2024年04月29日 10:05
[J1第10節]広島 2−2 川崎/4月28日/エディオンピースウイング広島 その姿からは熱を感じる。 その姿を見ると心を揺さぶられる。 油断すると熱いものが込み上げてきそうになってしまう。 そんな選手は今のJリーグを探してもなかなかいない。 10節の広島戦で、J1通算140得点目を奪い、雄叫びを上げたのは、川崎の頼れるストライカー小林悠である。憧れの“カズさん”こと三浦知良の記録を抜くメモリアルな一発になった。 36歳で迎えた今季、ギラツキに衰えはなかった。チームが下位に低迷するなか、自身もこれが今季初得点と、なかなか結果を残すことができなかったが、広島戦の前には鬼木達監督から、この試合をキッカケに這い上がっていこうと、熱いスピーチがあったという。 これを粋に感じるのが小林という男である。 「オニさんがミーティングですごく熱いことを言ってくれていて、ここで一番長くやっている自分が奮起しないと、誰がやるんだという気持ちで入りましたし、信頼して長い時間を使ってもらって、信頼に応えたいという想いがありました」 【動画】小林のJ1通算140得点のゴールシーン 0−1で迎えた後半開始からピッチに送られる。勝てない時期が続き、自信を失いかけている選手もいたのだろう。 「背中を叩いて、ケツを叩いて、絶対に勝って帰るぞと伝えた」 仲間たちを鼓舞する姿がそこにあった。 そして迎えた65分。左からのCKがゴール前にこぼれると、いち早く反応したのが小林であった。綺麗に崩した形ではない。どちらかと言えば泥臭いゴールである。それでも決めてしまうのが彼なのである。 「自分としては気持ちの選手だなと再確認しました。試合への持っていきかたは改めて大事だなと。 こぼれてくるのは気持ちが強いからだと思うので、どっかにこぼれてくる準備だったり、そういうものが、これだけゴールを決めてきたことにつながっているはずです」 ゴール直後には「ここからだぞ!!」と言わんばかりに、再びチームを叱咤激励する。しかし、直後の74分、足を痛めてプレー続行が難しくなった。 悔しさからピッチを見つめ続け、顔を上げることはできなかった。 試合は、その小林と交代で入ったFW山田新が勝ち越し弾を奪うも、同点に追い付かれて2−2のドローで終えた。 小林は試合後、勝てなかったことを何より悔やんだ。それでも前向いて語る。 「この順位(16位)にいても優勝を目指していると監督がまっすぐに言ってくれますし、それを選手が信じないでどうするんだと。特に自分は一番長いので、オニさんに付いていくという姿をもっと背中とかで見せないといけないと思っています。 やっぱりそういう選手がピッチに何人かいるかが、勝つ確率を上げると思うので、監督だけでなく選手がみんな強い気持ちを持ってやっていければ上がっていけるはずですし、だからこそ勝ちたかったです」 その姿から周囲は熱を、勇気をもらうのだろう。そして改めて無骨にゴールを狙い続け、チームのために戦い続ける様は感動を呼ぶ。彼のプレーを見続けたい。そう願う人は多いに違いない。 取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月14日 23:13
スペインメディアの『スポルト』は14日、レアル・マドリードが2025年の夏にフリーでリヴァプール所属のイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドを獲得する計画があると報じた。
現在25歳のアレクサンダー・アーノルドは、6歳からリヴァプールのアカデミーに所属し、2016年10月にトップチームデビューを飾った。翌シーズンには、プレミアリーグの最優秀選手賞にもノミネートされるなど、世界屈指のサイドバックへと成長。高い攻撃力を武器としながら数々のタイトル獲得に貢献している。
そんなアレクサンダー・アーノルドとリヴァプールの現行契約は2025年6月までとなっており、右サイドナックの補強を考えているレアル・マドリードは、パリ・サンジェルマン(PSG)所属のフランス代表キリアン・エンバペと同様に、選手とクラブの契約が満了するタイミングを狙い移籍金フリーで獲得することを検討しているという。
なお、レアル・マドリードにはスペイン代表経験を持つ現在32歳のダニエル・カルバハル、同じく32歳のルーカス・バスケスと2人の右サイドバックが所属しており、両者の去就にも注目が集まっている。レアル・マドリードは30歳以上の選手に対し、1シーズンごとに契約更新を行うルールを設けており、カルバハルに対しては例外として複数年での契約更新が提示される可能性があるが、ルーカス・バスケスに対しては単年での契約更新を提示する予定と説明されている。
そして、レアル・マドリードはルーカス・バスケスがクラブを去る2025年夏のタイミングで、リヴァプールとの契約を満了するアレクサンダー・アーノルドをフリーで加入させることを狙っていると『スポルト』は説明している。
2024年05月14日 22:35
スペインメディアの『マルカ』など世界の大手メディアが13日に、ルーマニアで起こったギニアビサウ共和国出身の双子の兄弟による「替え玉出場疑惑」 を報じたが、同選手の所属クラブであるディナモ・ブカレストが疑惑を否定した。
ルーマニア1部ディナモ・ブカレストに所属するギニアビサウ共和国代表DFのエドガル・イエは、スポルティングの下部組織を経てバルセロナB、ビジャレアルB、リール、ナント、フェイエノールト、トラブゾンスポルなどでプレーし、2024年2月にディナモ・ブカレストへ加入した。
エドガル・イエにはエデリーノ・イエという名の双子の弟がおり、エドガルと同じくスポルティングの下部組織出身だが、エドガルとは異なり攻撃的なポジションを主戦場とし、キャリアのほとんどをポルトガルで過ごした。
そんな中、ジャーナリストのダニエル・センドレ氏がエドガルと話をしたときに、エドガルがスペイン、フランス、オランダ、トルコなどでプレーしてきたにも関わらず、ギニアビサウ共和国の公用語であるポルトガル語しか話せなかったことから、双子の弟のエデリーノが兄エドガルの代わりに公式戦5試合に出場した疑いがあると指摘。このニュースが大きくなり、多くの国で報道されることになった。
疑惑が広がる中、14日に動きがあった。ディナモ・ブカレストがクラブ公式サイトで声明を発表し、この「替え玉疑惑」を真っ向から否定。そして、誤った情報を拡散させた者に対し法的措置も辞さない姿勢を示した。
ディナモ・ブカレストは「フェイスブック上に投稿されたフェイクニュースは、ルーマニアのメディアによって取り上げられ、BBC、マルカ、レコルドに至るまで国際的な大手メディアで取り上げられた。ディナモ・ブカレストがエドガー・ミゲル・イエの代わりに、彼の双子の弟であるエデリーノ・イエを出場させたという疑惑は嘘であり、中傷であり、クラブに対する癌のような攻撃である」と疑惑を強く否定した。
続けてディナモ・ブカレストはエドガル・イエを透明性と合法性を持ってチームに所属させているとしたうえで、「この誤った情報の作成者を告訴する手続きを開始した。また、倫理的な観点から、ディナモ・ブカレストはクラブの名を利用して誤った情報を宣伝する一部メディアの立場を受け入れることはできない」と、誤った情報に対し強い姿勢でのぞむと強く主張した。
【動画】2012年にバルセロナと契約を結ぶエドガル・イエ
2024年05月14日 22:00
今年10月に開業が予定されているV・ファーレン長崎の新しいホーム「長崎スタジアムシティ」。
スタジアム、アリーナ、ホテル、商業施設、オフィスビルという5つの建物で構成されており、Jリーグの“新たな基準”として多方面から注目されている複合施設だ。
工事は大詰めを迎えており、12日には長崎スタジアムシティのX公式が最新の空撮映像を公開した。/
4月末時点の工事進捗率は87.3%🌈
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先日 #長崎スタジアムシティ 公式Xの
フォロワーさんが3万人を突破しました👏
ありがとうございます🍀
開業まであと156日…!
皆さんにお会いできる日を楽しみにしています✨ pic.twitter.com/ebPN2DdmZl
— 長崎スタジアムシティ公式(Nteam) (@nscproject) May 12, 2024
屋根にはスタジアムの正式名称である「PEACE STADIUM Connected by SoftBank」の文字がくっきりと!(略称は「ピースタ」)
映像をよく見ると、オフィスビルである「STADIUMCITY NORTH」の屋上からスタジアム上空を経て商業施設「STADIUMCITY SOUTH」の屋上へと繋がるジップラインの乗降場も確認できる。本当に完成が近づいてきたようだ…。
建設費を90億円に圧縮も…秋田、新スタジアム情報・建設候補地まとめ(ブラウブリッツ秋田 ホームスタジアム)
工事進捗率は4月末時点で87.3%とのこと。スタジアムでは今月からいよいよピッチに芝を植える作業が始まる。
2024年05月14日 21:50
浦和レッズでのデビューが待ち遠しいFW安部裕葵だが、お披露目のときは近いか。
2024年05月14日 21:30
13日に行われたプレミアリーグ第37節、リヴァプールはアウェイでアストン・ヴィラと対戦。試合終了間際に立て続けに失点し、3-3のドローに終わった。
リヴァプールにとって、転機だったのは試合残り15分のタイミングでの“4枚替え”だろう。英『Liverpool Echo』は遠藤の交代が致命的だったという見解を示している。
「4人の選手交代のうち、遠藤航を外したことで苦労してつかみ取れそうだった勝利を手放してしまった。遠藤は前半あまり良い出来ではなかったが、後半はリヴァプールが主導権を握る上で重要な存在で、前半は甘さが目立った守備陣をより良くカバーした」
そして、同メディアは今シーズンの失点の多さを課題にあげ、遠藤の“バックアッパー探し”が重要だとの見方だ。
「MFアレクシス・マクアリスターはシーズン前半戦を見事に埋めていたとはいえ、本職の守備的MFではない。遠藤は毎試合出場できるわけではない。また、MFステファン・バイチェティッチ(この試合では交代要員として起用されなかった)はまだキャリアをスタートさせたばかりであることから次期指揮官はどこを補強すればいいかを把握しているだろう」
4-2で勝利した前節トッテナム戦でも遠藤の交代後に失点を喫しており、遠藤不在時の守備を懸念する声は多い。リヴァプールの今夏の最重要課題は遠藤の“バックアッパー探し”なのかもしれない。
リヴァプールは最終節、アンフィールドでウォルバーハンプトンと対戦する。
2024年05月14日 21:01
スタジアムのいたるところで涙を流すファンの姿があった。堂安律がプレーするフライブルクのクリスティアン・シュトライヒ監督にとって、33節のハイデンハイム戦は最後のホームゲームとなった。
今季限りでチームを離れることを表明している指揮官は、「試合がある時間に私が街のどこかにいて、みんながここでサッカーをしているというのが不思議な感じはするだろう」と将来的に訪れるであろう心境について語っていた。
フライブルクでトップチームの監督となって12シーズン。育成アカデミーで指導者をしていた時期と合わせると29年にもなる。クラブを引っ張る存在であり、クラブを象徴する存在でもあった。
頭ではわかっている。でも心が追いつかない。シュトライヒがいないフライブルクを想像できるファンはいない。
最後に勝利を飾ってみんなで喜び合いたいと、フライブルクは試合開始から押し気味に試合を進めた。29分、左SBクリスティアン・ギュンターのクロスから堂安が豪快なダイビングヘッドでゴールネットを揺らす。
【動画】堂安が指揮官のホームラストゲームでダイビングヘッド弾
勢いに乗って畳みかけたいところだったが、守備の乱れを突かれて失点。後半は一方的に攻め込み続け、何度もチャンスを作る。だがシュートはバーやポストをたたく。至近距離からのシュートがGKにセーブされるシーンもあった。結局、1−1の引き分けでこの試合は終わった。
勝ち切れなかった失望が一瞬スタジアムを覆ったが、すぐにゴール裏のファンが歌いだす。スタジアムではその後、シュトライヒ監督、そして同じく今季限りで職を辞する在籍25年のパトリック・バイアー・コーチのお別れセレモニーが始まった。
まず、バイアーがファンに感謝とお願いをしていた。
「みんなに最後に一言を。フライブルクはここ数年でものすごい成長を遂げた。ファンからの期待が高まってきているのもわかる。でも自分たちがどこから来たクラブであるかを忘れてはいけない。現実的な視点で、冷静さをもって取り組み続けるクラブを支えてほしい」
ファンから大歓声が起こった。2年連続でヨーロッパカップに出場し、今季も最終節まで出場権獲得のチャンスを残している。だが、育成クラブという自分たちの立ち位置を忘れてはならないのだ。
シュトライヒも以前こんな話をしていたことがあった。
「ゴールキーパーのノア・アトゥボルがSNSで叩かれている。彼は21歳で今季正ゴールキーパーになったばかりの選手だ。9度も無失点ゲームをしている。フライブルク出身で、SCフライブルクの育成アカデミー育ちだ。そうした選手がチームでプレーしていることを誇りに思わなければならない。我々はフライブルガーだ」
言いたいことだけ勝手にぶちまけるのなら、それはソーシャルネットワークではなく、反ソーシャルネットワークだとも言っていた。確かにそうだ。そんなところで社会性は築かれない。
セレモニーでの話に戻ろう。バイアーのあとにマイクを手にしたシュトライヒは、こう語る。
「ホームゲームで勝てないのはいつでも嫌だが、もしそうなるなら対戦相手はハイデンハイムが一番望ましい。大事なことはパトリックが話してくれた。みんなに心からの感謝を」
今季にブンデスリーガ初昇格を果たしたハイデンハイムのフランク・シュミット監督はことあるごとに、「我々のお手本はフライブルク」と口にしている。シュミットとシュトライヒはとても分かり合える関係性で、この日もコーチングゾーンでプレーについてジェスチャーを交えてにこやかにやり取りしていた。
このお別れセレモニーにもハイデンハイムは全選手とスタッフがピッチに残り、一緒に参加。シュミット監督はプレゼントも準備していた。
「あなたの最後のホームゲームの対戦相手が我々ハイデンハイムだったのをものすごく誇りに思う。ここで、このクラブであなたがなしえてきた全てのことに敬意を表す。シャポー」
再び大きな拍手がスタジアム中から起こり、フライブルクのファンから「クリスティアン・シュトライヒ!あなたは最高の人だ!」というコール。ゆっくりとゴール裏へと足を運ぶシュトライヒとバウアー。手を何度もたたき、キスを送った。
ハイデンハイムのファンからも大きな拍手とシュトライヒコール。「忠誠心と正直さ。今日では稀なことになってしまった。クリスティアン、どうか元気で」と書かれた大きな横断幕があった。
そういえばアウェーのダルムシュタット戦もそうだった。試合後にダルムシュタットファンがシュトライヒに大きな声援を送る。試合後に、シュトライヒは「私がすごいのではない。ああした振る舞いをしてくれるダルムシュタットのファンがすごいのだ」と答えていたのがとても印象的だった。
プロサッカーの世界でこうした人と人の結びつきが感じられ、互いにリスペクトをし合える関係性が築かれ、そして試合となると本気でぶつかり合えるのがなんとも素敵ではないか。
フライブルクは最終節ウニオン・ベルリンとのアウェー戦を残す。今節の結果で2部3位との入れ替え戦に回る16位へ落ちてしまっただけに、異様な雰囲気になることが想像される。
「ウニオンファンは燃えるだろうね。今日のうちのスタジアムのように。素晴らしかった。ファンがサポートしてくれた。失点はひどかった。でもそれを振り払って後半は素晴らしいプレーを魅せることができた。ファンのみんなが燃え上がるのを助けてくれた。これをウニオンでも示さなければ。もし我々が本当にいいチームで、本当にいい選手で、本当にヨーロッパに行きたいと思うなら、ウニオンに勝たなければならないのだ」(シュトライヒ)
守備陣に負傷者が続出し、ベストメンバーが組めない苦しい台所事情があるものの、泣いても笑ってもラスト1試合。シュトライヒサッカーを存分に披露してほしい。全てをクラブのために捧げ続けてくれた偉大な指揮官のために。
取材・文●中野吉之伴
2024年05月14日 20:08
13日、『The Athletics』 が、元イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカム氏が、古巣のマンチェスター・ユナイテッドについて語るインタビューをポッドキャストで配信した。
1998−99シーズンにプレミアリーグ、FAカップ、チャンピオンズリーグ(CL)の3冠の “トレブル”を達成するなど黄金期のマンチェスター・ユナイテッドの一員だったベッカム氏は「最高の時代にマンチェスターで育ち、最高の時代のマンチェスター・ユナイテッドでプレーできた。特別な時間だったよ」と同クラブでの日々を振り返った。
続けてベッカム氏はマンチェスター・ユナイテッドについて「世界最大のクラブ。いつだって自分はそう言っているんだ」と自らの古巣は偉大な存在であると表現した。
一方、近年のマンチェスター・ユナイテッドは低迷を続けている。今季も2試合を残しクラブはプレミアリーグで8位となっており、7位以下でシーズンを終了した場合、1990年以降で最低の成績となってしまう。
ベッカム氏はそんな古巣の現状に関し、「過去5年から10年は困難な時期だった。ボス(アレックス・ファーガソン前監督)がクラブを去った。更に、ライアン・ギグス、ロイ・キーン、ガリー・ネヴィルといった選手たちもチームを去った。そうすると、クラブは何か大きなものを失ってしまい、難しい時期を迎えてしまうものさ」と苦しんでいる古巣の状況に一定の理解を示した。
しかしベッカム氏は「けど、すぐにでも早くこの状況が変わることを願うよ。だって、悪い時間が続きすぎているからね」と話し、マンチェスター・ユナイテッドの復活を願った。
2024年05月14日 20:00
5月15日の「Jリーグの日」を前に、31年前の開幕当時話題になった「Jリーグカレー」が復刻。
2024年05月14日 19:56
マンチェスター・ユナイテッドは14日、クラブ公式サイトで元フランス代表DFラファエル・ヴァランが契約満了に伴い、今季限りで退団することを発表した。
現在31歳のヴァランは2021年8月にレアル・マドリードから完全移籍で“赤い悪魔”の一員となり、これまで公式戦93試合に出場し2ゴールを記録。2023年2月に行われたカラバオカップ決勝ではセンターバックでスタメン出場し、6年ぶりとなるクラブのメジャータイトル獲得に貢献した。
ヴァランは4月4日のチェルシー戦以来欠場が続いているが、リーグ戦の残り2試合と、25日に行われるFAカップ決勝のマンチェスター・シティ戦での復帰に向け怪我からの復帰に全力を尽くしているという。
ヴァラン退団に際し、マンチェスター・ユナイテッドは「ユナイテッドの全員がラファ(ヴァラン)の貢献に感謝し、彼の幸運を祈っています」とコメントを発表した。
2024年05月14日 19:54
FC町田ゼルビアのFWエリキが、クラブの公式YouTubeチャンネルで、自身の信念について語った。
【動画】ゼルビアが公開したエリキのインタビュー
昨季に町田に加入したエリキは、30試合で18得点をマークする活躍でクラブ初のJ2優勝とJ1昇格に貢献。昨年8月の清水エスパルス戦で左膝に全治8か月の大怪我を負って戦線を離れたにもかかわらず、J2のMVPにも選出された。
その負傷を乗り越え、5月3日に行なわれたJ1第11節の柏レイソル戦(2−0)で約9か月ぶりに公式戦に復帰。続く6日の12節・京都サンガF.C.戦(3−0)、11日の湘南ベルマーレ戦(0−0)でも途中出場を果たしている。
そんな29歳は、インタビューの中で、負傷離脱から得た学び、ポジションを争うライバルでもサポートを重視している点、今季の目標などについて語っている。
そして、常に前向きな“エリキマインド”について、「皆さんにぜひ共有したい」と語っている。
「私は、サッカーをするために生まれてきたという自負があります。このことは非常に深い意味があり、ピッチに立った時は常に勝利を目ざす強い気持ちを持っています。あまり相手のことは気にしていない。それよりも、チームメイトを守る気持ちの方が大きい。そういう意味から、チームメイトをしっかりサポートしたいですし、戦って勝つところに繋がっている」
ブラジル人ストライカーは、「また、客観的にも、自分の立ち位置を理解しています。それが、プロとしての自分の源であるので、責任感はそこから来ていると思います」と続けた。
このプロ意識は、町田の黒田剛監督のサッカーにも合致していると言えそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月14日 19:53
来季以降チームを率いる監督の席が空いているバイエルンが、クリスタル・パレスを率いるオリヴァー・グラスナー監督に接触したものの、金銭面で折り合いがつかずに撤退した模様だ。ドイツメディア『ビルト』が13日に報じている。
今シーズン、バイエルンはドイツの“絶対王者”として、前人未到のブンデスリーガ12連覇を目指すシーズンを過ごしながら、序盤からレヴァークーゼンに独走を許し、5試合を残して優勝を決められた。DFBポカールでは3部のザールブリュッケンに敗れて2回戦で早々と姿を消しており、タイトル獲得の“ラストチャンス”だったチャンピオンズリーグ(CL)でも、準決勝でレアル・マドリードに2戦合計3−4と逆転負けを喫し、今季の無冠が決まっていた。
取りこぼしも目立つシーズンとなったなか、2月21日には2025年夏までとなっていたトーマス・トゥヘル現監督との契約を1年間前倒しして解消することを発表。直後より次期監督候補の名前に関する報道が相次ぎ、当初はレヴァークーゼンを初優勝へ導いたシャビ・アロンソ監督に熱視線を送っていた。だが、同監督は来季もレヴァークーゼンを率いる意思を明らかにしており、その後接触した現ドイツ代表監督のユリアン・ナーゲルスマン氏と現オーストリア代表指揮官のラルフ・ラングニック氏からは断りを入れられた。そのほかで名前が挙がったジネディーヌ・ジダン氏、現アストン・ヴィラ監督のウナイ・エメリ氏、現ベンフィカ指揮官のロジャー・シュミット氏も交渉は発展せず、現時点で来季のバイエルン指揮官の座は空席となっている。
このような状況の中、今回の報道によると、バイエルンはグラスナー監督の招へいに向けて動いていたようだ。現在49歳のオーストリア人指揮官は、母国で指導者としての経験を積んだ後、ヴォルフスブルクやフランクフルトといったブンデスリーガのクラブを成功へ導いてきた人物。2021−22シーズンには、日本代表MF鎌田大地(現:ラツィオ)や元日本代表MF長谷部誠が所属していたフランクフルトを、42年ぶりのヨーロッパリーグ優勝へ導いていた。
昨シーズン終了後、フランクフルトとの契約を1年残しながら退団したグラスナー監督は、以降フリーの状態が続いていたものの、今年2月、体調を崩して緊急搬送された現在76歳のロイ・ホジソン監督に代わってクリスタル・パレスの指揮官に就任。当初はなかなか白星を掴めなかったものの、4月に入ってからチームは一気に調子を上げ、リヴァプール、ニューカッスル、マンチェスター・ユナイテッドといったクラブを次々と破った。現在は直近6試合を5勝1分と無敗で駆け抜けており、一時は残留争いに身を置いていたチームを12位まで押し上げた。
バイエルンはそんなグラスナー監督を高く評価し、次期監督に招へいするべく具体的な動きを見せていた模様だ。バイエルンのクリストフ・フロイントSD(スポーツディレクター)は、グラスナー監督がザルツブルクでコーチを務めていた頃に共に仕事をしていた間柄で、同SD以外にもマックス・エーベル取締役などクラブの重鎮たちがグラスナー監督を説得。クリスタル・パレスとの契約を2026年夏まで残しながらも、グラスナー監督の心は大きく揺れていたというが、クリスタル・パレス側がこの“引き抜き”を許可しなかったようだ。
というのも、クリスタル・パレスはバイエルンからの打診を即座に拒否したという。当初、バイエルンは1800万ユーロ(約30億円)を上限額として用意していたものの、クリスタル・パレス側は最低でも1億ユーロ(約169億円)を要求。両者の金額には大きな開きがあり、監督招へいにこれほどまでの予算を割くことを考えていないバイエルンは、撤退を余儀なくされたようだ。
このような流れで、バイエルンはグラスナー監督の招へいも失敗に終わった模様だ。現在はかつてバイエルンを率いており、2023年9月にドイツ代表監督の座を降りてからフリーの状態が続くハンジ・フリック氏や、ブライトンを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督の名前が候補として報じられている。バイエルンの新監督探しは、まだまだ続きそうだ。
【ハイライト動画】グラスナー率いるパレスがマンUを4発粉砕
2024年05月14日 19:52
現地時間5月12日、ロンドン在住のジャーナリストであるダニエル・センドル氏が、自身のフェイスブックで衝撃のニュースを報じた。
2024年05月14日 19:43
ラツィオの鎌田大地が好調を維持している。
5月12日に開催されたセリエA第36節のエンポリ戦でも、ダブルボランチの一角で攻守に躍動。2−0の快勝に貢献している。
現地メディアの評価も高い。ラツィオの専門メディアは『Lazio channel』はこう称賛している。
【動画】「マジックかと思った」と驚嘆の声! 鎌田の鮮烈タックル
「いやぁ、なんという選手なんだ。カマダはついにドイツにいた頃の姿に戻った。トゥドール監督のおかげだ。クロアチア人監督が(マウリツィオ・)サッリから引き継いで以来、MFは初戦からより多くのスペースを見つけただけでなく、我々全員が待ち望んでいた選手が戻ってきた」
同メディアは、「ラツィオが勝利したエンポリ戦で、カマダはラツィオのユニホームを着て以来、最高の試合だったと言って間違いない」と最大級の賛辞を贈っている。
イゴール・トゥドール監督の下で、水を得た魚のように蘇った鎌田。残り2試合でシーズンが終わってしまうのが惜しいぐらいだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月14日 19:00
ニューカッスル・ユナイテッドの28年ぶりとなる来日が決定した。7月31日(水)に浦和レッズと、8月3日(土)に横浜F・マリノスとそれぞれ対戦を予定している。
名作ユニフォームも多いニューカッスル。とりわけ1980年代と90年代は傑作の宝庫だ。
ここではその歴代ユニフォームから、来日前に見ておきたい最高の5着を厳選してご紹介したい。1988-90 ホーム
ニューカッスル・ユナイテッド 1988-90 Umbro ホーム ユニフォーム
成績面だけで言えば2部ディヴィジョン2に降格した88-89シーズンと、3位で終えて2部脱出に失敗した89-90シーズンでのユニオフォーム。良い思い出が重なるとは言い難いが、Umbro時代の傑作だ。
写真では分かりにくいが、ストライプの中にシャドーパターンを取り入れた新鮮なスタイル。シャツ自体は87-88シーズンから継続使用だったが、この88-90モデルから現在のエンブレムを使い始めたため別モデル扱いとなる。
胸ロゴ「GREENALLS(グリノールズ)」はジン(酒)ブランド。実はこのユニフォームでは、同ブランドの3種類のロゴデザインが使われていた。1995-97 ホーム
ニューカッスル・ユナイテッド 1995-97 adidas ホーム ユニフォーム
結果として15年間に及んだadidasとのパートナーシップが始まった最初のユニフォーム。日本のスポーツブランドAsicsに代わり、95-96シーズンからはドイツの巨人がサプライヤーを担当した。
3つボタンに浅めのスタンドカラー(立ち襟)が特徴的なこのユニフォームは、おそらくニューカッスルサポーターの間で最も人気の高い一着。それはデザインだけが理由ではないだろう。
95-96、96-97のどちらもプレミアリーグは2位でフィニッシュと躍進。96-97シーズンは加入1年目のアラン・シアラーが得点王を獲得した。94-95と95-96はブラックバーンで得点王となったシアラーは、2つのクラブで3季連続得点王に輝いている。1996-97 アウェイ
ニューカッスル・ユナイテッド 1996-97 adidas ホーム ユニフォーム
90年代のニューカッスルには素晴らしいアウェイユニフォームがいくつかあるが、トーンを落としたグレーに近いブルーが印象的な96-97モデルは、現在でも評価の高い一着。
肩や袖ではなく、Vネックとチェストボーダーに配したスリーストライプスが特徴的。プレミア2位、UEFAカップのベスト8入り、そしてシアラーの得点王といった要素もあり、ファンにとっては良いイメージも重なるに違いない。2003-05 ホーム
ニューカッスル・ユナイテッド 2003-05 adidas ホーム ユニフォーム
2000年代に入るとadidasは新時代を感じさせるデザインを投入する。太めのストライプと袖を黒く塗りつぶした斬新な01-03モデルは、チームの好成績に反してファンの反応はいま一つだったらしい。
この03-05モデルでは原点回帰を意識し、再びオーソドックスな白黒ストライプ柄に戻す。ただし、当時の最新テクノロジー“CLIMALITE”により、軽量化されたシャツは通気性も向上した。
胸ロゴはこのユニフォームから登場した地元の銀行「Northern Rock」。2000年代のニューカッスルを象徴するこのロゴを11-12シーズンまで付け続けた。2022-23 130周年記念
ニューカッスル・ユナイテッド 2022-23 Castore 130周年記念 ユニフォーム
1892年12月9日に誕生したクラブの創設130周年を祝う限定ユニフォーム。近年のニューカッスル傑作ユニの一つと、ユニフォームファンに好評を博している。
通常のユニフォームとは異なる仕様を施したもので、胸中央にはシルバーのモノクロームでエンブレムを刺繍。ホームタウンであるニューカッスル・アポン・タインの紋章に描かれている植物のグラフィックを、シャツ全体にあしらっている。
adidasと「20年以上契約を継続している」5つの代表チーム
品質面では多くのトラブルを抱えているCastoreだが、キットデザインは秀逸だ。クオリティさえ改善できればニューカッスルとのコンビは興味深いものになると思われた。だが、パートナーシップは23-24シーズン限りで終了が決定。24-25シーズンから14年ぶりにadidasがクラブをサポートする。
2024年05月14日 19:00
U-23日本代表はパリ五輪前の6月7日と11日、アメリカでU-23アメリカ代表と国際親善試合の2連戦を戦う。
このアメリカ遠征で、GK鈴木彩艶(シント=トロイデン)の招集はあるのか。1月のアジアカップや3月のW杯アジア2次予選・北朝鮮戦と、A代表で正守護神としてゴールマウスを守っている21歳に、U-23日本代表の大岩剛監督が言及した。
5月14日、千葉市内で取材に応じた大岩監督は、彩艶のアメリカ戦に出場したい意思を確認したとして、次のように語った。
【PHOTO】U-23アジア杯に駆けつけた各国の美女サポーターを特集!
「本人の意思は聞いています。ぜひ行きたいという話は聞いていて、その話をしていた。クラブ側が了承してくれるのであれば、彼も我々のグループの中の1人なので」
続けて指揮官は「ただ、ゴールキーパーのチームは特別。その中でどういうふうにチームを作っていくか、スタッフとしっかり話したい」と、彩艶に限らず、GKメンバーの招集に関しては慎重に検討していきたいと述べた。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)