけど、パッション注入してやるってあいつから言ったのにこのザマだよ」と弓月を切って捨てた。
さらに新団体へかける思いを「自分で期限を決めている。正確な期限は決めてないけども引退を見据えてここに来たことは自分に限りがある有限だってことなんで。そこは今までと違う・相当なリスクも覚悟してここへ来たんで」と明かし「大好きなプロレスをここで守り抜きます」と誓った。
敗れた弓月は「私はこんなところで折れないので、今日、負けたけど次は必ず私が3とってみせるので、もう一度、奈七永さんとシングルやらせてください」と再戦を訴えていた。
2024年05月20日 19:35
女子プロレス新団体「マリーゴールド」が20日、東京・後楽園ホールで旗揚げし、自称・女子プロ界の人間国宝高橋奈七永(45)がオープニングマッチを務めた。
「パッション注入2024」と題した一戦で、3月いっぱいでスターダムを退団した弓月改めビクトリア弓月(19)とシングルマッチで対戦。2011年1月23日に東京・新木場で行われたスターダム旗揚げ戦でも第1試合を務めたのが高橋で、タッグ戦で愛川ゆず季を沈めてスターダム勢初勝利を収めている。
序盤から遠慮なくほおを張ってきた弓月に対し、高橋も本気モードに。重いエルボーでなぎ倒すと、連続チョップ15連発でたたみかける。
会場が大「弓月コール」に包まれる中、残り3分を切ったところで弓月も張り手、トラースキックで反撃してきたが、高橋は容赦ない岩石落としを発射。これを返されると冷蔵庫爆弾を放ち、勝利を収めた。
試合後は握手を拒否された高橋は「マリーゴールドの始まりにパッションを注入しました。こんなにパッションしているんだから、弓月に届かないわけがない。私みたいな大きな壁を相手にしたら、困難なことがわかったんじゃないかな」と胸を張った。
1996年に全日本女子プロレスでデビュー。同団体の最高峰王座、WWWA世界シングル王座を最後に巻いたのが高橋だった。全女解散後はプロレスリングSUN、スターダム、シードリングを渡り歩き、現役最後のリングにマリーゴールドを選んだ。
「引退を見据えてここに来たということは、時間に限りがある。相当な覚悟がある」。高橋の引退ロードがいよいよ幕開けする。
【弓月の話】私は折れてないので、次は必ず奈七永からスリーを取ってみせます。このままでは終われないので、もう一回シングルをやらせてほしい。
2024年05月20日 19:34
「プロレス・マリーゴールド」(20日、後楽園ホール)
女子プロレスの新団体「マリーゴールド」の旗揚げ戦が開催された。
記念すべき第1試合は、1996年にデビューした大ベテランの高橋奈七永(45)と、昨年11月にデビューしたばかりのビクトリア弓月(19)との一騎打ち。張り手で先制した後もドロップキックの連発などで果敢に挑んでいった弓月だが、トップロープに飛び乗っての技をミスするなど高橋との技量の差は明白で、最後はラリアット、バックドロップ、ダイビングボディープレスの重爆に沈んだ。
高橋は弓月に握手を求めたが、弓月はその手を張り飛ばして拒否し、怒りの高橋は弓月を蹴りまくってリング下に蹴り落とすと「まだまだだな!」と一喝。バックステージでは「記念すべきマリーゴールドの最初の試合、パッション感じてもらえたかな?感じたよね?感じないワケないけど!」と切り出し、「私みたいに大きな壁を相手にしたら話になんないって分かったんじゃないかな」と弓月にメッセージを送ると「歴史の始まり、マリーゴールドの始まりにパッションを注入しました!」と胸を張った。
敗れた弓月は「大事な第1試合で奈七永さんに私がパッションを注入しなきゃいけなかったのに、逆に注入された感じになりました」と反省。それでも「私はこんなところで折れてないので。次は必ず奈七永さんから3(カウントを)取ってみせるので、このままでは終わらせないので、もう一度シングルやらせてください」と、ハートの強いところを見せていた。