2024年04月28日 20:17
アスレティック・ビルバオに所属するスペイン代表FWニコ・ウィリアムズが27日に行われたラ・リーガ第33節アトレティコ・マドリード戦で人種差別を受けたと主張しているようだ。27日、スペインメディア『アス』が伝えている。 4位と5位の直接対決となったこの試合。ビルバオはニコが1得点を挙げたものの最終的に1−3で敗戦となった。『アス』によれば、ニコは試合後のインタビューで「コーナーキックの際に猿の鳴き真似が聞こえた」と明かし、アトレティコサポーターから人種差別を受けたと主張したとのこと。 当該事象は40分に起こり、その5分後に同点ゴールを決めたニコはスタンドに向かって腕を指さしながら肌の色をアピールするような仕草を見せた。この行為についてニコは「ちょっと怒っていた。肌の色のことを侮辱するのは普通のことではないよ」とコメント。さらに、「(アトレティコサポーターの)全員ではない。どこにでも愚かな人はいる。少しずつ変わっていくことを願っているよ。僕たちは常に戦っている。これが現実なんだ」とアトレティコサポーター全員から差別を受けたわけではないと強調しながら、人種差別撲滅への願いを語った。 試合後、ラ・リーガも公式SNSで以下のような声明を発表。人種差別を容認しない断固とした姿勢を示した。 「スポーツにおいては、人種差別または憎悪に満ちた行為が許される余地はない。我々はあらゆる人種差別的行為を断固として非難し、このような容認できない行為を私たちのスポーツから根絶するために引き続き努力していく」 報道によれば、既にラ・リーガはニコに対し差別行為をした人物を特定しており、検察当局に報告する予定だという。 【動画】上位対決となったアトレティコvsビルバオの一戦
2024年05月13日 15:35
23‐24ドイツ・ブンデスリーガ2部は12日、第33節の試合が行われ、ザンクトパウリ(FC St. Pauli)は3-1でVfLオスナブリュック(VfL Osnabrueck)を下し、13年ぶりの1部昇格を決めた。
ダポ・アフォラヤン(Dapo Afolayan)の2ゴールとチーム得点王マルセル・ハルテル(Marcel Hartel)のゴールで勝利を決めたザンクトパウリは、2010-11シーズンに降格したトップリーグへの復帰を果たした。
ザンクトパウリのファビアン・ハーツラー(Fabian Huerzeler)監督は「言葉では言い表せられない。信じられないほどの支援をしてくれたサポーターに何かを返すことができた」とし、「とても安ど感があるし、われわれの栄光のシーズンに良い形で報いた」と述べた。
31歳で米国出身のハーツラー監督の下で、チームは驚異的な成長を続けている。2022年末の指揮官就任時、チームは降格圏寸前に沈んでいたものの、昨季終了時には4位に急浮上。ハーツラー監督は就任2年目にして仕事を成し遂げた。
今季1試合を残して首位に立つザンクトパウリは、前日クラブ史上初の1部昇格を決めた2位ホルシュタイン・キール(Holstein Kiel)と同等以上の結果を最終節に残せば、優勝が決まる。
また、フォルトゥナ・デュッセルドルフ(Fortuna Dusseldorf 1895)は3位が確定し、ブンデス1部16位チームとの昇格・降格プレーオフに回ることが決まった。現在同順位にはウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)がつけており、プレーオフは2試合の合計スコアで争われる。
■関連記事
・町野所属キール、クラブ史上初のブンデス1部昇格
・王者レバークーゼン公式戦50戦無敗 ボーフムに5発大勝
・コモがセリエA復帰 02-03シーズン以来21年ぶり
2024年05月13日 15:32
今、欧州フットボール界では無敗記録に注目が集まっている。
今季ここまで負け知らず。何度か敗戦の危機に瀕するも、その度に土壇場の同点ゴールで引き分けに持ち込む勝負強さを発揮する。そして悲願のリーグ優勝を達成。現役時代にイングランドでもプレー経験のある指揮官は拍手喝采を浴び続けている。果たして、来季は“スコットランド2部リーグ”でどんな戦いを見せてくれるのだろうか?
何度も危機を乗り越え快挙達成
もちろん、欧州フットボール界で話題の「無敗記録」を打ち立てているのはドイツのレバークーゼンだ。59年前のベンフィカの無敗記録を抜き去り、週末のボーフム戦にも勝利して前人未到の公式戦「50試合無敗」を達成した。何度か敗戦の危機に立たされながら、終了間際に追いついて無敗をキープしてきた。そしてチームを率いるシャビ・アロンソ監督も「世界的な名将」の仲間入りを果たした。
だが、今季の欧州フットボール界には無敗で注目を集めるクラブが他にもある。それがスコットランド3部リーグで快進撃を見せたフォルカークだ。レバークーゼンよりも古い148年の歴史を誇るクラブは、これまで何度か国内トップリーグに所属してきたが、2010年にスコティッシュ・プレミアリーグから降格して以降、下部リーグで過ごしている。ここ5シーズンは3部リーグでの生活が続いていたが、今季ようやく2部への復帰を勝ち取った。それも、単に昇格を決めたわけではない。彼らは無敗でリーグ優勝を果たしたのである。
レバークーゼン同様、フォルカークだって何度も敗戦の危機を乗り越えてきた。昨年8月のコーブ・レンジャーズ戦では、第2節でいきなり敗色濃厚となったが、後半追加タイム6分に同点ゴールを奪って2-2の引き分けに持ち込んだ。貴重な同点弾を決めたFWジョーダン・アランは「勝てなかったのは残念だが、シーズン終盤にこの1ポイントが貴重になるかもしれない」と試合後に語っていた。彼は昇格争いにおける1ポイントの重要性を口にしたのだが、まさかそれが「無敗優勝」へと誘う1ポイントになるとは、誰も想像もしなかったはずだ。
5月4日に行われたリーグ戦の最終節も危うかった。既にリーグ優勝と昇格を決めていたフォルカークは、無敗優勝をかけてアロア・アスレティックをホームに迎えた。試合は2点をリードされる苦しい展開に。それでも前半終了間際に1点を返すと、初黒星が頭をよぎった85分にMFブラッド・スペンサーが同点となるPKを決めたのだ。「インビンシブルを達成する同点ゴールは夢気分だ。決まった瞬間、少し感極まったよ」と立役者が振り返ったように、今季フォルカークはカップ戦でこそ敗戦を喫したが、リーグ戦では無敗優勝を達成。5年ぶりに2部リーグ復帰を決めたのである。
指揮官は年間最優秀監督にも選出
「本当に誇らしい」と試合後に語ったのはチームを率いるジョン・マクグリン監督だ。スコットランド出身の62歳は、レバークーゼンのシャビ・アロンソ同様に現役時代にはイングランドでもプレーした。しかしリバプールでUEFAチャンピオンズリーグ優勝に貢献したスペイン人とは対照的に、マクグリンは鳴かず飛ばずのキャリアを送る。ボルトンの下部組織ではトップチームに昇格できず、スコットランドの下部リーグで数年ほどプレーした後は指導者の道を目指した。
そしてキャリアを積み重ね、ハーツを率いていた2012年にリバプールと激闘を繰り広げる。ヨーロッパリーグの予選プレーオフでブレンダン・ロジャーズ監督のリバプールを追い込むも、第2戦の88分にFWルイス・スアレスに決勝ゴールを奪われて涙を呑んだのである。それから4年後、2人はセルティックで手を組むことに。ロジャーズが指揮官を務め、マクグリンは相手チームを分析するスタッフとして2016-17シーズンに無敗でのリーグ優勝を含む国内3冠に貢献するのだった。
あれから7年、マクグリンは3部リーグとはいえ自分でも無敗優勝を達成するのだった。「キャリア最高の功績になった。ブレンダン(ロジャーズ監督)もリーグ優勝が決まった時に連絡をくれたんだ」とマクグリン監督は今季を振り返った。「無敗優勝は一生忘れられないことだろうね。30年後、私が土に埋められた後、選手たちは集まって同窓会を開くはずさ。そして、そういったイベントを利用してクラブは金儲けできるだろうね!」
今季マクグリンが達成したのは「無敗優勝」だけではない。スコットランドで監督を務める指揮官たちの投票によって決まる「PFAスコットランド年間最優秀監督」にも選ばれたのである。FW古橋亨梧、FW前田大然、MF旗手怜央といった日本代表を率いてトップリーグ優勝目前のセルティックのロジャーズ監督や彼らの宿敵レンジャーズのフィリップ・クレマン監督ではなく、3部クラブの指揮官が選出される異例の事態となったのである。
Photo: Getty Images
2024年05月13日 15:30
いまだ色褪せない伝説的なゴラッソだ。
セルティックが公式Xで、過去20シーズンのベストゴールを発表。2006-07シーズンのチャンピオンズリーグで、中村俊輔がセルティック・パークでのマンチェスター・ユナイテッド戦で決めた直接FK弾が選ばれた。
敵地でのユナイテッド戦でFKを沈めていた稀代のレフティは、ホームでも再び、名手エドウィン・ファン・デルサールが守るゴールを打ち破ってみせた。
【動画】シュンスケ・ナカムラ、伝説のFK弾&受賞コメント。レンジャーズ戦のスーパーショットも
今回の受賞を受け、俊輔はクラブを通じて「大変光栄に思います。ありがとうございます」と感謝を伝え、「セルティックで過ごした4年間は、私のサッカー人生に多くのものをもたらしてくれました。またいつの日か、セルティック・パークに行きたいです」とコメントした。
なお、ファンが投票するレジェンダリー・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー賞はスコット・ブラウン、真のセルティックレジェンドを称える優秀貢献賞にはヘンリク・ラーションが選ばれた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月13日 15:14
FC東京は13日、明治大学に所属するMF常盤亨太の来季加入内定を発表した。
2024年05月13日 15:07
Jリーグは5月13日、公式YouTubeチャンネルで「【まとめ】東京ヴェルディの2024劇的シーンをイッキ見!」を公開した。
16年ぶりにJ1に復帰した東京Vは現在、3勝8分2敗の勝点17位で11位につけている。試合終盤にスコアが動くゲームが多く、ここまでの13試合中9試合で85分以降に“ドラマ”が生まれている。
アップロードされた動画には、第1節・横浜戦(1−2)の90+3分に喫した失点、12節・磐田戦(3−2)の90+9分に木村勇大が決めた決勝弾、13節・鹿島戦(3−3)の90+3分に見木友哉がゲットした同点弾などが収められている。
【動画】ヴェルディの2024劇的シーン
この投稿のコメント欄には、以下のような声が寄せられた。
「もぅ応援しているサポも訳分からんです(笑)」
「リーグこの段階の劇的シーンで8分動画作れるのが凄い」
「良くも悪くも、ヴェルディが注目されて嬉しいです」
「アディショナルタイムはヴェルディタイムw」
「数年分ならまだしも、ほぼ毎試合こんな事起こってんのかよ...笑」
「初めはアディショナルタイムで失点してたけど、最近は得点出来るようになった。今後面白い存在になりそう」
「まだまだ苦しい闘いは続くけど、全緑で共に闘うぞ!」
「エンタメとしては最高のチームだな」
「追いつく力あるね」
「流石に劇場は心臓に悪い」
激闘を繰り返す東京ヴェルディの戦いぶりが、反響を呼んでいる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月13日 14:56
チェルシーに所属するイングランド代表DFリース・ジェームズが復帰した喜びを語った。12日、クラブ公式サイトが伝えている。
現在24歳のR・ジェームズは6歳からチェルシーに所属する下部組織出身選手で、今シーズンからはキャプテンを務めている。しかし、今季開幕戦で負傷すると、昨年10月下旬に復帰したものの、再びハムストリングの問題で離脱。昨シーズンからケガを繰り返している状況から手術を実施していた。
慎重に調整を続けてきたことから、予定よりは長く離脱していたものの、11日に行われたプレミアリーグ第37節のノッティンガム・フォレスト戦に79分から途中出場して復帰を果たすと、直後の82分には決勝点となったニコラス・ジャクソンのゴールを早速アシストして3−2での勝利に大きく貢献した。
2024年に入って待望の初出場を果たしたR・ジェームズは試合後、「またあの場所に戻ってくることができて本当に良かったよ!」と喜びを口にした。
「最後にプレーしてから、5カ月が経った。ずっと復帰を待っていたので、今日復帰してチームに貢献できて嬉しいよ。実は今日が今年初めてのプレーだった。シーズンが終わる前にいい状態に戻って復帰して、チームを助けたいと思っていたので、今日それができて良かった」
「このステージに戻るまでのプロセスは長かった。当初は3カ月ほどの離脱になるだろうと考えていたけど、最終的に5カ月近く離脱することになるということを頭の中で処理するのが本当に難しかった。僕にとっては長い日々だったけど、それもプロセスの一部だ。今は再びフィットしてチームを助けることができて本当に嬉しいよ」
【ハイライト動画】ノッティンガム・フォレストvsチェルシー
2024年05月13日 14:39
12日、プリメーラ・フェデラシオン(スペイン3部相当)・グループ1第36節バルセロナBに勝利したデポルティーボが、同リーグ優勝およびセグンダ昇格を確定させた。
ガリシアの名門が、復権への第一歩を踏み出した。12日に行われたプリメーラ・フェデラシオン・グループ1第36節で2位バルセロナBと対戦した首位デポルティーボ。31,833人が集結した本拠地『エスタディオ・デ・リアソール』で行われた試合はスコアレスのまま迎えた57分、ボックス手前正面でフリーキックを獲得した。キッカーは、FWルーカス・ペレスだ。2022年末、当時所属していたカディスから、契約解除金の半分にあたる約50万ユーロ(約8300万円)を自腹で支払い、2つ下のカテゴリーで足掻く古巣に復帰。そんなエピソードを持つ“漢”の左足から放たれたボールはゴール右下隅に突き刺さった。デポルティーボはこの1点を守り切り、残り2試合で両クラブの勝ち点差が『7』に。プリメーラ・フェデラシオン優勝、そして、3部リーグに在籍した1757日の果てに、5シーズンぶりのセグンダ復帰が決まった。
スペイン北西部ガリシア州に本拠を構えるクラブは、2000年代初頭に“スーペル・デポル”の異名で黄金期を迎えた。ハビエル・イルレタ監督の下、マウロ・シルバやフラン、フアン・カルロス・バレロンらを擁したチームは1999−00シーズンから2003−04シーズンまでの5年間で、ラ・リーガとコパ・デル・レイをともに1度ずつ優勝した他、リーグ戦では3位以上の成績を収め続けた。極め付けは、2003−04シーズンのチャンピオンズリーグだ。クラブ史上初のベスト4進出を決めた準々決勝ミラン戦は、ファーストレグの1−4の大敗からセカンドレグで2戦合計スコアを5−4(セカンドレグのスコアは4−0)にひっくり返し、同大会史に刻まれた伝説的な試合となった。しかしその後は主力選手の高齢化や戦術のマンネリ化、さらには財政状況の悪化で衰退。2017−18シーズンを最後にラ・リーガから遠ざかると、元日本代表MF柴崎岳(鹿島アントラーズ)が在籍した2019−20シーズンには3部に降格。かつてスペイン、欧州を席巻した“スーペル・デポル”は見る影も無くなっていた。
今シーズンはリーグ戦30試合に出場し12得点17アシストを記録しているルーカス・ペレス。試合後、地位やお金を捨てて、最愛のクラブに対する恩返しを果たした殊勲の35歳は「僕が戻ってきた時、みんなクレイジーだと言ったよ。彼らは、僕にとってのデポルティーボが何なのかを理解していなかったんだ」としつつ、「生まれ故郷の街とデポルティーボ、そして家族や友人たちに、かつて僕の頭の中から離れなかったものを返せた気がする」とこの美しすぎる物語を振り返った。
名門復権の狼煙が上がった。来シーズンから身を置くセグンダを経て、ラ・リーガ、そして欧州コンペティションにデポルティーボが戻ってくることを願うばかりだ。
【動画】昇格決定直後の歓喜のデポルティーボ
Vamooooos! 💙#AquíComezaOutraHistoria #RenacemosXuntos pic.twitter.com/5PSQacfPbH— RC Deportivo (@RCDeportivo) May 12, 2024
2024年05月13日 14:00
現地時間5月12日に開催されたブンデスリーガの第33節で、浅野拓磨が所属するボーフムは、すでに優勝を決めているレバークーゼンとホームで対戦。
2024年05月13日 13:43
元日本代表DFの中澤佑二氏が5月13日、TBS系列で放送されたサッカー専門番組「KICK OFF! J」に出演。11日に行なわれたJ1第13節のFC東京戦(3−3)で、約30メートルのロングシュートを決めた柏レイソルのDF犬飼智也について語った。
犬飼は1−3で迎えた46分、敵陣中央でパスを受けると、迷わず右足を振り抜く。強烈な一撃をゴール左隅に叩き込んでみせた。
【動画】レイソル犬飼智也の超絶ロングシュート弾!
このスーパーゴールを、中澤氏は「全てがパーフェクトだった」と語る。
「横パスをもらう前から、たぶん彼は考えていましたね。打つと。1回ボールを止めて、押し出して蹴る。練習を相当積んでいるんじゃないかというぐらい、非常に練習通りだったのではないか。きれいにボールに力が加わっていました」
そして「狙うという意識を持っているのがさすがですよね」とコメント。圧巻のゴラッソを称賛した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月13日 13:38
23-24フランス・リーグ1は12日、第33節の試合が行われ、ASモナコ(AS Monaco)は2-0でモンペリエ(Montpellier HSC)を下して2位が確定し、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)出場権を獲得した。
アウェーのモナコは、カズム・ワタラ(Kassoum Ouattara)が52分に先制点を決めると、65分にユスフ・フォファナ(Youssouf Fofana)が追加点を挙げた。
リール(Lille OSC)はナント(FC Nantes)に2-1で勝利し、スタッド・ブレスト(Stade Brestois 29)を得失点差で抜いて3位に浮上した。
リーグ1は上位3チームが来季チャンピオンズリーグの自動出場権を手にし、4位のチームは予選からの参加となる。
最下位クレルモン・フット・オーヴェルニュ63(Clermont Foot Auvergne 63)はオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)に0-1で敗れ、降格が決まった。
17位ロリアン(FC Lorient)もオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)に1-3で敗戦。これで16位メッス(FC Metz)に残り1試合で勝ち点3差をつけられ、さらに得失点差でも劣っており、降格が決定的となっている。
メッスも1-2でストラスブール(Strasbourg)に敗れ、残留を目指してリーグ2のチームとのプレーオフに進むことが濃厚となっている。
■関連記事
・退団エムバペがPSGファンに別れ ホーム最終戦でゴール
・エムバペ、PSG退団を正式表明 「新しい挑戦必要」
・ルイス・エンリケ監督、PSG退団エムバペは「クラブのレジェンド」
2024年05月13日 13:36
アーセナルが、クラブ史上最多のプレミアリーグ勝利数を記録した。
プレミアリーグ第37節が12日に行われ、アーセナルは敵地でマンチェスター・ユナイテッドと対戦。20分にカイ・ハフェルツの折り返しをレアンドロ・トロサールが押し込んで先制すると、この1点を最後まで守り切り、1−0で勝利を収め、暫定首位に返り咲いている。
この結果、今シーズンのリーグ戦勝利数が「27」となったアーセナル。データサイト『OPTA』によると、プレミアリーグの1シーズンで27勝を記録したのはクラブ歴代最多記録に。なお、プレミアリーグ設立以前まで遡ると、1970−71シーズン(29勝)以来の最多勝利数になっているようだ。
38試合制になって以降、1シーズンでのリーグ戦最多勝利記録を樹立したことにミケル・アルテタ監督はクラブ公式サイトで以下のように喜びを語っている。
「これは歴史に残るだろうし、私たちがやっていることは選手たちとスタッフによる大きな功績だろう。長い歴史を持っている私たちがそれを実現したということは、クオリティーによる部分も大きいが、このチームの決意とメンタリティ、そして彼らがどれだけ勝ちたいか、その結果を得るためにどれだけの努力を惜しまないかにもよるものだ」
1試合未消化となっている2位マンチェスター・シティとの勝ち点差は「1」となっているものの、暫定首位に立っているアーセナル。2003−04シーズン以来、20年ぶりの優勝をかけて、19日に行われる最終節ではホームでエヴァートンと対戦する。
【ハイライト動画】マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナル
2024年05月13日 12:43
セレッソ大阪は13日、DF登里享平の負傷を発表した。
2024年05月13日 12:40
天王山となったダービーで、実質的な優勝を決めることはできた。だが、指揮官からは厳しい言葉も寄せられている。
セルティックは5月11日、ススコットランドリーグの第36節で、宿敵レンジャーズをダービーマッチで2−1と下した。首位に立つセルティックは、2位レンジャーズとの差を6ポイントに広げている。優勝までの“マジック”は1となった。
日本人選手では、フル出場した前田大然がオウンゴールを誘発するなど活躍。古橋亨梧と旗手怜央もスタメンに名を連ね、後半途中までプレーしている。
【動画】前田大然が果敢な仕掛けからオウンゴールを誘発→喜びを爆発
80分にベンチへ下がった旗手に対し、ブレンダン・ロジャーズ監督は苦言を呈した。2点を先行してから1点を返されて以降のパフォーマンスに不満があるようだ。
地元紙『Daily Record』によると、ロジャーズは「2−1のときに私のメッセージはボールをキープし、試合をマネジメントすることだった。だからレオを下げたんだ。彼は素晴らしいタレントだが、私の好みからするとボールを与えすぎる」と話した。
ミッドフィルダーは試合をコントロールしなければならない。ボールへの愛を示し、大事にしなければいけない。あまりにルーズでずさんだった。試合が不必要に緊迫したものになった」
今季の旗手がケガに悩まされ、思うように出場できなかったのは周知のとおりだ。リーグ戦でピッチに立ったのは14試合にとどまっている。スタメンだったのは10試合だ。それでも、アジアカップでの負傷後、戦列に復帰してからは先発出場を続け、その存在感には賛辞も寄せられていた。
指揮官の苦言を、旗手はどのように受け止めたのか。優勝決定が期待される次戦は、采配を含めて注目だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月13日 12:39
クラブ史上初のAFCチャンピオンズリーグ決勝へと勝ち上がった横浜F・マリノス。5月25日の第2戦が敵地・アルアインということで、5月11日のホームでの第1戦は確実に勝ってアドバンテージを得る必要があった。日産スタジアムに5万3704人という大観衆が詰めかけ、凄まじい熱気に包まれる中、キックオフされたこの試合。横浜FMはいきなり一瞬のスキを突かれてカウンターを喰らい、開始13分に失点するというまさかのスタートを余儀なくされた。
そこからは怒涛の攻めを仕掛け、前半だけで14本ものシュートを放ったが、どうしてもゴールをこじ開けられない。後半も15分が経過して、0−1のまま。じっとベンチ前から見守っていたハリー・キューウェル監督も何かを変えないといけないと感じたのだろう。このタイミングで喜田拓也とエウベルを下げ、渡辺皓太と宮市亮を2枚替え。攻撃のギアを一気に上げようと試みたのだ。「幅を取ることと裏への動きを要求されたので、まずそのチームとしての約束事に立ち返った。僕がやれるのはそういうところなので、そこから流れができたらいいなと思って入りました」と背番号23をつける快足ウインガーは目をギラつかせた。
ピッチに立った宮市がいきなり見せたのは左サイドの突破。相手右SBのアブドゥル・トラオレがタフな相手で、エウベルもかなり手を焼いていたが、2人の駆け引きで体力が奪われた分、宮市が入った時には1対1で突破しやすくなっていた。迎えた26分、左タッチライン付近にいた背番号23がドリブルで中に切れ込み、アンデルソン・ロペスにパス。彼が逆サイドに展開し、ヤン・マテウスが精度の高いクロスを蹴り込んだ瞬間、植中朝日がスルスルと中に侵入し、打点の高いヘッドをお見舞い。待望の同点弾が生まれたのだ。「後悔したくはなかったので、自分で打てるところはどんどん打っていこうと決めていました」とパリ五輪世代の背番号14は毅然とした表情で語っていた。
この一撃でスタジアムの雰囲気はヒートアップ。勝利への気迫が横浜FMの選手たちに乗り移った。そして後半41分に劇的な瞬間が訪れる。またも右のヤン・マテウスが中にクロスを入れたのが始まりだった。これに反応したのが宮市。目の前にロペスがいたが「ボールの勢いを見て、自分が結果の蹴った方がいいと思って、『OK』と声をかけました」と右足ボレーを選択した。これがコースに飛ばずにDFとGKの間に飛んだところに、抜け出したのが渡辺。彼の右足シュートがネットを揺らし、VAR判定の末に認定。横浜FMは2−1で勝利し、最高の状態でアル・アイン決戦に乗り込めるようになったのだ。
渡辺、榊原慧悟らを含め、ベンチスタートの「ゲームチェンジャー」が試合の流れを変え、勝利を引き寄せたのは事実。宮市も鳥肌が立つような雰囲気の中、自らのタスクを確実に遂行。自らの存在価値を改めて実証したのである。「僕は今までいろんなクラブでプレーしてきましたけど、ACLの決勝という舞台の緊張感や勝利への熱気というのは全く違った。『ここで優勝を成し遂げないといけない』という責任感も強く覚えました」と宮市は大舞台のピッチに立てたことに感無量だった様子。2年前のE-1選手権・韓国戦で右ひざ前十字じん帯損傷の重傷を負い、選手生命を断たれてもおかしくない状況まで至ったことを考えれば、信じられないという感情もどこかにあったのだろう。
「マリノスは僕にとって最初の日本のチームですし、このクラブに支えてもらってきた。その恩が物凄くあります。それを返せる方法はタイトルを取ることしかない。このACLは僕個人よりも、マリノスのためのも。これを取るか取らないかでクラブの未来が大きく変わる。僕はその責任を担っているんで、そういう気持ちで戦っています」と彼は改めて神妙な面持ちでコメントしていた。
1 2 次へ
2024年05月13日 12:30
12日にオールド・トラッフォードで行われたプレミアリーグ第37節マンチェスター・ユナイテッド対アーセナル戦。
ホームのユナイテッドが0-1で敗れた一戦では、スタジアムの様子も話題になっている。These scenes as the rain continues to fall on Old Trafford 😳 pic.twitter.com/CpwvEYLglk
— Sky Sports Premier League (@SkySportsPL) May 12, 2024
終了間際に降った豪雨の影響で屋根から大量の雨水が流れ落ちるなどした模様。 pic.twitter.com/tiWMLACmcP
— Out Of Context Football (@nocontextfooty) May 12, 2024
『BBC』によれば、屋根からの雨水は、下にある座席にも流れ落ちていたとか。Unbelievable scenes at Old Trafford! Heavy rain has turned the stadium into a river! 🌧️⚽️ #OldTrafford #Rain
pic.twitter.com/Ml6sYjlQ3C
— Mr. Shaz (@Wh_So_Serious) May 12, 2024
試合終了から2時間の降雨量は41ミリで、昨年5月の全体量(29ミリ)をはるかに上回るものだったとか。試合後、ユナイテッド幹部陣はこの問題について話し合いを行ったという。
広島は285億円!「世界で最も建築費が高かったスタジアム」TOP10
今季のユナイテッドは全コンペティションで82失点しており、これは1970-71シーズンに並ぶワースト記録だそう。
元アーセナルDFマーティン・キーオンは「(オールド・トラッフォードの)屋根はユナイテッドのDF陣と同じくらい雨漏りしやすい(笑)」とブラックジョークを口にしていた。