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2026年03月15日 14:03
「WBC・準々決勝、侍ジャパン5−8ベネズエラ代表」(14日、マイアミ) 侍ジャパンがまさかの逆転負けで大会史上初めて準々決勝で敗退。投手陣が強打のベネズエラ打線に3本塁打を浴び、マイアミの悲劇となってしまった。 試合後、海外メディアからは投手・大谷についての質問が飛んだ。「大谷が投手で使えていたら勝てた?」という質問に「大谷選手が途中から投げると言う選択肢はなかった」と語った指揮官。「それはやってみないと分からないこと。投げられたなら先発をさせたかなと思います」と明かした。 大谷は第3打席で好機も空振り三振。「非常に相手がいい球を投げていた。きっちり外角にスライダーをいいところに投げられた。ただ1点を取られたあとにすぐ追いつくような本塁打を打ってくれたことには変わりなく、さすがだなと思いました」と語った。
2026年04月30日 09:30
今季から選手会長に就任したロッテ・横山陸人は、開幕から勝ち試合の9回を務め、ここまでリーグトップタイの8セーブをマークする。
開幕戦となった3月27日の西武戦、3−1の9回に登板し、13球を投げ、被安打0、2奪三振、無失点に抑え、チームの今季初勝利、サブロー監督の監督初勝利、毛利海大のプロ初勝利に導いた。
初登板から4試合連続被安打0に抑える抜群の安定感を見せ、4月12日の西武戦、1−0の9回に登板し、源田壮亮に同点適時打を浴びたが、4月14日(火)の週の働きは見事だった。
雨が激しく降る中行われた4月15日の日本ハム戦。横山は今季初めて8−7の7回二死走者なしの場面で登板。万波中正を1ボール2ストライクから空振り三振に仕留めると、イニング跨ぎとなった8−7の8回には二死一、二塁で奈良間大己に1ボールを投じた後、降雨により約20分間の中断。
「正直、難しい場面ではあったと思うんですけど、逆にあのまま二死一、二塁で、勝負してたら打たれていたかもしれないので、1回間がおけたことで自分も落ち着けて考える時間もできました。(佐藤)都志也さんともしっかりどういう入りをして、どういうイメージをして抑えようと話ができたので、いいイメージを持って試合再開してその通りに投げられた。そういう面では、自分的には良かった中断だったのかなと思いつつ、いい経験ができたと思います」
中断後、奈良間を2ボール2ストライクから投じた6球目のシンカーで空振り三振に打ち取り、ゼロで切り抜けた。
前日イニング跨ぎのリリーフも翌16日の日本ハム戦も、5−3の9回にマウンドへ。安打を1本打たれたが、3つのアウトのうち2つを三振で奪うなど、無失点で試合を締め括った。
4月19日の楽天戦は、8−5の9回に無死満塁で1点も入らなかった中で、その裏、横山が登板。攻撃時間が長かったことに加え、1点も入らず、楽天に流れが傾きかけている中、「攻撃時間が長かったんですけど、集中力を切らさずブルペンでも準備ができていた」と、先頭の小郷裕哉にライト前に運ばれたものの、続く中島大輔を遊飛、小深田大翔を右飛、辰己涼介を投ゴロで試合を締めた。「そういうところ(集中力を切らさず準備できているところ)が今良い結果につながっているのかと思うので、これからも継続していければと思います」と胸を張った。
4月14日の週は3試合に登板したが、どのマウンドもハードな場面だった。それだけ、チームから信頼を受けているようにも見える。
「試合に使っていただけるだけでもありがたいですし、大事な場面を任せていただけるのは貴重な経験をさせてもらっていて、しっかりそれに応えられているので良かったのかなと思います」
4月28日からの楽天2連戦では、2試合ともセーブシチュエーションの場面だったこともあり連投となったが、29日の試合では1イニング3つのアウトを3球で仕留めた。
「今のところ特に問題なく、試合に投げられていますし、体の状態も全然問題ないので、これからしっかりケアとかに気を遣って1年間シーズン通してやっていければなと思います」
勝ち試合の最後をシーズン通して締めくくり、自身が今季の目標の一つに掲げる最多セーブのタイトルを獲得してみせる。
取材・文=岩下雄太
2026年04月30日 09:17
ホワイトソックスが4月を5割で終えた
【MLB】Wソックス 3ー2 エンゼルス(日本時間30日・シカゴ)
2年連続最下位に低迷していたホワイトソックスが、粘り強い戦いを続けている。29日(日本時間30日)、本拠地で行われたエンゼルス戦に3-2で勝利。劇的なサヨナラ勝ちで4月13勝目をあげた。これで月間成績は13勝13敗の五分。村上宗隆内野手が加入した今季、シカゴの熱気が高まりつつある。
MLB公式サイトのホワイトソックス番スコット・メルキン記者は、自身のX(旧ツイッター)で快進撃を称えた。「4月を13勝13敗で終えた。月間成績を5割以上で締めくくったのは、同じく13勝13敗だった2023年6月以来の出来事となった」と綴り、3年ぶりの快挙を伝えた。
チームをけん引しているのは村上と言えるだろう。開幕から31試合に出場し、打率.236(110打数26安打)、12本塁打、23打点、25四球。本塁打数はアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)と並び、メジャートップタイと、1年目からアーチを量産している。
ホワイトソックスは31試合を終えて14勝17敗でア・リーグ中地区3位と健闘が続く。中地区トップのチーム本塁打38本は、村上加入がもたらした好影響と言っても過言ではない。シカゴに再び歓喜を、5月以降の戦いにも注目が集まる。(Full-Count編集部)
2026年04月30日 09:00
ロッテの八木彬が29日の楽天戦、1球勝利を挙げた。
八木は3−2の5回一死二、三塁の場面で、先発・西野勇士の後を受けて登板。伊藤裕季也を初球のインコースツーシームで三併に打ち取り、ピンチを脱した。その裏、マリーンズは2点を追加すると、6回からは澤田圭佑、ロング、鈴木昭汰、横山陸人のリレーで逃げ切り、八木は1球で勝利投手になった。
勝利投手になった八木は「あの場面でほんとにダブルプレーが取れてほんま良かったなって思います。あんまり実感が沸いていない感じですね。4勝しているってこともふくめて。西野(勇士)さんも本当に良い感じだったんですけど、あの場面で僕に切り替えてもらったってところだったので絶対に点を取られないようにとにかく厳しいところに投げる意識でいきました。1球ではありましたけどね。ほんま良かったです」と喜んだ。
これで八木はエスピノーザと並び、リーグトップタイの4勝となった。
2026年04月30日 08:53
中日は、球団に関わる多種多様な「個」の核心に迫る新たな映像プロジェクト『IDENTITY of Dragons』を、球団公式YouTubeにて始動した。
2026年04月30日 08:39
菊池雄星を襲ったアクシデント
【MLB】Wソックス 3ー2 エンゼルス(日本時間30日・シカゴ)
早朝3時前に届いた“悲報”にファンの嘆きが溢れた。エンゼルスの菊池雄星投手は29日(日本時間30日)、敵地でのホワイトソックス戦に先発登板。2回まで無失点も3回に突如降板となった。「え、雄星…?」「どうした!?」と悲鳴を上げるファンが目立った。
3回のマウンドに上がった菊池がアクシデントに見舞われた。投球練習を行った際、違和感を訴えて緊急交代。2番手としてファリスが急遽登板した。その後、球団が菊池の降板は「左肩の張り」によるものと発表。今季7度目の先発登板は、思わぬ形で幕切れとなった。
この日、菊池は村上宗隆内野手と初対戦。初回1死一塁で迎えた打席は、154キロのフォーシームで左飛に打ち取った。2打席目以降の日本人対決にも注目が集まったが、菊池の負傷により、対戦はこの1度きりとなった。
深夜に発生した菊池のアクシデントを、日本のファンも心配そうに見守った。SNS上には「雄星さんどうしたの…ちょっとマズそう」「まじか…」「大丈夫!?」「2回で降りた? えっ? 怪我? 心配だ」「アクシデントか(涙)」などのコメントが寄せられていた。
菊池に勝ち負けはつかなかったが、ここまで7試合に先発登板し、0勝3敗、防御率5.81。まだ白星をあげていない中での負傷となった。MLB公式サイトのエンゼルス番レット・ボリンジャー氏によると、試合後に菊池が前回登板でも痛みがあったと話したとしており、今後の展開が気になるところだ。(Full-Count編集部)
2026年04月30日 08:38
オイシックス新潟は29日、国吉佑樹投手と契約合意を発表した。
国吉は球団を通じて「このたび、オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブに入団することになりました。このような機会をいただき、感謝しています。リハビリ中もたくさんの方々にサポートしていただき、ここまで順調に行うことができました。また野球をできる喜びを噛み締めながらプレーしていきたいと思います。よろしくお願いします」とコメント。
国吉は09年育成ドラフト1位で横浜に入団。21年途中にロッテにトレード移籍し、東京五輪明け、勝ち試合の8回・佐々木千隼(現DeNA)に繋ぐ7回の男としてCS進出に大きく貢献。24年には球団新記録となる24試合連続無失点を記録するなど、シーズン通して一軍でプレーし、41試合に登板して防御率1.51の成績を残したが、昨季は一軍登板がなかった。今季に向けては、メキシカンリーグのサルティーヨ・サラぺメーカーズに加入していた。
2026年04月30日 08:33
オリックスは29日、6月12日の阪神戦の試合前セレモニーで演歌歌手の水森かおりさんが国家独唱を行うことになったと発表した。
水森さんはオリックス球団を通じて「今回このような機会をいただき、とても光栄に思うと同時に身の引き締まる思いです。当日は精一杯務めさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします」とコメントした。
2026年04月30日 08:28
ロッテは29日、オフィシャルスポンサーであるキリンビバレッジ株式会社北関東統括本部と、昨年に続き「水分補給パートナー」契約を締結することになったと発表した。
2026年04月30日 08:11
フリーマンは1点を追う9回1死満塁で二ゴロ併殺打、2番スタメンで打率.138
【MLB】マーリンズ 3ー2 ドジャース(日本時間30日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、本拠地のマーリンズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、2打数無安打3四球で打率.273となった。チームも1点差ゲームを落とし、2カードぶりの負け越しとなった。
深刻なのが1番・大谷の後を打つ「2番打者問題」だ。4年2億4000万ドル(約385億円)で加入したカイル・タッカーが開幕から務めてきたが、打率2割台前半と低迷。23日(同24日)から経験豊富なフレディ・フリーマンが入ったが、7試合で29打数4安打の打率.138。逆転サヨナラ勝ちの機運が高まった9回1死満塁では二ゴロ併殺打に終わった。
フリーマンは「シーズン中にはこうした時期が必ずある。とにかく走者を出し続けること、そうすれば最終的に得点につながると信じてやっていくしかない。今は調子の波があり、特に打って欲しいところで結果が出ていない。感覚を探っている状態だ。一本ヒットが出てくれれば、そこから乗っていける」と必死に前を向いた。
この日、大谷は3四球を選び、ロバーツ監督は「ショウヘイの調子は戻ってきている。良いスイングができている」と評価。打線全体については「打撃には波があるが、ここ10日間ほどは噛み合っておらず、必要な場面で一本が出ていない」と苦言を呈した。昨季まで不動の2番だったムーキー・ベッツの実戦復帰は近づいているが、1試合でも早く解消したいところだ。(小谷真弥 / Masaya Kotani)
2026年04月30日 08:02
地元放送局が注目した村上の走塁
【MLB】Wソックス 3ー2 エンゼルス(日本時間30日・シカゴ)
ホワイトソックスの村上宗隆内野手は29日(日本時間30日)、本拠地で行われたエンゼルス戦に「3番・一塁」でフル出場。安打こそ出なかったが、3四球を選び5打席中3度出塁した。3試合連続で出塁を果たし勝利に貢献した村上だが、走塁中には、大怪我に繋がりかねないヒヤリとするシーンも。地元放送局も思わず肝を冷やしたようだ。
問題のシーンは同点で迎えた6回の攻撃中に訪れた。四球で出塁した村上は、ヘイズの右前打で三塁へ進み1死三塁とした。ここで打席に入ったモンゴメリーが放った打球はニゴロに。村上は勝ち越しのホームを狙うも、前進守備を敷いていた二塁手から正確な送球が捕手に送られてアウトになった。
際どいプレーかつエンゼルス捕手のダーノーが村上の進路を塞いだかに見えたプレーだったため、ホワイトソックスベンチはチャレンジを要求。しかし判定は覆らなかった。すると地元放送局「シカゴ・スポーツネットワーク」もこの場面に注目し、解説のスティーブ・ストーン氏は「(村上は)本塁を踏んだようには見えませんでした」と判定が間違っていないことに触れた。
ただ「間違いなく(捕手が)ベースをブロックしてますね。本塁ベースをブロックするところを見てください。ムラカミは本当に運がいいですね。なぜなら、(このプレーで)そこそこ簡単に足首を骨折していたかもしれないですから」と、一歩間違えば大怪我の可能性もあったと伝えた。
両リーグトップタイの12本塁打を放っている村上を“危険なプレー”が襲ったが、アクシデントにはつながらず、メディアもファンも胸をなでおろした。(Full-Count編集部)
2026年04月30日 08:01
「ヤクルト0−2阪神」(29日、神宮球場)
ルーキーが手負いの虎を救った。阪神ドラフト3位・岡城快生外野手(22)が「2番・左翼」でプロ初スタメン出場し、三回に決勝の先制適時二塁打を放った。前日、自打球で途中交代した中野の“代役”で、左中間にプロ初安打&プロ初適時打&初打点をマーク。高橋の3度目完封勝利に貢献し、チームは1日で首位に返り咲いた。岡城の父・英樹さん(53)がデイリースポーツに手記を寄せた。初安打の喜びから幼少期の素顔など、快生を近くで見てきた父親しか知らない一面を明かした。
◇ ◇
快生、プロ初安打おめでとう。点も入ったし、うれしかったよ。
初安打の瞬間、実はちょっと出かけていて…。快生の同級生がプロボクサーになったから、たまたま同じ時間帯に試合があって大阪に行ってたんです。その帰りに先発で出ているという連絡があって、新大阪駅でスマホの画面越しに見ました。ちゃんと家で録画したのも見ましたよ。
学校とかでは本当にいい子でした。基本的には外面(づら)がいい感じ。どこの子もそうでしょうけど、家ではそこそこです。でも、自分のやりたいことは一生懸命にやっていましたね。野球にしても、勉強にしても、親が何かを言うことはなかった。三つ上の兄が先に野球を始めて、兄も勉強ができたので、見習ってやってましたね。
「なんでそんなに勉強ができる子とか、プロに行く子とか、どういう教育をしているんですか」とよく言われるんですよ。何もしてないんです。弱音を聞いたこともない。自分で決める、意志の強さはありました。勉強も野球も本人の努力だと思います。
野球が好きで、スポーツ関係の仕事に就きたいと言っていました。大学を決める時、「そんなに野球が好きなら、プロ野球選手になって、その後にスタッフになったらいいんじゃないか」とアドバイスはしました。一番の近道かなと。でも、ドラフトで指名された時はビックリしました。まさか、と。
小さい頃、そんなに野球で活躍した記憶がないんです。プロ野球選手になるなんて思いませんでした。プロを目指したのは筑波大に入ってからだと思います。国立大学の中でも野球は強いし、スポーツに関する勉強もできると本人が思ったんでしょうね。
家で怒ったのは、小さい頃に食べ物の好き嫌いが多くて。特に野菜は嫌いでした。これは食べたくないという時に、「じゃあ食べるな」と。「出されたものは食べなさい」と。本当にそのくらいですかね。担当の平塚スカウトにも真面目で、やることをキチッとやるのを評価していただいたみたいです。その結果が早く出たんじゃないかなと言ってくれました。
快く、生きて
「快生」という名前はそのままで、快く、生きてくださいという思いでつけました。今はその通りに育ってくれたのかなと思います。ここまで十分、頑張ってるのはわかります。ケガをしないように、これからも頑張ってほしいです。
◆岡城快生(おかしろ・かいせい)2003年6月23日生まれ、22歳。岡山県出身。183センチ、83キロ。右投げ右打ち。外野手。岡山一宮−筑波大を経て、25年度ドラフト3位で阪神入団。プロ初出場は26年4月4日・広島戦。広角に強い打球を放つ巧打者で、肩の強さも魅力。
2026年04月30日 08:01
「ヤクルト0−2阪神」(29日、神宮球場)
阪神がヤクルトとの投手戦を制して首位に浮上した。
2026年04月30日 08:01
「巨人4−2広島」(29日、東京ドーム)
日に日にたくましさが増している。8戦連続スタメンマスクとなった広島・持丸泰輝捕手がバットで魅せた。4点を追う五回2死一塁から左中間への適時二塁打。プロ6安打目にして初の長打となり、塁上で拳を握った。「真っすぐをしっかりはじき返せるのが自分の強み。それを1球で仕留められたのは自信になる。左投手から打てたことも大きい」とうなずいた。
積極性が吉と出た。相手先発・竹丸には前の打席で直球を見逃して追い込まれ、最後は変化球で打ち取られていた。「もう一回、真っすぐで入ってくるだろうなという感覚があった」。狙いを直球に定めて初球を振り抜き、「読み通りに素直に真っすぐから入っていった結果、いい形になったので良かった」。前日28日にはプロ初タイムリーを放ち、初の猛打賞もマーク。連夜のアピールとなった。
ただ、守備面では悔しプレーがあった。二回1死二、三塁でスクイズを仕掛けられた際の本塁クロスプレーで、三走・平山にタッチをかいくぐられて生還を許した。「自分は触った感覚があった」という中での“空タッチ”に「初めての経験だったので、これからタッチの仕方もこだわってやっていかないといけない」。手痛い失点だったが、また1つ経験を積んだ。
この日も最後までマスクをかぶり、「なんとか勝てる試合を多くつくっていきたい」と語る。扇の要を託されている24歳。攻守で汗を流し、成長を続ける。
2026年04月30日 08:01
「ヤクルト0−2阪神」(29日、神宮球場)
阪神がヤクルトとの投手戦を制して首位に浮上した。高橋遥人投手(30)が3安打完封で今季3勝目をマークした。4月までに3完封は2リーグ制以降では球団初。1リーグ制を含めても1943年の若林忠以来83年ぶりの快挙となった。
◇ ◇
少し肌寒くなった秋季キャンプ…日付はハッキリと覚えている。2019年11月17日−同月7日が誕生日の高橋を祝うため、高知・香南市野市町にあったなじみの寿司屋で囲んだ。壁掛けのテレビはプレミア12の決勝・日本−韓国戦を放送中。2番手の高橋礼が好投を見せていた。
「本当にすごいですよね。同じ高橋なのに、俺はなにをやってんだろ」
高橋礼の誕生日は11月2日で、2人は95年生まれの同学年。同じプロ野球の舞台にいながら、世界相手に戦う右腕がまぶしかった。あれから7年がたった。肘、肩、手首とメスを入れながら、日の当たる時を信じ、風雪に耐えて咲く梅花のように、ひたむきに、ひたすらに花開く季節を待った。
「僕、いつも情緒不安定でしたけど」。振り返れば思いは募る。一緒にリハビリ生活を過ごした先輩左腕・横山や脳腫瘍から復活を目指し、志半ばでこの世を去った同い年の横田さん、支えてくれたトレーナー陣。何より大きかったのが温かいファンの存在だった。一人じゃない−そんな毎日が今も戦う原動力。満開の季節はまだ先だ。(デイリースポーツ・田中政行)
2026年04月30日 08:01
「ヤクルト0−2阪神」(29日、神宮球場)
ルーキーが手負いの虎を救った。阪神ドラフト3位・岡城快生外野手(22)が「2番・左翼」でプロ初スタメン出場し、三回に決勝の先制適時二塁打を放った。前日、自打球で途中交代した中野の“代役”で、左中間にプロ初安打&プロ初適時打&初打点をマーク。高橋の3度目完封勝利に貢献し、チームは1日で首位に返り咲いた。
◇ ◇
球団マネジャーから伝えられた「今日、急きょ甲子園で」。2月27日の朝、一本の電話から岡城の“1軍物語”は動き出した。ファーム担当の記者は、具志川での春季キャンプで必死に練習する岡城を連日見てきたが、この日以来、ぱったり会わなくなった。オープン戦で怒濤(どとう)のアピールを続け、開幕1軍をつかみ取ったからだ。
しかし、4月上旬。久々に会った岡城の表情は「う〜ん、でも難しいですね…」と晴れていなかった。1軍の舞台で毎分毎秒、大量の学びを味わう日々。「それを参考にしながら、自分の軸みたいなものはぶらさないようにしないといけないので」と、根幹を見失わないようにと必死だった。ただ、筒井外野守備走塁コーチからも、工藤2軍外野守備走塁コーチからも、共通して「積極性」を自身の強みと説かれ、それを大事にしてきた。
思い切ったスイングから生まれた初安打は、チームを勝利に導く決勝打。思えば、入団後の対外試合初安打も、3月3日・侍ジャパンとの強化試合(京セラ)での適時打だった。やはり“もってる男”なのだろう。(デイリースポーツ・藤丸紘生)