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2026年02月16日 09:00
「変わらずバッティングでアピールしていきたいです」。 都城春季キャンプでバッティングで存在感を示すことを誓っていたロッテ・和田康士朗が、早速バットでアピールした。 センターの守備から途中出場した15日のヤクルトとの練習試合、0−1の7回二死走者なしで迎えた第1打席は、山野太一のチェンジアップにタイミングが合わず空振り三振に倒れたが、2−1の9回一死一、三塁の第2打席、一塁走者・友杉篤輝の盗塁で二、三塁となり、荘司宏太が1ボール1ストライクから投じた3球目のストレートを振り抜き、一、二塁間を破る2点適時打。 和田はセンターの守備から途中出場した14日のDeNAとの練習試合でも四球を選んでおり、2試合連続出塁となった。 ◆ 昨季は悔しい1年に 和田は支配下選手登録となった20年から24年まで5年連続二桁盗塁を達成したが、昨季は支配下選手登録後、自己ワーストの17試合、打率.125、盗塁は0に終わった。 “センターから反対方向”、“バットの内側から出して打つこと”を変わらず継続しながらも、昨季はウォーキング打法、バスターウォーキング打法、バットを寝かせて打ったり、バットもトルピードバットを試したりと、試行錯誤。 それでも、昨季はファームで打席に多く立つことができ、「毎日体調とかコンディションも違いますし、そういうことを考えて打席に立つことができたのは良かったかなと思います」と打席数はプロ入り後、一、二軍合わせて自己最多となる272打席に立った。 1年間スタメンで出場できる体力がついたか問うと、「試合に出続けられたのは良い経験になったと思うので、去年の経験を活かしてしっかり頑張りたいと思います」と前を向いた。 このオフも「毎年バッティングに力を入れているのは変わらないので、変わらずバッティングというところですね」と、バッティングに力を入れた。 都城春季キャンプではバットを寝かしたフォームに、「コンタクト率を上げることを考えた時に、そうなったという感じですね」と、バットを短く持って打っている。この春も、ブレずに「特に変わらず逆方向に強い打球を打つことをテーマにやっています」と打撃練習では、黙々とセンターから反対方向に打った。 和田といえば、21年にはわずか24打席ながら、代走を中心に24盗塁を決め、盗塁王のタイトルを獲得したこともあるが、コンパクトなスイングにスタイルチェンジした23年オールスター明けには打率.362、3本塁打、8打点、10盗塁と、レギュラーに近い存在になった時期もある。 「誰しもそこ(レギュラー)を目指していると思うので、そこを目指して頑張っていきたいと思います」。“代走の切り札”としてプレーする考えはなく、あくまで狙うのはレギュラー。 「去年は二軍にいる期間が長かったので、しっかり1年間一軍にいられるように頑張りたいと思います」。打ち続けることで道が拓けてくる。 取材・文=岩下雄太
2026年02月16日 12:20
◆ ベテラン右腕が5年ぶりシカゴ入り、2027年に戦列復帰へ
シカゴ・カブスは現地時間15日、FAのシェルビー・ミラー投手(35)を獲得したことを発表。契約は2年総額250万ドルとされている。
ミラーは2009年のドラフト1巡目指名でカージナルスに入団し、2012年にMLBデビュー。翌2013年には自己最多の15勝を挙げ、ブレーブス所属の2015年には初めてオールスターゲームに選出された。2019年以降はリリーフ投手としてプレーし、2021年にはカブスで3試合に登板した。
ドジャース、タイガースなどキャリア通して10球団を渡り歩き、通算302登板で51勝をマーク。昨季前半はダイヤモンドバックスで37登板10セーブ、防御率1.98と好成績を残した。しかし、7月末にブリュワーズへトレード移籍した後は11試合の登板に止まり、右肘痛により9月1日以降を欠場。10月に右肘のトミー・ジョン手術を受けた。
ブルペン陣の再編が急務とされた今オフのカブスはミラー以外にも5人のリリーフ投手と契約。そのうちケイレブ・シルバー、ジェイコブ・ウェブら4人は単年契約を基本線としており、来季終了後にFAとなる可能性がある。他ポジションでも鈴木誠也や今永昇太ら多くの主力選手が契約満了を迎える予定で、多忙な来季オフを見越しての動きとなった。
2026年02月16日 11:50
◆ 故郷ヒューストンで再起なるか
ヒューストン・アストロズは現地時間15日、キャバン・ビジオ内野手(30)とマイナー契約を結んだことを発表。招待選手としてスプリングトレーニングに参加する。
テキサス州ヒューストン出身のビジオは、2016年のドラフトでブルージェイズに入団。MLBデビューを飾った2019年にはサイクル安打を達成するなど、打率.234、16本塁打、14盗塁、OPS.793を記録した。キャリア通して内外野7ポジションでの経験があり、通算561試合に出場している。
2024年途中にブルージェイズから放出され、同年はドジャースとブレーブスにも所属。昨季はロイヤルズで37試合の出場に止まり、打率.174、1本塁打、OPS.543という成績に終わった。
父のクレイグ・ビジオ氏は1987年のドラフト入団から2007年の現役引退までアストロズ一筋で20年間プレー。通算2850試合出場、通算3060安打など多くの球団記録を持ち、2015年には米野球殿堂入りを果たした。
2026年02月16日 11:46
「巨人春季キャンプ」(16日、那覇)
巨人の田中将大投手が16日、今季初めて実戦形式のライブBPに登板。キャンプならではの幼なじみ・坂本勇人内野手との“対戦”ではスタンドから大きな拍手が起こった。
カウント1−1から実施されたライブBP。先頭の甲斐には投手強襲の内野安打とされ、大城には四球を選ばれた。それでも泉口は二ゴロとし、続く打席に坂本が入ると、場内からは自然と拍手が起こった。1球目をはじき返され、中飛に打ち取ったところで1セット目は終了となった。
2セット目は打者4人に対して無安打に抑えるなど貫禄を見せた田中将。打者8人に対して24球、安打性は1本、1四球の内容だった。
ライブBP後に坂本との対戦を振り返り、「1球で終わりましたからね」と笑み。「でも球場がああやって勇人が入って拍手があったりとかね、楽しんでもらえたらいいなと思います」と振り返った。
またベンチでは会話もし、「『出力出てるな』とか『調子いいんちゃうん』という話とかして」と語った。
2026年02月16日 11:00
9日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した佐伯貴弘氏と齊藤明雄氏が、ロッテの“昭和流キャンプ”について言及した。
2026年02月16日 10:54
ロッテは16日、17日に行われる巨人との練習試合に石川柊太が先発予定だと発表した。
石川柊太は球団を通じて、「このタイミングの実戦というのは現在地の把握になってくる。試合の流れ、試合感覚の中で自分がどのようなパフォーマンスを出せるかかというのを把握するのが一つ。そして結果にもこだわっていきたいと思います。見てくれる人に『状態、いいんじゃないか』と思われるようなものを出したいと思っていますし、出さないといけないと思います」とコメント。
「監督も競争とおっしゃっているので、そういうところを頭において、しっかりと結果を出せるように投げ込んでいきたいです。ここまでは順調に来ていますし、感覚的にもいいので実戦のマウンドの中で、よりいいものを出せるようにしたいと思います。変化球の精度も手応えのある球がある。それをしっかりと実戦で磨きをかけていきたいです。気合を入れて投げたいです」と決意を述べた。
2026年02月16日 10:13
阪神は16日、4月7日に阪神甲子園球場で行われるヤクルト戦から「ラッキーセブン」のジェット風船応援を再開すると発表した。
再開にあたっては、昨年の実証実験で使用したものと同様の専用ポンプ式ジェット風船を採用し、周囲の飛沫対策を施す。また、球場内には、専用の回収ボックスを設置し、ファンの皆さまのご協力も得ながら使用済みジェット風船の回収と再資源化に取り組む。
さらに、空気注入部分は、回収したジェット風船の笛部や、阪神甲子園球場で回収しているペットボトルキャップをリサイクルした再生材等を使用し、環境に配慮したうえで実施すると球団ホームページで発表している。
2026年02月16日 10:06
DeNAは16日、5月12日〜14日の中日戦で『YOKOHAMA GIRLS☆FESTIVAL 2026 Supported by 横濱ハーバー』を開催し、来場者が着用するスペシャルユニフォームのデザイン決定を発表した。
12年目の開催となる今年の『YOKOHAMA GIRLS☆FESTIVAL』のテーマは「ベイ☆ギャルマインド」。「ギャルマインド」とは、見た目や世代に関係なく、自分の「好き」に全力で突き進む最強のポジティブ精神を指す。このマインドを横浜DeNAベイスターズ流にアップデートし、大好きなチームをガールズパワーで勝利に導こうという想いを込めている。
今年のスペシャルユニフォームは、自分らしいコーディネートを楽しめるよう、クラシックでシンプルなデザインを採用。繊細なストライプは横浜の街を彩る「水面のきらめき」をイメージしており、小さな輝きが集結したデザインになっています。機能面では、ヘアスタイルやメイクを崩さず羽織ることができる、前開きのデザインを採用。今年は定番の形状に加え、「ミニ丈タイプ」、「フレンチスリーブタイプ」の全3型をラインナップした。別売りの圧着シートや缶バッジで自分好みのアレンジも楽しめる。昨年に引き続き、スペシャルユニフォームは一部座席を除く全ての来場者に用意。
▼ 石田裕太郎選手 コメント
「ストライプラインのところがキラキラしていて可愛くて、コーディネートも楽しめそうなユニフォームだと思いました!当日はこのユニフォームを着て、チームのことを応援してください!」
▼ 松尾汐恩選手 コメント
「シンプルでとっても可愛くて、スタイリッシュなユニフォームだと思いました!『ベイ☆ギャルマインド』のポジティブな応援で僕たちにパワーを送ってくれると嬉しいです!」
2026年02月16日 10:00
9日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した佐伯貴弘氏と齊藤明雄氏が、巨人の外野手争いについて言及した。
2026年02月16日 09:00
「変わらずバッティングでアピールしていきたいです」。
都城春季キャンプでバッティングで存在感を示すことを誓っていたロッテ・和田康士朗が、早速バットでアピールした。
センターの守備から途中出場した15日のヤクルトとの練習試合、0−1の7回二死走者なしで迎えた第1打席は、山野太一のチェンジアップにタイミングが合わず空振り三振に倒れたが、2−1の9回一死一、三塁の第2打席、一塁走者・友杉篤輝の盗塁で二、三塁となり、荘司宏太が1ボール1ストライクから投じた3球目のストレートを振り抜き、一、二塁間を破る2点適時打。
和田はセンターの守備から途中出場した14日のDeNAとの練習試合でも四球を選んでおり、2試合連続出塁となった。
◆ 昨季は悔しい1年に
和田は支配下選手登録となった20年から24年まで5年連続二桁盗塁を達成したが、昨季は支配下選手登録後、自己ワーストの17試合、打率.125、盗塁は0に終わった。
“センターから反対方向”、“バットの内側から出して打つこと”を変わらず継続しながらも、昨季はウォーキング打法、バスターウォーキング打法、バットを寝かせて打ったり、バットもトルピードバットを試したりと、試行錯誤。
それでも、昨季はファームで打席に多く立つことができ、「毎日体調とかコンディションも違いますし、そういうことを考えて打席に立つことができたのは良かったかなと思います」と打席数はプロ入り後、一、二軍合わせて自己最多となる272打席に立った。
1年間スタメンで出場できる体力がついたか問うと、「試合に出続けられたのは良い経験になったと思うので、去年の経験を活かしてしっかり頑張りたいと思います」と前を向いた。
このオフも「毎年バッティングに力を入れているのは変わらないので、変わらずバッティングというところですね」と、バッティングに力を入れた。
都城春季キャンプではバットを寝かしたフォームに、「コンタクト率を上げることを考えた時に、そうなったという感じですね」と、バットを短く持って打っている。この春も、ブレずに「特に変わらず逆方向に強い打球を打つことをテーマにやっています」と打撃練習では、黙々とセンターから反対方向に打った。
和田といえば、21年にはわずか24打席ながら、代走を中心に24盗塁を決め、盗塁王のタイトルを獲得したこともあるが、コンパクトなスイングにスタイルチェンジした23年オールスター明けには打率.362、3本塁打、8打点、10盗塁と、レギュラーに近い存在になった時期もある。
「誰しもそこ(レギュラー)を目指していると思うので、そこを目指して頑張っていきたいと思います」。“代走の切り札”としてプレーする考えはなく、あくまで狙うのはレギュラー。
「去年は二軍にいる期間が長かったので、しっかり1年間一軍にいられるように頑張りたいと思います」。打ち続けることで道が拓けてくる。
取材・文=岩下雄太
2026年02月16日 08:00
「練習試合、巨人2−4広島」(15日、沖縄セルラースタジアム那覇)
アピールが止まらない。広島ドラフト6位の西川篤夢内野手(神村学園伊賀)が2安打だ。五回守備から途中出場すると、七回にバットを折られながら左前打。九回は中前打を放った。「何で打てたんかな?ってくらい驚いている」。白い歯がこぼれた。
対外試合デビュー戦でも堂々としていた。甲子園出場経験はなく、大観衆の前でプレーするのは初めて。「電光掲示板に、ショート・西川というのを見て興奮した」と声を弾ませたほどだ。それでも頭は冷静。七回の左前打は持ち味の積極果敢なスイングで初球打ち。九回はファウルで粘って打てる球を待ち、6球目を中前へ運んだ。
日南キャンプの8日から1軍に合流。当初は沖縄に帯同する予定はなかったが、首脳陣の心をつかんだ。「想定外にいいものを見せてくれている。今後が楽しみ」と新井監督。高卒ルーキーの躍動に目を細めている。
練習の虫は、1月の自主トレ期間中からわずかな時間を見つけてはバットを振った。秋山に助言を求めることもあった。「(秋山に)速い打撃マシンを、ずっと打ち続けろと言われてから毎日、打つようにした。だいぶ、速い球にも当たるようになった」。この日、150キロ近い速球に対応できたのは、その教えを実践したから。振った分だけうまくなる−。それを実感している。
「自信がつくような一日だった」。毎日、大きな成長曲線を描く。そのカーブは無限だ。
2026年02月16日 08:00
「練習試合、巨人2−4広島」(15日、沖縄セルラースタジアム那覇)
広島ルーキー大奮闘!今年初の対外試合となる練習試合、ドラフト1位・平川蓮外野手(仙台大)が決勝の適時打を含む2安打1打点1盗塁。ドラフト6位の西川篤夢内野手(神村学園伊賀)も2安打を放った。ルーキーの活躍に、新井貴浩監督は「みんなすごくいい」と手応えを感じていた。以下、監督の主な一問一答。
◇ ◇
−打線は活発だった。
「全体的にみんなすごくいい動きだし、バットも振れている」
−新人3選手が結果を出した。
「そうだね。蓮(平川)は対応するだろうと思ってたけど、西川は大したもんだなと思います」
−岡本は修正した。
「ランナーを出しても落ち着いてたと思うし、上々じゃないですか」
−平川は「1番・指名打者」で出場した。
「別に関係ない。打順にそんなに意図はない。いっぱい回ってくるところでという感じかな」
−足でも積極的に。
「キャッチャー(山瀬)も肩強いしね。すごくクイックタイムも速いピッチャーだったけど、スタートを切れる思いっきりの良さもあるね」
−平川は対応力ある。
「適応力はホントに素晴らしい。なかなかね、右打席も左打席も、あんなに振って振って。1打席目もいいヒットだったけど、2打席目も速い真っすぐを初球からバーンとファーストにね。ライナー性のゴロだったけど、いい当たりで、内容もすごくいい」
−西川も2安打。
「彼の場合はまだ体を作っていかないといけない。ただキャンプの時も言いましたけど、想定外にすごくいい。もともといいものがあるのは分かってたけど、想定外にいいもの見せてくれてるんで、今後が楽しみな選手です」
2026年02月16日 08:00
9日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した齊藤明雄氏と佐伯貴弘氏が、今季から先発に転向する入江大生について言及した。
2026年02月16日 07:10
「ラブライブ!シリーズ」との第3弾コラボが決定
パ・リーグ6球団とパシフィックリーグマーケティングは14日、「ラブライブ! シリーズ」との第3弾となるコラボレーション決定を発表した。パ・リーグ本拠地6球場で行われるイベント。“大役”が決まった人気声優は「嬉しすぎて大号泣」とファンに報告した。
今回のイベントは2022、2024年に続く人気企画。『ラブライブ!』『ラブライブ! サンシャイン!!』『ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』『ラブライブ! スーパースター!!』『ラブライブ! 蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』『イキヅライブ! LOVELIVE! BLUEBIRD』の6作品と連動して行われ、コラボ試合では各作品の出演声優が来場する予定だ。
発表を受けて喜びの声を上げたのが、美人声優として人気を誇る進藤あまねさんだ。『ラブライブ! 蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』で桂城泉役を務める進藤さんは6月11日の日本ハム-DeNA戦での来場を自身のX(旧ツイッター)で伝え、「嬉しすぎて大号泣」と感情を爆発させた。
また、「ラブライブ! 打法見れますように エスコンに皆、きまっしね 全力応援、全力盛り上げでファイターズを勝利へ導けるようがんばります よろしくお願いします! DOMIれ!」と加えた。
進藤さんの歓喜の報告にファンも大興奮。「おめでとうございます!」「エスコンにあまねすが降臨」「絶対行きます!」「これは行くしかない」「絶対にあまねす大歓喜だよなぁと思いましたw」などとコメントが寄せられた。
進藤さんはかねてより日本ハムファンを公言しており、2024年5月10日の日本ハム-ロッテ戦で始球式を務めた。この日は髪をポニーテールに束ね、青のスカートからワンバウンド投球を披露している。(Full-Count編集部)
2026年02月16日 06:50
三沢高の太田幸司氏はエースとして甲子園へ導いた
苦難の道のりだった。元近鉄右腕の太田幸司氏(元近鉄、巨人、阪神)は青森県立三沢高の2年生エースとして1968年夏に初めて甲子園を経験した。2回戦で海星(長崎)に1-3で敗れたものの、全国レベルにも通用したことで自信を得て、翌1969年春の選抜出場をかけた2年秋の戦いに臨んだ。それには東北大会優勝が絶対条件。厳しい戦いを乗り越えて、決勝は八重樫幸雄捕手(元ヤクルト)が4番の仙台商を4-0で下して何とかクリアした。
2回戦敗退ながら、1968年夏の甲子園で十分に戦えたことは大きな前進だった。「僕ら2年生が7人いるチームで経験できたわけですからね。そりゃあ、3年生になったらって思いましたよ」。地元に帰って新チームを結成。次なる目標の翌1969年春の選抜切符獲得へ向けて始動した。ただし、第50回の記念大会で1県1校が甲子園に出場できた夏と違って、出場へのハードルは高かった。「あの頃のセンバツは東北大会に優勝しないと行けなかったですからね」。
1969年春の選抜に出場できたのは26校。東北地区は青森、岩手、秋田、山形、宮城、福島の6県の優勝チームなどが戦う秋の東北大会を制した1校だけという狭き門だった。まずは秋の青森大会。準決勝で青森一に1-0で辛勝など、際どい試合もあったものの、優勝して東北大会に進出した。「まぁまぁ、それは、当然ね。とにかく東北大会をどうするか、だったんで……」と太田氏は話したが、実際、そこでの準決勝、決勝は厳しい戦いだった。
準決勝の日大山形戦は延長15回の激闘の末の勝利。「この辺ぐらいから延長癖がついてね……」と太田氏は笑う。のちの1969年夏の甲子園決勝で松山商との延長18回0-0再試合の伝説の激闘を繰り広げたが、そもそも延長戦になるケースが多かったそうだ。そして「あの時の東北大会の決勝は八重樫がいた仙台商。あれもヒヤヒヤものだったんですよ」と続けた。スコアは4-0で太田氏は2安打完封だったが「フォアボールを10個くらい出したんです」と制球に苦しんだという。
「試合中に、もうストライクが全く入らなくなった時もあったんですよ。それでピンチになって、マウンドにみんなが集まるでしょ。その時に『ごめん、ストライクが入らんわ』って言った覚えがあります。その後、何とかストライクが入るようになったから抑えられたただけで、2安打完封ってかっこいいけど、そんな状態で、だったんですよ」
その試合、太田氏は4番打者として3打数1安打2打点の成績も残したが「とにかくピッチングに四苦八苦で、試合経過も4番を打っていたこともよく覚えていない」と話す。東北大会を優勝して選抜切符をつかんだ三沢高だが、太田氏にとって夏から続く快進撃というよりも、苦しみ抜いて得た2度目の聖地への道のりだったようだ。選抜大会で延長15回敗戦も…「全て最後の夏につながっていった」
11月には明治維新百年記念明治神宮野球大会が開催され、全国10地区の代表校と沖縄代表校の計11チームで争った高校の部に、三沢高は東北代表として出場した。結果は準決勝敗退。初戦の2回戦は三重(中部代表)を5-0で破ったが、準決勝で小倉(九州代表)に1-4で敗れた。太田氏は「これも、なかなかドラマチックでしたよ」と言う。
「初戦の三重は2安打完封かなぁ。その三重が次の年の選抜で優勝するんですよ。だから三重が優勝した時、“俺はあそこを秋に完封したんだ。だから……”っていうワケの分からない三段論法を言ったりしてねぇ(笑)。次の小倉戦は(主砲の)楠城(徹捕手、元太平洋・クラウン・西武)にバカバカ打たれて負けたけど、選抜の1回戦の相手がまた小倉だったんですよねぇ。その時は勝ったけど、楠城には、また打たれたと思いますよ」。
夏春2期連続の甲子園出場となった1969年春の選抜は1回戦で小倉に4-1で前年秋の神宮大会の雪辱を果たした。しかし、2回戦は浪商に延長15回2-4で負けた。太田氏は「あれも延長でしたもんねぇ」と言いつつ「あの頃は天下の浪商ですからね。大阪代表の浪商を相手に15回まで互角に渡り合ったんで、これまた負けたけど何か自信というか……」。
2度の甲子園経験で、太田氏ら三沢ナインは着実に力をつけていった。そして、ここからまたさらに……。「2年の夏も3年の選抜も2回戦で負けて帰ってきたけど、それが全て最後の夏につながっていったんですよ」。その戦いはクライマックスに突入していった。(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
2026年02月16日 06:00
「練習試合、巨人2−4広島」(15日、沖縄セルラースタジアム那覇)
広島ドラフト3位・勝田成内野手(22)=近大=が上々の対外試合デビューを飾った。1−1の七回、左腕・石川の140キロを捉え、鮮やかな左前打。「ボールを引きつけて左中間に打つイメージをずっと持っているので、その打席は非常に良かった」。同期の平川の適時打で決勝のホームを踏み、チームに“26年初白星”をもたらした。
「7番・遊撃」で先発出場。軽快なフィールディングでアウトを奪い、途中から二塁にまわった。注目度の高い巨人戦でも物おじしない。球界最小兵の身長163センチが大きな存在感を示した。
一方で課題も口にした。2三振の結果に「追い込まれてからの粘り。そういうところはまだまだ。そこを克服してシーズンを迎えられたらなと思ってます」と向上心を燃やす。開幕スタメンを目指し、実戦でもアピールを続けていく。