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2021年08月04日 12:00
オリンピックが終わるとテニスツアーは北米のハードコートシーズンに入る。そのクライマックスはもちろん8月末から開催される「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月30日〜9月12日/ハードコート)だが、その前にもカナダとシンシナティで2つのマスターズ1000大会がある。ハードコートを得意とする選手たちには、まさに書き入れ時だ。<8月の大会カレンダー> 男子 8月2日〜8月8日 「ATP500 ワシントンDC」 8月9日〜8月15日 「ATP1000 トロント」 8月15日〜8月22日 「ATP1000 シンシナティ」 8月22日〜8月28日 「ATP250 ウィンストンセーラム」 8月30日〜9月12日 「全米オープン」 女子 8月2日〜8月8日 「WTA250 クルジュ ナポカ」 8月2日〜8月8日 「WTA500 サンノゼ」 8月9日〜8月15日 「WTA1000 モントリオール」 8月16日〜8月22日 「WTA1000 シンシナティ」 8月22日〜8月28日 「WTA250 クリーブランド」 8月22日〜8月28日 「WTA250 シカゴ」 8月30日〜9月11日 「全米オープン」 「ATP500 ワシントンDC」(アメリカ・ワシントンDC/8月2日〜8月8日/ハードコート) シングルス本戦出場者は48名。上位8シードは元世界王者ラファエル・ナダル(スペイン)、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、アレックス・デミノー(オーストラリア)、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、ヤニク・シナー(イタリア)、ダニエル・エバンズ(イギリス)、キャメロン・ノリー(イギリス)、ライリー・オペルカ(アメリカ)。2015年の優勝者である錦織圭(日本/日清食品)、西岡良仁(日本/ミキハウス)、内山靖崇(日本/積水化学工業)、ダブルスではマクラクラン勉(日本/イカイ)も出場。 得られるランキングポイントは、優勝500ポイント、準優勝300、準決勝進出180、準々決勝90、3回戦45、2回戦20ポイント。 賞金総額は189万5,290ドル(約2億782万円)で、コロナ禍でツアーが中断し再開されて以降、初めての中断前と同額の賞金を提供する大会となった。ただ内訳には少し変化があり、優勝賞金は35万755ドル(約3,846万円)で、これは前回より約4%減。準優勝は17万8,500ドル(約1,957万円)で、約3%減。3回戦敗退の2万4,400ドル(約268万円)は、前回と同額。1回戦敗退は7,520ドル(約82万円)で、約4%増。そして予選2回戦敗退は3,685ドル(約40万円)で約36%増、予選1回戦敗退は1,970ドル(約22万円)で約45%増となった。 大会前のインタビューで「この大会では2015年に優勝しているので自信をもって臨めますか」と聞かれた錦織は、「ここでは優勝したいい思い出があるので、自分のテニスに合ったサーフェスと環境だと思うので、調子が上がってきているというところで今週も頑張っていきます」と抱負を語っている。 「ATP1000 トロント」/「WTA1000 モントリオール」(カナダ・トロント、モントリオール/8月9日〜8月15日/ハードコート) 「ロジャーズ・カップ」の名で親しまれ、毎年トロントとモントリオールで男女の大会が交互に開催されるのだが、昨年はやはりパンデミックのためどちらも中止となった。男子シングルス本戦出場者は48名。8月2日時点で上位8シードはダニール・メドベージェフ(ロシア)、ナダル、ステファノス・チチパス(ギリシャ)、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)、マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)、ロジャー・フェデラー(スイス)、デニス・シャポバロフ(カナダ)。錦織もエントリーしている。 男子が得られるランキングポイントは、優勝1000ポイント、準優勝600、準決勝進出360、準々決勝180、3回戦90、2回戦45、1回戦10ポイント。賞金総額は285万975ドル(約3億1,150万円)。優勝賞金は37万290ドル(約4,047万円)、準優勝は21万1,000ドル(約2,306万円)。1回戦敗退の賞金は1万5,845ドル(約173万円)、予選1回戦敗退は4,445ドル(約49万円)。 女子のランキングポイントは優勝900ポイント、準優勝585、準決勝350、準々決勝190、3回戦105、2回戦60、1回戦1ポイント。 男子では2018年・19年とナダルが連覇。2019年の準優勝はメドベージェフ、残るベスト4はガエル・モンフィス(フランス)とカレン・ハチャノフ(ロシア)だった。第5シードで出場した錦織は、初戦となった2回戦でリシャール・ガスケ(フランス)に敗退している。女子ではビアンカ・アンドレスク(カナダ)が決勝でセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)を破って優勝。アンドレスクとナダルはその年の「全米オープン」も制した。第2シードで出場していた大坂なおみ(日本/日清食品)は、準々決勝でセレナに敗れた。 「ATP1000/WTA1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月15日〜8月22日/ハードコート) 「ウェスタン&サザンオープン」の名で親しまれるこの大会は、昨年はパンデミック対策としてニューヨークの「全米オープン」と同じ会場で開催された。男子シングルス本戦出場者は56名。8月2日時点での上位8シードはノバク・ジョコビッチ(セルビア)、メドベージェフ、ナダル、チチパス、ズベレフ、ルブレフ、ベレッティーニ、フェデラー。錦織もエントリーしている。 女子シングルスは64名が出場。8月2日時点での上位8シードは、アシュリー・バーティ(オーストラリア)、大坂、アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)、ソフィア・ケニン(アメリカ)、アンドレスク、エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、カロリーナ・プリスコバ(チェコ)、イガ・シフィオンテク(ポーランド)。 得られるランキングポイントは男女ともカナダ大会と同じ。男子の賞金総額は302万8,140ドル(約3億3,076万円)。優勝賞金は39万1240ドル(約4,272万円)、準優勝は21万8,065ドル(約2,381万円)。1回戦敗退の賞金は1万5,990ドル(約175万円)、予選1回戦敗退は4,720ドル(約52万円)となっている。 過去の最多優勝はフェデラーの7回。昨年は男子では第1シードのジョコビッチが優勝、準優勝はノーシードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)だった。第2シードだったドミニク・ティーム(オーストリア)は初戦となった2回戦でフィリップ・クライノビッチ(セルビア)にストレートで敗れたが、続く「全米オープン」でグランドスラム初優勝を飾った。女子の優勝者はビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)。第4シードだった大坂は、準決勝が行われるはずだった日に、人種差別に対する抗議行動としてプレーのボイコットを表明したが、大会側がそれを受けてその日の試合をすべて中止にし、大会は翌日再開された。大坂は準決勝で勝利したが、怪我のため決勝を棄権した。 「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月30日〜9月12日/ハードコート) シーズン最後のグランドスラムは、昨年は無観客で行われたが、6月の発表では今年は100%の観客収容を目指している。 シングルス本戦に出場するのは男女各128名。7月19日付のランキングで103位までに入っていた選手たちは自動的にエントリーが認められる。さらに男女各128名が予選に参加し、3勝した16名が予選勝者として本戦への出場権を獲得。その他に男女各8名がワイルドカード(主催者推薦枠)として本戦に参戦できる。 オープン化以降に最多優勝を遂げているのは、男子ではジミー・コナーズ(アメリカ)、ピート・サンプラス(アメリカ)、フェデラーの3人で、それぞれ5回。女子ではクリス・エバート(アメリカ)とセレナの6回。 昨年は男子では第1シードだったジョコビッチが線審にボールをぶつけてしまうというアクシデントのため4回戦で失格となり、第2シードだったティームがグランドスラム初優勝を遂げた。そして女子では大坂が人種差別への抗議行動として、その被害者たちの名前を書いたマスクを着けてコートに登場。「(それぞれ違う名前の書かれた)7枚のマスクを見てもらえるように最後まで勝ち進みたい」と言った言葉通りに、圧倒的な強さを見せて優勝を果たした。 「東京オリンピック」では準決勝で敗退し年間ゴールデンスラムの夢は破れた世界王者ジョコビッチだが、「全米オープン」を制すれば男子では1969年のロッド・レーバー(オーストラリア)以来となる年間グランドスラムという偉業を達成することになる。 ※為替レートは2021年8月2日時点 (テニスデイリー編集部) ※写真は「ATP500 ワシントンDC」での錦織 (Photo by Mitchell Layton/Getty Images)
2024年04月29日 12:21
テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は28日、女子シングルス3回戦が行われ、連覇を狙う大会第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)は6-1、6-7(5-7)、6-4で19歳のロビン・モンゴメリー(Robin Montgomery、米国)を下し、16強入りを果たした。
全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)覇者のサバレンカは、自身初戦となったマグダ・リネッテ(Magda Linette、ポーランド)との2回戦に続き、第1セットを取ったところからフルセットの苦戦を強いられたが、2時間半の末にモンゴメリーを退けた。
試合後のインタビューでは「勝てて非常にうれしい。相手が信じられないようなテニスをした」とモンゴメリーをたたえ、「このような試合を予想していた。彼女は若く、前に試合も見ていたので、素晴らしいバトルになると思っていた」と話した。
第4シードのエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)は6-1、6-4でマヤル・シェリフ(Mayar Sherif、エジプト)にストレート勝ちを収めた。
29日で17歳になるミラ・アンドレーワ(Mirra Andreeva)も、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)覇者で第7シードのマルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova、チェコ)を7-5、6-1で破り、2年連続の4回戦進出を決めた。
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2024年04月29日 09:50
テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は28日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第2シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は6-3、6-3でチアゴ・ザイブチ・ビウチ(Thiago Seyboth Wild、ブラジル)を下し、16強入りを果たした。
連覇を狙うアルカラスは今大会が右前腕のけがからの1か月ぶりの復帰戦で、この日も腕にはスリーブを着用していたが、自身初戦となった2回戦のアレクサンドル・シェフチェンコ(Alexander Shevchenko、カザフスタン)に続いて快勝。母国の熱狂的なファンの前で再び素晴らしいパフォーマンスを発揮し、全仏オープン(French Open 2024)を前に良い状態にあるように見える。
本人も試合後のインタビューで「きょうはどうなるか少し不安があったかもしれない。チアゴはハードヒットをしてくる選手で、前腕が耐えられるか分からなかった」と明かしつつ、「きょうは試金石だった。違和感もなく、最高の感触。ここからは良くなっていくだけ」と手応えを口にした。
4回戦では昨年の決勝で対戦した第23シードのヤン・レナード・シュトルフ(Jan-Lennard Struff、ドイツ)と対戦する。
第4シードで、2018、21年大会王者のアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は6-4、7-5でデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov、カナダ)にストレート勝ち。第7シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)はアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(Alejandro Davidovich Fokina、スペイン)を7-6(12-10)、6-4で退けた。
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2024年04月28日 10:37
テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は27日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は6-1、6-1でソラナ・シルステア(Sorana Cirstea、ルーマニア)に快勝した。
前回準優勝のシフィオンテクは、今大会で今季3度目のWTA 1000制覇を目指す。4回戦では地元期待のサラ・ソリベストルモ(Sara Sorribes Tormo、スペイン)と対戦する。
2022年大会覇者で第8シードのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)は7-5、2-6、6-4のフルセットで第32シードのレイラ・フェルナンデス(Leylah Fernandez、カナダ)を退け、16強入りした。
全米オープン(US Open Tennis Championships 2023)覇者で第3シードのココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)も6-4、6-1で第32シードのダイアナ・ヤストレムスカ(Dayana Yastremska、ウクライナ)を下し、4回戦へ駒を進めた。
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2024年04月28日 09:17
テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は27日、男子シングルス2回戦が行われ、元世界ランキング1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は7-6(8-6)、6-3で大会第10シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)を下し、3回戦に進出した。
2024年04月27日 12:53
テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は26日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)は6-4、3-6、6-3でマグダ・リネッテ(Magda Linette、ポーランド)との接戦を制し、連覇に向けて3回戦に進出した。
世界ランキング2位のサバレンカは、今年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)で優勝して以降は調子が上がらず、相手の善戦もあって2時間9分で激闘を制した。
第1セットは強打を誇るサバレンカが先取したものの、第2セットは逆に主導権を握られ、結局世界48位のリネッテに勝負を最終第3セットまで持ち込まれた。それでも四大大会(グランドスラム)通算2勝を誇る実力者のサバレンカは、相手のブレークポイントを3度しのいでサービスゲームをキープすると、ネットをかすめるウイナーを決めてブレークに成功し、ゲームカウント5-3でリード。最後はエースをたたき込んで勝利を締めくくり、ロビン・モンゴメリー(Robin Montgomery、米国)との3回戦に駒を進めた。
前週のポルシェ・テニス・グランプリ(Porsche Tennis Grand Prix 2024)で今季ツアートップの3勝目を挙げるなど絶好調を維持している第4シードのエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)は、ルシア・ブロンゼッティ(Lucia Bronzetti、イタリア)に6-4、6-3で快勝。次戦の相手は、同大会で準優勝を収めた第25シードのマルタ・コスチューク(Marta Kostyuk、ウクライナ)を6-2、7-5で撃破したマヤル・シェリフ(Mayar Sherif、エジプト)に決まった。
第6シードの鄭欽文(Zheng Qinwen、中国)は、ユリア・プチンツェワ(Yulia Putintseva、カザフスタン)に5-7、0-2とリードされたところで、太ももの負傷を理由に途中棄権した。
昨年大会では4回戦進出の快進撃を見せたロシア出身の16歳ミラ・アンドレーワ(Mirra Andreeva)は、第29シードのリンダ・ノスコバ(Linda Noskova、チェコ)との10代対決に臨み、4-6、6-3、6-3で逆転勝ちを収めた。
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2024年04月27日 12:09
テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は26日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第2シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は6-2、6-1でアレクサンドル・シェフチェンコ(Alexander Shevchenko、カザフスタン)を下し、自身大会初戦を突破した。
世界ランキング3位のアルカラスは、腕のけがでモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)とバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)の出場を見送り、約1か月ぶりとなる復帰戦となったが、連覇に向けて母国のクレーコートで輝きを放った。
試合後には「いつ復帰できるか不透明で、かなりタフな1か月だった」と明かすと、「きょうは、難しい試合の中で感触を確かめることを優先した」「かなりの好感触だったし、リズムはつかめなかったが、かなり高いレベルでプレーできたと思う。ここマドリードで再びプレーできるのは、すごくうれしいし喜んでいる」とコメントした。
アルカラスは次戦、チアゴ・ザイブチ・ビウチ(Thiago Seyboth Wild、ブラジル)と対戦する。ザイブチ・ビウチは第28シードのロレンツォ・ムゼッティ(Lorenzo Musetti、イタリア)に6-4、6-4で番狂わせを演じた。
第7シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)は6-1、6-4で予選勝者のファクンド・バグニス(Facundo Bagnis、アルゼンチン)を退け、連敗を4で止めた。
2018年大会と21年大会の覇者である第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は、ボルナ・チョリッチ(Borna Coric、クロアチア)に6-3、6-2で快勝し、3回戦に進出した。
また、ダニエル太郎(Taro Daniel)は第24シードのタロン・グリークスプア(Tallon Griekspoor、オランダ)に6‐4、3‐6、4‐6で敗れた。
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2024年04月26日 17:09
国際テニス連盟(ITF)は25日、女子の国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップ(Billie Jean King Cup 2024)の決勝ラウンドについて、これまでのグループステージを廃止して、史上初のノックアウト方式で行うことを明らかにした。
11月12日から20日までスペイン・セビリア(Seville)のエスタディオ・ラ・カルトゥーハ(Estadio La Cartuja)で行われる今年の決勝ラウンドでは計12か国が出場。上位4シードが1回戦が免除され準々決勝から出場し、他の8チームが1回戦からプレーする。
今月に行われた予選ラウンドの結果、前回覇者のカナダに加え、オーストラリア、チェコ、英国、ドイツ、イタリア、日本、ポーランド、ルーマニア、スロバキア、米国、そして開催国スペインが決勝ラウンドに臨むことが決まっている。
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2024年04月26日 16:38
男子テニス、ドイツ出身の元名選手ボリス・ベッカー(Boris Becker)氏(56)が債務者との取引で破産の免責が認められたと、同氏の弁護士が25日に明らかにした。
2024年04月26日 10:14
テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は25日、男子シングルス1回戦が行われ、四大大会(グランドスラム)通算22勝を誇るラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-1、6-0のストレートで16歳のダーウィン・ブランチ(Darwin Blanch、米国)に快勝し、大会に別れを告げる中で2回戦に駒を進めた。
2024年を競技生活最後のシーズンと位置付け、これがマドリード・オープン最後の出場になるとみられている37歳のナダルは、けがからの回復を続けている中で本来の調子ではないものの、わずか約1時間で相手を一蹴した。
それでも、通算14度の優勝を誇る全仏オープン(French Open 2024)については出場できるとは限らないと慎重な姿勢を示しており、「自分は結果重視の人間ではない。何が起こるかについては現実主義者だ。きょうの相手は良いポテンシャルを持っていたけれど、あまりにも多くのミスを犯した」とコメントした。
「パリ(全仏オープン)に関する予測は変わっていないし、ここで変えるつもりはない。ローマ(イタリア国際<Internazionali BNL d'Italia 2024>)の後に決断する」
ナダルは前週のバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)で1月以来のツアー復帰を果たし、2回戦でアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)に敗れた。来月のイタリア国際とローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)を前に本来の調子と体調を取り戻そうとしている中で、次戦は再びデミノーと激突する。
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2024年04月26日 09:53
テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は25日、女子シングルス2回戦が行われ、元世界ランキング1位の大坂なおみ(Naomi Osaka)は2-6、6-4、5-7で大会第15シードのリュドミラ・サムソノワ(Liudmila Samsonova)に敗れた。
大坂は、第2セットで2度のブレークダウンから巻き返して試合を最終セットにまで待ちこんだが、最終的には屈した。
前週のオープン・キャップファイナンス・ルーアン・メトロポール(Open Capfinances Rouen Metropole 2024)で、2022年の全仏オープン(French Open 2022)以来となるクレーコートでの公式戦で敗れていた大坂は、今大会の初戦で約2年ぶりとなるクレーコートでの白星を挙げていた。
試合後に大坂は、「うれしいとは言いたくないけれど、反撃できてよかった。(前週の)フランスでの試合とは大きく違うから、あの試合から学べてうれしいけれど、負けたのはもちろん残念」と述べた。
「正直なところ、スライディングの部分ではなくてタッチの部分(が問題)。ボールはとらえられている気がするけれど、うまく置くことができなかった」
第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は6-1、6-4で王曦雨(Wang Xiyu、中国)を退け、初優勝を目指す中で3回戦へ駒を進めた。全仏では3度の優勝を飾っているシフィオンテクだが、欧州クレーコートの主要大会では唯一マドリード・オープンでの優勝はなく、昨年も準優勝に終わっている。
また、第3シードのココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)はアランチャ・ラス(Arantxa Rus、オランダ)に6-0、6-0の圧勝を飾った。
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2024年04月25日 10:48
男子テニス、元世界ランキング1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は24日、「しっかりと戦える状態」にないと感じた場合は、最多14回の優勝を誇る今年の全仏オープン(French Open)には出場しないと述べた。
今週出場するマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)の会見で、「これからの3週間で何が起こるかは分からない。戦い続けるし、パリ(全仏オープン)でプレーするために自分がやらなくてはならないと思うことをやる」としつつ、「今の状態なら出場しない。もしパリがきょうだったらコートには上がらない。それが現実。しっかりと戦えるという手応えがある場合にのみパリでプレーする」と発言した。
ナダルは股関節のけがで昨季の大半を棒に振り、今年1月のブリスベン国際(Brisbane International 2024)で復帰したが、筋肉系の問題ですぐさま再離脱し、今シーズンはここまで5試合のみの出場となっている。今季のクレー初戦となった前週のバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)は2回戦敗退。マドリード・オープンでは25日の1回戦で16歳のダーウィン・ブランチ(Darwin Blanch、米国)と対戦する。
マドリード・オープンに向けては「100パーセントでプレーできる状態ではないが、あす試合をする準備はできている。マドリードで最後にもう一度プレーすることが自分にとっては大切」と語った。
その一方で、現役最後になる可能性があるとして迎えている今シーズンは、これまで思い描いたようにはいっていないとも話し、「数週間前はツアーでもう一度プレーできるかも分からなかった」「完璧ではない。でも少なくともプレーはできているし、自分にとってとても大切ないくつかの大会で楽しむことができている。コートの上でおそらく別れを告げられるという事実は喜べる」と述べた。
状態については、技術ではなく「体の制限」に問題があると説明。「この1年半から2年はいろいろなことがあった。体の感覚が自分の望む形での戦いを許してくれていない」とコメントした。
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2024年04月25日 10:05
テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は24日、女子シングルス1回戦が行われ、元世界ランキング1位の大坂なおみ(Naomi Osaka)はラッキールーザーのグリート・ミネン(Greet Minnen、ベルギー)を6-4、6-1で下し、クレーコートで2022年以来となる白星を挙げた。
2024年04月23日 11:56
男子テニス元世界ランキング1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が、9月に独ベルリンで行われる欧州チームとワールドチームの対抗戦、レーバー・カップ(Laver Cup)に出場することが決まった。主催者が22日に発表した。
6月で38歳になるナダルは今シーズン限りでの引退を示唆しており、同大会が現役最後の舞台になる可能性がある。
ナダルは2022年のレーバー・カップで引退したロジャー・フェデラー(Roger Federer)とダブルスを組んだ経緯もある。
ナダルは股関節のけがで昨シーズンの大半を棒に振ると、1月のブリスベン国際(Brisbane International 2024)で復帰したが、股関節の問題が再発して全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)を欠場。3か月の離脱を経て12回の優勝を誇る前週のバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)から戻ってきたが、2回戦で敗退している。
9月20〜22日に行われるレーバー・カップでは、ナダルの他にカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)、ダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)、アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が欧州チームとして出場する。
対するワールドチームは、これまでアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)と米国のテイラー・フリッツ(Taylor Fritz)、トミー・ポール(Tommy Paul)の参加が決まっている。
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2024年04月23日 09:47
男子テニス、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が22日、今週のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)を欠場すると表明した。5月26日に開幕する全仏オープン(French Open 2024)での連覇を目指し、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)には出場したいとしている。
歴代最多24回の四大大会(グランドスラム)制覇を誇るジョコビッチは、マドリード・オープンの出場を辞退し、この日発表された大会のドローにも入らなかった。今季はまだ一つもタイトルを手にしておらず、スケジュールの軽減を決めた中でわずか4大会の出場にとどまっている。
スペイン・マドリードで同日開かれた今年のローレウス・ワールド・スポーツ・アワード(2024 Laureus World Sports Awards)で、通算5度目の年間最優秀選手賞に選出されたジョコビッチは、授賞式後に報道陣に対し、「残念ながら、今年はマドリードでプレーできない。ローマ(イタリア国際)には出る予定で、順調に準備が整い、そうなることを望んでいる」と語った。
「今年は自分にとって少しばかり違う年になっていて、まだベストのテニスを見いだせていない。ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)には出たい」とも話したジョコビッチ。マドリード大会では過去3回の優勝を誇る一方で、直近4年間で3度目の欠場となる。
マスターズ1000(ATP Masters 1000)の大会を見送るのも3月のマイアミ・オープン(Miami Open 2024)に続いて今年2度目となる中で、これから「体を仕上げて」いき、「特に自分にとって最も重要な部分であるローラン・ギャロス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2024)、パリ五輪、そして全米オープン(US Open Tennis Championships 2024)」に備えるとしている。
一方、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、引き続きけがからの復活を目指す中、マドリード・オープン1回戦では米国の16歳ダーウィン・ブランチ(Darwin Blanch)との対戦が決まった。順当に2回戦に進出すれば、前週のバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)で敗れた世界11位のアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)との再戦が控える。
前回覇者で第2シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は、右腕のけがからの復帰戦となる2回戦でアレクサンドル・シェフチェンコ(Alexander Shevchenko、カザフスタン)とアルトゥール・リンデルクネシュ(Arthur Rinderknech、フランス)の勝者を迎え撃つ。
ジョコビッチの欠場で第1シードとなった世界2位のヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)も2回戦から登場し、同胞のロレンツォ・ソネゴ(Lorenzo Sonego)と予選勝者の勝者と対戦する。
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2024年04月22日 12:45
男子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)は21日、シングルス決勝が行われ、大会第3シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)が第5シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)を7-5、6-3で下し、キャリア最大のタイトルを獲得した。
前週のモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)決勝ではチチパスに敗れており、そのリベンジにもなった。
ルードはこれが通算11勝目だが、過去の10勝はいずれもATP 250でのものだったため、ATP 500の今大会のタイトルはキャリア最大となった。
試合後にはスペインのスポーツチャンネル「テレデポルテ」に対し「大きな意味のある優勝だ。キャリアで獲得した中で最も大きなタイトルであり、ずっと追い求めてきたものだ」と喜んだ。
今季進出した過去3回の決勝ではいずれも敗れていたが、ついに初優勝を果たし、マッチ勝利数もツアー最多の29勝としている。
一方のチチパスは精彩を欠き、連勝が10で止まった。
試合後には「バルセロナではベストのテニスができなかった。1週間を通して自分のショットがモンテカルロのときのような効果を発揮できている感じがしなかった」「きょうはメンタル的な余裕もなかった。キャスパーが良すぎた」と振り返り、大会のコートが自分のショットに合っていなかったとも話した。
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