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野球未経験も異例の転身、村上宗隆を支える32歳通訳 “脱サラ”で決意「何でもやる」

2026年02月19日 09:00

八木賢造さんが村上宗隆の通訳を務める「通訳を探しているという話を聞き」  ホワイトソックスでメジャー1年目に臨むのは村上宗隆内野手だけではない。八木賢造さんは通算246本塁打を放った26歳の通訳としてメジャーに飛び込んだ。  京都・宇治市出身の32歳。立命館宇治高、立命大を経て楽天に入社し、楽天市場でEコマースのコンサルティング業務や楽天モバイルの事業立ち上げに携わった。順風満帆な社会人生活だったが、昨年秋、楽天から野球業界の仕事に転職した知人の紹介で一念発起した。 「社会人10年目という節目を迎えたタイミングでした。ちょうど村上選手がメジャーを目指されるということで通訳を探しているという話を聞き、新しい世界に飛び込んでみるのもありかなと思い、挑戦を決意しました」  昨年11月の後半から12月にかけて村上の代理人事務所と複数回の面接。「12月初旬に村上選手ご本人と30分ほどお話しさせていただきました。自分がやりたい思いを伝えて、村上選手からも『一緒に頑張っていけたら』と。どういう理由で私を選んでいただいたのかは、ご本人に聞かないと分かりませんが(笑)」。村上と共にホワイトソックス移籍が決まった。  野球経験は全くなく、「幼少期からずっとテニス一筋でした」。メーカーに務める父親が仕事の影響で5歳から12歳までアリゾナ州で生活。「野球を見るのは好きで、ダイヤモンドバックスが大好きでした。他のプロスポーツも見るのが好きで、ESPNのスポーツセンター(番組)もよく見てました」。アリゾナで語学力を習得した。ただ、メジャーの現場では日頃聞きなれない専門用語も飛び交う。 「やはり用語は違うので勉強しています。村上選手とはもちろんチームメートとコミュニケーションを取りつつ、自分の幅を広げていきたいと思っています」。その表情には充実感が漂う。  昨年までヤクルトの人気選手だった村上を支える八木通訳だが、実は巨人ファンだという。「高橋由伸さんのファンでした(笑)。ヤクルトの試合を正直そんなに見ていなくて」と苦笑いを浮かべる。それでも、胸に秘める思いは熱い。 「村上選手がベストなパフォーマンスを発揮できるように、そのために必要なことは何でもやるつもりです。全力でサポートしていきたいと思っています」。32歳は言葉に力を込めた。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

  • 野球
  • 栗山前監督、ダルビッシュを「愛しています」 アドバイザーに感謝…宮崎で念願の再会

    2026年02月19日 12:22
    臨時アドバイザーに感謝「前回もそうですけどダルのおかげ」  2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で野球日本代表「侍ジャパン」の監督を務め世界一に輝いた栗山英樹氏(日本ハムCBO)が19日、宮崎で行われている合宿を訪問。臨時アドバイザーを務めているダルビッシュ有投手(パドレス)に“栗山節”で「愛しています」と感謝を伝えた。  この日、サブグラウンドでダルビッシュと再会。ハグをし、笑顔を浮かべた。「ダルが来てくれたことは本当に大きなことだし。一言、直接会って『ダルありがとうね』て、伝えたかったので。それを伝えました」と今回の宮崎合宿訪問の理由を明かした。  栗山氏は2011年シーズンを最後にメジャーに渡ったダルビッシュと、入れ替わるように2012年から日本ハムの指揮を執った。同じユニホームを着て戦ったのは前回大会が初だったが、当時「出るところと引くところ。選手を上げたりというところで、ずっと発言とか見ていても、人を傷つけるとか、恥をさらすようなことは言わない」と絶大な信頼をおいていた。  そんなダルビッシュに対し栗山氏も当時から「ダルビッシュ・ジャパン」と公言。献身的な姿勢に感謝していた。  この合宿では、右肘の手術で今季全休の見込みとなっているダルビッシュがアドバイザーとして現役では異例の参加をしている。「あれだけの選手、あの存在に対して僕がどうこう言うような、そういう存在ではないので。ただ僕は本当にプレーヤーとしても人としても『愛しています』っていうだけなので」と思いを明かした。(Full-Count編集部)

  • 栗山前監督、侍ナインに「連覇おめでとう、と」 宮崎訪問で激励…ダルビッシュにも感謝

    2026年02月19日 12:06
    臨時アドバイザーに感謝「前回もそうですけどダルのおかげ」  2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で野球日本代表「侍ジャパン」の監督を務め世界一に輝いた栗山英樹氏(日本ハムCBO)が19日、宮崎で行われている合宿を訪問。ナインにあえて「選手たちには先に連覇おめでとうございますと言わせてもらった」と明かした。  2023年大会で監督を務め、ダルビッシュ有投手(パドレス)、大谷翔平投手(現ドジャース)らと共に3大会ぶりの世界一奪還を果たした。この日、前回大会で共に戦った牧秀悟内野手(DeNA)、周東佑京外野手(ソフトバンク)、牧原大成内野手(ソフトバンク)とも挨拶した。 「連覇します。前回一緒にやったチームメートたちには、先に『連覇おめでとうございます』と言わせてもらったので。僕の中では、うーん、日本の野球が一番いい野球だというふうに思って、前回もやりましたし、今でも思っているんでね。そのことを信じて応援していきます」  メイングラウンドでは井端弘和監督と30分近く話し込む場面も。「ご想像にお任せします。井端さんに聞いてください」と内容は明かさなかったが、「すごくいい感じの空気。とてもいい感じでスタートしているな」と安心していた。  今回は米国代表やドミニカ共和国など各国も最強の布陣揃えている。そんな中、あえて世界一を“断言”した。「他のチームの状況とかっていうのを見れば、かなりどこが勝ってもっていう状況になる、それぐらい厳しい感じもあるし、国際大会って何が起こるかわからないのはわかっている。ただ、『勝ちたい』じゃ勝てないので『勝ちます』って決めて勝負に行くっていうのは原理原則」と栗山監督。「僕の中では、もう連覇は決まってるので」とエールを送った。  宮崎合宿では、右肘の手術で今季全休の見込みとなっているダルビッシュがアドバイザーとして現役では異例の参加をしている。この日、栗山氏はダルビッシュと対面すると熱い抱擁を交わし、背中をポンと叩いた。「ダルが来てくれたことは本当に大きなことだし。一言、直接会って『ダルありがとうね』て、伝えたかったので。それを伝えました」と明かした。(Full-Count編集部)

  • 日本ハム 新庄剛志監督が北谷球場のラバーフェンスをチェック「怖くないですか?」と別の課題を指摘 昨年に激突アクシデント→改修も

    2026年02月19日 12:03
     「練習試合、中日−日本ハム」(19日、Agreスタジアム北谷)  日本ハムの新庄剛志監督が試合前に外野フェンスのラバーをチェック。中日・井上監督とも言葉をかわすシーンがあった。  新庄監督は外野フェンス沿いを歩きながらラバーの状態をチェック。その上で「怖くないですか?1メーター90センチぐらいバーほしいですね。結構危ないんですよ。例えば(ワイヤーのフェンス部分に)目とか刺さったら。一番はあれにぶつからないプレーをするのが一番」と語った。  昨年の練習試合で中日・樋口が打球を追ってフェンスに激突し、救急車で搬送されるアクシデントがあった。その試合後に開口一番、「両チーム、ケガしないでほしいなと思っていたら…あの樋口君のケガ」と沈痛な表情を浮かべ「プロ野球のキャンプを1カ月張るのであれば、間違いなく変えないと。しっかりお金をかけて直さないと。危ないんですよ」と異例の訴えを行っていた。  その後、今年のキャンプに向けてラバーフェンスはクッション性が高いものに改修されていたが、新たな課題を指摘した形になった。。

  • なぜ出てきた…ド軍練習で容赦なき煽り 正捕手に追い回される珍光景、日本人息切れ「心配です」

    2026年02月19日 11:57
    山本通訳の園田氏が練習参加 「GOGOGO!」。

  • 侍ジャパン ブルペンで打者陣が大渋滞の珍シーン 投げた投手は2人で代わる代わる打席に

    2026年02月19日 11:36
     「侍ジャパン強化合宿」(19日、宮崎)  午前の練習で野手陣がブルペンで目慣らしを行った。だが投げている投手が松本だけという状況となったため、捕手側のスペースに野手陣が渋滞する珍シーンがあった。  シートノック終了後、打者陣がヘルメットをかぶり、バットを持って続々とブルペンへ。各打者が打席に立って目慣らしを行う予定だったとみられるが、投球練習をしていたのは松本だけ。捕手側のスペースが混雑した状態になった。  その後、高橋宏が投球練習を開始したところで、森下や佐藤輝が打席で目慣らしを行っていた。

  • ロッテ、3月15日の西武とのOP戦後に選手トークショーを開催

    2026年02月19日 11:15
     ロッテは19日、3月15日に西武とのオープン戦(ZOZOマリンスタジアム、13時00分試合開始)終了後のグラウンドで、選手トークショーを開催することになったと発表した。  3月13日から15日までの期間は、「2026プレシーズンイベント」と題し、選手との写真撮影会やハイタッチ会などを実施予定で、本トークショーはその一環として行われる。トークショーでは、ここまでの調子や2026年シーズンに向けた意気込みなどをテーマに、参加選手によるトークを届ける。  なお、トークショーに参加する選手は、イベント当日、ステージに登場した際に発表。なお、イベントの模様はCS日テレNEWS24にて放送されるほか、パーソル パ・リーグTV、DAZN、ベースボールLIVE、Rakuten パ・リーグ Specialにてインターネット配信を予定している。  また、2026年シーズンシートオーナー、2026年シートセレクトクーポン保有者、球団公式ファンクラブ「TEAM26」有料会員(同伴者1名まで可)は、グラウンド内のイベントに参加できる。イベントの詳細は、球団公式サイトにて。  なお、昨年の選手トークショーには、上田希由翔内野手と山本大斗外野手が参加した。 ▼ 上田希由翔内野手コメント 「昨年はレギュラーシーズン開幕を前に、ファンの皆さんと直接交流することができ、とても貴重で楽しい時間を過ごすことができました。温かい声援やたくさんのエールをいただき、本当にうれしかったです。今年はどの選手が参加するのか、ぜひ楽しみにしていてください」 ▼ 山本大斗外野手コメント 「昨年のトークショーでは、ファンの皆さんと近い距離でお話しできて、いつもとはまた違った形で交流できたのが印象に残っています。皆さんの声を直接聞くことができ、シーズンに入る前から気持ちが引き締まりました。今年のトークショーも、ぜひ楽しみにしていてください」

  • 大谷翔平の愛犬がまさかの登場 同僚婚約者が投稿…明かされたお友達「bestie boys」

    2026年02月19日 11:00
    ナックの愛犬オリーとデコピンが交流  ドジャースの大谷翔平投手の愛犬「デコピン」の可愛らしい様子が公開された。チームメートであるランドン・ナック投手の婚約者、アニサさんが18日(日本時間19日)、自身のインスタグラムを更新し、デコピンと自身の愛犬「オリー」との2ショット写真を公開。親友を意味する「bestie boys」と記された仲睦まじい様子を投稿した。  アニサさんは自身のインスタグラムのストーリーズ機能を利用して、心温まる2枚の写真をファンに向けて投稿した。そこには、大谷の愛犬であるデコピンと、ナックの愛犬であるコーギーのオリーが並んで写っている。2匹の可愛らしい姿とともに「bestie boys」という言葉が添えられており、オフの時間をリラックスした表情で一緒に過ごす貴重な光景が収められていた。  ナックは以前、球団施設で報道陣の取材に応じた際、大谷の家族との親密な交流について語っている。2024年3月の韓国での開幕戦を機に、アニサさんと大谷の妻・真美子夫人が友人となり、たくさん話をして連絡を取り合う仲になったという。それに伴い、デコピンとオリーも交流を持つようになり、ナックも「うまくやっている。楽しんでいるね」と2匹がすっかり“お友達”であることを明かしていた。  デコピンといえば、2024年8月の本拠地・オリオールズ戦で見事な始球式を務めたことでも世界中のニュースとなった。ボールを口にくわえ、マウンドから本塁付近の大谷の元へ一直線に運んで大歓声を集めた。愛犬オリーの始球式実現について問われたナックは「かなりの訓練が必要でしょうね。今、オリーにそれができるとは思えないね。無理だよ」と笑顔で語っていた。家族ぐるみの交流は今後も続いていきそうだ。(Full-Count編集部)

  • 「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026 宮崎」で宮崎県内の小学生2名が始球式

    2026年02月19日 10:55
     ラグザス株式会社は19日、「RAXUSこどもたちの夢応援プロジェクト」の一環として、「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026 宮崎」において実施される始球式の機会を、宮崎県内で野球に真剣に取り組む小学生2名(投手・捕手)に提供すると発表した。

  • 侍ジャパンが新布陣テスト 今合宿初めて佐藤輝明を右翼に、森下翔太をセンターに シートノックで連係を確認

    2026年02月19日 10:44
     「侍ジャパン強化合宿」(19日、宮崎)  午前中にシートノックが行われ、今合宿で初めて森下翔太外野手がセンター、佐藤輝明内野手がライトのポジションに就いた。  前日に特打の打球捕で周東と話し込んでいた森下。中堅守備についてコミュニケーションを図っていたとみられる。森下は昨年11月の宮崎合宿からセンターのポジションで練習を積んでおり、阪神の宜野座キャンプでも中堅守備を確認していた。  佐藤輝も宜野座キャンプで右翼に入って練習を積んでおり、この日のシートノックでは連係を確認し、問題ない動きを見せていた。WBCでは登録人数も限られており、井端監督の起用の選択肢も広がりそうだ。

  • 侍Jで粋な計らい…まさかのユニに「1番欲しい」 並んだ「11」に感動「それほどの貢献度」

    2026年02月19日 10:33
    ダルビッシュアドバイザーのユニも販売  販売された背番号「11」に感動の声が広がっている。野球日本代表「侍ジャパン」の公式グッズを販売するファナティクス・ジャパン合同会社は19日から侍ジャパンのユニホーム等の受注販売を開始する。ラインナップにはダルビッシュ有“アドバイザー”のものも。「ダルビッシュアドバイザーのユニ欲しい」と言ったコメントが寄せられた。  ダルビッシュは右肘の手術で今季は全休する見込みだが、侍ジャパンのアドバイザーとして宮崎合宿に参加。連日、熱心なアドバイスを行っている。侍ジャパンからは背番号「11」のユニホームを提供されたというが、着用はしていない。「一応いただいていますけど、着るつもりはない。着る資格はないと思っているので」と語っていた。  そんな中、ファナティクスは侍ジャパンのユニホームの一覧にダルビッシュのものも。ダルビッシュも自身のX(旧ツイッター)で引用し、「何故か私のもあるので皆さま是非」と感謝していた。  これにはファンも「何故かって……それほどの貢献度と人気があるってことですよ」「むしろ1番欲しいんですが……」「これはダルさんの欲しくなるやつ」とコメントが寄せられた。(Full-Count編集部)

  • 侍ジャパン 栗山英樹前監督が登場!ダルビッシュとあいさつかわしガッチリ握手 サブグラウンドには渡辺謙も 豪華な顔ぶれにファン注目 メーンでは握手攻めに

    2026年02月19日 10:24
     「侍ジャパン強化合宿」(19日、宮崎)  侍ジャパンの栗山英樹前監督がキャンプを訪問。サブグラウンドでダルビッシュらと言葉をかわすシーンがあった。  黒のスーツとコートに身を包み、能見投手コーチらと言葉をかわした栗山前監督。前回大会でV奪回に大きく貢献したダルビッシュとはガッチリと握手をかわし、あいさつをかわした。  サブグラウンドには俳優の渡辺謙や侍OBの糸井嘉男氏らも練習を見守っており、豪華な顔ぶれにファンもスマホで撮影するなど注目していた。その後はメーングラウンドへと移動し、井端監督と身ぶり手ぶりを交えながら言葉をかわしていた。ここでアップを終えた佐藤輝明内野手があいさつ。握手して肩をたたかれると笑みを浮かべ、言葉をかわした。森下翔太外野手ら次々と選手首脳陣があいさつし、思わぬ握手攻めにあっていた。

  • 館山氏「特徴のあるカーブ、スライダー」、「第2先発が必要」WBC日本代表のオリックス“サウスポーコンビ”

    2026年02月19日 10:00
     16日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した館山昌平氏が、WBC日本代表に選出されたオリックスの宮城大弥、曽谷龍平の“サウスポーコンビ”について言及した。

  • 侍ジャパン 本当にプロ野球OB!?伝説のスチール決めた男がオシャレ姿で宮崎降臨 13年WBCで起死回生二盗→井端監督が同点打の縁

    2026年02月19日 09:23
     「侍ジャパン強化合宿」(19日、宮崎)  現役時代に阪神、ロッテで活躍し、2013年WBC日本代表の鳥谷敬氏が訪問。元プロ野球選手とは思えないファッショナブルな姿が報道陣の注目を集めた。  鳥谷氏は黒のタートルネックにグレーのスーツを合わせたスタイル。ポーターのリュックを背負っていたが、まったく違和感を感じさせない。深緑のローファーと色合わせになっており、オシャレな丸メガネもアクセントになっている。  現役時代から「気分転換で」と私服選びにこだわりを見せていた鳥谷氏。2013年のWBCでは、第2ラウンドの台湾戦で1点を追う九回、2死一塁から鮮やかな二盗を決めた。失敗すればゲームセットという極限状態で見事なスチール。直後に現監督の井端が同点タイムリーを放って試合を振り出しに戻し、延長戦の末に勝利した。  鳥谷氏は引退会見で記憶に残る試合として「WBCの台湾で盗塁して勝った試合がある。これまでは興奮して寝づらいことはなかったけど、あの日は興奮して寝られない経験をした」と明かしていた。

  • 野球未経験も異例の転身、村上宗隆を支える32歳通訳 “脱サラ”で決意「何でもやる」

    2026年02月19日 09:00
    八木賢造さんが村上宗隆の通訳を務める「通訳を探しているという話を聞き」  ホワイトソックスでメジャー1年目に臨むのは村上宗隆内野手だけではない。八木賢造さんは通算246本塁打を放った26歳の通訳としてメジャーに飛び込んだ。  京都・宇治市出身の32歳。立命館宇治高、立命大を経て楽天に入社し、楽天市場でEコマースのコンサルティング業務や楽天モバイルの事業立ち上げに携わった。順風満帆な社会人生活だったが、昨年秋、楽天から野球業界の仕事に転職した知人の紹介で一念発起した。 「社会人10年目という節目を迎えたタイミングでした。ちょうど村上選手がメジャーを目指されるということで通訳を探しているという話を聞き、新しい世界に飛び込んでみるのもありかなと思い、挑戦を決意しました」  昨年11月の後半から12月にかけて村上の代理人事務所と複数回の面接。「12月初旬に村上選手ご本人と30分ほどお話しさせていただきました。自分がやりたい思いを伝えて、村上選手からも『一緒に頑張っていけたら』と。どういう理由で私を選んでいただいたのかは、ご本人に聞かないと分かりませんが(笑)」。村上と共にホワイトソックス移籍が決まった。  野球経験は全くなく、「幼少期からずっとテニス一筋でした」。メーカーに務める父親が仕事の影響で5歳から12歳までアリゾナ州で生活。「野球を見るのは好きで、ダイヤモンドバックスが大好きでした。他のプロスポーツも見るのが好きで、ESPNのスポーツセンター(番組)もよく見てました」。アリゾナで語学力を習得した。ただ、メジャーの現場では日頃聞きなれない専門用語も飛び交う。 「やはり用語は違うので勉強しています。村上選手とはもちろんチームメートとコミュニケーションを取りつつ、自分の幅を広げていきたいと思っています」。その表情には充実感が漂う。  昨年までヤクルトの人気選手だった村上を支える八木通訳だが、実は巨人ファンだという。「高橋由伸さんのファンでした(笑)。ヤクルトの試合を正直そんなに見ていなくて」と苦笑いを浮かべる。それでも、胸に秘める思いは熱い。 「村上選手がベストなパフォーマンスを発揮できるように、そのために必要なことは何でもやるつもりです。全力でサポートしていきたいと思っています」。32歳は言葉に力を込めた。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

  • ロッテ・坂本光士郎「一番大事な球」3年ぶりの50試合登板へカギを握るストレート

    2026年02月19日 09:00
     ロッテの坂本光士郎が18日、広島との練習試合に登板し、1回を危なげなく3人で片付けた。  2−0の3回に登板した坂本は、先頭の林晃汰を3ボール1ストライクから5球目のストレートで三ゴロ。きっちりと“左打者”を打ち取ると、続く辰見鴻之介を初球のストレートで遊ゴロ。最後はドラフト1位・平川蓮(仙台大)をスライダーで空振り三振に仕留めた。  坂本は14日のDeNAとの練習試合に続いて、2試合連続無失点。 ◆ 昨季は悔しいシーズン  坂本は23年に51試合に登板したが、昨季はわずか8試合の登板に終わり、「一言で言ったら悔しいシーズンでしたし、その悔しさを来年(2026年)同じことをしてはダメだし、変えていかなきゃいけないところを変えていかないといけない」と唇を噛んだ。  昨年の秋は「安定感がなかったので、安定感を求めていこうかなと思っています。ウエイトだけじゃなくて、柔軟性であったり、フォームも一定じゃないところもある。いらない動きも多いですし、そういうところをちょっとずつ削っていきながら、自分のものにしていく練習をしています」と安定感をテーマに過ごした。  シーズンオフの自主トレでも、「安定感もそうですけど、体が硬くなっているのはすごく感じたので、そこにフォーカスして体を柔らかくする。連動というところをフォーカスしてやっていました」と、柔軟性を求め、トレーニングに励んだ。  投球面では、投球の軸となるストレートは「自主トレの中でもいいストレートがだいぶ感覚的には増えてきている。それを継続していけたらなと思います」と手応え。昨季はストレート、スライダー主体の投球だった中で、「まっすぐ、スライダーだけになってしまうと絞られてしまう。そこに関して、カット、スプリットがあるだけでバッターも違うと思うので、そこは引き続きやっていきたいと思います」とカットボール、スプリットを投げ、打者の的を絞らせない考えを示した。  そんな中で、2月10日のライブBPでは井上広大の1セット目の5球目に113キロのチェンジアップで見逃しを奪った。昨季まであまり投げてこなかった球種だったが、「そうですね、(球種が)多ければ多い方がいいと思いますし、精度というところもブルペンの中でいい感じで、投げられているので投げています」とチェンジアップを新たに投げ始めた。  実際にライブBPで投げてみて、「引っ掛けているところもありましたけど、井上に対しての最後のチェンジアップはブルペンの中でも精度が高くなってきている。僕の場合、まっすぐ、スライダーというところがあるので、スプリット、チェンジアップを去年とかそれまでのシーズンと比べて割合を増やしていければ、投球の幅も広がってくると思います」と好感触を掴んだ。  18日の広島との練習試合でもチェンジアップを投げており、この球がシーズン入ってから使える球種になっていけば、坂本が話すように投球の幅が広がっていく。  坂本は毎年50試合登板を目標に掲げ、今季も変わらず50試合登板を目指す。再び50試合登板を達成するために、カギになってくる部分はどんな部分になってくるのだろうかーー。  「まっすぐでカウントを取れるのが武器だと思う。まっすぐが一番大事な球だと思うので、そこは引き続き求めてやっていきたいと思います」。  リリーフ陣の一軍の枠を争う競争は熾烈だが、ポジションを掴むためにも、引き続き“ゼロ”に抑えていく。 取材・文=岩下雄太