2023年03月29日 17:07
クロアチア代表のMFマテオ・コヴァチッチ(チェルシー/イングランド)が、28日に行われたEURO2024予選・グループD第2節トルコ戦を振り返った。同日、クロアチアメディア『Sportske novosti』が伝えている。 FIFAワールドカップカタール2022で2大会連続のメダルを獲得したクロアチア代表は、本大会終了後も続投となったズラトコ・ダリッチ監督の下でEURO2024予選に臨んでいる。開幕節で痛恨のドローとなったクロアチア代表は第2節でトルコ代表と対戦すると、MFマテオ・コヴァチッチが2ゴールを挙げる活躍。このまま2−0でタイムアップを迎え、敵地で勝ち点3を手にした。 まず、コヴァチッチは「試合序盤に起きたボールロストは、決してあってはならないこと。でもそれ以降は本当にいい試合だった」と口にしつつ、「リヴィ(リヴァコヴッィチ)は2つ、3つの局面で僕たちを導いてくれた。トルコは、いくつかの場面で起きた僕たちのミスを除いては、何も作り出すことができていない。勝利は、勝ち点3は、重要だから満足している。ウェールズ戦では得点機を生かすことができなかったけど、今日はそれが戻ってきた」とミスからのピンチを防いだGKドミニク・リヴァコヴィッチを称賛するとともに、追加点を奪えたことに満足しているようだ。 長年に渡ってMFルカ・モドリッチの後継者として期待され続けているコヴァチッチ。同試合では自身の2ゴールでチームを勝たせたコヴァチッチは「モドリッチに代わって先頭に立つか? ルカはまだプレーできる、そう確信している。今日の彼のプレーを見ればわかるように、ルカは若い選手だから、間違いないね。EUROと、そして次のワールドカップも。そう願っているよ」と胸中を明かしている。 クロアチア代表史上初となるワールドカップ決勝戦進出の立役者となり、同国人選手として初めてバロンドール賞をも受賞したモドリッチ。いまだ衰え知らずの37歳は、もうしばらく若手選手を引っ張っていきそうだ。
2024年05月01日 13:26
プレミアリーグのプロ審判協会(PGMOL)の会長であるハワード・ウェブ氏が、試合中に観客に対して判定について説明することを検討していることを明かした。4月30日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
プレミアリーグでは今季から試合後にVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の確認作業中の審判間の会話を聞きながら分析する番組が放送されており、これにウェブ会長が自ら出演して、注目が集まった判定について議論を交わしているものの、試合中に審判が判定について公に説明するような機会はなく、判定が議論を呼ぶことは少なくはない。
このような状況を改善するためにウェブ会長は、来季からスタジアム内で観客に向けて判定の一部を説明できるようになる可能性を検討していることを明らかにした。しかし、国際サッカー評議会(IFAB)はスタジアム内での審判間のいかなる話し合いもライブで行うことを禁止する規則を設けており、現状はこの試みは実現不可能となっている。
それでも、PGMOLとしてはVARからピッチサイドのモニターでその場面を確認するために呼び出された審判が自身の決断を観客に伝えることはルールの範囲内で許されるべきことだと考えている模様で、それが可能かをIFABと協議していくことになるという。
すでに昨年2月に行われたFIFAクラブワールドカップではトライアル運用されていたが、果たして来季からプレミアリーグでも審判による判定への説明が試合中に行われることになるのだろうか。
2024年05月01日 13:02
元ブラジル代表のロナウドが、自身がオーナーを務めるクルゼイロの所有権を手放した。 現地時間4月29日、ブラジル1部のクルゼイロは、ロナウドが21年に取得した90パーセントのクラブ株式を、68歳の実業家ペドロ・ロレンソが保有する会社『BPW Sports』に7300万ユーロ(約113億1500万円)で売却したことを発表した。 ただロナウドはオーナーではなくなるものの、理事会メンバーとしてクラブとの関りは続いていくようだ。【PHOTO】来季レアル・マドリー加入の逸材、17歳エンドリッキがブラジル代表デビュー戦初ゴールから2戦連発弾!
21年12月に自身がプロデビューを飾ったクルゼイロをおよそ4億レアル(約120億円)で買収してオーナーに就任。2部に低迷していたクラブを2022年シーズンにカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル全国選手権1部)復帰へと導いていた。 しかし、そのカンピオナート・ブラジレイロ・セリエAで昨シーズンは20チーム中14位、今シーズンも4節を終えて7位と成績は上向かず、13年と14年に国内リーグを連覇したようなかつての名門の姿を見せられていなかった。そのため、一部のファンからロナウドの退任を求める声も上がっていたようだ。 ロナウドは株式売却の記者会見で、こう話している。「私たちは多くの困難に直面してきたが、その大半は乗り越えてきた。途中でつまずいたこともあったが、クラブの状況が非常に不安定であったことを考えると、今日は自分の義務を果たしたという気持ちでクルゼイロを引き渡すことができる」 さらに今後について質問されると、次のように答えた。「次はバジャドリーだ。その後はしばらく休みを取るつもりだ」 現在もオーナーを務めるスペイン2部のバジャドリーも、クルゼイロと同様に手放す意向を示した。「フェノーメノ(怪物)」と呼ばれた男の動向に中国が集まっている。構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
2024年05月01日 13:00
かつてイングランド代表として活躍し、稀代のイケメンとして一世を風靡したデイヴィッド・ベッカム。
現在はリオネル・メッシらが所属するMLSインテル・マイアミの共同オーナーとしても活動している。
48歳になった彼が、現在の肉体をInstagramで公開していた。 この投稿をInstagramで見る David Beckham(@davidbeckham)がシェアした投稿
妻ヴィクトリアさんのライティングとパーソナルトレーナーであるボビー・リッチ氏のおかげとのこと。上半身は鍛え上げられているが、暗さでよく見えない足はほっそりしているようにも。
ちなみに、リッチ氏はベッカムとヴィクトリアさんのパーソナルトレーナーを長年担当してきた人物。『VOGUE』によれば、リッチ氏は元柔道家で、イギリスの柔道チャンピオンに5度輝き、オリンピック候補にもなった経歴の持ち主だとか。
美の暴力!史上最強の「貴公子」イケメン10名を選んでみた
なんでもヴィクトリアさんは食生活については相当ストイックのようだ。
以前、ベッカムは「僕は25年間も同じものを食べている人と結婚した。僕と出会ってから、ヴィクトリアは焼き魚と蒸し野菜しか食べていない。そこから外れることはほぼない」という話をしたことがあるが、ヴィクトリアさん本人は「違うわ。彼が言いたかったのは、これほど規律を持った食べ方をする人に会ったことがないということ。私は健康的な脂肪をたくさん摂っている。魚、アボカド、ナッツとかを」と説明している。
2024年05月01日 12:55
ジョゼップ・グアルディオラのチームでは、最終ラインの選手にも多様なタスクが求められる。
2024年05月01日 12:42
五輪出場を決めた後の振る舞いに賛辞が贈られている。
大岩剛監督が率いるU-23日本代表は現地4月29日、カタールで開催されているU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)の準決勝でイラクと対戦。細谷真大と荒木遼太郎のゴールで、2−0と大一番を制し、見事に8大会連続のオリンピック出場を決めた。
この試合後、大岩ジャパンの選手たちは、イラクのサポーター席にも挨拶。相手サポーターからも拍手が送られた。
【動画】大岩ジャパンの挨拶に敗れたイラクサポが拍手
この模様をイラクメディア『IQ-PRO』は公式Xで、「日本対イラクの試合終了後、日本代表の選手らが伝統的な日本式でイラクファンに挨拶した」と伝えた。
この投稿には同国のファンから「勝利に値するリスペクトすべき選手たちだ」「彼らは洗練された、愛される人々と言うに相応しい」という声が寄せられた。
ピッチ外でも称賛を浴びている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月01日 12:37
ブレンビーに所属する日本代表MF鈴木唯人に対する欧州強豪クラブの関心が高まっている。
現在22歳の鈴木は、市立船橋高校卒業後の2020年に清水エスパルスへと加入すると、2023年1月にはリーグ・アンのストラスブールに買取オプション付きで期限付き移籍。同年7月には清水に復帰したものの、8月には海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のためにチームを離脱し、同月中にデンマーク・スーペルリーガ(デンマーク1部)のブレンビーに4年契約で加入した。
鈴木はブレンビーで中心選手として活躍しており、直近6試合で6ゴール4アシストと“大爆発”。4月28日に行われたプレーオフ・グループA第5節ノアシェラン戦(△ 1−1)では先制ゴールをマークし、今季8ゴール目を記録した(公式戦では27試合出場10ゴール8アシスト)。必然的に、鈴木は欧州強豪クラブから関心を寄せられる存在に。デンマークメディア『Bold.dk』によると、鈴木を視察するためにマンチェスター・シティ、リヴァプール、トッテナム、レアル・ソシエダ、シュトゥットガルト、ウニオン・ベルリン、ヴォルフスブルク、ホッフェンハイム、アヤックス、ナント、パルマ、ヘンクの12クラブがスカウトを派遣していたという。
この事実に反応したのがリヴァプールの地元メディア『Liverpool.com』。同メディアは4月30日、「リヴァプールのスカウト活動が明るみになり、スポーツダイレクター(SD)が移籍の可能性を認める」と見出しを打って報道した。実際に、ブレンビーのSDは鈴木の残留を望みつつも、移籍の可能性を否定していない。
『Liverpool.com』は「現時点で、スズキはリヴァプールでプレーする準備が整っていないかもしれないが、それでも期待が持てる選手」と報道。「もし彼の獲得をめぐる争いが起きるなら、リヴァプールはワタル・エンドウに頼み込んでU−23日本代表選手と連絡を取り、ほかのチームではなく『アンフィールド』に来るよう説得を試みるべき」と、パリオリンピック世代の“エース”獲得の有用性を力説した。
2024年05月01日 12:30
U23アジアカップ準決勝でイラクを下し、無事8大会連続となる五輪出場を決めた日本。
今回の予選は開催時期もあり招集できない選手が多く、前回の東京五輪にともに出場した韓国やサウジアラビア、オーストラリアが次々と敗退していく中で掴んだ本大会への切符だった。
日本サッカー界全体で勝ち取ったと言えるパリ五輪出場。今年3月に日本サッカー協会(JFA)会長に就任した宮本恒靖氏も今回の結果を受けて以下のようにコメントしている。
「8大会連続でオリンピック出場を決めた監督、スタッフ、選手、関係者のこれまでの努力に敬意を表します。また、FIFAマッチデーではない大会期間にもかかわらず、選手を派遣してくれたクラブの皆様にも心から感謝をしています。イラクとの準決勝ではチームは生き物だと改めて感じた試合でした。大会が進み、試合を重ねるごとにチームが成長していることをとても感じています。この勢いで決勝も戦って優勝して欲しいと願っています」
宮本氏自身も選手時代、2000年のシドニー五輪へ出場。前年にワールドユース準優勝を成し遂げた“黄金世代”とともにベスト8の成績を残しているだけに、今回のチームの成長ぶりに注目しているようだ。
大岩剛監督率いるU-23日本代表はパリ五輪に向け、6月に海外遠征を計画中と伝えられている。おそらくそこでオーバーエイジの選手たちが合流するとみられ、その人選にも大きな注目が集まる。
衝撃の予選敗退…パリ五輪に出ないブラジルの「世界的ヤングスター」10名
U23アジアカップはいよいよラスト2試合。現地時間5月2日(木)に五輪出場をかけたイラクvsインドネシアの3位決定戦、そして翌3日(金)には日本vsウズベキスタンの決勝戦が行われる。
AFC U23アジアカップ カタール2024
決勝
日本 vs ウズベキスタン
日時:5月4日(土)0時30分キックオフ
配信:DAZNにてライブ配信
2024年05月01日 12:20
U23アジアカップ決勝でU-23日本代表はウズベキスタンと対戦することになった。
2024年05月01日 12:10
ベルギー代表を率いるドメニコ・テデスコ監督が、レアル・マドリードに所属するGKティボー・クルトワのEURO2024欠場を明らかにした。4月30日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
現在31歳のクルトワは今シーズン開幕前に左ひざ前十字じん帯を断裂する重傷を負い、長期離脱を強いられ、ここまで欠場が続いている。それでも、2月末から一部トレーニングに復帰を果たすなど、戦列復帰には近づいていたものの、3月19日に行われたトレーニング中に再び負傷してしまい、検査の結果、右ひざの内側半月板断裂と診断。この影響で、同選手は今シーズン中にプレーする可能性は低いことが報じられている。
そんなクルトワは昨年12月に「EUROには出場できないだろう」と100パーセントの準備ができていない限り、今年6月から開幕するEURO2024には出場する意思がないことを示唆していた。
しかし、順調に回復が進んでいるクルトワは今季中に復帰できる可能性が浮上していることから、EURO2024への出場も期待されることとなっているが、テデスコ監督は「この件に関してはすでにすべてが語られている。報復的な状況は望んでいない。私たちは調子のいい選手に注目している」と同大会のメンバーからクルトワを外す意向であることを明言した。
2024年05月01日 12:05
日本が誇る世界的コンテンツである『ポケットモンスター』。
「ポケモンGO」が大流行した際には海外のサッカー選手がゴールパフォーマンスにしたこともあった。
そうしたなか、アトレティコ・マドリーのフランス代表アントワーヌ・グリーズマンがこんな映像をInstagramでリポストしていた。 この投稿をInstagramで見る La Galleta más Cookie(@lagalletamascookie)がシェアした投稿
これはポケモンのキャラたちが描かれたクッキー。焼き上がったクッキーに色を入れて作るそうだが、出来栄えがすごすぎる…。
タトゥーまで彫る!「ドラゴンボール」が大好きすぎる世界のスター6名
なんでも、フランスでもポケモンの切手やコラボした子供服が発売されるなど人気だとか。
また、スペインでも『Marca』や『Mundo Deportivo』が「史上最も高価なポケモンカード」という話題を記事化しており、認知度は高いようだ。
2024年05月01日 11:50
かつてバルセロナにも所属したドイツ人GKロベルト・エンケ。
2009年、ハノーファーでキャプテンを務めていた彼は32歳で自ら命を絶った。その後、妻はエンケがうつ病を患っていたと明かしている(娘も亡くしていた)。
そうしたなか、2002-03シーズンにバルサでエンケとともにプレーしたアルゼンチン人GKロベルト・ボナーノが、『Relevo』のインタビューでエンケについて語った。
「個人的要因などで自信を持てなくなることがある。物事がうまくいかなくなる。そして、根本的な問題に行き着く。自分は引退してから、スポーツ心理学者(心理カウンセラー)がいなかったことを後悔した。
なぜなら、彼らはアスリートを助けてくれる小さな支えだからだ。スポーツ心理学者は個人とサッカーのパフォーマンスに貢献してくれる。
チームメイトだったロベルト・エンケのケースを可視化する必要があると思う。波の頂点にいると思っていて、いいことばかりを見ていても、鬱やとてもつらい時期にある人もいる。彼らを助けるためには、それをいち早く察知することが重要だ。
(エンケの訃報は)非常に受け入れるのがつらいものだった。バルサで1年一緒だったので不思議だった。彼がつらい時期にあることは知っていたが、スポーツ的な問題によるものだと思っていた。
ポルトガルでスターだった彼はスタメン起用されると思って加入したがそうはならなかった。コパ・デル・レイ(カップ戦)で起用された時は活躍できず逆効果になった。チームは敗れ、彼はとても苦しんだ。それが彼の性格だと思っていた。新しい国でコミュニケーションが難しく、彼は言葉(スペイン語)もあまりしゃべれなかった。
自分たちは誰も彼の個人的問題を知らなかった。それには腹が立った。なぜなら、同じ部屋にいることも多かったのに私には何かを話してくれることは決してなかったから。自分にできることはほとんどなかったかもしれないが、彼に誰かと話すように勧めることはできたはずだ。
彼のマネージャーもそのことを知らなかったこと、彼の妻が彼を助けるためにもっと早くに公表しなかったことには驚いた。ただ、他人に起きていることは分からない。常に自分を強く見せ、弱さを見せないようにしなければいけない環境では、他人に弱さを伝えるのは難しい。
彼はサッカー人生で最高の時に自殺を決意した。ハノーファーのスターで、ドイツ代表への復帰も噂されていた。とても不思議だったし、毎年命日が近づくと彼のことを思い出す人達がいる。私は彼の夫人が同じような境遇にある人々を支援するための財団を設立したことをいつも思い出す」
ボナーノが引退後にコーチを務めたセルタには心理カウンセラーがいたそうで、そこで重要性を認識するようになったそう。
メッシが「最後にバルセロナでプレーした試合」スタメン11人
「彼(心理カウンセラー)は練習を見て、我々にコミュニケーションの仕方を教えてくれた。そういう些細なことが違いを生む。選手たちが彼のもとに行くことに驚いた。なぜなら、冷ややかな目で見られ、おかしい人間だけが行くと思われていたし、強さを見せつけるマチズモがあったからね。我々全員に助けが必要なんだ」とも話している。
・悩みの相談窓口
こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556
いのちSOS:0120-061-338
2024年05月01日 11:45
ユヴェントスが、今夏に4選手の退団に向けて動き出している模様だ。
2024年05月01日 11:30
この夏にチーム大改造を行う可能性があるマンチェスター・ユナイテッド。
ほぼ全選手が放出リストに名を連ねていると伝えられたほか、エリック・テンハフ監督もアヤックスへの復帰説が出ている。
チーム立て直しのためにユナイテッドに招聘されたテンハフ監督は、大スターであるクリスティアーノ・ロナウドも特別扱いせず。規律違反があったロナウドを冷遇した後、両者は喧嘩別れすることになった。
ただ、アヤックス出身の元オランダ代表MFヴェスリー・スナイデルは、テンハフ監督がロナウドの扱い方を間違えたと考えているようだ。『Veronica Offside』でこう述べていたそう。
「すでに彼(テンハフ監督)はロナウドとやり合ったことで間違いを犯していた。
そこで全員のリスペクトを失った。彼はその逆になると思っていたが、もちろんそうではなかった。ロッカールームのやつらは『この男は狂っている』と思っただろう」
ロナウドを冷遇したことでチーム内での求心力を失ったと感じているようだ。
テンハフ監督と喧嘩別れしたスター7人
また、スナイデルは「彼(テンハフ監督)は自分が去らなければいけないこと分かっている。でも、自分自身でするつもりはない(辞任はしない)」とも言い放っていたとか。
2024年05月01日 11:21
元日本代表FWの城彰二氏が4月30日、自身のYouTubeチャンネルに最新コンテンツを投稿。U-23日本代表MF藤田譲瑠チマについて語った。
藤田は、パリ五輪のアジア最終予選を兼ねるU-23アジアカップの準決勝・イラク戦(2−0)で、4−3−3のアンカーでスタメン出場。2アシストをマークするなど、勝利に大きく貢献した。
そんな22歳を、城氏は「凄い。いろんなところが見えている」と称賛。2ゴールをお膳立てしたパスの精度も高く評価。試合を通じては、以下のようにコメントした。
【動画】城彰二がU-23日本代表のイラク戦を語る
「中盤での視野の広さ、技術の高さ、そういったところは凄いなと。ちょっと別格だという気がしたので、代表でもまた見てみたい選手の1人」
2022年のE-1選手権で森保ジャパンに初招集され、2試合に出場した藤田。それ以来の抜擢に城氏は期待を寄せた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月01日 11:10
パリ五輪出場が決まった瞬間、MF山本理仁(シント=トロイデン)は安堵した。
「良かったしかない(笑)。ホッとしています」
勝てばパリ行きが確定する準決勝のイラク戦。延長戦の末に4−2で勝利した準々決勝のカタール戦で、山本は105分間、ピッチに立っていたこともあり、イラク戦は最後までベンチから戦況を見つめた。チームは2−0で勝利。歓喜の輪ができ、山本も喜びを噛み締めた。
重圧があったのは容易に想像できる。8大会連続の五輪出場が懸かっており、日本サッカー界が紡いできた歴史があったからだ。ただ、山本はカタールとの準々決勝の方が、今までにないほどのプレッシャーがあったという。イラク戦の前に、こんなふうに話していた。
「この間のカタール戦は、本当に負けたらアウトだった。今まで感じたことがない重圧でしたし、緊張というよりも『負けたらどうしよう...』という不安があった」
負けたら、チームは解散。パリ行きは完全消滅し、全ての道が閉ざされる。逆に準決勝は負けても“敗者復活”のルートがあり、3位決定戦で勝利すれば問題ないし、万が一にそこで敗れても、大陸間プレーオフで勝てばOKだ。
だからこそ、準々決勝を前にナーバスになった。カタール戦の前は寝つけない状態が続いていたという。
「今まで7大会連続で出場している記録を、ここで僕らが潰すわけにいかなかった。韓国が準々決勝で敗退しましたけど、僕らが負けていたらゾッとする」
実際に準々決勝は難しい展開となった。開始65秒でMF山田楓喜(京都)が先制点を奪ったが、前半のうちに追いつかれる。終了間際に相手GKが退場となり数的優位になったものの、後半早々にまさかの失点でリードを許した。日本は巻き返しを図ったが、思うように攻撃の形が作れない。
「僕らもピッチの中では、『まだ40分あるから落ち着いて』と声をかけていましたけど、そうは言っても焦る。本当に嫌な感じがしていた」とは山本の言葉。
不穏な空気が流れ、試合中に山本は吐きそうになるぐらいの状況に陥っていた。それでも、67分にCB木村誠二(鳥栖)のゴールで同点に追いつく。殊勲弾は山本の右CKからだった。
「追いついたら、そこから先は時間の問題。そう思っていたから、めっちゃ嬉しかった」
今まで見たことがないぐらいのガッツポーズで何度も両腕を振り、とびっきりの笑顔で仲間たちに抱き着いた。それほど追い込まれていたのだろう。
【PHOTO】U-23日本代表のイラク戦出場16選手&監督の採点・寸評。藤田が圧巻の2アシスト、安定感抜群の高井も高評価
試合を振り出しに戻してからは、山本の読み通り。日本が延長戦で2ゴールを挙げてカタールを撃破した。簡単に言葉では言い表わせない経験をして、チームも山本自身もさらにタフになったのは間違いない。
準決勝の前に行なった選手だけのミーティングでは、FW藤尾翔太(町田)から「カタール戦のような緊張感は、もう絶対に味わいたくないから負けたくない!」という言葉が発せられ、イラク戦を前にチームは一致団結。極度の緊張状態を一度体験したことで、準決勝は多少、気持ちにもゆとりが生まれたはずだ。
「カタール戦は全員がすごくプレッシャーを感じていて、本当に今まで感じたことがないものがあった。そういった意味では、負けてもまだ先がある準決勝は、ややプレッシャーが少なかったかもしれない」
苦しんで、もぎ取ったパリ五輪への挑戦権。しかし、あくまで通過点に過ぎない。現地5月3日にアジア・ナンバーワンの座を懸けてウズベキスタンとの決勝戦があるし、パリ五輪本大会へ向けたメンバー争いもすでに始まっている。
「あとは気持ち良く決勝を戦って、勝って終わりたい」と笑顔を見せた山本。準々決勝の経験は、サッカー人生において何事にも代え難い財産になったはずだ。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)