2024年05月10日 13:03
カナダ1部リーグを戦っているパシフィックFCは、「元日本代表MF中村憲剛がPFCに就任した」と公式発表した。 「PFC」は「Pacific Friendship Connector」の略であるとのことで、仕事の内容は国外向けのブランドアンバサダーだと説明されている。Just when you thought he had left… Japanese soccer legend, Kengo Nakamura, will rejoin PFC as an overseas brand ambassador! Keep an eye out for more Kengo content in the future 🔱#ForTheIsle pic.twitter.com/HFPJeA65H9 — Pacific FC (@Pacificfccpl) May 10, 2024PACIFIC FRIENDSHIP CONNECTOR 🔱🤝🇯🇵@kengo19801031 pic.twitter.com/G7r45EZcXC — Pacific FC (@Pacificfccpl) May 10, 2024 中村憲剛は先月19日からゲストコーチとしてパシフィックFCに加入し、S級ライセンス取得に向けた研修の一環として5月5日まで指導を行っていた。 しかし今回改めてPFCとしてパシフィックFCとの関係を続けることになったようだ。 日本と戦うカナダ代表、たぶん誰も知らないユニフォーム“こぼれ話”「W杯なのに新作ユニなし」「完全に女子優遇」 カナダではバンクーバー・ホワイトキャップスやトロントFC、FCモントリオールなどいくつかのクラブがアメリカのメジャーリーグサッカーに越境参加して戦っている。 ただ、パシフィックFCはカナダの国内で行なわれているカナディアン・プレミアリーグに参加しており、今季は4試合を終えて3勝1分けと好調なスタートを切っている。
2024年05月20日 21:29
アスレティック・ビルバオは19日、右SBオスカル・デ・マルコスと2025年夏まで契約を延長したことを発表。また、来シーズンはキャプテンに就任することも併せて伝えている。
ワン・クラブ・マンの“王様”イケル・ムニアインと、歴代3位となるラ・リーガ通算出場数を誇るラウール・ガルシアの『サン・マメス』でのラストマッチとなった19日のセビージャ戦後、ピッチ上でオスカル・デ・マルコスがイクリニャがあしらわれた腕章を継承した。今夏に満了を迎える現行契約を1年間延長するとともに、新たなキャプテンが誕生した瞬間だ。
1989年4月14日生まれのデ・マルコスは現在35歳。アラベスのカンテラ出身で、トップチームで1シーズンだけプレーした後の2009年夏にアスレティック・ビルバオに加入した。豊富な運動量と確かな技術、サッカーIQの高さを兼ね揃える同選手はユーティリティプレーとして地位を確立。ここまでクラブ歴代4位となる公式戦通算532試合に出場し38得点60アシストを記録。加えて、一昨夏に3度目の就任となったエルネスト・バルベルデ監督の下で、円熟味は増すばかり。同サイドのイニャキ・ウィリアムズやトップ下のオイアン・サンセトを生かすポジショニングや駆け上がりからのクロスなど、右サイドから攻撃を活性化させている。
コパ・デル・レイ(国王杯)優勝という夢を叶えた在籍15年目のシーズンも終わりが近づく中で、もう1年続けることを決断したデ・マルコス。“ロス・レオネス”のキャプテンとして迎える16年目のシーズンは、ラ・リーガとコパ・デル・レイ、そして、待ちに待った欧州の冒険に出る。
【腕章継承】ムニアインからデ・マルコスへ。
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2024年05月20日 21:04
ファジアーノ岡山は20日、同クラブに所属するFWグレイソンの負傷状況を発表した。
グレイソンに関しては、今月3日に行われた2024明治安田J2リーグ第13節モンテディオ山形戦(△2−2)に先発出場しており、51分には豪快なボレーシュートで先制ゴールも挙げていたものの、後半途中に負傷交代。以降の3試合は欠場が続いており、状態が心配されていた。
今回の岡山の発表によると、医療機関にて検査の結果、グレイソンは左ひざ前十字じん帯断裂、および左ひざ外側・内側半月板損傷と診断されたという。5月22日に政田サッカー場で予定されているファンサービスには参加予定であるものの、その後手術とリハビリを母国のブラジルで行うため、一時帰国することが決定した。なお、再来日の時期は現時点では未定で、帰国中は選手登録が抹消される。
全治までの期間は手術後から8カ月程度を要する見込み。回復の進行状況次第で復帰時期は前後するものの、今シーズン中の復帰は難しいかもしれない。
現在27歳のグレイソンは、今年1月にKリーグ2(韓国2部リーグ)の慶南FCより完全移籍で岡山へ加入することが発表された。加入直後から最前線のレギュラーポジションを掴むと、2024明治安田J2リーグ開幕7試合を5勝2分と無敗で駆け抜けた岡山を支え、2・3月度の2024明治安田J2リーグKONAMI月間MVPを受賞。ここまで2024明治安田J2リーグでは13試合の出場で3得点を記録。得点面だけでなく、前線での守備やポストプレーの巧みさが光っていた。
今シーズン、岡山は2024明治安田J2リーグ第16節終了時点で7勝6分3敗の成績を残し、勝ち点「27」を積み上げて現在6位につけている。第12節で清水エスパルスとの上位対決に敗れて以降は未勝利が続いていたものの、19日にホームで行われた第16節ヴァンフォーレ甲府戦(○2−0)で5試合ぶりの白星を獲得。ここから再び自動昇格圏を目指すなか、“攻撃の要”が長期離脱を強いられることが決まった。
【ハイライト動画】岡山の最新試合はこちらからチェック!
2024年05月20日 20:30
清水エスパルスに所属するFW川本梨誉が、ザスパ群馬へ育成型期限付き移籍することが決まった。20日、両クラブが発表している。
両クラブの発表によると、移籍期間は5月20日から2025年1月31日まで。契約により、川本は移籍期間内に両クラブが対戦する公式戦に出場することはできない。なお、群馬側の発表によると、川本は21日のトレーニングよりチームに合流予定。Jリーグへの選手登録が完了次第、公式戦への出場が可能となる。背番号は「14」に決まった。
川本は2001年6月11日生まれの現在22歳。静岡県出身で、ジュニアユースから“オレンジ戦士”の一員となった。ジュニアユース時代にはJFA 全日本U−15サッカー大会(※当時)、日本クラブユースサッカー選手権、高円宮杯JFA全日本U−15サッカー選手権大会の3冠を達成。その後ユースへ進むと、各年代別の日本代表にも名を連ねた。
ユース在籍時の2019年3月には、2種登録選手としてプロデビューを飾る。翌年に正式にトップチーム昇格を果たしたものの、同シーズンは明治安田J1リーグ6試合の出場で1得点という成績で終了。2021シーズンからの1年半は育成型期限付き移籍したファジアーノ岡山で、2022シーズン途中からの1年半は期限付き移籍したザスパクサツ群馬(※当時)で成長を遂げ、今季より清水へ復帰していた。
今季は清水で出場機会を確保できず、ここまで公式戦のピッチに立ったのは、2024JリーグYBCルヴァンカップの1試合のみ。2024明治安田J2リーグではベンチ入りも果たせず、このタイミングで再び群馬へ“武者修行”に出ることが決まった
育成型期限付き移籍に際し、川本は清水を通して率直な心境を告白。「3年ぶりに覚悟を持って清水に帰って来ましたが、このような形で離れることになりすごく悔しいです。17番のユニフォームを買って下さった方、僕のことを応援してくれたエスパルスサポーターの皆様、家族には本当に申し訳なく思います。もう一度一皮剥けて来ます。本当にありがとうございました」と綴り、悔しさを胸にさらなる飛躍を誓った。
一方、およそ半年ぶりに“復帰”を果たすこととなった群馬を通しては「勝利する為だけに帰ってきました。ザスパ群馬の為に全力を尽くします。呼んでくれたクラブには感謝しかないです。応援よろしくお願いします」と意気込んだ。
今シーズン、清水は2024明治安田生命J2リーグ第16節終了時点で12勝1分3敗と好成績を残し、勝ち点「37」を積み上げて首位を走っている。一方、群馬は開幕直後から苦しいスタートを強いられ、現在の成績は1勝3分12敗。勝ち点「6」の獲得にとどまり、最下位に沈んでいる。
【ハイライト動画】清水、群馬の最新試合はこちらからチェック!
2024年05月20日 20:07
現地5月19日に開催されたプレミアリーグの最終節で、冨安健洋が所属する2位のアーセナルは15位のエバ―トンとホームで対戦。
2024年05月20日 20:04
ビジャレアルのFWアレクサンダー・セルロートが、ピチーチ賞争いで単独首位に躍り出た。
18日と19日に行われたラ・リーガ第37節の結果を以て、優勝クラブ、欧州各大会出場クラブ、降格クラブの全てが決まった。つまるところ、最終節は、当然1つでも上の順位を目指して戦うはずだが、多くのクラブにとっては消化試合に等しいものとなる。それとは対照的なのが、最後までデッドヒートを繰り広げている“個人賞”の争いだ。1試合あたりの平均失点数が最も少ないGKに贈られる『サモラ賞』は、逃げるウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)と、追うマルク・アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)という構造に。スペイン人最多得点者の称号を懸けた『サラ賞』は、負傷により欠場が続いているボルハ・マジョラル(ヘタフェ)に、アルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)が並んだ状況。そして、最注目を集める『ピチーチ賞(得点王)』が、今節に大きく動いた。
ビジャレアルの“ヴァイキング”が、白亜の王から衝撃の4ゴールを奪った。本拠地『デ・ラ・セラミカ』にレアル・マドリードを迎え入れたビジャレアルは、前半を1−4のスコアで折り返す苦しい展開に。それでも、48分にアレクサンダー・セルロートがこの日2点目となるゴールを頭で叩き込むと、52分にはスペースに抜け出し、並走した相手DFとうまく入れ替わり、最後は相手GKとの1対1を沈めてハットトリックを達成。さらに56分、ジェラール・モレノのアウトサイドパスに対して、左足インサイドでのシュートでゴールを陥れる。この4ゴールにより、すでにキャリアハイとなっているラ・リーガでの得点数を『23』にまで伸ばすことに。そして最終節を前に、ここまでピチーチ賞争いで首位を堅持してきた21得点のアルテム・ドフビク(ジローナ)を抜いて、同賞初受賞に片手をかけた。
この圧巻の活躍を受けたスペイン紙『マルカ』は、「アレクサンダー・セルロートは日曜日、歴史に名を刻んだ」と賛辞。加えて、レアル・マドリード相手に56分間で4ゴールを決めたことは、「(2012−13シーズンのCL・準決勝1stレグの)ロベルト・レヴァンドフスキに匹敵するもの」としつつ、「北欧のストライカーの23ゴールは、マルカがリーグの最優秀得点者に贈るトロフィーを征服するのに十分だろう」と見解を示した。
2位ドフビクとのゴール差が『2』、3位ジュード・ベリンガムとの差は『4』のセルロート。ビジャレアルは最終節でオサスナと対戦するが、ディエゴ・フォルラン氏以来となるクラブ史上2人目のピチーチ賞受賞者になるのだろうか。
【圧巻】1試合4ゴールのセルロート
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間違いなくこの日の主役!
マドリー相手に衝撃の4ゴール🔥
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ビジャレアルのスルロットが王者マドリー相手に圧巻の4ゴール‼
今季23ゴールで最終節を前に
得点ランク単独トップに浮上した🔥
🇪🇸ラ・リーガ第37節
🆚ビジャレアル×レアル・マドリード
📱#DAZN 見逃し配信 pic.twitter.com/qsVuRVPCzY— DAZN Japan (@DAZN_JPN) May 20, 2024
2024年05月20日 20:01
正式監督は、まだ決まらない。
先のアジアカップ後、韓国代表はユルゲン・クリンスマン監督が更迭となり、後任探しが始まった。3月の北中米ワールドカップ・アジア2次予選は、U-23韓国代表のファン・ソンホン監督が暫定で指揮。5月中には新監督の就任を目ざしていたが、何人かの候補者たちとの交渉をまとめられなかった。
6月にはW杯予選が再開されるが、大韓サッカー協会(KFA)は5月20日、今回も臨時体制で臨むことを発表。暫定で指揮を執るのは、かつて仁川ユナイテッドや蔚山HDで監督を歴任したキム・ドフンだ。
韓国メディア『ニュース1』によると、KFAは「代表チーム監督選定の交渉は続いているが、6月のAマッチまで決まらない可能性がある」と説明。「本日(20日)午前、強化委員会を開き、この問題を議論。 その結果、6月の2試合を担当する臨時指揮官にキム・ドフン監督を任命することになった」と明らかにした。
同日にキム・ドフン暫定監督は、KFAのインタビューに対応。「初めは不安だった」と認めつつ、「たくさん悩みましたが、韓国サッカーのために少しでも役に立てるよう、受け入れた」という。
【PHOTO】華やかなコスチュームでエール! 大会を彩る韓国女子サポを特集!
「時間は短いが、選手たちの長所をグラウンドで発揮できるように、与えられた環境のなかで最善を尽くす」
現役時代にはJリーグの神戸にも所属経験のある53歳は、臨時という形でも代表チームを率いるだけに、今後の“正式就任”も推測されるが、本人は「2試合についてのみ決まったことだ」と線を引いた。
27日には代表メンバーを発表する予定。韓国は6月6日にアウェーでシンガポールと、同11日にホームで中国と対戦する。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月20日 20:00
マンチェスター・シティの指揮官ペップ・グアルディオラはリヴァプールを退任するユルゲン・クロップ監督にメッセージを送った。
ブンデスリーガでも鎬を削り合った2人は長年プレミアリーグでライバル関係として数々の名勝負を繰り広げてきた。近年のプレミアリーグを語る上では、この2人の関係は欠かせない。最終節のウルブズ戦で見事2-0の勝利を飾ったリヴァプール。試合後にはセレモニーで盛大にクロップは送り出されたが、プレミアリーグ4連覇を決めた後、ペップは感極まる様子を見せながら、ライバルであるクロップについてこう話している。
「彼がいなくなると寂しくなるだろう。ユルゲンは私の人生にとって本当に重要な存在だ。彼は私を監督として新たなレベルに引き上げてくれた。私たちはお互いに信じられないほど尊敬し合っていると思う。彼は戻ってくるような気がする。彼の言葉には本当に感謝している。しかし彼は私の背後にこのクラブが私に提供し、与えてくれる多くのものがあることをよく知っている」(英『Daily Mail』より)
クロップは最終節を前に4連覇がかかっているペップについて「世界で最高の監督」と語っており、続けて、「あのクラブに他の監督を据えたとしても、4回連続でリーグ優勝することはない。それは彼と彼のチームによるものだ」と話しており、ライバルのペップが率いるチームを絶賛していた。
今シーズン限りでクロップが退任してしまうため、この2人のライバル関係も一度幕を閉じる。再びリーグやチームが変わった状態であい見えることもあるかもしれないが、この2人がプレミアリーグで繰り広げてきた激闘は色褪せることなく語り継がれていくだろう。
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リヴァプール
You'll never walk alone
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プレミアリーグ第38節#リヴァプール#ウルブス
感謝と応援が全て詰まった#クロップ監督 へ送る最後の大熱唱!#LIVWOL #SPOTVNOW でライブ配信#プレミアリーグ2024・25シーズンもSPOTVNOW! pic.twitter.com/y7SXwjCVYs— SPOTV NOW JAPAN (@SPOTVNOW_JP) May 19, 2024
2024年05月20日 20:00
日本サッカー協会は20日、フランスのアヴィニョンで開催されるSUD Ladies Cup 2024に臨むU-20日本女子代表メンバー21名を発表した。
2024年05月20日 19:57
FC東京は20日、同クラブのU−18に所属するGK後藤亘の来季トップチーム昇格が内定したことを発表した。
後藤は2006年5月8日生まれの現在18歳。中学年代でFC東京U−15深川に加入し、“青赤”の選手としての第一歩を踏み出した。FC東京U−18に昇格すると、高校2年生だった2023年には、正守護神として第47回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)準優勝に貢献。各年代別の日本代表にも名を連ねており、昨季に続いて今季も2種登録選手として認定されている。
来季のトップチーム昇格が内定したことを受けて、後藤はFC東京を通してコメントを発表。次のように喜びの声を届けるとともに、来季に向けた意気込みを綴った。
「2025シーズンからトップチームに昇格することになりました後藤亘です。小さい頃からの夢であるプロサッカー選手のキャリアを、ここまで育てていただいたFC東京というクラブでスタートできることをとても嬉しく思います。家族やこれまで携わってきてくださった指導者の方々、学校の先生に感謝し、チームのJ1リーグ優勝に貢献します。応援よろしくお願いします!」
今シーズン、FC東京は2024明治安田J1リーグ第15節を終えた段階で6勝5分4敗を記録。勝ち点「23」を積み上げ、暫定8位につけている。
【ハイライト動画】FC東京の最新試合はこちらからチェック!
2024年05月20日 19:36
現地5月19日に開催されたリーグ・アンの最終節で、伊東純也と中村敬斗が所属するスタッド・ドゥ・ランスがホームでレンヌと対戦。2ー1で勝利を収めた。
崩しの切り札である伊東は、この試合でも切れ味鋭いプレーを連発。なかでも圧巻だったのが76分の高速ドリブルだ。
自陣の中央でボールを受けると、相手3人を引き連れて右サイドを一気に駆け上がり、フリーの味方を見つけてマイナスのクロス。チャンスを構築してみせた。
【動画】伊東純也のキレキレ高速ロングドリブル
このプレーにファンからは「超速かった」「伊東らしさ全開」「あれだけゴリゴリにドリブルしていくのにちゃんと視野が広いの本当に凄い」「素晴らしい個人技見れていい日になりそう」「一人であの局面から打開してしまう」「すごい!いっきに目が覚めたー」「クロスほんとさすがだわ。よく見えてる」といった声が上がった。
リーグ・アン2年目の今シーズンも、武器であるドリブルが抑え込まれるシーンは少なかった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月20日 19:33
5月19日、湘南ベルマーレはJ1第15節でアルビレックス新潟とホームで対戦し、2−1で勝利した。
3−5−2の布陣でスタートした湘南は、熟年のビルドアップと個々の高い技術が売りの新潟に対し、前半から後手に回る。2トップのプレスは、相手の4−2−3−1のCB2枚とGKの3人に剥がされ、簡単にボランチにボールを経由されて自陣への侵入を許し、30分に先制点を献上。直後の35分にルキアンのゴールで追いついたが、前半は内容面で圧倒されたと言えるだろう。
ハーフタイムに修正を施し、後半の立ち上がりは前線からの連動した守備でボールを奪ってチャンスにつなげる。60分には平岡大陽のシュートのこぼれ球をルキアンが詰めて、試合をひっくり返す。
だが、時間が進むにつれて徐々にプレスが効かなくなり、再び押し込まれる時間に。終盤は常に自陣ゴール前でのプレーを余儀なくされた。
69分までプレーした平岡は、難しい展開のなかで粘り強く戦った結果の白星を、こう振り返る。
「相手に持たれたなかで、チームとして我慢強く戦えた。前半は前からの守備が連動せず、僕らサイドボランチ(インサイドハーフ)も低い位置取りになってしまい、自陣に侵入されてしまいました。
ただ、後半は2トップからプレスをかけて、僕らも高い位置でプレーする意識でやったら、ある程度は良い守備ができた。新潟はボール回しが上手いので、今日みたいな展開になりがちですけど、後半に修正できたのは収穫かなと」
【動画】平岡のシュートのこぼれ球をルキアンが決める!
チームとしては、苦しみながらも勝利し、手応えを得られた一戦だったはずだ。平岡も自らのシュートが決勝点につながり、一定の成果を示したと言えるだろう。ただ、本人は「個人的としては全然ダメだった」と語る。
「強度も出ていなかったし、3連戦の最後で疲労もあり(第13節のサガン鳥栖戦〜第15節の新潟戦の3試合は中3日で開催)、いつものプレーを表現できない自分の不甲斐なさを痛感した。ピッチに立つ以上、日程を言い訳にはできない。反省の多いゲームになりました。ただ、幸いにも今日はチームに助けられて勝てた。結果として、勝ちながら反省できる、一番良い形にはなりました」
この3連戦ではいずれの試合でも先発した平岡。厳しい自己評価の背景には、自らに課すハードルの高さと、左サイドでコンビを組む、同じ2002年生まれのDFの存在がある。
「今年に入って、アベレージを高くするのを意識しています。去年よりも自分に求めるレベルが上がっているなかで、自分が求めているもの、監督に求められるものを毎試合発揮して、満足してゲームを終えられるようになりたいです。
あとは最近、畑(大雅)さんが良すぎるんで(笑)。僕も負けじと、彼を活かし、行かされる関係を毎試合できるようにならないといけません」
第10節の北海道コンサドーレ札幌戦でプロ初ゴールを決めて以降、左サイドで攻守におけるキーマンとなっている畑の存在が、平岡の基準を引き上げているのだろう。
パリ五輪世代のふたりが切磋琢磨し、それぞれのさらなる成長につながれば理想的だ。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月20日 19:05
現地時間5月19日に開催されたラ・リーガの第37節で、ビジャレアルは今季のリーグ王者に輝いたレアル・マドリーとホームで対戦。
2024年05月20日 19:00
ユヴェントス指揮官マッシミリアーノ・アッレグリは15日に行われたコッパ・イタリア決勝でアタランタを撃破して優勝を果たしたが、試合中の審判への侮辱行為などが問題視され、17日に解任されることが決まった。
この試合でアッレグリは審判の判定に対して激昂しており、タイトル獲得直後にネガティヴな別れとなってしまった。
ただ、ジョヴァンニ・ガレオーネ氏はアッレグリのことをフォローする。同氏はアッレグリが師匠と尊敬する人物でもあり、かつてはナポリやウディネーゼを指揮した。
伊『Gazzetta dello Sport』にて、ガレオーネ氏はユヴェントスをコッパ・イタリア制覇に導いたアッレグリの手腕を絶賛していて、ユヴェントスを離れて新しい仕事を選ぶにふさわしいタイミングと語る。
「マックスの解任は不当なものだが、現時点ではこの方が良いだろう。マックスとクラブが折り合わないなら別れた方が良い。私はマックスのことを以前から知っているが、あの激怒した姿を見ると、あの反応に繋がる何か深刻なことがあったに違いない。(アタランタ戦も)戦術的には完璧で、失点しなかった」
「彼にとって痛手だったのは、今季前半が上手くいきすぎたこともあり、幻想とも言える期待が生まれてしまったことだ。シモーネ・インザーギは今のユヴェントスの戦力でスクデットを達成できたと思うかい?マックスはコッパ・イタリアを制し、チームをチャンピオンズリーグの舞台に復帰させ、多くの若い選手を起用した。最終的にはクラブが設定したシーズン目標を損なわなかったんだ」
続けて同氏は、ブンデスリーガ3位に終わったバイエルンを復活させるミッションがアッレグリに合っているとも語る。
「バイエルンはドイツのユヴェントスであり、現在は実力ある指揮官を探している。マックスはバイエルンの選手たちの才能を引き出し、再びクラブを成功の道へ戻すのに理想的だろう」
アッレグリ率いるユヴェントスの戦い方は少々地味なところもあったが、今季前半戦は堅い守備を武器に優勝争いに絡んでいた。主力になると思われたMFポール・ポグバがドーピング検査陽性で長期の出場停止処分を受けたことも含めれば、限られた戦力を束ねてきたアッレグリの手腕は見事と言える。
2024年05月20日 19:00
日本代表MF守田英正が所属するスポルティングとキットサプライヤーのNikeは18日、2024-25シーズンの新ホームユニフォームを発表した。同日に行われた今季(2023-24)のリーグ最終戦から着用を開始している。Sporting 2024-25 Nike Home
スポルティング 2024-25 Nike ホーム ユニフォーム
24-25新ホームユニフォームは、伝統的なグリーンとホワイトにブラックを加えた3色ボーダーという想定外のデザインが登場。ブラックを差し色で使うことはこれまでにもあったが、この3色ボーダーはおそらく史上初となる。
背面は打って変わりほぼブラック一色に。これはチャンピオンズリーグなど、欧州カップ戦におけるUEFAのユニフォーム規定に対応したものと考えられる。
間違いなく異例の3色ボーダーデザイン。これは一人のクラブレジェンドの“100周年”と関係があるようだ。Fundador, jogador, treinador e primeiro grande símbolo do #SportingCP 🦁
Francisco Stromp é a Lenda em destaque no #JornalSporting desta semana 📰
🗞️ Acede gratuitamente à edição on-line em https://t.co/U3tHS3jFOG pic.twitter.com/w0HuOGV5ln
— Sporting CP 🏆 (@SportingCP) June 20, 2020
1906年に誕生したクラブの創設者の一人は、選手でもあったフランシスコ・ストロンプ。生涯をスポルティング一筋で過ごし、1923-24シーズンを最後に現役を退いている。
新ホームユニフォームは、そのストロンプの引退100周年に敬意を表したデザインだという。大胆にもボーダーにブラックを混ぜたのは、ストロンプが着ていた時代のユニフォームに触発され、改めて再構築したものと思われる。
そんな新ホームユニフォームは、18日にホームで行われた23-24シーズン最終節のシャヴェス戦でデビュー。試合は3-0でスポルティングが勝利を収めた。なお、スタメン出場の守田は73分までプレーしている。
世界の名門クラブが「日本ツアーで着たユニフォーム」を覚えているか
非常に珍しいデザインを採用となった24-25新ホームユニフォームは、スポルティングの公式オンラインストアで販売を開始している。
2024年05月20日 18:55
現地時間5月18日に開催されたブンデスリーガの最終節で、今シーズン限りで現役を引退する長谷部誠が所属するフランクフルトは、ホームでRBライプツィヒと対戦。2−2で引き分けた。
この試合が現役ラストマッチとなる長谷部はベンチスタート。後半アディショナルタイムに、同じく現役を引退するキャプテンのセバスティアン・ローデとともに投入されると、スタジアムは大歓声に包まれた。
クラブの公式サイトによると、フランクフルトのディノ・トップメラー監督は試合後、長谷部とローデについて、以下のように述べている。
【動画】ラストマッチを終えた長谷部が我が子と抱擁して男泣き
「彼らがいなくなるのは寂しいよ。このようなメンタルモンスターたちを見つけるのは簡単ではない。マコトは絶対的なプロフェッショナルであり、これまで出会ったことがない存在だったし、おそらくこれからも二度と出会えないだろう。彼は素晴らしい模範となる選手だ。1年間、2人と一緒に仕事をする機会を与えてくれて、とても感謝している」
22年のプロキャリアに終止符を打った40歳に対して、指揮官は感謝の言葉を口にするとともに敬意を示した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部