2023年02月08日 21:20
プレミアリーグ第22節でノッティンガム・フォレストはリーズと対戦。前半に挙げた1点を守り抜き1-0で勝利している。この試合で移籍後初先発を飾った男がケイロル・ナバスだ。序盤から安定感のあるプレイを披露したナバス。幸先よく先制したN・フォレストに対して同点弾を狙うリーズが再三チャンスを作るものの、好セーブを見せて失点を許さなかった。そんなナバスはデータサイト『SofaScore』にてセーブ数「4」を記録。フランス王者のゴールマウスを守っていた守護神の意地を見せるパフォーマンスを発揮した。 今季もパリ・サンジェルマンでシーズン開幕を迎えた男は、ジャンルイジ・ドンナルンマにポジション争いで敗れてベンチを温め、出場もカップ戦のみと苦しい前半戦を過ごしてきた。それでも来るべき出場機会に向けて準備を進めていたことだろう。初挑戦となったプレミアリーグでも安定したパフォーマンスでリーズをシャットアウト。後半戦でN・フォレストがさらに上を目指すためにはナバスの活躍が必須となる。
2024年04月28日 20:24
国内リーグとヨーロッパカップ戦はまったく違う大会だ。
国内リーグでの調子がそのままヨーロッパでの戦いの物差しになるわけではないし、その逆もまたしかり。ドイツのブンデスリーガでいえば、リーグでバイエルンが昇格組のハイデンハイムに2−0とリードしながら2−3で逆転負けを喫したかと思ったら、その数日後に行われたプレミアリーグ首位のアーセナルとのチャンピオンズリーグ(CL)の試合では、終盤まで優勢的な試合運びで、アウェーで上々といえる2−2の引き分けに持ち込んだ。
あるいはブンデスリーガで首位を独走し、見事クラブ史上120年で初となるリーグ優勝を果たしたレバークーゼンが、ヨーロッパリーグ(EL)で最終的に勝利したとはいえ、アゼルバイジャンのカラバクに大苦戦したり、プレミアリーグの雄リバープールが、ホームでのアタランタ戦で0−3と完敗したり。いろんなことが起こるのだ。
CL、EL、そしてヨーロッパカンファレンスリーグ(UCL)と、欧州には3つのカップ戦がある。CLが世界最高峰のリーグとして全世界から最大限の評価を受けているのはだれもが認めるところだが、ELやUCLもそれぞれに刺激的で、いろんな経験ができる大会なのは間違いない。
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スイスリーグのセルベッテFCでプレーする常本佳吾は、欧州カップ戦でプレーする価値について次のように語ってくれた。
「やっぱりヨーロッパリーグでいろんな国のチームと対戦して、いいチームと対戦できるのはすごく自分の財産になった。来年もそこでやりたいから、リーグ戦にかける思いも強いです。そこでヨーロッパリーグ、もちろんチャンピオンズリーグを目ざしてやっていきたいですね」
CL出場を厳命とされるクラブにとってはELやUCLに物足りなさを感じたり、どこか100%の力で向き合いきれない雰囲気がでてきたりする。
一方で、欧州カップ戦に出場すること自体がクラブにとっても、選手にとっても、指揮官にとっても、ファンにとっても極めて貴重な機会というクラブもたくさんある。そこにかける思いが違う。だから勝った時の喜びが大きな力をもたらすし、逆に負けたときの悔しさや失望が後を引いてしまうこともある。
常本が興味深いことを話してくれた。
「正直、セルベッテ(の調子)がちょっと悪くなったのも欧州カップ戦が終わった、負けてからなんです。自分たちが夢見てたじゃないけど、ヨーロッパで勝ち星をつけられて自信になった部分も大きかったので、それがちょっとなくなったことも影響してるのかなっていうのは個人的に感じます」
ELグループリーグでスラビア・プラハ、ローマに次ぐ3位で終えたセルベッテは、UCLの決勝トーナメント・プレーオフを勝ち抜いてラウンド16に回ったが、そこでチェコのプルゼニにPK戦の末に敗退。常本が言うように、セルベッテはそれ以来、5試合連続で勝ち星なしとなった(1分け後4連敗)。
もちろんUCL敗退だけが理由ではないが、いずれにしても異なるコンペティションを過密日程の中で戦い抜いていくというのは、やはりどのクラブにとっても簡単なことではない。とはいえ気持ちを切らしてしまったり、うまくメンタルコントロールができないままだと、臨まれるクオリティをピッチにもたらすことはできない。そのままリーグでの順位を上げることができず、翌シーズンのヨーロッパコンペティション参加の資格を失うことにもなってしまう。
常本もそのために自分にできることを求め続けている。
「やっぱりステップアップってところは常に意識してますし、そのためにも、自分ができるアシストと1対1の自分の長所のところは絶対に負けないように伸ばしつつ、それが結果としてチームの優勝だったり、カップ戦優勝だったりってところに繋がれば、さらに選手としても評価されます。そこはこれから目ざしていきたいです」
欧州ではどこもリーグ終盤に向けて緊張感が高まる時期だ。順調なクラブ、荒波にいるクラブ。どこも様々な状況と戦っている。シーズン最後にどんなドラマが生まれるのか。うまくいかないときには《気持ちを切り替えろ》とよくいわれるが、新しい具体的な目標にチーム全体の気持ちが向くように整理できるかがカギになるのだろう。
セルベッテは33節のグラスホッパー戦を1−0で勝利し、連敗を4で止めることができた。ここからは上位チーム同士で対戦するプレーオフ期間に入る。ここから再び上昇気流に乗っていきたい。
取材・文●中野吉之伴
2024年04月28日 20:17
アスレティック・ビルバオに所属するスペイン代表FWニコ・ウィリアムズが27日に行われたラ・リーガ第33節アトレティコ・マドリード戦で人種差別を受けたと主張しているようだ。27日、スペインメディア『アス』が伝えている。
4位と5位の直接対決となったこの試合。ビルバオはニコが1得点を挙げたものの最終的に1−3で敗戦となった。『アス』によれば、ニコは試合後のインタビューで「コーナーキックの際に猿の鳴き真似が聞こえた」と明かし、アトレティコサポーターから人種差別を受けたと主張したとのこと。
当該事象は40分に起こり、その5分後に同点ゴールを決めたニコはスタンドに向かって腕を指さしながら肌の色をアピールするような仕草を見せた。この行為についてニコは「ちょっと怒っていた。肌の色のことを侮辱するのは普通のことではないよ」とコメント。さらに、「(アトレティコサポーターの)全員ではない。どこにでも愚かな人はいる。少しずつ変わっていくことを願っているよ。僕たちは常に戦っている。これが現実なんだ」とアトレティコサポーター全員から差別を受けたわけではないと強調しながら、人種差別撲滅への願いを語った。
試合後、ラ・リーガも公式SNSで以下のような声明を発表。人種差別を容認しない断固とした姿勢を示した。
「スポーツにおいては、人種差別または憎悪に満ちた行為が許される余地はない。我々はあらゆる人種差別的行為を断固として非難し、このような容認できない行為を私たちのスポーツから根絶するために引き続き努力していく」
報道によれば、既にラ・リーガはニコに対し差別行為をした人物を特定しており、検察当局に報告する予定だという。
【動画】上位対決となったアトレティコvsビルバオの一戦
2024年04月28日 20:09
元日本代表MFの松井大輔氏が4月27日、テレビ東京系列で放送されたサッカー専門番組「サタデーナイトJ」に出演。ジュビロ磐田のFWジャーメイン良を称賛した。
磐田は、同日に行なわれたJ1第10節でFC町田ゼルビアとホームで対戦。2−0で勝利した。
同番組がこの試合を特集するなかで、松井氏は磐田の先制点の場面に注目。「ファンタスティックな連動」と称賛した。
46分、松原后から縦パスを受けたジャーメインは、ターンをすると、松本昌也にスルーパスを供給。松本のシュートは相手GKにセーブされたが、こぼれ球に反応した松原が左足で決めた。
【動画】鮮やかな連係からジュビロ松原后がゴール!
松原のパスとシュートを称えた松井氏は、ジャーメインが相手の両ボランチと2人のCBの間にできる“四角形”内で披露したプレーも高く評価した。
「四角形の間でボールをもらう選手は重宝される。しっかりとライン間でボールをもらう。もらった時に前を向けるのが一番良い。シュートを打てる角度でもある」
そして、ここまで10ゴールを挙げてJ1得点ランクでトップに立つ29歳FWへの賛辞を続けた。
「ユース年代の人もお手本にしてほしい」
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月28日 20:00
今節の注目カードであるトッテナム対アーセナルのノースロンドンダービー。
2024年04月28日 20:00
今季のプレミアリーグで古豪アストン・ヴィラが好調だ。
暫定順位ではあるが、第35節終了時点でチャンピオンズリーグ出場圏内の4位につけている。上位チームは消化試合数にばらつきがあるが、ヴィラは既に5位以内が確定しているため、仮にCLを逃したとしてもヨーロッパリーグ出場は確実となっている。
そんな古豪ヴィラだが、タイトルとしては評価が難しいUEFAインタートトカップを除けば、最後の優勝は1990年代まで遡る。その優勝シーズンのユニフォームの一つが、派手なストライプ柄の1993-95アウェイモデル。この復刻版がクラブ公式ストアで手に入る。 Aston Villa 1993-95 Away Retro Jersey
アストン・ヴィラ 1993-95 復刻版 アウェイ レトロユニフォーム
グリーン、ブラック、そして少しオレンジに近いようなレッドの3色でストライプを構成するデザイン。ヴィラ史上最も個性的なカラーリングのユニフォームだ。
胸スポンサーは1993-94シーズンから、それまでヴィラを10年間支え続けた日本企業「mita copiers」(三田工業 ※現在の京セラドキュメントソリューションズ)に代わり、ドイツの乳製品メーカー「Müller」と契約している。
オリジナルのキットサプライヤーは日本のAsics。プレミアリーグの創設2シーズン目だった1993-94シーズンにパートナーシップを開始したが、翌1994-95シーズンで終了となった。
1993-95シーズンのチームには、トリニダード・トバゴの英雄ドワイト・ヨークの姿も。当時はさほど目立つ選手でもなかったが、90年代後半の活躍によりマンチェスター・ユナイテッドへ引き抜かれる。
少々奇抜なストライプは、ヴィラのユニフォームとしては非伝統的なデザイン。この斬新さを支持するファンと、ついていけないファンに二分したとも言われている。それでもこうして復刻版が作られるということは、ある種のカルト的な人気があるのだろう。
もちろん、タイトル獲得シーズンのユニフォームという点でも人気が高い。
このアウェイを着たプレミアリーグは、1993-94シーズンは10位、1994-95シーズンは18位。だが、93-94シーズンは4度目のEFLカップを獲得している。当時の名称はコカ・コーラ・カップで、現在はカラバオ・カップと呼ばれている大会だ。
古くからのファンはこの派手なユニフォームに、いつも栄光の歴史を重ね合わせている。
実は日本の「アシックス」と契約していた欧州の6チーム
ヴィラには数少ない、タイトルを知る派手なデザイン。思い切って一度復活させてみるのも面白そうだ。
1993-95アウェイ復刻版ユニフォームは、クラブ公式オンラインストアで販売中。
2024年04月28日 19:27
U-23日本代表のMF藤田譲瑠チマが4月28日、カタール・ドーハで開催されているU-23アジアカップの準決勝・イラク戦の前日会見に出席した。 大岩ジャパンは中国との初戦に1−0、続くUAE戦は2−0で快勝、第3節の韓国戦には0―1で敗れ、B組2位で決勝トーナメント進出。準々決勝では延長戦の末に4−2で開催国カタールを下し、ベスト4進出を果たした。 イラクとの準決勝に勝利すれば3位以上が確定し、パリ五輪の出場権を獲得できる。重要な一戦に向けて藤田は、「イラク戦も(カタール戦と)同様にすごく厳しい戦いになると思うんですけど、自分たちができるサッカーに集中して、100パーセントで戦うだけだと思っています。やることは変えずに自分たちのできることを徹底します」と語った。【PHOTO】松木玖生や川粼颯太らが絶妙ポージング!アジアカップを戦うU-23日本代表全選手&監督のポートレートを一挙紹介!
パリへの切符を掴めれば、8大会連続の五輪出場となるが、キャプテンは「そんなにパリ行きのことは考えたくない」とコメント。そのうえで、「目の前の試合に集中したり、その試合で自分ができることに集中する。チームが勝つために自分の100パーセントを出せるように、ということは考えながらプレーしたい」と闘志を燃やした。 イラクとの準決勝は日本時間29日の26時30分キックオフ予定だ。取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月28日 19:05
4月27日に開催されたプレミアリーグ第35節で、韓国代表のファン・ヒチャンを擁する12位のウォルバーハンプトンと、橋岡大樹が所属する18位のルートンが激突。ホームの前者が2−1で勝ち切り、公式戦8試合ぶりの白星を挙げた。
日韓の両雄は揃って先発。ファン・ヒチャンが個人技を見せつけて先制点を奪ったのに対し、失点に絡んだ橋岡は最初の交代でベンチに下がり、消化不良に終わった。
この事実を受け、韓国メディア『sportal korea』は「待望の韓日対決...ファン・ヒチャンはMOM、橋岡はワースト。鋭く交錯する喜怒哀楽」と題した記事を掲載。「ファン・ヒチャンが日本代表DF橋岡大樹を圧倒した」と母国代表戦士の活躍を大々的に伝えている。
「この日の試合は、ファン・ヒチャンと橋岡による韓日戦でも注目を集めた。結果は、チームとしても個人としてもファン・ヒチャンの圧勝だった。右ウイングとして先発した彼は、チームの勝利に決定的な貢献をするゴールを決めた。一方、右ウイングバックに起用された橋岡は、攻守両面で常に最悪のパフォーマンスを見せ、敗戦に導いた」
【動画】ファン・ヒチャンのシュートが橋岡の股を抜け…明暗が分かれたゴールシーン
同メディアはそのうえで、「橋岡の酷いパフォーマンスは、様々な記録や評価によって確認できる」と説明。24歳のサムライ戦士の低調ぶりをデータで“証明”した。
「サッカーの統計に特化したメディア『Footmob』によれば、この日は66分間プレーし、パス成功率88%(34本中30本)、クロス成功率33%(3本中1本)、地上戦勝率45%(11回中5回)。橋岡の採点は両チーム中最低(途中出場の選手を除く)の6.3点だった。
一方、90分間フル出場し、先制点を含む3本のシュート(3本中2本が枠内)と1本のキーパスを決めたファン・ヒチャンには7.4点という相反する評価を与えた。また、公式のマン・オブ・ザ・マッチにも選出され、喜びを増した」
日韓対決は明暗がくっきりと分かれたなか、韓国側は優越感たっぷりの様子だ。ちなみに一夜明けた28日には、同じプレミアリーグ第35節で、それぞれ冨安健洋とソン・フンミンが活躍する、アーセナルとトッテナムのノースロンドン・ダービーが開催される。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月28日 19:00
ポルトガルリーグのスポルティングCPのルベン・アモリム監督が、月曜日に渡英しプレミアリーグのウェストハムと会談を行ったことを認めた。
2024年04月28日 19:00
パリ五輪予選のU23アジアカップ、ベスト4は日本、インドネシア、ウズベキスタン、イラクに決まった。
東アジア、東南アジア、中央アジア、中東からそれぞれ1チームという、アジア全体の底上げを感じさせる顔ぶれ。3位以上が五輪の出場権を手にし、4位は5月9日にアフリカ4位のギニアとのプレーオフを戦う。
パリ五輪の男子サッカーの組み合わせはすでに決まっており、以下の通りとなっている。
■グループA
フランス
アメリカ
アジア・アフリカのプレーオフ勝者
ニュージーランド
■グループB
アルゼンチン
モロッコ
アジア3位
ウクライナ
■グループC
アジア2位
スペイン
エジプト
ドミニカ共和国
■グループD
アジア1位
パラグアイ
マリ
イスラエル
アジアの振り分けは当初、前回の東京五輪の成績とされていた。そのため、東京五輪4位の日本が出場権を獲得すれば必然的にグループDに入ることになっていた。
しかし日本サッカー協会(JFA)によるとアジアサッカー連盟(AFC)からこのほど通達があり、日本以外の3か国が東京五輪に出場していないこともあってか、振り分けは今回のU23アジアカップの成績によって決まる見通しだという。
つまり、日本が優勝すれば従来通りグループDだが、準優勝ならグループC、3位ならグループB、そしてプレーオフからの出場ならグループAに入ることになりそうだ。
仮に準優勝となれば、2012年のロンドン五輪と同じく初戦でスペインと対戦することに。あの時は大津祐樹のゴールで日本が勝利したが、東京五輪では準決勝で対戦し、延長戦の末に敗れた相手。できれば避けたいところだろうか。
パリ五輪に出られない「23歳以下の超スーパースター」たち
とはいえ、まずは出場権の確保が最優先。U-23日本代表の準決勝イラク戦は、日本時間30日(火)2:30から行われる。
2024年04月28日 18:50
[J1第10節]広島 2−2 川崎/4月28日/エディオンピースウイング広島
J1の10節で広島と対戦した川崎は、前半に先制を許すも、小林悠のJ1通算得点で三浦知良を超える140得点目や、山田新のゴールで一時は逆転。しかし、直後に追い付かれ勝点1を得るにとどまった。
前節、12年ぶりの4試合連続無得点と悔しさを味わっていた川崎は、その嫌な流れは断ち切ったものの、5試合未勝利。10試合を終えて2勝3分5敗の16位で、降格圏とは勝点1差のままと、苦しい時間が続く。
そのなかで、鬼木達監督は、この広島戦に向けてチームの士気を高めたという。特に後半には選手たちがよく戦う姿もピッチで表われていた。
「このゲームは自分たちにとって大きなゲームだと話をして送り出しました。と言うのも、これは経験なのか、勘なのか分かりませんが、今日のゲームはチャンスだと思っていました。今日のゲームでしっかりチャンスを掴まなくてはいけない、それは全身全霊で戦って勝点3を取ることによって自分たちが目指している、てっぺんに辿り着くためのキッカケにするゲームにしたいという想いと、そういう風にできるんじゃないかとこれまでの彼らの取り組みを見て、そういう話をしました。
なので勝点3まで辿り着かなかったですが、それでも次につながる闘志の部分だとか、目に見えない部分、数字で表われない部分が重要になってくると思いますので、そこで引き続き勝負していきたいです」
【動画】小林のJ1通算140得点のゴールシーン
今季はチーム数が20に増え、試合数も38節に増加。もっとも下位3チームが降格するなかで、10試合を終えて16位という数字はやはり気になるところだ。
もっとも指揮官は現状について訊くと、常に口にしてきた、やり続けることの重要性を改めて話してくれた。
「順位は誰もが気になるところだと思いますが、ひとつの勝点3でいろんなものが変わってくるところだと思いますので、自分のなかでは勝っていても、負けていてもトレーニングに対してやることは変わらないですし、次の試合に勝つために最善の準備をするというのは、チームとしても、自分としても、選手としても、クラブとしても、やり続けていくことが大事だと思います。
自分の監督1年目(初のリーグ王者になった2017年)の時も決して簡単な時期、簡単にチャンピオンになったわけではないですし、今、怪我人などを含めていろんな意味で我慢する時は我慢しなくてはいけないと思います。そこはやり続けることです。また毎日見ているなか、本当に選手は成長していますので、そこは自信を持って送り出せていますし、選手もこういう新しいスタジアムでの今日くらいに楽しんでくれればと思います」
鬼木監督の変わらない選手を信じる想い、そして、観ている人たちに楽しんでもらう、感動してもらう戦い方を目指す意志が象徴されたような言葉であった。
この姿勢がここからの巻き返しにつながるのか注目だ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
2024年04月28日 18:44
久保建英を擁するレアル・ソシエダは、4月26日に開催されたラ・リーガの第33節で首位のレアル・マドリーとホームで対戦。0−1で敗れた。 スペイン紙『Mundo Deportivo』によると、この一戦の試合後、ソシエダのイマノル・アルグアシル監督は「リバプールが久保に強い関心を持っている」ことに関して質問を受けた。「この事実を知っているか」との問いに「いいえ。何の興味もない」と回答した指揮官はこう発言している。【動画】久保が不満を露わにしたゴール取り消し
「タケはレアル・ソシエダの選手であり、レアル・ソシエダの選手であり続けたいと考えている」 移籍の心配はないと強調した。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月28日 18:36
明治安田J1リーグ第10節が28日に行われ、東京ヴェルディとアビスパ福岡が対戦。
2024年04月28日 18:34
カーザ・ピアの相馬勇紀が1ゴール・1アシストの活躍を見せた。
現地時間4月27日開催されたポルトガルリーグの第31節で、相馬が所属するカーザ・ピアはホームでシャベスと激突。3−1で勝利を収めた。
この試合に3−4−3の左ウイングで先発した相馬はスコアレスの44分、左サイドからピンポイントクロスで先制点をお膳立てする。
さらに1−1で迎えた67分には、左からの折り返しに飛び込み、ダイレクトで合わせて勝ち越し弾を奪った。
【動画】相馬勇紀の絶妙アシスト&勝ち越し弾!
2得点に絡んで勝利に貢献した相馬をポルトガル紙『A BOLA』は、マン・オブ・ザ・マッチに選出。以下のように評している。
「彼のクロスを相手は見送るだけだった。前半終了間際、彼はデュプレクセ・チャンバのゴールを完璧にアシストした。また後半、テラスコ・セゴビアの左からのクロスに反応して、勝ち越し弾を奪ったのは日本人ウインガーだ」
2試合ぶりのゴールとなる今季4点目をマークした相馬。残りのリーグ戦でどこまで数字を伸ばせるかに注目だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月28日 18:30
アーセナルとのノースロンドンダービーを戦うトッテナム。タイトルを争う最大のライバルを倒し、4位確保に向けて是が非でも前進したいところだ。
しかし今季のアーセナルはリーグ最多得点、最少失点を誇るチームに成長を遂げており、序盤に当たった頃のアーセナルよりもグレードアップしていることは確実。ホームとはいえ苦戦は免れないだろう。
英『football.london』は、そんな一戦において、あるアタッカーがカギになるかもしれないと見ている。右ウイングのウェールズ代表FWブレナン・ジョンソンだ。
ルートン戦で終了間際にアシストを決めたジョンソンは、次節から3試合連続でスタメンを掴んでおり、ウェストハム戦ではネットも揺らしている。同メディアはアーセナル唯一の弱点はオレクサンドル・ジンチェンコのいる左サイドだとみており、右に配置されるジョンソンならばそのスピードやボールを扱う能力によって、ファイナルサードに影響を与えることができると論じた。
左サイドには冨安健洋が起用される可能性もあるが、ジンチェンコが起用された場合は比較的自由なポジショニングをとるため、左サイドは確かに穴になりうる。広大なエリアをカバーする左CBのガブリエウ・マガリャンイスに疲れが見え始めていることもあり、ジョンソンを起点に得点が生まれる可能性は高いかもしれない。
2024年04月28日 18:30
サンフレッチェ広島の新スタジアムである『エディオンピースウイング広島』。2024年2月開業のサッカー専用スタジアムで、広島の新たなランドマークとなる施設としても話題となっている。
そこで今季のリーグ開幕戦(相手は浦和レッズ)を戦った広島ユース育ちのふたり、GK大迫敬介とMF川村拓夢は「率直に凄かった」と思ったそうだ。
何が凄かったのか。大迫は専用スタジアムのメリットを次のように話す。
「前のスタジアムは陸上トラックがあったので、昨季まではサッカー専用でやるとなるとアウェーゲームでしかありませんでした。自分たちがミスすれば盛り上がるし、相手がボールを持ったら盛り上がるし、完全アウェーの雰囲気でした。
それを今度はホームで自分たちが応援される側で感じられるのは大きいです。実際、チャンスでもない場面でも盛り上がるので、不思議な感覚、背中を押してもらっている感覚を覚えますし、負ける気がしないですね」
川村は“感謝の気持ち”を示す。
「僕は小学校から広島の試合を観ていて、J1で3回優勝した当時も新スタジアムはできていませんでした。いろんな人たちのおかげでホームスタジアムが完成して、そのピッチに僕たちが立てていることに対して感謝の気持ちでいっぱいです」
2012年にスタートした“スタジアム建設への署名活動”を経て『エディオンピースウイング広島』が完成したからこそ、川村の心には感謝の気持ちが溢れている。その署名活動について、大迫も特別な想いを抱く。
「選手などが街に出て署名活動をしている姿を見ると、本当にいろんな人の想いが詰まってできたスタジアムだということを再認識させられます」
浦和とのホーム開幕戦での勝利。それは、新スタジアム完成に関わった全ての人に捧げるものだった。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!