2024年04月28日 10:26
◆TEAM NOAH興行「LIMIT BREAK ex.」(27日、横浜ラジアントホール) プロレスリング・ノアの潮崎豪が率いる「TEAM NOAH」は20日、横浜ラジアントホールで「ザ・リーヴPresents LIMIT BREAK.1 〜Starting Over〜」を開催した。 メインイベントで世界ヘビー級王者齋藤彰俊がREAL ZERO1の永尾颯樹と対戦。試合は齋藤が15分31秒、スイクルデスで永尾を沈め初防衛に成功した。 試合後のリングで齋藤は次期挑戦者に同じ「TEAM NOAH」の潮崎豪を指名。これに潮崎も応じ、両者のタイトルマッチが確実となった。 バックステージで齋藤は「潮崎との試合は背筋が凍ってゾクゾクするような試合にする! これから暑くなるからな。ゾクゾクするような寒気を求めるならば、絶対に観に来い! 以上だ!!」と予告した。 挑む潮崎は「齋藤彰俊の闘いをみて、そして気持ちをみて、俺が挑戦させてもらうよ。齋藤彰俊に挑戦するというシチュエーション。確かに今までなかった。挑んで勝ち取ってみます!」とベルト奪取を見据えた。 ◆4・27横浜全成績 ▼メインイベント世界ヘビー級選手権 〇王者・齋藤彰俊(15分31秒、スイクルデス→片エビ固め)挑戦者・永尾颯樹● ▼6人タッグマッチ △潮崎豪、藤田和之、モハメドヨネ(20分時間切れ引き分け)石川修司、飯野雄貴、納谷幸男△ ※延長戦10分1本勝負 〇潮崎豪、藤田和之、モハメドヨネ(4分41秒、豪腕ラリアット→片エビ固め)石川修司、飯野雄貴●、納谷幸男 ▼20分1本勝負 〇遠藤哲哉(15分24秒、バーニングスタープレス→エビ固め)Hi69● ▼20分1本勝負 〇小峠篤司、ブラックめんそーれ(14分32秒、キルスイッチ→片エビ固め) 秋山準、瑠希也● ▼20分1本勝負 〇ヨシ・タツ(11分53秒、逆エビ固め)大和田侑●
2024年05月12日 06:00
女子プロレス新団体「マリーゴールド」が11日、合宿を行い女子プロレス界の逸材林下詩美(25)が相撲トーナメントを制した。
この日はジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣、ビクトリア弓月、石川奈青、青野未来、松井珠紗、翔月なつみ、後藤智香、CHIAKI、練習生の南小桃が神奈川県の海岸に集合した。
ジュリア考案の8番勝負「マリンゴールド」を終えると、ロッシー小川代表がトーナメント形式での相撲対決を提案。8種目も戦い疲労困ぱいの12人だったが、1対1でお互いの力を確かめ合った。決勝は詩美と石川が激突。石川に持ち上げられ土俵際に追いやられた詩美だったが、最後に背負い投げの要領で石川を放り投げ、勝利を勝ち取った。
詩美は「私がマリーゴールドで1(番)のパワーファイターだと思っていたのるので、こんなにたくさんの人がいる中でもこうして勝てて、それを証明できたかなと思います」と笑顔を見せた。1回戦ではCHIAKI、2回戦ではMIRAIを撃破して勝ち上がった。「CHIAKIは動きがよかったし、MIRAIの技術もすごかった。そして石川奈青の当たりの強さには驚きました」と振り返った。
旗揚げ戦(20日、東京・後楽園ホール)ではジュリアと組み、Sareee&身長180センチのドイツ人レスラー・ボジラと対戦する。「今日はボジラの肩慣らしになりましたね。もうボジラだろうが、Sareeeだろうが余裕ですよ。私の力で2人でねじ伏せます」と宣言した。旗揚げ戦に向け、準備は万端だ。
2024年05月12日 06:00
WWEで筋肉ムッキムキのスーパーチームが大活躍を続けている。
ビアンカ・ベレアとジェイド・カーギルは、4日のPLE「バックラッシュ」で、日本の誇る名コンビ「カブキ・ウォリアーズ」(アスカ&カイリ・セイン)を撃破してWWE女子タッグ王座を奪取。最高峰王座獲得3度のビアンカと、AEWから鳴り物入りで移籍してきた大物ジェイドとのスーパーコンビは、驚異の肉体と圧倒的なパワーを武器に女子戦線を席けんしつつある。
10日(日本時間11日)のスマックダウン(ペンシルベニア州ウィルクスバリ)では、ビアンカとジェイドはともに「クイーン・オブ・ザ・リング」女子トーナメント1回戦に出撃。ジェイドは日本のスターダムでも活躍したパイパー・ニブンと激突した。
パイパーのセコンド、チェルシー・グリーンの介入もあって苦戦したが、パイパーの巨体をバックドロップで投げ捨てて逆転。コーナーのパイパーにランニング式のラリーアートを打ち込み、ひたすらうるさいチェルシーはエルボーで排除した。最後はパイパーのキャノンボールをしのぎ、強烈なジャンピングキックから必殺のジェイデッド(変型フェースバスター)で叩きつけて3カウントを奪った。
引き揚げる際には、入場してきたタッグパートナーのビアンカとマッスルポーズでエールを交換した。そのビアンカはキャンディス・レラエとの試合中に左ヒザを痛めるアクシデント。キャンディスにも左ヒザを狙われたが、アルゼンチン式背骨折りの体勢からKODでマットに沈め、準々決勝進出を決めた。
両者が勝ち上がれば、準決勝でWWE女子タッグ王者同士の一戦が実現することになる。トーナメントのロウ側の山では、「ダメージCTRL」のイヨ・スカイも女王の座を狙っている。スーパーチームのどちらかが、勢いのまま決勝が行われるPLE「キング&クイーン・オブ・ザ・リング」(25日=日本時間26日、サウジアラビア・ジッダ)に駒を進めるのか、注目だ。
この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。
2024年05月12日 05:00
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」が、11日の千葉大会で開幕。Bブロック公式戦でIWGPジュニアヘビー級王者のSHO(34)が、ドリラ・モロニー(27)を下し、初優勝へ好発進した。
「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」の一員として悪の限りを尽くすSHOは、この日の大会開始前に「バレットクラブ・ウォー・ドッグス」モロニーのサイン会に登場。笑顔でサインをもらうと、クリーンファイトを誓って握手をかわした。
かくして悪党2人の公式戦は正々堂々とした戦いに…なるわけがなかった。モロニーもさすがにH.O.Tリテラシーをわきまえており、SHOはベルト殴打の奇襲を狙うも失敗。その後も大荒れ模様の展開が続く。
場外乱闘でテーブルに叩きつけられたSHOは、リングに戻ろうとした寸前で、ウォー・ドッグスの外道に背後から襲われて急所攻撃を浴びてしまう。しかし、H.O.Tからは高橋裕二郎が登場し、背後からモロニーに急所攻撃をお見舞い。セコンドによる急所攻撃の報復合戦という地獄絵図が繰り広げられた。
SHOは何とかカウント19でリングに戻ると、レフェリーの目を盗んでトーチャーツールでモロニ―を殴打。そのまま押さえ込んで3カウントを奪い、大乱戦を制した。
してやったりの王者は「おい、クリーンファイトって言ったやろうが! ふざけんなよ。オイ、仲良くできるんだろ? クリーンファイトやろうぜ、オイ!」と説得力皆無の呼びかけ。
「優勝すんのは俺なんだよ。去年の優勝者(マスター・ワト)も俺が欠場に追い込んでやってるからよ。今年は俺だよ。そいつの分も、大阪(城ホール、6月9日)で優勝決めてやらあ」
2013年大会のプリンス・デヴィット以来となる、IWGPジュニア王者としてのBOSJ制覇を予告していた。
2024年05月11日 22:30
WWEのキング・オブ・ストロングスタイル中邑真輔(44)が、スマックダウン制圧を予告した。
2024年05月11日 21:30
WWEの新エースで統一WWE王者のアメリカン・ナイトメアコーディ・ローデス(38)が、次回PLE「キング&クイーン・オブ・ザ・リング」(25日=日本時間26日、サウジアラビア・ジッダ)で、「グランドスラム」達成に挑戦することになった。
4月の祭典「レッスルマニア40」で難攻不落のローマン・レインズを破り王座奪取。CCO(最高コンテンツ責任者)のトリプルHから「新時代」のエースに指名された。4日のPLE「バックラッシュ」(フランス・リヨン)ではAJスタイルズとの白熱の名勝負を制し、見事に王座防衛に成功していた。
10日(日本時間11日)のスマックダウン(ペンシルベニア州ウィルクスバリ)では、オープニングでニック・オールディスGMが、コーディをリングに呼び込んだ。コーディは入場テーマ曲「Kingdom」に乗って、スーツ姿でさっとうと登場。オールディスGMは「君は戦う王者だ」と言い、次回PLE・サウジ決戦の挑戦者を発表するという。
そこに現れたのが、チャンネル登録者数2350万人の米超人気ユーチューバーで、2年前からプロレスラーとして活動するローガン・ポール(29)だ。2021年6月には、ボクシングの元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーとエキシビションマッチを戦ったことでも知られる。
現US王者の入場テーマが流れると、コーディは思わず苦笑い。観衆から「ローガン、最低!」のチャントを浴びたUS王者は、全くひるまない。自身の飲料ブランド「PRIME」をアピールしながらグダグダとコーディを挑発。「俺はサウジアラビアでお前をKOして、統一WWE王者になるぜ」と言ってのけた。コーディも「もし俺がそのUS王座を獲得すれば、WWEのグランドスラムチャンピオンになれるよな」と、ローガンのUS王座もかけてのダブルタイトル戦をぶち上げた。
これにより、コーディvsローガンのサウジ決戦は、統一WWE&USのダブル王座戦が浮上。コーディはこれまで最高峰王座(統一WWE王座)、インターコンチネンタル王座、世界タッグ王座を獲得してきた。これにUS王座が加われば、WWEの「グランドスラム」と達成となる。新エースが驚異の空中殺法を誇る人気ユーチューバーを下し、新たな歴史をつくれるか。
この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。
2024年05月11日 20:30
女子プロレス新団体「マリーゴールド」が11日、神奈川県の海岸で特訓を敢行した。
参加者はジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣、ビクトリア弓月、石川奈青、青野未来、松井珠紗、翔月なつみ、後藤智香、CHIAKI、練習生の南小桃。「マリーゴールド旗揚げに向けて海練習するぞ!」というジュリアの掛け声で幕を開けると、全員でまずは準備体操としてスクワットとランニングをスタートさせた。
さらにテンションの上がった選手たちは組体操で記念撮影。一通り身体をほぐすとジュリアが指揮を執り、夜中の3時過ぎまで考えたという旗揚げ戦(20日、東京・後楽園ホール)に向けた8番勝負を敢行することに。1組4人の3チームに分かれ、ビーチフラッグや鬼ごっこ、相撲などで競い合った。3キロのボールをジャーマンスープレックスの形で投げる種目や、レスリングを模したゲームで互いの力を確かめた。
途中には「ロッシータイム」と銘打たれたアピールタイムが設けられ、30秒間全員がロッシー小川代表に特技を披露した。後藤はあいみょんの名曲「マリーゴールド」を熱唱。大会ポスターで右端に追いやられたことに悔しさを漏らしていた石川は、青野の顔面の上に自身の写真を添付した自作Tシャツを見せて猛アピール。その姿に激怒した青野と大乱闘となった。
魅惑の「ロッシータイム」を制したのは、海にダイブしてアピールしたCHIAKIだった。最終的にMIRAI、後藤、翔月、石川のCチームが優勝。最下位だったジュリア&桜井&弓月&CHIAKIが、アルゼンチンバックブリーカーの状態でスクワット100回を罰ゲームとして強いられ、疲労困ぱいで特訓を終えた。
海岸特訓を終え小川代表は「旗揚げの前に士気を高めるためにも結束を高めるためにも有意義な時間でした」と語り「道場では一緒になるけど、こういう時間を共有することは少ないと思うので。私も青野が意外と足が速かったり、知らなかった面を知ることができました。詩美の相撲の強さは健在だったしね」と笑った。
「昭和を終わらせない」と豪語する小川代表は「昭和的な合宿が今はない。昭和の良いものは取り入れていかないといけないからね。また開催したいですね」と定期開催に意欲を見せた。
2024年05月11日 20:20
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」が11日の千葉大会で開幕。Aブロック公式戦で藤田晃生(21)が金丸義信(47)を撃破し、初白星を飾った。
出場選手中最年少の藤田と最年長の金丸による公式戦。開始前にいきなり奇襲を受けると、その後は足4の字固めをはじめとした右膝一点集中攻撃に苦しめられた。
ウイスキーミストをミサイルキックで防いだ藤田は、足4の字固めも逃れるとジャーマンスープレックスを狙う。レフェリーをつかんで阻止した金丸に右膝を蹴られてしまうが、走りこんできたところを切り返してジャーマンを発射。最後は必殺のAbandon Hopeで3カウントを奪ってみせた。
BOSJの史上最年少優勝記録は2016年大会のウィル・オスプレイの23歳となっている。記録更新の可能性を秘める若き新星は「簡単に勝てるなんて思ってねえよ。俺の想像をはるかに超えていた。でもな、どんなに体が痛んでも、どんなにダメージがあっても、俺は目指すところは変わんねえぞ。優勝だ!」と力強く宣言した。
リーグ戦にあわせてコスチュームと入場曲も新調。「変えたから強くなる、そんなことはこれっぽっちも思ってねえ。でもな、1つは俺の覚悟の表れだ」と今大会へかける意気込みを明かしていた。
2024年05月11日 20:01
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」が11日の千葉大会で開幕。
2024年05月11日 19:46
「ボクシング・10回戦」(11日、仁川)
元世界2階級制覇王者の京口紘人(30)=ワタナベ=はIBF世界フライ級10位のビンス・パラス(フィリピン)と対戦し、判定0−3で敗れた。3階級制覇に向けた世界前哨戦で痛恨の敗戦。通算成績は18勝(12KO)2敗となった。
試合は手数ではパラスだったが、京口の方が多くの有効打を当てたようにみえ、優勢かと思われた。しかし、ジャッジは前に出続けたパラスを支持。判定の瞬間、驚いた表情をみせた京口は、試合後、自身のXを更新。「結果は判定で負けました は?ふざけんな」と、不満を示した。
SNSでも「判定逆だよね」、「あり得ない誤審」、「俺、フルマークで京口だったんだけど…」、「過去最悪の判定みたわ。マジで最悪」と、騒然となっていた。
2024年05月11日 19:45
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」が11日の千葉大会で開幕。Bブロック公式戦で高橋ヒロム(34)がKUSHIDA(40)に敗れ、まさかの黒星発進となった。
過去8度の出場で3連覇(2020〜22年)を含む4度の優勝を誇るヒロムだが、今年は暗雲が垂れこめている。1月4日東京ドーム大会でエル・デスペラードに敗れてIWGPジュニアヘビー級王座を失うと、シングル戦でいまだに勝利がない絶不調のままBOSJを迎えた。
復活を期すヒロムはKUSHIDAの腕攻めに苦しみながらも、ヒロムちゃんボンバーからTIME BOMB ・で攻勢に出る。しかし、TIME BOMB の体勢に入ったところでアームロックを決められると、そのままホバーボードロックに移行された。
バック・トゥ・ザ・フューチャーこそ逃れて首固めで押さえ込んだが、再度ホバーボードロックに切り返されてしまう。そのまま手首も極められ無念のギブアップ負けを喫してしまった。
ベテランの執念に屈したヒロムは「自分を…自分を信じた結果がこれだ! 思い出すな、思い出したくないことを! 俺の食らった技の中で、人生で一番痛かったのが2018年に大阪城で食らったホバーボード(ロック)だ。痛え、悔しいな! 悔しいけど、次につなぐためのギブアップだと、俺の中でそう思っている。クソーッやっちまった! チクショー!」と悔しさをあらわに。
スランプの出口が見えないタイムボムの導火線に火がつくのは、いつになるのか――。
2024年05月11日 19:19
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」が11日の千葉大会で開幕。Aブロック公式戦でノアのGHCナショナル王者HAYATA(36)がBUSHI(41)を撃破し、白星発進を飾った。
現役王者としてBOSJに初出場となったHAYATAは、今大会エントリー選手の中で最多の12回目の出場を誇るBUSHIと初戦で激突した。変型の足関節技ファブルに長時間捕らえられるなど、左膝にダメージを負ってしまう。
それでもニークラッシャーを回避すると、トルネードDDTで反撃開始。BUSHIロールも切り抜け、DDTをさく裂させる。最後は403インパクトで3カウントを奪ってみせた。
ノア勢初のBOSJへ好発進のHAYATAは「何もない。当然の結果や」と静かに勝ち誇った。無差別級のベルトを保持するノアジュニアの中心人物が、リーグ戦の台風の目となりそうだ。
2024年05月11日 15:21
◆「ボーイズビーアンビシャス」イベント(11日、午Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsuフロンパーク)
「邪道」大仁田厚がサッカーJ1の川崎―札幌戦試合前のとどろきスタジアムで電流爆破マッチを敢行した。
2024年05月11日 14:58
◆「ボーイズビーアンビシャス」イベント(11日、午Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsuフロンパーク)
「邪道」大仁田厚がサッカーJ1の川崎―札幌戦試合前のとどろきスタジアムで電流爆破マッチを敢行した。
プロレス界で「晴れ男」として知られる大仁田。FMWを一気に人気団体に押し上げた1990年8月4日の伝説の汐留レールウェイでの電流爆破マッチ始め屋外開催の試合の天候には恵まれてきたが、22年に予定されていた川崎主催の「ボーイズビーアンビシャス」は電流爆破マッチを予定していたものの台風のため、やむなく中止となった。
今回、2年前の無念を晴らすべくサッカーの聖地に乗り込んだ「邪道」。その願い通り、この日は朝から快晴。多くのサッカーファンが詰めかける中、川崎のライトブルーのユニホームを着ると、ファンを集めての「男気ジャンケン大会」からフル回転した。
「台風、大雨とずっと天候に泣かされてきた『ボーイズビーアンビシャス』だけど、やっと晴れて良かったよ。俺のことを『昔から見てました』って言ってくれるサッカーファンもいたし、存分にプロレスの魅力を見せつけてやるよ」と気合を入れて臨んだ“メインイベント”の電流爆破バットデスマッチでは、FMW時代の盟友・雷神矢口、リッキー・フジと組んでミスター・ポーゴ、櫻井匠、怨霊組と激突。
「オオニター!」と、自身の名前がコールされた途端、ポーゴに大型ドラム缶で殴りかかると、場外乱闘に。プロレス慣れしていないサッカーファンが逃げ惑う中、殴り合いの大暴れ。リングに戻ると、電流爆破バットで昨年、大動脈瘤手術を受けた腹部に強烈な殴打を受け、悶絶する場面もあったが、怨霊の顔面に毒霧を噴射。戦線離脱させると、最後は矢口と櫻井の前後からの電流爆破サンドイッチ殴打をさく裂させ、KO。すかさずフォールし、3カウントを奪った。
フロンターレのユニホームを着た川崎ファンが取り囲んだリングの真ん中に立ったところで、他団体・GLEATの河上隆一がリングへ。同団体のカズ・ハヤシの引退マッチでの電流爆破マッチ参戦が決まっている大仁田をにらむと「カズ・ハヤシの引退試合、この俺をタッグパートナーにどうですか? 俺は電流爆破で俺自身を燃やし尽くしたいんです!」と猛アピール。
この言葉を受けた大仁田は河上をがっちり抱き寄せると「やってやるよ! だけど、俺と組むということはクビ覚悟でやるということだぞ!」とタッグを組むことを受諾。大仁田、河上が組んでのGLEATリングでのカズ、CIMA、田中稔組との激突が濃厚となった。
河上と肩を組むと、リングを囲んだサッカーファンにペットボトルの水をかけまくる“聖水の儀式”を敢行した大仁田。
再びマイクを持つと、「苦しいこと、楽しいこと、たくさんあるけど、人生は乗り越えていかなきゃいけない。胸いっぱい生きようぜ!」と絶叫。「1、2、3、ファイヤー!」の決めゼリフで締めくくったが、多くのサッカーファンが「1、2、3、ダーッ!」とアントニオ猪木さんの決めゼリフを口に。「邪道」は「誰だ? ダーッって言ったのは。ファイヤーだよ!」と、笑顔満開でツッコんでいた。(中村 健吾)
◆全成績
▽第1試合・スリーウェイマッチ20分1本勝負
〇ミス・モンゴル(8分52秒 Wフォール)あきば栞、パンディータ
▽第2試合電流爆破バットデスマッチ6人タッグ時間無制限1本勝負
〇大仁田厚、雷神矢口、リッキー・フジ(11分53秒 サンドイッチ電流爆破バット殴打→体固め)ミスター・ポーゴ、怨霊、櫻井匠●
2024年05月11日 14:32
新日本プロレス11日(日本時間12日)の米国・カリフォルニア大会でNEVER無差別級王者の鷹木信悟(41)と挑戦者の上村優也(29)が熱い火花を散らした。
両者は10日(日本時間11日)の前日公開調印式に出席。KOPWを保持したままNEVER王座に挑戦する上村は「明日は新日本プロレスの大会なのに、3つのタイトルマッチでAEWの選手が絡んでいます。それに対してこのNEVERのタイトルマッチは僕と鷹木選手。新日本プロレス同士なので、新日本プロレスの強い試合を見せることができると思います」と豪語。
同大会で行われるIWGP世界ヘビー級王座戦(ジョン・モクスリーVS海野翔太)、STRONG無差別級王座戦(エディ・キングストンVSゲイブ・キッド)、NJPW WORLD認定TV王座戦(ジェフ・コブVSランス・アーチャー)の3試合に対抗心を燃やしつつ「強い鷹木選手に勝って、KOPWとNEVER、2つを持ったまま僕が新日本プロレスを盛り上げたいと思います」と言い切った。
迎え撃つ鷹木も「新日本の米国大会の中で唯一の日本人同士の対決で、NEVERのタイトルがかかっているということでかなり気合入ってます。AEWの選手が何人いようが、俺には俺のスタイルがあるので。関係なく、鷹木信悟のスタイルを貫きます」と大和魂全開だ。「彼はいいことを言っていた。強い新日本プロレスを体現するんだと。強い新日本を取り戻すために強い鷹木信悟から勝ちたいと。でも残念ながら明日は、強い鷹木信悟だけを見ることになるでしょう」と必勝宣言を繰り出した。
タイトル保持者同士の激突だが、かかっているのはNEVERのベルトのみ。それでも鷹木は「俺の方がリスクが高いけど、高いリスクを背負っている時の鷹木信悟はかなり強いのでその強さを明日のリングで表現しよう」と絶大な自信をのぞかせていた。
2024年05月11日 14:27
新日本プロレス11日(日本時間12日)の米国・カリフォルニア大会でIWGPヘビー級王者ジョン・モクスリー(38=AEW)に挑戦する海野翔太(27)が前日会見で熱い思いを激白した。
海野は4月の米シカゴ大会でIWGP世界王者となったモクスリーから指名を受け、王者の3度目の防衛戦でついにIWGP初挑戦を迎える。2019年6月の大阪城ホール大会で敗れて以降、師弟関係にあるモクスリーとの大一番が、米国の地で実現する。
この日の調印式に出席した海野はこれまでのレスラー人生を回想。「5年前、大阪城ホールでジョン・モクスリーと出会い、僕はシューターとして生まれました。それまではただのグリーンボーイ。2016年に入門して、厳しい環境の中で1年間練習を積んで、2017年にようやくデビューできました。スクワット1万回、想像つきますか? 新日本はクレイジーシステムだと私は思います。それでも最後の1回をやり終えるまで、必死に、全レスラーが諦めずにやってきました」とヤングライオン時代を振り返った。
レスラーとして師事してきたモクスリーを超えることこそが最大の恩返しだ。「みんなが思うシューターとは何か、僕自身もこの5年間ずっと探してきた。海野翔太とは何なのか、何のレスラーなのか、何のためにここに立っているのか、ずっと考えてきた。その答え合わせを明日したいと思う」と言い切った。「IWGPという名前を腰に巻くためだけに、スクワットをして、厳しい環境をくぐり抜けてきて、コロナもありながら海外遠征を終えて、やっとチャンピオンに認められて、チャンピオンから指名されてやっとこの場に立ちました。5年前に大阪城ホールの第1試合で4分でモクスリーに負けた海野翔太が、米国という最高の舞台でIWGP世界ヘビー級王座という最高のベルトをかけて、メインベントで試合をする。必ず勝って、新しい時代を作り上げていく」と宣言。最後は「クリエイト・ア・パラダイムシフト」と、自身の決めゼリフで締めくくり、IWGP初挑戦初戴冠へ闘志を燃やしていた。