2023年05月31日 23:30
メキシコのリーガMXは29日にプレイオフ決勝2ndレグが行われ、グアダラハラとティグレスが対戦。試合は延長戦の末にティグレスが3−2で勝利を収め、優勝を果たした。このゲームはグアダラハラが先に2点をリードする展開だったのだが、後半より3点を奪ってティグレスが逆転。その口火となる1点目のPKを沈めたのは、長くティグレスでプレイする37歳の元フランス代表FWアンドレ・ピエール・ジニャックである。 2015年よりティグレスでプレイするジニャックは、とにかく一貫性あるパフォーマンスを見せてきた。今季もリーグ戦では得点ランク3位となる20ゴールを記録しているが、メキシコで過ごした8シーズンのうち20ゴールに届かなかったシーズンは3度しかない。ティグレスでは通算338試合で189ゴール46アシストと驚異的な成績を収めており、その勢いは37歳の今も衰える気配がない。年齢的には同じフランス代表でプレイしてきたミランのオリヴィエ・ジルー(36)、レアル・マドリードFWカリム・ベンゼマ(35)と近い世代にあり、ジルーとベンゼマも欧州5大リーグで活躍を続ける鉄人プレイヤーだ。それはジニャックも同じで、とにかく怪我が少ない。今季も筋肉系の故障で3試合を欠場したくらいで、ほとんどフル稼働だ。ジニャック本人もメキシコでの生活をかなり気に入っているようで、チームも今季はリーグ制覇を果たす充実ぶりだ。やや5大リーグを離れるのが早すぎたのではなんて声もあったが、ジニャックにとってメキシコ行きは大正解だったようだ。
2024年04月29日 06:02
カタール・ドーハで開催されているU-23アジアカップの準決勝・U-23日本代表対U-23イラク代表の前日会見が現地4月28日に行なわれ、日本からは大岩剛監督とキャプテンの藤田譲瑠チマが登壇した。
日本の会見では、イラクメディアからの手厳しい指摘も。「日本は攻撃力を持っているが、ディフェンスは欠けているところがあると思う。イラクには強いストライカーがいるが、どう対策するか」との問いに、大岩監督は「(イラクには)良いストライカーがいると感じていますが、しっかりと守備をしていく。我々にも良いストライカーがいるので、得点を狙っていきたい」と答えていた。
会見後、この質問をしたイラクメディアの記者に直撃。「守備が欠けている」との発言の真意をたずねると、延長戦の末に日本が4−2で勝利した準決勝のカタール戦に触れ、こう語った。
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「前回のカタール戦を見たが、日本の守備は本来の力に匹敵するレベルではなかったと感じた。相手が1人退場していて数的優位の試合となった。しかし2失点の場面で日本の守備陣は、上手く処理できていなかった」
イラク代表の特長を訊くと、「それは教えられないよ(笑)」と断られてしまったが、日本に対しては、「日本のチームはいつだって面白いサッカーをする。準決勝でイラクとさえ対戦しなければ、ずっと応援するつもりだったけどね」と笑顔を見せた。
カタール戦では、相手の2本のクロスから簡単に2失点してしまった日本。露呈した守備の課題をしっかりと改善してイラク戦に挑みたいところだ。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月29日 05:56
4月28日に開催されたプレミアリーグ第35節で、冨安健洋を擁する暫定首位のアーセナルは、5位の宿敵トッテナムと敵地で対戦。3−0で折り返した後、守護神ダビド・ラジャのミスと、デクラン・ライスが与えたPKから失点し、最終的には接戦となった試合を3−2で制した。
冨安は先発復帰した5日前のチェルシー戦(5−0)と同様に左SBに入り、フル出場。デヤン・クルセフススキやブレナン・ジョンソンらにやや手を焼きながらも、タフに守り抜いた。またCK時、自身をマークしていたピエール=エミル・ホイビェアとの激しい競り合いの末に、オウンゴールを誘発するなど、攻撃面でも貢献した。
地元メディア『The Standard』は「堅実なパフォーマンスで、今のアーセナルで最高の左サイドバックに見える」と称賛したチェルシー戦に続いて、採点記事で7点を付与。同様の評価をしている。
「チェルシーに勝った後もポジションを確保し、アーセナル最高の左サイドバックのようだ。後半開始早々、フリーキックからのチャンスを逃した」
【動画】冨安が競り合いからオウンゴールを誘発
一方、『football.london』は6点で、『The Standard』に比べるとシビアに評した。
「序盤の攻防戦では少し杜撰な部分があったが、ゲームが進むにつれて大きく改善。1対1のデュエルで非常に堅実だった。ただ、球際では必ずしもベストではなかった」
怪我を乗り越え、プレータイムを確実に伸ばしている冨安。20年ぶりのプレミアリーグ制覇へ、勝負のラスト3試合でも勝利に繋がるパフォーマンスを披露できるか。
得点チャンスも迎えているなかで、チェルシー戦で2発を叩き込んだ右SBベン・ホワイトのように、ゴールも決められれば言うことなしだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月29日 05:55
スタッド・ランス中村敬斗が28日に行われたリーグアン第31節クレルモン戦で今季4点目となるゴールを決めた。
1点を追う前半33分、ゴール前のこぼれをハーフボレーで叩きつけてゴールネットを揺らした。
リーグアン英語版公式Xでは「中村敬斗かキャプテン翼か。日本人がクレルモン戦で同点弾を決め、今季4点目を決めた」と紹介していた。
ただ、2つのPKを献上したスタッド・ランスは後半にDFが退場したこともあり、最下位相手に1-4で敗戦。終盤に来て、痛い3連敗となってしまった。
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『Maxifoot』などによれば、試合後に36歳のクレルモンMFジョアン・ガスティアンは「俺たちはビッグゲームをプレーした。だが、相手はビーチサンダルで来たのか?俺はそう思うが、俺の問題ではない」などと発言し、ランス側の姿勢に疑問を呈していたとか。
ランスのウィル・スティル監督は「そう思うなら練習を見に来い。我々がしっかりとした準備をしていなかったと考えている者がいるなら来い」と発言への不快感を露わにしていたそう。
2024年04月29日 05:44
かつてレアル・マドリーが保有していた久保建英の発言が反響を呼んでいる。
2024年04月29日 05:30
「日本代表で国内組と海外組の違いは?」
サンフレッチェ広島在籍で日本代表の一員でもあるGK大迫敬介とMF川村拓夢に、ダイレクトな質問を投げた。すると、大迫は「僕はシュートを受ける側なので」と断りを入れたうえで独自の見解を示した。
「シュートのパンチ力やスピード、またはキーパーとの駆け引きだったり、そこはレベルが全然違うなと感じますね」
フィールドプレーヤーの川村はどうか。
「一番感じたのは、ミニゲーム形式の練習で海外組のプレーの質が落ちないところです。3セットぐらいやっても安定感があるというか。僕はどうしても(セットを重ねると運動量などが)落ちてしまう。この差はすごく大きいですね。勉強になるし、そのレベルに到達しないといけないと思いました」
これらの回答を受け、大迫に訊いてみる。「シュートのお話をされていましたが、上田綺世(フェイエノールト)のシュートは次元が違いますか?」と。
「全然違いますね。ボールのスピード+重さが。シュートのスピードが速くても重くない選手もいるんですよ。上田選手はどっちも兼ね備えているので、彼のシュートを手に当ててもボールは後ろに飛んでしまう。あと、身体的に無理がきくんです。腰を捻らないと打てないところで腰をグッと捻ってきたりしますから。スピード、重さに加え、駆け引きも入ってくるので、本当にキーパーとしては対応が難しいです」
シュートの速さと重さなら川村も負けていない。実際、大迫もそう評価していた。
「(川村)拓夢のシュートも速くて重いです。上田選手と良い勝負だと思います。ただ、タイプが違いますからね。フォワードの上田選手と中盤の拓夢では。拓夢はミドルが多いですからね。いずれにしても、拓夢のシュートも嫌です」
GKならではの興味深い視点である。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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2024年04月29日 05:25
4月28日に開催されたプレミアリーグの第35節で、暫定ながら首位に立つアーセナルが5位のトッテナムと敵地で対戦。宿敵とのノースロンドン・ダービーを3−2で制した。
左SBで先発出場した冨安健洋がCKからの競り合いでオウンゴールを誘発するなど、アーセナルは前半で3−0とリード。その快勝ムードを一変させてしまったのが、GKダビド・ラジャのミスだった。
63分、ビルドアップの際にキックを誤り、なぜか正面にいた敵DFクリステャン・ロメロにボールを渡し、あっさり反撃の1点を献上してしまった。
【動画】アーセナルGKがまさかのミスで流れを変える失点
英紙『Daily Mail』は、「アーセナルのGKダビド・ラジャはノースロンドン・ダービーで犯罪的なミスをし、トッテナムに命綱を与える、信じられないヘマをする」と酷評。次のようなSNS上の声を紹介している。
「狂ってる」
「ラジャの犯罪だ」
「能なしめ。遠くに蹴っとけよ」
「申し訳ないが、受け入れられない。簡単に試合の流れを変えてしまった」
「本当にひどい。自分たちが絶好調なときに、そのようなゴールを与えるなんてありえない。自己満足だ」
「そんなプレーをする必要がない」
最後は冷や汗をかかされたものの、1点差で何とか勝利した。ラジャは救われた気分だろう。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月29日 05:15
U-23日本代表は現地4月29日、U-23アジアカップの準決勝でU-23イラク代表と対戦する。
大岩ジャパンはグループステージを2勝1敗の2位で通過し、決勝トーナメント初戦の準々決勝では延長戦の末に4−2で開催国カタールを下し、ベスト4へ進出。次のイラクとの準決勝は、勝利すれば3位以上が確定し、パリ五輪の出場権を獲得できる重要な一戦だ。
ここまでグループステージを含めて4試合を戦ってきた日本。ある程度、選手を入れ替えながら勝ち上がってきたなか、準決勝で勝てば問題ないが、負ければまたしても五輪出場権がかかる3位決定戦にまわることになるため、それも頭に入れながら、選手を温存するのか、出し惜しみせずベストメンバーを送り出すのかは難しい判断となる。
システムはこれまで通り4−3−3で、GKは小久保玲央ブライアン。カタール戦では2失点こそしたものの、それ以外では安定したパフォーマンスを見せた。今大会、正守護神を務めてきた小久保をこの重要な局面で代えるとは考えにくいか。
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右サイドバックは関根大輝が2試合連続で先発か。今大会、右サイドで欠かせないピースとなっている21歳は、カタール戦で120分フル出場。準々決勝の翌日、チームは1日オフを挟み、これまで中2日だったが、今回は中3日。休息は十分にとれたと見る。一方で半田陸は、なかなか調子が上がってこない印象で、今回はベンチスタートか。
CBの一角は、2試合連続で先発している高井幸大を休ませ、木村誠二がスターターを務めるか。カタール戦ではチームを流れに乗せる今大会2点目となる同点ゴールを挙げており、勢いがある。
相棒となるのは、3試合の出場停止処分が解けた西尾隆矢か。カタール戦後には「次からは僕もメンバーに入れるので、チームの力になれることを精一杯やって、しっかりパリを決めたい」と意欲。イラクの速攻に対して、出足が速く、フィジカルを活かした西尾のパワフルな守備は大きな武器となる。一発退場となった中国戦以来の出場はなるか。
左サイドバックは内野貴史。準決勝2日前の練習では、対人守備でのキレも良く、カタール戦での出場もなかったので、コンディションは万全と見た。
中盤の底は、カタール戦でもセカンドボールを何度も回収し、攻撃の起点となっていたキャプテンの藤田譲瑠チマで確実か。インサイドハーフは、松木玖生と川粼颯太のコンビ。山本理仁はイラク戦2日前の練習で唯一、ホテルでのコンディション調整となっていたため、先発はないかもしれない。
カタール戦でアシストを記録した荒木遼太郎は、途中出場でも大きなアクセントとなれる選手なので、流れを変える存在としてベンチに残すと予測した。
右ウイングは山田楓喜。カタール戦では開始2分に、鋭い仕掛けから強烈な左足弾。ここにきてさらに乗ってきた印象で、イラクに引いて守られた際には、山田楓の左足からの正確なクロスが有効打となりそう。
左ウイングの平河悠は、韓国戦でもカットインからの右足ミドルが相手の脅威に。途中出場したカタール戦でもアーリークロスや果敢な守備を披露しており、調子は良さそう。イラク戦でもドリブルからの一発に期待したい。
そして1トップは、カタール戦で今大会初ゴールを挙げた細谷真大と予想。その試合後に「もっと点をとっていきたい」と闘志を燃やしたエースがさらに得点を重ねれば、チームとしても勢いに乗れるだろう。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月29日 05:00
攻守の重要局面となる「バイタルエリア」で輝く選手たちのサッカー観に迫る連載インタビューシリーズ「バイタルエリアの仕事人」。
2024年04月29日 05:00
サンフレッチェ広島で活躍するGK大迫敬介とMF川村拓夢は、ともに森保ジャパンの一員でもある。そんなふたりが日本代表の活動で得ている刺激とは? 川村は次のように答えていた。
「広島のJリーグの中で強度の高いチームだと思っていましたが、代表練習に行ったらさらにレベルが高くて。その強度の部分を広島のトレーニングに還元したい気持ちで今は取り組んでいます」
一方で大迫は「ピッチ外で学ぶこともある」と言う。
「ジムでのトレーニングを見ても、それぞれ自分との向き合い方が凄い。トップ・オブ・トップでやれる理由が分かるというか、吸収できるものがサッカー以外でもたくさんあります。今のままではダメだと気付かせてくれる場所でもあり、やはり意識は変わりますね」
日本代表に選ばれないと味わえないものがあるというふたりに「日本代表で衝撃を受けた選手は?」と訊くと、大迫選手は「みんな身体がバキバキですからね」と話したあと、こう続けた。
「この前だと、長友(佑都)さんのお尻はマジでビビりました。ジムに来て脱ぎ出して、『お前ら、見てみろ! 触れ!』って言われてので、触ったんですけど、あれはやばかったです(笑)」
日本代表活動は、確かにいろんな意味で刺激をもらえるものである。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
2024年04月29日 04:28
カタール・ドーハで開催されているU-23アジアカップに参戦中のU-23日本代表は現地4月28日、準決勝・U-23イラク代表戦の前日練習を実施。冒頭の15分が公開された。
この前の日の練習で、唯一、ホテルでコンディション調整となっていた山本理仁も全体練習に復帰。23人全員が参加した。
【PHOTO】松木玖生や川粼颯太らが絶妙ポージング!アジアカップを戦うU-23日本代表全選手&監督のポートレートを一挙紹介!
ランニングから始まったトレーニングは、2人1組のストレッチやステップからのスプリントなどでアップ。その後は、これまでの練習でも何度か見られた、ゴール前で5人の選手がワンタッチで繋ぎ、シュートで終わるメニューで連係を確認。ここまでがメディアに公開された。
イラクとの準決勝は日本時間29日の26時30分キックオフ予定。勝利すれば3位以上が確定し、パリ五輪の出場権を獲得できる重要な一戦だ。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月29日 04:07
リーグ・アン第31節が28日に行われ、リヨンとモナコが対戦した。
日本代表FW南野拓実が所属するモナコは、ここまで30試合を消化し17勝7分6敗の成績で勝ち点「58」を獲得。首位パリ・サンジェルマン(PSG)との差は開いているものの、3位ブレストにも「5」ポイント差をつけ、2位の座を堅持している。リーグ戦5連勝を目指す今節は、過去7度の優勝を誇る名門リヨンと激突。シーズン序盤は極度の不振に陥ったものの、12月以降は盛り返し、現在は9位につけている。なお、この試合でモナコが引き分け以下に終わった場合、PSGの優勝が確定することとなる。
試合開始からわずか23秒でスコアが動く。ドリブルで中央を持ち上がったマグネス・アクリウシェがボックス内左へ展開し、走り込んだ南野がダイレクトで折り返す。フォラリン・バログンが触れたボールを最後はウィサム・ベン・イェデルが押し込み、モナコが先制に成功した。15分にはカウンターからチャンスを作り、アクリウシェのスルーパスに抜け出したバログンがネットを揺らしたが、オフサイドの判定で追加点は認められなかった。
リヨンの反撃は22分、左から仕掛けたサイード・ベンラーマがクロスを供給し、ニアサイドネマニャ・マティッチが走り込むと、流れたボールをゴール前中央のアレクサンデル・ラカゼットが押し込み試合を振り出しに戻す。さらに4分後にはクリントン・マタが左から上げたクロスにコランタン・トリッソが反応。シュートはミートしなかったものの、ボールを拾ったベンラーマが右足でネットを揺らし、あっという間に逆転に成功した。
その後はリードを奪ったリヨンがモナコのプレスをうまく掻い潜り、ゴール前に迫るシーンを増やしていく。追加点こそ奪えなかったものの、優位性を保ったまま前半を1点リードで折り返した。
流れを変えたいモナコは後半開始と同時に3枚替えを敢行。56分にはブレール・エンボロとのワンツーでボックス内へ侵入したユスフ・フォファナが強烈なシュートを放つなど、何度かゴール前に迫るシーンを作る。すると60分、フォファナがバイタルエリア右からアーリークロスを送ると、これに反応したベン・イェデルが打点の高いヘディングをゴール右下に叩き込み、モナコが試合を振り出しに戻した。
タイスコアとなってからは両チームが攻め合う白熱した展開が続く。南野も中盤で起点を作り、クロスに飛び込んでシュートを放つなど、随所で存在感を発揮する。リヨンは72分に決定機。バイタルエリアで巧みなパス交換を見せると、マリック・フォファナの右からのクロスにファーサイドでフリーのラヤン・チェルキが合わせたが、滑り込みながら放ったシュートは枠を大きく外れた。
78分、クレパン・ディアタの柔らかいFKにベン・イェデルが強烈なボレーで合わせてネットを揺らすも、ここはオフサイドの判定。ピンチを凌いだリヨンは84分、自陣ボックス内でのクリアからカウンターを発動すると、ラカゼットの絶妙なスルーパスに抜け出したM・フォファナがGKとの1対1を制しネットを揺らした。
試合はこのまま3−2で終了し、モナコはリーグ戦9試合ぶりの黒星を喫した。この結果、首位PSGと2位モナコの勝ち点差は3試合を残して「12」に拡大。PSGのリーグ・アン3連覇が確定した。次節、リヨンは5月6日にアウェイでリールと、モナコは同4日にホームでクレルモンと対戦する。
【スコア】
リヨン 3−2 モナコ
【得点者】
0−1 1分 ウィサム・ベン・イェデル(モナコ)
1−1 22分 アレクサンドル・ラカゼット(リヨン)
2−1 26分 サイード・ベンラーマ(リヨン)
2−2 60分 ウィサム・ベン・イェデル(モナコ)
3−2 84分 マリック・フォファナ(リヨン)
2024年04月29日 02:26
プレミアリーグ第35節が28日に行われ、ノッティンガム・フォレストとマンチェスター・シティが対戦した。
2024年04月29日 00:56
現地時間4月28日に開催されたスコットランドリーグの第34節で、日本人5選手が所属する首位のセルティックは敵地で6位のダンディーと対戦した。
セルティックは、旗手怜央と古橋亨梧が先発、岩田智輝がベンチスタート、前田大然と小林友希がメンバー外となった。
序盤からボールを握って試合を優位に進めるなか、7分、右のポケットに侵入した旗手が鋭いクロスを供給するも、古橋にはわずかに合わない。
24分には、左サイドを突破したフォレストのクロスからキューンがシュート。こぼれたボールに旗手が詰めたが、枠を捉えられなかった。
30分、旗手の縦パスを古橋がワンタッチで落として、フォレストがダイレクトボレー。これがゴール右に突き刺さって先制点を奪った。このまま1点リードで前半を終える。
【動画】セントミレン戦、旗手の強烈右足弾&古橋のドンピシャヘッド弾
後半に入ってセルティックは、やや押し込まれる時間が続くも、GKハートを中心とした堅い守備で凌ぐ。
62分に岩田を投入すると、その5分後に、旗手のラストパスを相手がクリアしきれず、こぼれたボールを拾ったフォレストがこの日2点目となる追加点を決めてリードを広げる。
さらに73分、ペナルティエリア手前の右寄りから旗手が狙いすましたミドルを放つも、左のポストを叩いた。
その直後には、ゴール前の混戦からポータレスが放ったボレーをアイダがクリアできず、ボールはゴールに吸い込まれて1点を返される。
しかしその後はゴールを許さず、このまま2−1で終了。勝利したセルティックはリーグ戦5試合負けなしとなった。次節は5月4日にホームでハーツと相まみえる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月29日 00:08
リーグ・アン第31節が28日に行われ、クレルモンとスタッド・ランスが対戦した。
日本代表FW伊東純也と中村敬斗が所属するスタッド・ランスは、リーグ・アンでここまで30試合を消化し11勝7分12敗・勝ち点「40」の10位につけている。直近4試合は2分2敗と勝利がなく、今節は最下位クレルモンを相手に5試合ぶりの白星を狙う。伊東は右ウイング(WG)、中村は左WGでスタメンに名を連ねており、日本代表戦士がチームの両翼を形成した。
序盤はクレルモンがサイド攻撃から何度かチャンスを作る。13分には左からのクロスのこぼれ球を拾ったムハメド・チャムが左足を振り抜くが、ボックス内からのシュートはGKイェヴァン・ディウフが片手で弾き出す。一方のスタッド・ランスは、伊東が裏への抜け出し、中村は独力でのドリブル突破で見せ場を作るも、決定的なチャンスには繋げられず。1本のシュートも打てないまま、時間が経過していく。
すると29分、右からのアーリークロスの処理を試みたエマニュエル・アグバドゥの腕にボールが当たり、クレルモンがPKを獲得。これをチャムが冷静に沈め、ホームチームが先制に成功した。しかし、その僅か4分後にスタッド・ランスが試合を振り出しに戻す。テレンス・コウドウが右から柔らかいクロスを送ると、ファーサイドの中村がヘッドで折り返し、ボールがゴール前にこぼれる。これを中村が自ら押し込みネットを揺らした。中村は今シーズンのリーグ戦通算4ゴール目となっている。
追い付いたスタッド・ランスは40分、カウンターで敵陣内へ攻め込むと、左を持ち上がった中村のラストパスから伊東がシュートに持ち込んだが、相手GKの正面を突きゴールとはならなかった。前半はこのまま1−1で終了する。
後半開始早々の53分、スタッド・ランスのコウドウが自陣ボックス内で相手選手を掴んで倒してしまい、クレルモンに2本目のPKが与えられる。これを再びチャムが沈め、勝ち越しに成功した。その後もクレルモンが押し気味に試合を進め、スタッド・ランスは前半の半ば同様なかなかチャンスを作ることができない。77分にはティボー・デ・スメットにレッドカードが提示され、数的不利での戦いを余儀なくされることとなった。
すると79分、スローインを受けたグレジョン・キエイが粘って中央へ折り返し、ファーサイドに詰めたエルバ・ラシャニが押し込みクレルモンが貴重な追加点を奪った。90分にはスローインの流れから相手右サイドをパス交換で崩したクレルモンが、ラシャニのこの日2ゴール目で4点目を獲得。試合はこのまま終了し、スタッド・ランスはリーグ戦3連敗を喫した。
次節、クレルモンは5月4日にアウェイでモナコと対戦。一方のスタッド・ランスは5月10日に控える第33節でブレストのホームに乗り込む。
【スコア】
クレルモン 4−1 スタッド・ランス
【得点者】
1−0 31分 ムハメド・チャム(PK/クレルモン)
1−1 33分 中村敬斗(スタッド・ランス)
2−1 55分 ムハメド・チャム(PK/クレルモン)
3−1 79分 エルバ・ラシャニ(クレルモン)
4−1 90分 エルバ・ラシャニ(クレルモン)
2024年04月29日 00:00
元マンチェスター・シティのアグエロは長年チームメイトであったケビン・デ・ブライネとベルナルド・シウバの今夏の去就について『Stake.com』にて語った。その様子を英『Manchester Evening News』が伝えている。
デ・ブライネは現行契約では2025年夏までとなっており、今夏には残り1年を迎える。同選手にはシティも新契約を準備しているようだが、サウジアラビアのクラブからターゲットにされていることもあり、去就に注目が集まっている。しかし、今夏の退団の可能性は低いと考えられており、アグエロもデ・ブライネについてはあまり心配していない様子だ。
「私は(彼が退団することは)ないと思う。彼の怪我もあって、チームはシーズン序盤は調子が上がらず、彼はかなり長い間戦線離脱することになった。彼は戻ってきて、長期離脱が彼のプレイに悪影響を及ぼしていないことを証明した。ケビンはチームにとって必要不可欠な存在であり、ファンは彼の技をより長く楽しむことができると思う」
一方のシウバは移籍期間が近づく度に退団の噂が浮上しており、昨夏にもその動きがあった。最終的に2026年までの契約延長を結んだが、この契約には5000万ポンドの契約解除条項が設定されているようであり、バルセロナやPSGといったクラブが目を光らせている。今夏の退団の可能性も十分にあるシウバについて、アグエロはシティへの残留を願っている。
「私は彼がシティに残ることを願っている。彼はあらゆる面で才能があり、さまざまな役割をこなすことができる。ベルナルドはチームがどのように機能するかを知っている。とはいえ、彼は自分の将来を自分で選ぶ権利があると思う。それでも私はシティでベルナルドを見られることを願っている」
フィル・フォーデンやフリアン・アルバレス、アーリング・ハーランドなど他にもスター選手が多く在籍しているのがシティだが、デ・ブライネとシウバはロドリと並んでシティの中では別格の存在だ。シティにとっては替えのきかない2人ではあるが、今夏の去就はどのような結末を迎えるだろうか。