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2026年05月07日 08:00
「DeNA0−10広島」(6日、横浜スタジアム) 広島が11安打10得点で完封勝利し、昨年9月からのDeNA戦の連敗を「9」で止めた。三回に菊池涼介内野手(36)が打線を活気づける先制の1号3ランを放ち、入団から15年連続本塁打となった。チームは勝負の9連戦を4勝3敗1分けで終え、勝ち越しに成功。攻撃陣にエンジンがかかってきた。新井監督の主な一問一答は以下の通り。 ◇ ◇ −3試合連続先制で10得点。 「各打者の状態が上がってきているので。この前のカード辺りからね。それがつながっているよね」 −持丸が打撃で連日、良い働きを見せた。 「そうだね。このチャンスを一発でつかむんだっていう、そういうものが打席にしても、守備にしても、伝わってきます」 (自ら) 「今日はやっぱりキクの先制3ランが本当に大きかった。(深沢とは)初対戦で難しいところはあったと思うけど、2ボールから読みと思い切りっていう先制の3ランは本当に大きかったと思います」 −栗林も好投。大量リードを奪った後も安定していた。 「先制した後もしっかり抑えているし、要所でしっかり抑えている。安心して見ていられました」 −一人だけ次元が違うぐらいの好投が続く。 「先発は初めてだけど、大したものだと思います。本当に頼りになります」
2026年05月07日 10:36
8回に安打性の打球に対し好守を見せた
【MLB】レイズ 3ー0 Bジェイズ(日本時間7日・セントピーターズバーグ)
ブルージェイズの岡本和真内野手が6日(日本時間7日)、本拠地で行われたレイズ戦で、超美技を披露した。8回無死一塁の場面で、三塁線への鋭い打球をダイビングキャッチ。その後の判断に現地カナダの放送局は注目。実況席からは、驚きと称賛の声が上がっていた。
8回、カミネロが放った打球は、打球速度103.4マイル(約166.4キロ)を計測する痛烈な当たりだった。しかし、三塁を守る岡本が横っ飛びでこれを見事に捕球し、一塁へ送球しアウトを奪った。これにカナダ放送局「スポーツネット」実況のベン・シュルマン氏は「オカモトがダイビングキャッチ! 一塁に送球。ビューーーティフルなプレーだ!」と絶叫すると、解説のジョー・シダル氏も思わず「ワオ!」と短く感嘆の声を漏らした。
シダル氏が特に注目したのは、捕球後の岡本の「判断力」だった。一塁走者は、通算153盗塁を誇る俊足のマリンズ。二塁封殺を狙えばオールセーフになる危険がある場面で、岡本は即座に一塁へ送球し、確実にアウトを取った。
シダル氏は「オカモトは即時にどこに投げるべきか理解していました。走者のマリンズは超俊足です。可能性が最も高いのは打者走者をアウトにすることでした」と解説。“最善”の選択をした岡本の野球IQを高く評価した。この好守にはマウンド上のバーランドも手を叩いて感謝を伝えていた。(Full-Count編集部)
2026年05月07日 10:31
レンジャーズ戦で中堅右へ放り込んだ
■ヤンキース ー レンジャーズ(日本時間7日・ニューヨーク)
ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が6日(日本時間7日)、本拠地でのレンジャーズ戦に「2番・右翼」で出場し、15号を放った。リーグ最多で並んでいた村上宗隆内野手(ホワイトソックス)を突き放し再び単独トップに立つとファンも「バケモンすぎる」と脱帽した。
ジャッジが0-6の6回2死、イオバルディから中堅右へ飛び込む豪快な一発を放った。衝撃の弾道に地元のファンも熱狂した。飛距離399フィート(約121.6)、打球速度110マイル(約177キロ)の一撃だった。
チームの今季37試合目での15号。シーズン換算で65発ペースとしている。
村上を突き放して、再びメジャー単独トップに立つ一発にファンも衝撃。「村上も本当に異次元なんだけど、それより2枚上にジャッジがいるって感じ。レベチすぎる争いでわけがわからん」「また打ったかのか。HR単独トップになった」「ジャッジって70打てるよな」「バケモンすぎるわ」といったコメントが並んだ。(Full-Count編集部)
2026年05月07日 10:30
「難しい時がありましたけど、健康でいることが一番大事かなと思います」。
ロッテのグレゴリー・ポランコは開幕から1ヶ月が経過したここまでをこのように振り返った。
ポランコはロッテに加入した1年目の23年に球団では86年の落合博満氏以来となる本塁打王に輝き、翌24年もチームトップの23本のアーチを描いた。昨季は5月6日に移籍後初めて一軍登録抹消するなど、一、二軍を往復。6月28日に再昇格すると、同日のソフトバンク戦で「練習した成果だと思うので、センター方向に打てれば、逆方向に飛んでいけばいい感じです」と手応えの一発を放ったが、6月29日のソフトバンク戦を最後に、右肩を痛め離脱。右肩を手術し、昨季は移籍後ワーストの39試合の出場にとどまり、打率.201、5本塁打、13打点と不完全燃焼で1年を終えた。
今年の春季キャンプは2月1日から参加し、対外試合も初戦の2月14日のDeNAとの練習試合から出場。オープン戦では14試合に出場して、打率.324、2本塁打、5打点としっかりと結果を残し、開幕を迎えた。
3月27日の西武との開幕戦に『4番・指名打者』で出場すると、2−1の8回二死走者なしの第4打席、糸川亮太が2ボールから投じた3球目のシンカーをライトホームランラグーンに飛び込む今季第1号ソロ。最高のスタートを切ったが、3月29日の西武戦の第2打席から4月2日の日本ハム戦にかけて12打席連続ノーヒット。
4月3日のソフトバンク戦に代打で安打を放つと、5日のソフトバンク戦では今季初の猛打賞を達成した。この時期、バットの芯の部分が通常のバットよりも太くなっている“トルピードバット”を使用していた。
その理由についてポランコは「ピッチャーの相性もありますし、自分の状態もあるので、それに合わせて使い分けています」と説明した。
4月16日の日本ハム戦では、3−3の6回二死一、三塁の場面に山本大斗の代打で登場し、「ピッチャーが速い球なのは分かっていたし、ああいうシチュエーションなので、ゾーンで勝負してくると思ったので積極的に行こうと思いました。初球はファールになったけど、変わらず積極的に打ちにいけました。ランナーを返すことができてめちゃくちゃよかったで」と、齋藤友貴哉が1ボール1ストライクから投じた3球目の外角155キロのストレートをレフト前に弾き返す決勝の適時打。
4月29日の楽天戦、1−2の4回無死走者なしの第2打席、「アグレッシブに行けたわ。考えすぎないように、持ってるもの以上の力を入れずに打てました。1打席目で力が入っていたので、リラックスしていい結果がでたで。トッポ最高や!」と、前田健太が投じた初球のストレートをライトポール直撃の第2号ソロ。ライトポール直撃の本塁打を放ち、トッポ1年分をゲット。
5月3日の西武戦で2安打1打点、6日のオリックス戦は代打で登場し、マチャドからライト線に二塁打を放った。
今年は2月1日の春季キャンプから参加し、例年に比べて体の動きが良かったりするのか訊くと、「より日本に長くいるなというのはあります。体の感じとしては例年よりも良いかなと思います」とのこと。
チームは西武との開幕3連戦に勝ち越したが、その後は苦しい戦いが続いている。「もちろん全員勝ちたいですし、自分も勝つためには与られたところで自分の仕事をしっかりするべきことだと思いますので、そこに向けてやっていきます」。チームが課題にしている長打、ここぞの場面での1本に期待したいところだ。
取材・文=岩下雄太
2026年05月07日 10:06
楽天は7日、7月18日(土)〜20日(月・祝)の西武戦で『イーグルスキッズの夏休み』を開催することになったと発表した。
2026年05月07日 09:07
DeNAは6日、アメリカ現地時間の5日、アメリカ国内の病院でオースティン・コックスが左肘内側側副靱帯のインターナルブレース術の手術を行い、無事終了したと発表した。
コックスは今季加入した左腕で、2試合・9回を投げ、1勝0敗、防御率3.00の成績を残していた。
2026年05月07日 08:51
昨季の沢村賞・伊藤から4号ソロを放った
■日本ハム 12ー2 楽天(6日・楽天モバイル最強パーク)
驚異の成長曲線を描いている。楽天の平良竜哉内野手が6日、本拠地で行われた日本ハム戦に「1番・左翼」で先発出場すると、左翼テラス席へと運ぶ4号ソロを放った。3試合連続となる一発に「新主砲爆誕やな」「この人何者ですか……」とファンからは驚きの声があがった。
3回2死の場面だった。相手先発の伊藤大海投手が投じた一球を強振。高々と舞い上がった打球は左翼テラス席に吸い込まれた。これで3戦連発。さらに、昨季の沢村賞投手からの先制弾に本拠地は大歓声に包まれた。
4月29日のプロ1号からわずか1週間で4発だ。4日には8回に同点ソロ。5日も2点を追いかける6回にソロを放っていた。驚異的なペースで、主砲の浅村栄斗内野手に並ぶチームトップの4本塁打を記録している。
「パーソル パ・リーグTV」公式YouTubeが映像を公開すると、「右の長距離砲がこんなすぐに見つかるとは」「えぐい」「これは和製アルトゥーベ」「飛躍の年になりそうだ」「芽吹いてきていて本当にうれしい」と、ネット上のファンからは驚きの声が殺到。また、これまでの代走や、代打中心の起用から一変した“覚醒”ぶりに「なんでこんな打てるようになったん?」「この人何者ですか……」「いやいやこれは誰が予想した?」と困惑混じりの称賛も目立った。
平良は2022年ドラフト5位でNTT西日本から入団した27歳。1軍デビューを果たした2024年オフに腰の手術で育成契約となったが、昨年11月に再び支配下契約を勝ち取った。今季はここまで22試合に出場し打率.267、4本塁打、5打点の成績を残している。(Full-Count編集部)
2026年05月07日 08:14
マカラーズJr.がドジャース戦で3暴投、全て失点につながった
【MLB】ドジャース 12ー2 アストロズ(日本時間7日・ヒューストン)
ドジャースの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、敵地・アストロズ戦で「1番・指名打者」で先発出場し、26打席ぶり安打を含む2安打1打点をマークした。チームも14安打で12得点を奪ったが、大勝の裏で珍しい記録が生まれた。
1点を追う2回2死一、三塁、キム・ヘソンを迎えたところでマカラーズJr.の2球目のチェンジアップが暴投に。同点に追いつくと、大谷の右翼線二塁打でチャンスを広げた3回無死二、三塁でフリーマンの打席では2つの暴投。2点目、3点目を楽々ゲットした。
チーム最初の3得点を暴投で挙げた。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、1969年8月14日にフィリーズがブレーブス戦で記録して以来だという。
マカラーズJr.は2回2/3を投げて4安打6失点で降板し、3敗目を喫した。この日記録した3暴投は全て失点につながる、手痛い投球となってしまった。(Full-Count編集部)
2026年05月07日 08:11
○ エンゼルス 8−2 ホワイトソックス ●
<現地時間5月6日 エンゼル・スタジアム>
シカゴ・ホワイトソックスが西地区最下位のエンゼルスに2連敗。
2026年05月07日 08:00
「中日0−2阪神」(6日、バンテリンドーム)
阪神が投手戦を制して連敗を2で止めた。先発・高橋遥人投手は球団では1966年のバッキー以来60年ぶり3試合連続完封勝利で、開幕4連勝を飾った。0−0の六回に高寺望夢内野手が高橋宏の直球をとらえて右翼席へ決勝となる今季1号2ランを放った。
◇ ◇
4月末のヤクルト3連戦前、高寺は球界のレジェンドと食事をともにした。熊谷に連れられ、店内にいたのは広島の菊池だった。「すごい人ですよ。打って、守って、走れて、何でもできるじゃないですか」。サプライズに緊張しながらも興奮を隠しきれなかった。
2軒目への移動中、ここぞとばかりに質問を重ねた。「聞くしかないでしょ。チャンスだったんで、いろいろ聞きました」。打撃やバントの極意を吸収するため、耳を傾けた。「人によって違う」と菊池から細かい技術を強制されることはなかった。その中でも、これだけはと伝えられたことがある。
「タイミングと思い切り」
通算1810安打の男からの言葉には重みがあった。何かの縁か。菊池も横浜で今季1号。高寺も教えを胸に、抜群の「タイミング」とファーストストライクを振る「思い切り」で今季初アーチを描いた。「本当にいい時間になりました」。出身高校が長野県という共通点もある。大きすぎる背中に、一歩ずつ近づいていくことが恩返しになる。(デイリースポーツ・今西大翔)
2026年05月07日 08:00
「DeNA0−10広島」(6日、横浜スタジアム)
広島・栗林良吏投手に笑顔の花が咲いた。今季DeNA戦初勝利。その白星が何よりうれしかった。「まずは、自分の球で勝負したいなと思っていた。(良かったのは)四球がゼロだったところ」と表情を崩す。7回3安打6奪三振、無四球無失点。緩急を自在に操り、歓喜の道を切り開いた。
本塁打が出やすいとされる横浜スタジアム。風も意識した上で、臆せず腕を振った。三回まで完全投球。中盤に単打を浴びたが、後続を打ち取った。直球を軸にカットボールやフォークを丁寧に投げ込み、120キロ台のカーブで的を絞らせない投球も光った。
ギアを上げたのは10−0の七回1死で、宮崎に左翼フェンス直撃の二塁打を打たれた直後だ。「1点、OKじゃなくて。自分の中では、走者をかえさないと思って投げていた。少し走者も意識しながら投げました」。得点が入れば、一気に押せ押せムードになる強力打線。勝負どころと判断し、その芽を確実に摘む必要があった。山本を二飛。京田を遊飛に仕留め、流れを渡さなかった。
登板前には、まな娘から電話で「頑張ってね」と背中を押された。3勝目を挙げて防御率は0・96まで上昇。それでも「全然気にしてない」と言い切った。
「自分が投げた試合で、チームが勝てるようにっていうのが僕の今年の目標なので」
自分自身の数字よりも、チームに歓喜を−。背番号20は腕を振り続ける。
2026年05月07日 08:00
「中日0−2阪神」(6日、バンテリンドーム)
またも「遥人無双」だ。阪神の高橋遥人投手(30)が球団では1966年のバッキー以来60年ぶりとなる3試合連続完封で開幕4連勝を飾った。5月までの4完封は1969年の若生智男以来57年ぶりと快挙ずくめ。五回以降は完全投球で自己最長の32イニング連続無失点、防御率は驚異の0・21となった。チームは連敗を2で止め、9連戦を5勝4敗で締めくくり、首位を堅持した。
◇ ◇
無双男はバットを持っても心強い。高橋は六回先頭、14者連続で無安打に抑えていた高橋宏の153キロ直球を打ってみせた。自己最多タイのシーズン3安打目。「食らいつくところは食らいついて」と必死さを強調したが、鮮やかな流し打ちだった。
相手右腕には2年前、歯が立たなかった。初対戦だった2024年9月3日の中日戦で犠打は決めたが、2打席目は空振り三振。「今までで一番速かった。あれは速すぎて何が何だか分からなかった」。打席で剛速球を体感し、改めて直球が「魔球だなと。やっぱり一番大事」だと気付かされた。
あれから互いに成長して、バットでも高橋宏に勝つことができた。あの時は頭をかきながら「バッティング、ヘボいんで」と苦笑いしていたが、今や打席でも雰囲気がある。遥人が思う、球界最速投手を投打で攻略した。(デイリースポーツ・今西大翔)
2026年05月07日 08:00
「中日0−2阪神」(6日、バンテリンドーム)
またも「遥人無双」だ。
2026年05月07日 08:00
「DeNA0−10広島」(6日、横浜スタジアム)
力強く振り抜いたバットを、高く突き上げた。確信があった。伸びる白球は、青く染まった右翼席の中段に飛び込む。広島・持丸泰輝捕手が、プロ初本塁打から2試合連発弾。横浜の空に、美しい放物線を描いてみせた。
「1球で仕留められて良かった。最高の結果になって良かった」
8−0の六回無死。石田健の143キロ直球を振り抜いた。左腕とはこの日が初対戦。じっくり見極めても良い場面で攻めた。「積極的に、どんどん後ろにつないでいくことを、常に意識している」。持ち味を貫ける強さが魅力でもある。
プロ1号を放った前日5日はベンチスタート。この日は、2試合ぶりにスタメンマスクをかぶった。新井監督は「このチャンスを一発でつかむんだという、そういうものが打席にしても、守備にしても、伝わってくる」とギラギラしたまなざしを評価した。
この日が先発マスク13試合目。九回まで扇の要として守り、初めて無失点で試合を締めた。「捕手として、無失点で試合を終われるのはうれしい」。攻守両面で、最高の結果をもたらした。
この試合を含め、何度もワンバウンドする投球を、体を張って止める場面があった。苦い記憶は22年6月23日の阪神戦。スタメンデビューした試合で、アンダーソンの投球を後逸し、失点した。
2軍では試合後に、大野練習場で打撃マシンに向かい、ワンバウンド捕球の練習を継続した。育成からはい上がるため、誰よりも流した汗。今、大きなチャンスが目の前にある。
指揮官は、今後の先発起用について問われると、「もちろん」と期待を寄せた。「与えられた場所で、やるべきことを必死にやるだけだ」と若鯉は顔を上げた。育成出身の苦労人が、大きな成長曲線を描いている。
2026年05月07日 08:00
「DeNA0−10広島」(6日、横浜スタジアム)
広島が11安打10得点で完封勝利し、昨年9月からのDeNA戦の連敗を「9」で止めた。三回に菊池涼介内野手(36)が打線を活気づける先制の1号3ランを放ち、入団から15年連続本塁打となった。チームは勝負の9連戦を4勝3敗1分けで終え、勝ち越しに成功。攻撃陣にエンジンがかかってきた。新井監督の主な一問一答は以下の通り。
◇ ◇
−3試合連続先制で10得点。
「各打者の状態が上がってきているので。この前のカード辺りからね。それがつながっているよね」
−持丸が打撃で連日、良い働きを見せた。
「そうだね。このチャンスを一発でつかむんだっていう、そういうものが打席にしても、守備にしても、伝わってきます」
(自ら)
「今日はやっぱりキクの先制3ランが本当に大きかった。(深沢とは)初対戦で難しいところはあったと思うけど、2ボールから読みと思い切りっていう先制の3ランは本当に大きかったと思います」
−栗林も好投。大量リードを奪った後も安定していた。
「先制した後もしっかり抑えているし、要所でしっかり抑えている。安心して見ていられました」
−一人だけ次元が違うぐらいの好投が続く。
「先発は初めてだけど、大したものだと思います。本当に頼りになります」
2026年05月07日 07:40
ジャイロ系のスライダーとシンカーを新たに加え、スイーパーも改良
■西武 10ー2 ソフトバンク(6日・ベルーナドーム)
西武・高橋光成投手が6日、ベルーナドームで行われたソフトバンク戦に先発し、6回2安打無失点の快投で今季リーグ最多タイの4勝目(2敗)を挙げた。防御率も0.84とし、リーグ単独トップに躍り出た。2021年から3年連続2桁勝利を挙げた後、2年間不振だったが、見事に“第2次進化”を遂げている。
試合終了後、帰途に就こうとする高橋光を駐車場内で、3年前までチームメートだったソフトバンク・山川穂高内野手が呼び止めた。「光成! スライダー、ばり曲がるやないか。やばいだろうが、あれ。何投げてんの。勘弁してくれよ」。これに高橋は「ギュンギュンでした」と余裕の笑みで返した。
今季の高橋光は、新たにジャイロ系で縦に落ちるスライダーと右打者の内角に食い込むシンカーを球種に加え、さらに横に大きく曲がるスイーパーにも改良を施し、投球の幅を広げてイメージチェンジに成功している。山川が驚いたのは、スイーパーの方だ。
この日は、昨季8打数4安打(対戦打率.500)1本塁打とカモにされ、今季も過去2試合で6打数2安打(同.333)と打たれていた栗原陵矢内野手を“スイーパー攻め”で翻弄した。初回の第1打席は5球中4球がスイーパーで、空振り三振。4回の第2打席も、初球の内角高めのスイーパーを打たせて右飛に仕留めた。
2回には先頭の柳田悠岐外野手、続く山川をいずれもスイーパーで連続空振り三振させ、さらに続く川瀬晃内野手に対しては、スイーパーを意識せざるを得ない状況で、カウント1-2から内角低めに151キロのストレートを投げ込みバットを出させず、3者連続三振に斬って取った。
味方打線は2回に、2年目の渡部聖弥外野手の4号満塁弾などで一挙8得点と強力援護。3回の守備でソフトバンク・笹川吉康外野手が放った打球がワンバウンドで高橋光の右膝付近に当たったこともあって、6回73球で降板したが、相手打線を全く寄せ付けなかった。「(右膝は)大丈夫です!」と笑顔が弾けた。3年連続2桁勝利も一昨年0勝11敗、昨季も黒星が先行していた
チームは昨季覇者で年間8勝17敗と苦汁をなめたソフトバンクに、今季開幕から3カード連続勝ち越し(6勝3敗)。とりわけ、ソフトバンクに1完投を含め3戦3勝、対戦防御率0.39(計23イニング1失点)をマークしている高橋光の貢献度は高い。
大石達也投手コーチは「ジャイロ系のスライダーとシンカーが加わったこともそうですが、昨季まで高めにこだわりがちだった配球で、高めと低めの両方をうまく使うようになったことも好調の要因かなと思います」と指摘する。
バッテリーを組んだ古賀悠斗捕手は「新しい球種をしっかり自分で操れているところが凄いと思います。高めと低め、さらにスイーパーによって横にも投球の幅が広がっている。光成さん自身、試合で投げて成功体験を積み重ねることによって、どんどん自信をつけているところだと思います」と称賛した。
高橋光は2021年から3年連続2桁勝利を挙げ、リーグを代表する存在にのし上がったが、一昨年まさかの0勝11敗(防御率3.87)。昨季も8勝9敗(防御率3.04)と黒星が上回り、オフにはポスティングシステムを申請しながら、念願のメジャー移籍を断念したが、今季はまさに別人のような投球を続けている。
これまでタイトルに縁がなかったが、今季は開幕から1か月以上を経過し、勝利数と防御率で先頭を走っている。高橋光成の才能がフルに開花するのは、29歳で迎えたプロ12年目の今季なのかもしれない。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)