2024年04月29日 09:50
テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は28日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第2シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は6-3、6-3でチアゴ・ザイブチ・ビウチ(Thiago Seyboth Wild、ブラジル)を下し、16強入りを果たした。 連覇を狙うアルカラスは今大会が右前腕のけがからの1か月ぶりの復帰戦で、この日も腕にはスリーブを着用していたが、自身初戦となった2回戦のアレクサンドル・シェフチェンコ(Alexander Shevchenko、カザフスタン)に続いて快勝。母国の熱狂的なファンの前で再び素晴らしいパフォーマンスを発揮し、全仏オープン(French Open 2024)を前に良い状態にあるように見える。 本人も試合後のインタビューで「きょうはどうなるか少し不安があったかもしれない。チアゴはハードヒットをしてくる選手で、前腕が耐えられるか分からなかった」と明かしつつ、「きょうは試金石だった。違和感もなく、最高の感触。ここからは良くなっていくだけ」と手応えを口にした。 4回戦では昨年の決勝で対戦した第23シードのヤン・レナード・シュトルフ(Jan-Lennard Struff、ドイツ)と対戦する。 第4シードで、2018、21年大会王者のアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は6-4、7-5でデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov、カナダ)にストレート勝ち。第7シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)はアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(Alejandro Davidovich Fokina、スペイン)を7-6(12-10)、6-4で退けた。 ■関連記事 ・ナダル、好内容でマドリードOP3回戦へ 完全復活には「時間必要」 ・1か月ぶり復帰のアルカラス、マドリードOP連覇に向け初戦突破 ・ナダル「今の状態なら出ない」 全仏OP出場は不透明
2024年05月15日 10:28
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は14日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は6‐1、6‐3で第18シードのマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)を下し、4強入りを決めた。
通算3度目の大会制覇を狙うシフィオンテクは「今日はより良いプレーができたと感じているから、自分を誇りに思う。間違いなく(大会が行われている)ローマで最高の日だった」と振り返った。
準決勝では今大会で最も強敵となるココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)との対戦が決定。ガウフは第7シードの鄭欽文(Zheng Qinwen、中国)に7‐6(7-4)、6‐1で勝利した。
今月末に開幕を控える全仏オープンテニス(French Open 2024)で連覇を狙うシフィオンテクは好調で、いまだに1セットも落としていない。また、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)を制して今季の3度目のWTA 1000大会を制覇した勢いのまま、今大会に臨んでいる。
マドリード・オープンに続いてイタリア国際を制することになれば、2013年のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)以来となる。
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2024年05月15日 09:37
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は14日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第2シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)は第14シードのトミー・ポール(Tommy Paul、米国)に1‐6、4‐6で敗れ、早々に連覇の道を断たれた。
これまでツアー大会で連覇の経験がないメドベージェフはベストな状態からは程遠く、ポールに直接対決で初白星を献上した。
試合後にメドベージェフは「メンタル面でもっと良くならなければいけなかった。落ち着いて試合に集中し始めたのは終盤で、手遅れだった。正直言って残念。ここでもっと良い成績を残したかった」と述べた。
マスターズ1000(ATP Masters 1000)で初の8強入りを果たしたポールは、準々決勝で第7シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)との対戦が決まっている。
今大会では実力者が棄権、あるいは早々に敗退していることもあり、メドベージェフには大きなチャンスが訪れていた。しかし、世界ランク2位のヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)と同3位のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)が棄権する中で、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)や昨年準優勝のホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)、世界6位のアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)らとともに大会から姿を消すことになった。
この隙を突きたい世界5位のアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は、ノーシードのヌーノ・ボルジェス(Nuno Borges、ポルトガル)を6‐2、7‐5で下し、次戦は第11シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)との対戦が決定。また、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)王者のステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)も6‐1、6‐2でアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)を退け、第21シードのニコラス・ジャリー(Nicolas Jarry、チリ)との準々決勝に駒を進めている。
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2024年05月14日 11:20
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は13日、女子シングルス4回戦が行われ、大会第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)は4-6、6-1、7-6(9-7)で第16シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)に勝利した。
両者の対戦は昨年の全仏オープン(French Open 2024)準々決勝以来となったが、試合後には再びスビトリーナがサバレンカとの握手を拒否した。
前回対戦では、スビトリーナがウクライナ侵攻を理由に握手拒否を事前に明言していた中で、勝利したサバレンカがネット前で握手を待ち、スビトリーナがサバレンカは侵攻をめぐる対立をあおっていると非難する騒動があった。
ウクライナ勢は侵攻を理由にロシアとベラルーシの選手との握手を拒否しており、この日もスビトリーナは試合終了後まっすぐにベンチへ向かった。
逆転勝ちを収めたサバレンカは準々決勝で、第10シードのエレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)と対戦する。
第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は、7-5、6-3でアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)に勝利。今大会では1セットも落としておらず、3度目の大会制覇が本命視されている。
カタール・オープン(Qatar TotalEnergies Open 2024)、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2024)に続き、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)を制して今季のWTA 1000で3勝目を挙げているシフィオンテクは、準々決勝でマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)との対戦が決まった。
キーズは、環境活動家の妨害で一時中断した試合でソラナ・シルステア(Sorana Cirstea、ルーマニア)を6-2、6-1で退け、勝ち上がりを決めている。
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2024年05月14日 10:34
テニスのイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)で13日、気候変動の抑制を訴える環境保護団体ラスト・ジェネレーション(Last Generation)のメンバーがコートに侵入し、2試合が中断を余儀なくされた。
2024年05月14日 10:04
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は13日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第2シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は7-6(7-5)、2-6、7-5でハマド・メジェドビッチ(Hamad Medjedovic、セルビア)との接戦を制し、連覇に向けて4回戦へ駒を進めた。
昨年のネクストジェネレーション・ATPファイナルズ(2023 Next Gen ATP Finals)を制したメジェドビッチとのビッグサーバー対決を制したメドベージェフは、次戦でトミー・ポール(Tommy Paul、米国)と8強入りを懸けて戦う。
前週のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)を制した第4シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)は、6-3、3-6、2-6でアレクサンドレ・ミュラー(Alexandre Muller、フランス)にまさかの敗戦を喫した。
第6シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は6-2、7-6(7-1)でキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)を下し、勝ち上がりを決めている。
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・水筒が頭に当たったジョコビッチ 「心配」なイタリア国際3回戦敗退
2024年05月14日 09:16
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は13日、女子シングルス4回戦が行われ、四大大会(グランドスラム)通算4勝を誇る大坂なおみ(Naomi Osaka)は、大会第7シードの鄭欽文(Zheng Qinwen、中国)に2-6、4-6で敗れた。
第1子出産に伴うツアー離脱により現在世界ランキング173位に後退している大坂は、今季ここまでの最高成績となっているカタール・オープン(Qatar TotalEnergies Open 2024)に並ぶ8強入りには届かず、3年ぶりのイタリア国際を後にした。
しかしながら、9日の2回戦では第19シードのマルタ・コスチューク(Marta Kostyuk、ウクライナ)を下し、これまで一度もタイトルを獲得したことがないクレーコートでトップ20の選手から初白星を挙げるなど、今大会では収穫も得られた。
大坂は試合後、「ローマでのパフォーマンスには満足している。好調なプレーは久しぶり。というかクレーではこれほど良いプレーは一度もなかったと思うので、満足している」とし、「ここに来たときよりも、かなり自信を増して帰れるのは間違いない」と報道陣にコメントした。
大坂をわずか1時間24分で退けた鄭は、準々決勝で第3シードのココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)に挑む。
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2024年05月13日 10:52
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は12日、女子シングルス3回戦が行われ、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)覇者で大会第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)は6-4、6-2で第32シードのダイアナ・ヤストレムスカ(Dayana Yastremska、ウクライナ)を下し、16強入りを果たした。
4回戦ではエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)と昨年の全仏オープン(French Open 2024)準々決勝以来となる対戦に臨む。前回対戦では、スビトリーナがウクライナ侵攻を理由に握手拒否を事前に明言していた中で、勝利したサバレンカがネット前で握手を待ち、スビトリーナがサバレンカは侵攻をめぐる対立をあおっていると非難する騒動があった。
ウクライナ勢は侵攻を理由にロシアとベラルーシの選手との握手を拒否している。
イタリア国際で2度の優勝を誇る第16シードのスビトリーナは、第23シードのアンナ・カリンスカヤ(Anna Kalinskaya)に6-3、6-3で快勝し、サバレンカとの4回戦へ駒を進めた。
その他では、第5シードのマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)が第30シードのアンヘリナ・カリニナ(Anhelina Kalinina、ウクライナ)を7-6(7-4)、6-0で下し、第24シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka)との4回戦へ駒を進めた。
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2024年05月13日 09:44
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は12日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は世界ランキング54位のルチアーノ・ダルデリ(Luciano Darderi、イタリア)を7-6(7-3)、6-2で退け、4回戦に進出した。
2024年05月13日 09:32
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は12日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は2-6、3-6で第29シードのアレハンドロ・タビロ(Alejandro Tabilo、チリ)に「心配」なストレート負けを喫した。
2日前の試合後、ファンサービス中に硬いプラスチック製の水筒が頭に当たるアクシデントがあったジョコビッチは、吐き気とめまいを起こしたため検査を受ける予定だという。
最多記録を更新する41回目のマスターズ1000(ATP Masters 1000)優勝を目指していたジョコビッチだが、優勝6回を飾っている大会でこの日は低調なプレーに終わり、わずか1時間強で敗れた。対するタビロは、世界ランキング10位以内の相手から初白星を挙げた。
不調の理由について、ジョコビッチは水筒が頭に当たった影響かもしれないと話している。
11日の練習に自転車のヘルメットをかぶって登場し、当初はアクシデントを笑い飛ばしていたジョコビッチだが、「正直に言って分からない。検査しないと。練習は違った。きのうは軽い練習をしに向かって、何も感じなかったが、同時にいつもと同じ感覚でもなかった」とコメント。「強いストレスがかかったきょうはかなりひどかった。痛みというよりバランスの問題だ。とにかく体が思い通りに動かず、2日前とはまったく別の選手になった」と明かした。
この後は「状態を確認する」ため全仏オープン(French Open 2024)前に検査を受けるという。水筒が当たった影響だけでなく、調子の悪さも気にかけ、「きょうのコートでの感覚は、自分のシューズを履いたまったくの別人のようだった」と表現すると、「少し心配だ」と続けた。
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2024年05月12日 10:43
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は11日、男子シングルス2回戦が行われ、元世界ランキング1位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は1-6、3-6のストレートで大会第7シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)に敗れた。それでも試合後には、全仏オープン(French Open 2024)出場に気持ちが傾いていると話した。
クレーコートの王ナダルは、ここ2年は度重なるけがに悩まされ、世界ランキングも305位まで下降。最多14回の優勝を誇る全仏オープンについては、戦えると感じたときだけ出場すると話していた。
そして、初対戦のホルカシュにストレートで敗戦というこの日の負け方は、全仏オープン出場に疑問符が付くものだったが、ナダルは「ご想像の通り、まだはっきり決断はできていない。それでも今の気持ちと、どちらに近いかを口にするなら、ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)出場に向けて全力を尽くすと言うだろう」と語った。
「肉体的にはかなり問題があるが、おそらくまだ自分のテニスキャリアで最も重要な大会に出場しないと言うほどではない。今後の状況次第だ。あした、あさって、1週間後の自分の気持ちがどうなっているかだ」
一方、イタリア国際はこれが最後の出場になる可能性が高く、二度とプレーしないのは「98パーセント」確実だと話している。
トマス・マルティン・エチェベリー(Tomas Martin Etcheverry、アルゼンチン)との3回戦に駒を進めたホルカシュは、「このサーフェスで彼ほどの成績を残す選手はもう現れないだろう。結局のところ、彼はテニス以上の存在だ」とコメントした。
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2024年05月12日 10:31
男子テニス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は11日、出場中のイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)で頭に水筒が当たった件で、「大丈夫」だと強調した。
ジョコビッチは10日の2回戦に勝利した後、会場のコートでファンサービスに応じていた際、頭を水筒が直撃してその場にうずくまった。大会主催者は、ボトルは観客が客席から誤って落としてしまったものだと説明していた。
ジョコビッチはX(旧ツイッター)で「心配のメッセージをありがとう。今回の件はアクシデント。自分はホテルで氷のうを当てて休んでおり、大丈夫だ。また日曜日(12日)に会いましょう」と報告。その後行われた練習には自転車用のヘルメットを被って登場し、「きょうは準備してきた」とジョークを飛ばした。
ジョコビッチは12日の3回戦でアレハンドロ・タビロ(Alejandro Tabilo、チリ)と対戦する。
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・ティエムが今季限りで引退 男子テニス、20年の全米OP覇者
2024年05月12日 09:32
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は11日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第2シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は7-5、6-4でジャック・ドレイパー(Jack Draper、英国)を下し、大会連覇へ向けて初戦を突破した。
2024年05月12日 08:45
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は11日、女子シングルス3回戦が行われ、大坂なおみ(Naomi Osaka)は第10シードのダリア・カサキナ(Daria Kasatkina)を6‐3、6‐3で下し、16強入りを決めた。
第1子出産に伴うツアー離脱により現在世界ランキング173位に後退している大坂だが、今大会は好調ぶりを見せていまだに1セットも落としていない。
大坂は「ここに至るまでどれほどの努力が必要だったかは分かっているので、健康であることに感謝している」とし、「自分の居場所だと思っているところに戻れるよう、必死に頑張っている感じ」とコメントしている。
4回戦では第7シードの鄭欽文(Zheng Qinwen、中国)と対戦する。
セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)以来となる通算3度目の大会制覇を目指す第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は6‐3、6‐4でユリア・プチンツェワ(Yulia Putintseva、カザフスタン)を退けて快勝。次戦はアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)と相まみえる。
また、第3シードのココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)は6‐1、0‐6、6‐3でジャクリーヌ・クリスティアン(Jaqueline Cristian、ルーマニア)に勝利し、パウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)との4回戦に駒を進めた。
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2024年05月11日 11:34
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は10日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第8シードのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)はノーシードのソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)に5-7、6-2、4-6で敗れた。
世界ランキング9位のジャバーは、前週のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)で8強入りして復調傾向にあると思われたが、この日は2時間17分に及ぶ激戦の末に初戦敗退。今季は慢性の膝のけがの影響もあって不振が続き、現時点で負け越しとなっている。
一方、第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)はケイティ・ボリネッツ(Katie Volynets、米国)に4-6、6-3、6-2で逆転勝ち。第5シードのマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)は、予選勝者のバーバラ・グラチェバ(Varvara Gracheva、フランス)に6-2、6-2のストレートで快勝した。
大会連覇を目指していた世界4位のエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)は、イリーナ・カメリア・ベグ(Irina-Camelia Begu、ルーマニア)との初戦に臨む予定だったが、体調不良を理由に試合前に棄権した。
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2024年05月11日 11:05
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は10日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-3、6-1でコランタン・ムテ(Corentin Moutet、フランス)に快勝して初戦を突破したが、試合後にファンサービスをしている際に頭に硬いプラスチック製の水筒が当たるアクシデントがあった。
ジョコビッチはコートを退場する際にサインを書いていたところ、客席から落ちてきたボトルが頭を直撃した。ジョコビッチはその場にしゃがみ込み、セキュリティースタッフに囲まれながら自力で会場を後にした。大会側がメディアに公開した動画では、ボトルは観客が誤ってジョコビッチの頭の上に落としてしまったように見えた。
イタリアテニス連盟(FITP)の広報担当はAFPに対し、ジョコビッチは滞在先のホテルに戻り、頭からは軽い出血があったが縫うなどの処置は必要なく、大会を棄権する可能性はないと明かした。また、ボトルはジョコビッチの注意を引こうとしたファンが落としたものとみられると話し、防犯カメラの映像を確認中だとした。
大会側も「(ジョコビッチは)懸念されるほどの状態ではない」とコメントを発表した。
ジョコビッチは3回戦で第29シードのアレハンドロ・タビロ(Alejandro Tabilo、チリ)と対戦する予定。
その他の試合では、第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が6-0、6-4でアレクサンダー・ブキッチ(Aleksandar Vukic、オーストラリア)にストレート勝ち。西岡良仁(Yoshihito Nishioka)は5-7、4-6で第8シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)に敗れた。
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