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2022年12月05日 06:00
◆報知新聞社主催 国内男子プロゴルフツアー 今季最終戦メジャー 日本シリーズJTカップ 最終日(4日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70) 4打差5位で出た昨年覇者・谷原秀人(44)=国際スポーツ振興協会=が5バーディー、ボギーなしのこの日ベストに並ぶ65をマークし、通算12アンダーで逆転優勝した。 * * * * 首位で出た2018年大会覇者の小平智(33)=Admiral=は2バーディー、3ボギーの71と伸ばせず、通算10アンダーの5位に終わった。「17番が勝敗を分けた。そこまでは優勝争いをできていたが、17番だけ」と悔しさをにじませた。 30人中20人がバーディー以上だったチャンスホールの17番パー5で、痛恨のボギーを喫した。217ヤードの第2打をグリーン奥のバンカーへ。第3打はグリーンで右に跳ねて奥にこぼれた。「グリーンまわりのバンカーショットが今週初めてで感じをつかめていなかった。ギリギリを狙ったので悔いはない」と振り返った。 闘病中の父・健一さん(82)が来場し、18番グリーンで見守った。「いいところを見せたかったが、見せられなかった。そこが一番悔しいです」と口にした。9月から参戦した日本ツアーは、ラスト3戦すべてで5位以内に入った。「手応えがあるなかで終われた」という今季の収穫を、来季につなげていく。(高木 恵)
2024年04月30日 14:46
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 練習日(30日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
2022年大会覇者で昨季まで2年連続国内年間女王の山下美夢有(みゆう、加賀電子)が練習ラウンド後、公式会見に臨んだ。2週前の海外メジャー、シェブロン選手権(米テキサス州、17位)以来の試合となり「(日本に)帰ってきて体調を崩してしまったが、しっかり体を整えて、いい状態でまた今週からむかえそう。ゴルフの状態としてはまずまず。あとはコースの攻め方だったり、一打一打を大切にしてプレーするだけ」と意気込みを語った。
シェブロン選手権では「すごく楽しくて、勉強にもなった。濃い1週間だった」という。「100ヤード以内のショットが大切だというのもすごく分かった。グリーンも(芝)目が強く、結構悩まされた。コース自体もすごく難しかったが、一番はグリーンかなと思った」と振り返った。
2年前のこの大会(西コース)では初日に「64」のビッグスコアをマークして完全優勝。この日、練習ラウンドで今年の舞台である東コースを確認し「予想していた通り、グリーンも硬くて、スピードも結構出ている」と印象を語った。「ショットの精度もそうだし、いかに1ホール1ホール、どう攻略していくか。落としどころによっても変わるので、マネジメントが大事」と見据えた。
2024年04月30日 13:29
「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ」(5月2日開幕、茨城GC東C=パー72)
前週のパナソニック・オープンでツアー初優勝を挙げた天本ハルカ=(25)=フリー=が開幕2日前の30日、公式会見で大会への意気込みを語った。
念願の初優勝を果たした日曜日から2日。「1勝目というのがすごくうれしいのと、少し時間が空いて実感が湧いてきている」と胸の内を明かした。男子ゴルフ元賞金王で師匠である伊沢利光に初勝利を挙げたことを電話で連絡すると、師匠はすでに酒の席だったという。「みんなで乾杯してる感じだったんですけど、『おめでとう』という言葉を頂いて、良い報告ができて私自身もすごくうれしかったし、これだけ喜んでいただけて『これからもがんばります』と伝えさせていただきました」とさらなる活躍を誓った。
2週連続優勝を目指す舞台は今季国内最初のメジャーだ。直近2年は西コースで行われていたが、今季から東コースに舞台代わりし、プロ3年目の天本にとっては初めて回るコースになる。「ラフの深さもあるのでしっかりピンポイントで止めないと。今週はグリーンも難しいと思っていますし、速さもある。きっちりとマネジメントをしていかないと、なかなかスコアが出ないという印象」とメジャーらしいコース状況を警戒した。
2024年04月30日 13:05
男子プロゴルフツアーの中日クラウンズは5月2日から4日間、愛知・名古屋GC和合C(6557ヤード、パー70)で行われる。開幕2日前の30日、予選ラウンド(2日、3日)の組み合わせが発表された。先週のISPSハンダ欧州・日本トーナメントで優勝した25歳の桂川有人(国際スポーツ振興協会)は、2010年大会最終日で58をマークして優勝した32歳の石川遼(CASIO)、昨年のダンロップフェニックスで史上7人目のアマ優勝を果たして今季からプロとしてツアーに本格参戦している22歳の杉浦悠太(フリー)と同組となった。
21年と昨年大会覇者の岩田寛(フリー)は、稲森佑貴(国際スポーツ振興協会)、金谷拓実(Yogibo)と同組で回る。
賞金総額は1億1000万円、優勝賞金は2200万円。1960年に第1回大会が行われた伝統の一戦は、今年も名古屋の名門コースで争われる。
2024年04月30日 12:50
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 練習日(30日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
5月2日に開幕する今季メジャー初戦の第1ラウンドの組み合わせとスタート時間が発表になった。
2024年04月30日 12:45
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 練習日(30日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
前週のパナソニックオープンで1998年度生まれ「黄金世代」で15人目のツアー優勝を達成した天本ハルカ(フリー)が公式会見に臨んだ。
「まず1勝目ができてうれしい。時間がたって、実感が湧いている」。祝福のメッセージも多数届き「今でも返信が追いつかない」とうれしい悲鳴を上げた。今週はキャディーらチームと「盛大というわけではないが、ホテルにある居酒屋で海鮮などを食べてお祝いしました」と笑顔で明かした。
高校時代から師事する2001、03年賞金王・伊澤利光には電話で初優勝を報告し「『みんなで乾杯してます』という感じでした。初優勝おめでとうと言っていただき、私自身もうれしかった」と振り返った。「いい感じでできている。このまま突き進んでいってほしい」などと言われたという。
初優勝からの2週連続優勝は竹田麗央(りお)を含め、過去4人で史上5人目の快挙を狙う。これまでメジャーが絡んだ例はなく、今週優勝すれば初となる。
東Cでの出場は初となり「3年目でここは初めて。去年とは違うコースで、昨日(29日)もコースをチェックしながら、難しいなという印象」と警戒した。「前週優勝して、違った緊張感でスタートすると思うけど、やることは一緒。一打一打積み重ねて、技術とメンタルの総合力が試される。耐えるゴルフはもともと得意なので、生かせたら。挑戦心を持って頑張りたい」と意気込んだ。
2024年04月30日 09:00
「買ったクラブが合わない!」 「最初はよかったのにダメになってきた……」。
そんな残念な思いをしている人は 『そのクラブに合う振り方』をお試しあれ!
あなたのクラブの特徴や機能をフルに発揮する振り方を解説&レッスンします! 【起こりやすいミス】
クラブの重さを感じないと手打ちが強くなってしまう
クラブの重さを感じないと、 腕の力だけで振る手打ちになってしまう。
スイング軌道がアウトサイド・インのカット軌道になり、フォローで左ヒジが引けやすい。 20年以上にわたりゴルファーから支持されるブランド
2000年に登場した「ゼクシオ」は、多くのアマチュアゴルファーに支持され、近ごろは海外のユーザーも増えています。13代目となる「ゼクシオ」は、打点のブレに強い「バイフレックスフェース」を搭載して、さらに飛距離性能を高めています。
注意したいのは、以前の「ゼクシオ」と比べて軽量になっていること。クラブが軽いと手先で打ってしまいがちで、カット軌道でのスライス弾道が出てしまうこともあります。 【使いこなすポイント】
クラブの遠心力を意識して体全体で振る
手先で打ちがちな軽量ドライバーは、体を動かすことを強く意識しよう。
スイングはコンパクトでもしっかりと体を回し、クラブの遠心力を感じてフォローを大きくとる。 手打ち防止が軽量ドライバーのメリットを活かすコツ
「ゼクシオ 」のドライバーは、純正シャフトのフレックスだと総重量が281グラムと軽めになります。軽いドライバーはパワーがない人でも、ヘッドスピードが上がって飛ばせるメリットがありますが、うまく使いこなすには、積極的に体を使う意識をもつことが重要です。
軽いクラブを振るときに起こりがちな、手先だけで振るスイングはNG。バックスイングではしっかり胸を回し、クラブを加速させる切り返し以降は、ヘッドの重みを利用したクラブの遠心力を感じながら振りましょう。 【PICKUP GEAR】ダンロップ XXIO13 ドライバー
2000年に生まれた大ヒットブランドの13代 目。定評のある打感・打音のよさに加え、さらなる飛距離アップも追求された。 【POINT CHECK】
フェース外周部の剛性を最適化。打点がブレても高初速を生む「バイフレックス フェース」を搭載。
純正シャフトは、Rフレックスで35gという超軽量モデル ここに注目!空力効果でヘッドが安定
ゼクシオ13は空力効果も進化。クラウン部のNEW「アクティブウイング」は2段式になり、ダウンスイング前半はヘッドのブレを抑制。ダウンスイング後半からインパクトはフェース角と打点を安定させる。
いかがでしたか?石井プロの解説&レッスンを参考にゼクシオ13の機能を最大限発揮してみてください。
解説・レッスン=石井良介
●いしい・りょうすけ/1981年生まれ、神奈川県出身。トラックマンを駆使したレッスンが人気のPGAティーチングプロ。YouTubeチャンネル「試打ラボしだるTV」が人気で、最新ギアはほぼテスト済み!
構成=コヤマカズヒロ
写真=田中宏幸
2024年04月30日 08:00
今月はツアープロがオフシーズンに取り組む〝スイング強化〞のための練習法を紹介。
開幕までに、もっと飛距離を伸ばす、もっと方向性を上げるためのドリルは、アマチュアにも効果大!
単に球を打つだけなく、目的をもった練習で春までにスイングを大きくレベルアップさせよう! 速く振るよりゆっくり振ったほうが前傾角度をキープしやすい ゆっくり振る! 足や背中などの大きい筋肉を使い、ヘッドで円を描くようにゆっくりスイングしよう
ボールをフェースの真芯でとらえて真っすぐ正確に飛ばすには、アドレス時の前傾角度をインパクトまでキープすることが必須。そこで僕は、足や背中の大きい筋肉を使って、ゆっくり振る練習をします。
ドライバーの場合、遠くに飛ばそうとして速く振れば振るほど、体が起き上がったり沈んだりしてミスが出る。反対に、あえてゆっくり振ったほうが「前傾キープ」がしやすく、正しいスイングが身につきます。手打ちも修正できるので、初・中級者にオススメですよ。 ゆっくり振れば前傾角度が崩れない 素振りでゆっくり振る感覚をつかんだら、通常の半分の飛距離を目安にして球を打ってみよう 体が上下動すると当たらない アマチュアは体が起き上がったり沈んだりしがち。ドライバーを持つとこの動きが顕著に現れてしまう 手打ちはNG 手や腕の小さい筋肉を使ってクラブを上げると、手打ちになり、ゆっくり振っても意味がない
いかがでしたか? スイングをするときにはゆっくり振ることを意識してみてくださいね!
植竹勇太
●うえたけ・ゆうた/1995年生まれ、北海道出身。163㎝、63㎏。正確無比なショットに定評があり、フェアウェイキープ率はつねに上位にランクイン。今季はツアー初優勝に期待。セガサミーホールディングス所属。
構成=小山俊正、鈴木康介
写真=田中宏幸、相田克己
2024年04月30日 07:00
創刊から32 年で、スイングとギアはどのくらい変わったのか? アニバーサリー号の年代を代表する選手とモデルを比較!
スイングは32年間の変遷を語らせたら、この人の右に出るものはいない、ゴルフ界の生き字引・タケ小山が徹底解説! 【2023年】原点回帰⁉最新スイングは”教科書的”! お手本はマキロイ!タイガーをアップデートした世代
中島啓太
●なかじま・けいた/2000年生まれ、埼玉県出身。
2024年04月30日 06:00
寒い季節に出がち! 出るとスコアが崩れてしまう!この冬しっかり直したい!”チーピン病”対策レッスン 「左から左に曲がる」はじつはスライサーに出やすいミス
左に出て左に曲がる引っかけ球、通称「チーピン」はコントロール不能な球でOBになりやすい最悪のミスショット。寒い冬は体の動きが悪くなって、頻発するミスでもあります。
チーピンは左に曲がるので、フック系が持ち球の人のミスだと思われがちですが、カット軌道でフェースがかぶったときにも起こりやすく、じつはスライサーにもよく出ます。
それ以外にもさまざまな要因があるので、まずは自分のチーピンがどのタイプかを知ることが大事。防ぎ方は上の3タイプに分けて解説していきますので、ミスの傾向などを参考にタイプを見極めて対策してください。 【case1 シャフトクロスアンダー型】
ソールを地面に落とすイメージ
“ワンタッチ素振り”でクラブの重さを感じよう
1つめの、シャフトクロスのトップからダウンスイングでシャフトが寝てアンダー( 下か
ら)にクラブが入るタイプのチーピンは、腕と体の同調が崩れ、スイングの最下点がボールより手前にくることで起こります。 ソールで地面を叩くイメージの延長
クラブを上下方向に動かし、ソール面で地面を叩くイメージ。
これに体の回転を加えてスイングしよう
このタイプの人がコースでチーピンが出はじめたら、ドライバーのソールを地面にワンタッチさせる素振りが有効。スイングの最下点がイメージでき、クラブが下から入りにくくなります。ソール面で地面を叩くようなイメージで腕を上下方向に振りましょう。
根治を目指すなら、腕と体の動きを分解した素振りで、腕と体の同調性を高める練習がオススメ。腕を動かしてから体を回す動きの順番を意識してスイングするのがポイントです。 練習場ではコレで修正!「分解素振り」で腕と体の同調性アップ 【バックスイング】クラブを担ぎ上げてから体を回す
アドレスからクラブを右肩に担ぐように手元を持ち上げてから、そのまま上体を右に回してトップを作る 【ダウンスイング】体を開く前に腕を下ろしてから回転
トップから体の向きはそのままに腕だけ伸ばしてシャフトが地面と水平になる位置まで下げ、そこから体を回して振り切る
いかがでしたか? チーピンをなくすために練習してみてくださいね。
レッスン=アッキー永井
●ながい・あきふみ(永井研史)/1987年生まれ、神奈川県出身。“アッキー〞の愛称で親しまれている人気コーチ。人体解剖学や物理学の視点を取り入れたわかりやすいレッスンに定評がある。
構成=鈴木康介
写真=田中宏幸
協力=千葉セントラルゴルフクラブ
2024年04月29日 14:59
男子ゴルフ米国ツアーのダブルス戦、チューリヒクラシック・オブ・ニューオーリンズ(Zurich Classic of New Orleans 2024)は28日、ルイジアナ(Louisiana)州アボンデール(Avondale)のTPCルイジアナ(TPC Louisiana、パー72)で最終日が行われ、ロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)/シェーン・ローリー(Shane Lowry、アイルランド)組がプレーオフを制して優勝を飾った。
フォアサム(二人が交互にショットを打つ)形式で行われた最終日はまず、首位と7打差から出たチャド・レイミー(Chad Ramey、米国)/マーティン・トレーナー(Martin Trainer、フランス)組がスコア「63」をマークして9ストローク伸ばし、暫定トップでホールアウトした。
これによって通算25アンダーが目標となった終盤の各グループにはかなりのプレッシャーがかかり、五輪のアイルランド代表やライダーカップ(Ryder Cup)の欧州選抜でともにプレーしているマキロイ/ローリー組だけがそのスコアに到達した。
その後、ホールアウトから3時間を経て18番ホールでのプレーオフに臨んだレイミー/トレーナー組は、その影響が表れているように見えた。トレーナーのティーショットがフェアウエーのバンカー奥に落ちると、レイミーの第2打はフックし、トレーナーのチップショットもショート。レイミーのグリーン外からのパットも外れた。
これにより同組は最高でもパーという状況になる中、マキロイ/ローリー組はローリーのアプローチがグリーン脇のバンカーに捕まったが、マキロイがそこから安全にグリーンオンし、バーディーと優勝の機会が生まれた。
それでも、このところパットに苦しんでいるというローリーが約2.1メートルのバーディーパットを外し、レイミー/トレーナー組にも次のホールへ勝負を持ち越すチャンスが転がり込んだが、トレーナーがこのパットを外し、優勝を明け渡した。
これでマキロイは米ツアー25勝目、ローリーは2019年の全英オープン(The 148th Open Championship)以来となる同3勝目を挙げている。
■関連記事
・桂川有人がISPSハンダ選手権優勝 欧州ツアー初制覇
・マキロイ 辞任した米ツアー方針委員会への復帰に前向き
・シェフラーが今季4勝目 マスターズから連勝 RBCヘリテージ
2024年04月29日 11:33
女子プロゴルファー・小祝さくらの公式スタッフインスタグラムが29日、新規投稿され、バーベキューで特大の貝を網焼きにし、周囲に振る舞う姿がアップされた。
軍手を装着し、大きな貝を手に満面の笑みを浮かべる小祝。スタッフは「みんなに貝を焼いてくれる小祝さん」とつづり、バーベキューで自ら焼役を務めて周囲に振る舞った模様だ。
ゴルフ場では見られない意外な姿に、ファンからは「ワイルドだろ〜」「さくらちゃんが焼くとめっちゃ美味しそうに見えるよ」「すげえ可愛い」と反響の声が多く挙がった。また誕生日会と竹田麗央の祝勝会を兼ねたパーティーの様子もアップされ、ピカチュウのケーキ持った小祝とフルーツ盛りだくさんのケーキを手に笑みを浮かべる竹田。小祝がオリックスのTシャツを着ていたことから「オリ姫?」と指摘するファンもいた。
2024年04月29日 10:14
◆米女子プロゴルフツアー JMイーグルLA選手権 最終日(28日、米カリフォルニア州・ウィルシャーCC=6258ヤード、パー71)
最終ラウンドが行われ、6打差21位から出た西郷真央(島津製作所)が6バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの69で回り、通算3アンダーで日本勢最上位の8位に入った。
2024年04月29日 09:00
寒い季節に出がち! 出るとスコアが崩れてしまう!
この冬しっかり直したい!”チーピン病”対策レッスン 「左から左に曲がる」はじつはスライサーに出やすいミス
左に出て左に曲がる引っかけ球、通称「チーピン」はコントロール不能な球でOBになりやすい最悪のミスショット。寒い冬は体の動きが悪くなって、頻発するミスでもあります。
チーピンは左に曲がるので、フック系が持ち球の人のミスだと思われがちですが、カット軌道でフェースがかぶったときにも起こりやすく、じつはスライサーにもよく出ます。
それ以外にもさまざまな要因があるので、まずは自分のチーピンがどのタイプかを知ることが大事。防ぎ方は上の3タイプに分けて解説していきますので、ミスの傾向などを参考にタイプを見極めて対策してください。 あなたはどのタイプ?チーピンには3つのパターンがある! 【case1】シャフトクロスアンダー型
FWで大ダフリが出る
シャフトクロスからダウンスイングでクラブが寝て、そこから一気にフェースが返って起こる。FWで大ダフリが出る人はこのタイプ 【case2】軸倒れフェース返り型
シャンクがよく出る
ダウンスイングで腰がスエーし
上体が右に倒れてシャフトが寝て、そこからフェースが返って引っかける。シャンクもちの人はこのタイプ 【case3】カット軌道ぶっつけ型
特大スライスも出る
大根切りのような強いカット軌道で、ふだんは芯を食っても特大のスライスも出るタイプ。フェースが返って当たるとチーピンも出る
いかがでしたか? どんなミスが出やすいかを振り返って、改善していきましょう。
レッスン=アッキー永井
●ながい・あきふみ(永井研史)/1987年生まれ、神奈川県出身。“アッキー”の愛称で親しまれている人気コーチ。人体解剖学や物理学の視点を取り入れたわかりやすいレッスンに定評がある。
構成=鈴木康介
写真=田中宏幸
協力=千葉セントラルゴルフクラブ
2024年04月29日 08:00
ドライバーはミスヒットが多く、曲がるほど飛距離も落ちるクラブです。芯を外さないためには、軸がズレないスイングが重要。頭を動かさないレッスンをクレイジー先生が解説します。 「頭を動かさなければ」どんなに長くてもミートできる!
大きく振りながらミートするポイントはふたつ。ひとつめは、軸は左でも右でもなく「真ん中1軸」です。これは振り子と同じ。頭を固定したセンター軸で振り子運動を行なえば、どんなに長いシャフトの先のヘッドも入射角と最下点は必ず安定します。
そのために大事なのがふたつめのポイントで、軸は不動の真ん中でもスイングの支点は左ワキ。左ワキを締めて腕、シャフト、ヘッドまでを1本にして動く、振ることを意識してください。前出で説明した「クラブを積極的に大きく動かす」と頭の位置がズレやすくなりますが、クレイジー理論では頭を動かさないことが必須条件。体重移動も腰や肩も回す必要はありません。左ワキを締めてヘッドまでを1本にして振るイメージをもてば、頭の位置と軸がキープできるのでミート率は簡単に上がります! 軸がズレない、傾かなければボール位置に自然に戻ってくる
グリップエンドを支点に振り子運動を行なったときに、ヘッドがつねに一定の位置を通るのは、軸と支点が固定されているから(写真左)。ゴルフスイングに置き換えれば、軸が動いたり傾いたりすると、ヘッド軌道は不安定になり、ボール位置からズレてしまう(×)。 左ワキからヘッドまでがワンピース
ヘッドを低く、遠く、高く動かすと大きく振れるが、そのときに“左ワキからヘッドまでを1本”にして、左ワキを支点に振ると頭の位置がズレにくくなる。「実際はヘッドの重みや勢いでコックが入り、左ワキからヘッドまでは完全な1本にはなりませんが“1直線で動かす”は終始イメージしてください」(クレイジー) 左ヒザを伸ばしてカカト体重でインパクト
クレイジー理論でもうひとつ大事な頭の固定の仕方が「左ヒザを伸ばして打つ」動き。左ヒザを伸ばしてカカトに体重を乗せることで、左の壁ができて頭が固定される 。これは地面反力(地面を蹴る動き)の正しい使い方にもなる。
軸も1本、クラブと腕も1本デス
いかがでしたか。クレイジー先生のレッスンをぜひ試してみてください。
レッスン=FUNKY CRAZY Haru
●ファンキー・クレイジー・ハル/的確でわかりやすいレッスンに定評がある人気コーチ。YouTubeチャンネル「FUNKYCRAZY GOLF★HALチャン(ネル)」は登録者数6万人を超え、ほぼ毎日配信中。
写真=相田克己
協力=取手桜が丘ゴルフクラブ(アコーディア・ゴルフ)
2024年04月29日 07:00
今月はツアープロがオフシーズンに取り組む〝スイング強化〞のための練習法を紹介。
開幕までに、もっと飛距離を伸ばす、もっと方向性を上げるためのドリルは、アマチュアにも効果大!
単に球を打つだけなく、目的をもった練習で春までにスイングを大きくレベルアップさせよう! 3つのステップを踏んでから同じ感覚でドライバーを打つ 腰の高さの振り幅からスタート!
僕が高校生のころからやっているのが「小さい振り幅で目いっぱい飛ばす」という練習です。まずはショートアイアンを使用し、腰の高さの振り幅で最大の飛距離を出す。これにより、ムダな動きが取り除かれ、体が効率よく動きます。
次は、その体の動きを必要最小限にしたまま、肩の高さの振り幅に。そして最後にフルスイングを行なう。この3つのステップが重要で、これができたら同じ感覚でドライバーを打ちます。以前の僕はオーバースイングでしたが、今はコンパクトなトップになり、ミート率が向上。飛距離だけでなく方向性もよくなりました。 「この練習のおかげでオーバースイングが直りドライバーの精度がよくなりました」(大岩) どのような振り幅でも、手と体の同調性を高めて、体の正面で球をとらえる 振り幅を手先で調節すると、手が体から外れやすくなるので注意しよう Step1 腰の高さ バックスイングは腰の右側、フォローは腰の左側の高さ。この振り幅のなかで最大の飛距離を出す Step2 肩の高さ 体の動きを必要最小限にしたまま、右肩から左肩の高さに振り、球を目いっぱい飛ばす Step3 フルスイング クラブの遠心力で手が高く上がるだけで、体の動きは肩の高さのスイングとほぼ同じ
いかがでしたか? 「小さい振り幅で目いっぱい飛ばす」ことを意識して練習してみましょう!
大岩龍一
●おおいわ・りゅういち/1997年生まれ、千葉県出身。182㎝、92㎏。21年に初シードを獲得。翌年は4度のベスト10入りを記録し、賞金ランキング28位。23年シーズンはハナ銀行インビテーショナル8位。フリー。
構成=小山俊正、鈴木康介
写真=田中宏幸、相田克己