2024年05月01日 13:26
プレミアリーグのプロ審判協会(PGMOL)の会長であるハワード・ウェブ氏が、試合中に観客に対して判定について説明することを検討していることを明かした。4月30日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。 プレミアリーグでは今季から試合後にVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の確認作業中の審判間の会話を聞きながら分析する番組が放送されており、これにウェブ会長が自ら出演して、注目が集まった判定について議論を交わしているものの、試合中に審判が判定について公に説明するような機会はなく、判定が議論を呼ぶことは少なくはない。 このような状況を改善するためにウェブ会長は、来季からスタジアム内で観客に向けて判定の一部を説明できるようになる可能性を検討していることを明らかにした。しかし、国際サッカー評議会(IFAB)はスタジアム内での審判間のいかなる話し合いもライブで行うことを禁止する規則を設けており、現状はこの試みは実現不可能となっている。 それでも、PGMOLとしてはVARからピッチサイドのモニターでその場面を確認するために呼び出された審判が自身の決断を観客に伝えることはルールの範囲内で許されるべきことだと考えている模様で、それが可能かをIFABと協議していくことになるという。 すでに昨年2月に行われたFIFAクラブワールドカップではトライアル運用されていたが、果たして来季からプレミアリーグでも審判による判定への説明が試合中に行われることになるのだろうか。
2024年05月21日 21:00
今季開幕から低空飛行が続き、5月8日に大槻毅監督を解任したJ2のザスパ群馬。
後任にはヘッドコーチだった武藤覚氏が就任。その後も3連敗を喫し依然最下位となかなか光が見えない状況だが、まだシーズンの折り返しを迎えていないだけに巻き返しは十分可能だ。
そんなザスパ群馬の新しい練習拠点とクラブハウスが完成し、19日に完成披露式典が行われた。『群馬テレビ』が伝えている。
前橋市富田町のローズタウンに誕生した「GCCザスパーク」は、天然芝2面、人工芝1面、人工芝フットサルコート3面にクラブハウスを備えた群馬サッカーの新拠点。
クラブハウスの商業棟には群馬のオフィシャルショップのほか、カフェやレストラン、さらに9月オープン予定の放課後等デイサービス「ザスパキッズ」などが入り、さまざまな人の利用が見込まれる。
施設は、ザスパ群馬とオフィシャルパートナーのカインズ、前橋市が連携。カインズの企業版ふるさと納税を活用する形で総額24億円をかけて整備された。
こちらは選手がクラブハウスを見学した時の様子。選手たちのくつろぎ空間としても使用されるコミュニティスペースでは「ここでCL決勝とか観られたら超いいな」といった声も。
ミーティングルームでは、2,200万円ほどの寄付により備品が揃えられたことなどが伝えられ、「ぜひ感謝の気持ちを持ちながらご利用いただければ」といったスタッフの話もあった。
いよいよ明日22日(水)10時にオープンする「GCCザスパーク」。【いよいよ明日🆕OPEN】
5/22(水)オープン記念イベント☀️#GCCザスパーク 内の「#CAFEBRICCO」にて、オープン日に #清水慶記 クラブアンバサダーの1日店長イベントを行います☕
3種類が1度に食べることができるのはザスパークのみ!
詳細はこちら👉https://t.co/lKkR8NEpGN#thespa #ザスパ群馬 pic.twitter.com/9avtMzy0c1
— GCCザスパーク_5/22OPEN🍴☕🎁⚽✨ (@TheSpark2024) May 21, 2024
初日は昨季限りで現役を引退し、今年からクラブアンバサダーを務める地元出身の清水慶記氏がカフェの1日店長を務めるようだ。
W杯出場選手も!ザスパ群馬の「歴代最強の日本人選手」はこの5名
なお、天然芝のサッカーコートは8月ごろ完成予定。このためザスパ群馬のトップチームのクラブハウス利用開始も8月以降となる。
2024年05月21日 20:46
レアル・マドリードは21日、同クラブに所属するドイツ代表MFトニ・クロースが、EURO2024をもって現役を引退することを発表した。
クロースとレアル・マドリードの現行契約は今季限りで満了を迎えるが、その去就には大きな注目が集まっていた。スペインメディア『マルカ』や『アス』など複数のメディアは、新契約締結に向けた動きは順調に進んでいると報じていたが、クロースはかねてより公言していた「高いレベルのまま引退したい」という思いのもと、今季限りでスパイクを脱ぐ決断を下した。
この決断を受けて、レアル・マドリードは「既にレアル・マドリードの歴史の一部であり、我がクラブと世界のサッカー界における偉大なレジェンドの1人であるトニ・クロースに、感謝と愛情を表したい。トニ・クロースは、その卓越したサッカースキルに加えて、常にレアル・マドリードの価値観を体現してきた存在で、このユニフォームのためにすべてを捧げてきた選手として、すべてのマドリディスタの心に永遠に刻まれるだろう。レアル・マドリードは、トニ・クロース、そして彼の家族の人生の新たなステージでの幸運を祈っている」などと声明を発表。
フロレンティーノ・ペレス会長も「トニ・クロースは、レアル・マドリードの歴史において最も偉大な選手の1人であり、これからもこのクラブは彼のホームである」とメッセージを送った。
なお、今季のラ・リーガは残り1試合のみとなっている。レアル・マドリードは25日、本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』にベティスを迎える予定だ。ラ・リーガの最終節が終了した後、レアル・マドリードは6月1日にドルトムントとのCL決勝を控えている。この試合がクロースにとって、レアル・マドリードの選手としてプレーする最後の公式戦となる。
CL決勝の後、クロースはドイツ代表に合流。6月14日より母国ドイツで開幕するEURO2024の戦いに参加し、同大会をもってサッカー選手としてのキャリアに幕を下ろす。
クロースは1990年1月4日生まれの34歳。2006年夏にハンザ・ロストックの育成組織からバイエルンのアカデミーへ加入し、2007−08シーズンのブンデスリーガ第7節エネルギー・コットブス戦でトップチームデビューを飾った。2008−09シーズンの途中にはレヴァークーゼンへのレンタル移籍も経験し、復帰後の2010−11シーズンからはバイエルンで定位置を確保。優れたボールスキルや卓越した戦術眼などを武器として、不動の中盤に君臨し、バイエルンでは公式戦通算205試合の出場で24ゴール49アシストを記録。ブンデスリーガとDFBポカールの優勝を3度経験しただけでなく、2012−13シーズンにはチャンピオンズリーグ(CL)制覇にも貢献した。
2014年夏にはレアル・マドリードへ完全移籍。即座に主力としての立ち位置を掴み、インテリオールだけでなくピボーテとしてもプレー。クロアチア代表MFルカ・モドリッチ、ブラジル代表MFカゼミーロ(現:マンチェスター・ユナイテッド)と魅力溢れる中盤の“トリデンテ”を形成し、レアル・マドリードの“黄金期”を支え続けた。
在籍10年目、34歳となった今季もそのパフォーマンスに衰えは見られず、ここまで公式戦46試合のピッチに立って1ゴール9アシストを記録。2シーズンぶり通算36度目のラ・リーガ制覇に大きく貢献しただけでなく、CLでも2年ぶりの決勝進出に貢献している。
クロースはレアル・マドリードで、公式戦通算463試合出場28ゴール98アシストを記録。在籍した10年間で獲得したタイトル数は「22」にのぼり、2015−16シーズンから始まったCL3連覇を含む4度の欧州制覇、4度のラ・リーガ優勝、5度のFIFAクラブワールドカップ優勝などに大きく貢献した。
また、レヴァークーゼンへレンタル移籍に出ていた2010年3月にドイツ代表デビューを飾ると、2013年頃からは不動の主力として活躍。FIFAワールドカップ、EUROともに3大会連続で出場し、数々の国際舞台も経験してきた。FIFAワールドカップブラジル2014では、中盤の主力として全7試合にフル出場し、2ゴール4アシストの活躍で母国の24年ぶり4度目の優勝に大きく貢献。EURO2020でドイツ代表がベスト16敗退に終わると、当時31歳のクロースは同大会をもってドイツ代表からの引退を表明していたが、母国開催のEURO2024を目前に控えた今年2月、ドイツ代表への電撃復帰を発表していた。これまでに国際Aマッチ通算で108試合出場17ゴール21アシストを記録している。
突然の現役引退発表により、公式戦のピッチでクロースの勇姿が見られる時間は残りわずかとなった。レアル・マドリードでの残り2試合、そしてEURO2024におけるドイツ代表の戦いは、より一層注目が集まるだろう。
2024年05月21日 20:11
ポルトガル2部オリヴェイレンセに所属する元日本代表FW三浦知良が21日に日本へ帰国し、メディアからの取材に応じた。
三浦は1967年2月26日生まれの現在57歳。2023年2月より横浜FCからポルトガル2部オリヴェイレンセへ期限付き移籍しており、2023−24シーズンは公式戦6試合に出場。そのうち5試合は終了間際のわずかなプレータイムだったが、19日に行われたリーグ最終節では30分以上プレーした。
シーズンを終えて21日に帰国した三浦は、「今季は2シーズン目ということもあり、出場機会やゴールという結果にこだわって戦いましたが、自分が思っていたよりも出場機会は少なかったですし、ゴールという結果もあげられなかったので、自分自身としても残留を争いをしたチームとしても、厳しいシーズンだったと思います。悔しさがほとんどだったかなと思います」と今季を振り返り、次のように悔しさを滲ませた。
「自分ではもっと試合に出たい、試合に出れると思ってずっとやってきましたし、出れないときは『次こそは』という気持ちをもってやってました。どんな短い時間でも、言い訳なく、1分でも2分でも結果を出す気持ちでやってきたし、そこに向けて奮い立たせてやってきたので、1日、1日が重く充実したサッカーだけを考えられた日々でした。とはいえ、プロとしては試合に出ないと良い結果だとは言えないので、結果は出せなかったなと思っています」
それでも、「悔しさはあったけれど、それも含めて、挑戦できて戦える状況が幸せだと感じた」と充実感も語り、「素晴らしい仲間と出会えて、大きな経験を出来たと思うので、幸せな1年半でした」とオリヴェイレンセでの日々を振り返った。
気になる今後の去就については、「そんなにたくさんの選択肢があるわけではないし、どこでどういう生活をしてサッカーを幸せに感じるかが大事だと思うので、いろいろな決める条件が自分の中にあるので、休んでから考えたいと思います」とコメント。
そして、「ゆっくりする時間もあまりないし、6月から自主練が始まるので」と語り、「ブラジルに行ってロマーリオと2トップを組むのもいいかなと。オファーないかなと待ってますけど(笑)ロマーリオは僕のアイドルで、憧れの選手ですし、僕の1つ年上で復活してくれて…。僕が走ってロマーリオのゴールをアシストするのもやってみたいなと思います」と冗談を交えつつ、現役続行の意思を示していた。
なお、三浦より1つ年上の元ブラジル代表のロマーリオは、自身で会長を務めるカンピオナート・カリオカ・セリエA2(リオデジャネイロ州2部)のアメリカFCで選手登録され、限定的に現役復帰している。
2024年05月21日 20:00
今季限りでの現役引退を発表し、週末にシント=トロイデンでのラストゲームを終えた元日本代表FW岡崎慎司。
2024年05月21日 19:51
J2の横浜FCは5月21日、公式Xを更新。ポルトガル2部オリベイレンセへ期限付き移籍していたFW三浦知良の帰国を報告した。
カズは昨年2月にオリベイレンセへレンタル移籍。夏までの契約だったが、同年7月に期間を延長し、加入2年目となった今季はリーグ戦5試合、カップ戦1試合の計6試合に出場した。
5月19日には、最終節のレイショエス戦(1−3)で59分から途中出場し、自身今シーズン最長となる31分間プレー。チームはリーグ15位でシーズンを終えている。
【画像】ポルトガルから帰国したキングカズ!
横浜FCは「横浜FCよりポルトガル・2部リーグのオリヴェイレンセに期限付き移籍中の三浦知良選手がシーズンを終え帰国しました。カズさん、お帰りなさい!」と題し、白い長袖Tシャツに青のサングラス姿で空港に到着した57歳ストライカーの写真と動画を公開した。
これにはファンも反応。「カズさんかっこいい...」「これからの動向は!?」「補強来た!」といった様々な声が上がった。
来季はプロ40年目を迎えるキングカズの今後の動向にも注目が集まる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月21日 19:00
FW町野修斗が所属するホルシュタイン・キールとキットサプライヤーのPumaは20日、2024-25シーズンの新ユニフォーム(ホーム、アウェイ)を発表した。
チームは23-24シーズンのブンデスリーガ2部を2位でフィニッシュし、クラブ史上初の1部昇格が決定。この24-25モデルは歴史的な初の1部ユニフォームとなる。Holstein Kiel 2024-25 Puma Home
ホルシュタイン・キール 2024-25 Puma ホーム ユニフォーム
史上初のブンデス1部を戦う24-25シーズンのユニフォームには、それぞれにデザインのテーマが設定されている。
新ホームユニフォームは、少なくとも1911年頃から使い続けているという伝統のブルーで継続。デザインのテーマは「風」で、勢いと力強さを感じさせる旋風のようなグラフィックを全体に散りばめている。
クラブは1900年にホームタウンのキールで誕生。ブンデスリーガとしては24-25シーズンが初の1部となるが、そのブンデスリーガ発足以前は地域ごとに分かれていたトップリーグに長く所属していた時代がある。今回の昇格は、ある意味ではかつての誇りを取り戻したとも言える出来事だ。Holstein Kiel 2024-25 Puma Away
ホルシュタイン・キール 2024-25 Puma アウェイ ユニフォーム
24-25新アウェイユニフォームは2季ぶりにホワイトが復活した。
デザインのテーマは「波」。ホームタウンのキールはバルト海に面した都市だが、キールが属するシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州は北海にも面する地域。このユニフォームでは州を代表するチームとして、その2つの海を表現したデザインを採用している。
各ユニフォームの胸スポンサーはドイツのスーパーマーケットチェーン「Famila」で継続。同社は国内で4つの会社に分かれており、クラブが契約するのはドイツ北東部エリアの「Famila」だという。 Sieh dir diesen Beitrag auf Instagram an Ein Beitrag geteilt von Holstein Kiel (@holsteinkiel)
新ホームユニフォームは、20日にキールの市庁舎広場で開催された昇格記念パレードと祝賀会(そして退団選手のお別れ会)でお披露目となった。後方にチラッとだが新ユニを着た町野修斗の姿も!
優勝は2度目!68回のCL決勝で「7つしかないPUMAのユニ」をご存知か
初のブンデスリガ1部を戦う歴史的な新ユニフォームは、クラブ公式オンラインストアで販売を開始している。
2024年05月21日 18:57
古橋亨梧のライバルと評された男が苦しんでいる。
日本人5選手が所属するセルティックは、リーグ3連覇を達成した。今週末には、2冠を懸けて、宿敵レンジャーズと戦うスコティッシュカップの決勝に挑む。
そんななか、このスコットランド王者でプレーする韓国代表FWオ・ヒョンギュの現状を嘆いたのが母国のメディア『スポーツ朝鮮』だ。「(自身が)リーグ2連覇でも移籍を心配しなければならないオ・ヒョンギュ、『ライバル獲得後に消えた』と3点の酷評」と見出しを打った記事を掲載。次のように伝えた。
「オ・ヒョンギュはが真剣に未来を悩むべき状況だ。セルティックが成功したシーズンを過ごしたにもかかわらず、韓国の選手たちに対する見通しは明るくない。特に昨シーズンにセルティックに成功し、定着するように見えたオ・ヒョンギュの未来が心配だ」
【動画】旗手の絶妙クロスから古橋が同点弾!リーグ最終戦で公式戦19点目
同メディアは「ブレンダン・ロジャーズ監督は今シーズン冬の移籍市場で連れてきたアダム・アイダをオ・ヒョンギュより先に投入し始めた。オ・ヒョンギュには悲しいことに、アイダは移籍後18試合で8ゴール・2アシストをマークして躍動した。アイダが入った後、オ・ヒョンギュはベンチにも座れないことが多い」と、逸材の現状を嘆いている。
そして、地元紙『Daily Record』のシーズン採点が「3点」だったと紹介。「理由はやはり存在感不足だった。シーズン前半に主に交替で出場した中、セント・ミレン戦では重要な得点を叩き出した。だが、アイダが迎え入れられてから消えたという冷たい評価を下した」と綴り、こう続けている。
「ロジャーズ監督の主な戦術は4−3−3のフォーメーションである。ストライカーを1人しか起用しない。今シーズンも不動のエースとして活躍したフルハシが全面的な信頼を受けており、フルハシが抜ければアイダが投入されている。フルハシやアイダが怪我をしない限り、オ・ヒョンギュの席はないようだ」
記事は「2001年生まれで、ピークでプレーなければならない年齢で、ベンチに留まっているだけなのは耐え難いだろう。ベンチでも頻繁に出場できれば別だが、オ・ヒョンギュはメンバー外となるケースが多くなっている」とし、こう懸念を示している。
「オ・ヒョンギュの出場不足問題は韓国代表にも続く事案だ。セルティックという名門クラブでプレーしたとしても、活躍自体がなければ選出すべき名分が消える。選手として代表招集に対する欲がなくなど不可能なため、オ・ヒョンギュも悩むだろう」
23歳のストライカーの去就に注目が集まる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月21日 18:50
レヴァークーゼンの史上初の無敗優勝で幕を閉じたブンデスリーガが年間最優秀選手を発表した。
2024年05月21日 18:45
Jリーグ(公益社団法人日本プロサッカーリーグ)は20日、サウジアラビアのプロフットボールリーグ(サウジ・プロフェッショナルリーグ/SPL)と戦略的パートナーシップ協定を締結したことを発表した。
今回の戦略的パートナーシップ協定は、両リーグが緊密な連携を図ることで、東西アジアのトップランナーとしてアジアのフットボールをけん引する存在となることを目指すためのもの。協定内容としては「フットボール水準の向上を目的とした人材交流」、「両リーグの成長と発展を目的としたワークショップ、ビジネスカンファレンスの開催、育成などに関する情報共有等」、「交流イベント、親善試合などを通じた国際交流」などが挙げられている。協定期間は2024年5月20日から2025年12月31日までと伝えられた。
今回の戦略的パートナーシップ協定締結に際し、Jリーグの野々村芳和チェアマンがコメントを発表。「近年、サウジプロリーグのクラブはAFCチャンピオンズリーグにおいて目覚ましい成績を残しています。今回の戦略的パートナーシップにより、日本とサウジアラビア両リーグの連携・交流を深めることで、両リーグのフットボール水準を向上させ、アジアのフットボールの価値をともに高めていきたいと考えています」と綴った。
なお、現在Jリーグはタイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシア、マレーシアのプロリーグと協定を結んでいる。これらの国籍を有する選手は、試合エントリー時において、外国籍選手ではないものとみなされているが、今回の戦略的パートナーシップ協定対象国となるサウジアラビアの国籍を有する選手はこれに該当しない。過去、スペインのラ・リーガやオーストラリアのAリーグとのパートナーシップを締結した際も同様の取り扱いを取っていた。つまり、仮にサウジアラビア国籍の選手がJリーグの各クラブに加入した場合、外国籍選手の枠を使う形で登録がされることとなる。
2024年05月21日 18:40
ポルトガルで活躍する日本代表MFは現クラブに残留するようだ。
ポルトガルメディア『O JOGO』によると、スポルティングCPに所属する守田英正が契約延長に近づいているという。
守田は2022年夏にCDサンタ・クララからスポルティングへと完全移籍し、加入後はクラブの主力として活躍。今季は公式戦39試合に出場し、2ゴール4アシストと、クラブのプリメイラ・リーガ制覇に大きく貢献していた。
そんな守田だが、以前よりプレミアリーグ昇格を決めたチャンピオンシップ王者レスター・シティなどが獲得に関心。しかし、スポルティングは今季前半から同選手の引き留めに向けて契約延長交渉を進めていたようだ。
そんな中、20日、同メディアはスポルティングと守田が契約延長に合意したと報道。「守田との契約延長は細部を詰めるのみ」と伝えた。
さらに同メディアは、「クラブの会長であるフレデリコ・ヴァランダス氏は、指揮官のルベン・アモリム監督の許可を得た後に守田と合意に達し、契約を延長することになるだろう。同選手は4500万ユーロのリリース条項が付いた契約を2026年まで残しているが、今回その契約を2年間延長することになるだろう」と続けて説明した。
2024年05月21日 18:30
ユルゲン・クロップが退任し、来季よりリヴァプールはアルネ・スロットを指揮官に迎えて新たなスタートを切ることになる。
その中で英『GIVE ME SPORT』が気になるポジションに挙げたのがセンターフォワードだ。
今季はFWダルウィン・ヌニェスがプレミアリーグで11ゴール8アシストの成績を残したが、決定機を外すシーンも目についた。ヌニェスをセンターフォワードに据えたまま新シーズンを戦えるのかと疑問を抱いているサポーターもいるかもしれない。
リヴァプールは2022年夏に8500万ポンドもの移籍金を投じてヌニェスを獲得していて、クラブとは2028年までの契約を結んでいる。リヴァプールが獲得に高額な移籍金を費やしたこともあり、移籍市場に詳しいファブリツィオ・ロマーノ記者もヌニェスをリヴァプールから引き抜こうとするクラブはいないと指摘。ヌニェスはこのまま静かな夏を過ごすことになると分析されている。
「新体制で考慮すべきポジションの1つがセンターフォワードだ。ヌニェスを放出するのは性急すぎるかもしれないが、再びリーグ優勝に挑戦するためにはヌニェスが自信と得点力を身につける必要があることは明らかだ」
同メディアはこのように伝えており、今季の働きに納得していない。指揮官が代わればチームスタイルも変わるため、それがヌニェスにとって良いことになる可能性もある。プレミアで20ゴールほど計算できれば理想的だが、ヌニェスの来季はどうなるか。
2024年05月21日 18:23
セビージャとの現行契約が今夏に満了を迎えるDFセルヒオ・ラモスだが、その去就は宙に浮いているようだ。
2024年05月21日 18:20
今季ビジャレアルで大ブレイクを果たしたFWアレクサンダー・セルロートは、今夏の移籍市場で争奪戦になる可能性がある。
スペインメディア『MARCA』によると、今季の活躍を受けて、スルロットには欧州ビッグクラブが関心を示しており、特にラ・リーガ三強の一角であるアトレティコ・マドリードが熱視線を送っているという。
同メディアによると、RBライプツィヒに移籍金800万ユーロを支払いセルロートを獲得してきたビジャレアルは、同選手の契約解除金を3800万ユーロに設定しており、もし同額で売却することとなれば、3000万ユーロの利益を得ることになると報じた。
昨季はRBライプツィヒからのレンタル移籍でレアル・ソシエダに在籍していたセルロート。日本代表FW久保建英と2トップを組むなど活躍していたが、今季は完全移籍でビジャレアルに加入していた。
そんなセルロートは、19日のラ・リーガ第37節、本拠地ラ・セラミカでの4-4で終えたレアル・マドリード戦では圧巻の4発。ラ・リーガでの得点数を23まで伸ばし、バルセロナFWロベルト・レヴァンドフスキの18得点、レアル・マドリードMFジュード・ベリンガムの19得点、ジローナFWアルテム・ドフビクの21得点を上回り得点ランク1位に浮上していた。
ノルウェー代表でも活躍する同選手は、その得点力に加え、強靭なフィジカルを生かしたポストプレイも得意とし、これまでに6アシストを記録。今季はビジャレアルが決めた全64得点中29得点に絡むなど、圧倒的な存在感を放っている。
2024年05月21日 18:00
今季のブンデスリーガを無敗で制したレヴァークーゼンは、22日(現地時間)にUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝に臨む。
その決勝の相手は、イタリアのアタランタ。ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が指揮を執るようになった2016-17シーズン以降、アタランタはセリエAとセリエBを行き来するエレベータークラブから欧州のコンペティションの常連へと成長し、今季も国内リーグでは現在5位、ELでもスポルティング、リヴァプール、マルセイユと名門を次々と打ち破って決勝に駒を進めてきた。
成長著しいアタランタに対して、レヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督も警戒感を示している。ブンデスリーガでの無敗優勝に続く2冠達成のためにはアタランタに勝たなければならないが、それを同監督は容易な課題であるとは捉えていない。
「私にとって彼らは欧州で最も手強いチームの一つ。素晴らしいメンタリティがあって、やろうとしていることの方向性が非常に明快な監督が指揮を執っている。選手層は厚いし、プレイスタイルは強度がとても高い。全てのチームにとってアタランタとの試合は難しいものになる。我々はスーパーな決勝戦を予想している。接戦になると思う」(ドイツ誌『Kicker』より)
また、『Kicker』も、「プレッシングと攻守の切り替えを武器にしているチームで、攻撃はテンポが速くて精度も高い。下馬評では有利なレヴァークーゼンを難しい状況に追いやることのできる力を持っている」とアタランタについて評し、レヴァークーゼンにとって決して楽な相手ではないと分析している。
どちらが勝ってもEL初優勝となる今回の決勝は、ファイナルに相応しい拮抗した試合展開になるのは間違いなさそうだ。
2024年05月21日 18:00
大宮アルディージャは19日、2024シーズンからトップチームで活動していた種田陽との契約に関して、双方合意のうえ、契約を解除することになったと発表した。
種田陽(はるひ)は2005年4月28日生まれの19歳。小学生時代から大宮のアカデミーで過ごし、世代別代表にも選出されたことのある将来有望な攻撃的MFだ。
今年のアジアカップで日本代表に帯同したU-19日本代表DF市原吏音とともに今季トップチームへ昇格。3月13日に行われたルヴァンカップ1回戦のFC岐阜戦では、1-1で迎えた84分、右サイドからのカットインで見事な決勝弾を決めている。
今回の発表によれば、種田のトップ昇格にあたっては、当初より今夏にアメリカの大学に進学することを前提として話を進めており、アマチュア契約という形で2024年1月からトップチームの活動に参加していたという。
そして、正式にアメリカの大学への進学が決まったことから、種田は6月1日(土)に行われる J3第15節のAC長野パルセイロ戦をもってチームを離れることになった。
以下は種田と大宮の佐野秀彦代表取締役社長のコメント。
種田陽
「まずはこれまで支えてくださったサポーターの皆さま、スポンサーの皆さま、そして自分を育ててくださったアカデミースタッフの皆さまに感謝申し上げます。それから自分を受け入れてくださったクラブ関係者の皆さま、スタッフ、チームメートにも本当に感謝しております。
10歳からお世話になったこのクラブのトップチームで、約5ヶ月という短い間でしたが、プレーすることができてとても幸せでした。個人としては、チームに大きな貢献はすることができなかったと思いますが、素晴らしい環境でたくさんのことを学び、自分の成長に繋げることができたと思います。今回、留学という選択をした理由は、幼い頃からの夢である世界で活躍するプレーヤーになるために、語学を学びつつ、様々な環境を経験することで自分を高めたいと考えたためです。シーズン中にも関わらず、チームを去ることは非常に心苦しく、自分自身まだこのクラブでプレーしたい気持ちもあり、本当に悩みましたが、視野を広げ、これまでとは異なる環境に身を置くことで、自分を成長させたいと思い、今回この決断に至りました。
最後になりますが、今年の大宮アルディージャは、スタッフ、チームメート、サポーターが本当に最高のクラブだとこの数ヶ月で実感したので、必ず頂点を取ってくれると信じています。自分はアメリカでもっと成長してきます。ありがとうございました。いってきます!」
大宮アルディージャ代表取締役社長 佐野秀彦氏
「種田選手は小さい頃から「海外で活躍するサッカー選手になりたい」という夢があり、U18在籍時からクラブと面談をしてきた中でも、サッカー選手としての成長のために「アメリカの大学に進学したい」という希望を持っていて、クラブとしてもその意思を尊重していました。
昨年末の段階で彼はトップチームに昇格できる実力を備えていましたし、もしアメリカの大学に進学することになったとしても、U18としての活動が年末に終わってそこから9月に大学に入学するまでの期間は高いレベルでのトレーニングや試合ができなくなってしまう状況であったため、本人、ご家族とも相談し、将来的なサッカー選手としての可能性を考えた上で、2024シーズンスタートよりアマチュア選手としてトップチームで活動してもらうことで、クラブとしても彼をサポートできればという思いでした。日々のトレーニングからプロ選手たちに混じって奮闘し、ルヴァンカップではゴールを決める活躍も見せてくれました。
トップチーム昇格後も継続して話し合いを続けてきましたが、このタイミングでクラブと本人、ご家族で話し合いを行い、このような決断になりました。クラブとして彼の挑戦を応援したいと思いますし、選手に寄り添ってそれぞれの希望をできるだけ叶えていくことは、「成長循環型クラブ」として将来的にクラブの成長にもつながると考えています。
彼が将来的に、どのような選手になってどこで活躍するかはわかりませんが、彼が小学4年生から大宮アルディージャのエンブレムをつけて育った事実は変わりませんし、またいつかアルディージャのユニフォームを着てプレーしてくれることを、そして、世界で活躍する選手になってくれることを期待しています」
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なお、今季J3へ初降格した大宮アルディージャは、14節終了時点で11勝3分1敗と好調。2位に勝点10差をつけて首位を快走している。