2023年05月31日 17:24
全日本プロレスの3冠ヘビー級王座を保持する新日本プロレスのミスターこと永田裕志(55)が、大型ルーキー安齊勇馬(24)にベテランの意地を見せつける。 29日の後楽園大会でGLEATのT―Hawkを退け2度目の防衛に成功。試合後、次期挑戦者として名乗りを上げた安齊の挑戦を認め、6月17日東京・大田区総合体育館大会のV3戦で迎え撃つことが決まった。 31日に都内で行われた会見で永田は「彼の勢い、逆水平チョップが僕の胸板に響いて、自分の中で眠っていたものがどんどん湧き上がってくる、そんな試合だった。これに味をしめてしまいまして…。安齊とぶつかることで、また何か湧き上がってくるかもしれませんね。へっへへ」とT―Hawkとの激闘を振り返った。 次なる相手、安齊は昨年9月のデビュー戦で胸を貸し、年末の世界最強タッグ決定リーグ戦でパートナーを務めたまな弟子ともいえる存在。「チャンピオン・カーニバルでは、優勝した芦野(祥太郎)も倒して、成長してるのは間違いないです。体も大きくなってきましたよね」と目を細める。 ただし、まだまだ超えさせるわけにはいかない。ミスターは「僕自身、負けるつもりはないんでね。もしかしたらリング上で殴りまくり蹴りまくりで安齊をズタボロにして、どん底に落としてしまうかもしれない」と予告しつつ「でも、悔しいこと、つらいこと、恥ずかしいことは彼自身にとって大きな財産になる。だから安齊選手に対して言えるのは、恥はどんどんかいた方がいい」とメッセージを送った。 V3戦の翌日には千葉・佐倉市民体育館で自主興行が控える。王者は「安齊からこの王座を防衛して、自主興行には3冠ベルトを持っていけたらなと思ってます」と誓い、体中からオーラを醸し出していた。
2024年04月30日 15:03
新日本プロレスは30日、ファンクラブ会員の個人情報を保存した暗号化セキュリティー機能付USBメモリを紛失した、と発表した。
新日本によると、4月22日、後楽園ホール大会にてファンクラブ会員限定の撮影会の準備を行っていたところ、USBメモリを紛失していることが発覚。探したものの、発見できなかったため、25日に警察に遺失物届を提出し、捜索を依頼しているという。
情報漏えいのおそれがある個人情報は、会員番号、氏名、生年月日、年齢、性別、会員種別及び会員期限)といった会員情報 32,775名分で、住所・電話番号・メールアドレス等の連絡先に関する情報や、クレジットカード情報等の決済情報は含まれていない。また、現時点では、上記の個人情報が第三者に不正に使用された事実や二次被害は確認されていない。
新日本が連絡先を把握している会員に対しては、個別に通知を送付しているという。
新日本は「今回このような事態を起こしてしまったことを真摯に受け止め、心より反省しております。今後は、従業員に対し、個人情報の取り扱いについて、社員教育を通じて周知徹底を図るとともに、全社を挙げて個人情報のより一層厳重な取り扱いに努め、再発防止に取り組んで参ります。このたびは、ご会員の皆様にご迷惑をおかけしたことを重ねてお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」と謝罪した。
2024年04月30日 14:41
「ボクシング・WBO世界バンタム級タイトルマッチ」(5月6日、東京ドーム)
元K−1 WORLD GPスーパーバンタム級王者で5位の武居由樹(大橋)の挑戦を受ける、王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)が30日、都内で公開練習と記者会見を行った。
モロニーは「彼の爆発力があってスピードのあるスタイル、キックボクシングのバックグラウンドから来るボクサーとは少し違った距離の取り方も含めて準備をしてきた。対応するために3人の(日本人の)スパーリングパートナーを呼んだし、武居が何を持ってきても対応できるだけの準備を整えてきているつもりでいる」と、武居の変則的なスタイルや強打への対応に自信を見せた。
「キックボクシングのバックグラウンドがあるので、普段とは違ったパンチが来ると思う。集中力を切らさず、目をそらさずに戦い続けなければいけない。集中力はある方だと自負している」と警戒も怠りなかった。
モロニーのトレーナーのアンジェロ・ハイダー氏は、2022年12月の武居−ブルーノ・タリモ戦(武居が11回TKO勝ち)で、タリモのトレーナーを務めている。
ハイダー氏はモロニーが「あらゆるボクサーに自分を合わせて勝ってきた、従来そんなにいなかった選手。武居のパワーと才能に対峙(たいじ)するための力を持っている」と、対応力に優れていることを強調。
「私もタリモ戦で武居をしっかりと見てきた。彼のトリックも再現できるようなスパーリングパートナーを用意したし、われわれの方に分がある。われわれは真の戦争に何度も足を踏み入れた経験があるからだ。武居は才能に助けられていた部分があると思う。真の戦いに挑む時に、彼がどういう戦いをするのか見ものだ」と、経験の差も指摘していた。
また、モロニーは20年10月に武居の同門である井上尚弥のWBA・IBF王座に挑戦し、7回KOに敗れているが、「自分にとってとても価値がある、成長の機会となった対戦だった。パウンド・フォー・パウンドとの対戦は、何よりも大きいものだったと思う」と回想。井上が同じ興行でルイス・ネリ(メキシコ)の挑戦を受けて4団体統一世界スーパーバンタム級王座の防衛戦を行うことに触れ、「頑張ってほしい」とエールを送っていた。
2024年04月30日 06:00
日本相撲協会は30日、大相撲夏場所(5月12日初日、両国国技館)の新番付を発表した。
大関琴ノ若(佐渡ケ嶽)が横綱だった祖父のしこ名である琴桜に改名。新十両では塚原(春日野)改め栃大海に。元十両の三段目輝鵬(伊勢ケ浜)は入門時の川副に戻った。
改名力士は15人。序二段では伊藤改め翔大夢(しょうたいむ=錣山)らが新たなしこ名となった。
2024年04月30日 06:00
日本相撲協会は30日、大相撲夏場所(5月12日初日、両国国技館)の新番付を発表した。
2024年04月30日 06:00
獣神サンダー・ライガーが気になる話題やプロレス観を語る「獣神激論」。今回はゴールデンウイーク恒例の「レスリングどんたく」(5月3、4日、福岡国際センター)を占う。初日はIWGP GLOBALヘビー級王者ニック・ネメス(43)に棚橋弘至(47)が挑戦。2日目はIWGP世界ヘビー級王者ジョン・モクスリー(38=AEW)に成田蓮(26)が挑む。ベルト奪回がかかる2大王座戦を、獣神はどう見るのか――。
【ライガーが語る獣神激論(37)】福岡大会初日のメインは、棚橋選手がGLOBAL王者のネメスに挑戦しますね。やはり最大のポイントは、4月に予定されていた王座戦がケガで延期になった棚橋選手のコンディション。先日も唐津でのイベントで一緒になったんですけど、体を急いで仕上げている感じはありましたね。
僕はあまり言いたくないけど、年齢的なものや古傷はあるしね。現役の時を振り返ると、47歳にもなったら、やっぱり疲れが取れなくなるんです。回復力が落ちてくる。これまで棚橋選手がたどってきた道って、いばらの道だったと思うんです。最近はやっぱりケガが目立つし、キャリアだけでカバーできない部分が大きくなってくるんじゃないかな。
対するネメスからしたら、新日本でタイトルマッチをするだけでもステータス。そんな中で世界的に知名度のある棚橋弘至相手の防衛戦だから、これまで新日本で戦ってきた試合の中で一番の気合の入り方で来るのは間違いないだろうね。頑張ってほしいけど、棚橋選手にとっては厳しい戦いになると思ってます。
2日目はモクスリーと成田選手のIWGP世界王座戦。体力的にもキャリア的にもモクスリーの方が上をいってると思うし、優位だと思う。もちろん成田選手にしてみれば、ここで名のある王者を食ってやろうって思いが絶対にあると思うんで、どうなるかですね。
ただ、成田選手は「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」に加入せず、個人的にはまっすぐ成長してほしかったんだよね。鈴木(みのる)とストロングスタイルを追い求めたまま来た方が…いらん回り道をしてしまってるんじゃないかなって思いますね。
それまでの成田選手って、すべては「強くなりたい」っていう素直な思いで行動していたと思う。なかなかできることじゃないし、見ている方にも気持ちが伝わっていたのに、H.O.Tじゃ180度違う。急がば回れって言葉もあるけど、成田選手の色じゃないと思うんだよね。
しかも今回は、15年ぶりに団体最高峰王座が他団体所属選手に流出してしまっている状況だから。やっぱりIWGPは新日本の軸だから、これを取られた、しかも内藤(哲也)選手が取られたのはショックが大きいよ。
一発勝負という意味では、何をしでかすか分からない怖さが成田選手にはある。ただ一点、無駄かもしれないけどH.O.Tのセコンド陣の介入がないことを祈りたいね。だって、もしそれでベルトを成田選手が取ったとしても、ファンは「新日本にベルトが戻ってきた、よくやった」とはならないよ。
この試合の勝者には5月11日(日本時間12日)の米カリフォルニア大会で海野(翔太)選手が挑戦することもすでに決まっている。若い選手に光が当たって、景色が変わって、そこに賛否両論あるのは当たり前だと思う。成田選手にも海野にも挑戦が早すぎるって声もあるかもしれないね。
でも(オカダ)カズチカと棚橋選手がやった時も「まだ早い」って声はあった。実際にはベルトを取って時代を築いたじゃないですか。誰がどう時代を築くのかはわからないし、彼らも頭を使って練習していると思う。外野がどうこう言う問題じゃないよ。
そしてやっぱり至宝と言われてるIWGPは、新日本にドーンと構えていてほしいなと。流出してしまったベルトを誰が取り返すのか。これは今後の新日本にとって、すごく大事なポイントになると思うよ。
2024年04月30日 05:00
新日本プロレス29日の鹿児島大会で、IWGPジュニアヘビー級王者のSHO(34)がDOUKI(32)の挑戦を退け、2度目の防衛に成功した。
因縁深い「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」と「Just 5 Guys(J5G)」にそれぞれ属する両雄の王座戦は、文字通りの大乱戦となった。H.O.Tのセコンド介入をキッカケに、両軍のメンバーが入り乱れる。
スープレックス・デ・ラ・ルナを浴びてグロッギー状態のSHOだったが、成田蓮が凶器攻撃からのダブルクロスでDOUKIをKOするという至れり尽くせりのアシストを受け、薄氷の勝利。「余裕すぎるやろ。俺、強すぎて困るわ。こんなもん、公開スパーリング以下じゃこら…」と説得力皆無の言葉を並べて勝ち誇った。
これでジュニア王者としてジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」(5月11日、千葉で開幕)に出場することが確定。取材に対し「(エル)デスペラード、YOH、そして今日のDOUKIと、俺の完璧な王座戦3連勝見たやろ? 全戦ベストバウト級の試合で、圧倒的実力差を見せつけてやったんや」と3戦ともロクな勝ち方をしていないことを棚に上げつつ主張すると、2013年大会のプリンス・デヴィット以来となるジュニア王者によるBOSJ制覇を予告だ。
「史上最強の王者として全勝優勝は当然。まあ、俺の防衛回数稼ぎの相手の品定めくらいにしかならんやろうな。お眼鏡にかなわなければ、このメンバーの中から選ばんからな」と豪語する。
さらにH.O.Tによる団体内のタイトル支配を見据えている。シリーズ最終戦の5月4日福岡大会では成田がIWGP世界ヘビー級王者ジョン・モクスリーに挑戦。ベルト奪取に成功すれば、ヘビーとジュニアの最高峰王座がH.O.Tのものとなる。
「そうなったらもう俺ら、鹿児島みたいなクソ田舎では、二度とタイトルマッチやらねえからな。それから俺らのタイトルマッチをタダで見ようなんて、貧乏人にプロレスを語る資格はねえ。1試合3万円のPPV導入をEVIL社長に提案するわ。もちろん他のタイトルもH.O.Tが取り次第、PPVにするからな。俺らがこの団体のタイトルの価値を上げてやるよ」
悪行ざんまいの王座戦を繰り返すばかりでは、むしろタイトルの価値は下がる一方だが…。勝てば官軍を地で行くSHOを止めるジュニア戦士は、果たして現れるのか。
2024年04月29日 23:07
「RIZIN.46」(29日、有明アリーナ)
榊原信行CEOは終了後の総括で、この日の試合前の映像でも言及されたRIZINバンタム級王者・朝倉海(30)=ジャパントップチーム=のUFC参戦の可能性について「前向きに話は進めています」と話した。
榊原氏は「RIZINの現王者である朝倉海をUFCに送り込むものなので、当然、UFCにRIZINの王者として送り出す以上は、それなりの扱いをしてもらわなくちゃいけない。RIZINの王者だった海がUFCに挑戦して、日本人初のUFCのベルトを巻くような、そんなサクセスストーリーにつなげられるようなことに、うまく僕らはUFCサイドと調整がつくといいなというふうに思っています。これが一つのトリガーになって、UFCを通じてRIZINのプレゼンスを高めることにつながっていけばいいなと」と、海のUFC挑戦の意義を説明した。
その上で「そのバランスを取りながら、ホントに早いタイミングでいろんな発表ができるんじゃないかなと思います。UFCのマッチメーカーとわれわれと協調して話をして、海はRIZINの成長とともに駆け上がってきた選手でもあるので、そこに後ろ足で砂を掛けるような形では彼も行きたくないというのもあるし、うまいスイートスポットを見つけられるような最終調整だと思います。皆の期待を裏切らずに、常にチャレンジを続ける朝倉海を見てもらえるんじゃないかなと思います」と、ポジティブな結論が出ることを示唆していた。
2024年04月29日 22:33
「RIZIN.46」(29日、有明アリーナ)
メインイベントのRIZINフェザー級タイトルマッチは、第5代王者の鈴木千裕(24)=クロスポイント吉祥寺=が大ベテランの金原正徳(41)=リバーサルジム立川ALPHA=の挑戦を1回KOで退け、初防衛に成功した。
2024年04月29日 22:30
新日本プロレス29日の鹿児島大会で、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の高橋ヒロム(34)、BUSHI(41)組がIWGPジュニアタッグ王者のクラーク・コナーズ(30)、ドリラ・モロニー(27)組に敗れベルト奪取はならなかった。
ジュニアヘビー級のトップ選手に君臨するヒロムだが、ジュニアタッグのベルトにだけは縁がなかった。この日は序盤から集中砲火を浴びて苦しい戦いを強いられたが、これを切り抜けると反撃開始。BUSHIがコナーズをファブルで捕獲すると、ヒロムもモロニーをDで締め上げる。
さらにヒロムがモロニーにTIME BOMB 1・5を決めると、孤立したコナーズに狙いを定めて勝負に出る。しかしBUSHIがMXをカウンターのスピアーで迎撃されると、モロニーのドリラキラーでマットに突き刺され大ダメージを負ってしまう。
何とかヒロムも救出に入るが、コナーズのNо Chaserを浴びて再び分断されてしまう。最後はBUSHIが王者組の合体技Full Clipで3カウントを奪われた。
またしてもジュニアタッグ王座に手が届かなかったヒロムと、ダメージの深いBUSHIは揃ってノーコメントで会場をあとに。ジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」(5月11日、千葉で開幕)に弾みをつけることはできなかった。
2024年04月29日 22:01
「RIZIN.46」(29日、有明アリーナ)
レスリングのリオデジャネイロ五輪銀メダリストの太田忍が、元RIZINフェザー級王者で、バンタム級初戦に挑んだ牛久絢太郎と対戦し、判定3−0で完勝した。
第1ラウンドから最終ラウンドまで、終始グラップリングで圧倒。完勝だった。試合中に立って組んでいる状態で、相手のアキレス腱を踏みにいく容赦ない攻撃を繰り出し、SNSでは戦慄が走った。
試合後、太田はアキレス腱踏みについて「あんな性格悪いように見える技をやる。僕はあまり好きな技じゃないです。でも足の位置が良かったので。少しでも嫌がらせてあの体勢を変えたいなと思った時に、そこにアキレス腱があったので」と、説明。「普段はやんないですよ、さすがに。練習でもやんないし。試合だから、認められたRIZINだから、認められた技を使いました」と、語った。
SNSでは「太田アキレス腱への踏みつけエグい。反則にした方がいいレベル」、「なかなかダーティーな技やったな」、「怖いことするよな」、「相手選手のアキレス腱蹴っててびびった」と、賛否が巻き起こっていた。
本大会はABEMA PPVにて視聴できる。
2024年04月29日 21:41
「RIZIN.46」(29日、有明アリーナ)
日韓対抗戦は日本が2勝1敗で勝ち越したが、大将戦は元パンクラスバンタム級王者の中島太一(35)=ロータス世田谷=がキム・スーチョル(32)=韓国=に2回6秒、パンチからのパウンドでKO負けした。
会見場に現れた中島だが、ショックの大きさがありあり。今後のことは考えられないとし、「7月に第2子が生まれるので、まずはすごくサポートしてくれた妻のサポートを、2人目が生まれるまで頑張ります」と、うつむいて止まらない涙を拭きながら語り、「すみません」と陳謝して会見場を後にした。
本大会はABEMA PPVにて視聴できる。
2024年04月29日 21:12
「RIZIN.46」(29日、有明アリーナ)
RIZINフェザー級王座戦が行われ、王者鈴木千裕は挑戦者の金原正徳との初防衛戦に挑み、圧巻の1ラウンド4分20秒TKO勝利を決めた。
2024年04月29日 21:11
新日本プロレス29日の鹿児島大会で、IWGPジュニアヘビー級王者のSHO(34)がDOUKI(32)の挑戦を退け2度目の防衛に成功した。
因縁深い「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」と「Just 5 Guys」にそれぞれ属する両雄の王座戦は、文字通りの大乱戦となった。SHOがジャベに捕らえられていると、H.O.Tから金丸義信とディック東郷が介入。放送席でゲスト解説を務めていたタイチを手錠で拘束する。さらにレフェリーとDOUKIが衝突してしまい、あっという間に無法空間が作られた。
J5Gからも上村優也とTAKAみちのくが救出に訪れるが、H.O.TからはEVILと高橋裕二郎が加勢し数的優位を保ち続ける。
それでもJ5Gは手錠を外したタイチがH.O.Tを蹴散らし、20分過ぎになってようやく再びの王者と挑戦者の一騎打ち状態に。SHOは鉄パイプ式を利した土遁の術から摩利支天を浴びて窮地に陥る。
さらにDOUKIの必殺技スープレックス・デ・ラ・ルナを浴びて万事休すかと思われたその瞬間、金丸が場外からレフェリーの足を引いてカウント妨害。金丸がDOUKIによって排除されると今度は成田蓮が現れ、排除しても排除してもH.O.Tのセコンドがいなくならない。
成田はDOUKIを改造プッシュアップバーで殴打すると、必殺のダブルクロスでKO。グロッギー状態のSHOをDOIKIにカバーさせると、場外にいたレフェリーをリングに戻して3カウントを叩かせた。
手段を選ばず、仲間の力を借りて何とかベルトを守り抜いたSHOは「余裕すぎるやろ。俺、強すぎて困るわ。こんなもん、公開スパーリング以下じゃこら…」とダウンしながらマイクアピール。バックステージでは「スーパージュニア、今年は俺のチャンピオン優勝決まったな。DOUKI、お前は一生泥水すすってればいいんや」と「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」(5月11日、千葉で開幕)の制覇を予告した。
さらに5月4日福岡国際センター大会でIWGP世界ヘビー級王者ジョン・モクスリーへの挑戦を控えている成田も「次は俺だよ。H.O.Tが腐った新日本プロレスを変えてやるよ」と豪語。自称最高権力者・EVIL率いるH.O.Tが、ヘビーとジュニア両階級の最高峰王座を強奪してしまうのか――。
2024年04月29日 21:02
「RIZIN.46」(29日、有明アリーナ)
RIZINフェザー級王座戦が行われ、王者鈴木千裕は挑戦者の金原正徳との初防衛戦に挑み、圧巻の1ラウンド4分20秒TKO勝利を決めた。
第1ラウンド序盤、鈴木の膝蹴りがローブローになってしまい、中断の時間があった。再開すると、鈴木は右のカーフキックを中心に攻めを組み立てていく。金原はタイミングよくパンチで合わせていく展開。しかし、中盤から鈴木が打撃で圧倒。ラッシュを浴びせつづけると、金原のセコンドからタオルが投げれた。「有明に稲妻落としてやったぜ!言ったろ、1RKOするって。有言実行!日本のRIZINを俺が世界のRIZINに変えます。俺の夢についてこい!」と、絶叫した。
鈴木は昨年7月にベラトール王者のパトリシオ・ピットブルにKO勝ち。11月に王者のウガール・ケラモフを初回KOで撃破し、王座を獲得した。41歳のベテラン金原は昨年9月に元王者のクレベル・コイケに完勝し、今回の王座戦に臨んでいた。
2024年04月29日 20:34
「RIZIN.46」(29日、有明アリーナ)
レスリングのリオデジャネイロ五輪銀メダリストの太田忍が、元RIZINフェザー級王者で、バンタム級初戦に挑んだ牛久絢太郎と対戦し、判定3−0で完勝した。
第1ラウンド、序盤から太田が組みに行って、終始上から攻め続けた。第2ラウンドも太田がグラップリングで圧倒。牛久は我慢の展開を強いられた。牛久は太田の投げに乗じてバックを取り、チャンスを作ったが、決めきれなかった。第3ラウンドも序盤から太田が一気に押し込み、終始優勢な状況で試合を終えた。
勝利が決まると、リング場で歓喜のバク宙を披露した。インタビューでは「まだまだ上を目指して頑張りたいと思います。メーンを早くみたいので、今日はこれぐらいで終わろうと思います」と、語った。
本大会はABEMA PPVにて視聴できる。