2023年03月26日 18:02
圧巻の勝負強さだ。 FC町田ゼルビアは3月26日、J2第6節で、いわきFCと敵地で対戦。スコアレスで迎えた87分、途中出場の黒川淳史が均衡を破る。この1点を守り抜き、1−0で競り勝った。 【動画】土壇場で大仕事! 途中出場のゼルビア黒川が値千金の決勝弾! いわき戦後のフラッシュインタビューに応じた町田の黒田剛監督は、「最後の最後で交代した選手が取ってくれたのはすごく大きい。誰が出ても、これだけのパフォーマンス、これだけの頑張りのなかで、チームが一つになれるんだということを改めて認識できた」と試合を振り返る。 町田はこれで5連勝を達成。開幕戦こそ引き分けたが、その後は怒涛の快進撃で首位を快走している。 「楽な試合など一つもないんですけど、しっかりと積み上げてきたベースを、選手たちが信じて、それを90分間、しっかりとブレずにやり続けるということを、やったまでの結果だと思います。今後もブレずに、こういったサッカー、粘り強いサッカーを、これが町田のサッカーだということで、またその次の節も頑張っていきたい」 就任1年目で着実に成果を出している指揮官は、「まだまだ先は長い。ブレることなく、またはおごることなく、一戦必勝で頑張っていきたい」と意気込んだ。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月29日 10:05
[J1第10節]広島 2−2 川崎/4月28日/エディオンピースウイング広島
その姿からは熱を感じる。
その姿を見ると心を揺さぶられる。
油断すると熱いものが込み上げてきそうになってしまう。
そんな選手は今のJリーグを探してもなかなかいない。
10節の広島戦で、J1通算140得点目を奪い、雄叫びを上げたのは、川崎の頼れるストライカー小林悠である。憧れの“カズさん”こと三浦知良の記録を抜くメモリアルな一発になった。
36歳で迎えた今季、ギラツキに衰えはなかった。チームが下位に低迷するなか、自身もこれが今季初得点と、なかなか結果を残すことができなかったが、広島戦の前には鬼木達監督から、この試合をキッカケに這い上がっていこうと、熱いスピーチがあったという。
これを粋に感じるのが小林という男である。
「オニさんがミーティングですごく熱いことを言ってくれていて、ここで一番長くやっている自分が奮起しないと、誰がやるんだという気持ちで入りましたし、信頼して長い時間を使ってもらって、信頼に応えたいという想いがありました」
【動画】小林のJ1通算140得点のゴールシーン
0−1で迎えた後半開始からピッチに送られる。勝てない時期が続き、自信を失いかけている選手もいたのだろう。
「背中を叩いて、ケツを叩いて、絶対に勝って帰るぞと伝えた」
仲間たちを鼓舞する姿がそこにあった。
そして迎えた65分。左からのCKがゴール前にこぼれると、いち早く反応したのが小林であった。綺麗に崩した形ではない。どちらかと言えば泥臭いゴールである。それでも決めてしまうのが彼なのである。
「自分としては気持ちの選手だなと再確認しました。試合への持っていきかたは改めて大事だなと。
こぼれてくるのは気持ちが強いからだと思うので、どっかにこぼれてくる準備だったり、そういうものが、これだけゴールを決めてきたことにつながっているはずです」
ゴール直後には「ここからだぞ!!」と言わんばかりに、再びチームを叱咤激励する。しかし、直後の74分、足を痛めてプレー続行が難しくなった。
悔しさからピッチを見つめ続け、顔を上げることはできなかった。
試合は、その小林と交代で入ったFW山田新が勝ち越し弾を奪うも、同点に追い付かれて2−2のドローで終えた。
小林は試合後、勝てなかったことを何より悔やんだ。それでも前向いて語る。
「この順位(16位)にいても優勝を目指していると監督がまっすぐに言ってくれますし、それを選手が信じないでどうするんだと。特に自分は一番長いので、オニさんに付いていくという姿をもっと背中とかで見せないといけないと思っています。
やっぱりそういう選手がピッチに何人かいるかが、勝つ確率を上げると思うので、監督だけでなく選手がみんな強い気持ちを持ってやっていければ上がっていけるはずですし、だからこそ勝ちたかったです」
その姿から周囲は熱を、勇気をもらうのだろう。そして改めて無骨にゴールを狙い続け、チームのために戦い続ける様は感動を呼ぶ。彼のプレーを見続けたい。そう願う人は多いに違いない。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
2024年04月29日 09:27
アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋に高評価が与えられている。
プレミアリーグ第35節が28日に行われ、アーセナルはトッテナムと対戦。15分にCKの流れからオウンゴールで先制すると、27分にはブカヨ・サカが追加点をマーク。さらに、38分には再びCKからカイ・ハフェルツが頭で合わせ、3点差で前半を折り返した。後半にはGKダビド・ラヤのミスから失点したほか、PKからも得点を許したものの、リードを守り切り、3−2で勝利を収めた。
注目の“ノース・ロンドン・ダービー”に左サイドバックで先発出場した冨安はフル出場で勝利に貢献した。試合後、選手採点を発表したイギリス紙『イブニング・スタンダード』は冨安に「7」点をつけた。
寸評では「チェルシー戦での勝利後もその位置を維持し、アーセナルで最高の左サイドバックであると感じさせた。後半開始早々のFKからの好機は逃してしまった」と賛辞が送られている。
また、イギリスメディア『フットボール・ロンドン』では「6」点がつけられ、「序盤のやり取りではボールの扱いが少し雑だったが、試合が進むにつれて大きく改善した。一対一のデュエルでは非常に堅実だったが、ボールを扱うのは常にベストというわけではなかった」と評価されている。
【動画】トッテナム戦にフル出場した冨安健洋のプレー集
2024年04月29日 09:18
23-24フランス・リーグ1は28日、第31節の試合が行われ、2位ASモナコ(AS Monaco)が2-3でオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)に敗れたため、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)の優勝が決まった。
PSGは前日に下位ルアーブルAC(Le Havre AC)と3-3で引き分け、自力で優勝を決めるチャンスを逃していたが、モナコの敗戦で両チームの勝ち点差は残り3節では逆転不可能な12ポイントとなり、PSGの最多記録を更新する12回目のリーグ制覇が確定した。
リーグタイトルはここ12シーズンで10回目。2011年にカタールのオーナーに買収されて以来、クラブは完全に生まれ変わり、フランスサッカー全体の顔になっている。すでにスーパーカップ(Trophee des Champions 2023)を制している今季は国内タイトル総なめの可能性も残しており、5月25日にはフランス杯(French Cup 2023-24)決勝でリヨンと対戦する。
欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)でもボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)との準決勝に勝ち残っており、6月1日の決勝進出を目指している。5月1日にはドルトムントとの第1戦が行われる。
モナコは試合開始直後にウィサム・ベン・イェデル(Wissam Ben Yedder)が先制点を決めたが、アレクサンドレ・ラカゼット(Alexandre Lacazette)とサイード・ベンラーマ(Mohamed Said Benrahma)のゴールで逆転されて前半を終えると、後半にベン・イェデルの2点目で追いついたが、終盤に相手のマリック・フォファナ(Malick Fofana)に決勝点を許した。
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2024年04月29日 09:10
アビスパ福岡は4月28日、J1第10節で東京ヴェルディと敵地で対戦。
2024年04月29日 09:05
現地4月28日に開催されたリーグ・アンの第31節で、伊東純也と中村敬斗が所属するスタッド・ドゥ・ランスが敵地でクレルモンと対戦。1−4で大敗を喫した。
この一戦で、一時は同点となるゴールを決めたのが、左サイドハーフで先発した中村だ。
0−1で迎えた33分、右サイドからのクロスにヘッドで競り、さらに味方と敵DFが交錯してこぼれてきたボールを右足のダイレクトボレー。鮮やかにゴールに叩き込んでみせた。
【動画】中村敬斗の鮮烈ダイレクトボレー弾!
この見事な一撃にファンからは次のような声が上がった。
「うますぎ!」
「まじで芸術!すごい!」
「本当シュート技術高いよね!」
「中村敬斗の精度は半端ない」
「驚異的なテクニック」
「シュート力に精度中村さんボレー凄すぎ」
「このフィニッシュ能力は今までずっと日本にいなかったタイプ 本当に貴重」
「相変わらず決定力えげつないなあ」
23歳の日本代表アタッカーは、同僚の伊東を上回る今シーズン4点目となった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月29日 08:39
[J1第10節]柏 1−1 鳥栖/4月28日/三共フロンテア柏スタジアム
4月28日に開催されたJ1第10節で、柏は鳥栖とホームで対戦。14分に先制を許す展開も、40分に島村拓弥のJ1初ゴールで追いつく。後半は逆転を狙ったが得点は生まれず、試合は1−1の引き分けに終わった。
柏は序盤から右サイドの島村にボールを集めた。25歳のドリブラーは外に張って受けたり、時には相手のギャップに顔を出してパスを引き出した。マイボールにすれば果敢に仕掛け、相手のCBを釣りだしたところでスルーパスを供給する。
幾度となく決定機を作り、ゴールへの期待が高まってきたなかで迎えた40分に、マテウス・サヴィオのクロスから島村が仕留めた。
自身の得点について、島村は「サヴィオがうまく抜け出して、最初はファーに行こうと思った。でも自分はヘディングに特長がないので、マイナスのほうが良いと思ってあそこにポジション取りをした。うまくボールが来て、一本目のシュートは止められたけど自分の前にこぼれてきたので、あとは押し込むだけだった」と振り返る。
【動画】マテウス・サヴィオのクロスから島村拓弥がJ1初ゴール!
島村は、24日に行なわれたルヴァンカップの群馬戦で2アシストを記録。その試合でも右サイドで相手の脅威となっていた。
「途中から入ってもスタートから出ても、フィーリングが良い試合っていうのは多かった。でも今日は、アップの時にボールを触った感じとかは全然ダメで。最初はやばいかなと思っていたけど、いざ試合が始まったら良いプレーができてたので、結果としては良かった」と島村はホッとした表情を見せた。
「今、リーグ戦で追加点を取れていないっていう現状があるけど、チャンスは確実に作れている。なので、あまりマイナスに考えずに、もっとチャンスを増やせば、おのずとゴールも増えると思うので、そこを意識してやっていきたい」
柏は今季ここまで、リーグ戦で複数得点を取った試合がないが、島村がいる右サイドはストロングポイントとなっている。次節は、J1初挑戦で上位に位置するFC町田ゼルビアと5月3日に対戦。リーグ屈指の強度を誇る相手に、島村はどう立ち向かうか、注目だ。
取材・文●平龍生(サッカーダイジェスト編集部)
2024年04月29日 08:03
元日本代表DFの安田理大氏が、DAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』で、現役時代の特別ボーナスについて明かした。
番組内で「変わった契約」の話から、ダービー戦など重要な試合での“臨時勝利給”の話題に。すると安田氏は、サガン鳥栖時代のエピソードを明かした。
「鳥栖の時、(スポンサー企業だった)DHCの吉田会長が来て、フロント、スタッフも、メンバー外の選手も全員に現金20万(円)とか」
【画像】小野伸二、セルジオ越後、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「 J歴代ベスト11」を一挙公開!
安田氏が「20万もらうでしょ、封筒で。『これ奥さんに言う?』みたいな」と当時を回想すると、内田氏は爆笑していた。
なかなか表沙汰にはならない裏話と言えそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月29日 08:00
U-23日本代表は現地4月28日、カタール・ドーハで開催されているU-23アジアカップの準決勝・U-23イラク代表戦の前日練習を実施した。
2024年04月29日 07:51
レアル・ソシエダは26日に行われたレアル・マドリー戦に0-1で敗れた。
久保建英は古巣対決でゴールネットを揺らすも、その前にレアルMFオーレリアン・チュアメニへのファウルがあったとして得点は取り消されている。
試合後、久保が「ボールを失った選手(チュアメニ)は倒れ込んだ。チャンピオンズリーグでどうなるかはわからないが、笛は吹かれないと思う」などと発言したことは大きな話題になった。
そうしたなか、スペインサッカー連盟は、久保の得点が取り消された場面での主審とVAR担当審判との会話音声を公開。🗣️ AUDIO REVISIÓN VAR
🗓️ Jornada 33 | Primera División
⚽️ @RealSociedad 🆚 @realmadrid | 33'#ArbitrajeRFEF | @CTARFEF pic.twitter.com/VhjcnZPZex
— RFEF (@rfef) April 27, 2024
チュアメニに対するアンデル・バレネチェアのファウルがあったとして、久保の得点は取り消しに。
『Mundo Deportivo』によれば、久保のシュートが入った直後にレアル選手たちは主審を取り囲んで抗議していたが、VAR審判はその時点でこう呼びかけていたそう。
「APP(その前のプレー)におけるファウルで得点を無効にする可能性を評価するためにOFR(ピッチ脇のモニターでの確認)を勧める」
「(主審がモニターへ確認しに行った際に)すぐスクリーン上にとてもいいカメラ(アングル?)が目に入るはずだ。バレネチェアがボールに触れておらず、チュアメニの足に触れているのが見えるだろう」
その後、主審は「重要なのはそこだ。もし、ボールに触れていなければファウルとなり、何もなしになる」と話していたという。
最強レアル・マドリーからゴールを奪った伝説の日本人7名
ただ、同紙では「主審は、ボールに触れていなくてもファウルではなく得点は取り消されないという可能性を見落としている」とも指摘している。
2024年04月29日 07:20
ラツィオで再び先発起用されるようになった鎌田大地。
マウリツィオ・サッリ前監督はスペイン人MFルイス・アルベルトとの併用をタブー視していたが、イゴール・トゥドール新監督は鎌田と彼を同時起用している。
トゥドール監督は27日のヴェローナ戦でも2人を先発起用しており、1-0で勝利した試合後にはこう述べていた。
「彼(鎌田)とルイス・アルベルトには親和性がある。彼はサッリのサッカーにはあまり向いておらず、このタイプのサッカーに向いている選手。
私は彼が好きだ。彼には10(番?)のメンタリティがある。前線でもディフェンスの前でもプレーできる。彼は頭のなかにコンピューターがあるが、全ての選手がそうなって欲しいね。チームに大地が10人いればと思うが、どんな監督も彼を気に入るだろう」
サッリよりも自分のチームに合っているとしつつ、鎌田を誉めちぎっている。
海外スターたちが認めた最強日本人MF5人とその証言
また、ルイス・アルベルトは2列目、鎌田は3列目に配置されているが、2人は流動的なポジション交換ができているとも話していた。
2024年04月29日 07:00
カタール・ドーハで開催されているU-23アジアカップに参戦中のU-23日本代表は現地4月28日、準決勝・U-23イラク代表戦の前日練習を実施。このトレーニング前、山本理仁が取材に応じた。
山本はこの前の日のトレーニングで、唯一、ホテルでコンディション調整となっていたが、前日練習で復帰。自身のコンディションについては、「中2日で試合をやっていたので、全員疲労はきています。僕もそうですけど、ただここ中3日だったので、昨日よりは回復しましたし、良い状態です」と明かした。
また対戦相手のイラクとは、今大会開幕前に練習試合で対戦(非公開)。そのうえでの印象をこう語った。
【PHOTO】松木玖生や川粼颯太らが絶妙ポージング!アジアカップを戦うU-23日本代表全選手&監督のポートレートを一挙紹介!
「チームでの分析でもありましたけど、前線の選手のスピードであったり、カウンター、ヘディングの強さというのは、注意しなければいけない点だと思います。練習試合でやりましたけど、こういう大会になると、また目つきも変わって、全然違うチームになってくると思うので、油断せずに良い入りをしたいと思います」
山本は「前の試合よりかは正直言うと、重圧は少ないです。ただ、何も勝ち得てないんで、ここで勝たなきゃいけないですし、一発でしっかり勝ち切って、オリンピックへの切符を掴みたいと思います」と意気込んだ。
イラクとの準決勝は日本時間29日の26時30分キックオフ予定。勝利すれば3位以上が確定し、パリ五輪の出場権を獲得できる重要な一戦だ。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月29日 06:55
モナコは28日に行われたリーグアン第31節リヨン戦に2-3で敗れた。
2024年04月29日 06:43
鎌田大地が所属するラツィオは4月28日に開催されたセリエAの第34節で、ヴェローナと対戦。1−0で勝利を飾っている。
3−4−2−1のダブルボランチの一角で先発した鎌田は、攻守に躍動。驚異的な運動量で何度も前線へ走り込んで、攻撃に参加する。
66分にボール奪取からの絶妙のパスでビッグチャンスを創出すれば、72分にもマッティア・ザッカーニが決めた決勝ゴールの起点となった。
【動画】鎌田が絶妙クロスでビッグチャンスを創出
その鎌田を、この試合の「MVP」と称賛したのが、ラツィオのレジェンドであるマルコ・パローロだ。ラツィオの専門メディア『CITTACELESTE』によれば、前指揮官マウリツィオ・サッリに冷遇されていた日本人MFを主軸に抜擢したイゴール・トゥドール監督の手腕を称えつつ、こう発言している。
「まるでトゥドールが困難な状況を打破したかのような熱狂が周囲に広がっている。実際、あまり成績の良くなかった選手たちを信頼し、カマダは素晴らしい試合をし、間違いなく他の選手たちにもエネルギーを与えた。体力的には問題なく、ラツィオは最後まで試合を続ける」
39歳の元イタリア代表MFは、「今日は当然の勝利だったが、もっと大勝になった可能性もある。MVP? カマダを挙げたい。私の観点からすると、トゥドールはサッリよりも現代的だ」と続けている。
政権交代で、鎌田の立場と評価は激変している。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月29日 06:30
デンマークのブレンビーで覚醒している鈴木唯人。
22歳のアタッカーは28日のノアシェラン戦でもゴールを決めた。前半45分、ドリブルでボックス内に侵入するとファーへのシュートを冷静に沈めてみせた(試合は1-1のドローで終了)。
『Bold』によれば、鈴木は国外クラブから注目を集めており、トップクラブのスカウトたちがスタンドに集結していたとか。
視察に来ていたのは、マンチェスター・シティ、リヴァプール、トッテナム、レアル・ソシエダ、シュトゥットガルト、ウニオン・ベルリン、ヴォルフスブルク、ホッフェンハイム、アヤックス、ナント、パルマ、ヘンクの12クラブ。
U-23日本代表、U23アジアカップに招集できなかった逸材12名
ブレンビーのフットボールディレクターは「その情報をどこから仕入れたのかは分からないが、ブレンビーを訪れるクラブのことは目にしているし、いくつかのクラブは見覚えもある。それは別にして、鈴木はひらめきを持ったスキルフルな選手だ。我々は彼を保持したいが、サッカー界に絶対はない。もちろん、目標は移籍する前に少し長くいてもらうこと。彼には来季もプレーして欲しい」と話していたそう。
2024年04月29日 06:29
プリメイラ・リーガ第31節が28日に行われ、ポルトとスポルティングが対戦した。
ポルトガル屈指の名門クラブによる今シーズン2度目の直接対決。首位を快走するスポルティングは2−3で敗れた昨年12月のヴィトーリア戦以降リーグ戦で無敗を維持しており、直近では7連勝中と波に乗っている。一方の3位ポルトは直近5試合で2勝1分2敗とやや安定感を欠いており、現在は1試合消化の多い4位ブラガと全くの同勝ち点。トップ3の座を守るためにも勝利が欲しいところだ。スポルティングの日本代表MF守田英正はベンチスタートとなっている。
開始早々の7分に試合に均衡が破れる。スポルティングのバックパスに対してプレスを敢行し、GKフランコ・イスラエルのキックミスを誘うと、ルーズボールを拾ったフランシスコ・コンセイソンからぺぺーへ繋ぐ。ボックス内へスルーパスが送られると、これに抜け出したエヴァニウソンがネットを揺らし、ポルトが先制に成功した。
序盤でビハインドを負ったスポルティングはペドロ・ゴンサウヴェスやフランシスコ・トリンコンが積極的にボールに絡むも、なかなか決定機を作り出すことができない。対するポルトは33分、独力でボックス内へ持ち運んだエヴァニウソンが左足を振り抜いたが、強烈なシュートは枠の左へ。41分にはスポルティングのハイプレスを掻い潜り、マルティン・フェルナンデスが右サイドをドリブルで敵陣ボックス前まで侵入。中央へ横パスを送ると、抜群のファーストタッチでDFを交わしたぺぺーが右足でネットを揺らし、リードを2点に広げた。
流れを変えたいスポルティングは後半開始と同時にヴィクトル・ギェケレシュ、50分にエドゥアルド・クアレスマを投入。しかし、ボールは保持できるものの、人数をかけた攻撃を繰り出すことができず。ギェケレシュも積極的に左右のスペースへ流れて起点を作るが、決定機には繋げられない。61分にはヌーノ・サントスと守田もピッチへ送り込まれる。
65分、右CKを獲得したスポルティングはN・サントスのインスイングのボールに森田が頭で合わせたが、ヘディングシュートは相手選手がブロック。70分にはP・ゴンサウヴェスがボックス手前中央から強烈なミドルシュートを放ったが、GKディオゴ・コスタに難なくキャッチされた。ポルトは攻撃の機会こそ減ったものの、統率された守備で相手チームの攻撃を跳ね返し続ける。
スポルティングは87分、ロングフィードに抜け出したN・サントスのクロスにギェケレシュが頭で合わせて1点差に詰め寄る。さらにポルトのキックオフに対してプレスをかけると、インターセプトに成功したジェニー・カタモがボックス内右のマーカス・エドワーズへ展開。ゴール前への折り返しをギェケレシュが押し込み、あっという間に試合を振り出しに戻した。その直後には小競り合いに発展したM・エドワーズにレッドカードが提示される。
試合はこのまま2−2で終了し、両チームが勝ち点「1」を分け合う結果となった。次節は5月4日に行われ、ポルトはアウェイでシャヴェスと、スポルティングはホームでポルティモネンセと対戦する。
【スコア】
ポルト 2−2 スポルティング
【得点者】
1−0 7分 エヴァニウソン(ポルト)
2−0 41分 ぺぺー(ポルト)
2−1 87分 ヴィクトル・ギェケレシュ(スポルティング)
2−2 88分 ヴィクトル・ギェケレシュ(スポルティング)