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2024年04月28日 19:55
トロントメディアから大きなブーイングを浴びた大谷翔平 ドジャース・大谷翔平投手は26日(日本時間27日)からのブルージェイズ戦で大ブーイングを浴びた。昨オフに大谷の移籍先最終候補と言われていたこともあり、敵地のファンは好戦的だった。3連戦が始まる前、ブルージェイズの地元紙「トロント・スター」のグレガー・チゾム記者は「ファンはおそらくショウヘイにやつ当たりするでしょう」と笑いながら予想していた。 大谷を逃した代償は大きかった。トロント初打席の26日(同27日)の第1打席。大谷は右翼席に7号ソロを放った。満員の観客からの大ブーイングは一瞬静まり返った。唖然とした後、再度大きなブーイングを浴びせたが、口笛を鳴らすファンもおり、盛り上がっている様子だった。 昨オフ、ブルージェイズは大谷の移籍先の最終候補とされていた。実際に大谷もブルージェイズのマイナー施設を訪問。さらに、一部米メディアによって、大谷がブルージェイズと契約するためにトロントへ向かったと報じられることもあった。 チゾム記者は実際にはドジャースを予想していたという。自身の紙面では「オオタニがジェイズをもてあそんだ」と見出しを付けて記事化したが、それはあくまで期待の裏返し。「ドジャースの方がマイナーがより充実しているので、より明るい未来が待っています」「彼が間違ったことをしていないのは明らかです」と本音も語る。Xデー前日の誤報騒動…チゾム記者もBジェイズ入り確信「その時初めて現実に」 とはいえ、大谷がドジャースと契約合意をする前日の誤報では、さすがにチゾム記者もブルージェイズ入りが実現するのだと感じたという。「そうする(ブルージェイズと再び会う)唯一の理由は契約をするからだと私は思っていました。その時初めて、私はこれが現実になるのだと、割と思ったりもしました」と苦笑いする。 大谷自身も「僕がブルージェイズファンだったら、ブーイングをしていると思います」と理解していたように、チゾム記者もファンのブーイングは「彼らには(大谷を獲得する)チャンスがあると思っていたファンがたくさんいましたからね」と納得する。 ただ、大谷争奪戦に参加したことにより、大きな問題も。総額7億ドル(約1107億円)に達した争奪戦に参加したことにより、ファンの期待値は当然高くなる。「彼らは球界史上でも屈指の選手の市場に足を踏み入れ、そして最終的にはオオタニを獲得できなかっただけでなく、オフシーズンに何人か狙っていた選手を取り損ねたわけですから」。今後もFA戦線に参戦しないと、さらにファンの不満は高まってくる。 「ファンにとってはフラストレーションが今後もあることでしょう」。大谷争奪戦に参戦したことの代償が尾を引くことになりそうだ。(川村虎大 / Kodai Kawamura)
2024年05月13日 15:35
巨人と読売新聞社は7月15日の巨人−阪神戦(東京ドーム・午後2時試合開始)の終了後に実施する「伝統の一戦〜レジェンズOB対決〜」の出場選手が13日、決定したと発表した。
プロ野球90周年の節目を記念して、球団創設90周年を迎える巨人と、ともにプロ野球の歴史を刻んできた阪神のレジェンズOBによる試合を行う。
OB戦は公式戦終了から約1時間後に開始予定で、当日の巨人−阪神戦チケット購入者が、同じ席で観戦できる。
ほかにインタビュートークや能登半島地震被災地支援を目的としたチャリティー企画、レジェンズOBとハイタッチが出来るファンサービス企画なども行う予定。
OB戦の出場予定選手は以下の通り(敬称略。変更の場合あり)。
【巨人】
〈監督〉中畑清(兼内野手)
〈投手〉堀内恒夫、江川卓、角盈男、定岡正二、鹿取義隆、川口和久、槙原寛己、宮本和知、斎藤雅樹、上原浩治、高橋尚成、岡島秀樹
〈捕手〉吉田孝司、阿野鉱二、村田真一、西山秀二、佐藤弘祐
〈内野手〉河埜和正、篠塚和典、原辰徳、岡崎郁、福王昭仁、江藤智、元木大介、仁志敏久、小笠原道大、片岡保幸
〈外野手〉末次利光、柴田勲、高田繁、クロマティ、吉村禎章、緒方耕一、清水隆行、ラミレス、高橋由伸、松本哲也
【阪神】
〈監督〉川藤幸三(兼外野手)
〈投手〉小山正明、上田二朗、江本孟紀、江夏豊、星野伸之、藪恵壹、川尻哲郎、能見篤史、井川慶、藤川球児、岩田稔
〈捕手〉田淵幸一、矢野燿大、狩野恵輔、今成亮太
〈内野手〉藤田平、掛布雅之、久慈照嘉、上坂太一郎、的場寛一、鳥谷敬、西岡剛
〈外野手〉真弓明信、田尾安志、亀山努、桧山進次郎、福留孝介、浜中治、糸井嘉男、柴田講平、俊介
2024年05月13日 15:04
フロリダ大のカグリオーンが「2番・投手」で出場した
“大谷翔平2世”として注目を浴びているフロリダ大の二刀流左腕、ジャック・カグリオーン内野手が12日(日本時間13日)、シーズン最終戦となるケンタッキー大戦に「2番・投手」で先発。6回1/3を投げ、2安打3失点(自責点1)、3奪三振3四球で勝敗はつかなかった。降板後は「指名打者」として出場。4打数2安打、1四球。チームは延長10回の末に5-7で敗れたが、カグリオーンは30試合連続安打を記録し、ファンは「ジャック・カグリオーンにカーテンコールを」などと二刀流を称えた。
フロリダ大学野球部の公式X(旧ツイッター)は「カグリオーンは痛烈なライト前ヒットを放ち、フロリダ大学の記録である30試合連続安打に並んだ」と投稿。現在はナショナルズでプレーするジェイコブ・ヤング外野手が持っていた記録と肩を並べたという。
注目の二刀流にファンはSNS上に「強打者だから歩かされたり、勝負を避けれてきているから、とても感心している」、「GOAT(最高)」「大学生がバリー・ボンズのような扱いを今までに見たことがない」、「君は素晴らしい選手だ」「ゲイター(フロリダ大の愛称)のレジェンド」などといった称賛のコメントが相次いでいた。
大注目のカグリオーンはこの試合を終えた時点で打率.418、28本塁打55打点、投手では5勝1敗、防御率4.07としている。(Full-Count編集部)
2024年05月13日 14:32
広島、近鉄で投手として活躍した西武の投手育成アドバイザー、清川栄治さんが5日、悪性腫瘍のため東京都内の病院で亡くなった。13日に西武が発表した。62歳という早すぎる別れに、野球関係者らが哀悼の意を表した。
◇ ◇
清川栄治さんと呼ぶのは少々、照れくさい。昔のようにキヨと呼ばせてください。闘病生活を送っていたとは聞いていたが、早すぎるよ。ルーキーのころからキヨほど物静かというか、老成した人間をあまり知らない。
キヨが入団した当時、広島はまれにみる投手王国だった。亡くなった北別府学さんや現OB会長の大野豊さん、川口和久さんの3本柱を中心した投手陣に入るのは、並大抵のことではなかったと思う。その中で珍しい左のサイドスロー投手として重宝されていたが、強く印象に残っているのはグラウンド外での役割だった。
今は分からないが、当時の広島投手陣は、1軍でプレーする人間で「投手会」なる親睦団体を作っていた。シーズン中にはあまり活動することはなかったが、オフになれば「投手会」でゴルフ大会や食事会を開いていた。その「投手会」を開催する費用は、投手陣が独自で決めた「罰金」の積み立てでまかなわれていた。試合前の練習でノックを1回受け損ねると○○円の罰金、試合でエラーすると○○円罰金という具合に徴収していたと思う。この罰金をオフまできちんと管理する「会計係」はキヨの仕事だった。投手陣の中では若手だったが、その仕事をキチンとこなす姿に、先輩たちも「ウチの会計係は日本一」と真顔で褒めていたように思う。当の本人はその都度「当たり前ですよ」と照れ笑いを浮かべるばかりだったが…。
キヨには酒席をともにしたことがあるが、ばか騒ぎする私は「飲み過ぎはダメですよ。体に悪いですよ」と、何度も注意をされた。あの物静かな口調で諭されると恥ずかしい思いで一杯になったような気がする。そんな常識人のキヨがハメを外す姿を一度でもみてみたかった。それも叶わなくなってしまった。(デイリースポーツコンテンツ局顧問・今野良彦)
2024年05月13日 14:29
「大谷を大谷自身から守る」…地元紙「LAタイムズ」がコラムを掲載
ドジャース大谷翔平投手は12日(日本時間13日)の敵地パドレス戦を、腰の張りのため欠場した。
2024年05月13日 14:00
阪神は13日、6月7日の西武戦(甲子園)で「台湾デー」を開催すると発表した。2016年に始まり、コロナ禍で昨年4年ぶりに行われ、今年で6度目の開催となる。
台湾プロ野球チームチアガールとの写真撮影会も実施するほか、タイガースガールズとのダンスパフォーマンスを披露する。さらにオリジナルグッズがもらえるブースの出展や台湾グルメのキッチンカーの出店など、台湾を感じられる企画も盛りだくさんだ。
2024年05月13日 13:55
パドレス-ドジャース戦を観戦…試合前には松井裕樹からサインも
■ドジャース 5ー0 パドレス(日本時間12日・サンディエゴ)
ペトコパークで11日(日本時間12日)に行われたパドレス-ドジャース戦を観戦した日本人女優にファンが注目している。ドジャースの球団専属カメラマンを務めるジョン・スーフー氏は12日(同13日)、自身のインスタグラムにデーブ・ロバーツ監督と米倉涼子さんの2ショットを公開。「米倉涼子さん写ってます!?」「米倉涼子さんだ〜」と驚きの声が寄せられた。
球場を訪れた米倉さんは、黒のトップス、白のパンツ姿でパドレスのシティコネクトのキャップを被ってグラウンドに登場。試合前には松井裕樹投手からサインを貰う場面や、2ショットを撮影するシーンがあった。スーフー氏の投稿には、肩を抱き寄せ合う米倉さんとロバーツ監督が写っており、2人して満面の笑顔だった。
ドジャースとパドレスには日本人選手が計4人在籍するが、出場したのは同戦では大谷翔平投手のみ。9回には腰の張りを訴えて代打を送られるなど、3打数無安打1四球で、ドジャースが5-0で勝利していた。
有名女優とロバーツ監督の2ショットに、ネット上のファンは「めっちゃ密着してる」「ロバーツ監督めっちゃ笑顔ですね」「こんなところに米倉涼子さん!」「すごい2ショット」と反応していた。(Full-Count編集部)
2024年05月13日 13:51
日本ハムは13日、WBCや五輪などの世界大会でし烈な戦いを繰り広げてきた日本と韓国のプロ野球レジェンド選手による一夜限りの真剣勝負「日韓ドリームプレーヤーズゲーム」を7月22日にエスコンフィールドで開催すると発表した。
今年は日本プロ野球が誕生して90周年。この特別な年に、両国のプロ野球の歴史を築いてきた先人たちへの敬意と感謝を込め、また野球を通じた国際友好親善に貢献したいという願いから企画された。
JAPANの原辰徳監督は「日本と韓国のレジェンドが集う『日韓ドリームプレーヤーズゲーム』で監督を務めることができ、大変光栄です。日本球界にとって、韓国はよきライバルであり、友好国でもある特別な存在です。日韓ともに球史に名を残す選手がそろうとなれば、国際試合で戦ったあの興奮がよみがえってきます。JAPANの監督としてこのメンバーとともに日の丸を胸に、勝利を目指して全力で戦います」とコメント。KOREAのキム・インシク監督は「野球の交流を通じて、韓国と日本のファンが気持ちを分かち合い、両国の親善を図る有意義な試合に監督として参加することになり、光栄に思います。日本チームには素晴らしい選手がたくさんいますが、韓国の選手も恥ずかしくない試合ができるように最善を尽くします」などとコメントした。
両軍のメンバーは以下の通り(敬称略)。
〈JAPAN〉
【監督】原辰徳
【コーチ】山田久志、緒方耕一
【投手】上原浩治、岩隈久志、藤川球児
【捕手】谷繁元信、城島健司
【内野手】小笠原道大、鳥谷敬
【外野手】稲葉篤紀、福留孝介、内川聖一
〈KOREA〉
【監督】キム・インシク
【コーチ】アン・ギョンヒョン、ヤン・サンムン
【投手】ク・デソン、ソ・ジェウン、ユン・ソクミン
【捕手】パク・キョンワン
【内野手】チャン・ソンホ、パク・チョンホ、ソン・シホン
【外野手】イ・ジョンボム、ヤン・ジュンヒョク、パク・ハンイ
2024年05月13日 13:22
2023年のドラフト全体1位右腕がデビュー、“有名”彼女も観戦
■パイレーツ 10ー9 カブス(日本時間12日・ピッツバーグ)
2023年のドラフト全体1位、パイレーツのポール・スキーンズ投手が11日(日本時間12日)にメジャーデビュー。
2024年05月13日 12:08
体調不良のため戦列を離れていた阪神・桐敷拓馬投手(24)が13日、甲子園での投手指名練習に参加した。ブルペン投球などを行い調整。「思った以上に問題なく投げられたかなと思います」と安堵(あんど)した。
球団は10日に体調不良を発表。DeNAとの3連戦ではベンチから外れ、帰阪していた。12日に練習を再開。この日はブルペンで28球を投げて状態を確認した。
桐敷はここまで16試合に登板し2勝0敗8ホールド、防御率1・13。強力なブルペン陣の一角としてフル稼働していた。
また、14日の中日戦(豊橋)に先発する村上頌樹投手(25)は、キャッチボールやダッシュなどを行い準備した。
2年連続となる豊橋市民球場での登板。前回は5回4失点で勝利をつかんだが「狭い球場というのは分かっている。ホームランも打たれているので。気をつけたい」と両翼93メートル、中堅115メートルと狭く、一発への警戒心を強めた。
2024年05月13日 12:03
巨人の新外国人選手で、前レンジャーズ傘下3Aラウンドロックのエリエ・ヘルナンデス外野手(29)が13日、川崎市のジャイアンツ球場に併設された寮内で入団会見を行った。
日本野球の印象について「応援だったり雰囲気が全然違うと聞いているので良い経験になると思うし、そこでプレーしたい」と話したが、それらの情報は昨季同僚だったDeNA・筒香から入手したのだという。
「筒香選手とはちょっと話ができたんで、アドバイスというかそういう話にもなった。それも踏まえてプレーしたい」と言い、具体的には「だいたいではあるが、日本の応援とか球場のつくり、ピッチャーの攻め方とかはちょっと聞いた」と明かした。
その上で「アジャストしなければいけないところがあるので、そこを心配している。自分を100パーセント出す、日本の野球にアジャストできるように」。まだ時差ぼけは残っているが、「来日前に約1週間、向こうでバッティングもしていたし、トレーニングもジムでやっていた。準備はしてきた」と話した。
2024年05月13日 11:41
プロ野球横浜ベイスターズ、日本ハムでプレーした野球解説者の高木豊氏(65)が2024年5月12日にユーチューブを更新し、今シーズン中にフリーエージェント(FA)権の取得が見込まれる巨人・大城卓三捕手(31)の去就を予想した。「フル出場しないとお金が稼げない」
今シーズン、巨人・阿部慎之助監督(45)は大城、小林誠司(34)、岸田行倫(27)の3捕手を併用して起用している。大城は昨シーズン134試合に出場したが今シーズンは38試合中23試合の出場にとどまり、打率.188、3打点、本塁打ゼロだ。
大城は不振を理由に、8日に出場選手登録を抹消された。スポーツ紙の報道によると、阿部監督は大城の2軍落ちについて「1番のメインは気分転換。素晴らしいものを持っているんだから『野球が楽しいな』とかね。そういった原点に戻ってきてくれと言った」と説明したという。
このような背景を踏まえた上で高木氏は「(今オフのFAで)大注目は大城。この先どう言う扱いになるか分からないけれども、例えばこの先同じようなことが起こるとすると、出るかなという感じがする」
と、今後の起用法次第ではFA移籍をする可能性があるとした。
そして「扱いというか起用法が現状のままであれば、なかなか残って修行するというのは厳しい」とし、「そうしない(フル出場)とお金が稼げない。自分の力というのも自分で分かる。働き場所を見つけて出るかなという感じはする」と現実的な観点から私見を述べた。
高木氏は大城の契約内容にも注目した。スポーツ紙の報道によると、大城は23年オフの契約更改で単年契約を結んだ。球団との交渉の中で、FA権や複数年契約の話は出なかったという。「他球団は最大の評価は示していくと思うけども...」
FA権取得を翌年に控えた契約更改での単年契約に高木氏は「1年契約だと、いろいろ勘繰るところはあるよね」とし、次のように持論を展開した。「他球団の評価は聞いてみたいと思うし、他球団は聞いたところでいいことしか言わないから。ほしいから。だってそれはそうでしょ。正直に『君はリードがどうのこうの』とかは絶対に言わない。『君の力が必要なんだ』と。最大の評価は示していくと思うけども、そんな評価を聞いてもしょうがない。自分が巨人に残りたいのか、残りたくないのか。他球団に行きたいのか、行きたくないのか。そこだから」
さらに大城がFA宣言をしたと仮定して、こう続けた。「ただ同じ条件できたときに、こっちでは2番手でいる、こっちでは主戦だと。同じ金の条件で3年間、4年間といったら、大城の性格としてどっちを選ぶかなと。楽な方を選ぶのか、レギュラーとしてキャリアを積む方を選ぶのか。これは性格だな」
スポーツ紙の報道によると、大城は10日に2軍に合流し、12日に降格後初の打撃練習を行ったという。
2024年05月13日 11:25
イ・ジョンフは守備でフェンスに激突し悶絶…そのまま交代した
■ジャイアンツ 6ー5 レッズ(日本時間13日・サンフランシスコ)
今季ジャイアンツに入団した李政厚(イ・ジョンフ)外野手が12日(日本時間13日)の本拠地・レッズ戦で守備の際にフェンスに激突し、そのまま退いた。
2024年05月13日 11:20
大谷は13日パドレス戦を欠場…試合前の取材対応にメディアが大集結した
■パドレス 4ー0 ドジャース(日本時間13日・サンディエゴ)
ドジャース・大谷翔平投手は12日(日本時間13日)の敵地・パドレス戦を腰の張りのため欠場した。試合前には報道陣の取材に応じたが、日米のメディアが大集結。試合に出場しなくても、その注目度は“異次元”だった。
11日(同12日)の同カードで、腰の張りため9回の打席で代打を送られた大谷。その翌日の取材対応だったこともあり、いつにも増して凄まじい注目度だった。テレビカメラが取り囲み、ペン記者がレコーダーを差し出す。異様な光景が広がった。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」でドジャース番を務めるファビアン・アルダヤ記者は自身のXに、大谷がメディア対応する写真を投稿。「ショウヘイ・オオタニは(11日の)試合前練習で違和感を抱き始め、試合が進むにつれて悪化したと言及した。でも、今日の方がいいようだ。今日はいつも通り、試合前ルーティンを問題なくこなした」と綴っている。
人気球団のドジャースに移籍したこともあり、常に一挙手一投足が注目されている大谷。春季キャンプ初日には約70人、白のポルシェでキャンプ施設入りした際には60人のメディアが集結した。この日の“人だかり”には「レポーターが863人いるようだ」とファンも驚いていた。(Full-Count編集部)
2024年05月13日 11:07
巨人の新外国人選手で、前レンジャーズ傘下3Aラウンドロックのエリエ・ヘルナンデス外野手(29)が13日、川崎市のジャイアンツ球場に併設された寮内で入団会見を行った。「守備も自信を持っているし、外野ならどこでも守れる。打撃でもチームに貢献したい」と語った新助っ人に対し、吉村禎章編成本部長も緊急補強に至った経緯を説明した。
「彼は長年、リストアップしてプレーも見ていた。外野を全て守ることができる。プレースタイルも必ずウチの力になってくれる。チーム構成上、左の選手が多い中で右の外野手。チームのピースになると思って獲得しました」
ドミニカ共和国出身のヘルナンデスは身長189センチ、体重89キロで右投げ右打ちの29歳。2022年にメジャーに昇格し、14試合で打率・182、3打点。今季はレンジャーズ傘下3Aで20試合に出場して打率・289、2本塁打、10打点。長打力に加え、外野全ポジションを守る守備力も魅力だ。
守備力がクローズアップされる新助っ人だが、吉村本部長は「一番の注目は広角に打てること。逆方向にもしっかりと力を伝えられる」とし、「変化球にも対応もできる。日本の野球に合うと判断した」と活躍を断言。「実際、2週間前くらいまでプレーしていた。あとはしっかりとコンディションを整えて、日本の投手に慣れてもらった中で、早く1軍の戦力になってもらいたい」と続けた。
チームでは主軸として期待されたオドーアが、開幕3日前に2軍落ちを不服として退団。DeNAに復帰した筒香の獲得にも動いた中、大型外野手の緊急補強で現状打破を図る。阿部慎之助監督(45)も正式契約が発表された後、「助っ人になってくれたらうれしいです」と期待していた。
2024年05月13日 11:03
バンディが引退したことを米放送局に明かした
オリオールズ、エンゼルスなどでプレーしたディラン・バンディ投手が、引退したことを米メディアに明かした。2020年からは2年間エンゼルスで大谷翔平投手(現ドジャース)とともにプレーしていたが、31歳にして区切りを付けることになった。
オリオールズの地元放送局「MASN」の取材に対し、バンディは引退したことを明かした。2011年のMLBドラフトではオリオールズから1巡目(全体4位)で指名され、高卒で入団。ドラフトから約1年後に19歳でメジャーデビューするなど才能は高く評価されており、2016年には10勝、2017年に13勝をマークしていた。2019年オフにはエンゼルスにトレードで移籍。短縮シーズンとなった翌2020年には11試合で6勝を挙げ、サイ・ヤング賞投票では9位に入っていた。
2021年は2勝9敗、防御率6.06と苦戦し、オフにはFAに。2022年にはツインズで29試合に先発し8勝8敗、防御率4.89の成績を残したが、昨年7月末にリリースされていた。
同局の取材のなかで、引退を決断した理由については、球速の衰えを一因に挙げた。2016年には94.4マイル(約151.9キロ)だったフォーシームの平均球速は、2022年には89マイル(約143.2キロ)に低下。「速球を投げようとしたんだけど、全く速くなかったんだ(笑)。去年3Aで投げてたときでさえ、肩、肘、全ての調子が悪くて、140キロ程度に留まっていた」と明かした。
2013年にはトミー・ジョン手術をうけるなど、度重なる怪我と戦ってきたキャリアでもあった。まだ31歳と若いものの「キャッチボールをする為に、肩や身体を温めようとすると2時間半、3時間もかかるようになってしまった。年を重ねて、磨耗したんだと思う」と現状を説明した。(Full-Count編集部)