2024年04月29日 04:07
リーグ・アン第31節が28日に行われ、リヨンとモナコが対戦した。 日本代表FW南野拓実が所属するモナコは、ここまで30試合を消化し17勝7分6敗の成績で勝ち点「58」を獲得。首位パリ・サンジェルマン(PSG)との差は開いているものの、3位ブレストにも「5」ポイント差をつけ、2位の座を堅持している。リーグ戦5連勝を目指す今節は、過去7度の優勝を誇る名門リヨンと激突。シーズン序盤は極度の不振に陥ったものの、12月以降は盛り返し、現在は9位につけている。なお、この試合でモナコが引き分け以下に終わった場合、PSGの優勝が確定することとなる。 試合開始からわずか23秒でスコアが動く。ドリブルで中央を持ち上がったマグネス・アクリウシェがボックス内左へ展開し、走り込んだ南野がダイレクトで折り返す。フォラリン・バログンが触れたボールを最後はウィサム・ベン・イェデルが押し込み、モナコが先制に成功した。15分にはカウンターからチャンスを作り、アクリウシェのスルーパスに抜け出したバログンがネットを揺らしたが、オフサイドの判定で追加点は認められなかった。 リヨンの反撃は22分、左から仕掛けたサイード・ベンラーマがクロスを供給し、ニアサイドネマニャ・マティッチが走り込むと、流れたボールをゴール前中央のアレクサンデル・ラカゼットが押し込み試合を振り出しに戻す。さらに4分後にはクリントン・マタが左から上げたクロスにコランタン・トリッソが反応。シュートはミートしなかったものの、ボールを拾ったベンラーマが右足でネットを揺らし、あっという間に逆転に成功した。 その後はリードを奪ったリヨンがモナコのプレスをうまく掻い潜り、ゴール前に迫るシーンを増やしていく。追加点こそ奪えなかったものの、優位性を保ったまま前半を1点リードで折り返した。 流れを変えたいモナコは後半開始と同時に3枚替えを敢行。56分にはブレール・エンボロとのワンツーでボックス内へ侵入したユスフ・フォファナが強烈なシュートを放つなど、何度かゴール前に迫るシーンを作る。すると60分、フォファナがバイタルエリア右からアーリークロスを送ると、これに反応したベン・イェデルが打点の高いヘディングをゴール右下に叩き込み、モナコが試合を振り出しに戻した。 タイスコアとなってからは両チームが攻め合う白熱した展開が続く。南野も中盤で起点を作り、クロスに飛び込んでシュートを放つなど、随所で存在感を発揮する。リヨンは72分に決定機。バイタルエリアで巧みなパス交換を見せると、マリック・フォファナの右からのクロスにファーサイドでフリーのラヤン・チェルキが合わせたが、滑り込みながら放ったシュートは枠を大きく外れた。 78分、クレパン・ディアタの柔らかいFKにベン・イェデルが強烈なボレーで合わせてネットを揺らすも、ここはオフサイドの判定。ピンチを凌いだリヨンは84分、自陣ボックス内でのクリアからカウンターを発動すると、ラカゼットの絶妙なスルーパスに抜け出したM・フォファナがGKとの1対1を制しネットを揺らした。 試合はこのまま3−2で終了し、モナコはリーグ戦9試合ぶりの黒星を喫した。この結果、首位PSGと2位モナコの勝ち点差は3試合を残して「12」に拡大。PSGのリーグ・アン3連覇が確定した。次節、リヨンは5月6日にアウェイでリールと、モナコは同4日にホームでクレルモンと対戦する。 【スコア】 リヨン 3−2 モナコ 【得点者】 0−1 1分 ウィサム・ベン・イェデル(モナコ) 1−1 22分 アレクサンドル・ラカゼット(リヨン) 2−1 26分 サイード・ベンラーマ(リヨン) 2−2 60分 ウィサム・ベン・イェデル(モナコ) 3−2 84分 マリック・フォファナ(リヨン)
2024年05月15日 01:00
先週の準決勝で劇的な勝利を収め、チャンピオンズリーグのファイナルに駒を進めたレアル・マドリー。
これまで17回もの決勝に進んできたレアル・マドリーは、このところ8回連続でファイナルに勝利しているという圧倒的な勝負強さを持つ。前回優勝したのは2022年夏のリヴァプール戦であった。
2年目の決勝戦、レアル・マドリーはこんなメンバーだった。覚えてる?GK:ティボー・クルトワ
現所属:レアル・マドリー
あれから2年たった今もレアル・マドリーでプレーしているベルギー代表の守護神ティボー・クルトワ。2年前のリヴァプール戦では90分フル出場で勝利に大きく貢献した。
今回は怪我のためにシーズンのほとんどを棒に振ってしまっており、このチャンピオンズリーグ決勝には「ギリギリ間に合うかもしれない」と言われているが…果たして出場できるのか。右SB:ダニ・カルバハル
現所属:レアル・マドリー
この試合で右サイドバックとして先発していたダニ・カルバハル。現在もレアル・マドリーでプレーしており、32歳になった今も重要な存在となっている。
リヴァプールの対面するルイス・ディアスとアンディ・ロバートソンを相手に安定したディフェンスを見せ、相手の高い攻撃力を封じた。CB:エデル・ミリタオン
現所属:レアル・マドリー
2019年にFCポルトからレアル・マドリーへと加入し、センターバックとして強烈な1対1のディフェンスを見せるミリタオン。キレキレだった三笘薫のドリブルを難なく止めた男としても知られる。
セルヒオ・ラモスとラファエル・ヴァランが抜けたあとのディフェンスラインで重要な存在となり、チャンピオンズリーグでは12試合でプレーした。CB:ダヴィド・アラバ
現所属:レアル・マドリー
バイエルン・ミュンヘンから2021年にフリーでレアル・マドリーへと加入し、いきなりセンターバックとして重要な役割を果たしたダヴィド・アラバ。セルヒオ・ラモスの後継者として穴を埋める以上の存在になった。
ただ。今季は昨年末に左膝の前十字靭帯断裂という大きな怪我を負ってしまい、今季のチャンピオンズリーグ決勝には出場することができない。左SB:フェルラン・メンディ
現所属:レアル・マドリー
育成の名門ル・アーヴルからリヨンを経て2019年にレアル・マドリーへと加入し、攻撃的なプレーで「マルセロの後継者」として期待されたメンディ。
それから常にレギュラーというわけではないものの左サイドバックの重要な役割を果たしており、この2021-22シーズンではマンチェスター・シティ戦で値千金のクリアを見せた。MF:ルカ・モドリッチ
現所属:レアル・マドリー
当時は36歳だったルカ・モドリッチ。このシーズンにレアル・マドリーでの400試合出場を達成したほか、チャンピオンズリーグでも100試合出場という記録を更新している。
この決勝では90分までプレーし、自身5回目のチャンピオンズリーグ優勝を達成。さらに同大会で6回目のベストイレブンに選ばれている。MF:カゼミロ
現所属:マンチェスター・ユナイテッド
2015年にFCポルトから買い戻されたカゼミロ。中盤の守備的な役割を任されて大ブレイクし、チームの安定を保つために欠かせない存在としてアンチェロッティ監督に信頼された。
このチャンピオンズリーグ決勝戦でもアンカーとしてリヴァプールを相手に奮闘し、パワフルなプレーを見せた。そしてこの夏にマンチェスター・ユナイテッドへと驚きの移籍を決断している。MF:トニ・クロース
現所属:レアル・マドリー
いいタイミングで引退すると何年も前から公言しながら、先日はドイツ代表にも復帰するなどずっとトップレベルを維持し続けているトニ・クロース。
モドリッチ&カゼミロとのトライアングルは近年のレアル・マドリーでも黄金のようなトリオだった。この試合では自身5回目となるチャンピオンズリーグ優勝を果たしている。FW:フェデリコ・バルベルデ
現所属:レアル・マドリー
ペニャロールからレアル・マドリーにやってきたウルグアイ人MF。様々なポジションで起用することができ、主役ではなくとも常に信頼できる存在となっている。
23歳だったこのシーズンも主力として活躍し、このチャンピオンズリーグ決勝ではチームの唯一のゴールをアシストした。FW:ヴィニシウス・ジュニオール
現所属:レアル・マドリー
この試合では左ウイングとして先発出場したヴィニシウス・ジュニオール。今季はジュード・ベリンガムやロドリゴ・ゴイスとともに前線の得点源として活躍し、違った役割にも見事に適応した。
この試合では59分にフェデリコ・バルベルデからの折り返しを受けてゴールに押し込み、タイトルを獲得するための決勝点を叩き込んでいる。FW:カリム・ベンゼマ
現所属:アル・イティハド
CL決勝はレアル・マドリー対ドルトムント!両方でプレーした「最強の5名」
この試合ではキャプテンマークを巻いていたカリム・ベンゼマ。このシーズンはリーガ32試合で27ゴールと得点王になり、さらにチャンピオンズリーグでは12試合15ゴールと大爆発していた。
決勝戦ではゴールは決められなかったものの、チャンピオンズリーグ最優秀選手賞と得点王をダブル受賞し、バロンドールにも輝いている。
2024年05月15日 00:02
『The Athletics』は13日、セビージャ所属の元スペイン代表セルヒオ・ラモスが契約満了となる今夏に、フリーで2025年からメジャーリーグ・サッカー(MLS)に参入するサンディエゴFCに加入する可能性があると報じた。
現在38歳のS・ラモスはこれまでに、ラ・リーガ、チャンピオンズリーグ、ワールドカップ、EUROと多くのタイトルを獲得。そんなS・ラモスは昨夏に、カンテラ(下部組織)から過ごし、プロキャリアを始めたセビージャに復帰。今季はこれまで公式戦34試合に出場し7ゴール1アシストと活躍を見せている。
S・ラモスとセビージャの契約は来月までとなっているが、同選手はプロデビューを果たしたクラブと契約延長をしない見込みだという。そして、サラリーキャップの制限を受けないMLSの特別指定選手としてサンディエゴFCと契約する可能性があると説明されている。
また、『The Athletics』は、新興クラブであるサンディエゴFCに、S・ラモスのように豊富な経験と実績を持ち、どんな手段を用いてでも勝つ姿勢を持つ選手が必要とされていると説明している
2024年05月14日 23:13
スペインメディアの『スポルト』は14日、レアル・マドリードが2025年の夏にフリーでリヴァプール所属のイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドを獲得する計画があると報じた。
現在25歳のアレクサンダー・アーノルドは、6歳からリヴァプールのアカデミーに所属し、2016年10月にトップチームデビューを飾った。翌シーズンには、プレミアリーグの最優秀選手賞にもノミネートされるなど、世界屈指のサイドバックへと成長。高い攻撃力を武器としながら数々のタイトル獲得に貢献している。
そんなアレクサンダー・アーノルドとリヴァプールの現行契約は2025年6月までとなっており、右サイドナックの補強を考えているレアル・マドリードは、パリ・サンジェルマン(PSG)所属のフランス代表キリアン・エンバペと同様に、選手とクラブの契約が満了するタイミングを狙い移籍金フリーで獲得することを検討しているという。
なお、レアル・マドリードにはスペイン代表経験を持つ現在32歳のダニエル・カルバハル、同じく32歳のルーカス・バスケスと2人の右サイドバックが所属しており、両者の去就にも注目が集まっている。レアル・マドリードは30歳以上の選手に対し、1シーズンごとに契約更新を行うルールを設けており、カルバハルに対しては例外として複数年での契約更新が提示される可能性があるが、ルーカス・バスケスに対しては単年での契約更新を提示する予定と説明されている。
そして、レアル・マドリードはルーカス・バスケスがクラブを去る2025年夏のタイミングで、リヴァプールとの契約を満了するアレクサンダー・アーノルドをフリーで加入させることを狙っていると『スポルト』は説明している。
2024年05月14日 22:35
スペインメディアの『マルカ』など世界の大手メディアが13日に、ルーマニアで起こったギニアビサウ共和国出身の双子の兄弟による「替え玉出場疑惑」 を報じたが、同選手の所属クラブであるディナモ・ブカレストが疑惑を否定した。
2024年05月14日 22:00
今年10月に開業が予定されているV・ファーレン長崎の新しいホーム「長崎スタジアムシティ」。
スタジアム、アリーナ、ホテル、商業施設、オフィスビルという5つの建物で構成されており、Jリーグの“新たな基準”として多方面から注目されている複合施設だ。
工事は大詰めを迎えており、12日には長崎スタジアムシティのX公式が最新の空撮映像を公開した。/
4月末時点の工事進捗率は87.3%🌈
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先日 #長崎スタジアムシティ 公式Xの
フォロワーさんが3万人を突破しました👏
ありがとうございます🍀
開業まであと156日…!
皆さんにお会いできる日を楽しみにしています✨ pic.twitter.com/ebPN2DdmZl
— 長崎スタジアムシティ公式(Nteam) (@nscproject) May 12, 2024
屋根にはスタジアムの正式名称である「PEACE STADIUM Connected by SoftBank」の文字がくっきりと!(略称は「ピースタ」)
映像をよく見ると、オフィスビルである「STADIUMCITY NORTH」の屋上からスタジアム上空を経て商業施設「STADIUMCITY SOUTH」の屋上へと繋がるジップラインの乗降場も確認できる。本当に完成が近づいてきたようだ…。
建設費を90億円に圧縮も…秋田、新スタジアム情報・建設候補地まとめ(ブラウブリッツ秋田 ホームスタジアム)
工事進捗率は4月末時点で87.3%とのこと。スタジアムでは今月からいよいよピッチに芝を植える作業が始まる。
2024年05月14日 21:50
浦和レッズでのデビューが待ち遠しいFW安部裕葵だが、お披露目のときは近いか。
現在25歳の安部は、2017年に鹿島アントラーズでプロとしてのキャリアをスタートさせ、2019年夏に海外挑戦を決断。スペインの名門バルセロナのセカンドチームへ移籍した。加入初年度は公式戦20試合に出場して4ゴールを記録するなど主力として活躍したが、2年目以降はたび重なる大怪我に悩まされ、思うような出場機会を得られず。昨夏に契約満了を迎えたことで、日本への復帰が決まった。
そして、新天地に選んだのが浦和だ。大きな期待を背負って加入するも、コンディション調整に失敗したり、今季開幕前のキャンプ中に負傷したりと、未だ浦和デビューに至ってはいない。しかし、現在はすでにチームへ合流している。約3年間公式戦から遠ざかっていることもあり、クラブとしてはデビュー戦への道のりを慎重に進めているのかもしれない。
ただそんな中、13日に行われた記者会見でペア・マティアス・ヘグモ監督が安部について言及。「魔法のようなプレイをトレーニングのセッションで毎回見せてくれています」と述べており、実戦へ向けて着実に前進しているようだ。
そして、ヘグモ監督の会見内容を伝えた浦和公式『X』のポストに反応したのがチームメイトの宇賀神友弥だ。リポストする形で「毎日、安部裕葵の魔法にかけられてます。あの独特のリズムをどうやって止めればいいのか頭悩ませてる。彼を止めることができたときまた一つ成長してるはず」と綴った。
さらに、この宇賀神のコメントに対して、昨季まで浦和でプレイしていたDF岩波拓也が「ひろきは天才です」と、今季は浦和から京都サンガF.C.へ期限付き移籍しているDF宮本優太が「僕も常にコテンパンにされてました」と返信していた。
日本で再び安部のプレイを見れるのが楽しみで仕方がない。是非とも「魔法のようなプレイ」に酔いしれたいものだ。
2024年05月14日 21:30
13日に行われたプレミアリーグ第37節、リヴァプールはアウェイでアストン・ヴィラと対戦。試合終了間際に立て続けに失点し、3-3のドローに終わった。
リヴァプールにとって、転機だったのは試合残り15分のタイミングでの“4枚替え”だろう。英『Liverpool Echo』は遠藤の交代が致命的だったという見解を示している。
「4人の選手交代のうち、遠藤航を外したことで苦労してつかみ取れそうだった勝利を手放してしまった。遠藤は前半あまり良い出来ではなかったが、後半はリヴァプールが主導権を握る上で重要な存在で、前半は甘さが目立った守備陣をより良くカバーした」
そして、同メディアは今シーズンの失点の多さを課題にあげ、遠藤の“バックアッパー探し”が重要だとの見方だ。
「MFアレクシス・マクアリスターはシーズン前半戦を見事に埋めていたとはいえ、本職の守備的MFではない。遠藤は毎試合出場できるわけではない。また、MFステファン・バイチェティッチ(この試合では交代要員として起用されなかった)はまだキャリアをスタートさせたばかりであることから次期指揮官はどこを補強すればいいかを把握しているだろう」
4-2で勝利した前節トッテナム戦でも遠藤の交代後に失点を喫しており、遠藤不在時の守備を懸念する声は多い。リヴァプールの今夏の最重要課題は遠藤の“バックアッパー探し”なのかもしれない。
リヴァプールは最終節、アンフィールドでウォルバーハンプトンと対戦する。
2024年05月14日 21:01
スタジアムのいたるところで涙を流すファンの姿があった。
2024年05月14日 20:08
13日、『The Athletics』 が、元イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカム氏が、古巣のマンチェスター・ユナイテッドについて語るインタビューをポッドキャストで配信した。
1998−99シーズンにプレミアリーグ、FAカップ、チャンピオンズリーグ(CL)の3冠の “トレブル”を達成するなど黄金期のマンチェスター・ユナイテッドの一員だったベッカム氏は「最高の時代にマンチェスターで育ち、最高の時代のマンチェスター・ユナイテッドでプレーできた。特別な時間だったよ」と同クラブでの日々を振り返った。
続けてベッカム氏はマンチェスター・ユナイテッドについて「世界最大のクラブ。いつだって自分はそう言っているんだ」と自らの古巣は偉大な存在であると表現した。
一方、近年のマンチェスター・ユナイテッドは低迷を続けている。今季も2試合を残しクラブはプレミアリーグで8位となっており、7位以下でシーズンを終了した場合、1990年以降で最低の成績となってしまう。
ベッカム氏はそんな古巣の現状に関し、「過去5年から10年は困難な時期だった。ボス(アレックス・ファーガソン前監督)がクラブを去った。更に、ライアン・ギグス、ロイ・キーン、ガリー・ネヴィルといった選手たちもチームを去った。そうすると、クラブは何か大きなものを失ってしまい、難しい時期を迎えてしまうものさ」と苦しんでいる古巣の状況に一定の理解を示した。
しかしベッカム氏は「けど、すぐにでも早くこの状況が変わることを願うよ。だって、悪い時間が続きすぎているからね」と話し、マンチェスター・ユナイテッドの復活を願った。
2024年05月14日 20:00
5月15日の「Jリーグの日」を前に、31年前の開幕当時話題になった「Jリーグカレー」が復刻。
当日行われる明治安田J1リーグ第14節では、試合が開催される全10スタジアムで1,000個ずつ、合計1万個の配布が予定されている(配布方法はスタジアムによって異なるとのこと)。
また、今回の復刻を記念し、31年前に大きな話題を呼んだCMの令和版として「復刻版 Jリーグカレー2024年篇」がYouTube上で公開された。
動画には、当時現役だったラモス瑠偉氏のほか、子役として登場していた“まさおくん”役の石山昌さんがお父さん役として登場。他にも、カレーの具に至るまでさまざまな部分が完全再現されている。
今回はこの再現CMに出演したラモス瑠偉氏へのインタビューを紹介する。
――本日の撮影はいかがでしたでしょうか?
最高でした。30年前のCMをまた復活させることは、すごいなと思いました。声をかけて頂きすごく光栄に思います。今回も監督さんはじめ、みなさんすごく良い雰囲気を作ってくれて、まさおも大きくなったなと。すごく楽しかったです。
――当時共演された“まさおくん”が、今回お父さん役で出演されていますが、31年ぶりの共演はいかがでしたか?
まさかこういう所でお会いできると思っていなかったので、会えてうれしいです。あの時の少年がここまで立派な大人になってうれしかったです。最高の再会でした。本当に皆さんに感謝しかないです。楽しかったです。
――撮影当時のことは思い出されましたか?
思い出します。雰囲気もすごく似ている。今日よりはすごく時間がかかって、その当時は朝から遅くまで16時間かかった。ただとってもいいCMでした。自慢じゃないけどその年のインパクトあるCMで1位をもらった。インパクトがありましたね、一度観た人が忘れられないよね。(セットも含めて再現されていて)感動しました。
――このCMは、子どもからラモスさんに“変化する”のが見どころですが、ラモスさんが感じるご自身やJリーグ(サッカー界:日本代表)の30年の変化は何ですか?
私は1977年に日本に来て、その当時はお客さんが300人、400人でした。まさかプロリーグができるなんて夢のようでした。そこで一番サポーターの皆さんの力が大きかったです。そこから私たちがドーハまで行って、日本代表がワールドカップにでるようになって、ベスト16、ベスト8とか狙っているし。いろいろな選手が海外に行くようになったり、すごい変化でしたね。
(Jリーグは)当時は10チームだった。いまは60チームもありますよね。私は47年も日本にいるけど、40年前では考えられなかった。日本がアジアで勝ったりワールドカップに行きたければプロしかないと私やいろんな選手、監督さんが思っていました。
――31周年を迎えたJリーグについて、また、今まで支えてくれた人たちに対して、一言頂けますでしょうか。
サポーターの皆さんの力はすごいですね。素晴らしすぎる。これからもやっぱりJリーグを盛り上げるのは選手たちだけじゃなくてサポーターの皆さんの力が大きいと思います。
――未来のJリーガーやファンに対して声をかけるならば、どんな事を伝えたいですか?
どのスポーツ界の未来の子どもたちにも、一生懸命にやって、いつか親孝行とか恩返しするという事と、感謝を忘れずに。あとおじいちゃん、おばあちゃんを大事に。仲間のためにやることがとても素敵なことだから、すべてのスポーツ界、支えていくのは君たちだと思う。
adidasと契約していないのに「日本代表の10番」をつけた8名の選手
ぜひ自分の夢を何やってもあきらめない、夢は叶えるものだと思います。この国を私も愛しているから。ぜひこれからも君たちで日本のスポーツ界を支えてくれよ。
2024年05月14日 19:56
マンチェスター・ユナイテッドは14日、クラブ公式サイトで元フランス代表DFラファエル・ヴァランが契約満了に伴い、今季限りで退団することを発表した。
現在31歳のヴァランは2021年8月にレアル・マドリードから完全移籍で“赤い悪魔”の一員となり、これまで公式戦93試合に出場し2ゴールを記録。2023年2月に行われたカラバオカップ決勝ではセンターバックでスタメン出場し、6年ぶりとなるクラブのメジャータイトル獲得に貢献した。
ヴァランは4月4日のチェルシー戦以来欠場が続いているが、リーグ戦の残り2試合と、25日に行われるFAカップ決勝のマンチェスター・シティ戦での復帰に向け怪我からの復帰に全力を尽くしているという。
ヴァラン退団に際し、マンチェスター・ユナイテッドは「ユナイテッドの全員がラファ(ヴァラン)の貢献に感謝し、彼の幸運を祈っています」とコメントを発表した。
2024年05月14日 19:54
FC町田ゼルビアのFWエリキが、クラブの公式YouTubeチャンネルで、自身の信念について語った。
2024年05月14日 19:53
来季以降チームを率いる監督の席が空いているバイエルンが、クリスタル・パレスを率いるオリヴァー・グラスナー監督に接触したものの、金銭面で折り合いがつかずに撤退した模様だ。ドイツメディア『ビルト』が13日に報じている。
今シーズン、バイエルンはドイツの“絶対王者”として、前人未到のブンデスリーガ12連覇を目指すシーズンを過ごしながら、序盤からレヴァークーゼンに独走を許し、5試合を残して優勝を決められた。DFBポカールでは3部のザールブリュッケンに敗れて2回戦で早々と姿を消しており、タイトル獲得の“ラストチャンス”だったチャンピオンズリーグ(CL)でも、準決勝でレアル・マドリードに2戦合計3−4と逆転負けを喫し、今季の無冠が決まっていた。
取りこぼしも目立つシーズンとなったなか、2月21日には2025年夏までとなっていたトーマス・トゥヘル現監督との契約を1年間前倒しして解消することを発表。直後より次期監督候補の名前に関する報道が相次ぎ、当初はレヴァークーゼンを初優勝へ導いたシャビ・アロンソ監督に熱視線を送っていた。だが、同監督は来季もレヴァークーゼンを率いる意思を明らかにしており、その後接触した現ドイツ代表監督のユリアン・ナーゲルスマン氏と現オーストリア代表指揮官のラルフ・ラングニック氏からは断りを入れられた。そのほかで名前が挙がったジネディーヌ・ジダン氏、現アストン・ヴィラ監督のウナイ・エメリ氏、現ベンフィカ指揮官のロジャー・シュミット氏も交渉は発展せず、現時点で来季のバイエルン指揮官の座は空席となっている。
このような状況の中、今回の報道によると、バイエルンはグラスナー監督の招へいに向けて動いていたようだ。現在49歳のオーストリア人指揮官は、母国で指導者としての経験を積んだ後、ヴォルフスブルクやフランクフルトといったブンデスリーガのクラブを成功へ導いてきた人物。2021−22シーズンには、日本代表MF鎌田大地(現:ラツィオ)や元日本代表MF長谷部誠が所属していたフランクフルトを、42年ぶりのヨーロッパリーグ優勝へ導いていた。
昨シーズン終了後、フランクフルトとの契約を1年残しながら退団したグラスナー監督は、以降フリーの状態が続いていたものの、今年2月、体調を崩して緊急搬送された現在76歳のロイ・ホジソン監督に代わってクリスタル・パレスの指揮官に就任。当初はなかなか白星を掴めなかったものの、4月に入ってからチームは一気に調子を上げ、リヴァプール、ニューカッスル、マンチェスター・ユナイテッドといったクラブを次々と破った。現在は直近6試合を5勝1分と無敗で駆け抜けており、一時は残留争いに身を置いていたチームを12位まで押し上げた。
バイエルンはそんなグラスナー監督を高く評価し、次期監督に招へいするべく具体的な動きを見せていた模様だ。バイエルンのクリストフ・フロイントSD(スポーツディレクター)は、グラスナー監督がザルツブルクでコーチを務めていた頃に共に仕事をしていた間柄で、同SD以外にもマックス・エーベル取締役などクラブの重鎮たちがグラスナー監督を説得。クリスタル・パレスとの契約を2026年夏まで残しながらも、グラスナー監督の心は大きく揺れていたというが、クリスタル・パレス側がこの“引き抜き”を許可しなかったようだ。
というのも、クリスタル・パレスはバイエルンからの打診を即座に拒否したという。当初、バイエルンは1800万ユーロ(約30億円)を上限額として用意していたものの、クリスタル・パレス側は最低でも1億ユーロ(約169億円)を要求。両者の金額には大きな開きがあり、監督招へいにこれほどまでの予算を割くことを考えていないバイエルンは、撤退を余儀なくされたようだ。
このような流れで、バイエルンはグラスナー監督の招へいも失敗に終わった模様だ。現在はかつてバイエルンを率いており、2023年9月にドイツ代表監督の座を降りてからフリーの状態が続くハンジ・フリック氏や、ブライトンを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督の名前が候補として報じられている。バイエルンの新監督探しは、まだまだ続きそうだ。
【ハイライト動画】グラスナー率いるパレスがマンUを4発粉砕
2024年05月14日 19:52
現地時間5月12日、ロンドン在住のジャーナリストであるダニエル・センドル氏が、自身のフェイスブックで衝撃のニュースを報じた。ルーマニア1部リーグのディナモ・ブカレストに所属するMFのエドガル・イエが、双子の弟であるエデリノ・イエを、自身と偽って数試合プレーさせたというのだ。 この一報はルーマニア国内のみならず、『BBC』や『マルカ』なども大々的に報じ、世界中に拡散された。しかし、エドガル本人はメディアの取材に対し「フェイクニュースだ。絶対にそんなことはしていない」と全否定した。 そんな中、翌13日に渦中のディナモ・ブカレストが公式サイトで声明を発表し、疑惑を完全に否定した。声明文には以下の内容が書かれている(一部抜粋)。「UTAアラド戦の当日にフェイスブックで伝えられたフェイクニュースは、国内メディアによって瞬く間に拡散され、BBCやマルカなど国際的な報道機関で取り上げられた。我々がエドガル・イエではなく、彼の双子の弟であるエデリノ・イエをプレーさせたという疑惑は根も葉もない話であり、これはクラブに対する中傷だ。エドガルはトルコの連盟が発行した国際移籍証明書を受け取り、FRF(ルーマニアサッカー連盟)とFIFAからの認証を受け、そしてLPF(ルーマニアプロサッカーリーグ)によって登録され、入国管理局から登録証明書を受け取った。彼がルーマニアに滞在した記録を国が持っているということが、なによりの証拠である」
【PHOTO】世界でもっとも美しいWAG! ジンチェンコの超美人妻、ヴラダ・セダンの厳選フォトを一挙公開!
続けて「ディナモ・ブカレストは、クラブのイメージに重大な損害を与えたとして、この誤った情報を報じた記者に対して、法的な手続きを開始した。また倫理的な観点から、この嘘を拡散した一部メディアの姿勢は受け入れられない」と、疑惑を報じた記者への法的措置を明らかにするとともに、疑いもなく情報を拡散したメディアの報道姿勢にも疑問を呈している。 ギニア・ビサウ生まれのエドガルは、ポルトガルの名門スポルティングの下部組織でプレーした後、2012年にバルセロナへ移籍。Bチームが主戦場だったが、14−15シーズンにはコパ・デル・レイで1試合だけトップチームでプレーしている。その後フランスやオランダ、トルコを経て、今年2月にディナモ・ブカレストに加入した。なお、弟のエデリノは現在無所属となっている。構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
2024年05月14日 19:43
ラツィオの鎌田大地が好調を維持している。
5月12日に開催されたセリエA第36節のエンポリ戦でも、ダブルボランチの一角で攻守に躍動。2−0の快勝に貢献している。
現地メディアの評価も高い。ラツィオの専門メディアは『Lazio channel』はこう称賛している。
【動画】「マジックかと思った」と驚嘆の声! 鎌田の鮮烈タックル
「いやぁ、なんという選手なんだ。カマダはついにドイツにいた頃の姿に戻った。トゥドール監督のおかげだ。クロアチア人監督が(マウリツィオ・)サッリから引き継いで以来、MFは初戦からより多くのスペースを見つけただけでなく、我々全員が待ち望んでいた選手が戻ってきた」
同メディアは、「ラツィオが勝利したエンポリ戦で、カマダはラツィオのユニホームを着て以来、最高の試合だったと言って間違いない」と最大級の賛辞を贈っている。
イゴール・トゥドール監督の下で、水を得た魚のように蘇った鎌田。残り2試合でシーズンが終わってしまうのが惜しいぐらいだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部