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2022年05月23日 21:34
スペイン1部レアル・マドリードが、入団合意しながら急転破談に終わったフランス代表FWキリアン・エムバペ(パリ・サンジェルマン)の代役候補の選定作業を急ピッチで進めている。 今夏に獲得を確実視していたエムバペの入団が流れたことで、Rマドリードは補強計画の大幅な修正を余儀なくされた。そしてエース級の代役候補をリストアップした。 スペインメディア「トードフィチャージェス」は「新しい選択肢を探しており、FWモハメド・サラーがお気に入りだ。来年の夏にリバプールとの契約が終わるが更新しておらず、白のユニホームを着ることは彼の計画の一部である可能性もある」と報道。現在1億ユーロ(約136億円)とされる移籍金を支払う用意もあるが、今後リバプール側がつり上げてくる可能性もある。 また「私たちが持っている情報によると、スペインの首都での会談を利用して、FWラウタロ・マルティネス(インテル)の代理人や関係者がRマドリードに連絡した」と指摘。インテルのエースにもコンタクトを図っているようだ。 Rマドリードはエムバペの裏切りから心機一転、大型補強に再び乗りだす構えだ。
2024年05月07日 10:59
かつてリヴァプール一筋でプレーした元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏が、マンチェスター・ユナイテッドの問題点を指摘した。6日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
プレミアリーグ第36節が6日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドは敵地でクリスタル・パレスと対戦。前半に2失点を喫すると、後半にも2失点を喫し、0−4で敗れた。この結果、マンチェスター・ユナイテッドは8位に転落したほか、全公式戦「81」失点は1976−77シーズンと並ぶ単一シーズンでの最多失点記録となり、リーグ戦「13」敗もプレミアリーグではクラブ史上最多となってしまった。
守備陣に負傷者が続出していることもあるが、『スカイスポーツ』によると、2024年に入ってからのプレミアリーグでの彼シュート本数は「317」本と20クラブで最多を記録するなど、守備面で大きな問題を抱えていることも明らかになっている。
そんななか、試合後にキャラガー氏は「これはプレミアリーグで最も監督が不十分なチームの一つだ」と就任2シーズン目を迎えているエリック・テン・ハフ監督の手腕を批判しながら、次のように続けた。
「これは意見ではなく、事実だ。彼らが守備面でリーグ最下位で、(降格決定の)シェフィールド・ユナイテッドよりも低いのを見ればそれがわかる。数字がそれを物語っている。今夜ユナイテッドがどのように勝つか検討もつかなかった。パレスが1−0か2−0で勝つだろうと思っていた。だが、マンチェスター・ユナイテッド以外のどのチームもクリスタル・パレスに0−4で負けるはずがない」
「もしマンチェスター・ユナイテッドのU−23チームが、アカデミーを出てマンチェスター・ユナイテッドにいて、プレーするように言われたとしても、それでも私は0−4で負けるとは思わないだろう」
「私は監督やコーチにはなったことはないけど、選手であり、トップコーチから指導を受けてきたが、私が見ているもののいくつかは完全に間違っている」
2024年05月07日 10:57
[J1第12節]東京V 3−2 磐田/5月6日/味の素スタジアム
5月6日、J1第12節でジュビロ磐田とホームで対戦した東京ヴェルディは、3−2の勝利を収めた。
リーグ戦で今季初の連勝とホーム初勝利が懸かっていた一戦で、ともにゴールを奪い、チームに勝点3をもたらしたのが、2トップを組むFW染野唯月とFW木村勇大だ。
染野が35分にPKを決めれば、木村は41分にセットプレーから、90+9分には思い切りの良いシュートでネットを揺らした。
【動画】染野の先制弾&木村の劇的な勝ち越し弾!
染野と木村は、5節の京都サンガF.C.戦(木村が京都からレンタル中のため欠場)をのぞけば、ここまですべてのリーグ戦の試合で2トップを組んでいる。磐田戦でもふたりの連係から攻撃を仕掛けたり、ピッチ上で互いのプレーを確認し合うなど、良い信頼関係を築けている印象を受けた。
筆者が感じたものを両者に伝えると、染野は「試合を通して良い感じにやれていると思う。自分たちが点を取って勝ちたかったという想いもあったので、今日は良かった」と手応えを示す。
一方の木村も「(染野を)すごく信頼しています」と話し、こう続ける。
「彼とふたりでずっと試合に出てきたなかで、自分もやれるという感覚がついてきている。彼と組むのは楽しいし、互いを分かり合えていると思う。
彼は(ボールを)競ったらだいたい勝ってくれるので、自分は近くでいかに収められるか。逆の時もすごく良いポジションを取ってくれるので、常に彼を見ながらプレーをしています」
パリ五輪世代でもある染野と木村。東京Vの攻撃を牽引する2トップから今後も目が離せない。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月07日 10:47
アトレティコ・マドリードがフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンとの契約延長を画策しているようだ。6日、スペイン紙『アス』が伝えている。
現在33歳のグリーズマンは2005年にレアル・ソシエダの下部組織に加入し、2009−10シーズン開幕前にトップチーム昇格を果たした。約5年間に渡って攻撃の主軸として活躍すると、2014年夏にはアトレティコ・マドリードへ完全移籍で加入。途中バルセロナへ移籍しつつも2021年夏に復帰し、ここまで公式戦通算385試合の出場でクラブ史上最多の178ゴールを記録している。
今シーズンも公式戦41試合の出場で21ゴール8アシストをマークするなど、攻撃の中心選手として存在感を放っているグリーズマン。この度『アス』が報じたところによると、クラブは2026年6月末までとなっている同選手との契約を更新するべく、代理人と最初の交渉を行ったようだ。クラブ側は年齢等を考慮せず選手本人の希望に沿う意向を明らかにしており、具体的な契約期間を提示していないという。
また、契約延長交渉に際しては待遇面の改善も検討されているとのこと。グリーズマンの現在の年俸は700万ユーロ(約12億円)程度と見られているが、仮に契約更新となれば増額となる可能性が高いようだ。交渉は今後も継続される見通しだが、アトレティコ・マドリードは同選手と良好な関係性を築いていることから、合意の成立に自信をのぞかせているという。
アトレティコ・マドリードではヨーロッパリーグ(EL)やUEFAスーパーカップ制覇を経験しながらも、ラ・リーガやコパ・デル・レイといった国内タイトルやチャンピオンズリーグ(CL)で優勝したことはないグリーズマン。クラブとの契約をさらに延長し、これらのタイトルに臨むことになるのだろうか。
2024年05月07日 10:32
5月6日、湘南ベルマーレはJ1第12節でサガン鳥栖とホームで対戦し、2−1で勝利した。
2024年05月07日 10:30
6日に行われたプレミアリーグ第36節クリスタル・パレス対マンチェスター・ユナイテッド戦。
この試合ではプレミアリーグで初めて主審がカメラをつけてピッチに立った。ジャレッド・ジレット主審は「RefCam」と呼ばれるカメラを装着。
カメラはこれまでのような胸部分につけるものではなく、ヘッドマウント型に。
『Sky Sports』によれば、プレミアリーグの審判組織であるPGMOLと両クラブ、国際サッカー評議会によって使用が承認されたという。ただ、プレミアリーグは「審判団について宣伝する1回限りのショートプログラム」の撮影の一環に過ぎないとしている。
実際、審判カメラの映像はこの日の試合中継には使われなかった。ただ、「プレミアリーグの審判に求められるものの洞察と教育を目的とした」番組の一環として、今年後半に映像が公開される予定だそう。
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なお、試合は4-0でホームのパレスが勝利している。
2024年05月07日 10:05
パリオリンピックのアジア最終予選も兼ねていたU23アジアカップ。
優勝した日本代表は8大会連続となる五輪出場を決めた。一方、4位となったインドネシアは、9日にアフリカ予選4位ギニアと大陸間プレーオフを戦う。
『Fimela』によれば、インドネシアサッカー協会長のエリック・トヒル会長は、運命の一戦のために「もう一度だけ我々を助けてほしい」という内容の書簡をセレッソ大阪に送ったそう。
セレッソ大阪はDFジャスティン・ハブナーをU-23インドネシア代表に派遣していたが、その期間は5月3日までだったという。
インドネシアは大陸間プレーオフでも主力である彼を起用したい方針で、トヒル会長は「我々は本当にハブナーが必要だ。日本のJリーグはシーズン終盤ではなく序盤なので、寛大になって、彼をもう一度貸し出してほしい。奇跡を待つ」と語っていたとか。
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なお、U23アジアカップはクラブ側に派遣義務のない大会だった。
2024年05月07日 10:02
[J1第12節]東京V 3−2 磐田/5月6日/味の素スタジアム
東京ヴェルディは5月6日、J1第12節でジュビロ磐田と対戦し、3−2で勝利した。
序盤から激しい攻防が続くなか、東京Vが35分に先制する。翁長聖の左CKをファーサイドで千田海人が折り返すと、守備に入った敵の左腕に直撃。これで獲得したPKを染野唯月が決めた。
東京Vは41分に、リードを広げる。翁長の左CKに染野がヘッドで合わせ、相手GKが弾いたこぼれ球を木村勇大が押し込んだ。
後半、攻勢を強めた磐田に押し込まれ、55分と66分に失点して追いつかれたが、90+9分、木村のこの日2点目となる劇的なゴールで勝ち越し、勝点3をゲットした。
【動画】翁長のCKから最後は木村がプッシュ!
前半の2点は、どちらも翁長の高精度キックがゴールに繋がったとも言えるが、その裏には城福浩監督の的確な状況判断と指示があったようだ。
実は試合の序盤では見木友哉がプレースキッカーを務めていたが、前半の途中から翁長に蹴るように指示を出していたのだ。
指揮官はその理由を、こう明かす。
「今回は準備の段階から、キッカーを3人用意していました。それぞれ(ボールの)弾道が違うので、1回ずつ変えても面白いと思いましたが、見木選手のフィーリングが良くなかったのもあって、彼らも(変更を)スムーズに受け入れてくれた」
城福監督はセットプレーからの得点にも、手応えを示す。
「我々はどのポイントに入っていくのか、誰にヘディングをさせるのか、スタッフ陣が綿密にプランを立ててくれているので、そのデザインを誰もサボることなくやれば、チャンスになると思っています」
最後に指揮官は「ただ、試合記録を見ると(CKは)我々が12本で、相手が1本。もう1点くらい取らないといけない」と指摘。より精度を高められれば、リーグ4位タイの得点力もさらに高まっていくはずだ。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月07日 09:49
リヴァプールに所属するオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが、同クラブでプレーを続けるつもりであることを明かした。
2024年05月07日 09:45
[J1第12節]柏 1−2 鹿島/5月6日/三協フロンテア柏スタジアム
鹿島アントラーズは5月6日、J1第12節で柏レイソルと敵地で対戦。2−1で競り勝ち、リーグ戦で3連勝を達成。3位に浮上した。
鹿島は開始4分に佐野海舟のスルーパスに反応した名古新太郎が左足でシュートを決め、先制に成功。その後もコンパクトな陣形を保ちながら追加点を狙った。
しかし、いくつかの決定機で決め切れずにいると、60分過ぎから徐々に柏のペースに持ち込まれる。
そして65分に柏の島村拓弥に同点弾を決められると、70分にはPKを献上してしまう。ただ、キッカーのマテウス・サヴィオがこれを失敗。事なきを得た。
終盤はオープンな展開になると、途中出場のチャヴリッチが奮闘。アディショナルタイムに鈴木優磨の浮き球のパスに反応して抜け出すと、GKとの1対1を冷静に制した。
【動画】柏戦でチャヴリッチが決めた決勝弾!
試合後に鹿島のランコ・ポポヴィッチ監督は、「失点するまでは、したたかに、賢く、共通理解を持って戦えていた。もしかすると今シーズンで一番良くできた試合かもしれない」と、後半途中までの戦いぶりを称賛した。
また、失点の前後では「自分たちのやるべきことが上手くできない時間帯もあった」と認めた一方で、勝利を収めたチームにこうコメントした。
「我々がひとつになって、本当に苦しみながら勝ち取った勝利。全員で、今日の勝点3を掴み取ることに成功したと思っています。苦しい試合でしたけれど、こういう勝利はこの後もチームに非常に良い影響をもたらすと思っています」
苦しみながらも掴んだ白星が、チームの勢いを加速させそうだ。
取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月07日 09:39
ドルトムントはマンチェスター・ユナイテッドからレンタル加入中のイングランド代表FWジェイドン・サンチョの残留を望んでいるようだ。6日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在24歳のサンチョはマンチェスター・シティの下部組織出身で、2017年夏にドルトムントへ完全移籍で加入した。徐々に出場機会を増やすと、加入後の4シーズンで公式戦通算137試合に出場し50ゴール64アシストを記録するなど攻撃の主軸として活躍。2021年夏には推定8500万ユーロ(約141億円)の移籍金でマンチェスター・ユナイテッドへ活躍の場を移した。
加入後の2シーズンはウイング(WG)の主力として活躍したサンチョだが、在籍3年目の今シーズンはエリック・テン・ハフ監督の関係性が悪化し、出場機会が激減。規律問題によりトップチームから半ば追放状態となった同選手は、今年1月にレンタルでドルトムント復帰を果たした。慣れ親しんだ古巣では背番号「10」を着用し、ここまで公式戦17試合の出場で3ゴール2アシストをマークしている。
レンタル期間は6月末で満了となるものの、ドルトムントは来シーズン以降もサンチョをスカッドに留めておきたいと考えているとのこと。しかしながら、マンチェスター・ユナイテッドの要求額を支払うことは困難であり、現時点で完全移籍の可能性は低いようだ。再レンタルを検討しているドルトムントとしては、マンチェスター・ユナイテッドとの交渉を円滑に進めるために、選手本人残留が希望を明言することを期待しているという。
なお、ドルトムントのセバスティアン・ケールSD(スポーツディレクター)はサンチョとの契約について「彼の資質については説明するまでもないし、我々との時間で笑顔を取り戻した。我々はあらゆることを試すつもりだが、マンチェスター・ユナイテッドも彼のプレーを注視している。もしかしたら、彼を売って利益を得たいのかもしれないし、呼び戻す可能性もある」と言及している。
2024年05月07日 09:14
ACLのセミファイナルで、蔚山現代との死闘を制し、クラブ史上初となる決勝進出を果たした横浜F・マリノスだが、アジア王者への大きな難関が待っている。
現行のACLは準決勝まで東西に分かれて大会が行なわれており、ファイナルは東のチャンピオンと西のチャンピオンによるアジアの頂上決戦を意味する。
今回、西地区を勝ち上がったのは、UAEのアル・アイン。ノックアウトステージでは、クリスティアーノ・ロナウドを擁するサウジアラビアの名門アル・ナスル、さらに過去4大会で三度の決勝、二度の優勝を飾っているアル・ヒラルを破って、2016年以来となる決勝進出を決めた。
そのアル・ナスルやアル・ヒラルほど、法外な資金力でビッグネームを集めているわけではないが、元アルゼンチン代表FWのエルナン・クレスポ監督のもとで組織的にもまとまっている。
攻撃の中心を担うのは、モロッコ代表FWソフィアン・ラヒミと、10番を背負うレフティのパラグアイ代表FWアレハンドロ・ロメロだ。
鋭利なストライカーであるラヒミは母国の名門ラジャ・カサブランカで台頭し、当初は欧州での挑戦に意欲を示していたが、2021年にアル・アイン移籍を決断した。今シーズンのACLでは11試合で11ゴールという驚異的な得点力を発揮しているが、大きな話題を集めたのは、アル・ヒラルに挑んだ準決勝の第1レグだ。
開始早々、UAE代表のMFヤヒア・ナデルが上げようとしたクロスが相手ディフェンダーに当たってディフレクトし、そのボールに抜け出して先制点を挙げると、ロングボールに飛び出してPKを獲得し、これを決めて2点目。さらにPKで3点目と、ハットトリックを達成した。
武器はスピードだが、柔らかいボールコントロールからの狙いすましたフィニッシュは、蔚山現代の猛攻を度重なるビッグセーブでしのいだGKポープ・ウィリアムにとっても脅威となるだろう。
もう一人のロメロは、アルゼンチン出身のクリエイティブなアタッカーで、中盤から前線まで幅広くプレーできる。得点力もあるが、何と言っても仲間のゴールを演出する、左足のパスセンスが武器だ。
ロメロとラヒミのホットラインは横浜が最も警戒するべきアル・アインのストロングだが、その他にもアルゼンチン出身の小柄な俊足アタッカーであるマティアス・パラシオスなど、特長的なアタッカーが揃っている。
“飛び道具”として特に注意したいのは、左サイドバックから鋭い攻め上がりを見せるブラジル人DFエリキだ。そのエリキが準決勝の第2レグで決めたゴールは、アル・アインの理想的な形と言える。
左からエリキがドリブルを仕掛けて、ロメロ、ナデルと繋いで、タイミング良く飛び出したエリキが右足を一閃したのだ。
アル・アインは左からの攻撃に強みがあるのは間違いないが、言い換えれば守備の隙も生じやすい。横浜の基本スタイルとしては中盤でボールを動かして、良い形で3トップにボールを預けることが主眼となるが、アル・アインが前がかりになったところで、うまくインターセプトできれば、シンプルなカウンターから右ウイングのヤン・マテウスによるドリブルを活用して、ゴールを狙うシーンも出てきそうだ。
【PHOTO】「行くぞ。アジアの頂点へ。」強い気持ちで闘い抜いた横浜F・マリノスサポーター!(Part1)
攻守のオーガナイズを司るのが、韓国代表MFパク・ヨンウ。アジアカップでは痛恨のパスミスからヨルダンにゴールを奪われて、ベスト4敗退の批判にあったが、中盤からの組み立てとバランスワークで、目立たないながらアル・アインの“心臓”として機能。準決勝の第2レグでは、自陣の守備で奮闘しながら時にカウンターの起点にもなっていた。
センターバックは、コートジボワール出身の大型DFクアメ・オートンが人に強く、UAE代表のDFハリド・アル・ハシェミが統率力とカバーリングに優れるタイプだ。
彼らが横浜のエースであるアンデルソン・ロペスを簡単にフリーにすることはないはずだが、二列目から植中朝日などがうまく絡んでいければ、マンツーマンに近い形になり、ロペスが一瞬の動き出しでフリーになりやすくなるはずだ。
アル・アインもしっかりとボールを回せるチームではあるが、中盤の支配権に関しては横浜にやや分があると見ている。ただ、アル・アインはここまでACLの戦いにおいて、システムも固定せずに戦ってきている。アル・ヒラルとの準決勝がそうであったように、決勝でも対横浜、さらに言えばアウェーとホームでシステムや選手の配置を変えてくる可能性も否定できない。
おそらく横浜での第1レグは0−0でも御の字というスタンスで来るかもしれないが、どんな形であろうと、ラヒミとロメロは常にゴールのチャンスをうかがっているので、ボールを握れている時間帯でも、一発の裏返しを警戒しながら、得意のハイラインでの戦いに持ち込みたい。
第2レグがアウェーというレギュレーションは不利になりやすい向きもあり、念願のファイナルということで、アル・アインのサポーターも熱狂的な応援で、チームを後押ししてくるはずだ。もっとも、横浜にとって有難いのは、オアシスに位置するアル・アインのピッチが比較的、良好なことだ。
横浜としては自分たちの強みを忘れることなく、しかし、準決勝の蔚山現代戦で見せた粘り強さをミックスして、アジア王者の座を掴み取ってもらいたい。
文●河治良幸
2024年05月07日 09:03
ブンデスリーガのバイエルンは5月6日、2024-25シーズン用の新ホームユニホームを発表した。
2024年05月07日 08:19
ウェストハムは6日、デイヴィッド・モイーズ監督が今シーズン限りで退任することを発表した。
スコットランド出身で61歳のモイーズ監督は、現役時代に所属したプレストンで指導者キャリアをスタートさせ、2002年に就任したエヴァートンでは約11年に渡る長期政権を築いた。2013年夏にはサー・アレックス・ファーガソン氏の後任としてマンチェスター・ユナイテッドの監督に就任するも、不安定な戦いが続き、シーズン終了を待たずして退任。その後はレアル・ソシエダやサンダーランドを経て、2017年11月にウェストハムの指揮官に就任した。
就任当初チャンピオンシップ(2部)降格圏に低迷していたチームを残留に導くと、シーズン終了後に退任が発表されるも、2019年12月に再就任。その後は3シーズン連続で欧州コンペティションへの出場権を獲得するなど手腕を発揮し、昨シーズンにはヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)制覇を成し遂げた。今シーズンのリーグ戦ではここまで36試合を消化し、13勝10分13敗・勝ち点「49」の成績で9位に位置。現行契約が6月末で満了となることから去就には注目が集まっていたが、シーズン終了を待たずして退任が正式決定した。
双方合意の上での退任が発表されたモイーズ監督は、ウェストハムのクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。
「ウェストハムでは素晴らしい4年半を過ごすことができた。2019年に私が復帰した時よりもクラブは強くなっている。当時のこのクラブは降格圏の一つ上の順位にいたが、そこから3シーズン連続でヨーロッパの大会に出場することができたことを考えると、素晴らしい旅だったよ。クラブを残留に導いた後、プレミアリーグで6位と7位という結果を残し、昨年6月にはECLのタイトルを獲得した。クラブにとっては43年ぶりの大きなトロフィーだったので非常に嬉しかった」
「過去4年半に渡る選手たちのサポートと、彼らが成し遂げたすべての成功に感謝したい。ウェストハムのみんなと共に仕事をすることができて非常に楽しかった。この素晴らしい機会を与えてくれた理事会にも感謝したい。後任の監督、選手、スタッフ、ファン、そしてウェストハムに関わる全員の幸運を祈っているよ」
なお、後任にはかつてポルトやスペイン代表、レアル・マドリード、セビージャ、ウルヴァーハンプトン(ウルブス)などを率いたフレン・ロペテギ氏の就任が有力視されている。
2024年05月07日 07:58
かつてレスターでプレミアリーグ優勝を果たした岡崎慎司。
先日、プレミア復帰を決めた古巣のもとを訪れていたが、リヴァプール遠藤航との対面も果たしていた。
岡崎は5日にアンフィールドで行われたリヴァプール対トッテナム戦をスタンド観戦。Instagramに遠藤との2ショットを投稿しつつ、このような長文を綴っていた。
「久しぶりに航と会いました。前より一回りデカくなってたと思う。テレビで試合を観ていて、分かった気になったけど、試合後の疲労度や今の経験を聞けて、身体も頭もフルに使って戦ってるんだなと改めて凄さを実感しました。プレーしていた自分でも忘れるから、記憶って怖いなと思います。
だからこそ、常に最前線で戦ってる選手からダイレクトに日本の育成年代や指導の現場に落とし込めるようになったら、もっと世界に挑戦する事の厳しさが伝わると思う。
そして厳しい場所だからこそ目指すべきだと僕は伝えていきたい。今シーズンのラスト2試合のホームゲームで自分は引退するつもりですが、その前に刺激をもらえて良かった。航に感謝です!ありがとう!」
岡崎もプレミアで闘った経験があるが、遠藤との対話でそのタフさをあらためて感じたようだ。ただ、本田圭佑は「記憶の錯覚な」とコメントしていた。
いまプレミアリーグで「最も過小評価されている5名」
岡崎はInstagramのストーリーにも「なんて選手なんだ」と遠藤を讃えるメッセージを投稿しており、遠藤は「リヴァプールまでありがとうございました」と感謝を綴っている(レスターからリヴァプールまでの距離は190キロほど)。
2024年05月07日 07:41
マンチェスター・ユナイテッドは6日に行われたプレミアリーグ第36節クリスタル・パレス戦に0-4で敗れた。
Optaによれば、ユナイテッドは今季全コンペティションでの失点数が81となり、1976-77シーズンのクラブワースト失点記録に並んだという(今季リーグ戦では35試合で52得点55失点)。
そのなかで、非難の対象になっているのが、ブラジル代表MFカゼミロ。元イングランド代表DFジェイミー・キャラガーは「彼がサッカー界で多くを成し遂げたことは知っている。私よりもね。ただ、彼は終わった。もし、彼の代理人だったら、MLSかサウジアラビアに電話をかける」と『Sky Sports』で言い放っていた。
カゼミロは96億円!マンチェスター・ユナイテッドが獲得した「最も高額なアラサー助っ人」10人
一方、ユナイテッドのエリック・テンハフ監督は、チームは守備に問題を抱えているとしつつ、「ひとりの選手(カゼミロ)のせいにはできない。チームのパフォーマンスだ。1失点目のスローインはあってはならない。自分たちのルールを守らなかったのでチームのせいだ。状況に応じた対処をしなかった。5人の選手がボールより前にいて、相手にスローインされるのはありえない」とも話していた。