2024年04月28日 00:36
現地4月27日開催のブンデスリーガ第31節で、堂安律を擁するフライブルクがヴォルフスブルクとホームで対戦した。 堂安が3−5−2の右ウイングバックでスタメンに入ったフライブルクは17分に、その日本代表MFがクロスを供給。ボールは敵DFに当たってポストに直撃し、ゴールにはならない。 そして41分、右サイドから堂安の折り返しがボルナウに当たって、ネットに吸い込まれる。相手のオウンゴールでホームチームが先制する。 【動画】ボルシアMG戦で華麗な連係から奪った堂安律の鮮烈弾 後半も攻勢を仕掛けるフライブルクは51分、左サイドからギュンターが上げたクロスに堂安が頭で合わせるもゴール右に外れる。 試合を優位に進めていたフライブルクは、64分にシルディリアが退場し、数的不利に。すると82分、アーノルドに直接FKを決められて同点に追いつかれる。 86分にはPKを獲得するも、キッカーのシャライが足を滑らせて失敗。そして89分、ラクロワに豪快なミドルシュートを叩き込まれ、1−2で逆転負けを喫した。 3試合連続でゴールに絡んだ堂安はフル出場を果たすも、チームは悔しい結果に終わった。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月10日 13:30
サッカーイングランド代表の名選手デビッド・ベッカム(David Beckham)氏(49)は9日、低迷が続く同国プレミアリーグの古巣マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の選手に対し、クラブのためにプレーするやる気を証明するよう促した。
ベッカム氏は現役時代の1998-99シーズン、ユナイテッドの中心選手として名将アレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)氏の下、プレミアリーグと欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)、FAカップ(FA Cup)制覇の3冠達成に貢献した。
一方、今季のユナイテッドは前節のクリスタルパレス(Crystal Palace)戦で0-4の惨敗を喫するなどリーグ8位に沈んでおり、チームを指揮するエリック・テン・ハーフ(Erik ten Hag)監督は解任の危機にさらされている。
この日、1999年に3冠を達成したチームを題材としたドキュメンタリーシリーズのプレミアに出席したベッカム氏は、選手たちも低迷するクラブの責任を負うべきだとの考えを示し、「監督があまり何もしなくて済むくらいがいい。それがマンチェスター・ユナイテッドの選手として、大きな試合でプレーするということ。選手たちはやる気がなくてはならない」と話した。
今季のユナイテッドは宿敵マンチェスター・シティ(Manchester City)とのFAカップ決勝を残しており、勝利すればテン・ハーフ監督の2シーズン目が救われる可能性もある。
ベッカム氏は、「プロのサッカー選手で、大好きな仕事をし、大好きなクラブでプレーしているならば、それがレギュラーシーズンであろうが、ライバルクラブとのFAカップ決勝であろうが、どんな試合であろうがやる気を出すには十分だ」「そうでなければ、間違ったチームにいて、間違った競技をプレーしているということだ。毎試合、同じメンタリティーと気持ちで臨むべきだ」と続けた。
テン・ハーフ監督については「エリックが非常に有能で良い指揮官であり、正しいモチベーションを持っているのは分かっている」とコメントした。
クラブはファーガソン政権の最終年となった2012-13シーズンを最後にリーグ優勝から遠ざかり、以降は不振が続いている。
ベッカム氏は、「ユナイテッドのこの5年、10年、15年は厳しいものだが、ボス(ファーガソン氏)が去り、(ロイ・)キーン(Roy Keane)やギグシー(ライアン・ギグス<Ryan Giggs>)、そしてギャリー(・ネビル<Gary Neville>)がいなくなっては、決して簡単なことではないと皆分かっている」とも話し、「このドキュメンタリーから、選手たちにはこうした成功への刺激を感じてほしい」と述べた。
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2024年05月10日 13:12
「正直、気分が良くない時期もありました」
湘南ベルマーレのGKソン・ボムグンにとって、2024年シーズンの序盤は苦難の時期だったと言える。
背番号1は今季、1月12日にカタールで開幕したアジアカップに韓国代表の一員として参戦。韓国が2月7日の準決勝まで勝ち残ったため、ソン・ボムグンは湘南で開幕前の活動にほとんど帯同できないまま、Jリーグ開幕を迎えた。
2月24日、開幕戦の川崎フロンターレ戦でゴールマウスに立ったのは、富居大樹だった。短時間でのコンディション調整に苦労したソン・ボムグンは、ベンチに座った。
ようやく調子が上向きはじめた頃、3月30日の第5節・セレッソ大阪戦で今季初出場を果たすも、チームは0−2で敗北。中3日で開催された第6節・東京ヴェルディ戦も先発したが、1−2で敗れた。
自身の状態は悪くないが、チームの結果につながらない。もどかしさを感じるソン・ボムグンに、追い打ちをかけるような出来事が、第7節・サンフレッチェ広島戦で起こってしまう。
【厳選ショット】湘南が逆転勝利で最下位を脱出し残留圏へ!敗れた鳥栖は19位に後退|J1第12節 湘南 2−1 鳥栖
48分、ボックス内に侵入した大橋祐紀に対応するも、相手を抱え込むような形で倒してしまい、PKを献上。ソン・ボムグンは決定機阻止の判定でレッドカードを受け、23年の湘南加入後初の一発退場となった。
広島戦では自らが与えたPKでの失点を含み2失点。試合は0−2で敗れた。また、出場停止中の翌節・横浜F・マリノス戦(2−2)では、GK馬渡洋樹が主にビルドアップの面で好プレーを見せ、その後のリーグ戦3試合にスタメン出場。ソン・ボムグンの次のJ1での出番は、5月3日の鹿島アントラーズ戦まで遠ざかった。
思うように活躍できなかった序盤戦を、ソン・ボムグンは次のように振り返る。
「選手なら、試合に出たいと思うのは当たり前です。ただ、出られない時期も決して腐らず、“次は絶対に自分が出てやる”という熱意を練習から表現しなければいけません。
ネガティブな気持ちは、自分の中で押し殺した。思いを外に表現してしまうと、周囲だけでなく、自分にとっても良くないです。メンタルを安定させて、考えを整理しなければいけない。出場機会が巡ってくると信じて、しっかりと準備をしました」
下を向かずに取り組んだ結果、ソン・ボムグンは再びポジションを掴んだ。
鹿島戦は1−3で敗れたが、3日後の第12節・サガン鳥栖戦で好セーブを連発。湘南のGK陣の中ではソン・ボムグンにしかできない、といっても過言ではないような、スケールの大きなプレーで数々のピンチを凌ぎ、2−1の勝利に貢献した。
苦しい時期を乗り越えて掴んだ、自身が出場した試合での今季初勝利。格別の嬉しさを味わったはずだが、守護神は気を引き締める。
「鳥栖戦の勝利は、すごく嬉しかった。でも自分は、勝って気分が上がる、負けて気分が悪くなる、という起伏があまり好きではないです。自分たちが目ざすべきは、もっと上の場所。自信を持つべきところは次につなげたいですが、冷静にやり続ける必要がある。1回勝ったからといって傲慢になるのではなく、常に挑戦者の気持ちで戦います」
鳥栖戦の勝利を、絶対に次へとつなげる。韓国代表GKの強い想いが、チームを今季初の連勝に導くかもしれない。
湘南の次節の相手は、現在首位のFC町田ゼルビアだ。ソン・ボムグンは同郷のプレーヤーに警戒する。
「1位ということで、力のあるチームだと思う。特に韓国人選手のオ・セフンとナ・サンホさんが良いプレーを見せています。また、それ以外の選手も当然、強力。僕らは前節勝って、良い状態なので、この流れを次の試合につなげていければ」
町田の武器のひとつに、ロングスローがある。5月8日の公開練習では、GK陣がロングスローへの対応を確認するメニューも見られた。196センチの長身が魅力のソン・ボムグンは、「長身のセフンに高いボールを投げてくると思うので、自分も負けないように、予測して対応したい」と言葉に力をこめる。
良い流れを途切れさせたくない湘南。町田戦では「鳥栖戦のようなプレーを続けて、期待に応えられるようなパフォーマンスを見せたい」と意気込むソン・ボムグンのさらなる奮起に期待したい。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月10日 13:08
プレミアリーグは9日、2023−24シーズンの最優秀選手、最優秀監督、最優秀若手選手の候補者を発表した。
年間最優秀選手賞は『EAスポーツ』のWebサイト、年間最優秀監督賞と年間最優秀若手選手賞はプレミアリーグ公式サイトの各ページから投票可能となっている。投票は5月13日12時(日本時間13日20時)までとなっており、各賞は一般投票とフットボール専門家委員会の合算によって決められる。
各賞に選出された候補者は以下の通り。
■年間最優秀選手賞
▼フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ/MF/イングランド)
32試合出場/16ゴール8アシスト
▼アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ/FW/ノルウェー)
28試合出場/25ゴール5アシスト
▼アレクサンデル・イサク(ニューカッスル/FW/スウェーデン)
27試合出場/20ゴール1アシスト
▼マルティン・ウーデゴーア(アーセナル/MF/ノルウェー)
33試合出場/8ゴール8アシスト
▼コール・パルマー(チェルシー/MF/イングランド)
31試合出場/21ゴール9アシスト
▼デクラン・ライス(アーセナル/MF/イングランド)
36試合出場/7ゴール8アシスト
▼フィルジル・ファン・ダイク(リヴァプール/DF/オランダ)
34試合出場/2ゴール2アシスト/8完封
▼オリー・ワトキンス(アストン・ヴィラ/FW/イングランド)
35試合出場/19ゴール12アシスト
■年間最優秀監督賞
▼ミケル・アルテタ(アーセナル)
暫定1位 36試合指揮/26勝5分け5敗/88得点28失点
▼ウナイ・エメリ(アストン・ヴィラ)
4位 36試合指揮/20勝7分け9敗/73得点53失点
▼ジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・シティ)
暫定2位 35試合指揮/25勝7分け3敗/87得点33失点
▼アンドニ・イラオラ(ボーンマス)
暫定10位 36試合指揮/13勝9分け14敗/52得点63失点
▼ユルゲン・クロップ(リヴァプール)
3位 36試合指揮/23勝9分け4敗/81得点38失点
■年間最優秀若手選手賞
※シーズン開始時に23歳以下の選手が対象
▼フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ/MF/23歳/イングランド)
32試合出場/16ゴール8アシスト
▼アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ/FW/23歳/ノルウェー)
28試合出場/25ゴール5アシスト
▼アレクサンデル・イサク(ニューカッスル/FW/24歳/スウェーデン)
27試合出場/20ゴール1アシスト
▼コビー・メイヌー(マンチェスター・ユナイテッド/MF/19歳/イングランド)
21試合出場/2ゴール1アシスト
▼コール・パルマー(チェルシー/MF/22歳/イングランド)
31試合出場/21ゴール9アシスト
▼ブカヨ・サカ(アーセナル/FW/22歳/イングランド)
34試合出場/16ゴール9アシスト
▼ウィリアン・サリバ(アーセナル/DF/23歳/フランス)
36試合出場/2ゴール1アシスト/17完封
▼デスティニー・ウドジェ(トッテナム/DF/21歳/イタリア)
28試合出場/2ゴール3アシスト/2完封
2024年05月10日 13:03
カナダ1部リーグを戦っているパシフィックFCは、「元日本代表MF中村憲剛がPFCに就任した」と公式発表した。
2024年05月10日 12:30
9日に行なわれたベルギーカップの決勝戦で、町田浩樹が所属しているユニオン・サン=ジロワーズがアントワープに勝利し、1914年以来110年ぶりの優勝を決めた。
7回戦から出場したユニオン・サン=ジロワーズは、RFCミュー、ベフェレン、アンデルレヒト、そしてクルブ・ブルッヘを撃破して決勝に進出。
そして9日にスタッド・キング・ボドウィンで行なわれたファイナルでは、前半アディショナルタイムにコーナーキックから町田浩樹が先制ゴールを奪取する活躍を見せた。 /
🇯🇵#町田浩樹
決勝戦で大仕事‼
\
前半終了間際にCKから
左足で値千金の決勝弾🔥
この1点を守り切った
ユニオンが110年ぶり3度目の優勝🥇🏆
🇯🇵#町田浩樹 は見事に
ベルギーでの初タイトルを獲得した👏👏
🇧🇪ベルギーカップ決勝
🆚ユニオン×アントワープ
📱#DAZN 見逃し配信中 pic.twitter.com/1e3qg0ji8r
— DAZN Japan (@DAZN_JPN) May 9, 2024
ユニオン・サン=ジロワーズはこの町田浩樹がもたらした先制点を最後まで守りきり、クラブの歴史上3回目となるベルギーカップのトロフィーを掲げることに成功した。
町田浩樹は2022年1月に鹿島アントラーズからユニオン・サン=ジロワーズに期限付き移籍。1年目は負傷に苦しめられたものの、昨年3月に完全移籍し、今季は主力として大活躍している。
8連勝の日本代表、2023年に評価を上げた5名の選手
冬のマーケットではトッテナム・ホットスパーなどプレミアリーグのクラブが獲得に動いているという噂も流れ、この夏のステップアップも期待されている状況だ。
リーグではこれまで29試合に出場して2アシストのみであるが、このカップ戦では準決勝ファーストレグのクルブ・ブルッヘ戦に続いて2ゴール。タイトル獲得に大きく貢献した。
2024年05月10日 12:30
アルビレックス新潟が5月10日、サポーターへの処分を発表した。
3日にホームで行なわれたJ1第11節のサンフレッチェ広島戦(1−1)で、広島側の横断幕掲出をめぐり違反行為が発生。新潟サポーターの3名が、相手を威嚇したという。
そのため、当該者はホームゲーム5試合への入場禁止処分に。同期間内のすべてのアウェーゲーム、ルヴァンカップ、天皇杯も含まれる。また、別の1名の違反行為も確認されており、人物を特定次第、処分を決定するという。
【PHOTO】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
さらに、新潟は当該の横断幕について以下のように説明した。
「試合当日の開門時に掲出可否の確認をサンフレッチェ広島様を通じて求められ、当クラブとしては安全な試合運営の支障となるリスクがあるとの判断から掲出禁止とし、承諾を得たものでした」
そして「サンフレッチェ広島サポーター数名が同横断幕の掲出を強行した行為も、試合運営管理規程違反にあたります。同違反者への処分については、サンフレッチェ広島様により決定いたします」とした。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月10日 12:10
レアル・ベティスからSDアモレビエタにローン移籍している19歳のDFフェリックス・ガレタが、頭部の負傷によって昏睡状態になっているとのことだ。
アモレビエタの発表によれば、フェリックス・ガレタは家庭内での事故によって頭部を損傷したとのこと。
『So Foot』などの報道によれば彼は現在集中治療室に運ばれており、昏睡状態に陥っているそうで、生命の危機に直面しているという。
保有元であるレアル・ベティスもアモレビエタの発表をリポストし、フェリックス・ガレタと彼の家族にメッセージを贈っている。Todo el ánimo, la fuerza y el cariño del Real Betis y de los béticos para Félix y su familia 💚
¡Estamos todos contigo! https://t.co/AyFPJvoRFX
— Real Betis Balompié 🌴💚 (@RealBetis) May 9, 2024
フェリックス・ガレタは2020-21シーズンにCFダムというバルセロナのユースクラブからレアル・ベティスに加入したセンターバック。
ホアキンが引退へ…2002年の日韓W杯メンバーで「今も現役を続ける」7名!日本も2選手
今季開幕前にリザーブチームからトップチームへと昇格し、そしてSDアモレビエタへとローン移籍。公式戦33試合に出場して4ゴール1アシストを記録するなど、リーガ2部残留争いのなかで主力として活躍を見せていた。
レアル・ベティスのマヌエル・ペジェグリーニ監督は来季彼をトップチームで試すプランを立てていたとのことだが、それを前にしての不幸な事故となってしまった。
2024年05月10日 12:05
無敗記録は更新された。
2024年05月10日 12:04
サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2023-24)は9日、準決勝第2戦が行われ、バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen、ドイツ)は2-2でASローマ(AS Roma、イタリア)と引き分け、2戦合計4-2で決勝に進出した。後半アディショナルタイム7分にヨシプ・スタニシッチ(Josip Stanisic)が同点ゴールを決め、無敗記録も49試合に伸ばした。
2年連続で同じ顔合わせとなった両チームの準決勝は、レバークーゼンが敵地での第1戦に2-0と先勝していた中で、この日はローマがレアンドロ・パレデス(Leandro Paredes)の前後半のPKで2戦合計で追いついた。
延長戦突入も見えたが、レバークーゼンはアレックス・グリマルド(Alex Grimaldo)の巻いたCKを相手GKが取れず、そのままボールがDFジャンルカ・マンチーニ(Gianluca Mancini)に当たってオウンゴールとなり2戦合計で勝ち越すと、迎えた後半アディショナルタイム7分にカウンターからスタニシッチがゴールし、ベンフィカ(Benfica、ポルトガル)が1965年につくった欧州の無敗記録も更新した。
シーズン3冠の可能性も残すブンデスリーガ王者のレバークーゼンは、22日の決勝でアタランタ(Atalanta、イタリア)と対戦する。
アタランタはオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille、フランス)を3-0で下し、2戦合計4-1で突破を決めた。アデモラ・ルックマン(Ademola Lookman)、マッテオ・ルジェーリ(Matteo Ruggeri)、エル・ビラル・トゥレ(El Bilal Toure)のゴールで快勝。クラブ史上初の欧州大会決勝に駒を進めた。
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2024年05月10日 12:00
7日(現地時間)、ボルシア・ドルトムントはパリ・サンジェルマンとのUEFAチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグに臨み、1-0で勝利。2戦合計2-0で決勝進出を果たし、バイエルン・ミュンヘンを下したレアル・マドリードと決勝で優勝を争うこととなった。
1996-97シーズン以来の優勝をめざすドルトムントにとって最も厄介なレアルの選手は、昨季まで在籍していたジュード・ベリンガムで間違いない。同選手はレアル加入1年目にして今季既に公式戦39試合に出場し、22ゴール10アシストを記録。自らゴールを決めることもチャンスメイクもできる万能型ミッドフィールダーとして今季のラ・リーガ優勝の立役者となった。このベリンガムを抑えずしてドルトムントの優勝は難しいだろう。
もっとも、ベリンガムが決勝の舞台で活躍することは、ドルトムントに少なからず利益をもたらすことになるかもしれない。ドイツ紙『Bild』によると、ドルトムントがベリンガムについてレアルと交わした契約の中には、ベリンガム擁するレアルがチャンピオンズリーグで優勝した場合には追加ボーナスとして500万ユーロ(約8億円)がドルトムントに支払われるという条項が含まれているという。
また、ベリンガムが大会ベストイレブンに選出された場合にも200万ユーロ(約3億円)の追加ボーナスが発生するとの条項も契約の中に存在していると『Bild』は伝えている。同選手は今季のチャンピオンズリーグでは10試合に出場して4ゴール4アシストの活躍を見せているだけに、ベストイレブン入りは確実と見られている。
レアルは、ベリンガムを獲得する際に1億300万ユーロ(当時のレートで約154億円)という巨額の移籍金を支払って大きな話題となったが、今後の活躍を見越して様々な条件をドルトムントは契約に盛り込んでいたようだ。
レアル・マドリードを #UCLfinal に導いたホセルの決勝ゴール!#UCL pic.twitter.com/tPFj6Iue60— UEFAチャンピオンズリーグ (@UCLJapan) May 9, 2024
2024年05月10日 11:30
9日に行なわれたヨーロッパリーグ準決勝セカンドレグでマルセイユを3-0で撃破し、2試合合計4-1で勝利を収めたアタランタ。
ジャンピエロ・ガスペリーニ監督の下で攻撃的なサッカーを繰り広げ、イタリア・セリエAでも5位と好成績を収めている。そしてヨーロッパリーグでもバイヤー・レヴァークーゼンが待つファイナルへと駒を進めることに成功した。
『Eurosport』『Gianlucadimarzio』などのメディアが伝えたところによれば、試合を終えたガスペリーニ監督は以下のように話していたとのこと。
「我々は多くの試合を行ってきたが、常に良いプレーをすることは簡単ではない。苦戦することもある。ただ、今夜は見事な勝利をあげることができた。
試合前の昨日も言ったが、街全体が我々を受け入れてくれたら、選手たちはそのエネルギーや感情を受け取ることができる。特別な試合で、最高のプレーをしてくれた。
決勝戦は歴史的な試合になるよ。アタランタのようなクラブにとっては本当に素晴らしいことだし、誰にとってもいい前兆だと思う。
物事において統計は重要なものだし、それを考えれば欧州スーパーリーグの設立も必要かもしれないが、アタランタが示した例は希望を与えられるだろう。
サッカーは実力主義であり、それが試合を美しくしてくれるのだ。クラブの名前や血統を通じて何らかの遺伝的な権利が受け継がれていくからではなくね。
まだセリエAもヨーロッパリーグも終わっていないことは十分に承知しているし、週末にはローマとチャンピオンズリーグ出場権をかけて対戦する。しかしこのヨーロッパリーグ決勝進出はとても名誉なことだ。
相手となるレヴァークーゼンとは、2年前にも対戦したよ。
テレビ局はあまり歓迎していない2チームかもしれないね(笑)。しかしそれは多くのチームに希望を与えるカードだよ。
世界中に何百万人ものファンがいるわけではなくても、良いサッカーをプレーすることはできる。それを1万4000人のサポーターが目にしたのだ。このベルガモでね」
アタランタが本拠地を置いているベルガモはミラノの北東にある街で、人口はおよそ12万人ほど。決して大きな街ではないが、近年はイタリアでも屈指のクラブとして認められるだけの結果を残している。
“育成の名門”アタランタが「発掘」し「大金」に変えた5名
欧州スーパーリーグは当初「昇降格制度のない閉じられた大会」として構想されており、そこに参加できるのは大きな規模のクラブのみであった(現在の新しい構想では毎年数クラブが入れ替わるものになっている)。
しかしながらガスペリーニ監督はアタランタのようなクラブが実力でのし上がっていくことこそがサッカーの美しさを作っていると話し、レヴァークーゼンとの決勝戦は数々のチームに希望を与えると感じているようだ。
2024年05月10日 11:00
ACミランのレジェンドであり、元テクニカルディレクターであるパオロ・マルディーニ氏はインテルの首脳陣を高く評価し、その働きがいかに今シーズンのスクデット獲得に不可欠であったかを説明した。
2024年05月10日 11:00
水曜日の夜に行われたUEFAチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグでバイエルン・ミュンヘンを撃破し、ファイナルに駒を進めたレアル・マドリー。
先に失点しながらも88分に途中出場のホセルが同点ゴールを決め、さらにアディショナルタイムに再びホセルが追加点を叩き込むという劇的な展開で、世界中に驚きを与えた。
ただ、その中でレアル・マドリーにとってかなり痛い出来事が起こっていたようだ。
クラブの公式発表によれば、この試合で先発出場していたフランス代表MFオーレリアン・チュアメニが左足を疲労骨折していたという。チュアメニ選手のメディカルレポート#レアル・マドリード
— レアル・マドリード C.F.🇯🇵 (@realmadridjapan) May 9, 2024
『L'Equipe』によれば、チュアメニはこの試合の前からずっと足の痛みを抱えながらプレーを続けていたとのこと。
ただカルロ・アンチェロッティ監督はたとえ50%のコンディションでも彼のプレーを求めており、チュアメニもその信頼に応えてピッチに出続けていたそうだ。
しかしながら試合の途中でチュアメニは痛みに耐えられなくなり途中交代し、その後の検査で左足中足骨の疲労骨折が確認されたとのこと。彼は昨年10月にも同じ左足中足骨を骨折しており、その際には2ヶ月ほどの離脱を余儀なくされている。
チュアメニで10人目!「レアル・マドリーがリーグアンから獲得した選手たち」
チュアメニはこのあと3週間後の6月1日にチャンピオンズリーグ決勝を控えているほか、7月にはEURO2024の開幕戦が待っている。
かなり早い回復をしたとしても6月1日に先発出場することはかなり難しいとされているが、EUROまでは2ヶ月以上あるためフランス代表チームには選出される可能性があるとも。
2024年05月10日 10:59
バルセロナは9日、スペイン代表DFパウ・クバルシと契約延長することで合意に達したことを発表した。
なお、新契約は2027年6月30日までとなり、契約解除金は5億ユーロ(約838億円)に設定されたことも明らかになっている。
2007年1月22日生まれで現在17歳のクバルシは、バルセロナのカンテラ出身で、今年1月のコパ・デル・レイ(国王杯)・ラウンド16のウニオニスタス戦でトップチームデビューを飾った。その後はセンターバック(CB)の主軸に定着し、ここまで公式戦通算20試合に出場。安定した守備対応に加えて、ビルドアップ能力にも定評があり、シャビ・エルナンデス監督からも高く評価されている。さらに、今年3月には17歳60日という歴代2位の若さでスペイン代表デビューも果たしている。
契約延長に至ったクバルシは「まず初めにとても嬉しい。バルセロナと契約を延長することは子どもの頃からの夢だった。これは僕にとって最高のことで、とても嬉しく思っている」と喜びを口にしている。
2024年05月10日 10:51
大仕事をやってのけた。
ユニオン・サン=ジロワーズは現地5月9日、ベルギーカップの決勝でアントワープと対戦。1−0で勝利し、実に110年ぶりの栄冠を掴んだ。
決勝点を挙げたのは町田浩樹。前半のアディショナルタイム、右CKをニアでグスタフ・ニルソンがヘッドで流すと、ゴール前に走り込んだ町田が自慢の左足で押し込んだ。
【動画】FWばりの嗅覚!? セットプレーから左足でプッシュ、町田浩樹がカップ戦決勝で値千金の決勝弾!
ベルギーメディア『WALFOOT.BE』によれば、タイトルに導いた日本代表DFは「僕たちは勝利に値した。歴史を作ったんだ。信じられないよ!」と喜びを噛みしめたようだ。
記事では、ユニオンSGで3シーズン目を数える26歳の今後にも言及する。
「プレミアリーグを筆頭に、多くの海外クラブとの噂がある町田にとって、このカップ戦は別れのプレゼントになるかもしれない」
町田自身は、「自分のことで、いろいろと言われているのは知っている」という。ただ、まだシーズンは終わっておらず、「今は、ユニオンで残された3試合に集中している」と、プレーオフ1のクライマックスに気持ちを切り替える。チームは次節、13日にクラブ・ブルージュのホームに乗り込む。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部