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2021年08月01日 13:16
初代タイガーマスクの佐山サトルが主宰する「ストロングスタイルプロレス」の新間寿会長が1日、デビュー戦を飾った“女虎戦士”タイガークイーンのマッチメイクに疑問を投げかけた真意を明かした。 佐山とジャガー横田が指導したタイガークイーンは、29日に後楽園ホールでのデビュー戦で山下りなをタイガースープレックスホールドで華麗に勝利を飾り、試合後は、初代虎のパフォーマンスを再現する試合内容にSNS上では絶賛するコメントが相次いだ。 しかし、40年前の1981年4月23日にデビューした初代虎をプロデュースした生みの親である新間氏は「このマッチメイクは何なんだ!私はまったく納得していません」と激怒。この日、自らスポーツ報知の担当記者に電話をかけ、その真意を明かした。 まず新間氏は、タイガー・クイーンを「素晴らしい体幹を持っている」と評価した上で、デビュー戦を「本当にいい試合だったのか?私が思ういい試合とは、何十年を経ても人々の記憶に残る試合のことです。例えば、初代タイガーマスクがそうです。あのダイナマイト・キッドとのデビュー戦はいまだに、ファンのみなさまは“凄かった。忘れられない”と感動してくれている。果たして、タイガー・クイーンのデビュー戦を多くの方々が10年後に覚えてくれている試合だったのか?私はそこに疑問なんです」と訴えた。 具体的に新間氏は、クイーンのデビュー戦で大技が乱発されたことに憤慨した。 「我々の時代は、バックドロップ、ジャーマンスープレックス…は一発で決まる必殺技だったんです。初代タイガーマスクとダイナマイト・キッドの試合がまさにそうした試合だった」とジャーマンスープレックス一発でキッドを仕留めた初代虎のデビュー戦を引き合いに出し「それを、あの試合を見ると、投げたり投げられたりっていう…あれはいかがなものか。じゃあ、あの昭和の新日本プロレスの選手より今の選手は、強いのか?あの時代の選手は弱かったのか?そうじゃない、一発で決まる緊張感こそプロレスの神髄のはず。それが、初代タイガーマスクのプロレスだった。なぜ、そういう試合にならなかったのか。私は甚だ疑問で、40年前のタイガーとキッドの試合を見たのか。見ていないなら勉強しろと言いたい」と力説した。 アントニオ猪木対ムハマド・アリを頂点に猪木対ストロング小林の日本人対決、IWGP構想、UWF設立など、昭和のプロレス黄金時代に卓越したプロデュースでマットを活性化させた過激な仕掛け人は、昭和プロレスの緊張感を失うマッチメイクが続けば「もう私は関係したくない」と団体からの撤退も示唆した。タイガー・クイーンは今後、新間氏を納得させるマッチメイク、試合内容という大きな命題を背負った。(福留 崇広)
2024年04月28日 13:32
女子プロレス「スターダム」は28日、次期シリーズ(29日、福山で開幕)の対戦カードを発表し、闇の黒虎スターライト・キッドが中野たむ率いる「コズミック・エンジェルズ(CA)」と共闘することが決まった。
前夜の横浜BUNTAI大会で、キッドは琉悪夏との「大江戸隊」コンビで4WAY形式のゴッデス王座戦に出陣。だが、誤爆からベルト取りのチャンスを逃し、試合後は大江戸隊リーダーの刀羅ナツコからユニット追放を宣告された。
そのキッドを救出したのが中野だった。29日の福山大会では中野、キッド組が、因縁の刀羅ナツコ&琉悪夏と激突。翌30日の高知大会では中野、キッド、玖麗さやかのトリオで、刀羅&テクラ&琉悪夏と対戦する。所属ユニットは未定のまま5月4日熊本大会、5日福岡大会でもCAの一員として戦うことになった。
また、5月3日の山口大会ではワンダー王座次期挑戦者決定戦で、なつぽいと壮麗亜美が一騎打ちする。前夜の横浜大会では同王者の安納サオリが羽南を退けV2に成功後、次期挑戦を表明したのがなつぽいと壮麗だった。この試合の勝者は、18日横浜武道館大会で王者の安納に挑戦する。
また、前ハイスピード王者の鹿島沙希は前夜の横浜大会で足首を負傷したため29日福山、30日高知の2大会を欠場する。横浜大会では同王者として4WAY王座戦に臨んだが、上谷沙弥がフキゲンです★を下して新王者に輝いた。
2024年04月28日 12:29
プロレスリング・ノアは28日、潮崎豪が率いる「TEAM NOAH」主催興行「LIMITBREAK.2」(5月29日、新宿FACE)の全対戦カードを発表した。
メインイベントは、世界ヘビー級王者の齋藤彰俊に潮崎豪が挑むタイトルマッチ。セミでは「TEAM NOAH」の小峠篤司がDDTの秋山準とのシングル対決が決定した。
全対戦カードは以下の通り。
▼メインイベント/世界ヘビー級選手権試合30分1本勝負
王者・齋藤彰俊 VS 挑戦者・潮崎豪
▼第5試合/30分1本勝負
小峠篤司 VS 秋山準
▼第4試合/20分1本勝負
藤田和之、ヨシ・タツ、夕張源太 VS 樋口和貞、納谷幸男、瑠希也
▼第3試合/20分1本勝負
Hi69、晴斗希 VS 遠藤哲哉、飯野雄貴
▼第2試合/20分1本勝負
モハメド ヨネ、菊池悠斗 VS 石川修司、ブラックめんそーれ
▼第1試合/20分1本勝負
大和田侑 VS 関本大介
2024年04月28日 12:20
日本プロレスリング連盟は28日、5月6日に日本武道館で行われる「ALL TOGETHER〜日本プロレスリング連盟発足記念・能登半島復興支援チャリティ大会〜」の全対戦カードを発表した。
「ALL TOGETHER」は、プロレス業界団体による「日本プロレスリング連盟」(UJPW)の設立を記念した大会。今大会には新日本プロレス、プロレスリング・ノア、DDTプロレスリング、大日本プロレス、DRAGONGATE、スターダムが参戦する。能登半島の復興を支援するチャリティ大会として行われ興行収益の一部を石川県へ寄付する。
メインイベントはDDTの上野勇希、プロレスリング・ノアの清宮海斗、新日本プロレスの海野翔太のトリオとシュン・スカイウォーカー、KONOSUKE TAKESHITA、上村優也との対戦に決定した。
さらにセミファイナルでは、新日本の4・27広島大会のイリミネーションマッチで激突したロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの内藤哲也とノアのジェイク・リーが6人タッグで激突する。
全対戦カードは以下の通り。
▼第1試合 30分1本勝負
丸藤正道、高木三四郎、棚橋弘至 vs 高橋裕二郎、成田蓮、“キング・オブ・ダークネス”EVIL
▼第2試合 30分1本勝負
拳王 vs 藤田晃生
▼第3試合 30分1本勝負
なつぽい、スターライト・キッド vs 天咲光由、AZM
▼第4試合 20分1本勝負
関本大介、石井智宏 vs マサ北宮、ジェフ・コブ
▼第5試合 30分1本勝負
箕浦康太、MAO、ニンジャ・マック、HAYATA、エル・デスペラード vs YAMATO、遠藤哲哉、アルファ・ウルフ、ドラゴン・ベイン、高橋ヒロム
▼第6試合 30分1本勝負
KAI、SANADA vs クリス・ブルックス、ザック・セイバーJr.
▼第7試合 30分1本勝負
辻陽太、鷹木信悟、内藤哲也 vs ゲイブ・キッド、デビッド・フィンレー、ジェイク・リー
▼第8試合 30分1本勝負
上野勇希、清宮海斗、海野 翔太 vs シュン・スカイウォーカー、KONOSUKE TAKESHITA、上村優也
2024年04月28日 10:26
◆TEAM NOAH興行「LIMIT BREAK ex.」(27日、横浜ラジアントホール)
プロレスリング・ノアの潮崎豪が率いる「TEAM NOAH」は20日、横浜ラジアントホールで「ザ・リーヴPresents LIMIT BREAK.1 〜Starting Over〜」を開催した。
2024年04月28日 10:22
◆TEAM NOAH興行「LIMIT BREAK ex.」(27日、横浜ラジアントホール)
プロレスリング・ノアの潮崎豪が率いる「TEAM NOAH」は27日、横浜ラジアントホールで「ザ・リーヴPresents LIMIT BREAK ex.」を開催した。
第2試合で「TEAM NOAH」の小峠篤司がブラックめんそーれと組んでDDTの秋山準、瑠希也と対戦。試合は小峠が14分32秒、キルスイッチで瑠希也を破った。
試合後、小峠は2・15「TEAM NOAH」旗揚げ興行で遺恨が生まれた秋山へ一騎打ちを要求。秋山も応じ両者のシングル対決が確実となった。バックステージで小峠は「シングル決定ってことですね。TEAM NOAHじゃなくて俺自身に足りなかったのが、このヒリヒリ感というか。やっぱいいっすね。怖い先輩に挑めてるほうが、レスラー小峠篤司として良いものが出てると思うし、もってこいですよ。完封負けなんてない、勝ちますよ。当たり前ですよ」と宣言した。
秋山は「小峠とシングルやってやるよ。その代わり言ったこと後悔すんなよ、フルパワーで行ってやるからな」と不敵に言い放った。
◆4・27横浜全成績
▼メインイベント世界ヘビー級選手権
〇王者・齋藤彰俊(15分31秒、スイクルデス→片エビ固め)挑戦者・永尾颯樹●
▼6人タッグマッチ
△潮崎豪、藤田和之、モハメドヨネ(20分時間切れ引き分け)石川修司、飯野雄貴、納谷幸男△
※延長戦10分1本勝負
〇潮崎豪、藤田和之、モハメドヨネ(4分41秒、豪腕ラリアット→片エビ固め)石川修司、飯野雄貴●、納谷幸男
▼20分1本勝負
〇遠藤哲哉(15分24秒、バーニングスタープレス→エビ固め)Hi69●
▼20分1本勝負
〇小峠篤司、ブラックめんそーれ(14分32秒、キルスイッチ→片エビ固め)
秋山準、瑠希也●
▼20分1本勝負
〇ヨシ・タツ(11分53秒、逆エビ固め)大和田侑●
2024年04月28日 10:00
【プロレス蔵出し写真館】「すべて初心に返って裸一貫から出直す」
大相撲第54代横綱、輪島がそう表明してプロレス入りしたのは、今から38年前の1986年(昭和61年)4月13日。全日本プロレスのジャイアント馬場会長が同席して、永田町のキャピトル東急ホテルで入団発表を行った。
すぐさま馬場とともに米国遠征に出発し、修行を積んだ輪島大士は同年8月7日に米カンザス州カンザスシティ・メモリアルホールでプロレスデビューを果たした。馬場とのタッグでJR・ホッグ&アースクェイク・フェリス組に快勝した。
全米各地で7戦こなした後、石川・七尾総合市民体育館で狂虎タイガー・ジェット・シンを相手に国内デビュー戦。試合時間は短かったものの、ケレン味ないファイトはプロレスファンに好感を与えた。
海外デビューから1年を迎えようとしていた翌87年8月6日、輪島は千葉・山田町の千葉スプリングス・カントリー倶楽部にいた。輪島は馬場とともに「Qtaiクイーンズ・ゴルフカップ」のプロアマトーナメントに出場していた。小田美岐プロとパーティーを組み、結果は31位。バーディーとパーを1つ記録してスコアは馬場を上回った。
カメラを向ける報道陣に、シンがサーベルをくわえるポーズをまねて、クラブを口にくわえるサービスショットを披露した(写真)。馬場からゴルフ解禁を許された輪島は生きいきしていた。
本業のプロレスでは天龍源一郎から容赦ない攻めを受け苦悶する輪島だったが…。
翌88年初頭、1月2日の後楽園大会でアブドーラ・ザ・ブッチャーと対戦した輪島はなすすべなくエルボードロップ3発を食らう。レフェリーのジョー樋口をタックルで吹っ飛ばしたブッチャーは4発目を敢行。テレビ解説の馬場は「手も足も出ないってのは、このことですね」と厳しいコメントを発した。輪島は精彩を欠いていった。
そんな輪島の引退が報じられたのは東スポ88年12月28日付紙面。26日に米国から帰国した馬場の口から明かされた。
「世界最強タッグの最終戦(12月16日、日本武道館)が終わった後、輪島と石川(敬士)が連れ立って正式に引退したいと言ってきた。本人たちが辞めると言ってきたので…。本人たちにリングに上がろうという気力が消えてしまったのだから、どうしようもないかもしれない」と打ち明け、翌27日に本人たち不在のまま馬場が会見で2人の引退を発表した。
輪島のプロレス生活はわずか2年8か月で終止符を打った。
思い返すと、輪島のプロレス入りは86年4月8日付、日刊スポーツの紙面で明らかになった。1〜3面ぶち抜きで「輪島プロレス入り!今週中に発表、今月米国修行=馬場の全日本、12月デビューへ」と衝撃的なスクープ記事だった。
東スポ(専門誌も)は寝耳に水で、上層部の会議で担当記者は世紀の大誤報ですと否定したという笑えない話もある。
元日刊スポーツX氏は「芸能界に顔の通じてる記者が社内にいた。輪島さんって芸能人との付き合いもあったので。某芸能プロダクションがネタ元」と回想する。
ところで、引退した輪島と再会したのは9年後の97年(平成9年)12月16日、千葉・丸の内倶楽部で開催されたゴルフのジャンボ軍団恒例の忘年会・尾崎将司主催の「ジャンボインビテーショナル」だった。
特に親しかったわけではないが、にこやかに歓迎してくれた。しかし、シンが「よろしく」と言ってた旨を伝えると、「何がよろしくだ。もうあいつとは関係ない」。そう吐き捨て去って行った。
シンから伝言を授かったのは、この日から2年前の95年12月8日、IWAジャパン大阪府立の第2競技場大会。控室を訪ねた私に、「輪島はどうしてる? 会ったらよろしく伝えてくれ」。そう頼まれていた。
輪島がプロレスから距離を置いているのを、ひしひしと感じる出来事だった。
さて、2006年(平成18年)12月25日、赤坂プリンスホテルで行われた「2006年度プロレス大賞」表彰式で坂口征二や永源遙らと談笑する輪島がいた。
年月がたち、輪島の中でなにかが吹っ切れたのだろうか。
プロレスライターの小佐野景浩さんは、「輪島さんの素晴らしいところは、プロレスの悪口を一切言わなかった。まぁ、プロレスを辞めるときはいろいろあったと思うんだけど…」と明かす。
「08年にロングインタビューをしたとき、輪島さんは『初めはプロレスをショー的なものだと思っていたけども、いざ、自分がやってみたら、プロレスはそんなもんじゃないなと。それを私はヒシヒシと感じましたね』と言っていましたね。亡くなる前に話を聞けてよかったですよ」(小佐野さん)
人間・輪島は良くも悪くも記憶に残る好人物だった(敬称略)。
2024年04月28日 10:00
【昭和平成スター列伝】WWE2024年の名誉殿堂「ホール・オブ・フェイム」が4月5日にペンシルベニア州フィラデルフィアで行われ、日本人女子選手として初めて殿堂入りしたブル中野が登場。英語で「WWEユニバース(ファン)のみなさん、ブル中野を受け入れてくれてありがとう」などと涙ながらにスピーチし、世界中のファンを魅了した。
1994年11月の東京ドーム大会でアランドラ・ブレイズを破り、日本人として初めてWWF世界女子王座を獲得した功績が認められたものだが、必殺技である最上段からのギロチンドロップのダイジェストが映像で流されると会場のファンを驚がくさせた。
ブルといえばアジャ・コングとの金網デスマッチの死闘が記憶に残るが、ミスター女子プロレスとのチェーンデスマッチ(94年7月14日、東京体育館)も歴史に残る壮絶な名勝負だった。本紙はカラー面で女子頂上対決を報じている。
「ブルはチェーンで固めたパンチを容赦なく神取の右目に発射。神取の右目は潰れ大流血だ。ブルは場内をかっ歩して神取を攻める。神取もチェーンパンチ、チェーンスリーパーで反撃してブルの顔面を鮮血に染める。だがブルのコーナー最上段からのギロチン弾が爆発。しかも右足にはチェーンが巻かれている。血がしたたる右目にギロチン弾が直撃。神取の体が大きくはね上がった。そのまま沈むどころか体がジャンプするほどの衝撃弾を浴びた神取は右目を押さえのたうち回る。ブルはすかさずチェーンラリアートと延髄にもチェーンギロチン弾を発射。22分11秒、神取の女子プロ最強伝説は音を立てて崩れた」(抜粋)
LLPWの大会ながら観衆は8300人超満員。大観衆が声を失う大壮絶戦だった。神取は救急車で病院へ。完敗だった。神取は「私が唯一プロレスラーと認めていた人なんだ。天龍さんのグーほどじゃないけどチェーンギロチンは効いたね。よく言うけど、負けたけどあれが私のベストバウト。あれ以上の試合はできない。WWE殿堂入りにふさわしいプロ中のプロだった」と殿堂入りを称賛した。
ブルには誰とでもどこでもどんなルールでも自分のプロレスを貫く強さがあった。WWEも認めた日本人女子初の快挙は当然の結果でもあった。
(敬称略)
2024年04月28日 10:00
【今週の秘蔵フォト】1980年代にトップアイドルとして頂点を極めロックバンド、女優、タレント、歌手としても活動し、現在でも活躍しているのが菊池桃子だ。
2024年04月28日 08:19
◆新日本プロレス「Road to レスリングどんたく 2024」(27日、広島サンプラザホール)観衆2145
新日本プロレスは27日、広島サンプラザホールで「Road to レスリングどんたく 2024」を開催した。
メインイベントは内藤哲也、鷹木信悟、辻陽太、高橋ヒロム、BUSHIのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンとプロレスリング・ノアのジェイク・リーが電撃参戦したデビッド・フィンレー、ゲイブ・キッド、クラーク・コナーズ、ドリラ・モロニーのBCウォードッグスとイリミネーションマッチでの全面対抗戦が行われた。
試合は、シーソーゲームのように両軍の選手たちが脱落し、最後は内藤とジェイクの一騎打ちとなった。
ジェイクは乱入した4・24後楽園のように、エプロンの内藤にFBSを食らわせようとする。しかし回避した内藤はジェイクをエプロンに引きずり込むと、水面蹴りからの低空ドロップキックで場外に落下させ勝利した。
場外へ蹴落とされたジェイクはバックステージで「アァァァ……!フゥー冷静になれぇぇ……」とうめくと「なれるかーッ!オイ、内藤!あれで勝った
と思うなよ!? 私からガッツリ、(手を3回叩いて)奪ってみろ。私はまた、いつでもどこでもやっていくからな」とさらなる襲撃を予告した。
フィンレーも「あのバカげたオーバー・ザ・トップロープ・ルールのせいだ。あんなのは本当の闘いとは言えない。いいか、ナイトーが幸運だったんだ。アイツはオーバー・ザ・トップロープでジェイクを落とした。大きな問題は起きていないんだ。いいか。闘い方が問題なんだ。1対1、2対2、3対3。じゃあこれはどうだ?俺にとても良い考えがある」と切り出すと「「良い考えだ。『ALL TOGETHER』がもうすぐあるだろう。『ALL TOGETHER』だ。デビッド・フィンレー、ジェイク・リー、ゲイブ・キッ
ド対L・I・Jのバカのうち誰か3人。いや、お前たちに選ばせるつもりはない。ナイトー、シンゴ、そしてツジでどうだ?『ALL TOGETHER』で会おう」と日本プロレスリング連盟発足記念大会の5・6日本武道館での6人タッグでの全面対抗戦をぶち上げた。
◆4・28広島全成績
▼第1試合 20分1本勝負
vs
石森太二、〇チェーズ・オーエンズ、KENTA(8分20秒、エビ固め)タイガーマスク●、YOSHI―HASHI、後藤洋央紀
▼第2試合 20分1本勝負
vs
フランシスコ・アキラ、〇ジェフ・コブ(11分40秒、ツアー・オブ・ジ・アイランド→片エビ固め)藤田晃生●、ザック・セイバーJr.
▼第3試合 20分1本勝負
エル・デスペラード、〇海野翔太、石井智宏(8分46秒、デスライダー→片エビ固め)高橋裕二郎●、成田蓮、“キング・オブ・ダークネス”EVIL
▼第4試合 30分1本勝負
vs
村島克哉、〇棚橋弘至(6分58秒、テキサスクローバーホールド)嘉藤匠馬●、本間朋晃
▼第5試合 30分1本勝負
〇金丸義信、SHO(4分39秒、サムソンクラッチ)TAKAみちのく●、DOUKI
▼STRONG無差別級タッグ選手権試合30分1本勝負
王者組シェイン・ヘイスト、マイキー・ニコルス(19分46秒、横入り式エビ固め)挑戦者組エル・ファンタズモ、ヒクレオ●
▼『KOPW 2024』争奪戦 地方再生マッチ〜広島編〜
〇挑戦者上村優也(16分50秒、テーブルクラッシュ)KOPW2024保持者グレート―O―カーン●
▼イリミネーションマッチ時間無制限
vs
BUSHI、高橋ヒロム、辻陽太、鷹木信悟、〇内藤哲也(28分42秒、オーバー・ザ・トップロープ)ドリラ・モロニー、クラーク・コナーズ、ゲイブ・キッド、デビッド・フィンレー、ジェイク・リー●
※内藤の1人残りで「L・I・J」の勝利
2024年04月28日 08:17
◆新日本プロレス「Road to レスリングどんたく 2024」(27日、広島サンプラザホール)観衆2145
新日本プロレスは27日、広島サンプラザホールで「Road to レスリングどんたく 2024」を開催した。
メインイベントは内藤哲也、鷹木信悟、辻陽太、高橋ヒロム、BUSHIのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンとプロレスリング・ノアのジェイク・リーが電撃参戦したデビッド・フィンレー、ゲイブ・キッド、クラーク・コナーズ、ドリラ・モロニーのBCウォードッグスとイリミネーションマッチでの全面対抗戦が行われた。
試合は、シーソーゲームのように両軍の選手たちが脱落し、最後は内藤とジェイクの一騎打ちとなった。
ジェイクは乱入した4・24後楽園のように、エプロンの内藤にFBSを食らわせようとする。しかし回避した内藤はジェイクをエプロンに引きずり込むと、水面蹴りからの低空ドロップキックで場外に落下させ勝利した。
試合後、リング上で広島カープの大ファンである内藤はマイクを持ち「ここ広島は、オレのホーム。やっぱオレ、マツダスタジアムで試合したいわ。まあただ、オレがやりたいって言ってるだけで正式決定じゃないんでね、そこはトランキーロ、アセらずに新日本プロレスからの発表を楽しみにお待ちください」と掲げた。
さらにリング上には広島カープのマスコットキャラであるスラィリーくんも登場し「デ・ハ・ポン!」の大合唱で大会を締めくくった。
バックステージで内藤はジェイクについて「まあ彼の名前はもちろん知ってたし、こうしてリングで闘えることを、俺は待ち望んでいたよ。やっと来たか。今日はそんなに長い時間リングで闘うことはなかったけど、ジェイク・リーもよほど俺のことが気になるようだね。じゃあまた、どこかで遊ぼうぜ」と再会を予告していた。
◆4・28広島全成績
▼第1試合 20分1本勝負
石森太二、〇チェーズ・オーエンズ、KENTA(8分20秒、エビ固め)タイガーマスク●、YOSHI―HASHI、後藤洋央紀
▼第2試合 20分1本勝負
フランシスコ・アキラ、〇ジェフ・コブ(11分40秒、ツアー・オブ・ジ・アイランド→片エビ固め)藤田晃生●、ザック・セイバーJr.
▼第3試合 20分1本勝負
エル・デスペラード、〇海野翔太、石井智宏(8分46秒、デスライダー→片エビ固め)高橋裕二郎●、成田蓮、“キング・オブ・ダークネス”EVIL
▼第4試合 30分1本勝負
村島克哉、〇棚橋弘至(6分58秒、テキサスクローバーホールド)嘉藤匠馬●、本間朋晃
▼第5試合 30分1本勝負
〇金丸義信、SHO(4分39秒、サムソンクラッチ)TAKAみちのく●、DOUKI
▼STRONG無差別級タッグ選手権試合30分1本勝負
王者組シェイン・ヘイスト、マイキー・ニコルス(19分46秒、横入り式エビ固め)挑戦者組エル・ファンタズモ、ヒクレオ●
▼『KOPW 2024』争奪戦 地方再生マッチ〜広島編〜
〇挑戦者上村優也(16分50秒、テーブルクラッシュ)KOPW2024保持者グレート―O―カーン●
▼イリミネーションマッチ時間無制限
vs
BUSHI、高橋ヒロム、辻陽太、鷹木信悟、〇内藤哲也(28分42秒、オーバー・ザ・トップロープ)ドリラ・モロニー、クラーク・コナーズ、ゲイブ・キッド、デビッド・フィンレー、ジェイク・リー●
※内藤の1人残りで「L・I・J」の勝利
2024年04月28日 06:00
「WWEドラフト」が26日(日本時間27日)のWWE・スマックダウン(オハイオ州シンシナティ)で行われ、戸澤陽(38)はロウ残留となった。
ロウ、スマックダウン、NXTによるブランド間の選手移動「WWEドラフト」は今回ルールが大きく変わり、現王者は対象外となった。スマックダウンの統一WWEユニバーサル王者コーディ・ローデス、WWE女子王者ベイリー、WWEタッグ(旧スマックダウンタッグ)王者グレイソン・ウォーラー&オースティン・セオリー、US王者ローガン・ポール、ロウの世界ヘビー級王者ダミアン・プリースト、女子世界王者ベッキー・リンチ、世界タッグ王者ミズ&Rトゥルース、インターコンチネンタル王者セミ・ゼインは、そのまま現在のブランドの所属となる。
WWE女子タッグ王者のアスカ&カイリ・セインは対象選手となる中、WWE殿堂者のJBLによって、ユニット「アルファ・アカデミー」(チャド・ゲイブル、オーティス、戸澤、マキシン・ドゥプリ)がロウに4番目に指名されたことが発表された。2016年のWWE入りからしぶとく生き残ってきた戸澤は、ロウ残留となる。
一方で、ユニット「アルファ・アカデミー」は、リーダーのゲイブルが過激化。これまではお調子者ユニットとして活躍してきたが、先週のロウでゼインに敗れたことで悪の道に走り出した。前回ロウでは仲間の戸澤を「お前はおふざけ男だ。毎週、ここでダンスして負けているだけじゃないか! 哀れなヤツだ」とこき下ろした。それでも戸澤は忠誠を誓ったのだが…今後が何とも不透明なロウ残留となった。
ドラフトでは、スマックダウンにビアンカ・ベレア、ランディ・オートン、ナイア・ジャックス、LAナイト、ザ・ブラッドライン(ソロ・シコア&タマ・トンガ&ポール・ヘイマン)、AJスタイルズ、カール・アンダーソン&ルーク・ギャローズらが所属となり、NXTからカーメロ・ヘイズが昇格した。ロウにはジェイ・ウーソ、セス・ロリンズ、リブ・モーガン、リコシェ、シェイマス、シェイナ・ベイズラーらが指名され、NXTからはキアナ・ジェームズがメインロースター入りを果たした。
また、7日の祭典「レッスルマニア40」でコーディに敗れ、統一WWEユニバーサル王座から陥落したトライバル・チーフローマン・レインズは今回のドラフトを辞退したと、代理人のヘイマンが発表した。
ドラフトは29日のロウでも行われ、イヨ・スカイ&アスカ&カイリの「ダメージCTRL」とキング・オブ・ストロングスタイル中邑真輔の所属が決まる。
この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。
2024年04月28日 06:00
女子プロレス「スターダム」のビッグマッチとなる27日の横浜BUNTAI大会は、大盛況で幕を閉じた。
2024年04月28日 05:00
大相撲の春巡業が27日、埼玉県所沢市で行われ、横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)が幕内平戸海(境川)と三番稽古をこなした。7番とり、低く腰を下ろして寄る形などを確認。夏場所(5月12日初日、両国国技館)で初挑戦を受けることが濃厚な24歳を指名し「いい動きをするヤツとやりたかった。(自身の)動きは悪くないのでは。(途中休場した春場所前より)全然いいと思うよ」と手応えをにじませた。
稽古で初めて横綱の胸を借りて2勝した平戸海は「一番一番がすごく重くて。(対戦は)楽しみです」と挑戦を心待ちにした。
2024年04月28日 05:00
新日本プロレス27日の広島大会で行われたKOPW争奪戦は、挑戦者の上村優也(29)がグレート―O―カーンを撃破し、新保持者となった。
KOPW争奪戦は基本的に双方が提案したルールのうち、ファン投票で多数を獲得した方が採用される。この日はオーカーン提案の「地方再生マッチ〜広島編〜」で行われた。これは無制限3ラウンド制で、2ラウンド先取した方が勝者。1ラウンド目はマツダ車で使用しているタイヤをリング上で4つ積み上げた方が勝利、2ラウンド目は広島レモンの早食い対決、3ラウンド目は相手をテーブルにクラッシュさせた方が勝利するノーDQテーブルクラッシュマッチというものだ。
第1ラウンドを奪取した上村だったが、第2ラウンドはオーカーンに奪い返され、勝負の最終ラウンドへ。一進一退の攻防から、最後はコーナーに立てられたテーブルめがけてカンヌキスープレックスをさく裂させ、勝利を収めてみせた。
キャリア初タイトルにも満足することはない。バックステージでは「俺はこの新日本プロレスに、新日本プロレスのすごいレスラー、強いレスラーに憧れて入ってきたんだよ。分かってる、これもプロレスってことは。ただ、俺がやりてえのはこんなことじゃねえんだよ! リング上でレモン食ったり、タイヤ積んだり…。俺はこのKOPWを使って、強い新日本プロレスを取り戻すぞ!」と、もはやプロレスの域を逸脱してしまっていたKOPWに危機感を募らせた。
さらに上村は、新日本の現状にも不満を爆発させる。「他の団体にナメられてる場合じゃねえんだよ。海外の某団体に行ってうれしそうに『センキューなんちゃら』とかツイッター(現X)に投稿しやがって! ふざけんなよ! 悔しくねえのかよ!」。
近年は新日本から米国・AEWへの主力選手移籍が相次ぎ、今月には団体最高峰王座IWGP世界ヘビー級王座もジョン・モクスリーに奪われた。国内興行での防衛戦が発表されているにもかかわらず、それに割り込んでAEWで防衛戦が強行されるなど、イニシアチブを奪われている感は否めない。
上村は「去年の『Fоrbidden Dооr』だってそうだよ。IWGP世界ヘビー、何試合目だよ? 相手、誰だよ? 日本人のファンの誰が知ってるんだよ。IWGPだろ! お前らのオモチャじゃねえんだよ」とテーブルを叩きつけた。ちなみに昨年の合同興行でIWGP世界王座戦は本戦9試合中4試合目、王者SANADAに対する挑戦者はジャック・ペリーだった。
今回の争奪戦におけるルールプレゼンで、上村は「キャッチルール61分3本勝負」を提案していた。実はそこにも深い理由がある。「俺はずっと言ってきた戦いたい相手がいるんだ、このタイトルを使って! 分かるかよ? 俺はまだアンタとやってねえんだよ。キャッチルール、他のルールでもいい。柴田ー! バカ野郎! 以上!」と叫んで控室へ。海外武者修行時代に米国・LA道場で指導を受けた柴田勝頼(AEW)との争奪戦を見据えていた。
2024年04月28日 05:00
女子プロレス「スターダム」の白ベルトこと、ワンダー王座をめぐる争いが激化している。
27日の横浜BUNTAI大会では王者の安納サオリ(33)に「シンデレラ・トーナメント」覇者の羽南(19)が挑戦。試合は次第にヒートアップし、挑戦者がブロックバスターを放つと、安納も負けじと同じ技で応戦した。さらにエルボーの相打ちで、両者ともにダウンする場面もあった。
20分過ぎに羽南がブロックバスターホールドから岩石落とし2連発を発射。追い込まれた王者だったが3発目を決めさせず、逆さ押さえ込みからブリッジするポテリングで逆転の3カウントを奪った。
V2に成功した試合後は「こんな魅力的な19歳、うらやましいわ。未来しかない。でもさ、こんな33歳も魅力的ちゃう? 今日はありがとう」と羽南の奮闘をたたえていたところ、そこに現れたのが盟友のなつぽいだ。
さらに「ちょっと待った!」と壮麗亜美も登場し「次の挑戦者は私、壮麗亜美だ」とアピール。だが、なつぽいも負けていない。「何を言ってるの? 空気読んで」と主張し、2人は舌戦を繰り広げた。
この状況を見た安納は「そこ、試合決定で!」と次期挑戦者決定戦を提案。「個人的には、なつみ(なつぽい)と約束したし、次はなつみかなと思っていたけど、2人の戦いも見てみたい。うれしいな、このワンダーに挑戦する選手が現れて」と王座戦線の活性化を歓迎しつつ「私はもう止まらん。このベルトとともに歩んでいく、大きくなるって何度も言ってるから。これからも注目してとは言わん。でも、見逃したら後悔させてやる」と自信の笑みを浮かべ、今後の防衛ロードを心待ちにした。