2024年04月26日 20:40
アメリカ・MLSのインテル・マイアミへ渡り、ここまで23試合の出場で20ゴール10アシストとさすがの活躍を見せるFWリオネル・メッシ。あっさりとMLSを支配しており、36歳を迎えた今でもMLSで圧巻のパフォーマンスだ。 MLS各クラブのDFたちはメッシへの対応に手を焼いていて、メッシにとってMLSのレベルは簡単すぎるかもしれない。かつてビジャレアルなどで活躍したFWジュゼッペ・ロッシは、メッシなら80歳でもMLS最高の選手になれると絶賛する。 「フィールド上の彼を見れば、80歳になってもMLSで最高の選手であり続けるだろうね。彼は史上最高の選手だと思うし、誰もが彼のプレイを見るのが好きだ」 「C・ロナウドとの違いで言うと、彼らは両方ともゲームに異なるものをもたらせる。ポジショニングも違うし、プレイスタイルも違う。ロナウドはウイングから地球上最高の9番に成長した。彼にとって重要なのはゴールを決めることだ。対してメッシはゴールスコアラーの面もあるけど、彼はもっと技巧派だ。好みの問題だけど、そこが個人的にメッシを支持する理由だよ」(『DAZN』より)。 今のところメッシはリーグ戦で得点ランク2位につけていて、MLS得点王も狙えるだろう。アメリカのサッカーファンもまだまだメッシ劇場を楽しめそうで、メッシがどこまで数字を伸ばしてくるのか楽しみだ。
2024年05月09日 15:44
今年、黒田剛監督のラブコールを受ける形でFC町田ゼルビアに加入した昌子源。かつて鹿島アントラーズ、ガンバ大阪とJリーグの名門と呼ばれるクラブでプレーしてきたDFは、トゥールーズ(フランス)での実績や日本代表経験もある。
そうしたキャリアを経て酸いも甘いも知る昌子は今、新天地の町田で「やり甲斐を感じている」。
「ガンバや鹿島とは違う楽しみがある。歴史を振り返った時、(町田はこの2クラブに)到底及ばない。これからのチームで、その一員としてまずこの2クラブに追いつくような戦いを見せたい」
今季だけに限れば、ここまで町田は間違いなくJ1で主役を演じている(12節を終えて首位)。しかしJ1初挑戦の町田は、11冠のG大阪(J2優勝を含む)、20冠の鹿島にタイトルの数で到底及ばない。昌子もそれは重々承知している。
「長い歴史を振り返ると、あの2クラブは歴史が凄い。(鹿島の)20冠、バケモンよ。鹿島が黄金期と呼ばれた頃の空気感に多少なりとも触れさせてもらって、ミツさん(小笠原満男)や、トニーニョ・セレーゾ監督、ジョルジーニョ監督など偉大な指揮官とも一緒にやらせてもらって、基本勝ってきた。なので、(自分自身)負けへのアレルギーはその頃から持っていました。ガンバも僕がいた頃は残留争いをしたりしていたけど、根っこは勝ってきたチームです」
そんな2クラブに在籍してきた昌子から見ても、町田の「徹底力は凄い」。
「『徹底しよう』と言われて簡単にできるものじゃないですよ。町田は監督だけじゃなく、コーチもめちゃくちゃ求めてくる。どこにも厳しい目があるから、サボれない。もちろん優しく接してくれる時もありますが、基本的にはそういう環境。J1に昇格してトップチャレンジと言い続けていて、今何位にいようがチャレンジャーの気持ちを持つ。これが徹底されているのは凄いです」
昌子の心に刻み込まれているのは「チャレンジャー精神」である。
「今調子が良いからって、来年も勝てる保証はありません。1年、1年が勝負です。いや、目の前の試合をやっていくだけです」
町田の立ち位置はあくまで挑戦者。J1で首位にいようが、そのスタンスは不変だ。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【記事】「選手はどうサボりながら勝つかを考えちゃう」内田篤人が“夏のJリーグ”について持論「正直、欧州と逆のことをやっている」
2024年05月09日 15:30
レアル・ソシエダのGKアレックス・レミロは、マンチェスター・ユナイテッドから関心を寄せられているようだ。8日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
2022−23シーズンはキャリアハイとなる公式戦23クリーンシートを達成した他、今シーズンもその数字を『20』にまで伸ばしているアレックス・レミロは、現在29歳と遅咲きの守護神だ。アスレティック・ビルバオの『レサマ』育ちの同選手は、同世代のケパ・アリサバラガと3つ下のウナイ・シモンの存在、さらには自身の契約を巡ってクラブと対立したことから、トップチームでの居場所を失った。だが、2019年夏にレアル・ソシエダに加入すると徐々に台頭。最後尾からのビルドアップを可能とする足下の技術も求められるクラブで、ポテンシャルを開花させた。そして昨年11月、スペイン代表に到達。28歳で初の招集(デビューは今年3月)となった。
そんなレミロに対して、マンチェスター・ユナイテッドが関心を寄せているようだ。昨夏に退団したダビド・デ・ヘアの後釜にアンドレ・オナナを据えたものの、先のクリスタル・パレス戦を0−4で落とすなど、ここまでの公式戦48試合・81失点(レアル・ソシエダは公式戦48試合・43失点)と守備が崩壊。『マルカ』によると、この数字は過去数年で“最悪”といい、「1年前に契約したアンドレ・オナナのパフォーマンスが期待とは程遠いことから、この夏に変更が起こり得るだろう」とテコ入れを示唆した。
そしてその候補者リストに入っているのが、“チュリウルディン”の守護神という。『マルカ』は、アトレティコ・マドリードから獲得したデ・ヘアの時と同じように、マンチェスター・ユナイテッドがラ・リーガでゴールキーパーを探しており、2つある選択肢の1つがレミロと指摘。今後本格的に動き出してくる場合、2027年夏までの現行契約に盛り込まれた7000万ユーロ(約117億円)の契約解除金を巡る交渉を求められるのは明白だ、と併せて伝えている。
レアル・ソシエダで公式戦通算200試合以上に出場し、「クラブでの今を楽しんでいる」と語っていたレミロだが、絶対的な地位を手放し、新たな冒険を始める可能性はあるのだろうか。
2024年05月09日 15:30
サッカーマレーシア1部リーグのスランゴールFC(Selangor FC)は8日、酸をかけられるなどする同国サッカー選手への暴行事件が相次いでいるため、新シーズン開幕を告げるチャリティーシールド(Malaysian Charity Shield 2024)出場を辞退すると発表した。
スランゴールFCは「一連の犯罪と最近の脅迫」を理由に、昨季1部優勝のジョホール・ダルル・タクジム(Johor Darul Ta'zim)と対戦する一戦に出場しないと述べた。
スランゴールFCでは、所属する同国代表のFWファイサル・ハリム(Faisal Halim)選手が5日、クアラルンプール郊外で酸を浴びせられ、4度のやけどを負って集中治療室に入っている。ファイサル選手は重篤な状態で、複数回の手術が必要だという。
また前週には、同国代表のアヒヤール・ラシド(Akhyar Rashid)選手が、北東部トレンガヌ(Terengganu)州郊外で強盗に襲われて負傷。さらに、7日にはジョホール・ダルル・タクジムに所属する元マレーシア代表主将サフィク・ラヒム(Safiq Rahim)選手が、帰宅途中に2人の襲撃者にハンマーで脅され、車のフロントガラスを割られた。サフィク選手は無傷で逃れたという。
当局によると、それぞれの襲撃者の犯行動機はいまだに不明となっている。
これを受け昨季リーグ2位のスランゴールFCは、「熟慮と多くの関係者との詳細な話し合いの結果、クラブは不本意ながら不参加を決めた」「チームの安全は最重要であり、われわれはあらゆる形の暴力や脅迫を真剣に受け止めている」と述べた。
選手らに対する前例のない暴行事件でマレーシア国内には衝撃と怒りが広がっており、今週末のシーズン開幕には暗雲が立ち込めている。
マレーシアサッカー協会(FAM)の会長は、有名選手らにボディーガードを雇うなどの安全対策を講じるよう呼び掛けている。
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2024年05月09日 15:01
チェルシーが、パルメイラスに所属するU−17ブラジル代表FWエステヴァン・ウィリアンの獲得を狙っているようだ。
2024年05月09日 14:56
クリスタル・パレスに所属するフランス人MFミカエル・オリーズに対し、複数のメガクラブが関心を寄せているようだ。8日、スポーツ専門チャンネル『ESPN』が伝えている。
現在22歳のオリーズは中盤の攻撃的ポジションや左右のウイング(WG)を主戦場とするプレーヤー。アーセナルやチェルシー、マンチェスター・シティのアカデミーで育ち、2018−19シーズン途中にレディングでプロデビューを果たした。2021年夏に加入したクリスタル・パレスでは攻撃の主軸として活躍しており、負傷で出遅れた今シーズンもここまで公式戦17試合の出場で9ゴール4アシストをマークしている。
クリスタル・パレスとの現行契約を2027年6月末まで残しているオリーズだが、現在多くのメガクラブの注目の的となっており、今夏のステップアップの噂が絶えない。とりわけ熱烈な関心を寄せているのがマンチェスター・ユナイテッドで、オファーの一部としてイングランド代表DFアーロン・ワン・ビサカの譲渡に踏み切る可能性があるとも報じられている。また、前線補強を望むアーセナルも今夏の移籍市場に向けて動向を注視している模様だ。
今回の報道によると、パリ・サンジェルマン(PSG)とチェルシーも今シーズン終了のオリーズ争奪戦に加わる可能性があるという。現時点で具体的な交渉は行われていないものの、両クラブともにクリスタル・パレスの試合にスカウトを派遣し、同選手のプレーを注視しているようだ。チェルシーについては昨年夏の移籍市場での関心も報じられていたが、契約締結には至らなかった。
なお、クリスタル・パレスが設定したオリーズの契約解除金は6000万ポンド(約117億円)程度と伝えられている。果たしてどのクラブが実際にオファーを提示することになるのだろうか。今後の各クラブの動向に注目が集まる。
2024年05月09日 14:43
Jリーグは5月9日、公式Xで現役引退を表明したフィギュアスケーターの宇野昌磨の貴重な映像を公開した。
五輪での2大会連続メダル獲得や世界選手権での連覇など、輝かしい実績を誇る宇野。ついにリンクを去ることになったが、そのなかでJリーグは「宇野昌磨選手が、Jリーグの試合でキックインセレモニーを行った2018年の映像をお届け」と綴り、右足でボールを蹴り入れる宇野のムービーをアップロードした。
【動画】激レア! 宇野昌磨のキックインセレモニー
この投稿には、「昌磨さん可愛い。ほんとにお疲れ様」「これはとても貴重な映像ですね」「懐かしい!ありがとうございます」「まさかのJリーグからも労いの言葉が...」といった声が上がった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月09日 14:16
「ここで勝つと負けるとでは、天と地の差がある。ファン・サポーターもそうですけど、クラブの全員で日本を代表して勝ちにいきたい」
アル・アイン(UAE)と激突するアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の決勝に向けて、そう意気込んだのは横浜F・マリノスのFW宮市亮だ。
蔚山現代(韓国)との準決勝は、最終的にPK戦までもつれこむ死闘となった。決着がついたホームでの第2レグは平日開催で、天候はあいにくの雨。来場者数は、今季のJリーグの平均2万人を下回る1万6098人だった。
それでも「アジアを勝ち獲ろう」の大弾幕を掲げ、大声援を送り続けたファン・サポーターの存在は大きな力になったはずで、宮市もこう振り返る。
【厳選ショット】数的不利で厳しい戦いも耐え抜いてもぎ取った勝利!PK戦を制した横浜がACL決勝進出!|ACL準決勝第2戦 横浜 3(5PK4)2 蔚山
「あの試合の最後のほうは防戦一方でしたけど、(ゴールを)入れられる気がしなかった。雨の中でもあれだけ声を出してくれるのは、間違いなく僕らを上げてくれるひとつの要因でしたし、そういった人たちのためにも踏ん張らないといけないなって。
PK戦の時はセンターサークルからファン・サポーターを見ていましたけど、あの景色は今まで体感したことのないくらい、グッとくるものがありました」
そして決勝戦に関しても「アジアのナンバーワンを決める大事な試合ですから、みんなと勝利を分かち合いたいですし、少しでも時間があるなら足を運んでほしい。最後はアウェーですけど、ACLに関してはあと2試合なので、みんなで勝ちにいきたい」と後押しを呼びかける。
中京大中京高からJリーグを経由せず、プレミアリーグの名門アーセナルに加入した宮市は、フェイエノールト、ボルトン、ザンクトパウリなどを渡り歩き、2021年夏から横浜でプレーする。その翌年には2回目の右膝前十字靭帯断裂の大怪我をしたが、それを乗り越えてピッチに立っている。
「今、ここで言い表わせないくらいの感謝の想いであふれていますし、選手としてやれているのはマリノスにいたからだと思います。数々の怪我がありましたけど、それでもピッチに立たせてもらっているので、なんとしてもこのクラブに貢献したい」
宮市は今年に入ってから公式戦でのゴールがない。だが、背番号23は「誰かがヒーローにならないと勝てないので、結果的に僕が点を決めたり、アシストをできれば嬉しいです。でも、それよりもチームの勝利が大事なので、そこにフォーカスしてやりたい」と前を向く。
クラブ初のアジアの頂点へ――第1レグは5月11日、横浜国際総合競技場で開催。横浜は先勝できるか。トリコロールの快足ウインガーの躍動にも期待したい。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月09日 13:58
バルセロナに所属するブラジル代表FWヴィトール・ロッキに対し、複数クラブが関心を寄せているようだ。
2024年05月09日 13:34
名古屋グランパスは9日、MF倍井謙とプロA契約を締結したことを発表。先月28日の明治安田J1リーグ第10節浦和レッズ戦を以て、プロA契約締結条件(公式戦450分以上)を満たしたとのことだ。
2001年4月4日生まれの倍井は現在23歳。名古屋グランパスU−15から名古屋グランパスU−18へと昇格すると、後にトップチームでも切磋琢磨することになるMF榊原杏太やMF石田凌太郎(栃木SCへレンタル中)、DF牛澤健(水戸ホーリーホック)やFW村上千歩(ヴァンフォーレ甲府)らを擁した“黄金世代”のエースとして牽引した。クラブユース選手権とJユースカップの2冠を経験した同選手は、関西学院大学を経て、2024年に名古屋グランパスに帰還。果敢な仕掛けから突破口を開くドリブルが持ち味で、ルーキーイヤーながらここまで公式戦11試合に出場。第8節ジュビロ磐田戦では、J1初得点を記録している。
倍井はプロA契約締結に伴い、クラブ公式サイトにてコメントを残している。
「このたび、プロA契約を締結することができ、大変嬉しく思います。幼い頃からの憧れであったこのクラブで活躍する日を夢見て、これまでサッカーと向き合ってきました。ここからもっとグランパスファミリーの皆さんにその姿を見せられるように、またチームの勝利に貢献していけるよう頑張っていきたいと思います。引き続き応援よろしくお願いいたします」
2024年05月09日 13:10
Jリーグは5月9日、ドイツ1部シュツットガルトの日本ツアーを発表した。
「Jリーグインターナショナルシリーズ2024 powered by docomo」で、伊藤洋輝、原口元気、チェイス・アンリが所属するシュツットガルトが来日。7月28日に京都サンガF.C.、8月1日にはサンフレッチェ広島と相まみえる。ともに会場はJリーグチームのホームスタジアムで、キックオフ時間は未定だ。
【PHOTO】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
シュツットガルトは今季のブンデスリーガで、現在3位につける。すでに来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を手にしている強豪を相手に、Jクラブがどんな戦いを見せるか楽しみだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月09日 13:08
チェルシーからガラタサライにレンタル移籍中のモロッコ代表MFハキム・ツィエクは来シーズンも同クラブでプレーを続けることになるようだ。8日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。
現在31歳のツィエクはヘーレンフェーン、トゥウェンテを経て、2016年夏に加入したアヤックスで活躍。同クラブでは公式戦通算165試合の出場で49ゴール81アシストを記録し、2018−19シーズンの国内2冠とチャンピオンズリーグ準決勝進出の立役者となった。
そして、2020年夏に移籍金3300万ポンド(約64億円)でアヤックスからチェルシーに完全移籍したが、アヤックス時代の輝きを見せることはできず。チェルシーでは通算107試合出場で14ゴール13アシストを記録するにとどまった。
昨年冬の移籍市場ではパリ・サンジェルマン(PSG)へのレンタル移籍に迫っていたが、最終的には書類の問題で締め切り時間に間に合わず、移籍が実現せず。マウリシオ・ポチェッティーノ監督の構想から外れた昨夏もアル・ナスルへの移籍でチェルシーはクラブ間合意に達していたが、ツィエクのメディカルチェックで問題があったことから、交渉は破談となった。
それでも、最終的には昨年8月に特定の条件が満たされた場合に買い取り義務が発生する1年間のレンタル移籍でガラタサライに加入。負傷離脱を余儀なくされる期間もあったものの、ここまで公式戦21試合出場で8ゴール4アシストを記録し、スュペル・リグ(トルコリーグ1部)で首位に立つチームに貢献している。
このような活躍もあり、契約に付随していた買い取り義務条項が発動されることになる模様で、ツィエクはチェルシーに復帰することなく、来シーズンもガラタサライでプレーを続けることになるようだ。なお、買い取りの際に移籍金は発生しないものと見られているものの、将来のパフォーマンスに応じてボーナスが支払われる可能性は残されていることも伝えられている。
2024年05月09日 13:05
今シーズンのJリーグで12試合11ゴールと大爆発していたジュビロ磐田FWジャーメイン良が、先週末の東京ヴェルディ戦で額を骨折していたことが明らかになった。
2024年05月09日 13:03
トッテナムが今夏の移籍市場で最大7選手の売却を検討しているようだ。8日、イギリス紙『タイムズ』が伝えている。
昨年夏に就任したアンジェ・ポステコグルー監督の下、新たなスタートを切ったトッテナム。シーズン最初の10試合を8勝2分の無敗で終えると、その後は浮き沈みを繰り返しながらもここまで勝ち点「60」を獲得。直近の4連敗によりチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得は難しくなっているが、ヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の5位につけており、まずまずの新体制初年度を過ごしている。
来たる2024−25シーズンでのさらなる飛躍を期す同クラブは、間近に迫った今夏の移籍市場に向けた準備を進めているとのこと。ポステコグルー監督はセンターバック(CB)、中盤、ストライカーという3つのポジションの補強を熱望しており、クラブ側も獲得候補の選定を進めているようだ。また、補強に先立ち、最大7選手の売却に踏み切る可能性があるという。
この度『タイムズ』が売却候補と報じたのは、ブラジル人DFエメルソン・ロイヤル、デンマーク代表MFピエール・エミール・ホイビュルク、アルゼンチン代表MFジオヴァニ・ロ・チェルソ、イングランド人MFライアン・セセニョン、スペイン代表MFブライアン・ヒル。また、ともに在籍2年目のマリ代表MFイヴ・ビスマ、ブラジル代表FWリシャルリソンについてもオファーの金額次第で今夏の退団を容認する可能性があるという。
昨年夏の移籍市場では多額の資金を投じ、イタリア代表GKグリエルモ・ヴィカーリオやオランダ代表DFミッキー・ファン・デ・フェン、イングランド代表MFジェームズ・マディソンら即戦力を獲得したトッテナム。彼らがチームの中心部分を担い、今シーズンのチームを支えていることを考慮すると、今夏の移籍市場でも戦力拡充に乗り出したいところだろう。
2024年05月09日 13:00
現在、マンチェスター・ユナイテッドからヘタフェへレンタル移籍中のFWメイソン・グリーンウッドは今夏の去就が注目されている。
英『The Athletic』は以前、ヘタフェが再レンタル獲得に向けて交渉を開始したと報じたが、ヘタフェのアンヘル・トーレス会長はスペイン『Radio Marca』のインタビューにて、「先週のニュースではマンチェスターは良いオファーがあれば売りたいということだった。なぜなら、彼はそこ(マンチェスター・ユナイテッド)に戻るつもりはないからだ」と答えた。
ヘタフェとしては完全移籍で獲得するのは金銭的に厳しいという考え方であるようで、もう1シーズンのレンタルの延長を交渉している。しかし、ユナイテッドとしてはできるなら今夏に売却をしたいという考えのようだ。そんななか、英『THE Sun』はグリーンウッドの新天地候補となるクラブとして5つ紹介している。
まずはラ・リーガから、バルセロナとアトレティコ・マドリードだ。以前から獲得に興味を示しているとされている2クラブであり、同メディアはユナイテッドの幹部はバルサのスポーツディレクターであるデコ氏とすでに話し合っていると伝えている。一方でアトレティコは獲得に興味を持っているものの、グリーンウッド獲得にかかる移籍金を気にしているようだ。
またセリエAにもグリーンウッドの新天地候補があるようだ。まずはバルサ、アトレティコ同様に以前から噂が浮上していたユヴェントスだ。同選手は今夏の獲得希望リストの上位にいるようであり、またユナイテッドはユヴェントスDFグレイソン・ブレマー獲得のため、グリーンウッドを含めた契約を準備する可能性があると、伊『La Gazzetta dello Sport』は以前に報じていた。一方のラツィオはグリーンウッドがヘタフェへレンタル移籍する前に興味を示していたクラブだ。獲得間近との報道もあったが、最終的には実現せず。しかし今夏にも再び獲得に動く可能性があると、英メディアは伝えている。
そして最後の1つはサウジアラビアのアル・ナスルだ。ここ数回は移籍市場が開く度にヨーロッパからビッグネームを引き抜いているサウジアラビアのクラブだが、グリーンウッドも狙われている選手の1人だ。しかし同メディアはグリーンウッドはCLでのプレイを熱望しており、この移籍が実現する可能性は低いだろうと、主張している。
また英『The Telegraph』によると、ユナイテッドは同選手の価格として4000万ポンドから4500万ポンド(約78億円から87億円)を新たに設定したようであり、プレミアリーグの複数クラブも契約の可能性を調査し始めたようだ。
ユナイテッドはあくまで納得できるオファーがきた場合の売却を検討しているようであり、ヘタフェに再レンタルされる可能性も十分に考えられる。今季10ゴール6アシストを記録し、輝きを取り戻した才能は今夏に争奪戦となるのか。
2024年05月09日 12:40
Jリーグは9日、「Jリーグインターナショナルシリーズ2024 powered by docomo」として、ドイツの名門シュトゥットガルトがこの夏に来日し、京都サンガF.C.およびサンフレッチェ広島と対戦すると発表した。
シュトゥットガルトと言えば、日本代表の伊藤洋輝や原口元気が現在所属。過去にも岡崎慎司や遠藤航、酒井高徳、浅野拓磨らがプレーしてきたことで知られる。
過去2シーズンは残留争いを余儀なくされていたが、今季は32節終了時点で3位につけており、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場が決まっている。
試合日程は以下の通り。
■7月28日(日)
京都サンガF.C. vs シュトゥットガルト
@サンガスタジアム by KYOCERA
■8月1日(木)
サンフレッチェ広島 vs シュトゥットガルト
@エディオンピースウイング広島
※キックオフ時間はいずれの試合も未定。
Jリーグが主催する形では、先日発表された「明治安田Jリーグワールドチャレンジ2024 powered by docomo」のトッテナム・ホットスパーに続く欧州クラブの今夏来日。今回発表の2試合は、JリーグとNTTドコモ、そしてスカパー!による共同開催になるという。
両試合のチケットに関しては、dポイントクラブ会員を対象とした第一次先行抽選販売が5月24日(金)18時から開始予定。その後、第二次先行販売がそれぞれのクラブ会員向けに実施される。
一番すごいかも!「岡崎慎司の同僚ベストイレブン」
今年の夏も楽しみな国際試合が続くが、Jリーグによれば、今後も開催試合が決定した場合は、順次するとのこと。まだ“終わり”ではないようだ。続報を待ちたい。