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2024年04月29日 05:00
サンフレッチェ広島で活躍するGK大迫敬介とMF川村拓夢は、ともに森保ジャパンの一員でもある。そんなふたりが日本代表の活動で得ている刺激とは? 川村は次のように答えていた。 「広島のJリーグの中で強度の高いチームだと思っていましたが、代表練習に行ったらさらにレベルが高くて。その強度の部分を広島のトレーニングに還元したい気持ちで今は取り組んでいます」 一方で大迫は「ピッチ外で学ぶこともある」と言う。 「ジムでのトレーニングを見ても、それぞれ自分との向き合い方が凄い。トップ・オブ・トップでやれる理由が分かるというか、吸収できるものがサッカー以外でもたくさんあります。今のままではダメだと気付かせてくれる場所でもあり、やはり意識は変わりますね」 日本代表に選ばれないと味わえないものがあるというふたりに「日本代表で衝撃を受けた選手は?」と訊くと、大迫選手は「みんな身体がバキバキですからね」と話したあと、こう続けた。 「この前だと、長友(佑都)さんのお尻はマジでビビりました。ジムに来て脱ぎ出して、『お前ら、見てみろ! 触れ!』って言われてので、触ったんですけど、あれはやばかったです(笑)」 日本代表活動は、確かにいろんな意味で刺激をもらえるものである。 文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長) 【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
2024年05月14日 06:02
日本代表MF遠藤航が所属するリバプールは現地時間5月13日、プレミアリーグ第37節でアストン・ビラと敵地で激突した。
遠藤が3試合連続で先発したリバプールは、開始1分にいきなり先制する。サラーとのワンツーで右サイドを突破したエリオットがクロスを供給。これがパウに当たってコースが変わると、GKマルティネスがファンブル。そのままゴールに吸い込まれた。
しかし12分にカウンターを受けると、右サイドを突破したワトキンスのマイナスの折り返しをティーレマンスにダイレクトで決められて、同点弾を奪われた。
それでも23分、左サイドをオーバーラップしてきたゴメスの折り返しをガクポがワンタッチで押し込んで勝ち越しゴールを挙げる。その後、追加点は生まれず、1点リードで前半を終える。
【動画】激しいチャージでソン・フンミンを潰す遠藤航
後半に入って48分、リバプールは敵陣ボックス手前の左寄りからエリオットが蹴ったFKにクランサーが反応。ヘディングシュートを叩き込んで3点目を奪う。
52分には、ドグラス・ルイスのスルーパスに抜け出したベイリーのラストパスからワトキンスにネットを揺らされるも、オフサイドの判定でゴールは取り消された。
76分に遠藤ら4人を一気に交代したアウェーチームはその直後、サラーの絶妙なラストパスからソボスライが決定機を迎えるも、決め切れない。
すると85分、自陣でマカリステルがボールを奪われると、デュランに鋭いミドルを突き刺されて1点差に詰め寄られる。さらにその3分後にも、再びデュランに決められて同点に追いつかれた。
このまま3−3で終了し、リバプールはプレミア連勝ならず。19日に行なわれる最終節ではホームにウォルバーハンプトンを迎える。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月14日 06:00
日本は週末に娯楽が多い国だ。そんな環境下でJリーグの試合会場により多くの方々が足を運んでもらうためのアイデアはあるのか。日本サッカー協会の宮本恒靖会長に訊いてみた。
「これも一朝一夕でできることではありません。ただ、Jリーグを観に来てくれるお客さんの平均年齢が少し高くなっているのは事実で、若い世代もどんどん仲間になってほしいです。Jリーグも色々トライしていますが、スタジアムでの暴力行為はマイナス要素だと思います。
そういうものがない日本のサッカー界、Jリーグをこれからもしっかり作らなくてはいけませんし、そうなることでみんなが観に来られる、観に行きたいと思うようなコンテンツにつながると信じています」
暴力のないスタジアム。それが集客アップに向けて間違いなくポイントのひとつになる。子どもや高齢者がより安心してスタジアムに行けるような環境になれば、サポーターの年齢層も広がるはずだ。
「自分がオーストリアでプレーをしていた時も、親子3世代が毎週末、ミサに行くように、当然の行為のように、スタジアムに行っていると感じました。その背景には歴史的な積み重ねがあるはずですし、クラブを愛する、クラブにいる選手を応援する構図がハッキリしています」
親子3世代が毎週末、スタジアムに行く。それが現実のものとなれば、日本人にとってサッカーはより身近なスポーツになる。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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2024年05月14日 05:58
現地時間5月13日に開催されたラ・リーガの第35節で、久保建英が所属する7位のレアル・ソシエダが3位のバルセロナと敵地で対戦した。 久保が2試合連続でベンチスタートとなったソシエダは29分、好調のベッカーが裏抜けしてネットを揺らすも、オフサイドでゴールは認められない。 38分にはピンチ。バルサのラフィーニャにミドルシュートを狙われるが、ポストに救われる。 迎えた40分、裏抜きしたギュンドアンのラストパスを16歳のヤマルが流し込み、バルサが先制点を奪う。【動画】久保が不満を露わにしたゴール取り消し
後半に入って65分にもラフィーニャは際どいシュートを放つも、GKレミロの好セーブに阻まれる。 その2分後にチャンスを迎えるも、メンデスが決めきれなかったソシエダは70分に3枚替え。久保、バレネチェア、ティアニーを投入する。 右ウイングに入った久保は、73分にいきなりシュート。しかし、GKテア・シュテーゲンにキャッチされる。 後半アディショナルタイムには、オドリオソラのハンドで献上したPKをラフィーニャに決められ、万事休す。ソシエダは0−2で敗れている。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月14日 05:55
オランダ1部のAZに所属する日本代表DF菅原由勢は、この夏の移籍が噂されている。
2024年05月14日 05:40
ベルギーのユニオン・サン=ジロワーズでプレーする日本代表DF町田浩樹。26歳の大型ディフェンダーはこの夏の移籍が噂されている。
『Walfoot』によれば、町田はこんな話をしていたという。
「セリエAは世界最高のリーグのひとつ。でも、日本人選手たちはあまりプレーしていない。本田圭佑がいたし、いまは鎌田大地がいる。日本人にとってはあまりうまくいっていない。
イタリアのクラブも僕に興味を持っているのは知っているが、選ぶなら日本人が成功しているブンデスリーガのほうがいい。
なぜセリエAが日本人に合わないのかはよく分からない。戦術的すぎる、守備的すぎるのかもしれない」
かつてセリエAでは中田英寿や長友佑都らが活躍した。
日本人が好きなヨーロッパクラブ10選
ただ、ブンデスリーガのほうが成功例が多いため、イタリアよりもドイツへの移籍を希望しているようだ。なお、町田についてはトッテナム移籍説も再燃しつつある。
2024年05月14日 05:25
今月9日の誕生日で33歳になった原口元気は、シュトゥットガルトとの契約が今季限りとなっている。
今季のシュトゥットガルトは最終節を残して3位と躍進しているが、原口は20分しかプレーしていない。
『Sky』によれば、チーム唯一の30代選手でもある原口は、契約満了により今季限りでチームを退団するとのこと。
日本代表、2022年にピークを迎えていなければならなかった10名
原口はシュトゥットガルトで伊藤洋輝やチェイス・アンリの良き先輩としてプライベートでも支えとなってきた。ただ、この夏に新天地を求めることになるようだ。
2024年05月14日 05:00
日本サッカー協会の宮本恒靖会長が掲げたマニフェストのひとつに「キッズ・女子・シニアを重点3領域として扱う」という項目がある。「キッズ」に着目すると、本田圭佑氏が「育成年代向けに開発された4対4(U10、U12)の新しいサッカー大会」を創設した。
この大会は、4人対4人の10分1本勝負で、20秒のショットクロック(20秒以内にプレーを完結させる)を採用するなど、超攻撃的サッカーが展開される仕組みになっている。交代は自由で、ベンチには監督やコーチが存在せず、交代のタイミング、戦い方はプレーヤーに委ねられる。子どもたちが自ら考え行動する力を身に付け、未来のサッカースター候補を育成する狙いがあるのだ。
「4v4U10」を創設した狙いを本田自身は次のように述べていた。
「小学校4年の世代を自分のサッカースクールで見ていた経験から、彼らの全国大会がないことを知りました。U12の大会でみんな確かに全員プレーできちゃうんですけど、小学生の世代は1学年違うだけで体格の差がだいぶある。事実上、U12は5、6年生の大会。小学校3、4年の子が活躍できるような大会ではないと思って、じゃあ、彼らのために全国大会を作ろう、と。そういうところに至りました」
この「4v4」を宮本会長はどう捉えているのだろう。
「凄い面白い試みです。いろんな地域でエントリーできるので、たくさんの子どもにチャンスがあります。地域のサッカー事業になりますし、それについて彼とも話をする予定です。一緒になってやれることがあると考えています」
宮本会長と本田氏の“タッグ”で何が生まれるのか。期待せざるを得ない。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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2024年05月14日 03:41
現地5月13日に開催されるラ・リーガの第35節で、久保建英が所属する7位のレアル・ソシエダが3位のバルセロナと敵地で対戦する。
2024年05月14日 03:05
現地5月13日に開催されるラ・リーガの第35節で、久保建英が所属する7位のレアル・ソシエダが3位のバルセロナと敵地で対戦する。 この一戦に先立ってスターティングメンバーが発表され、久保が2試合連続でベンチスタートとなった。【動画】久保が不満を露わにしたゴール取り消し
2−0で勝利した前節のラス・パルマス戦では89分からの投入となった久保。かつてカンテラ(下部組織)に在籍した古巣戦から、途中出場で恩返し弾なるか。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月14日 03:00
現地時間5月13日に開催されるプレミアリーグ第37節で、3位のリバプールは4位のアストン・ビラと敵地で対戦する。
この一戦を前にスターティングイレブンが発表され、日本代表のMF遠藤航は3試合連続で先発に名を連ねた。
遠藤は5日に行なわれた前節のトッテナム戦(4−2)で、相手エースのソン・フンミンを潰し、果敢なインターセプトを披露しただけでなく、絶妙なサイドチェンジでモハメド・サラーの先制点をプレアシスト。攻守において存在感を発揮した。
【動画】激しいチャージでソン・フンミンを潰す遠藤航
リーグ戦は残り2試合となったなか、リバプールはすでにプレミア優勝の可能性がなくなっているものの、遠藤はチームの連勝に貢献できるか。
試合はこの後、日本時間で4時にキックオフ予定だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月14日 00:09
今季限りでパリ・サンジェルマンから退団することを宣言したキリアン・エムバペ。これまで数年に渡って移籍が噂されてきたが、ついに契約更新を拒否するに至った。
もちろんクラブにとっては移籍金すらも獲得できない形で放出を余儀なくされてしまい、大きな打撃になる。後釜となる選手の補強も必要だ。
今回は様々なメディアで報じられている「キリアン・エムバペの後釜候補」をまとめてみた。 ヴィクトル・ギョケレス
現所属:スポルティングCP
国籍:スウェーデン
現在パリ・サンジェルマンが獲得に動いていると言われる選手の1人が、守田英正のチームメイトでもあるスウェーデン代表FWヴィクトル・ギョケレスだ。
今シーズンのポルトガルリーグでスポルティングCPを優勝に導いた点取り屋であり、その顔を覆うマスクパフォーマンスも含めてスター性も抜群であり、大きな人気を誇る存在である。
ただ、もちろんそのような彼であるからこそ様々なビッグクラブから注目されていると伝えられており、アーセナルやチェルシーなども獲得に動いていると伝えられる。
メディアが伝えるところによれば、少なくとも彼を獲得するためには1億ユーロ以上の移籍金が必要になるだろう。ヴィクトル・オシメーン
現所属:ナポリ
国籍:ナイジェリア
キリアン・エムバペの去就がはっきりしない間からパリ・サンジェルマンの獲得候補として名前が上げられていたのが、ナポリのナイジェリア代表FWヴィクトル・オシメーン。
数日前にはジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオが「オシメーンはパリ・サンジェルマンではなくアーセナルかチェルシーに行く」と報道している。その理由はオシメーン自身が「リールでプレーしたことがあるため、フランスリーグに戻ることに興味がない」からだという。
しかし、キリアン・エムバペが退団したことによって再びオシメーンの獲得のウワサが広まっている。移籍金はおよそ1億3000万ユーロほどだというが…。クヴィチャ・クヴァラツヘリア
現所属:ナポリ
国籍:ジョージア
そして、ヴィクトル・オシメーンの獲得断念のウワサとともに流れていたのが「パリ・サンジェルマンはオシメーンよりもクヴァラツヘリアを狙っている」という情報であった。
フランスの『RMC Sports』が伝えたところによれば、パリ・サンジェルマンは2027年までナポリとの契約を残しているクヴァラツヘリアを狙っており、彼が「ルイス・エンリケ監督が最も希望する補強」であるという。
彼についても移籍金についてはおよそ1億2000万ユーロとかなり高額になると予想されており、大きな投資が必要になる。ラファエル・レアォン
現所属:ミラン
国籍:ポルトガル
先日『L'Equipe』によって伝えられたのが、ミランに所属しているポルトガル代表FWラファエル・レアォンだ。センターフォワードもウイングもこなせるオールラウンダーで、エムバペの穴を埋められる存在だとリストアップされているという。
エムバペの退団によって給与が2億ユーロ削減できるため、ラファエル・レアォンに設定されている巨額の契約解除料を支払える…という話も。
メディアによればパリ・サンジェルマンは7000万ユーロから1億5000万ユーロの移籍金を提示してラファエル・レアォン獲得に向かっていると伝えられるが、その一方で選手本人がミランから退団することに全く前向きではないとか…。
そしてミランも現在ラファエル・レアォンの契約を2027年まで延長したいと考えており、年俸を550万ユーロまで引き上げる準備もあるそうだ。ベルナルド・シウヴァ
現所属:マンチェスター・シティ
国籍:ポルトガル
最も有名な「移籍心変わり事件」8人
昨年も移籍が噂されていたマンチェスター・シティのポルトガル代表MFベルナルド・シウヴァ。前線から中盤まで様々なポジションをこなすアタッカーで、戦術面でも技術面でも世界最高クラスだ。
『Le Parisien』によれば、パリ・サンジェルマンはこれまで2年連続でベルナルド・シウヴァの獲得を狙っており、この夏にも彼を引き入れるためのチャレンジを行うという。
マンチェスター・シティとの契約は2026年まで残っているが、『Sport』などによれば契約解除条項の額が5800万ユーロに設定されているという。もちろんこれはパリ・サンジェルマンにとっては十分に出せる額だ。
2024年05月13日 23:44
ベティスで“完全復活”を遂げた元スペイン代表MFイスコが、6月に控えたEURO2024で“ラ・ロハ”へ復帰することへの期待は、日に日に大きくなっている。
2024年05月13日 23:30
現在12位にまで順位を上げてきたクリスタル・パレス。今年の2月にロイ・ホジソンの後任として、オリヴァー・グラスナーが監督に就任して以降、チームは絶好調だ。
グラスナー就任以降、積み上げた勝ち点は21。この期間にパレスより多くの勝ち点を獲得したのはマンチェスター・シティ(29)、アーセナル(28)、チェルシー(22)のみとなっており、素晴らしいパフォーマンスを見せている。
マイケル・オリーセ、エベレチ・エゼ、ジャン・フィリップ・マテタのフロントスリーはプレミア屈指の破壊力を誇り、今のパレスを攻略するのは簡単なことではない。調子をあげてきたパレスの来シーズンが楽しみではあるが、上述したトリオに加え、若手注目株のアダム・ウォートン、守備の要マルク・グエイといった選手もビッグクラブから狙われており、今夏の去就が注目されている。
主力選手が残れば来シーズンへの期待も高まるパレスだが、特にエゼとオリーセは多くの注目を浴びており、2人ともチームに残留させることは難しいかもしれない。そんななか指揮官のグラスナーは「すべての選手がここにいることを願っている」と、英『Daily Mail』にて語り、残留を強く望んだ。
「来シーズン、彼らがクリスタル・パレスでプレイできるよう、クラブはあらゆる手を尽くすだろう。私たちがスポーツ部門から示すことができるのは、私たちが野心的であり、彼らが恩恵を受け、成功に大きく貢献できるということだと思う。それが私たちが彼らに提供できることであり、残りはこれから見ていくことになる」
エゼやオリーセといったスター選手をチームに残すことができれば、グラスナーの下でより成熟したパレスは来シーズンの台風の目になる可能性もあるだろう。主力選手の多くがビッグクラブに狙われるパレスの今夏の動向に注目だ。
2024年05月13日 23:10
メキシコ、カナダとの共催で行う2026北中米ワールドカップへ向けて代表チームの強化に力を入れてきたアメリカ代表。彼らの成長を感じさせる要素の1つに、『欧州組の増加』が挙げられる。
例えば昨年3月の代表戦では、国内のMLSから1人も招集されなかったのだ。唯一アトランタ・ユナイテッドからDFマイルズ・ロビンソンがトレーニングキャンプに参加したが、試合のメンバーには入っていない。『ESPN』によれば、これは今のMLSがスタートした1996年以降では初めての出来事だという。
現在はミランでプレイするFWクリスティアン・プリシッチ、MFユヌス・ムサ、ユヴェントスMFウェストン・マッケニー、FWティモシー・ウェア、レアル・ベティスMFジョニー・カルドーゾ、ボーンマスMFタイラー・アダムズ、PSVのFWリカルド・ペピ、マリク・ティルマンなど、欧州トップクラブでプレイする選手が激増している。
この変化について、同メディアが似ている国に挙げたのが日本だ。日本も近年は海外組を中心に代表チームが構成されているが、選手の育成にはJリーグの各クラブが大きな役割を果たしている。アメリカも同じで、MLSのアカデミーやトップチームで経験を積んでから欧州へ向かう者が多い。欧州組が増えているのは、MLSの育成が機能している証拠でもある。
かつて日立製作所サッカー部(現柏レイソル)でプレイし、日本サッカーの発展に貢献したトム・バイヤー氏はJリーグの貢献度について次のようにコメントしている。
「日本の場合は代表チームの大半が欧州のクラブでプレイしているが、(海外組の)ベストプレイヤーとJリーグのベストプレイヤーとの実力差がそこまで大きくない。Jリーグでプロとして一定の試合数をこなさないまま、いきなり欧州に渡ってプレイする日本人選手もほとんどいない」
MLSの質を上げ、より優れた逸材を欧州トップリーグへ送り込む。これがアメリカ代表が世界の強豪となるうえでベストな方法なのだろう。そこは日本と似たところがあると言うこともでき、アメリカサッカー界はMLSでの育成に一定の手応えを掴んでいるようだ。
2024年05月13日 22:40
最近は10代から活躍する選手も増えているが、ドイツの名門バイエルンで大きく評価を伸ばしたFWマティス・テルもまだ19歳の選手だ。
2022年の夏にフランスのレンヌから2000万ユーロの移籍金で加入したテルに関しては、移籍金が高額すぎると否定的な意見も多かった。何より、テルはレンヌのトップチームで1ゴールも決めていなかった選手だ。フランス世代別代表では結果を残していたが、リーグ・アンで結果を残していない若者に2000万ユーロは高額過ぎたかもしれない。
しかし、今ではバーゲン価格だったとの見方が強い。バイエルンでは途中出場を中心にブンデスリーガ通算51試合をこなしており、11ゴール4アシストと驚きの成績を残している。ほとんどが途中出場であることを考えれば、絶賛されるべき数字だろう。
2022年の夏の段階では200万ユーロしかなかった市場価値も、今では20倍の4000万ユーロまでアップ。一気にフランスの次代を担うアタッカーとして有名な存在になった。
フランスの若手アタッカーということを考えれば、テルを逃したパリ・サンジェルマンには少しばかり後悔があるかもしれない。仏『L’Equipe』は、PSGのナセル・アル・ケライフィ会長は当時レンヌにいたテルのことを評価していなかったと伝えている。レンヌのトップチームで活躍していなかったのだから仕方がないとも言えるが、ポテンシャル的にはFWキリアン・ムバッペの後継者候補となったかもしれない。
テルは今後バイエルンで出番を増やしていくだろう。レ・ブルーの主力級になるのも時間の問題のはずで、バイエルンが2年前にテルを引き抜いたのは大正解と言えそうだ。