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2024年04月29日 21:11
新日本プロレス29日の鹿児島大会で、IWGPジュニアヘビー級王者のSHO(34)がDOUKI(32)の挑戦を退け2度目の防衛に成功した。 因縁深い「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」と「Just 5 Guys」にそれぞれ属する両雄の王座戦は、文字通りの大乱戦となった。SHOがジャベに捕らえられていると、H.O.Tから金丸義信とディック東郷が介入。放送席でゲスト解説を務めていたタイチを手錠で拘束する。さらにレフェリーとDOUKIが衝突してしまい、あっという間に無法空間が作られた。 J5Gからも上村優也とTAKAみちのくが救出に訪れるが、H.O.TからはEVILと高橋裕二郎が加勢し数的優位を保ち続ける。 それでもJ5Gは手錠を外したタイチがH.O.Tを蹴散らし、20分過ぎになってようやく再びの王者と挑戦者の一騎打ち状態に。SHOは鉄パイプ式を利した土遁の術から摩利支天を浴びて窮地に陥る。 さらにDOUKIの必殺技スープレックス・デ・ラ・ルナを浴びて万事休すかと思われたその瞬間、金丸が場外からレフェリーの足を引いてカウント妨害。金丸がDOUKIによって排除されると今度は成田蓮が現れ、排除しても排除してもH.O.Tのセコンドがいなくならない。 成田はDOUKIを改造プッシュアップバーで殴打すると、必殺のダブルクロスでKO。グロッギー状態のSHOをDOIKIにカバーさせると、場外にいたレフェリーをリングに戻して3カウントを叩かせた。 手段を選ばず、仲間の力を借りて何とかベルトを守り抜いたSHOは「余裕すぎるやろ。俺、強すぎて困るわ。こんなもん、公開スパーリング以下じゃこら…」とダウンしながらマイクアピール。バックステージでは「スーパージュニア、今年は俺のチャンピオン優勝決まったな。DOUKI、お前は一生泥水すすってればいいんや」と「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」(5月11日、千葉で開幕)の制覇を予告した。 さらに5月4日福岡国際センター大会でIWGP世界ヘビー級王者ジョン・モクスリーへの挑戦を控えている成田も「次は俺だよ。H.O.Tが腐った新日本プロレスを変えてやるよ」と豪語。自称最高権力者・EVIL率いるH.O.Tが、ヘビーとジュニア両階級の最高峰王座を強奪してしまうのか――。
2024年05月16日 15:33
サイバーエージェントグループでプロレス事業を手がけるサイバーファイトの新社長に、サイバーエージェントの岡本保朗執行役員副社長(48)が就任することが16日、都内で発表され、岡本氏は「皆さんと一緒に、業界ナンバーワンの会社を作っていきたい」と抱負を述べた。
記者会見には岡本氏、サイバーファイトの高木三四郎社長(54)、武田有弘取締役(52)、元プロレスラーでABEMAプロレスアンバサダーの武藤敬司氏(61)が出席した。新体制では、高木社長は副社長としてDDTプロレスリングと東京女子プロレスを担当し、プロレスリング・ノアは従来通り丸藤正道副社長(44)と武田氏が担当する。彰人(37)は副社長から外れ、取締役となる。人事は6月1日付。
高木副社長は「シナジーを最大化するのに機は熟した。岡本社長と一緒にサイバーファイトのプロレスを世に広めていきたい」と、体制変更について説明した。
岡本新社長は年商7202億円というサイバーエージェントグループのほぼ半分を担当。大のプロレス、格闘技好きで、プライベートでも観戦を楽しんでいるといい、社長就任を「二つ返事でOKした」と明かした。
リング上については高木氏や丸藤氏、武田氏らに任せ、「経営面だったり、グループシナジーを生かしてサイバーファイトを良くできるように全力で頑張って行きたい」と自らの役割を説明。
「それぞれの団体の色で、それぞれで大きく伸ばしていくと基本的には考えている。ビジネス的には集客力、動員力が上がってくるのが一番大きなポイント」「動員数と他の収益面がある程度、連動している部分がある。たくさんのお客様が見に来ていただくことが重要」と動員増に全力を挙げる構えで、グッズ、映像、ネットでのプロモーションなどの改良にも意欲を見せた。
また、(1)米WWEとの関係強化(2)新規協賛企業の獲得(3)ABEMAの生中継強化という方針を示した。(2)については2社から内定を得ているという。
武田氏はノアとして(1)佐々木憂流迦(34)の入団(2)Eita(32)の入団(3)武藤氏のスカウティングアドバイザー就任を発表した。岡本氏は生電話でEitaに「ノアに入団してくれるかな?」と振ったが、Eitaは「いいとも!」ではなく「はい、ぜひ、よろしくお願いします」と、ごくノーマルに答えていた。
武藤氏は、企業が人材確保のため初任給を上げている傾向を指摘し、「ここは一発、3年後5年後、先を見据えた予算を出してほしい」と岡本氏に要望。「海外からも募集、かつこっちからも取りにいけたらいいかな」と提案した。
岡本氏は「未来のスター選手を自分たちで発掘していくことも丁寧にやっていきたい」と話し、若いファンを獲得するために「次世代の若いスター、活躍してくれる選手を増やしていきたい」と方向性を示した。
高木氏はDDT、東京女子として(1)蝶野正洋氏(60)との防災・救命啓発とDDTのコラボイベント「STFプロジェクト」の開催(2)10代に特化した、育成プロジェクトの実施とオーディションの開催(3)東京女子の海外興行の活発化を発表した。
サイバーファイトにはDDT、ノア、東京女子の3団体が所属。動画配信事業「レッスルユニバース」も手がけている。
2024年05月16日 14:56
DDT、ノア、東京女子を運営する「株式会社 CyberFight(サイバーファイト)」が16日に都内で会見を行い、岡本保朗代表取締役社長(48)の就任とともに新体制を発表した。
会見ではノアの新たな人事も発表。武田有弘取締役からプロレスリングマスターこと武藤敬司(61)が「スカウティングアドバイザー」に就任したことが明かされた。方舟で新たな選手発掘を任されることになった武藤は「引退して1年と3か月、改めてプロレスの仕事に携われてうれしく感じています。今、あらゆる企業が優秀な人材を欲しがって初任給を上げている中、プロレス界もこの流れに逆らえないんじゃないかと思いまして。岡本社長とはまだあまり具体的な話をしていないんですが、3年後、5年後を見越した予算を出してほしいと思います」と意気込みつつ新社長に視線を送る。さらに「サイバーファイトのレスラーじゃないけど、オカダ・カズチカとかは一説には3年20億とか、夢のある世界であります。これを聞いている若者がいたらノアの門を叩いてみてはどうでしょうか」と呼びかけていた。また佐々木憂流迦とEitaが入団することも合わせて発表された。
一方、DDTは蝶野正洋と協力して防災救命啓発イベントとプロレスのコラボイベント「STFプロジェクト」をスタートさせる。ビデオでメッセージを寄せた蝶野は「日本全国で防災や救命について考えてもらうきっかけになればと思います。オイ、新社長、三四郎。俺とDDTがタッグを組むんだ。中途半端なことは許さねえ!」と黒いゲキを飛ばした。さらに15歳から19歳の男性を対象に「10代プロレスラーオーディション」を開催。東京女子は海外興行の活発化を掲げた。
2024年05月16日 14:48
DDT、ノア、東京女子を運営する「株式会社 CyberFight(サイバーファイト)」が16日に都内で会見を行い、親会社であるサイバーエージェントの執行役員副社長・岡本保朗氏(48)が6月1日付で代表取締役社長に就任すると発表した。前社長のDDT・高木三四郎(54)は副社長となる。
会見冒頭、高木は「サイバーエージェントグループとして効果シナジーを最大化するのに機は熟したと考えまして、この度サイバーファイトの社長を岡本保朗さんにお願いすることになりました」と年齢面や体調面に加えた退任の理由を説明した。
さらに岡本新社長を「サイバーエージェントを今の形に導いた方でプロレスに対するリスペクトと愛を持つお方です。プロレス界にとっても大きなターニングポイントになると思っています。経営はバトンタッチしますが、私は今後副社長としてDDTと東京女子プロレスを担当させていただきます」と紹介。リング上に変わりはないともして「シナジーを活かし、サイバーファイトのプロレスを世の中に広めて行きたいと思いますので、これからも変わらぬ応援をお願いいたします」と呼びかけた。
続いて岡本新社長は「この話を聞いてまず正直思ったのがこれでプロレスを見ていても仕事だって言えるなって、ラッキーだと思いました。会場でもABEMAやユニバースでも1人のファンとして見させてもらったのでいい話だと思って二つ返事で受けさせていただきました」と心境を明かした。
さらにここまでのサイバーファイトを大社長として引っ張った高木に感謝しつつ「業界一番の会社にするということで今までやってこられたと思うので、私もみなさんと一緒に業界ナンバー1の会社を作っていきたいと思います。リング上は素晴らしいスタフがそろっているのでお任せして、僕自身はグループシナジーを活かせるように頑張っていきたいと思います」と意気込みを語ったうえで「WWEとの関係強化」「新規協賛企業の獲得」「アベマでの生中継強化」といった目標を掲げた。
なお新体制は岡本保朗代表取締役社長、高木三四郎(本名・高木規)取締役副社長、丸藤正道取締役副社長、武田有弘取締役、彰人(本名・西垣彰人)取締役となる。
2024年05月16日 13:22
サイバーエージェントグループでプロレス事業を手がけるサイバーファイトの新社長に、サイバーエージェントの岡本保朗執行役員副社長(48)が就任することが16日、都内で発表された。
2024年05月16日 13:03
IT大手のサイバーエージェント(東京・渋谷区)は16日、渋谷区のシャトーアメーバ0スタジオでプロレス事業に関する記者発表会を開催した。
同社は、関連会社として2020年9月1日にプロレスリング・ノア、DDT、東京女子プロレスなどを運営するプロレス事業会社「CyberFight(サイバー・ファイト)」を設立。以来、社長をDDTのプロレスラー、高木三四郎(54。本名・高木規)が務めてきたがこの日の会見で新たにサイバーエージェントの執行役員で副社長の岡本保朗氏(48)が社長に就任することを発表した。
岡本氏は1975年8月7日生まれの48歳。早大社会科学部卒。2000年4月にサイバーエージェントに入社。07年4月にインターネット広告事業本部統括本部長就任。08年12月に取締役就任。10年10月に常務取締役。14年12月に専務取締役を経て20年10月に取締役兼執行役員副社長となった。
会見には岡本氏、高木、サイバーファイト取締役でノアのフロントトップである武田有弘氏、ABEMAプロレスアンバサダーの武藤敬司が出席した。
会見で今回の新体制について高木が自ら退任を決断し岡本氏へ社長就任を打診したことを明かした。高木は同社の副社長としてDDT、東京女子の運営に専念する。
新社長の岡本氏は、高木からの打診を「すごく光栄なお話」と明かし「業界一番の会社にするんだと今までやってこられた。業界ナンバーワンの会社にしたい」と掲げ「リング上にはすばらしい選手、スタッフがそろっているので全幅の信頼を置いています。私は経営に専念したいと思っています」と明かした。
岡本氏は、就任に際し3つの目標を発表した。一つ目は「WWEとノアとの関係強化」。現在、ABEMAがWWEを生配信しており、こうしたルートを使って交渉を行っているという。2つ目が「新規協賛企業の獲得」で現時点で新たに2社が内定したことを明かした。3つ目が「ABEMA生中継の強化」。また、会見では武田氏が佐々木憂流迦、Eitaのノア入団。さらに武藤が新たにノアのスカウティングアドバイザー就任を発表した。
武藤は「プロレスの仕事に携われてうれしく思っています」と明かし、新人発掘へ「3年後、5年後、先を見越した予算を出してほしい」と岡本氏へ要望していた。
◆サイバーファイト新体制
代表取締役社長 岡本保朗
副社長 高木規
同 丸藤正道
取締役 武田有弘
同 西垣彰人
2024年05月16日 12:00
米AEWに移籍した元新日本プロレスのレインメーカーオカダ・カズチカ(36)が、15日(日本時間16日)の「AEW DYNAMITE」でダックス・ハーウッドの挑戦を退けAEWコンチネンタル王座の防衛に成功した。
この日のメインイベントでタイトルマッチに臨んだオカダは、ラフファイトも交えて試合を優位に運んだ。しかしレインメーカーをかわされると、ロコモーション式ジャーマン、ハーフネルソンスープレックスで反撃を許す。
さらに一進一退の攻防から掟破りのツームストーンパイルドライバーを浴び、2発目のレインメーカーも回避されてシャープシューターに捕獲される。それでもこれをロープで逃れると、場外へ避難してベルトをリングに持ち込んだ。
レフェリーがこれに目を奪われている間に、即座にリングに戻ったオカダは、追いかけてリングに入ろうとしたハーウッドにロープを利した急所攻撃。そのまま一気にレインメーカーをさく裂させ3カウントを奪ってみせた。
オカダは次回PPV「Double or Nothing」(26日=日本時間27日、ネバダ州ラスベガス)でヤングバックス(マシュー&ニコラス・ジャクソン)、ジャック・ペリーと組んでFTR(ハーウッド&キャッシュ・ウィーラー)ブライアン・ダニエルソン、エディ・キングストン組と4対4ノールールマッチ「アナーキー・イン・ジ・アリーナ」を控えている。王座戦の勝利で弾みをつけると、試合後のリング上には「ジ・エリート」が乱入。オカダもハーウッドをベルトで殴打し追撃していく。
するとここに、何とダービー・アリンが登場して「ジ・エリート」をリングから排除。この日の大会では、4対4マッチに出場予定だったキングストンが、11日(日本時間12日)の新日本プロレスカリフォルニア大会で負傷したことがアナウンスされていた。この代役に名乗りを上げたのが、負傷欠場中で4月にはバスに轢かれたハズのアリンだった。
まさかの新展開に会場が騒然となるなか放送は終了。キングストンの欠場とアリンの復活で「Double or Nothing」は風雲急を告げてきた。
2024年05月16日 09:44
米国・AEWの「AEW DYNAMITE」が15日(日本時間16日)に放送され、IWGP世界ヘビー級王者のジョン・モクスリー(38)が竹下幸之介に襲撃され改めて王座挑戦を要求された。
モクスリーは11日(日本時間12日)に新日本プロレスのカリフォルニア大会で海野翔太の挑戦を退け3度目の防衛に成功した。しかし直後のリング上で「ハウス・オブ・トーチャー」のEVILにベルトをスプレーで黒く塗りつぶされ挑戦を要求された。これを受け6月9日大阪城ホール大会でEVILとの4度目の防衛戦が決定している。
この日の大会ではブライアン・ダニエルソンとのタッグでカイル・フレッチャー&ジェフ・コブと対戦。入場時に襲撃を受け主導権を奪われる場面もあったが、最後はフレッチャーをデスライダーで沈め勝利を収めた。
しかし決着後のリング上で、竹下に襲撃されてしまい大ダメージを負ってしまう。クラウディオ・カスタニョーリが救出に訪れると、竹下は腰に手を当てるポーズでベルト挑戦をアピールしながら退場した。
モクスリーは4月にAEWマットでパワーハウス・ホブスを下しV1に成功した直後、竹下から同様のアピールを受けていた。すでに新日本マットでのV4戦が決定済みのなか、両団体でそれぞれの遺恨が勃発しており、今後の展開から目が離せなくなりそうだ。なお、ベルトはこの日も相変わらず暗黒化されたままだった…。
2024年05月16日 07:46
【WWE】RAW(5月13日・日本時間14日/グリーンビル)
激闘のなかで熱血レスラーの髪の毛がみるみるうちに逆立つ現象が起こってファンが騒然。
2024年05月16日 07:16
女子プロレスのSareeeが主宰する「Sareee―ISM」事務局は15日、「Sareee―ISM Chapter 4」を7月29日、「Chapter V」を9月2日にいずれも新宿FACEで開催することを発表した。
同大会は、2021年から23年まで世界最大の団体「WWE」で武者修行を終えたSareeeが23年5月16日にスタートさせた。これまでに3大会が開催されいずれも超満員の人気を誇っている。
2024年05月16日 07:02
全日本プロレスは16日までに29日の後楽園ホール大会で青柳優馬と黒潮 TOKYO ジャパンがシングルマッチで対決することを発表した。
2人は、チャンピオンカーニバル公式戦の4・20浜松大会で対戦。青柳優が黒潮のジャケットをはぎ取りリングアウト勝ちし遺恨が生まれた。5・12横浜BUNTAI大会でも青柳がジャケットを奪えば、黒潮も敵が着用した「越中」と書かれた空手道着を身につけ試合後も大乱闘に発展。深まる遺恨にバックステージで黒潮が怒りを爆発させれば青柳優も「お前はただのにぎやかしなんだ。てめぇをぶちのめした後、お前の上に立ち上がって福山雅治歌ってやるから覚悟しておけ!」と挑発していた。前回はリングアウト勝利だっただけに今回の再戦での完全決着を予告していた。
5・29後楽園は、メインイベントで三冠王者・安齊勇馬がチャンピオンカーニバル優勝者の宮原健斗と初防衛戦を行う。
◆5・29後楽園決定済み対戦カード
▼三冠ヘビー級選手権
王者・安齊勇馬 vs 挑戦者・宮原健斗
▼世界タッグ選手権
王者組・斉藤ジュン、斉藤レイ vs パロウ、オディンソン
▼NWA世界ヘビー級選手権試合
王者・EC3 vs 挑戦者・本田竜輝
▼シングルマッチ
青柳優馬 vs 黒潮 TOKYO ジャパン
2024年05月16日 06:00
アマチュアボクシングで高校1年時にアジアジュニア選手権50キロ級優勝、高校2年時に高校選抜フライ級優勝、高校3年時に高校総体フライ級優勝、世界ユース選手権フライ級5位の戦績を残した吉良大弥(20)=志成=が、6月27日に後楽園ホールでプロデビューすることが15日、都内の志成ジムで発表された。コムサン・カエウルエアン(タイ)とスーパーフライ級6回戦を行う。
吉良の長姉はキラッ☆CHIHIROのリングネームでプロキックボクサーとして、次姉はキラッ☆YUUKIのリングネームでプロキックボクサー、プロボクサーとして活躍し(現在は引退)、実家はかつてキックボクシングジムを経営。自身も4歳からキックボクシング、小学校低学年からボクシングを始め、中学1年生からボクシング一本に絞った。
王寺工業高校から東京農大とアマチュアボクシングのエリートコースを進んだが、パリ五輪出場がかなわず、大学を2年で中退してプロ入り。大学1年時、志成ジムでWBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(35)と初めてスパーリングする機会があり、「何度かやらせてもらって、1年後くらいに直接声をかけてもらって、それからですね」と、井岡からの誘いでプロ入り、志成ジム入りを決めたことを明かした。
「井岡さんからは、すごく褒めていただいて。才能があると言っていただけた。農大の先輩でもあるので、そこのつながりで、チームとして一生に戦っていけたらうれしいと言われて」
目標を「ボクシングを形にはめたくない。得意なボクシングを作らないというか、いろんな動きができる飽きられないボクサーになると、みんなに見てもらえるのかなと。お客さんに面白いとおもってもらえる試合ができれば、最終的じゃないけど世界チャンピオンとか統一チャンピオンとか、ついて来ると思う」と、オールラウンダーに設定した。
来月は井岡のラスベガス合宿に、3週間の予定で同行する。デビュー戦に向けて「自分のボクシングを出して、できることをしっかりやって勝てたらいいなと思います」と意気込んでいた。
2024年05月16日 06:00
全日本プロレスの世界タッグ王者・斉藤ブラザーズ(ジュン&レイ=37)が、The Endことパロウ&オディンソンとの初防衛戦(29日、東京・後楽園ホール)に向け熱くDOOMだ。
2024年05月16日 06:00
女子プロレス「スターダム」の中野たむが、意味深発言を連発だ。王者ウィロー・ナイチンゲールとの米AEW・TBS王座戦(18日、横浜武道館)前に、所属ユニット「コズミック・エンジェルズ(CA)」が分裂危機に見舞われている。自身が極悪軍団「大江戸隊」を追放されたスターライト・キッドを救出したことに端を発する今回の騒動。当の本人はキッド、そしてCAに何を思うのか――。
昨年は団体最高峰のワールド王者として活躍した中野だが、10月の同王座戦で左ヒザを負傷。長期欠場に入り、王座返上を余儀なくされた。2月の復帰以来、初となる王座戦に向け「このベルトを取って、中野たむが世界一になる。そうすればスターダムも世界一になる。世界一輝く一番星に返り咲きます!」と誓い、自信をみなぎらせた。
王者のナイチンゲールは168センチ、88キロ。157センチ、50キロの挑戦者とは体格差があるが、気にする様子はない。「(4月27日)横浜BUNTAIでアジャコングと対戦して、デカイ選手とどう戦うかが私の課題だと思っていた。アジャよりは小さいし、去年、180センチのメーガン(ベーン)を投げたので投げられます」。むしろ王座獲得後の展望に目を輝かせる。
AEWの次回PPV「Double or Nothing」(26日=日本時間27日)ではナイチンゲールが、元WWEスーパースターでAEW所属のメルセデス・モネと同王座をかけて対戦することが発表されている。つまり中野が王座を獲得すれば、モネと対戦する機会を得るのだ。
忘れもしない。昨年1月4日の新日本プロレス東京ドーム大会。当時のIWGP女子王者KAIRI(現WWEのカイリ・セイン)に5分47秒で敗れた直後、さっそうと現れたモネに話題を全て奪われた。
積年の恨みがあるという中野は「私はあの日、モネのかませ犬にさせられた。今回ベルトを取って、あの時の雪辱を直接果たすチャンス。ウィローには『こんな最高の舞台をセッティングしてくれてありがとう』と伝えてベルトを奪います」と不敵な笑みを浮かべた。
このまま王座戦へ一直線!といきたいところが、そうはいかない。気になるのが取り巻く環境だ。CAとキッドの共闘が実現したが、ユニット内からは異論が噴出。安納サオリが「本当に入るなら考えもんやなって」と疑問の声を上げると、盟友のなつぽいは「たむちゃんはキッちゃん(キッド)と一緒に(2人の古巣)STARSに戻ろうと思ってるのかなって」と勘繰り、CAの分裂を危惧している。
これに対し中野は「遠征でキッちゃんとたくさん組む機会があって、今後のいろんな新たなビジョンが生まれそうだなっていう感覚があった。それはキッちゃんも同じことを考えてたりするんじゃないかなって思ってます」とだけ口にし、CAの今後については明言を避けた。
ただしキッドへの思いは本気のようだ。「キッちゃん、マスク取るとか、海外行きたいとか話してたみたいだけど。私がこのベルトを取って世界一になるから、たむと組めば一緒に世界進出もできるよ」と呼びかけるや、「あっ! キッちゃんの素顔はたむの次にかわいいんだよ」とにやり。まだまだCAの混乱は続きそうだ。
2024年05月16日 05:00
「大相撲夏場所・4日目」(15日、両国国技館)
平幕宇良が翠富士を押し出し、幕内では自身初となる初日から4連勝を飾った。上位陣の不振が目立つ中、人気業師が土俵を盛り上げる。大関陣は、かど番の霧島が大栄翔に押し出されて3敗目。琴桜は豪ノ山に辛勝して1敗を守った。豊昇龍は平戸海を寄り倒し、星を五分に戻した。全勝は宇良、御嶽海、湘南乃海、宝富士の平幕4人。
派手さはなくとも、うまく、力強く難敵を退けた。今場所初めて自身より小さい相手との対戦。2度つっかけられた後の立ち合いで、宇良は翠富士の突進に押し込まれたが慌てない。左手で相手の頭を押さえながら右ですくって回り込むと、最後は左手をグイッと当てて走るように押し出した。
幕内23場所目で初日からの4連勝は初めて。自己新となるスタートダッシュにも「知らなかったです。覚えてないです」と認識はなかった。関心を示さない理由は単純明快。「一番意識しても意味がないところ。今日勝てば記録更新だなんて思って、相撲を取ってないですから」。余分なものには振り回されない。日常生活から極力ものを持たないミニマリストを志向する男は、必要なことだけに集中している。
感覚にはこだわる。足の裏には硬い部分を作らない。巡業期間中以外は、クリームを塗るなどして毎日ケア。角界入り後、初めて皮が厚くなった時に違和感を嫌い、手入れを始めた。「土俵に足が吸いつくような感じがないと。皮ができていると、しっかり受けられない」。勝負の世界で生き残るための手間暇なら、もちろん惜しまない。
幕内で3連勝発進した過去の3場所は全て勝ち越し。うち2場所で2桁星を挙げている。連勝の話題には「何もないです。終わるまでは」と気を緩めなかった宇良。まだまだ勝ち星を伸ばし、連日満員の館内を沸かせる。
2024年05月16日 05:00
女子プロレス界に猪木ベルトが復活だ! ジュリア(30)、林下詩美(25)が所属する新団体「マリーゴールド」で、4つの王座が新設されることが明らかになった。20日に東京・後楽園ホールで行われる旗揚げ戦を前に、本紙は全日本女子プロレスからの歴史と伝統を継承する「赤いベルト」と「白いベルト」、2本のベルト写真を独占入手。白いベルトには、ロッシー小川代表(67)が敬愛するアントニオ猪木が巻いたことで知られる「UN」の名が刻まれる――。
マリーゴールドにはジュリアら元スターダム勢のほか、元アクトレスガールズの青野未来ら13人が所属。決起集会や神奈川県内での強化合宿を通して結束を固め、旗揚げに向けた準備は急ピッチで進んでいる。
選手の闘争心、モチベーションを高めるアイテムも用意される。本紙の取材に応じた小川代表は、4つのベルトを新設することを明かした。全日本女子プロレスから継承し、「赤いベルト」に位置づけられる団体最高峰王座には「マリーゴールド・ワールド王座」、白いベルトには「マリーゴールド・ユナイテッド・ナショナル(UN)王座」と命名。その他、タッグ王座の「マリーゴールド・ツインスター王座」、55キロ以下の軽量級の選手のみ挑戦できる「マリーゴールド・スーパーフライ級王座」の4本だ。
「団体をつくる上で一番最初に着手したのはベルトをつくることでした。ベルトがないと団体として締まらないし、始まらないから」と説明した。
マリーゴールドには全女の赤いベルトことWWWA世界シングル王座の最後のチャンピオンであり、スターダムの赤いベルト、ワールド王座の初代王者でもある高橋奈七永が在籍。さらにスターダム時代にワールド王座の戴冠歴があるジュリアと詩美、白いベルトと呼ばれるワンダー王座を巻いたことがあるMIRAIが揃っている。
小川代表は「昔から女子プロレスのベルトと言えば、赤と白のイメージがある。昭和の女子プロレスの歴史を受け継いでいく。来月にはベルト戦に動きが見えてくるんじゃないですかね」と今後の展望を明かした。
注目は「UN」の名が女子で復活することだ。男子でUNヘビー級王座と言えば、猪木やジャンボ鶴田、坂口征二、天龍源一郎、スタン・ハンセンら歴代の名レスラーたちが巻いた伝統のベルトで、昭和のプロレス史の中心にあった。小川代表も幼少期にUN王座戦を見ていただけに思い入れは深い。
「53年前にジョン・トロスから猪木さんが取った試合は子供のころに見ていて衝撃的でしたね。今でもよく覚えている。そんな試合を選手たちには期待します。インターナショナル(王座)が手に入らなかったアントニオ猪木の思いがUNに結びついた。これはワールドに手が届かなかった選手が開花するベルトになるかもしれない。いろいろなことできるんじゃないですか」
海外で制作中のベルトは間に合えば、旗揚げ戦でお披露目される予定だ。小川代表は「これらのベルトは、これから新しい歴史をつくっていくっていうこととプラスして、歴史と伝統を受け継いでいく証し。まだ見ぬ強豪たちがベルトを巡って戦っていくことになる」と期待をかける。
昭和の復活を掲げる新団体に、ますます注目が集まる。
【UNヘビーは猪木が日本人1号】UNヘビー級王座を日本人で初めて巻いたのが猪木だ。1971年3月26日(日本時間27日)に米ロサンゼルスでジョン・トロスを破り、第6代王者となった。当時は現在のようにベルトは乱立しておらず、かつ海外のベルトは権威あるものとされた。
猪木は鉄の爪フリッツ・フォン・エリックや銀髪鬼フレッド・ブラッシー相手に防衛を続けるが、71年の日本プロレス追放とともに王座も剥奪された。その後は坂口征二や高千穂明久(ザ・グレート・カブキ)らが王者となるも、日本プロレス崩壊後、全日本プロレスの管理王座に。76年8月にジャンボ鶴田が王座を奪取すると、84年には天龍源一郎も戴冠を果たした。
89年には鶴田がPWFヘビー級、インターナショナルヘビー級と統一し、現在は安齊勇馬が保持する3冠ヘビー級王座に一本化された。なお、天龍プロジェクトでは昨年、UNタッグ王座を新設。PWFから許可を受け、天龍プロが管理する認定タイトルとして王座戦が行われている。