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2021年05月06日 20:14
ロッテ井口監督が感じる“今”を届ける月連載・第4回 ゴールデンウィーク(GW)が終わりを告げ、沖縄では早くも梅雨入りを迎えた日本。初夏の爽やかな陽気の中、プロ野球では全12球団が30試合以上、つまりレギュラーシーズンは1/4を終えたことになる。阪神が圧倒的な強さを見せるセ・リーグに対し、パ・リーグは全6チームが5.5ゲーム差の中にひしめく混戦状態が続いている。 井口資仁監督率いるロッテは開幕5連敗と重いスタートとなったが、4月に入ると好調を維持。4月は14勝8敗4分けと大きく勝ち越し、貯金を作った。昨季課題だったチーム打撃が大きく改善され、チーム得点はリーグトップの152(5日終了現在)。1番・荻野貴司、2番・マーティン、3番・中村奨吾、4番・安田尚憲と上位打線が固定され、安定の得点パターンが生まれた。 投げては、先発陣が大きく崩れることなく5回以上を投げ、中継ぎ陣に繋ぐパターンを確立。7回・ハーマン、8回・唐川侑己、9回・益田直也という勝利の方程式が整った。ドラフト1位ルーキーの鈴木昭汰は好投しながら、なかなか勝ち星に恵まれなかったが、4月25日のソフトバンク戦でプロ初勝利を飾った。 1戦1戦の結果により、順位が大きく変動しかねないパ・リーグ。緊張感を持ったシビれる戦いのど真ん中に身を置く井口監督が、毎月リアルな想いを明かす連載シリーズ第4回は、絶好調のファームが担う役割、存在感を見せる5年目右腕などについて語る。【取材・構成 / 佐藤直子】 ◇ ◇ ◇ 暦は5月を迎え、ZOZOマリンスタジアムは絶好の野球シーズンを迎えています。それでも新型コロナウイルス感染症の流行が収まる気配はなく、万全な対策をとっていても誰もが感染してもおかしくない状況が続いています。5月3日からZOZOマリンで予定されていた3連戦も、感染拡大の影響で延期されました。感染した皆さんの1日も早い回復を願っています。 GW中ということもあり、ファンの皆さんに熱戦をお届けしたい気持ちは山々でしたが、こればかりは仕方のないこと。7日から始まるオリックス3連戦に向けて、コンディションを整えるいい期間にすることができました。開幕から1か月が経つこの時期は、誰しも少しずつ疲れが溜まってくるものです。その中で、チームとしても落ちていくか上がっていくか、分かれ目となる大切な時期。特に今回は9連戦を締めくくる3試合でしたし、前2カードが1勝2敗と負け越していたので、気持ちを切り替える意味でもいい時間にできたのではないかと思います。 今季は5連敗スタートとなりましたが、4月を迎えるとチームが本来の姿を取り戻してくれました。特にミーティングを開いたわけでもなく、首脳陣から選手に声を掛けたわけではありません。唯一あるとすれば、1日の本拠地・楽天戦の前に的場直樹戦略コーチ兼バッテリーコーチ補佐が自ら声出しに名乗り出て、チームの雰囲気を和ませてくれました。あれから連勝して、中旬には2引き分けを挟んで6連勝。的場コーチのおかげですかね(笑)。開幕5連敗スタートに「就任1年目の2018年だったら…」 正直なところ、監督就任1年目の2018年であれば、開幕5連敗からチームはガタガタと崩れていたかもしれません。でも、この3年で選手は経験値を増やし、昨季も2度の大きな連敗から巻き返してリーグ2位となった自信がある。キャプテンの(中村)奨吾もしっかり引っ張ってくれているので、改めてチームとしての成長を感じる4月となりました。 4月に勝ち越せた要因は、大きく2つあると思います。1つは上位打線を固定できたこと、そしてもう1つは先発投手たちの奮闘です。 1番の荻野が調子が良く、ヒットだけではなく四球も選んで出塁し、足を生かしてくれる。続くマーティンは10本塁打でリーグトップ(5日終了現在)。奨吾は打撃が安定している上に、4番の安田に繋ぐ意識を持ちながら出塁し、それを安田がしっかり返す。安田は打率こそ苦労していますが、得点圏で迎える打席では非常に高い集中力を見せて走者を返してくれています。4月途中からは5番の角中(勝也)も調子を上げてきたので、あとは6番以降が少しずつでも良くなってくれれば。 NPBでもMLBでも、勝てるチームは打線を固定できています。特に上位打線を固められると、6番以降をなんとか繋げば、また得点パターンが見えてくる。繋ぐという意味でも、6番以下を打つ若手選手にもうひと踏ん張りしてもらいたいところです。 開幕スタメンで起用した藤原(恭大)は少しコンディションを落としたこともあり、ファームで再調整させることにしました。当然、結果を残さなければいけない選手ですが、試行錯誤も経験しなければならない。ファームで調子のいい選手が何人もいましたし、藤原は一度リセットして、いい形で戻ってきてほしいと送り出しました。 現在、ファームはイースタン・リーグで19勝5敗2分と勝ち星を重ねています。積極的に若手を1軍で起用しているため、中堅の1軍経験者が多いことが要因ですが、この選手層の厚さは今季の強みでもあると思います。1軍とファームに線引きするのではなく、ファームも含めて1つのチーム。マリーンズの戦力として1年を通じてどうやってフルに使っていくか。若い選手をずっと1軍のベンチに置いておいても仕方がない。ファームで調子のいい選手たちと上手く入れ替えながら、チームとしてより高いパフォーマンスが出せる状態を整え、全員で優勝を目指す。勝利と育成のバランスはいつも頭を悩ませるところですが、この1か月は若い選手にいい形で経験を積ませてこれたのではないかと思います。存在感を光らせた5年目右腕「真っ直ぐのキレが非常にいい」 4月は先発投手の働きに助けられました。みんながしっかりと5回までゲームを作ってくれたことは、非常に大きかったと思います。ルーキーの鈴木が先発する日に、なかなか打線が援護できず、プロ初勝利まで時間がかかってしまったのは申し訳なかった。それでも、鈴木に限らず先発全員が自分の仕事を果たしてくれていることが、4月に勝ち越せた土台となっています。 当初は中継ぎが安定せず、うまく繋げない部分もありました。でも、ここへ来てみんなが調子を上げてきて、ハーマン、唐川、益田という勝ちパターンが作れるようになった。状態が安定しなかった小野(郁)も一度ファームで立て直し、かなりいい状態で帰ってきました。小野が不在の中で存在感を光らせたのが、5年目の(佐々木)千隼です。 もともと先発で考えていて開幕ローテに入るギリギリの線にいましたが、ロングリリーフもできるタイプということで中継ぎに回ってもらいました。今年に関しては、真っ直ぐのキレが非常にいいし、コントロールもしっかりしている。今まで長いイニングで放っていたのが、1イニングに集中して全力でいけているのが奏功しているのかもしれません。中継ぎの厚みを増すために千隼や小野がいい働きをしてくれると、本当にありがたいですね。 4月には監督として通算200勝を挙げることができました。これはひとえに選手たちの頑張り、ファンの皆さんの声援のおかげです。ありがとうございます。200勝といえど、僕の中では通過点ですし、自分が何勝を記録するかより、チームが優勝する方が大事。そのために1勝1勝を積み上げていきたいと思います。 ご覧の通り、パ・リーグはそんなに甘いリーグではありません。想定内だとは言え、今も混戦状態が続いています。今季は9回で試合終了となるため、どのチームも全力で投手を注ぎ込み、ベンチを注ぎ込んでくる。自分のやるべきことをやって食らいついていくのみですが、ファンの皆さんにとっては1試合も落とせない状況が最後まで続くので、面白いシーズンになっているのではないでしょうか。 5月中にはファームで経験を重ねている佐々木朗希が1軍で投げる可能性もあります。コンディション次第なので、いつ投げるか明言はできませんが、ファンの皆さん同様、僕も楽しみにしています。 小休止を挟んだ5月は、まず3連戦の初戦をとってカードを勝ち越す。どのチームも取りこぼすことはできないので、全力で勝利を掴みにいきます。(佐藤直子 / Naoko Sato)
2024年04月29日 01:36
前回登板では6回無失点でメジャー2勝目
ドジャース・山本由伸投手の次回登板が5月1日(日本時間2日)の敵地・ダイヤモンドバックス戦に決まった。デーブ・ロバーツ監督が今月28日(同29日)の試合前に明らかにした。
前回登板となった25日(同26日)、敵地・ナショナルズ戦では、6回4安打無失点の好投でメジャー2勝目を挙げた。97球のうち70球がストライクという内容で、2試合連続のクオリティスタート(QS)を記録した。
28日(同29日)の敵地・ブルージェイズ戦前にはキャッチボールと、約90メートルの遠投を行うなどして調整。その後、菊池雄星投手に挨拶に行き、5分ほど談笑する場面もあった。
ここまで2勝1敗、防御率3.54をマーク。23日(同24日)から始まった敵地9連戦の最終戦。メジャー3勝目に期待がかかる。(Full-Count編集部)
2024年04月29日 00:01
敵地・ブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で出場
■ドジャース ー ブルージェイズ(日本時間29日・トロント)
ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地で行われるブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で出場する。開幕から30試合連続出場。2戦ぶり8号に期待がかかる。
前日27日(同28日)の同カードでも大ブーイングの中、打席に立った。岩手・花巻東高の菊池雄星投手と対戦。初回無死三塁の第1打席は二ゴロに倒れたが、2回2死一、三塁では打球速度が自己最速となる119.2マイルの右前適時打を放った。
5打数1安打1打点で打率.347、OPS1.071。チームは3回までに3点を奪い、今季最長を更新する6連勝で貯金7となった。対するブルージェイズはケビン・ガウスマン投手が先発する。今季は0勝3敗、防御率5.57。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 23:19
ヤクルトや大リーグなどで活躍した五十嵐亮太氏が27日放送のフジテレビ系「ジャンクSPORTS」に出演。プロ野球の1軍ベンチ入り人数の制限を知らず、赤面する場面があった。
この日は「先発投手VSリリーフ投手」とのテーマで球界のレジェンド達が舌戦を展開した。日米通算381セーブをマークした“ハマの大魔神”こと佐々木主浩氏が「僕らは毎日ベンチ入るし、いつ投げる分からないし。先発は1日投げたら、上がりがあるじゃないですか」と先発陣に噛みついた。
これに五十嵐氏も追随。先発投手は中6日での登板が通例であることに、「月に4回しか投げないんですよ。彼らは試合をロッカーで見てるんですよ、ぼーっと。で、途中で帰るんですよ。ベンチで声出せよ!」と息巻いた。
すると、50歳まで現役だった通算219勝を誇る元中日の山本昌氏が「五十嵐さん、ルール知ってる?25人(当時)しかベンチ入れないんですよ」と、人数制限があることから投げる予定のない先発投手はベンチに入れないと説明。「あっ、そうなんですか!?」と五十嵐氏が答えると、先発陣から「知らないのかい!」「今ごろ?」と一斉にツッコまれた。
それでも「入れないことはなくはないですか?」と食い下がる五十嵐氏だったが、「入っちゃダメ!」との大合唱に「(発言は)カットでお願いします…」と恥ずかしそうにしていた。
2024年04月28日 22:33
ソフトバンク3―2西武(パ・リーグ=28日)――ソフトバンクが2日連続のサヨナラ勝ち。
2024年04月28日 22:32
上沢直之のメジャー昇格が決定
レッドソックス傘下3Aウースターでプレーしていた上沢直之投手のメジャー昇格が28日、決まった。球団が発表した。上沢は今季3Aで3試合に登板し、2勝1敗、防御率4.80の成績だった。
30歳の上沢は1月11日(日本時間12日)に日本ハムからポスティングシステムを利用してレイズとマイナー契約。招待選手としてメジャーキャンプに参加していたが、開幕直前に金銭トレードでレッドソックスに移籍し、活躍の場を求めていた。
レッドソックスは開幕前にルーカス・ジオリト投手が離脱。開幕後にはニック・ピベッタ投手、ギャレット・ウィットロック投手、さらに有望株のブライアン・ベロ投手の先発陣が続々と戦列を離れていた。開幕を3Aでスタートして昇格を目指していた上沢にチャンスが巡ってきた。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 20:56
巨人6―2DeNA(セ・リーグ=28日)――巨人は六回に丸、佐々木俊輔(日立製作所)の連続二塁打で勝ち越し、八回に吉川の適時打などで加点した。
堀田は2年ぶり白星。DeNAは3安打に終わった。
◇
中日0―0広島(セ・リーグ=28日)――延長十二回、規定により引き分けた。中日・高橋宏、広島・九里の両先発投手がともに7回を無失点。中日打線は延長十回と十一回、満塁の好機を生かせなかった。
◇
阪神4―3ヤクルト(セ・リーグ=28日)――阪神が4カード連続の勝ち越し。2点を追う五回、中野の犠飛で1点差に迫ると、七回に大山の2点打で逆転した。ヤクルトは3番手の大西が踏ん張れなかった。
2024年04月28日 20:32
35歳のピラー、DFAの「兆しはあった」
ホワイトソックスからDFA(事実上の戦力外通告)となったばかりのケビン・ピラー外野手が、米ポッドキャスト「Foul Territory」に出演した。司会のスコット・ブラウン氏が「DFAされたばかりで出演してくれました。ありがとう。選手目線の声が大事なのでね。今の気分は? 大丈夫?」と尋ねると「ああ、大丈夫さ」と答えた。
続けて「今、暗いクローゼットの中で隠れている。いや、実際には、球場から自宅に送らなきゃいけない荷物を積んだ車の中にいるんだけどね」とジョークを飛ばした。
ピラーは26日(日本時間27日)にメジャー契約を解除されたばかりで「DFAは今朝に知った。少し前から、兆しはあった。この世界に入って長いと、自分でGMになった気分で考えることがある」と言及した。
35歳のピラーは今季17試合に出場して打率.160、1本塁打、4打点の成績だった。「(外野手の)トミー(ファム)と僕は共存できればよかったけれど、自分は(DFAされる)兆しがあった。(DFAは)いつも自分じゃないことを願うが、朝GMから電話が入るときは、機嫌を伺うものではない。その電話の結末はなんとなく分かる」と言及。厳しい現実について語っていた。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 20:30
「阪神4−3ヤクルト」(28日、甲子園球場)
高津ヤクルトが、またしても1点に泣いた。
2024年04月28日 19:55
トロントメディアから大きなブーイングを浴びた大谷翔平
ドジャース・大谷翔平投手は26日(日本時間27日)からのブルージェイズ戦で大ブーイングを浴びた。昨オフに大谷の移籍先最終候補と言われていたこともあり、敵地のファンは好戦的だった。3連戦が始まる前、ブルージェイズの地元紙「トロント・スター」のグレガー・チゾム記者は「ファンはおそらくショウヘイにやつ当たりするでしょう」と笑いながら予想していた。
大谷を逃した代償は大きかった。トロント初打席の26日(同27日)の第1打席。大谷は右翼席に7号ソロを放った。満員の観客からの大ブーイングは一瞬静まり返った。唖然とした後、再度大きなブーイングを浴びせたが、口笛を鳴らすファンもおり、盛り上がっている様子だった。
昨オフ、ブルージェイズは大谷の移籍先の最終候補とされていた。実際に大谷もブルージェイズのマイナー施設を訪問。さらに、一部米メディアによって、大谷がブルージェイズと契約するためにトロントへ向かったと報じられることもあった。
チゾム記者は実際にはドジャースを予想していたという。自身の紙面では「オオタニがジェイズをもてあそんだ」と見出しを付けて記事化したが、それはあくまで期待の裏返し。「ドジャースの方がマイナーがより充実しているので、より明るい未来が待っています」「彼が間違ったことをしていないのは明らかです」と本音も語る。Xデー前日の誤報騒動…チゾム記者もBジェイズ入り確信「その時初めて現実に」
とはいえ、大谷がドジャースと契約合意をする前日の誤報では、さすがにチゾム記者もブルージェイズ入りが実現するのだと感じたという。「そうする(ブルージェイズと再び会う)唯一の理由は契約をするからだと私は思っていました。その時初めて、私はこれが現実になるのだと、割と思ったりもしました」と苦笑いする。
大谷自身も「僕がブルージェイズファンだったら、ブーイングをしていると思います」と理解していたように、チゾム記者もファンのブーイングは「彼らには(大谷を獲得する)チャンスがあると思っていたファンがたくさんいましたからね」と納得する。
ただ、大谷争奪戦に参加したことにより、大きな問題も。総額7億ドル(約1107億円)に達した争奪戦に参加したことにより、ファンの期待値は当然高くなる。「彼らは球界史上でも屈指の選手の市場に足を踏み入れ、そして最終的にはオオタニを獲得できなかっただけでなく、オフシーズンに何人か狙っていた選手を取り損ねたわけですから」。今後もFA戦線に参戦しないと、さらにファンの不満は高まってくる。
「ファンにとってはフラストレーションが今後もあることでしょう」。大谷争奪戦に参戦したことの代償が尾を引くことになりそうだ。(川村虎大 / Kodai Kawamura)
2024年04月28日 19:25
「中日0−0広島」(28日、バンテリンドーム)
広島は投手陣が奮闘を見せ、延長十二回引き分けに持ち込んだ。
先発・九里は開幕から5戦未勝利となったが、7回無失点の好投。後を受けたブルペン陣も再三のピンチを切り抜け、延長十一回は森浦が1死満塁を無失点でしのいだ。打線はベテラン・松山を今季初スタメンで起用。6安打を放って終盤は好機もつくったが、あと1本が出なかった。試合後の新井貴浩監督(47)の一問一答は以下の通り。
◇ ◇
−リリーフ陣が踏ん張った。
「ねえ。本当、ナイスピッチング。全員よく頑張ってくれたと思います。亜蓮(九里)も何とか勝ちを付けてあげたかったんですけどね。ナイスピッチング。その後も、みんなよく耐えた」
−打線は無得点だったがチャンス自体はつくった。
「点は取れなかったけど、各打者がすごいいいアプローチ、いい反応ができていた。捉えたいい当たりがたくさんあったんで、野手の正面にいったということで。ドラゴンズもピッチャー陣が強力なので、結果的にヒット6本で点が取れなかったけど各打者はいい反応をしていた」
−延長十一回は森浦が登板。1死一、三塁で申告敬遠の選択は守りやすさを考えて。
「そうよね。やっぱりそのままだとタッチプレーになるから守りを考えて申告(敬遠)して。森浦も本当に素晴らしいピッチング。彼は去年、悔しい思いをしていたと思うんで、今年は本当にいいモノを見せてくれている」
−4番に松山を起用。
「ちょっと、松山さんの力を借りようと思ってね。(七回先頭で右前打を放ち)フォークだったかな。ナイスバッティングだと思います」
2024年04月28日 19:23
エンゼルス・レンドン「考え得るすべての感情が沸き起こった」
左ハムストリングを負傷し、21日(日本時間22日)に10日間の負傷者リスト(IL)に入っていたエンゼルスのアンソニー・レンドン内野手が「間違いなく10日間では戻れない」と話していると、米スポーツ局「ESPN」が報じている。
レンドンは20日(同21日)、敵地・レッズ戦で内野安打を放った際に足を痛めて途中交代。21日(同22日)に10日間の負傷者リスト(IL)に入っていた。ナショナルズ時代の2019年に打点王に輝き、7年2億4500万ドル(約388億円)でエンゼルス入りしたが、毎シーズン怪我に悩まされている。
今回も長期離脱となる見込みで「もう4年もこれ(負傷離脱)が続いている。だから数日間は憤り、悔しさ、怒り、考え得るすべての感情が沸き起こった」と話している。「野球を毎回奪われるからだ、そうだろう? 勝ちたい、出場したい。出場し続けられるよう最善を尽くしているのに、何もうまくいかないように思える」と目線を下げた。
レンドンは今季ここまで19試合に出場し、打率.267、0本塁打、3打点。開幕から1番で起用され、21打数無安打と苦しんでいた。エンゼルス移籍後は2021年に出場した58試合が最多。毎年、怪我に苦しんでおり、不甲斐ないシーズンを過ごしている。(Full-Count編集部)
2024年04月28日 19:08
大谷翔平が挙げない“個人名”
ドジャース・大谷翔平投手の“配慮”について、米国でも注目を集めている。
2024年04月28日 19:07
「ウエスタン、ソフトバンク8−5阪神」(28日、タマホームスタジアム筑後)
阪神2軍は終盤に追い上げを見せるも、2連敗となった。先発の鈴木は立ち上がりから制球に苦しみ、2回3安打6四球3失点で降板した。
三回無死一、二塁から2番手で登板した育成ドラフト1位・松原(日本海L・富山)は3回1安打無失点と好投した。しかし1点差に迫った七回に登板した湯浅が1回4安打2四球5失点とリードを広げられてしまった。
それでも打線は八回に1点を挙げると、九回はドラフト3位・山田(仙台育英)の内野安打から2点と粘りを見せた。山田はプロ初の3安打を記録した。
和田2軍監督の一問一答は次の通り。
−最後追い上げられたのはよかった。
「最後まで気持ちは出てたし、ここ数試合しっかり守ってっていうところができて、負けてても締まったゲームはできてたんだけど、今日はスロー(イング)のミスが三つ出てしまったんで、そこらへんは反省点として、鳴尾浜に帰ってから再度。日々やってるんだけど、やっててもそういう、ゲームになると出てしまうっていうのは、まだまだ本当の力はついてないと思うんでね、これは再度しっかり練習していかないといけない」
−先発の鈴木は制球に苦しんだ。
「いつも通りっちゃいつも通りなんだけどね。そのいつも通りからなんとか乗り越えて、ワンステップ上にいってほしいんだけどね。まだ打たれるか抑えるかっていうところよりも、ストライクが入るかどうかっていうね。自分でもそうだと思うけど、そこと戦ってるから、それじゃあバッターと勝負できないよな。だからこのコントロールっていうところは。やっぱりね、自分で乗り越えていかないとね、いけないところなんで。ただ、鈴木だけじゃなくて、やっぱり今日の試合でも余計なフォアボールっていうか無駄なフォアボールが多いよね。打たれて打たれてっていうところに、フォアボールが絡んでくると、大量点になってしまうんで。もちろん気を付けて、打たれまいとしていきながらのフォアボールなんだけど、特にランナーいない時のね、フォアボールっていうところが、非常に今日なんかポイントになって響いてきてしまってるんでね。そこらへんはやっぱり反省点だね」
−松原は昨日に引き続き、いい投球。
「こういう勝負どころでもそうだし、昨日のね、勝負どころでもそうだし、ロングもできるだけの体力もついてきてるし。球は非常にいいし、気持ちも乗ってるんでね。これは続けていってほしい」
−湯浅は3試合連続で失点が続いている。
「球がいかないことで、本人も苦しんでると思うし。ちょっと首をかしげながら投げてるような感じなんでね。ここを乗り越えていかないといけないところなんで。今日含めて3回ぐらい本来のピッチングができてないんでね。これは投げながら修正していくしかないと思うんでね。それがブルペンなのか、試合なのか別として。今ね、本人も苦しいかもしれないけどね、なんとか乗り越えていけるようにコーチと一緒にやっていくしかないよね」
−気持ちの部分か。
「両方だろうな。やっぱり球がいかないから気持ちも乗ってこないだろうし。今、どこが悪いっていうか全体がね。いろんなところを。だからどこかが直ればね、全部が直っていくのかもしれないし、原因が2つ、3つあるかもしれないし。そういうところをね、ピッチングコーチとも一緒にやっぱり取り組んでいかないと。いい時期もあったわけで、これが一つの壁だと思うから、しっかり乗り越えていかないとね」
−山田がプロ初3安打。
「やっぱり新人だし、高卒ルーキーだし、今、試合もずっと出続けて、3試合連続ではスタメンでいかさないようにはしてるんだけど。最初のピークというか、ちょっと疲れてきて、バットも振れてなかったりするんだけど。体力的なところではね、もちろん休むという手もあるんだけど、やっぱりスタミナをつけるためには、ある程度試合出てね、出ながら、技術も身につけていかないといけないと思うんで。誰もが通る道だと思うんでね、ここはやっぱり頑張らせますよ」
−井上が八回から一塁守備に。
「まあまあ試合の流れもあるし、今日も最後、栄枝だけっていうね。もう総力戦になってしまったんでね。というところもあるし、やっぱり広大の場合ね、ファーストもできた方が幅も広がるしね。これからそういうこともありうるっていうことで、今日はファーストに入りました」
−これからも状況によっては一塁を守ることも。
「うん、あると思う」
−明日の先発は。
「明日は茨木」
2024年04月28日 19:00
「ソフトバンク3−2西武」(28日、みずほペイペイドーム)
ソフトバンクが延長十二回2死満塁で、相手の捕逸でサヨナラ勝ちを収めた。ソフトバンクの2試合連続サヨナラ勝ちは2021年3月27、28日のいずれもロッテ戦以来。小久保監督は「どっちに転んでもおかしくない試合だった。あんな終わり方があるんだなと思いました」と4時間36分のロングゲームの疲れをやや感じさせながらも、勝利に安どした様子だった。
今季最長の5連勝で、12球団最速で貯金を大台の「10」に乗せた。開幕前、小久保監督は「交流戦までに西武戦が12試合も組まれている。しかも全部週末カードで」と話し、この対戦をシーズン序盤のポイントに挙げていた。西武戦はここまで5戦全勝。開幕ダッシュの要因の1つとなっている。
しかし、小久保監督は「西武戦に関しては、本当に紙一重。山川が満塁ホームラン2発打った試合(13日)以外は全部接戦です。決して緩めることなく明日からもやっていきたい」と慢心のかけらも見せなかった。
2024年04月28日 19:00
先発が苦しみながらもゲームを作り、難攻不落のサブマリンをじわじわと攻め込みマウンドから引きずり降ろす。しかし絶好の場面で決められなかったことが、今日の試合の明暗を分けた。
2-2で迎えた5回、ここまで被安打6、与四球3と毎回ランナーを出しながらも2失点で踏ん張っていた大貫晋一がこの日初めて3者凡退に抑えるも、三浦監督は先頭で打席の回ってきた大貫に代打を送る決断。この仕掛けこそ実らなかったが、積極策で巨人先発の高橋礼にプレッシャーをかけると、その後1番から3番の上位打線トリオが全員フォアボールを選び1死満塁の大チャンスを作る。
押せ押せムードの中、阿部監督もたまらずピッチャーを堀田賢慎に代えるが、打席に迎えるは不動の4番・キャプテン牧秀悟。流れは完全にベイスターズへ来ていたが、結果は最悪のサードゴロダブルプレーとなり、勝利の女神は一塁側ベンチに背を向けた。
するとその流れのまま、6回には2点を勝ち越され、終わってみれば2-6のスコアで完敗を喫した。
試合後三浦監督は先発の大貫に「ほぼほぼランナーを背負いながら、よくなんとか踏ん張った感じでしたけどね。球数もちょっと多かったですし、あそこまでかなと」と及第点評価。
攻撃陣については「タイムリーは出なかったですけど、フォアボールは取りながら最低限でっていうところで、追いつくまではよかったですけどね」としながらも「そのあとですよね、1本出ていれば変わったのかなと思います」と昨日に続いての決定力不足を悔やんだ。また牧に関しては「もちろん相手もあることですけど、4番を任せてるわけですからね。打てなかったらしょうがないのかなっていうところ。その前はしっかりとチャンス作ってしてくれますしね」と責めることはなかった。
しかし6回のピンチを引き取り、さらに回跨ぎで無失点と好投した石川達也に「しっかりとねどんな場面でも、今日も丁寧に投げてましたしね。ボールは全体的にちょっと高かったですけども、その中で緩急も使いながら、しっかり全部してくれてますね」とし、今季初登板の最速156キロをマークした中川虎大にも「ファームの方からいいって情報状を聞いていまして、今日みたいな中でもあれだけ強いボールで、ゾーンの中で攻めてくれてますからね。あれを続けてほしいなと思います」と若いピッチャーに光明を見出していた。
ゴールデンウィーク最初のカードを負け越してしまった三浦ベイスターズ。「集中して明日の試合に臨めるように。今日の反省はしっかりしながらですけども、また明日も試合が続きますから」との言葉通り、ロードでの立て直しに期待したい。
写真・取材・文 / 萩原孝弘