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2023年03月26日 17:52
今シーズンがどのような結果に終わろうと、リバプールは夏の動きが注目される。 2015−16シーズン途中にユルゲン・クロップ監督が就任して以降、リバプールは翌シーズンからプレミアリーグでトップ4の座を確かにしてきた。だが、今季はすでに8敗を喫して6位につけている。 消化試合数の違いもあり、リバプールはまだ来季のチャンピオンズリーグ出場権を競っているところだ。だが、今季を受け、夏のチーム改革が注目されているのは変わらない。 補強をする上で常に魅力的なのは、フリーで獲得できる選手だ。『CAUGHTOFFSIDE』は3月25日、リバプールのターゲットになるフリーの9選手をピックアップ。今季でフランクフルトとの契約が満了となる鎌田大地もチョイスした。 同メディアは鎌田について、「中盤からダイレクトに攻撃しようとする傾向から、クロップが日本代表に関心を寄せた理由は完全に理解できる」と評している。 なお、そのほかにCAUGHTOFFSIDEが取り上げたのは、以下の選手たちだ。●エヌゴロ・カンテ(チェルシー) 「このリストでおそらく最も可能性がない。大きな負傷から戻ってきたところで、年齢からもクラブを熱狂させることはないだろう」●ユーリ・ティーレマンス(レスター) 「素晴らしい選手。リバプール中盤にダイナミックな補強となる」●ウセム・アウアー(リヨン) 「以前アーセナル移籍が噂され、マンチェスター・ユナイテッドとも噂されている。彼の未来はいずれにしても現クラブにはないだろう」●アドリアン・ラビオ(ユベントス) 「ユベントスの様々な問題から、移籍以外の選択肢はないかもしれない。まだ27歳、この経験豊富な選手にはまだまだ先がある」●マフムード・ダフード(ドルトムント) 「ドルトムントで好調、クロップが以前注目していたと言われる選手。だが、クロップのかつての雇い主はアプローチを歓迎するだろうか」●エバン・エヌディカ(フランクフルト) 「多くの欧州トップクラブが関心を寄せている様子のCB。フィルジル・ファン・ダイクが以前のようでなく、代役のCBが期待されるほど成功していないだけに、クロップが別の選手を狙うのは確かだ」●マルコ・アセンシオ(レアル・マドリー) 「カルロ・アンチェロッティ監督しか知らない理由で出場機会に恵まれず。その左足は絶対だ」●ダニ・セバジョス(レアル・マドリー) 「アーセナルでのレンタル期間に印象を残したもうひとりのレアル・マドリー所属選手。中盤でフィジカルとスキルをもたらす。かつてクロップがレンタルで獲得を狙った選手だ」構成●サッカーダイジェストWeb編集部【動画】「うますぎやろ」「天才か」とファン驚愕!エリア外から右足ダイレクトで決めた鎌田の衝撃ゴラッソ
2024年04月29日 23:29
バルセロナがスペイン代表DFパウ・クバルシとの新契約締結に近づいているようだ。スペインメディア『ムンド・デポルティーボ』が29日に報じている。
2007年1月22日生まれで現在17歳のクバルシは、“ラ・マシア”(バルセロナの育成組織)で育ったセンターバック。2018年夏、同じカタルーニャ州のクラブであるジローナのカンテラからバルセロナへ移籍すると、以降は“ブラウグラナ”のユニフォームを身に纏って成長を続けてきた。今シーズンは前半戦こそバルセロナ・アトレティック(Bチーム)を主戦場としていたものの、今年1月19日に行われたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)ラウンド16のウニオニスタス・デ・サラマンカ戦(○3−1)でハーフタイム明けから途中出場し、トップチームデビューを飾る。以降はトップチームでも主力に定着し、ここまで公式戦18試合に出場。ラ・リーガだけでなくチャンピオンズリーグ(CL)でも最終ラインを支え、守備力は言わずもがな、シャビ・エルナンデス監督からはビルドアップ能力も高く評価されている。
長きにわたってバルセロナの最終ラインを支えていくことになるであろう“逸材”のセンターバックに対して、バルセロナは早くから契約延長交渉に着手。今回の報道によると、既に両者は金銭面で合意に達しているという。既にクバルシ側は“昇給”が約束された契約書の内容に満足しており、残すは契約期間のみとなったようだ。バルセロナ側は6年間を望んでいるのに対して、クバルシ側は5年間を希望しているとのこと。一方で、『ムンド・デポルティーボ』によると、この1年間の違いが障壁となって新契約交渉が白紙に戻る可能性は0に近いと伝えられている。
また、クバルシは現在17歳のため、法律の規定により3年間以上の契約を締結することができない。だが、バルセロナはクバルシと“同期”のスペイン代表FWラミン・ヤマルと同様のやり方、“ラミン方式”で新契約締結までのプロセスを進めるようだ。この“ラミン方式”とは、ここまでバルセロナのトップチームで成し遂げた功績に併せて給与面など改訂可能な部分を変更し、来年1月にクバルシが18歳の誕生日を迎えると、自動的に新たな条項が盛り込まれた長期契約へと移行するという内容のこと。バルセロナが希望した期間で新契約が結ばれる場合は、2030年6月30日までの契約となる見込みだ。
一方、ラ・リーガが独自で設けているサラリーキャップのシステムに抵触する可能性が懸念事項として挙げられる。その場合、クバルシはトップチームの選手としてではなく、バルセロナ・アトレティックの選手として新契約を結ぶことになるという。スペイン代表MFガビが通ったルートだ。
今回の契約延長の最大目的は、“逸材”の安易な流出を避けるところにある。現在の契約では、1000万ユーロ(約17億円)にも満たない移籍金でクバルシを獲得することが可能だという。つまり、クバルシに対して熱視線を送っているビッグクラブの多くが、そのプレーのクオリティや年齢面だけでなく、安い移籍金で“引き抜ける”状態だった。
しかし、今回の新契約が結ばれれば、バルセロナが納得できない金額でクバルシの流出を防ぐことができる。報道によると、クバルシの契約解除金は10億ユーロ(約1677億円)に設定される見込み。ヤマルやガビ、ウルグアイ代表DFロナルド・アラウホ、スペイン代表MFペドリ、同FWフェラン・トーレス、同FWアンス・ファティ(現在はブライトンへレンタル移籍中)と同じく、将来を嘱望されたバルセロナの選手として“10億ユーロプレイヤー”への仲間入りを果たすこととなる。
あくまでこの金額は契約解除金のため、必ずしもクバルシ獲得のために10億ユーロを支払わなければならないわけではない。だが、バルセロナは予想外のアクシデントを防ぐためにこの金額を設定。“非売品”として、両者が望む限りは“ブラウグラナ”一筋でプレーしてほしいというクラブ側からの願いが金額に表れた形だ。
バルセロナは2023−24シーズンが終了する前に、クバルシと新契約を締結したいと考えているようだ。17歳の若きセンターバックとの契約延長は、もはや時間の問題と見られている。
2024年04月29日 22:20
最近のサッカー界では、10代から当たり前のように活躍する猛者が次々と出てきている。バルセロナの16歳FWラミン・ヤマル、17歳のDFパウ・クバルシといった選手はその代表例だが、この1年で最も出番を得てきたティーンエイジャーは誰なのか。
今回『CIES Football Observatory』は欧州トップリーグにて、昨年4月からの1年で最もプレイタイムを得てきたティーンエイジャーを紹介している。
まず1位はポルトガル代表デビューも果たしているベンフィカMFジョアン・ネヴェス(19)だ。この1年で4905分間ものプレイタイムを記録しており、ベンフィカではすっかり主力だ。
2位は若手育成に定評あるオランダの名門アヤックスの最終ラインに入るDFヨレル・ハト(18)で4758分、3位はベルギーのヘンクでプレイするモロッコ代表MFビラル・エル・カンヌス(19)で4480分、4位はフランスのトゥールーズの守護神を務めるGKギヨーム・レステ(19)で4140分と続く。
ポルトガル、オランダ、ベルギーは若手を積極的に育成しているリーグで、こうしたリーグではかなり早い段階からチャンスをもらっている若手も目立つ。ネヴェスやハトは5大リーグでも活躍するポテンシャルがある選手だ。
この1年でステップアップした例で言えば、ベルギーのアントワープでプレイしていたベルギー代表MFアルトゥール・ヴェルメーレン(19)がアトレティコ・マドリードに引き抜かれている。まだアトレティコではレギュラーに定着していないが、アトレティコは同選手獲得へ2500万ユーロを投じており、将来への期待は大きい。
アルトゥールもアントワープ時代を含めれば、この1年で3949分の出番を得ている。すでにベルギー代表デビューも果たしており、成長スピードはかなり速い。
他にはブラジルのアトレチコ・ミネイロでプレイしていたブラジル人FWヴィトール・ロッキ(19)がバルセロナへ移籍。ロッキもこの1年で2902分のプレイタイムを記録している。
同じブラジル期待のFWエンドリック(17)もパルメイラスで3252分間のプレイタイムを得ており、とんでもない速度で経験を積み重ねている。
最近は10代から活躍する選手も珍しいものではなくなり、若手へのイメージも変わりつつある。今後もこの傾向は続いていくことだろう。
2024年04月29日 22:10
J1第10節浦和レッズ対名古屋グランパス戦が28日に埼玉県さいたま市内で行われ、2-1で3試合ぶりの白星を奪取した。前半24分にMF安居海渡が先制弾を突き刺し、後半25分にはFWチアゴ・サンタナがペナルティーキックで決勝点を挙げた。試合終盤に失点を許すも、強敵相手に逃げ切った。
この日後半28分に途中出場したMF松尾佑介は本調子といかないながらも、相手カウンターのラストパスをカットするなど守備面でチームに貢献した。ただ前を向いてボールを受けるシーンは少なく、得意とするラインブレイクなどを見せることができなかった。
松尾は「審判の誤審があったのですごくストレスが溜まる試合でしたけど、あれがなければ別に失点はなかった。最低限勝てて良かったと思います」と振り返った。
チームは連動した守備でピンチを防ぎ続けてきた。松尾も出足の早さを生かしたプレスバックや絶妙な位置取りでカバーするなど、名古屋の鋭い攻撃を防ぐのに一役買った。だが「守備はチームは当たり前にやることなので、チームとして決まっていますし、出た選手の責任だと思っています。それができて良かったなと思いますし、それができなかったら出る資格はないと思います。(攻撃面は)試合展開的に(前を向き辛い)そういうふうになるのは大体そうですし、特にストレスを感じることなく、そこにチャンスがあればぐらいの気持ちでした」と淡々と話した。
ゴールへの拘りは人一倍あるだけに、松尾にとって守備は最低限の仕事だ。直近リーグ3試合で得点が取れていないだけに次戦以降に向けて静かに闘志を燃やしている。
今季は腰痛に苦しむ松尾はこれまで9試合に出場も先発は4試合に留まっている。自身のコンディションを「良くないっすね。とても良くない。ぎりぎりベンチに入れるかですね」と視線を下げた。それでも今季はリーグ戦で2得点を奪っており、実力の高さを示している。
仙台大の松尾佑介、「横浜FCでデビューした11日後に横浜FCと対戦する」心境を聞いてみた
次節以降に向けて「ゴールもそうですし、腰の調子にもよりますけど、出場時間を少しずつ伸ばしていけたらいいと思います」と冷静に前を見据えていた。完全復活を待望される赤きスピードアタッカーの活躍を見守っていきたい。
2024年04月29日 21:40
今季終了後の退任予定から一転、バルセロナは現指揮官シャビ・エルナンデスの続投を表明した。
2024年04月29日 21:36
明治安田J1リーグにおいて4月は1勝3敗と苦境に直面していた浦和レッズ。しかし24日のYBCルヴァンカップでJ3のガイナーレ鳥取を5−2で撃破。武田英寿やエカニット・パンヤらここまで出番に恵まれない選手たちも活躍し、ようやく光明が見えてきた印象だった。
こうした中、迎えた28日の名古屋グランパス戦。浦和としてはリーグ3試合ぶりの勝利が求められた。
ペア・マティアス・ヘグモ監督は鳥取戦で途中出場した安居海渡を左インサイドハーフに先発起用した。左サイドでフリーマン的に動く中島翔哉をサポートさせつつ、攻守両面でダイナミズムを生み出す役割に期待。その安居がいきなり24分に一瞬の隙を突いて先制点を挙げることに成功し、チームとしても大いに弾みがついたと言える。
アグレッシブな姿勢を押し出す仲間に勇気をもらい、徐々に本来のリズムをつかんでいったのが、右FWで先発した前田直輝だ。今季から浦和の一員になったが、古巣である名古屋との対戦は初めて。永井謙佑や稲垣祥など慣れ親しんだ仲間たちと対峙するとなれば、やはり特別な感情が湧いてくるのも当然だろう。
「正直、ちょっと空回りしたところありました(苦笑)。相手がマンツーマンでコンパクトにタイトに来たイメージがあって、いつも通り、余裕を持ってプレーできればよかったんですけど、少なからず緊張まではいかないものの、ずっと楽しみにして、ソワソワしていた部分もあった。それが自分の甘さなのかなと思います」と本人も普段とかけ離れた入りになってしまったことを反省。本来のドリブル突破や局面打開を積極的に出そうと士気を高めていたに違いない。
それを具現化したのが、68分の大仕事だった。アレクサンダー・ショルツが奪ったボールをサミュエル・グスタフソンがキープし、前を走る伊藤敦樹にパスが出た瞬間、右サイドでフリーになっていた前田は仕掛ける気満々だった。そしてボールを受けると一目散にペナルティエリア内でドリブルを見せ、稲垣祥のファウルを誘った。これでPKを獲得し、チアゴ・サンタナがゴール。この2点目が決勝点となり、浦和は2−1で勝利。今季リーグ4勝目を挙げたのである。
「数字に残らないのがちょっと悲しいですけど、あれが大仕事と言ってもらえているのであればうれしいですね。(決めた)チアゴはいつも『ありがとう』と言ってくれるんです。チアゴが今季決めているPKの3点とも僕が取ったPKなので(笑)。『あなたがエースなんだから、もちろんだよ』と彼には話していますけど」と前田本人はチアゴに対する大いなるリスペクトを口にした。
やはりチームとしてもエースFWの得点数が伸びた方が勢いに乗れる。前田の気配りを有難く感じているはずだ。
前田は今、完全に”浦和の男”となり、チームを勝たせることのできる選手になりつつある。
「僕はもう浦和の一員なので、浦和の勝利のためにやっています。浦和にしっかり染まっていきたい」と本人も今回の古巣対決を経て、自分の意識を高めた様子だ。
切れ味鋭い29歳のレフティーの存在価値を痛感している1人が、右サイドで縦関係を形成している右SB石原広教だろう。
「直輝君は鳥取戦の時もそうですけど、攻撃でパワーを発揮して、ああやってPKを取ってくれる選手。僕としては『戻らなくていいから、前にいて攻撃で結果を残してほしい』と言っていますけど、直輝君も頑張れる選手なので、守備に戻ってきてくれます。今年はキャンプからずっと一緒にいて、お互いに遠慮することなくいろいろと言い合っていますし、先輩なのにすごくコミュニケーションを取ってくれるので、いい関係ができています」
石原が前向きに語る通り、右サイドの連携面が試合を重ねる毎にスムーズになっている印象は少なくない。彼らが活性化はすれば、右インサイドハーフの伊藤がもっと高い位置に侵入できるだろうし、グスタフソンのシュートチャンスも増えるはず。そしてヘグモ監督の目指すサッカーに近づけることができれば理想的だ。前田直輝という人材は現在の浦和に必要不可欠だと言っていいだろう。
「だけど、自分としてはもっともっとゴールに直結するプレーをしたいイメージはあります。チームとしても決定機を増やし、ゴールを取れるようにしたい」と背番号38は語気を強めたが、確かにアタッカーである以上、自身の得点も増やすことは重要なタスクである。
3月17日の湘南ベルマーレ戦で今季初ゴールを奪って以来、彼には歓喜の瞬間が訪れていない。そこはやはり物足りないというしかない。名古屋時代の2019年に記録したシーズン9点を上回るべく、ここからゴールを量産していくことが重要だ。そうすれば、自ずと浦和の戦績も順位も上がる。前田のやるべきことは明確なのだ。
5月の浦和は直近の川崎フロンターレ、横浜F・マリノス戦を筆頭に7試合の超過密日程。そこをうまく乗り切れば、もっと順位を上げられる。「自分はいつも60〜70分しか出ていないので、コンディションは大丈夫」と言い切る右のキーマンのパフォーマンスが今後のカギになるのは間違いなさそうだ。
取材・文=元川悦子
2024年04月29日 21:33
U-23日本代表は現地4月29日、カタール・ドーハで開催されているU-23アジアカップの準決勝でU-23イラク代表戦と対戦。この試合からDF西尾隆矢の出場停止処分が解かれる。
初戦の中国戦で一発退場となった西尾は、3試合の出場停止処分が明け、イラク戦から出場可能に。これまでも、年代別代表でセンターバックとしてコンビを組んできた木村誠二も仲間の復帰を喜ぶ。
「やっと戻ってきてくれる。本当にセンターバックとしての能力はやっぱり高いですし、今までずっと一緒に代表で組んだりしてきた。センターバックの中でも同い年で、ずっと今まで一緒にやってきた特別な思いもありますし、やっと一緒に戦えるようになったのは嬉しいですね」
【PHOTO】松木玖生や川粼颯太らが絶妙ポージング!アジアカップを戦うU-23日本代表全選手&監督のポートレートを一挙紹介!
また西尾の能力はチームにとって心強いと強調。プレーをこう分析した。
「ディフェンスラインの統率能力が高いですし、結構、マメなタイプなので、ラインの上げ下げもたぶん一番細かいんじゃないかなってぐらい、結構細かくやります。センターバックとして必要なマメさはかなりある。あとシンプルに、身体を見ればわかると思うんですけど強いので、当たり負けもしない。ゴール前の守備の強さもやっぱり日本人としては抜けている部分があると思う。そういう部分で頼りになる選手です」
復帰を歓迎したが、ピッチ上ではプロの選手同士。「ただ、試合に出るってなったらそんなの関係ない。隆矢が出るにしろ、自分にしろ、(高井)幸大でも、(鈴木)海音でも。それぞれがちゃんとやれることをやるだけ」と闘志を燃やした。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月29日 21:20
首位セルティックと2位レンジャーズの勝ち点差は未だ3ポイントと、今季スコットランド国内リーグの優勝争いはかなり激しいものとなっている。
両チームは5月10日に顔を合わせる予定で、さらに5月末には国内カップ決勝でも対決することになっている。この直接対決はセルティックにとって重要なものとなるが、そこへ向けて注目されているのがセルティックFW前田大然だ。
前田は今月7日に行われたレンジャーズ戦でハムストリングを痛めたようで、一部ではシーズン絶望との見方もあった。しかし前田はそこから驚異的な回復力を見せており、今季中に復帰できる可能性が出てきた。
それに合わせて前田の重要性を説いたのは、セルティックOBのクリス・サットン氏だ。前田は7日のレンジャーズ戦で自慢の猛プレスからボールを奪い取り、開始1分でゴールを決める離れ業をやってのけた。英『Daily Record』にて、サットン氏はレンジャーズ戦で前田がいれば心強いと語る。
「レンジャーズの主将を務めるタヴェルニエがワイドマンの前田に対して苦戦してきたのは事実だ。前田のスピードとプレッシングに対処するのは悪夢であり、何より重要なのは前田の脅威でタヴェルニエの攻撃参加を妨害できる可能性があるということだ」
レンジャーズの右サイドバックには、得点を量産している超攻撃型DFジェイムズ・タヴェルニエが入っている。前田が左のウイングに入ることで、タヴェルニエを牽制できるとの見方だ。
前田のスピードは守備面の貢献度も大きく、あの運動量とスピードはかなり厄介だ。レンジャーズ戦へ前田が間に合えば理想的で、前田のスピードと守備意識は相手が強ければ強いほど有効な武器となる。
2024年04月29日 20:46
2月に横浜F・マリノスからスイスリーグのセルベッテへ買取オプション付きのレンタル移籍をしている西村拓真。
2024年04月29日 20:25
待望のゴールはチームを救う一発だった。サンフレッチェ広島は28日、明治安田J1リーグ第10節で川崎フロンターレをホームに迎えて2−2で引き分けた。FW加藤陸次樹はフル出場で同点ゴールをマーク。今シーズン初得点を決めてチームの無敗に貢献した。
1点を追う75分、MF満田誠がペナルティエリア前に持ち上がってクロスを入れる。ふわりとしたボールに目の前のFWピエロス・ソティリウも反応していたが、加藤は「ピエロス選手が触るかなと思ったけど、触らないことに賭けて走り込んだ」と自分の直感を信じた。
ボールはソティリウを超え、待ち構えていた加藤が左足で押し込んでゴールネットを揺らした。その瞬間、待ちに待った背番号51の今季初ゴールにホームサポーターの歓喜が爆発した。だが、本人は喜びもほどほどにすぐ自陣へ戻り、主審のゴール確認を待っている間も、「勝ちに行こう」と視線はすでに逆転を目指していた。
今季はJ1開幕から9試合連続でスタメン出場し、どの試合も80分以上プレーしてきたが、不発続きで苦しんでいた。それでも、「マジで吹っ切れていた」と加藤はチームの勝利のために戦う決心だった。
「点が取れないなら、もうチームのためにできることをやるしかないし、その中で点はそのうち取れるだろうと思っていた。ホームだったし、勝利がみんなのためになるなと思ったので、チームのためにできることを意識していた」
試合を通じて前線で体を張り、走り続け、攻撃をつなぎ、サイドでチャンスメイクし、攻守にわたってチームのために戦った。すると、逆転を許して苦しい展開となった直後に同点弾。劇的なタイミングでの今季初ゴールでチームを救った。試合後の加藤は、「ホッとした」と初得点に安堵した様子だった。
「ゴールの瞬間は落ち着いていたので、自分らしくない得点だった。いつもなら初ゴールは思い切って振り抜いて決める感じだけど、今日は落ち着いてゴールを決められた」と得点シーンを振り返り、「広島のサッカーは失点しても一人ひとりがビビらずに前にどんどんボールを運ぶし、その(失点後の)瞬間にチャンスが来たので、決めきれて良かった」と胸を張った。
ミヒャエル・スキッベ監督も試合後の会見で「ここまで非常に苦労した部分があったので、これで少し肩の荷が下りたと思う。ゴールを量産する選手なので、これからはどんどんやってくれると思う」と話し、ストライカーのさらなる活躍に期待を寄せている。
広島はリーグ戦開幕10試合無敗を維持したものの、3試合連続ドロー。チャンスを多く作れている中で勝ち切れない試合が多く、加藤は「広島のサッカーはチャンスがめちゃくちゃ多いので、その分決められなかった時に気持ち的にも体力的にも代償が大きい。今日も(守備に)戻りきれない部分が多くて、危ないシーンがたくさんあった。でも、決めきれれば、勝てると思うので、そこにこだわらないといけない」と得点への意欲を燃やす。
次節は5月3日、アウェイでのアルビレックス新潟戦。ゴール連発と4試合ぶりの勝利を誓う加藤は、「(初ゴールを決めて)かなり安心しているけど、勝てなかったので。チームとしていい状況ではないけど、次勝てば一気にいい状況に持っていけると思う」と話し、次はチームを勝利に導く得点を狙う。
取材・文=湊昂大
2024年04月29日 20:16
4月28日に開催されたプレミアリーグの第35節で、5位のトッテナムが暫定首位のアーセナルがとホームで対戦。宿敵とのノースロンドン・ダービーを2−3で落としている。
前半にまさかの3失点を喫したスパーズは、63分にようやく1点を返す。相手GKダビド・ラジャのパスミスをカットしたクリステャン・ロメロが、落ち着いてゴールに流し込んだのだ。
【動画】なぜそこにいた? トッテナムDFの驚愕弾
CBのアルゼンチン代表が、なぜ最前線にいたのか。ファンからは次のような驚きの声が上がっている。
「どこにおんねん」
「神出鬼没すぎ」
「シュートうま」
「なんかスパーズにロメロ3人くらいいないか?」
「今までで一番なんでそこに?って思ったわ」
「ストーンズもびっくりの偽センターバック」
「ワントップに置いてください!」
「スパーズはなんでロメロがゴールに一番近いねんw そして決めんねん」
この一発で流れを取り戻したスパーズだったが、あと1点が及ばなかった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月29日 20:05
かつてJリーグの神戸や柏でプレーし、現在はサウジアラビアのアル・シャバブに所属する韓国代表GKキム・スンギュが結婚するようだ。同国メディアが続々と報じている。
『連合ニュース』によると、お相手はモデル兼俳優のキム・ジンギョンさん。所属事務所サーブライムが4月29日に明らかにしたという。
【画像】スタジアムで可憐な笑顔を浮かべるキム・ジンギョンさん
現在27歳のキム・ジンギョンさんは、モデルオーディション番組『Korea's Next Top Model』のシーズン3(2012年)で2位となり、モデルデビュー。その後は数々のドラマに出演し、現在は女性タレントたちが室内サッカーをプレーするSBSのバラエティ番組『Shooting Stars』などでも活躍中だ。
2人は6月に挙式を挙げる予定だという。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月29日 20:02
ドリバウ・ジュニオールが監督に就任した新生ブラジル代表で、注目を集めている存在がいる。
2024年04月29日 20:00
ボルシア・ドルトムントのMFマルコ・ロイスの去就に注目が集まっている。ドルトムントの下部組織出身で2012年1月から同クラブに在籍しているロイスはサポーターから最も愛されている人気選手でありレジェンドだが、直近のブンデスリーガでは5試合連続で先発落ちとなるなど出場機会に恵まれていない。
ロイスとドルトムントとの契約は今年6月末で満了となる。しかし、いまだに契約延長についての発表はなく、ドイツメディアはロイスが今季限りでドルトムントを退団する可能性が濃厚であるとさかんに報じている。
ロイスをめぐっては、これまで数多くのビッグクラブが獲得に動いてきた。ドイツ紙『Sport Bild』によると、同選手がボルシアMGからドルトムントに加入する直前、当時のバイエルン・ミュンヘンの指揮官ユップ・ハインケスはロイスを自宅に招いて自らバイエルン行きを説得したという。
また、2015年にはバルセロナがロイスと接触し、給料についての具体的な金額が提示されるなど移籍間近と見られていた。しかし、ロイスはこのバルセロナからのオファーを断ってドルトムントとの契約延長にサイン。リオネル・メッシやネイマール、アンドレス・イニエスタがいたバルセロナではなく、当時ブンデスリーガで降格圏に沈むほど不振を極めていたドルトムントに残ることをロイスは決断した。
さらに、2018年にはマンチェスター・シティもロイスに対して年俸総額2300万ユーロ(当時のレートで約30億円)の巨額オファーを提示したが、これもロイスは断ってドルトムントに残留している。
キレのあるドリブル突破と多彩で正確無比なキックでドルトムントの攻撃をリードしてきたロイスだが、彼のドルトムントでの雄姿は今季で見納めとなってしまうのだろうか。
2024年04月29日 20:00
サッカーでは、シーズンを通して着用するものとは別に、着用試合を限定する「特別ユニフォーム」を作るチームも多い。
大切な記念に合わせてリリースする「周年記念もの」や、何らかのコラボレーションなど、特別ユニといってもその種類は様々。多くは1試合限定での着用となるため、キットサプライヤーやスポンサー的にも着用試合は勝利で飾りたいところだろう。
ところが今季は、特別ユニを着てホームで敗れるチームが目立つ。そして、負けたチームは“いつもとは異なる色”のユニフォームを着ていたケースが多い。その中から、ここでは6チームをご紹介しよう。 ナポリ
ナポリ 2023-24 EA7 リミテッド・エディション ユニフォーム
着用試合:セリエA第30節
試合結果:ナポリ 0-3 アタランタ
ナポリは"Everywhere Jersey"と名付けたベージュ色の特別ユニフォームを発表。3月30日に本拠地スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナで行われたアタランタ戦で着用したが、0-3で完敗を喫している。
最近は特別ユニフォームを乱発するナポリ。このユニフォームは、ホームタウンの歴史的な海洋文化と胸スポンサー企業「MSCクルーズ」を讃えたもので、前面の地図にはMSC社のクルーズ船が寄港する場所を記している。
言わばスポンサーに向けたユニフォームで大敗したわけだが、ホームでベージュ色は選手も違和感が大きかったか。どちらも海に関係するのであれば、ホームユニフォームと同じブルーを使ったほうが良かったかもしれない。グラスホッパー
グラスホッパー・チューリッヒ 2023-24 Capelli セクセロイテン 限定ユニフォーム
着用試合:スーパーリーグ第32節
試合結果:グラスホッパー 0-1 ルガーノ この投稿をInstagramで見る Grasshopper Club Zürich(@gczurich)がシェアした投稿
グラスホッパーはチューリッヒ伝統の祭り「セクセロイテン」を祝う限定ユニフォームを発表。4月13日に本拠地レッツィグルンド・シュタディオンで行われたルガーノ戦で着用するも0-1で敗れた。瀬古歩夢はフル出場を果たしている。
白一色にエンブレムやメーカーロゴを金で華やかに飾る優雅なデザインで、白は祭りに登場するベーグと呼ばれる“藁で作った巨大な雪だるま人形”をモチーフとしたもの。
普段は青白半々デザインのユニフォームを着るグラスホッパーだが、歴代でも真っ白は極めて珍しい。ホームスタジアムで純白は選手も奇妙な感覚に襲われたかもしれない。ウニオン・ベルリン
ウニオン・ベルリン 2023-24 adidas アウェイ “スタートレック” 特別ユニフォーム
着用試合:ブンデスリーガ第28節
試合結果:ウニオン・ベルリン 0-1 レヴァークーゼン
ウニオン・ベルリンは、通常のスポンサー「Paramount+(パラマウントプラス)」ではなく、日本にもファンが多いアメリカの人気SFテレビドラマ『スター・トレック』シリーズに登場する“デルタ”ロゴを掲出。レヴァークーゼン戦で着用した。
これはパラマウントプラスでスター・トレックのシリーズ最新作が配信されるタイミングでの、一種のコラボレーションだった。デザイン自体はアウェイユニフォームの胸ロゴを変えただけなのだが、不思議なのは「なぜホームゲームでアウェイ着用だったのか」という点だ。
いつもは赤いユニフォームを着る本拠地シュタディオン・アン・デア・アルテン・フェルステライで白いユニフォームは、選手もやり難かったかもしれない。ドルトムント
ボルシア・ドルトムント 2023-24 Puma スタジアム50周年記念 ユニフォーム
着用試合:ブンデスリーガ第28節
試合結果:ドルトムント 0-1 シュトゥットガルト
本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクの開場50周年を記念した特別ユニフォーム。シュトゥットガルト戦はその50周年記念試合として開催された。
試合前にはスタンドのサポーターが鮮やかなコレオで50周年を祝わい、スタジアムの雰囲気は最高潮。絶対に負けられない一戦だったはずだが、結果は0-1で敗れている。
ドルトムントは昨季、真っ黒な特別ユニフォームを着てホームでヘルタ・ベルリンに勝利している。その時に比べれば、ホームユニフォームと共通する今回のキットカラーは違和感も小さかったように思うが、やはり微妙な感覚だったのだろうか。スタッド・ランス
スタッド・ランス × ウラジミール・コシュマール 2023-24 Umbro 限定 フォース ユニフォーム
着用試合:リーグアン第24節
試合結果:スタッド・ランス 0-1 リール
伊東純也と中村敬斗が所属するフランス1部スタッド・ランスは2月、奇才と謳われるドクロマスクの人気DJ/プロデューサー「ウラジミール・コシュマール」とコラボレーションした限定ユニフォームを発表。
このユニフォームを着用した第24節リール戦は0-1で敗れている。赤いホームユニフォームを着るランスにとって、ダークカラーを本拠地スタッド・オーギュスト=ドローヌで着用するのは稀なことだ。
伊藤と中村も出場したリール戦では、デザインを担当したDJウラジミール・コシュマールも来場。試合前のスタジアムを盛り上げていたが、勝利で飾ることは出来なかった。アーセナル
アーセナル 2023-24 adidas “No More Red” 特別ユニフォーム
着用試合:FAカップ3回戦
試合結果:アーセナル 0-2 リヴァプール
アーセナルは1月7日に行われたFAカップ3回戦でリヴァプールと対戦。本拠地エミレーツ・スタジアムで行われた一戦を0-2で落としている。
このユニフォームは「No More Red(ノー・モア・レッド)」キャンペーンの一環として着用したもの。チームカラーの赤を外し、流血は不必要というキャンペーンの趣旨を形にしたこの白いユニフォームで、犯罪僕目を視覚的に訴えた。
想像を絶する「史上最悪のユニフォーム」10選
デザインは事前に発表したものから一部仕様を変更し、試合用では各部ロゴマークに黒を採用している。
真っ白なユニフォームを着る「No More Red」キャンペーンは今回で3年連続だったが、エミレーツ・スタジアムで着用したのは初めて。通常であれば本拠地で着ることのない白ユニフォームは、選手にとっても感覚的に難しかったのだろうか。
2024年04月29日 19:52
チェルシーは29日、チアゴ・シウヴァが2023-24シーズン限りでクラブを離れることになったと、クラブ公式サイトで発表した。
1984年9月22日生まれでT・シウヴァは、ミランやパリ・サンジェルマンなどで活躍した後、2020年夏にフリー移籍でチェルシーに加入した。2020−21シーズンには念願だった自身初のチャンピオンズリーグ制覇も成し遂げ、FIFAクラブワールドカップ、UEFAスーパーカップの優勝にも貢献。ここまで同クラブで公式戦151試合に出場してきた。
チェルシーはT・シウヴァの退団に際し、サポーターに向けたメッセージ動画を投稿。そのなかでT・シウヴァは、「私にとってチェルシーは大切な存在になった。ここには1年プレーするだけのつもりで来たが、結局4年も過ごした。私だけでなく、家族にとっても大切な存在だ」と語りかけ、「4年間ここでやってきたすべてのことにおいて、常に全力を尽くしてきたと思う。しかし、残念なことにすべてのものには始まり、中間、そして終わりがある。これが最終的な終わりであるという意味ではない。 近い将来、たとえ別の役割でここに戻ってこられるよう、ドアを開けたままにしておきたいと思う。でも…。言葉では言い表せない愛がある。ありがとうとしか言うことができない」と感謝のメッセージを送った。
そして、「クラブのサポートを受けて、新人としてではなく、リーダーとしてクラブに加わった。溶け込むのはいつも難しいけど、少しずつ私はグループの一員になっていった。そのなかで(フランク)ランパード監督は、その中で大きな役割を果たしてくれた。そのことについて私は彼に感謝している」と、かつてチェルシーで指揮を執ったランパード氏への感謝を語り、最後にサポーターへ次のようにメッセージを送った。
「それは夢だった。間違いなく夢。世界最大のクラブの一つで、これほど素晴らしいことを成し遂げ、最高のタイトルの一つであるチャンピオンズリーグを勝ち得ることができるとは、夢にも思っていなかった。『さようなら』は去って戻ってこない人たちに言うもの。私はいつかまた戻ってくるつもりだ」
【動画】チアゴ・シウヴァの退団メッセージ
Four years, countless memories.
A message from Thiago Silva… pic.twitter.com/f2YbB4GMXY— Chelsea FC (@ChelseaFC) April 29, 2024