2024年04月28日 10:22
◆TEAM NOAH興行「LIMIT BREAK ex.」(27日、横浜ラジアントホール) プロレスリング・ノアの潮崎豪が率いる「TEAM NOAH」は27日、横浜ラジアントホールで「ザ・リーヴPresents LIMIT BREAK ex.」を開催した。 第2試合で「TEAM NOAH」の小峠篤司がブラックめんそーれと組んでDDTの秋山準、瑠希也と対戦。試合は小峠が14分32秒、キルスイッチで瑠希也を破った。 試合後、小峠は2・15「TEAM NOAH」旗揚げ興行で遺恨が生まれた秋山へ一騎打ちを要求。秋山も応じ両者のシングル対決が確実となった。バックステージで小峠は「シングル決定ってことですね。TEAM NOAHじゃなくて俺自身に足りなかったのが、このヒリヒリ感というか。やっぱいいっすね。怖い先輩に挑めてるほうが、レスラー小峠篤司として良いものが出てると思うし、もってこいですよ。完封負けなんてない、勝ちますよ。当たり前ですよ」と宣言した。 秋山は「小峠とシングルやってやるよ。その代わり言ったこと後悔すんなよ、フルパワーで行ってやるからな」と不敵に言い放った。 ◆4・27横浜全成績 ▼メインイベント世界ヘビー級選手権 〇王者・齋藤彰俊(15分31秒、スイクルデス→片エビ固め)挑戦者・永尾颯樹● ▼6人タッグマッチ △潮崎豪、藤田和之、モハメドヨネ(20分時間切れ引き分け)石川修司、飯野雄貴、納谷幸男△ ※延長戦10分1本勝負 〇潮崎豪、藤田和之、モハメドヨネ(4分41秒、豪腕ラリアット→片エビ固め)石川修司、飯野雄貴●、納谷幸男 ▼20分1本勝負 〇遠藤哲哉(15分24秒、バーニングスタープレス→エビ固め)Hi69● ▼20分1本勝負 〇小峠篤司、ブラックめんそーれ(14分32秒、キルスイッチ→片エビ固め) 秋山準、瑠希也● ▼20分1本勝負 〇ヨシ・タツ(11分53秒、逆エビ固め)大和田侑●
2024年05月11日 08:42
新日本プロレスは10日、東京・上野の飛行船シアターで11日に千葉・YohaSアリーナで開幕する「BEST OF THE SUPER Jr.31」の開幕前日会見を公開で開催した。
今年の「BOSJ」は全20選手がA、Bのブロックにわかれてリーグ戦を行う。6・3後楽園ホールでAブロック1位とBブッロク2位、Bブロック1位とAブロック2位が、時間無制限1本勝負で準決勝で戦い、6・9大阪城ホールで時間無制限1本勝負で優勝決定戦を行う。
公式リーグ戦はすべて30分1本勝負。全ての勝ちは2点、全ての負けは0点、全ての引き分けは両選手1点、無効試合は両選手0点。また、各ブロックで1位と2位の選手が同点の場合はリーグ戦の直接対決の勝敗で順位を決定。2位の選手が複数で直接対決の優劣がつかない場合は優勝決定戦進出決定戦(ルールは状況に応じて決定)を行う。
歴代最多の4度優勝を誇る高橋ヒロムは「一つだけ、先に聞きたいことがあります。ぜひ目をつむっていただけますか? 目を閉じてください、目を閉じてください……。本心で手を挙げてください! 高橋ヒロムの『BEST OF THE SUPER Jr.』、5度目の優勝を、本気で優勝してほしいと思ってる人は手を挙げてください」と問いかけ、場内を見回してから「そのまま目を開けてください……。そんなにいねえな、オイ!。思った以上にいなかったぜ! まあね、そういう感じでそっちが来るんだったらね、こっちもそういう感じでいきますわ! オレは逆に優勝したくなったわ! 逆に優勝してね、いま手を挙げなかった人たちをちょっと見返してやりたいと思っちゃいました!」と2年ぶり5度目の優勝へ意欲を見せた。
さらに「今回ですね、ちょっと一つみなさんに謝らないといけないことがありまして、攻略本を作ってません! 攻略本、作るのやめました! もちろん、わかります。攻略本、楽しみにしてたことでしょう。でもやめました。なぜかというと、攻略本を作ったせいで、4度の優勝、3連覇までしてしまった。オレは単純にあの攻略本の効力、威力というのをすごく感じてしまって、怖くなってしまったんですよ」とし「そして何より、みなさんご存じのとおり、高橋ヒロム、絶不調です! シングルマッチ、今年まだ一度も勝ってません。これはね、大問題なんですよ。オレはね、自分をちょっと信じてみたいなと。自分を信じたいんですよ。だからあの、高橋ヒロムという人間を、あがめようかと思って、こういうかたちでね、写真をご用意しました。なので今回、攻略本はございません。高橋ヒロムを一度、信じてみよう、自分の実力を信じてみようと思って、今回5度目の優勝を狙いたいと思っています」と宣言した。
続けて「別ブロックになるんですけど、HAYATA選手のインタビュー記事を読みました。高橋ヒロムに対する思いというか、そういうものを見ました。AMAKUSAレベルと言われました。それは褒めてくれてるんでしょうか? それを聞いてみたいなとも思いました。あと、デスペラード選手のインタビュー、読みました。決勝ではやりたくないと。オレだってやりたくない! むしろね、デスペラードとの戦いは、オレはね、オリンピックに一度くらいでいいと思ってる。4年に一度でいいと思ってます。オレもデスペラードには上がってほしくない。でも、大阪城のメインイベントに出て、優勝するのはこのオレだ! よろしくお願いします!」とメッセージを送った。
2024年05月11日 08:14
新日本プロレスは10日、東京・上野の飛行船シアターで11日に千葉・YohaSアリーナで開幕する「BEST OF THE SUPER Jr.31」の開幕前日会見を公開で開催した。
今年の「BOSJ」は全20選手がA、Bのブロックにわかれてリーグ戦を行う。6・3後楽園ホールでAブロック1位とBブッロク2位、Bブロック1位とAブロック2位が、時間無制限1本勝負で準決勝で戦い、6・9大阪城ホールで時間無制限1本勝負で優勝決定戦を行う。
公式リーグ戦はすべて30分1本勝負。全ての勝ちは2点、全ての負けは0点、全ての引き分けは両選手1点、無効試合は両選手0点。また、各ブロックで1位と2位の選手が同点の場合はリーグ戦の直接対決の勝敗で順位を決定。2位の選手が複数で直接対決の優劣がつかない場合は優勝決定戦進出決定戦(ルールは状況に応じて決定)を行う。
今大会にはプロレスリング・ノアのGHCナショナル王者HAYATAが初参戦。会見でHAYATAは「今回、“NOAHがどう”とか、どうでもいい……楽しめそうなヤツがいるから、楽しみでしかない」と静かに闘志を表していた。
2024年05月11日 06:00
女子プロレス「エボリューション」プロデューサーの諏訪魔(47)が、因縁のお騒がせ女子プロレスラーウナギ・サヤカに説教だ。
同団体の継続参戦をかけたオーディションに落選したウナギだが、こんなことであきらめるような女ではない。6日の東京・新木場大会に乱入して諏訪魔にビンタをくらわすと、まんまと22日新木場大会の出場権をゲット。まなせゆうなと組み、ChiChi&花園桃花と対戦することが決まった。
しかも、プロデューサー職の強奪を狙うウナギは「ChiChi、まずはお前を査定して諏訪魔を引っ張り出してやる」と予告。エボ女を率いて、ジュリアや林下詩美が所属する女子新団体「マリーゴールド」との対抗戦をもくろんでいる。
審査員としてウナギを落選させたにもかかわらず、またも絡むことになった諏訪魔は「おかしいだろ! あのオーディションは何だったんだよ。これでは趣旨に反してる。石川GMから説明がないけど、いったい何を考えているんだよ! 石川GMとウナギは癒着してるのか?」と怒り心頭。ウナギの参戦を認めた石川GMにも不信感を抱いており「俺に『ウナギとやってくれ』と言うけど、断固拒否する!」ときっぱりだ。
とにかく問題はウナギだ。諏訪魔は「この前の新木場でウナギにブーイングが飛んだだろ? エボ女ファンは、あれだけアレルギー反応があるんだぞ。それにマリーゴールドからも門前払いされたんだろ?」と事実を突きつけた上で「一度、自分を見つめ直せ。いろんな団体にちょっかいを出さないで、地に足をつけてプロレスをしろよ。日本の団体で1本や2本、ベルトを取ってみなさい」と諭すように呼びかけた。
ここまで言われたウナギが黙っているとは思えないが…。
2024年05月11日 06:00
女子プロレス「スターダム」の妖精ことなつぽい(28)が、所属する「コズミック・エンジェルズ(CA)」の分裂を危惧している。
2024年05月11日 06:00
政府は2024年春の叙勲受章者を発表し、外国人叙勲としてタイガー・ジェット・シンさん(80)に旭日双光章が贈られることになった。外国人プロレスラーとしてはザ・デストロイヤーさん(17年)、ミル・マスカラスさん(21年)に次ぐ栄誉。元プロレスラーで元参院議員のアントニオ猪木さん(22年10月1日没、享年79)と血の抗争を繰り広げた“インドの狂虎”。晩年の猪木さんに密着インタビューした福留崇広記者が聞いていたシンさんへの思いをコラムでつづった。(以下敬称略)
ストロング小林、ムハマド・アリ、スタン・ハンセン、ハルク・ホーガン、ブルーザー・ブロディ…。幾多のライバルと出会った猪木に「最高の相手は誰か?」と聞いた時、即答したレスラーが「タイガー・ジェット・シン」だった。
インド系カナダ人のシンは、1965年にプロレスデビューした。新日本プロレスへの参戦は、当時、東南アジア地区の外国人招へい担当を任せていた商社マンからの売り込みだったという。
「その人がシンの写真を持ってきたんだけど、その写真がナイフをくわえていてね。その姿は俺の感覚にはピンとこなくて、だったら『こいつにサーベルでも持たせたら面白い』と直感して、サーベルを持たせることにした。俺はレスラーであるけど、新日本ができてからプロモーターでもあったわけで、選手を目立たせるそういう感覚があった」
シンは73年5月4日の川崎市体育館への乱入から新日本へ初参戦する。以来、頭にターバンを巻きサーベルを手にし極悪非道のファイトに徹し、凶器攻撃を猪木に浴びせた。中でも同年11月5日に新宿伊勢丹前の路上で猪木を襲撃した「事件」は今も語り継がれる伝説となっている。
リング上では74年6月26日の大阪府立体育会館での一騎打ちで猪木が「腕折り」で勝利した壮絶な一戦など、蔵前国技館、広島県立体育館などさまざまな会場で数々の名勝負を刻んだ。
「シンとの勝負は例えればてんびんだった。俺が重りを乗せれば、向こうはさらに乗せてくる。そうなると俺は『そうきたかい。だったら、これでどうだ』ってさらに重いものをはかりの上に乗せて…ってね。一体、どこまでいくのか俺自身も分からない世界。それは恐らくシンも同じだったと思う。猪木なのかシンなのか。限界までいった時、どちらかがドンッと落ちてしまうそんな戦いだった」
最高のスリル 猪木自身が最高のスリルを味わった相手。それがシンだった。行き先が分からなくなる恐怖に観客は熱狂した。その興奮が猪木にとって快感だったのだろう。
(福留 崇広)
「日本人は家族」 〇…現在はカナダで慈善団体を運営しているシンさんは、旭日双光章の知らせに「日本の全てのプロレスファンに与えられた栄誉だ」と喜び「猪木が一番強かった」とライバルを称賛した。「日本は良い思い出ばかり。一生忘れない。誠実な人たちだ」。現金や貴金属が入ったかばんをホテルに置き忘れたことがあったが、盗まれずに戻ってきたという。「日本は第二の故郷。日本人は家族のような存在だからね」。11年の東日本大震災に心を痛め、自宅を失った福島の児童らに義援金を送るなど、悪役とは違う素顔があった。
◆福留 崇広(ふくとめ・たかひろ)1968年、愛知・春日井市生まれ。国学院大卒。92年、報知新聞社入社。「さよならムーンサルトプレス 武藤敬司35年の全記録」(イースト・プレス、徳間文庫)、「昭和プロレス禁断の闘い『アントニオ猪木対ストロング小林』が火をつけた日本人対決」(河出書房新社)、「テレビはプロレスから始まった 全日本プロレス中継を作ったテレビマンたち」(イーストプレス)などの著書がある。
2024年05月11日 05:00
新日本プロレス「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」(11日、千葉で開幕)で2年ぶり5回目の優勝を狙う高橋ヒロム(34)が、ジュニアの祭典の改革案を明かした。
歴代最多4度の優勝を誇るヒロムは、Bブロックにエントリー。今大会で自身の持つ最多優勝記録の更新を狙う一方で、BOSJの課題を口にする。取材に対し「ジュニアの話題って1年通してつくるのが難しいんですよ。例年だとBOSJが終わると、すぐその次のビッグマッチで優勝者がIWGPジュニアヘビー級王座に挑戦して、すぐ後にG1クライマックスが始まってしまう。だからなかなか話題が持続できないというか」と問題提起した。
その解決策として掲げるのが「東京ドーム挑戦権利証システム」の導入だ。これは2012年から真夏の祭典「G1クライマックス」の優勝者に、翌年1・4東京ドームでIWGP世界ヘビー級およびIWGPヘビー級への挑戦権が与えられてきたもの。権利証保持者は年間を通じての防衛義務が課せられていたが、22年から争奪戦が撤廃されたことでシステム自体も事実上廃止されている。
ならばこれをBOSJに応用すべきというのがヒロムの主張だ。「G1の権利証がなくなったんだったら、ジュニアで権利証制度をつくったらどうかと。何の発表もなくシレっとなくなっていたので、だったらこっちもシレっと提案させてもらおうかな。例年優勝者は大阪城ホールで(IWGPジュニアに)挑戦だったじゃないですか。それが今年は大阪城(6月9日)が優勝決定戦になったので。優勝者がすぐに挑戦しなきゃいけないルールはないですし、ドームで挑戦する資格はあると思います」と説明した。
上半期で頂上対決が実現するジュニアヘビー級は、下半期になると王座戦線の勢力図が複雑化し、1・4ドームでの王座戦が4WAY戦になってしまうこともあった。権利証システム導入が実現すればこういったケース解消はもちろんのこと、何よりもBOSJ優勝者の地位向上につながる。
「これは4回優勝したからこそ、自分が経験してきたからこそ言えることですよ。そりゃベルトは欲しいですし、勢いで挑戦するのも大事なんですけど、東京ドームで挑戦というのは、一つジュニアもさらに活気づくと思いますし、常に話題が残るんじゃないかなと」。長年にわたりジュニアをけん引してきたヒロムが、BOSJを新たなステージへと引きあげる。
2024年05月10日 22:30
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」(11日、千葉で開幕)の公開記者会見が10日に行われ、ドラゴンゲートから初参戦するドラゴン・ダイヤ(25)が「打倒・高橋ヒロム」を誓った。
田口隆祐の交通事故による負傷欠場で、急遽Bブロックにエントリー。「本当に驚いた。経緯も経緯なのであまり喜んではいけないんですけど、うれしいという気持ちでした」と謙虚ながらも素直な気持ちを語った。
新日本勢との対戦も今回が初で、意識している選手がいる。同ブロックにエントリーし、4度の優勝経験を持つヒロムだ。ダイヤは「YAMATOっていう先輩がいるんですけど、昨年の試合で負けてから、なんか(ヒロムの)弟みたいになっている。情けないので僕が倒します」。昨年7月のドラゲー神戸大会で、YAMATOはヒロムとの一騎打ちに敗れている。ドラゲーの代表として、団体の借りを返す覚悟だ。
なお、田口は今シリーズの全休が発表され、復帰時期も未定となっている。
2024年05月10日 22:22
女子プロレス「スターダム」のワールド王者・舞華が10日、「JUST TAP OUT(JTO)」後楽園ホール大会にサプライズ登場した。
2024年05月10日 21:30
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」(11日、千葉で開幕)の公開会見が10日に行われ、開幕前に優勝トロフィーが破損するという前代未聞の事態が勃発した。
開幕前日のこの日は、出場全選手が公開会見に出席。事件はBブロックの出場選手入場時に起きた。「ハウス・オブ・トーチャー」のIWGPジュニアヘビー級王者・SHOは壇上にあったトロフィーを勝手に手にしてポーズを決めると、台の上に戻そうとした際に床に落下させてしまう。さらに直後に登場した「バレットクラブ」の石森太二は、明らかに故意にトロフィーを台の上から床に叩き落とした。
一連の悪行のダメージにより、トロフィーの先端部分がポッキリと折れてしまう非常事態が発生。ロビー・イーグルスが噛んでいたガムで無理やり接着させる応急措置が取られたが、高橋ヒロムがは「これはないわ…」とドン引きしていた。
また、エル・デスペラードも大会後に「X」を更新し「壊れたトロフィーなんか誰もいらねえんだから弁償して新しく作っとけよ壊したやつ」と怒りの投稿。ジュニアの祭典は、開幕前日から波乱ムードだ。
2024年05月10日 21:13
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」(11日、千葉で開幕)の公開会見が10日に行われ、高橋ヒロム(34)が5度目の優勝へ攻略本を封印した。
歴代最多4度の優勝を誇るヒロムはBブロックにエントリー。この日の会見では「皆さんに一つだけ、先に聞きたいことがあります。目を閉じてください。本心で手を上げてください。高橋ヒロムの5度目の優勝、本気で優勝して欲しいと思ってる人は手をあげてください」といきなり挙手制アンケートを実施。思っていたほどの挙手が得られなかったのか「そんなにいねえなあ! 俺は逆に優勝したくなったわ。いま手をあげなかった人を見返したくなりました」と反骨心を燃やした。
ヒロムと言えばBOSJで出場者の特徴を記入した独自の攻略本を持ち歩くのが定番のスタイルだった。しかしこの日は額に入れた自身の写真を持参して登場した。「今回ですね、攻略本を作るのやめました。なぜかというと、攻略本を作ったせいで、4度の優勝、そして3連覇までしてしまった。俺は単純にあの攻略本の効力、威力を感じて怖くなってしまったんですよ」と廃止の経緯を説明。「何より今年高橋ヒロム、絶不調です。シングルマッチ一度も勝ってません。これはね、大問題なんですよ。これは自分をちょっと信じてみたいなと。だから高橋ヒロムという人間を崇めようかと思って、こういう形で写真を用意しました。高橋ヒロムを信じてみよう、自分の実力を信じてみようと思い、今回5度目の優勝を狙いたいと思ってます」と己をいかに信じれるかが優勝のポイントと熱弁を振るった。
今大会の決勝戦は大阪城ホール(6月9日)で行われる。ライバルのエル・デスペラードは反対のAブロックにエントリーしているが「デスペラード選手のインタビューも見ました。『決勝ではやりたくない』と。俺だってやりたくない。俺はデスペラードとの戦いは4年に一度くらいでいいと思ってます。でも大阪城のメインイベントに出て優勝するのはこの俺だ」と力強く宣言していた。
2024年05月10日 19:55
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」(11日、千葉で開幕)の公開会見が10日に行われ、IWGPジュニアヘビー級王者のSHO(34)は怒りの途中退席となった。
王者としてリーグ戦にエントリーしたSHOは、Bブロックから初優勝を狙う。IWGPジュニア王者のBOSJ制覇となれば、2013年大会のプリンス・デヴィット以来、実に11年ぶりとなる。
ステージに立つと同時に壇上に置いてあったトロフィーを勝手に手にしてポーズを取るなど、やりたい放題のSHOは、コメントの順番が回ってくると「これ入場料いくらですか?」と公開イベントの入場料金を確認。3000円であることを聞かされると「3000円じゃ? コノヤロー。お前らみたいな3000円しか払ってない貧乏人に聞かせる話はねえんじゃ。ネットで見てるヤツは論外じゃ」といきなり悪態をつきはじめる。
「どいつもこいつも貧乏くさい顔しやがって。俺を誰やと思っとるんじゃ、チャンピオンやぞ! ナメとんか。3000円だと? やってられるか、コノヤロー」とまくしたて、会見途中でサッサと帰ってしまった。
3000円は結構いいお値段だと思うのだが…。
2024年05月10日 19:45
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」(11日、千葉で開幕)の公開会見が10日に行われ、エル・デスペラードが悲願の初優勝への思いを明かした。
2024年05月10日 18:10
女子プロレス新団体「マリーゴールド」に初来日する謎の大怪獣ボジラが、妙な注目を集めている。
同団体の旗揚げ戦となる20日の東京・後楽園ホール大会では元WWE・Sareeeのパートナーを務め、ジュリア&林下詩美の団体ツートップとメインで対戦する。
ロッシー小川代表に届いた情報だと、ボジラの名の通り、大怪獣「ゴジラ」をほうふつとさせる怪物ファイトが持ち味だという。2003年8月31日生まれの20歳で、ドイツ出身。身長181センチ、体重91キロの巨人で、22年3月6日にドイツマットでデビューしている。
マッスルバスターやベイダースプラッシュを得意とし、これまでシリウスエンターテインメント、キプロス女子、ACWタッグのタイトル獲得歴があるとか。どんなタイトルなのか不明だが、とにかくすごそうだ。
小川代表は「アルファ・フィーメルが推薦してきたんですよ。ボジラは日本でのし上がりたいと思っているようで、長期滞在を希望しているようです」と明かす。
ポジラと同じドイツ出身のフィーメルは、13年3月にスターダムの最高峰ワールド王座を獲得。格闘技イベント「RIZIN」に参戦したこともある。そのフィーメルが自信を持って送り込む刺客だけに、相当な実力者であることは間違いないだろう。
小川代表の期待も大きいが、一方で気になる情報も。「ドイツではたいまつを持って、火を噴きながら入場していたみたいなんですよ。日本で同じことをやられたら…」と不安を隠せない。しかも、マリーゴールドに送りつけてきた動画内でボジラは「ジュリアと詩美がプロレス界を制覇していた時代は過去だ。お前らの時代は終わった」と物騒な予告を放ってきた。
海千山千の外国人選手を相手にしてきたジュリアですらも「ヤバそうなヤツですね…」と警戒心を強めている。ボジラは来週中にも来日予定で、新団体を恐怖に陥れそうだ。
2024年05月10日 14:54
ボクシングの4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(31)=大橋=が、米国の権威ある専門誌「ザ・リング」が9日(日本時間10日)、発表した、全階級を通じたランキング「パウンド・フォー・パウンド」(PFP)で、約2年ぶりに1位に返り咲いた。6日の東京ドーム興行で、“悪童”ルイス・ネリ(29)=メキシコ=と対戦し、1回にキャリア初のダウンを喫しながら、6回TKOに沈めて防衛に成功。このインパクトで再び「最強ボクサー」の座についた。
リング誌は選考の詳細を記事にし掲載。選考委員10人のうち、8人が井上に投票。2人が現3団体統一世界ウエルター級王者のテレンス・クロフォードに投票したという。
会合の当初は1位クロフォード、2位井上の順位が変わらない流れだったが、井上戦を多く取材してきたトム・グレイ氏が「井上に投票する。クロフォードと(3位の)ウシクはこの4年で4勝0敗で、井上は8勝0敗(8KO)。リングの実績という点では彼らに匹敵する以上のものがある。ネリ戦の勝利は彼のトップ3に入る最高のパフォーマンスの1つ。SNSでは井上のダウンへの声もあるが、ボクシングにダウンはつきもの。重要なのはどう対応するか。井上はこれ以上ない対応力だった」と、称賛した。この提案が他の委員の「心変わりを引き起こした」という。
井上は2022年6月10日発表のPFPで、3団体統一世界ヘビー級王者オレクサンドル・ウシク(37)=ウクライナ=を抜いて日本人で初めて1位にランクされたが、同8月には2位に後退していた。
返り咲きを受けて井上は所属する大橋ジムを通じてコメントした。
「ルイス・ネリとの防衛戦で、約2年ぶりに権威あるリング誌のPFP1位に返り咲くことができました」と報告し、「これもいつも応援してくださる皆さんのおかげです」と感謝。「東京ドームでの戦いを経て、今後のキャリアを加速させて行くので、また応援よろしくお願いします」と決意を新たにした。
また、WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(26)=M・T=は、初めてランクインした先月に続いて、10位にランクされている。
1位から10位のランキングは次の通り。
(1)井上尚弥(大橋)
(2)テレンス・クロフォード(米国)
(3)オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)
(4)カネロ・アルバレス(メキシコ)
(5)アルトゥール・ベテルビエフ(ロシア)
(6)ドミトリー・ビボル(ロシア)
(7)エロール・スペンス・ジュニア(米国)
(8)ガーボンタ・デービス(米国)
(9)ジェシー・ロドリゲス(米国)
(10)中谷潤人(M・T)
2024年05月10日 14:15
最長老プロレス記者の門馬忠雄氏(85)と、プロレスラーの藤波辰爾(旧名辰巳=70)が今月11日、東京・巣鴨の闘道館で、トークイベント「門馬忠雄×藤波辰巳は語る 甦るBUNTAI!ハマのプロレス聖地・横浜文体ストーリー」を行う。イベントに先立ち、門馬氏が藤波、そして通称「文体」こと横浜文化体育館の思い出を語った。
◇ ◇ ◇
文体はイベント当日のちょうど62年前、1962年5月11日に開館した。88年8月8日、アントニオ猪木が藤波に挑戦したIWGPヘビー級選手権試合を始め、多くの名勝負が繰り広げられてきたが、2020年に閉館。今年4月、同じ場所に「横浜BUNTAI」として建て替えられてオープンし、4月27日にスターダムがプロレスこけら落とし興行を開催した。
横浜在住40年の門馬氏は、文体を「ハマのプロレス聖地」と定義。1964年の東京五輪ではバレーボール会場として使用され、当時は五輪担当記者だった門馬氏も取材した。その後、ボクシングを経てプロレス担当記者となり、「私は文体で鍛えられたようなスポーツ記者でプロレス記者」だと自認する。
「全日本、大日本、パンクラス、リングス…文体はあらゆる団体のドラマができている」
その文体をともに語る相手は、入門時から知る藤波だ。
「大分から家出同然に出てきて、(日本プロレスの巡業の)列車に乗り込んできた坊やが、新日本の社長にまで上り詰めるとまでは思わなかった。新弟子時代を全部知っているわけですから。全くの素人のたたき上げが社長になるって、いまだに信じられない。針金のような少年が新日本のトップに立つとは、長いキャリアでも驚異の一つ」
門馬氏は、藤波が日プロの巡業に現れたその日からのことを、今も鮮やかに覚えている。
「彼が入門する少年だとは思わないじゃない?ポケットに5〜6千円を入れて出てきた列車の中に俺もいた。同じ郷里の北沢幹之を頼って、北沢がいなかったら藤波も成立しなかった。藤波は猪木ファンで、ずーっと北沢にくっついて歩いていた。大分の次の巡業先、下関の宿の『三船』で猪木と顔を合わせたんじゃないのかな。なんだろうこの少年は?という感じだった。それから巡業について。北沢が守ってくれたんだろう。東京の会社まで来てしまって、北沢に(実家に)電話してもらったらしい。『3年帰ってくるな』と。3年辛抱して、いつの間にか日本プロレスに入ったってのが本当だよ」
藤波は中学時代に陸上競技を経験したとはいえ、レスリングや相撲、柔道の経験者で大型の選手がゴロゴロしていた日プロでは「何もやってない」に等しかった。そんな藤波がスーパースターになり、業界トップである新日本の社長にまで上り詰めたのはなぜなのか。
「まず性格が良かった。曲がった気持ち、邪念がなかった。それじゃないのかな。要領は悪かった。だから長持ちしたんだろう。とにかくいいやつですよ。裏表のないやつだから。プロレス一途な気持ち、いい意味でのプロレスばかだよね。同じようなタイプでは、少し違うけど佐々木健介、小橋建太、船木誠勝」
70歳の今も現役を続けていることも「想像つかなかった」としつつ、その理由を「猪木の吸引力だと思いますね。カール・ゴッチとの出会いも強くしたポイントだろうね」とみている。
門馬氏は「俺、巡業で腕立て伏せとかバーベルをよくやっていたんだ。自分の体重より持ち上げたら力持ちだと聞いたけど、俺は90キロくらいまで挙げるんだよ、元水泳部だから。そうしたら、あいつが挙げていた130キロくらいのバーベルを、俺の胸に置いて逃げてったんだよ!安達(勝治。のちのミスター・ヒト)か誰かに助けてもらったけど」と、藤波少年とのほほ笑ましいエピソードも明かした。
藤波とも文体とも長くて濃い付き合いの門馬氏が「その試合を抜きに横浜文体は語れないんじゃないかな。この前うちに来た水道屋さんが横浜文体のことをしゃべっていて、その試合のことを言うもんね」と認める歴史的名勝負が、88年8月8日の藤波−猪木戦だ。
今回のトークショーではその一戦をはじめ、門馬氏が藤波、昨年までデイリースポーツのコラムニストとしても健筆を振るった元東京スポーツの名物プロレス記者・高木圭介氏とともに、文体と藤波を語り尽くす。
ここまでの話はほんのさわり。何が飛び出すか分からない、プロレスファン必聴のイベントと言えるだろう。(デイリースポーツ・藤澤浩之)