2023年02月08日 04:37
周知の通り、現地2月4日に開催されたプレミアリーグの第22節で、ブライトンの三笘薫は1−0の劇的勝利に導く決勝ゴールをヘッドで叩き込んだ。 だが本人は、試合内容に満足していないようだ。クラブ公式のインタビューで「ボーンマス戦でのパフォーマンスには満足できなかったし、そのような形(ゴールなし)で試合が終わったら最悪だと感じた」と語っている。「時間が経つにつれ、もっとできるはずだとイライラしていた。引き分けだったら悔しかったので、得点できて良かった。これを教訓に学ばなければいけませんね」 これでプレミアリーグのここ5試合で4ゴール。「すべての試合でゴールを決めようとしている。そうすれば勢いに乗ることができる」と話す25歳は、「気にしていないけど、人々が僕に注目しているのは事実で、ある意味でそのプレッシャーを楽しんでいるよ」と続けている。「今は毎試合、ゴールかアシストができればいいと思っているし、うまくいっているよ」【動画】「やばすぎる」「ポジショニングよすぎる」とファン衝撃!三笘薫が決めた渾身のヘッド弾 また、FAカップ4回戦のリバプール戦で決めた“空中ダブルタッチ弾”が日本で大きな話題になったことについても言及している。「日本で大きなニュースになったのは知っているし、それを感じたよ。死にかけていた瞬間だったので、僕たちも大きな喜びを感じていた。とにかく、皆がもっと僕に注目してくれうれしいよ」 チームはワールドカップ後のプレミアリーグ6試合で4勝を挙げている。日本代表アタッカーは「川崎フロンターレでは、常に試合に勝っていた。いま、僕は同じようなメンタリティでプレーしている。失点せず、最後まで試合に勝とうとしている」と明かしている。「(ボーンマス戦では)辛抱強く戦ったけど、守備の強いチームに対してはもっと押し込む必要があると改めて感じた。ゲームの質を改善しなければいけないと思う」 日に日に注目が増すなか、プレッシャーさえ楽しんでいるという三笘。さらなる高みを目ざし、世界最高峰の舞台で挑戦を続ける。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月29日 02:26
プレミアリーグ第35節が28日に行われ、ノッティンガム・フォレストとマンチェスター・シティが対戦した。
前人未到のリーグ4連覇を目指すマンチェスター・シティ。0−1で敗れた昨年12月のアストン・ヴィラ戦以降はリーグ戦で18試合無敗を維持しており、現在は1試合消化の多いアーセナルと「1」ポイント差の暫定2位につけている。そのアーセナルは直前に行われたトッテナムとのノースロンドン・ダービーに3−2で勝利。マンチェスター・シティとしてはしっかりと勝ち点「3」を積み上げ、前節終了時点でのポイント差を維持したいところだ。
開始早々にオラ・アイナの突破からピンチを迎え肝を冷やしたマンチェスター・シティ。その後はボール保持率を高め、9分にはロドリの前線でのボール奪取からケヴィン・デ・ブライネがフィニッシュに持ち込むなど、幾つか惜しいシーンを作るが得点を奪うまでには至らず。対するノッティンガム・フォレストは縦への速いカウンターやセットプレーを起点にチャンスをうかがう。
スコアが動いたのは32分、左CKを獲得したマンチェスター・シティは、デ・ブライネがインスイングのボールを供給し、ニアサイドに走り込んだヨシュコ・グヴァルディオールがヘディングシュートを叩き込みネットを揺らした。リードを許したノッティンガム・フォレストは38分、アイナの左からのクロスを大外のゴンサロ・モンティエルが折り返し、ゴール前のクリス・ウッドにボールが渡ったが、うまくミートできず、決定機を逃した。
ノッティンガム・フォレストは45+2分、左CKから敵陣ゴール前で混戦を作るが、ギリギリのところで押し込むことができず。前半はこのままマンチェスター・シティの1点リードで折り返した。
後半立ち上がりの47分、アイナのパスを受けたアンソニー・エランガがボックス内左へ侵入し、中央へ折り返したボールにウッドが合わせたが得点ならず。51分にはカウンターからモーガン・ギブス・ホワイトが鋭いミドルシュートを放つなど、良い形でのチャンスシーンが続く。流れを変えたいマンチェスター・シティは62分にアーリング・ハーランドを投入。その直後にはハーランドのポストプレーからチャンスを作るも、フリアン・アルバレスのシュートは枠の上へ外れた。
68分、マンチェスター・シティはデ・ブライネがボックス外から強烈なミドルシュートを放ったが、GKマッツ・セルスが好セーブ。続く71分にはマテオ・コヴァチッチの縦パスを受けたデ・ブライネが前方へスルーパス。抜け出したハーランドが対峙した相手DFを振り切り、最後は右足でゴール左下隅に流し込んだ。貴重な追加点を奪ったマンチェスター・シティは、ゆったりとボールを保持しながら時計の針を進めていく。
その後はスコアボードが動かず、試合は0−2で終了。マンチェスター・シティがリーグ戦5連勝を飾り、暫定首位アーセナルとの「1」ポイント差を維持している。次節は5月4日に行われ、ノッティンガム・フォレストはアウェイでシェフィールド・ユナイテッドと、マンチェスター・シティはホームでウルヴァーハンプトン(ウルブス)と対戦する。
【スコア】
ノッティンガム・フォレスト 0−2 マンチェスター・シティ
【得点者】
0−1 32分 ヨシュコ・グヴァルディオール(マンチェスター・シティ)
0−2 71分 アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)
2024年04月29日 00:56
現地時間4月28日に開催されたスコットランドリーグの第34節で、日本人5選手が所属する首位のセルティックは敵地で6位のダンディーと対戦した。
セルティックは、旗手怜央と古橋亨梧が先発、岩田智輝がベンチスタート、前田大然と小林友希がメンバー外となった。
序盤からボールを握って試合を優位に進めるなか、7分、右のポケットに侵入した旗手が鋭いクロスを供給するも、古橋にはわずかに合わない。
24分には、左サイドを突破したフォレストのクロスからキューンがシュート。こぼれたボールに旗手が詰めたが、枠を捉えられなかった。
30分、旗手の縦パスを古橋がワンタッチで落として、フォレストがダイレクトボレー。これがゴール右に突き刺さって先制点を奪った。このまま1点リードで前半を終える。
【動画】セントミレン戦、旗手の強烈右足弾&古橋のドンピシャヘッド弾
後半に入ってセルティックは、やや押し込まれる時間が続くも、GKハートを中心とした堅い守備で凌ぐ。
62分に岩田を投入すると、その5分後に、旗手のラストパスを相手がクリアしきれず、こぼれたボールを拾ったフォレストがこの日2点目となる追加点を決めてリードを広げる。
さらに73分、ペナルティエリア手前の右寄りから旗手が狙いすましたミドルを放つも、左のポストを叩いた。
その直後には、ゴール前の混戦からポータレスが放ったボレーをアイダがクリアできず、ボールはゴールに吸い込まれて1点を返される。
しかしその後はゴールを許さず、このまま2−1で終了。勝利したセルティックはリーグ戦5試合負けなしとなった。次節は5月4日にホームでハーツと相まみえる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月29日 00:08
リーグ・アン第31節が28日に行われ、クレルモンとスタッド・ランスが対戦した。
日本代表FW伊東純也と中村敬斗が所属するスタッド・ランスは、リーグ・アンでここまで30試合を消化し11勝7分12敗・勝ち点「40」の10位につけている。直近4試合は2分2敗と勝利がなく、今節は最下位クレルモンを相手に5試合ぶりの白星を狙う。伊東は右ウイング(WG)、中村は左WGでスタメンに名を連ねており、日本代表戦士がチームの両翼を形成した。
序盤はクレルモンがサイド攻撃から何度かチャンスを作る。13分には左からのクロスのこぼれ球を拾ったムハメド・チャムが左足を振り抜くが、ボックス内からのシュートはGKイェヴァン・ディウフが片手で弾き出す。一方のスタッド・ランスは、伊東が裏への抜け出し、中村は独力でのドリブル突破で見せ場を作るも、決定的なチャンスには繋げられず。1本のシュートも打てないまま、時間が経過していく。
すると29分、右からのアーリークロスの処理を試みたエマニュエル・アグバドゥの腕にボールが当たり、クレルモンがPKを獲得。これをチャムが冷静に沈め、ホームチームが先制に成功した。しかし、その僅か4分後にスタッド・ランスが試合を振り出しに戻す。テレンス・コウドウが右から柔らかいクロスを送ると、ファーサイドの中村がヘッドで折り返し、ボールがゴール前にこぼれる。これを中村が自ら押し込みネットを揺らした。中村は今シーズンのリーグ戦通算4ゴール目となっている。
追い付いたスタッド・ランスは40分、カウンターで敵陣内へ攻め込むと、左を持ち上がった中村のラストパスから伊東がシュートに持ち込んだが、相手GKの正面を突きゴールとはならなかった。前半はこのまま1−1で終了する。
後半開始早々の53分、スタッド・ランスのコウドウが自陣ボックス内で相手選手を掴んで倒してしまい、クレルモンに2本目のPKが与えられる。これを再びチャムが沈め、勝ち越しに成功した。その後もクレルモンが押し気味に試合を進め、スタッド・ランスは前半の半ば同様なかなかチャンスを作ることができない。77分にはティボー・デ・スメットにレッドカードが提示され、数的不利での戦いを余儀なくされることとなった。
すると79分、スローインを受けたグレジョン・キエイが粘って中央へ折り返し、ファーサイドに詰めたエルバ・ラシャニが押し込みクレルモンが貴重な追加点を奪った。90分にはスローインの流れから相手右サイドをパス交換で崩したクレルモンが、ラシャニのこの日2ゴール目で4点目を獲得。試合はこのまま終了し、スタッド・ランスはリーグ戦3連敗を喫した。
次節、クレルモンは5月4日にアウェイでモナコと対戦。一方のスタッド・ランスは5月10日に控える第33節でブレストのホームに乗り込む。
【スコア】
クレルモン 4−1 スタッド・ランス
【得点者】
1−0 31分 ムハメド・チャム(PK/クレルモン)
1−1 33分 中村敬斗(スタッド・ランス)
2−1 55分 ムハメド・チャム(PK/クレルモン)
3−1 79分 エルバ・ラシャニ(クレルモン)
4−1 90分 エルバ・ラシャニ(クレルモン)
2024年04月29日 00:00
元マンチェスター・シティのアグエロは長年チームメイトであったケビン・デ・ブライネとベルナルド・シウバの今夏の去就について『Stake.com』にて語った。
2024年04月29日 00:00
サッカーにおいて特殊なポジションであるゴールキーパー。チームで1人しか出場することができず、ピッチで唯一手を使うことができるという存在だ。
そんなゴールキーパーが最も主役になるのがPK戦。同点で120分を消化したあと、両チームの勝敗はそのセービング次第となる。
今回は『GMS』から「PK戦において歴史上最高の活躍を見せたゴールキーパー」を5名ご紹介する。ジャンルイージ・ブッフォン
国籍:イタリア
ジャンルイージ・ブッフォンはサッカーの歴史上最も優れたゴールキーパーとして評価されており、ペナルティキックの際にも圧倒的な期待を背負っていた。
2003年のチャンピオンズリーグ決勝では、ミランを相手に2本のPKをセーブしたもののチームは敗北。2008年のEURO準々決勝でも1本を守ったがスペインに敗れた。
しかし2012年のEURO準々決勝ではイングランドにPK戦で勝利し、次年度のコンフェデレーションズカップ3位決定戦ではウルグアイを相手に3本を失敗させている。ハラルト・シューマッハー
国籍:ドイツ
ハラルト・シューマッハーはゴールキーパーとして時代を先取りした選手だった。トレーニングでも陸上競技ややり投げ選手とともにセッションを行ったとされている。
通常のペナルティキックに対して強かったわけではないが、印象に残るPK戦を演じた。それは1982年のワールドカップ準決勝フランス戦だ。
彼は試合中にパトリック・バティストンと接触して脳震盪を起こし、さらに歯も2本を折っていたが、2本のシュートを止めて西ドイツを決勝へと導いた。
また1986年のワールドカップ準々決勝のメキシコ戦でも、相手ホームの大観衆に大きなブーイングを受けながら2本のペナルティキックを止めている。リカルド・ペレイラ
国籍:ポルトガル
ポルトガル代表の「異端児ゴールキーパー」として知られたリカルド・ペレイラ。彼も通常のペナルティキックで傑出した存在ではないが、PK戦では全く別の選手になった。
2003年のUEFAカップ準々決勝ではボアヴィスタの守護神として1本をセーブし、マラガを撃破して勝利に貢献した。
そして2004年に行なわれた自国開催のEUROではイングランドとの準々決勝で印象的なプレーを見せる。サドンデスに突入した瞬間に手袋を外し、ダリウス・ヴァッセルのシュートをセーブ。
さらにその直後に自らペナルティスポットに向かい、豪快にシュートを叩き込む。そして試合の勝利を導いた。
そしてその2年後のワールドカップでもイングランドと準々決勝で対戦し、3本ものPKをセーブして勝利に大きく貢献している。セルヒオ・ゴイコエチェア
国籍:アルゼンチン
ワールドカップとコパ・アメリカにおいてアルゼンチン代表をPK戦で4回勝利させたというとてつもない歴史を持つゴールキーパー。
1990年のワールドカップでオレグ・プロタソフとの接触で正GKのネリー・プンピードが負傷したため、突如守護神を任されることになったセルヒオ・ゴイコエチェア。
準々決勝のユーゴスラビア戦では、PK戦でシュートを外したディエゴ・マラドーナに「大丈夫だ、僕が2本止めるから」と話し、そのとおりに2本をセーブ。チームを勝利に導いた。
さらに準決勝のイタリア戦もPK戦で2本のシュートを弾き、アルゼンチン代表に再び大きな白星をもたらしている。
また1993年のコパ・アメリカでも準々決勝のブラジル戦、準決勝のコロンビア戦でセーブに成功し、優勝の立役者になった。エミリアーノ・マルティネス
国籍:アルゼンチン
鈴木彩艶を外してでも…日本代表、北朝鮮戦で呼ぶべきキーパー5名
リオネル・メッシは、2021年のコパ・アメリカ準決勝コロンビア戦でエミリアーノ・マルティネスが3本のPKを阻止したことを受けて「彼は怪物だ」と称賛した。
そのPK戦は無観客で行われたため彼のトークがハッキリと聞こえた。ジェリー・ミナに対しては「てめえを生きたまま食ってやるぜ」と叫んでいたという。
また2022年ワールドカップでは決勝トーナメントで2回のPK戦に臨み、オランダとフランスを相手にシュートを阻止。チームの優勝に大きく貢献している。
この大会ではクロアチアのドミニク・リヴァコヴィッチとモロッコのヤシン・ブヌもPKで注目されたが、エミリアーノ・マルティネスの存在感とユニークさは圧倒的だった。
2024年04月28日 23:58
プレミアリーグ第35節が28日に行われ、トッテナムとアーセナルが対戦した。
今シーズン2度目のノースロンドン・ダービーは、互いの目標達成に向けて極めて重要な意味を持つ大一番となった。トップ4争いに身を置いているトッテナムは前々節でニューカッスルに0−4で大敗。4位アストン・ヴィラとの暫定勝ち点差は「6」となった。自力でのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に向けて、同じ街を拠点とする“宿敵”相手にホームで敗れることは許されない。
対するアーセナルは暫定首位に立っており、2シーズン連続でマンチェスター・シティとの熾烈なタイトルレースを繰り広げている。現在はリーグ戦連勝中で、前節はチェルシーとのビッグロンドン・ダービーに5−0という会心の勝利を収めた。20年ぶりのリーグ制覇に向けて、ここから1つも落とせない戦いが続く。2節連続のダービーとなるが、アウェイで勝ち点「3」を掴みたいところだ。
序盤から緊迫した展開が続くなか、15分にセットプレーからスコアが動く。前線からのハイプレスで右CKを獲得し、キッカーのブカヨ・サカがインスイングの鋭いボールを送る。ニアサイドで冨安健洋で競り合ったピエール・エミール・ホイビュルクがクリアしきれず、ボールはそのままゴールへ吸い込まれた。先制を許したトッテナムは20分、ジェームズ・マディソンの左からのFKにクリスティアン・ロメロが頭で合わせたが、シュートは右ポストを叩いた。
押し気味に試合を進めるトッテナムは22分、左CKの流れからペドロ・ポロが強烈なミドルシュートを放ち、ディフレクトしたボールがゴール前にこぼれる。これをミッキー・ファン・デ・フェンが押し込んだが、オフサイドの判定で得点は認められず。対するアーセナルは27分、自陣ボックス内でのボール奪取からカウンターを発動。カイ・ハフェルツのロングフィードで右サイドのスペースへ抜け出したサカが、カットインから左足でゴールへ流し込んだ。
その後もトッテナムがボールを保持する展開が続くが、38分にスコアを動かしたのはまたもアーセナルだった。デクラン・ライスの左CKにハフェルツが打点の高いヘディングで合わせ、リードを3点に広げる。トッテナムはサイド攻撃を起点にチャンスを作るが、アーセナル守備陣も集中した対応で得点を与えない。前半はこのまま0−3で終了した。
後半の立ち上がりは、アーセナルの冨安、トッテナムのロメロにチャンスが訪れるも、ヘディングシュートは枠の上へ。53分にはアーセナルに決定機。レアンドロ・トロサールのパスを受けたハフェルツが柔らかいクロスを送り、ファーサイドのサカがボレーで合わせたが、GKグリエルモ・ヴィカーリオのスーパーセーブに阻まれた。55分過ぎにかけてはアーセナルがボールを保持する時間を増やし、拮抗した試合展開が続く。
64分、ウィリアン・サリバのバックパスを受けたGKダビド・ラヤがまさかのミスキック。これを拾ったロメロが難なくゴール左下隅に流し込み、トッテナムが1点を返す。これで勢いを増したトッテナムは最前列のリチャーリソンや右サイドのブレナン・ジョンソンらを起点に圧力を強めていく。それでも冨安を中心としたアーセナル守備陣も集中力を切らさず、失点に関与したラヤも落ち着いたハイボール処理を見せる。
84分、自陣ボックス内でクリアを試みたライスがベン・デイヴィスを蹴ってしまし、トッテナムがPKを獲得。これをソン・フンミンが冷静に沈め、ホームチームが1点差に詰め寄った。その後もトッテナムが攻勢を強めるも、アーセナルも同点ゴールは許さず。試合はこのまま2−3で終了し、アーセナルが3連勝を飾った。トッテナムの次戦は5月2日に控える第26節延期分のチェルシー戦。一方のアーセナルは同4日の第36節でホームにボーンマスを迎える。
【スコア】
トッテナム 2−3 アーセナル
【得点者】
0−1 15分 ピエール・エミール・ホイビュルク(オウンゴール/アーセナル)
0−2 27分 ブカヨ・サカ(アーセナル)
0−3 38分 カイ・ハフェルツ(アーセナル)
1−3 64分 クリスティアン・ロメロ(トッテナム)
2−3 87分 ソン・フンミン(PK/トッテナム)
【スターティングメンバー】
トッテナム(4−2−3−1)
GK:ヴィカーリオ
DF:ポロ、ロメロ、ファン・デ・フェン、B・デイヴィス(89分 ロ・チェルソ)
MF:ホイビュルク(64分 ビスマ)、ベンタンクール(HT サール)、クルゼフスキ、マディソン(64分 リチャーリソン)、ヴェルナー(31分 B・ジョンソン)
FW:ソン・フンミン
アーセナル(4−3−3)
GK:ラヤ
DF:ホワイト、サリバ、ガブリエウ、冨安
MF:トーマス、ライス、ウーデゴーア(89分 キヴィオル)
FW:サカ、ハフェルツ、トロサール(63分 マルティネッリ)
2024年04月28日 23:58
4月28日に開催されたプレミアリーグ第35節で、暫定ながら首位のアーセナルは5位の宿敵トッテナムと敵地で対戦。冨安健洋は5日前のチェルシー戦(5−0)に続いて、左SBで先発出場を果たした。
ノースロンドン・ダービーの開始15分、20年ぶりの優勝を目ざすアーセナルが、オウンゴールで先手を取る。サカが鋭いCKからを送り込むと、冨安と激しく競り合っていたホイビェアの頭に当たってゴールに吸い込まれた。
23分にはCKの流れから、ファン・デ・フェンにネットを揺らされるも、VARチェックの末にオフサイドで失点は取り消される。
際どい判定に救われると、直後の27分にカウンターからサカが鮮やかに追加点をゲット。さらに38分にはCKからハバーツがヘッドで叩き込み、一気に3点をリードする。
あまりに理想的な試合展開となるなか、前半終了間際の45分に1本の縦パスからソン・フンミン抜け出され、大ピンチを迎える。しかし、韓国代表キャプテンのシュートは、大きくクロスバーの上を越え、難を逃れる。
【動画】カウンター完結!サカの華麗な追加点をチェック
3−0で折り返して迎えた48分、FKにファーで反応した冨安が身体を投げ出してのヘッドで合わせるが、枠を捉えきれない。53分にサカが放った決定的なボレーシュートもGKヴィカーリオの好守に阻まれる。
63分には両軍が揃って交代。アーセナルがトロサールに代えてマルチネッリ、トッテナムがマディソンとホイビェアを下げ、リシャルリソンとビスマを送り込む。
すると、その数秒後に痛恨のミスから失点。守護神ラジャが迷ないながら出したパスが、攻め上がっていたCBロメロにペナルティエリア手前でカットされ、そのまま難なく流し込まれた。
相手が勢いづくなか、87分にライスがペナルティエリア内でファウルを犯し、PKを献上。これをソン・フンミンにきっちり決められ、1点差とされる。
トッテナム・ホットスパー・スタジアムは押せ押せの雰囲気となったものの、同点弾は許さず。前半の大勝ムードから一転、最終的には3−2で接戦を制し、首位を堅持した。
なお、冨安はタイムアップの瞬間までタフに走り抜き、フル出場で宿敵撃破に貢献した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月28日 23:54
レアル・マドリードは28日、30日に行われるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝ファーストレグのバイエルン戦に向けた招集メンバーを発表した。
2024年04月28日 23:40
25日にU-23アジアカップ準々決勝でU-23韓国代表を撃破し、パリ五輪出場権獲得へ一歩近づいたU-23インドネシア代表。
過去の実績を考えれば、韓国の勝ち抜けを予想していた人の方が多かっただろう。しかしインドネシアがゲームのペースを握る展開となり、最終的にはPK戦で韓国を撃破してみせた。
この勝利からインドネシアの選手たちに注目が集まっており、その中には興味深いタレントもいる。
まずは韓国戦で2ゴールを挙げた21歳のFWラファエル・ストライクだ。オランダ出身のストライクは昨年にインドネシア国籍を取得しており、すでにA代表での戦いも経験している。現在はオランダ2部のADOデン・ハーグに所属しており、インドネシアにとって貴重な海外組というわけだ。
さらに前線では、グループステージ最終節のヨルダン戦で2ゴールを挙げた19歳のMFマルセリーノ・フェルディナンだ。フェルディナンも海外でプレイしており、現在はベルギー2部のKMSKダインゼに所属している。19歳ながらA代表でも22試合の経験があり、ウイングからセントラルMFまでこなすフェルディナンも同国注目のタレントとなっている。
少し変わった角度から注目されている選手では、左サイドバックに入る22歳のプラタマ・アルハンだ。東京ヴェルディに在籍していたこともある同選手の武器はロングスローで、これが想像以上の弾道で飛んでくる。フワリとした弾道ではなく、低い弾道で遠くまで飛ぶイメージだ。SNS上では、以前よりイングランドのストーク・シティで活躍したロリー・デラップと重ねる声も出ていた。
デラップもサッカー史上屈指と言われるロングスローの使い手で、バズーカのような弾道をペナルティエリアへ放り込む姿が人気を集めた。インドネシアはアルハンのロングスローから得点にも繋げていて、やはりロングスローへの対応は簡単ではない。
チーム全体の運動量も豊富で、ハードワークしながらロングスローも駆使してチャンスを作っていく。そして前線では海外でプレイする選手もおり、彼らの成長次第ではA代表もかなりの戦力となってくるかもしれない。アルハンのロングスローなどはパリ五輪でも話題を集めそうで、五輪を戦うインドネシアを見てみたいと考えているサッカーファンも増えてきているのではないか。
インドネシアはベスト4でウズベキスタンと対戦する予定で、これに勝てば五輪の出場権獲得だ。
2024年04月28日 23:20
指揮官がマウリツィオ・サッリからイゴール・トゥドールに代わり、ラツィオでは日本代表MF鎌田大地の立ち位置がガラリと変わった。
今季よりラツィオでプレイする鎌田だが、サッリ体制では信頼を掴めなかった。しかしトゥドールは就任当初より鎌田のことを高く評価しており、27日に行われたセリエA第34節のヴェローナ戦でもフル出場させている。
試合はマッティア・ザッカーニの決勝ゴールでラツィオが1-0と勝利を収めたが、地元メディア『La Lazio Siamo Noi』はサポーターから鎌田への愛情が爆発していると日本の司令塔を絶賛する。
「ザッカーニのゴールで試合は決着したが、試合の主役と呼べる選手の中にはまたも鎌田大地がいる。彼は高いクオリティとエネルギーを兼ね備え、チームメイトの得点にも貢献。カウンターアタックを仕掛けるうえで貴重なボールリカバリーもあった」
「SNS上では『鎌田、愛してる』、『素晴らしいパフォーマンス。ここまで彼のプレイを楽しめていなかったが、残ってほしい』と残留への期待を明かす声もある」
ここ1か月ほど鎌田の去就を巡る様々な話題が出ており、イングランドやドイツ方面からの関心も噂される。ラツィオ残留の可能性もゼロではないはずで、今現地のサポーターは鎌田の残留を望んでいる。
2024年04月28日 22:52
4月28日開催のプレミアリーグ第35節で、首位のアーセナルは5位の宿敵トッテナムと敵地で対戦。冨安健洋は5日前のチェルシー戦(5−0)に続いて、左SBで先発出場を果たした。
ノースロンドン・ダービーは序盤から激しい攻防となるなか、アーセナルが15分にオウンゴールで先手を取る。CKからサカが鋭いクロスを送り込むと、冨安と激しく競り合っていた相手MFホイビェアの頭に当たってゴールに吸い込まれた。
23分にはCKの流れから、ファン・デ・フェンにネットを揺らされるが、VARチェックの末にオフサイドで失点は取り消される。
【動画】カウンター完結!サカの華麗な追加点をチェック
事なきを得ると、直後の27分にカウンターからサカが華麗に仕留め、追加点を挙げる。
勢いに乗るアウェーチームはさらに38分、CKからハバーツがヘッドで叩き込み、前半は3−0で終了。立ち上がりから気持ちの入ったプレーを見せている冨安のオウンゴールを誘発する活躍もあり、アーセナルが大量リードでハーフタイムに入った。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月28日 22:51
現地時間4月28日開催のリーグ・アン第31節で、伊東純也と中村敬斗が所属するスタッド・ドゥ・ランスがクレルモンと敵地で対戦している。
2024年04月28日 22:49
ウェストハムの新指揮官探しが難航しているようだ。28日、イギリスメディア『ガーディアン』が伝えている。
デイヴィット・・モイーズ体制6年目となったウェストハム。今季は、アヤックスからメキシコ代表MFエドソン・アルバレスやガーナ代表MFモハメド・クドゥス、サウサンプトンから“キックの名手”ジェームズ・ウォード・プラウズらを獲得。冬の移籍市場でもマンチェスター・シティからイングランド代表MFカルヴィン・フィリップスをレンタルで獲得するなど、積極補強を敢行したものの思うような成果が見られず、4月の勝利数は「1」で、現在8位に位置している。
報道によれば、モイーズ監督とウェストハムの契約は今季終了までとなっており、契約は延長しない方針とのこと。ウェストハムは、新指揮官の最有力候補として昨季までウルヴァーハンプトンを指揮していたスペイン人のフレン・ロペテギ氏をリストアップし、長い時間接触していたものの、同氏のミラン新指揮官就任が濃厚となったことで、招へいの望みは絶たれたようだ。
また、スポルティングのルベン・アモリム監督とも交渉を行ったようだが、こちらは破談になったと報じられている。
『ガーディアン』によれば、ウェストハムは新指揮官探しを継続しているようで、現時点では、リールのパウロ・フォンセカ監督、シュツットガルトのセバスティアン・ヘーネス監督、フラムのマルコ・シウバ監督、現在フリーの元ドイツ代表指揮官ハンジ・フリック氏を候補に挙げているようだ。一方で同メディアは、元チェルシー監督のグレアム・ポッター氏を招へいする予定は今のところないと指摘している。
いずれの人物にも正式オファーは送っていないと見られているが、来季の新指揮官として誰を招へいすることになるのだろうか、注目だ。
2024年04月28日 21:40
チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督が27日に行われたプレミアリーグ第35節アストン・ヴィラ戦での判定に不満を抱いているようだ。28日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。
直近の公式戦で2連敗中のチェルシーは、4位のアストン・ヴィラと対戦。前半で2失点を喫したものの、後半にイングランド代表MFコナー・ギャラガーのスパーゴールなどで同点に追いついた。そして、後半アディショナルタイム(AT)にCKの流れからフランス代表DFアクセル・ディサシのヘディング弾で劇的な逆転に成功したと思われたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入し、オン・フィールド・レビュー(OFR)でその前のプレーがファウルと判定され、“ノーゴール”に。チェルシーはその後得点を奪えないまま試合は終了し、3試合ぶりの勝利とはならなかった。
試合後の会見でポチェッティーノ監督は不満を爆発。「試合を見ていた人はがっかりしただろう。(プレミアリーグの)審判は馬鹿げている。(FAカップ準決勝の)マンチェスター・シティ戦ではハンドがあって、PKの可能性があったのに主審は確認をしなかった」と、イングランドサッカー界のレフェリングに苦言を呈した。
さらに、「(VARが)イングランドサッカーにダメージを与えたのは痛ましい。ヴィラの選手たちもファンもなぜゴールが取り消されたのか理解できなかったと思う。あれがファウルならば、ほとんどのプレーが反則になり、11人で試合を終えることはできなくなるだろう」とコメント。皮肉を交えながら痛烈に批判した。
しかし、チームのパフォーマンスに対しては満足していると主張。4試合ぶりの白星を目指すチェルシーは5月2日、第26節延期分のトッテナム戦をホームで迎える。
【動画】劇的弾が判定により取り消されたチェルシーvsアストン・ヴィラ
2024年04月28日 21:30
今季限りでユルゲン・クロップ監督の退任を発表しているリヴァプールは、次期指揮官にフェイエノールトのアルネ・スロットを迎えることになるだろうと言われている。クラブとスロット監督が口頭で合意したとの報が英国をかけめぐった。
しかし、気になるのは契約の成否よりも、果たしてこの人物で大丈夫なのかという点だ。スロット監督にはオランダ国内での指導経験しかなく、欧州4大リーグでチームを指揮したことはない。また、昨季にエールディヴィジを制覇したものの今季はPSVに大きく水をあけられている。
同じくエールディヴィジでの成績が評価されてプレミアのビッグクラブ行きを果たした監督といえばマンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハーグだが、英『THE Sun』は両者の成績を比較し、同リーグでのスロットの戦績はテン・ハーグよりも悪いことを指摘している。
テン・ハーグはユトレヒトやアヤックスで367試合を戦い、232勝67分68敗、勝率は63.2%。一方スロットはAZやフェイエノールトで204試合を戦い、126勝45分33敗、勝率は61.8%となっている。テン・ハーグは現在ユナイテッドで苦労しているが、そのテン・ハーグよりも勝率が低いのだ。
アヤックスとフェイエノールトだけの戦績に絞ると、テン・ハーグの勝率は73.5%、スロットは64.4%となり、さらに差が開く。
クロップがそうだったように、新監督にはある程度の時間を与えるだろうと推測されるが、果たしてスロットはリヴァプールで結果を残すことができるか、経験のなさはやや気がかりだ。