2021年10月28日 18:03
立ち技格闘技「K―1 WORLD GP 2021 JAPAN」(12月4日、エディオンアリーナ大阪)の会見が28日に都内のホテルで行われ、才賀紀左衛門(32)が玖村修平と対戦すると発表された。 昨年12月にローブローを受けて反則勝ちとなった卜部弘嵩戦以来のリングとなる才賀は「久しぶりに試合するっていうのが…。『試合か』っていう感じですね。まあ、頑張ります」とひょうひょうとした調子。玖村とは3月28日の日本武道館大会での対戦が決まっていたものの自身の拳のケガで流れたが「前回試合が流れてから、最近練習し始めて。その間ケガしていて。玖村の印象? イケメン。顔がかっこいい、最近の男の子やなという印象です」と話した。 それでも地元大阪での試合とあって「大阪でやる以上しっかり盛り上げて。まあ、でも、勝手に盛り上がるかなという感じ」とニヤリ。玖村が5月にフェザー級王者の椿原龍矢と対戦していることを指摘して「勝って僕もタイトルマッチさせてもらいたいなと思います」と王座に意欲を見せた。 また、対する玖村は「昔は空手の多彩な技がすごいなっていう印象だったんですけど、今の印象はないので。多分倒しに来ると思うので倒しに行きます。今回はしっかりこの舞台で地元大阪を盛り上げられるように頑張ります」。同郷対決の結末は――。
2024年05月06日 06:00
女子プロレス新団体「マリーゴールド」の青野未来(33)が、旗揚げ戦(20日、東京・後楽園ホール)で対戦する石川奈青(29)に格の違いを見せつける。
都内で5日に行われた旗揚げ戦の対戦カード発表会で、元アクトレスガールズの青野は、元アイスリボンの石川と一騎打ちを行うことが発表された。石川とはアクトレス時代に何度も対戦。2021年8月にはタッグを組み、アイスリボンのインターナショナルタッグ王座に挑戦したこともある。
会見では石川から「アクトレスガールズがプロレス団体でなくなる最後の試合も、青野未来と同じリングに立っていました。それなのに急にプロレスラーとして戻って来て。マリーゴールドのポスターも中心にいた。私はその間もプロレスに真剣に向き合ってきたのに…。絶対に負けません」と宣戦布告された。
イベント後、取材に応じた青野は「私がプロレスラーじゃなくなった間も『私(石川)は真剣にプロレスに向き合ってた』って言われたのは、ちょっとカチンときました」と珍しく怒りをあらわにした。アクトレスは15年に女子プロ団体として旗揚げしたが、22年2月、スポーツエンターテインメント団体に体制を移行。17年6月にデビューし、新体制後もエースとしてけん引してきた青野にとって、石川の言葉は自身の闘志に火をつけたという。
「団体の意向としてはプロレスの要素を取り入れたエンターテインメントだったけど、私自身はプロレスの練習もしてたし、団体を背負って戦ってたので」と反論し「でももう、これは言葉で言うよりもリングで伝えるしかないので、私が圧倒的に石川奈青から勝って証明したいと思います」と力強く語った。
アクトレス時代は仲間や後輩が次々と退団し、業界盟主のスターダムで輝く姿を遠くから見てきた青野だが、団体のシングル王座を戴冠するなど先頭を走り、引っ張ってきた自負がある。
「アクトレスを出た先輩や後輩が輝いている姿はうれしい気持ちももちろんあったんですけど、私は自分がそこに行けないから悔しいっていうよりは、アクトレスが追いついてないことが悔しかった。でも今度は私が輝く番。私が今までやってきたアクトレスガールズでの7年間を全部背負って戦います」
新境地での第1戦で存在感を発揮する。
2024年05月06日 06:00
レスリングの2021年東京五輪フリー125キロ級金メダリストでWWEと契約を結んでいたゲイブル・スティーブソン(23)が、同団体を解雇された。複数の米メディアが伝えた。
米紙「ニューヨーク・ポスト」や複数のプロレスメディアによると、4月の祭典「レッスルマニア」後に恒例となっている人員整理の対象になり、3日に解雇された。今回も10人以上がWWEに契約を打ち切られたが、その中の一人が金メダリストだったという。
スティーブソンは東京五輪後の21年9月にNIL契約を結んだ。当初はミネソタ大学に通いながらプロレスのトレーニングを続ける予定とされ、同年10月には「WWEドラフト」でロウ所属となった。だが、ゲスト枠で登場することはあっても試合出場はなく、カレッジレスリングに復帰。当然のようにレスリングの活動に没頭し、デビューの機会はめぐってこなかった。
本格的なデビュー戦は23年7月のNXT「グレート・アメリカン・バッシュ」。元US王者バロン・コービンとのシングル戦に臨んだ。ところがベテランのコービンにあしらわれた末に、両者リングアウトで消化不良の結末。あまりの塩試合に、観衆から大ブーイングが起きたほどだった。
今回の解雇により、WWEで放送されたスティーブソンの試合はこの1戦のみで終わった。多くの米メディアは、スティーブソンが解雇された理由に「プロレスファンからの支持を得られなかった」ことを挙げている。プロレスとレスリングの二刀流とは聞こえがいいものの、ファンには「どっちつかず」と映っていたようだ。
スティーブソンの解雇についてWWE、本人ともに公式コメントを出していない。一方でCCO(最高コンテンツ責任者)のトリプルHは4日(日本時間5日)のPLE「バックラッシュ」後の会見で、今回のタイミングで解雇されたドリュー・グラッグについて聞かれ、こう答えている。
「我々は常に才能ある選手をリリースしている。NFL(米プロフットボールリーグ)は、年間400〜500人の選手を解雇する。それが我々の仕事の一部だ。人材を引き入れ続けることはできないので、この仕事の不運な部分は才能が放出されることだ」
スティーブソンの才能は、プロレスには適していなかったと判断されたのかもしれない。
2024年05月06日 05:00
「ボクシング・WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
四大世界戦の前日計量が5日、都内で行われ、4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(31)=大橋=ら出場8選手は全員、パスした。井上に挑戦するルイス・ネリ(29)=メキシコ=はリミットを500グラムも下回る、軽量級では異例の数字でパス。2018年の山中慎介戦で犯した体重超過の過ちは繰り返さなかった。尚弥の弟でWBA世界バンタム級王者の井上拓真(28)=大橋=は前日の西田凌佑(27)=六島=のIBF王座戴冠を受け、結果を残すことを誓った。
WBAバンタム級を争う王者・井上拓真と挑戦者の石田は、ともに53・4キロでクリア。同級は4日に西田凌佑(六島)がIBF王座を奪取したばかり。試合を見たという拓真は「距離も良かったですし、気持ちも強いなと思いましたし、本当にいい選手だなと思いました」と称賛した。
WBCは中谷潤人(M・T)が保持、WBO王者モロニーには同門の武居が挑戦するため、4団体の王座を日本人が独占する可能性がある。日本人同士による王座統一戦への機運が高まりそうで、拓真は「すごいいい感じに盛り上がってきているので、しっかりといい結果を残したい」と存在感を見せつける構えを示した。
世界戦での兄弟そろい踏みは2019年以来。「最高のバトンを渡すだけですね。何もさせずにしっかりKOで勝ちたい」とVを誓った。
また、石田は同じ関西勢である西田の戴冠を歓迎。「チャンピオンだけを見て、バチバチと行きたい。結果で見せたい。ベルトは(大阪に)持って帰ります」と王座交代を宣言した。
2024年05月06日 05:00
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
四大世界戦の前日計量が5日、都内で行われ、4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(31)=大橋=ら出場8選手は全員、パスした。
2024年05月06日 05:00
「ボクシング・WBO世界バンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
四大世界戦の前日計量が5日、都内で行われ、4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(31)=大橋=ら出場8選手は全員、パスした。井上に挑戦するルイス・ネリ(29)=メキシコ=はリミットを500グラムも下回る、軽量級では異例の数字でパス。2018年の山中慎介戦で犯した体重超過の過ちは繰り返さなかった。尚弥の弟でWBA世界バンタム級王者の井上拓真(28)=大橋=は前日の西田凌佑(27)=六島=のIBF王座戴冠を受け、結果を残すことを誓った。
世界戦初挑戦の武居由樹(大橋)は、100グラムアンダーの53・4キロでクリアした。王者のジェーソン・モロニー(オーストラリア)とは、にらみ合って火花を散らし、互いの力量を確かめるように、手を上下に大きく揺らしながら握手。「計量が終わって一安心。ここからは気を引き締めて明日に向かいたい」と話した。9戦連続KOでのベルト奪取へ向けて「(相手は)いい目をしていた。こちらも負けていられない。早いラウンドで倒すのが目標」とV宣言した。
2024年05月06日 05:00
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
四大世界戦の前日計量が5日、都内で行われ、4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(31)=大橋=ら出場8選手は全員、パスした。井上に挑戦するルイス・ネリ(29)=メキシコ=はリミットを500グラムも下回る、軽量級では異例の数字でパス。2018年の山中慎介戦で犯した体重超過の過ちは繰り返さなかった。尚弥の弟でWBA世界バンタム級王者の井上拓真(28)=大橋=は前日の西田凌佑(27)=六島=のIBF王座戴冠を受け、結果を残すことを誓った。
尚弥はリミットを100グラム下回る55・2キロでクリアすると、続けてクリアしたネリとフェースオフで約20秒間、関係者が引き離すまでごく近い距離でにらみ合い、火花を散らした。計量後の取材では、緊迫のにらみ合いについて「明日やるだけなんで。ここから駆け引きも始まっているので」と説明。間近で見た大橋秀行会長は「怖い顔をしていました。気合が入っていますよね。殺気が出てるし、最高の状態です」と証言した。
尚弥はコンディションについて「いつもながらバッチリ」と仕上がりに手応え十分。スーパーバンタム級も今回が3戦目となり「調整面では、何となくつかんではきていますけどね。フルトン戦もタパレス戦も、リングの上では支障は全くなかったんで。今回もパーフェクトにいくと思います」とすっかりこの階級になじんでいる。
ネリがリミットを500グラム下回ったことには、「余裕なんじゃないですか。ちゃんと準備して管理すれば」と驚きはない。試合が成立したことには「成立はするでしょ」と苦笑し、「ネリもたぶん過去最高のファイトマネーをもらうだろうし、そこはしっかりやってくるだろうというのがあったから心配はなかった」と想定内だとした。
当日のグローブはウイニング製で黒と白の2色。コスチュームに採用するとしていたホワイトタイガー柄で、パンテラ(クロヒョウ)の異名を取るネリ狩りに準備は万全だ。意気込みを聞かれた尚弥は「意気込みなんか今聞いてどうするんですか?そりゃもうやるしかないじゃないですか」と、余裕たっぷりに王者の笑顔を見せていた。
2024年05月06日 05:00
「ボクシング・四大世界タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
34年ぶりとなるボクシングの東京ドーム興行が目前に迫った。4団体統一スーパーバンタム級世界王者の井上尚弥を擁し、所属する4選手で国内初の4大世界戦をプロモートする大橋ジムの大橋秀行会長(59)に、今回のドーム興行にかける思いを聞いた。
◇ ◇
1990年2月11日、大橋秀行は東京ドームにいた。この日、マイク・タイソン(米国)がジェームス・ダグラス(同)の挑戦を受けた統一世界ヘビー級タイトルマッチが行われ、その4日前の2月7日、隣の後楽園ホールでWBC世界ストロー級(現ミニマム級)王者となった大橋も観戦に訪れていた。
それまで日本人は世界戦で21連敗を喫しており、大橋は一般紙でも一面で報じる日本ボクシング界の救世主になっていた。大橋がドームに姿を見せると「ウワーッ」というどよめきが起きたほど反響は大きく、「すごい社会現象になった感じ」だったと振り返る。タイソンの再度の来日もあり、ボクシングに世間の注目が集まっていた。
ただ、88年3月以来2度目の東京ドームだったタイソンは動きが重く、ダグラスのスピーディーな攻撃に苦戦。8回にダウンを奪うも、疑惑のロングカウントもありKOを逃した。10回に連打を浴びてダウンすると、そのままカウントアウト。デビューからの連勝は37でストップし、鉄人の衝撃的な敗戦に世界が驚いた。
大橋が王座を奪取した日の後楽園ホールは「立ち見が出て、すごい人だった。あり得ない熱気だった」と述懐するが、東京ドームで行われたタイソンの試合は「全然違っていた。すごく覚えていますね」と強烈な印象だった。
「ヘビー級はすごいものだと。タイソンってたぶん負けないんじゃないかと思われていたから、結末もすごく驚きましたね。倒れて、マウスピースくわえながらテンカウントを聞いちゃったのは、すごくビックリしましたね。でも、それがやはりヘビー級と軽量級の差なのかと思って」。
大橋は報道陣を前に「防衛を重ねて、いつか東京ドームで自分がやりますって力強く言い切った」と東京ドームでの試合を夢みるようになったが、同年10月25日にリカルド・ロペスに敗れて王座陥落。92年10月14日にはWBA王座を奪取したものの、93年2月10日に王座を明け渡し、94年2月7日に引退を表明した。
「願いがかなわず、ドームでやることはできなかったんだけど。もう全然とんでもない話、本当に夢の世界で」というのが選手・大橋秀行にとっての東京ドームだった。
あれから34年、大橋はプロモーターとして東京ドーム興行を実現させることになる。
2024年05月06日 05:00
IBF世界バンタム級タイトルマッチ(4日)でエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に3−0で判定勝ちし、新王者となった西田凌佑(27)=六島=が5日、大阪市内の所属ジムで一夜明け会見を行った。
2024年05月06日 05:00
新日本プロレスのKOPW保持者・上村優也(29)が、「ALL TOGETHER(AT)」(6日、日本武道館)のメインイベント出場者全方位へ宣戦布告した。
日本プロレスリング連盟発足記念大会となる今大会には新日本、ノア、DDT、大日本プロレス、ドラゴンゲート、スターダムの6団体が参加。上村はメインイベントで竹下幸之介(DDT)、シュン・スカイウォーカー(ドラゴンゲート)と組み、海野翔太(新日本)、清宮海斗(ノア)、上野勇希(DDT)組と対戦する。各団体の未来を担う新世代トップランナーの集結に「最初カード見た時はワクワクしましたね。シュンさんと竹下さんは米国(武者修行時代に)で接点があったので、本当は戦いたかったですけど楽しみです。あの2人はキャラもそうですし、プロレスも強いと思うので。食われないように僕は僕の道を行く、自分の色を出せればと思ってます」と目を輝かせた。
対戦相手の海野&清宮&上野は大会前から対談や決起集会の様子を公開するなど、チームワークの良さをアピールしている。しかし上村は「内容は見てないですけど、あんまり僕は仲良しな感じじゃなくて、パートナーも含め全員にかみ付きたいですね」とキッパリ。チャリティー興行ならではの大会名「みんなで一緒に」という趣旨と真逆のスタンスを示す。
どこまでも我が道を行く上村は「プロレスは戦いですからね、そもそも。そこを忘れちゃってる部分もあるのかな。そういうのもあって『強い新日本プロレスをつくりたい』と言っている部分もあって。それが全てとは言わないですけど、新日本の歴史や伝統はブレないでいたいですね」と決意表明だ。
対戦相手3人がモデルとなった大会ビジュアルに対しても「パッと見て、これがプロレスのポスターなのかって。チャラいですね。そこまでの興味があるわけではないし、彼らがそれでいいならいいんですけど、次のAT(6月15日、札幌)ではこの価値観はひっくり返したいですね」と対抗心を燃やした。
新日本のタイトルホルダーとしても、他の5人に負けるわけにはいかない。「KOPW保持者として負けられないし、清宮さんのプロレスとかも面白いと思うので、結構理想のプロレスができるんじゃないかなと。KOPWに箔(はく)をつけるためには、ゆくゆくはこのメンバーで(争奪戦を)戦っていっても面白いんじゃないかとも思ってます」と全方位に牙をむくヒートストームが、武道館のメインを熱くする。
2024年05月05日 22:11
新日本プロレスのエル・デスペラードが、5日のDDT後楽園ホール大会に電撃登場した。
この日はトーナメント「KING OF DDT」が開幕し、セミファイナルで男色ディーノが遠藤哲也と対戦。最後はアンダータイツまで脱がされた上に、バーニングスタープレスに沈められるという凄惨な結末で、無念の初戦敗退となった。
するとその直後、何とデスペラードが会場に姿を現す。デスペラードはDDT7月21日両国大会への参戦が決定している一方で、6月10日には後楽園で特別興行「デスペ・インビタショナル」を開催する。インビタショナルとはスペイン語で「招待」を意味し、その名の通りデスペラードから招待状を受け取った選手が後楽園に集結。出場選手や対戦カードの事前発表はなく、これまでは選手が招待状を受け取る手元だけを映した映像がSNSに投稿されていた。
リングに上がったデスペラードは「7月21日両国大会、また今年も出させていただきます。が、僕が今ここに上がっているのは、そのためではありません。もう一つ大事なことがありまして」とディーノの前で招待状取り出す。さらに団体の垣根を越えた多くの戦いたい相手の中で最も影響を受けたのが、男色ダンディディーノが率いた「フェロモンズ」だったと明かすと会場は騒然。
「プロレスっていうもの自体が、結構イロモノ的に扱われませんか? どこに行ったって。でもそんな中で、一番自分たちがやりたいことをやって、怒られそうなことをあんなに全力でやる人たちって、めちゃくちゃ影響受けたんですよ!」と熱弁した。
実はデスペラードが特別興行を開催するにあたり、最初に考案したメインイベントのカードは「フェロモンズ vs ハウス・オブ・トーチャー」だったという。「冗談でも何でもなく、この人間たちにケツを出されて追い回されて、キャーキャー逃げ回るEVILたちが見たい! 本気で思ったんです」とドリームマッチへの思いを明かしたが、残念ながらフェロモンズは2023年10月に解散し、幻となってしまった。
それでもディーノに特別興行への参戦を求めたデスペラードは、異例の公開形式で2枚の招待状を手渡した。ディーノから「まず! すまねえなあ、フェロモンズ解散して。だけど…これ、もらってもいい? もう1個はどうするの?」と問われると「この状況でディーノさんが預けられる人を探してくださるんだったら、それはとても面白いことになるんじゃないかなと思ってまして。ディーノさんの何かに引っかかる選手に渡していただければ、対戦相手は僕が何を使ってでもご用意します」と、パートナーも全権委任する形でタッグマッチを提案した。
ディーノが「これ、DDTじゃなくてもいいの? じゃあ、あんたが見たかったフェロモンズに準ずる、あんたが見たかった『男色ディーノが出したいもの』を込めて(パートナーに)お渡ししましょう」と受諾すると、デスペラードは「楽しみです」とニヤリ。
最後はガッチリと握手をかわし、特別興行でものすごくぶっ飛んだ何かが実現することが決定的となった。
2024年05月05日 21:21
女子プロレス「スターダム」の葉月(26)&コグマ(26)のタッグ「FWC」が、3度目のゴッデス王座戴冠に成功した。
5日のアクロス福岡大会で同王者・鈴季すず(21)&星来芽依(22)に挑戦。地元福岡での凱旋大会となったFWCは新コスチュームで入場し、気合十分な様子で会場を練り歩いた。
4人中3人が元ハイスピード王者で迎えた同王座戦は、終始スピーディーな攻防を展開。中盤では葉月が星来を捕まえると、得意の顔面ウオッシュで会場を沸かせ、コグマと好連係で流れを引き寄せる。
15分過ぎ、葉月が王者組から意地の合体コードブレーカーを決められピンチを迎えるも、コグマのアシストで何とか難を逃れた。星来へのカサドーラ・マヒストラルは決まらなかったが、王座奪還への執念を燃やす挑戦者組が合体のDDTで鈴季を排除。最後は葉月が星来を垂直落下式ブレーンバスターで叩きつけ、3カウントを奪った。
FWCは2022年8月に同王座から陥落して以来、約1年9か月ぶりにチャンピオンに返り咲いた。試合後、コグマと喜びを分かち合った葉月は「FWCで史上初3度目のゴッデス戴冠したぞ! クレイジースター、お前ら強すぎるよ。うちらの再挑戦を引き受けてくれてありがとう」と目に涙を浮かべた。
すると試合を見ていたAZM&天咲光由がリングに登場。AZMから「まずは地元でゴッデス戴冠おめでとうございます! タッグ屋同士の戦いは心が躍ったし、私たちもそれくらいのタッグ屋にならないといけないと思った。ぜひ次に挑戦させてください。すぐにでも2人を超えたいから、横浜武道館とかどうですか?」と挑戦を表明された。
マイクを奪ったコグマは「元ハイスピードチャンピオンが3人もいて、横浜武道館は遅いんじゃないの? 後楽園とかどう?」と1週間後の12日に開催される東京・後楽園ホール大会での防衛戦を提案。AZM&天咲も受諾し、王座戦が決定的になった。
同王座の歴史で3度の戴冠はFWCが初。新たな歴史をつくった2人は「ウィーアーFWC!」と会場のファンと合唱し大会を締めた。
2024年05月05日 21:03
朝倉未来が社長を務める1分間最強を決める格闘技イベント「BreakingDown(ブレイキングダウン)」の第12回大会に向けたオーディションの第1弾動画が5日、朝倉のYouTubeチャンネルで公開された。
2024年05月05日 21:00
女子プロレス「スターダム」のアーティスト王座戦(5日、アクロス福岡)は、王者の舞華&白川未奈が率いる「イーネクサスヴィー(EXV)」が、岩谷麻優率いる「STARS」を破り、初防衛に成功した。
ワールド王座との2冠王で地元・福岡に凱旋した舞華はこの日、白川&ジーナとの王者トリオで、岩谷&飯田沙耶&羽南の挑戦を受けた。
序盤、STARSの好連係に押され劣勢になったEXVだったが、ジーナが羽南を雪崩式ボムでマットに叩きつけ、形勢逆転に成功。さらに白川の追撃から、舞華が得意のブレーンバスターをさく裂させた。その後も合体技を決めて王者組のペースに引き込むと、最後は舞華が羽南をみちのくドライバーで沈め、3カウントを奪った。
試合後、マイクを持った舞華は「STARS! 今日一番楽しませてもらったのは羽南! お前の成長がすさまじくて、次はお前とも1対1でやりたいよ。それくらいの期待を羽南に感じた。またいつかやろう」と疲労困ぱいの羽南に呼びかけた。
無事、地元凱旋大会を成功させた舞華は「福岡のみんな、ただいま! 何とか防衛することができました」と喜びを爆発させ「EXVは始動したばっか。もっともっと連係技とか精度を高めてまた福岡に帰ってくる。そして、私自身は3冠チャンピオンとして、また地元に帰ってきたいと思います!」と宣言した。
2冠王者の舞華が団体の中心に咲く。
2024年05月05日 20:22
DDT5日の後楽園ホール大会でトーナメント「KING OF DDT」が開幕。高木三四郎(54)がKO―D無差別級王者の上野勇希(28)から大金星をあげた。
いきなりラリアートで奇襲を仕掛けた高木は、場外乱闘でも南側客席の階段から蹴り落とすなど、どこまでも大人げない猛攻を展開。しかしコーナー最上段から場外へのムーンサルトアタックを浴び、王者の空中殺法で反撃を許した。
ラリアート、シットダウンひまわりボムと得意技を連発しても、上野の打点の高いドロップキックで再び劣勢に。強烈なヒザを浴びてBME(コーナーに飛び乗ってのムーンサルト)を狙われる。
それでもこれを間一髪で回避した高木は、起死回生のスタナーを発射。大逆転の3カウントを奪ってみせた。
サイバーファイトの社長として経営に専念するため7月21日両国大会を最後にレスラー活動を休業する高木だが、まさかの正攻法で団体最高峰王座の現役王者に勝利。「上野、これがな、昭和の意地だよ。上野に勝ったってことは俺がチャンピオンなんじゃないの? 違う? これタイトルマッチじゃねえのか。でも俺がアイツに挑戦してもいいはずだよな。このトーナメントを勝ち上がって、必ずアイツ、逆指名してやる」と、優勝の誓いを新たにした。
上野は日本プロレスリング連盟発足記念大会「ALL TOGETHER(AT)」(6日、日本武道館)でメインイベント(上野&海野翔太&清宮海斗VS上村優也&竹下幸之介&シュン・スカイウォーカー)出場を控えている。新世代の星を団体の社長が前日に叩き潰すという大人げなさこそが高木の真骨頂だ。
なお高木は第1試合で棚橋弘至、丸藤正道と重役トリオを結成し、新日本プロレスの極悪集団「ハウス・オブ・トーチャー」のEVIL&成田蓮&高橋裕二郎と激突する。「ATはな、第1試合が全部食うんだよ。ハウス・オブ・父ちゃん? アイツらぶっ飛ばしてやるからな。何だコノヤロー、EVIL。ふざけんな。お前に経営学を叩き込んでやる」と、どこまでも大人げなく宣戦布告していた。
2024年05月05日 20:16
朝倉未来が社長を務める1分間最強を決める格闘技イベント「BreakingDown(ブレイキングダウン)」の第12回大会に向けたオーディションの第1弾動画が5日、朝倉のYouTubeチャンネルで公開された。バンタム級の格闘技経験者部門では、喧嘩自慢100人企画でベスト8となっていた“実家暮らしの狂人”サイコ松本が登場。その破天荒ぶりが注目を集めた。
「正直俺、喧嘩しに来たんで。ここに格闘技しに来たんじゃないんすよ。俺よりでっけぇやつと戦いたいっすね」と言い放ち、三河幕府の総大将、ヒロ三河を指名。すると、前回大会でヒロと対戦し、健闘をたたえあった安保瑠輝也軍団のてるがぶち切れて、サイコ松本を急襲。跳び蹴りで突撃すると、サイコ松本も瞳孔を開きながら応戦した。
その尋常ではない表情に、“アウトローのカリスマ”瓜田純士が思わず「サイコパス感が…。顔がサイコパスなんだよな。目がヤバいんだよ」とポツリ。止めに入っていたヒロ三河も「なんや、あいつ。あいつ、ヤバいぞ」と驚いた様子で、朝倉も「あいつ、ガチのサイコパスなんで、気をつけてください。あいつ、ヤバいっす」と注意をうながした。
その後、母子家庭で育ったという他の応募者が参加の理由を語っている時には「お涙頂戴じゃねえんだよ」と、再び乱闘に。瓜田は「地獄絵図。松本ヤべェな」と、絶句。「お医者さんの薬とか服用してないよね?」と問うと、「ナチュラルハイってやつです」と応えていた。
その後、“喧嘩ニキ”こと井上力斗に対戦要求していた“豊川のトラブルメーカー”と呼ばれるラッパーのsakkkiとスパーリング。激しい打ち合いの末に判定で敗れた。
オーディション後のVTRでは「ちょー、喧嘩楽しい。ブシャーってきたね、アドレナリンが」と振り返り、ニートであることを明かした。