2022年08月18日 17:23
男子プロゴルフの国内シニアツアーのファンケルクラシックは19日から3日間、静岡・裾野CCで行われる。開幕前日の18日はプロアマ戦が開催。初出場のシニアルーキー横田真一(ELPA)は、今年の箱根駅伝で完全優勝を果たした青学大の駅伝チームに所属し、今大会ではキャディーを務める長男の知己(ともき、2年)と共にシニア初優勝を目指す。 日本男子レギュラーツアー2勝の実績を持ち、今季からシニアツアーに参戦する横田は、トレードマークの笑顔をいつも以上にほころばせていた。雨天の影響で9ホールに短縮されたプロアマ戦を終えた後、50歳のシニアルーキーは「調子はいいですよ。きょう4つバーディーを取りました」とにこやかに話した。 横田を笑顔にしている理由は調子の良さ以上に愛息の存在だ。今大会では長男の知己が初めて横田のキャディーを務める。「いいところを見せたいですね。優勝を狙っています」。初参戦のシニアツアーで11位、10位、33位、68位という成績で迎えた5戦目で念願の初優勝へ意欲を見せた。 知己は大学駅伝界で最強の青学大チームに所属。ちょうど、この1週間が夏休みの帰省期間のため、親子タッグが実現した。「父は自分と違ってトップアスリート。尊敬しています。真剣勝負の場で陸上競技につながる何かを学びたい」と知己は真剣な表情で話した。 全国から精鋭が集まる青学大駅伝チームの中で、青学高等部出身の知己の5000メートル自己ベストは15分15秒75。チームで最も遅い。「秋の記録会で結果を出さなければ後がありません」と知己はチーム内での厳しい現状を理解している。長野・菅平高原合宿の最終日に行われた青学大恒例の42・195キロ走では2時間45分で走破。この日もプロアマ戦を終えた後、約15キロを走り込んだ。父は「長距離走は大変ですよ…。精いっぱい、頑張ってほしい」と息子にエールを送る。 大会初日には横田の妻で、知己の母のタレント穴井夕子さんも応援に駆けつける予定。青学高等部時代は陸上と並行し、競技ゴルフの経験を持つ知己は「父は本当に調子がいいと思います。きょうのプロアマ戦のようなプレーができれば面白いですね」と期待する。 「親子タッグで最終日最終組を回って目立ちたい」。横田真一は、大学駅伝界で必死に踏ん張る知己にアスリートの生き様を見せつけるつもりだ。
2024年05月01日 09:00
2024年のツアーが各国で開幕。昨シーズンに活躍した選手や新たにツアーに参戦する選手の今年は“運勢的には”どうなのか? ゴルフインストラクターとスピリチュアリストの二刀流の活躍で、ネオゴルファーと呼ばれる岩松裕司が、注目・人気選手を占う。 USPGA USLPGA[米ツアー]
すでにシーズンインした米ツアーは、日本人選手の活躍に注目。男子は米ツアー参戦11年目となる松山英樹。女子は畑岡奈紗、渋野日向子、笹生優花、西村優菜、勝みなみ。
そして新たに西郷真央、吉田優利、稲見萌寧と計7人もの日本人トップ女子選手が出場する。また、タイガー・ウッズが復帰予定。タイガーの運気はいかに? 松山英樹 再びグリーンジャケットを着るかも!?
松山選手は、12年に1度の超幸運気の年。願いが叶う、注目をあびる、最強運といっても過言ではなく、その運気どおり1月のファーマーズ・インシュランス・オープンでは、自身ツアー初となるホールインワンも達成しました。
とくに、今年4月はハッピー年のハッピー月なので、マスターズは期待大! 2度目のグリーンジャケットを手にできるかもしれないので、ケガに注意して万全の状態で4月を迎えてほしいですね。 渋野日向子 良くても悪くても自分を信じて突き進むべし!
7人も出場している米女子ツアーの日本人選手なかで、右肩上がりの運気が強いは渋野選手と稲見選手。渋野選手は“注目をあびる1年”です。運気は「良い」が強くても「悪い」が強くても大きな出来事が起こる。
どちらに転ぶかは彼女次第ですが、今までガンバってきたことが花開く1年になる可能性が高い。今まで以上に積極的に行動・発言することで運気は上昇。もし避難をあびたとしても自分を信じて突き進むべし! です。 稲見萌寧 今季の過ごし方次第で来季に大きな花開く!
稲見選手は運気どおりの成績を収めている選手で、2018年は過去2年間の努力の真価が問われる年でした。その真価を発揮してプロテストに合格。2019年からのプロスタートはとてもよい流れを作りましたね。
2023年は願いが叶う“超絶好調運”で1年3カ月ぶりの優勝。アメリカ行きを決断しました。その決断による2024年は「信用を得る」がキーワードで、慎重に物事に取り組めば2025年に大きなチャンスをつかむことができる。1年間、自分を見失わずにガンバってほしいです。 タイガー・ウッズ 今季はまだ清算、準備の年か……
良くも悪くも目立って、派手な出来事が起こるせいか、タイガーは「運気に素直」な人生をおくっています。2010年に闇の時期に入り、2012年“リセットの年”にアーノルドパーマー招待で優勝。
2017年“注目をあびる年”に逮捕され、2019年“復活の年”にマスターズ優勝。2021年は2022年から2023年の低迷な時期への備えが必要な時期でしたが事故で骨折。波瀾万丈な人生のなか、今季は心機一転というより過去をリセットする1年。
ナイキとの契約終了もうなずけます。しかし、タイガーはタイガー。復帰したらタイガーチャージを期待しましょう!
いかがでしたか? 米ツアーで活躍する選手たちの運勢も合わせて、プレーの様子に注目てしていきましょう!
予想解説=岩松裕司
●いわまつ・ゆうじ/JGRAプロフェッショナルメンバー。東京都渋谷区幡ヶ谷のインドアゴルフスクール「&GOLF18 “ゴルフエイティーン”」のオーナー兼支配人コーチを務めると同時に、完全会員制スピリチュアルサロン運営も手掛けるスピリチュアリストという一面ももつ異色のゴルフインストラクター。
ハッピーを呼ぶ鑑定でファンも多く、23年マスターズの優勝者を的中させた。レインボータウンFM(88.5MHz)サタマニラジオで毎月第2土曜日15時からレギュラーパーソナリティとしても活動中。
写真=ゲーリー小林
2024年05月01日 08:00
ゴルフアパレルブランド「PEARLY GATES(パーリーゲイツ)」はファンベストを2024年4月26日(金)より、全国直営店舗および公式オンラインストアにて発売されます。 膨らみにくく、洗練されたデザインのファンベストがリリース
熱中症などのリスクを抑えながら、環境負荷の大きい冷暖房の使用を抑えられる作業着として注目されているファンベスト。
近年の酷暑に対応し、夏のゴルフシーズンを快適に、かつおしゃれに楽しんでいただきたいという思いから、昨年秋よりゴルフ場で着られるファンベストの企画が始動。パーリーゲイツのウェアとのバランスを計算し、シンプルで洗練されたデザインながら、膨らみにくく通常のベストのように着用できる、まさに“風を着る”ファンベストが誕生しました。
風を循環させる特性上、密度の高い素材を使用することが多いファンベスト。本製品では表面にメッシュ組織のダブルラッセル素材を採用し、見た目の清涼感と軽量性を追求。さらに内側には空気が抜けないようあえてラミネート加工を施すことで、ベスト内に風を効率的に通す機能性を備えています。
衣服内に風の通り道となるパイプ状のエアダクトをつくることで、スマートなシルエットを保ちつつ、身体をクールダウンします。また保冷剤を入れるポケットも装備。さらに付属のモバイルバッテリーとリモコンでファンの強弱が調整でき、着用シーンに応じた適切な涼しさを保ちます。
背中両サイドの2箇所に、風を生み出すファンがついており、洗濯時には取り外すことが可能。普通のウェアのようにお手入れができます。 商品概要
商品名:ファンベスト
※専用ファン、モバイルバッテリー付き
価格:053-4158551(040・120)4.5.6 \52,800
055-4158552 0.1 \51,700カラー:ダークカラー:ネイビー、ベージュ
発売日:2024年4月26日(金)より順次発売
公式オンラインストア
https://store.tsigs.com/pearlygates/pg/
いかがでしたか? この夏にピッタリなパーリーゲイツのファンベスト。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
2024年05月01日 08:00
【羽川豊の視点 Weekly Watch】
【もっと読む】国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース
167センチ、70キロ。日欧両ツアー共催「ISPSハンダ 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」で優勝した桂川有人(25)は、日大時代から知っている選手ですが、昨今のプロゴルフ界では極めて小柄です。
昨年は米下部のコーンフェリーツアーに参戦し16試合で予選通過は8回。ベストフィニッシュ13位と振るいませんでしたが、米国の予選会から全米オープンに出場(58位)したり、PGAツアー「ジョンディアクラシック」のマンデートーナメント(予選会)に挑戦。自分でバッグを担いで通過し、本戦で26位に入るなど、海外メジャーや憧れの米ツアーへつながるチャンスがあれば果敢に挑んできました。
桂川は今回の優勝で、2026年まで欧州ツアーのシード権を手にしました。そこで年間ポイントランキング上位10人に入れば、久常涼のように米ツアーの出場権が得られます。
「昨年経験した数々の苦労が報われた」
そう思う人もいるでしょうが、少し違う気がします。桂川は米下部ツアーなどで現地欧米選手との差やコースの違いなどを肌で感じ、筋力トレーニングの重要性に気がつき、オフは毎日ジムに通ったそうです。確かに昨年より腕が太くなり、飛距離は10ヤードも伸びて300ヤード超。今は用具がよくなり、プロなら最新機器で弾道の高さ、スピン量の調整も可能です。正しいトレーニングを行えば、飛距離で欧米選手に歯が立たないという時代ではありません。同時にショートゲームのレベルアップに努めたのは、現地での悔しい経験からでしょう。
かつては欧米や豪州、アジアの国々から多くの選手がやってきた国内ツアーも、今季は史上最少の23試合。この先、さらに試合数は減るかもしれません。海外メジャーや米ツアーを目指す者は「外」へ目を向けなければならない時代です。
久常のように予選会から欧州ツアーを経て米ツアー参戦を実現するか、米下部ツアーにチャレンジするのが、これからの日本選手のスタンダードになっていくのではないか。私が指導する学生たちも、すでにそのような挑戦を考えている者がいます。
チャンスがあれば世界のどこへも飛んでいく。昔も今も、夢に近づくにはその覚悟が求められます。やるべきことが明確になれば、あとは実行あるのみ。桂川の優勝は改めてそれを教えてくれました。
(羽川豊/プロゴルファー)
◇ ◇ ◇
桂川のように海外で華々しく活躍する選手がファンを沸かす一方で、国内男子ツアーの人気低迷ぶりは悲惨の一言に尽きる。日程は虫食い状態で録画放送がはびこり、コースは低レベル。そんな事態を招いた「元凶」について、●関連記事【もっと読む】…で詳しく報じている。
2024年05月01日 07:00
左に出て左に曲がる引っかけ球、通称「チーピン」はコントロール不能な球でOBになりやすい最悪のミスショット。
2024年05月01日 06:30
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 練習日(30日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
女子プロゴルフツアーの今季メジャー初戦、ワールドレディスサロンパスカップは2日から、茨城・茨城GC東C(6665ヤード、パー72)で行われる。通算8勝で昨季から米ツアーを主戦場とする勝みなみ(25)=明治安田=が30日、10番からの9ホールの練習ラウンドで調整した。2試合連続トップ10入りと好調を維持して日本に帰国。毎年オフに練習するコースへの恩返しを胸に、3度目のメジャー制覇を狙う。
慣れ親しんだコースに、好調の勝が帰ってきた。2週前の海外メジャー、シェブロン選手権は9位でフィニッシュ。その前の試合でも5位と状態を上げて、大舞台に挑む。「イメージ通り打てる球が増えたことが、成績につながっている。自信はついている」と笑みを浮かべながら語った。
会場の茨城GCは17年のプロテスト合格後から毎年オフに練習している。3年ぶり開催となる、フェアウェーの狭い林間の東Cでは16年の44位が最高と結果を残せていない。「恩返しをしたい気持ちは強い。最終日に優勝争いできる位置に」と上位争いに意欲を見せる。「いろんな技を使って攻めていきたい」と、米ツアーで培った寄せや得意のパットで難コースを攻略する。
日本には4月23日の夕方に帰国した。同24日は横浜スタジアムで今季初の野球観戦。大ファンの阪神が9回に一挙4点を奪い、逆転で7連勝とした。「最後までスポーツは何が起こるかわからない」と刺激を受けた。国内メジャー3勝目へ向けて、「出るからには“アレ”をしたい」と意気込む。優勝すれば、目標とする全米女子オープン(30日開幕、ペンシルベニア州・ランカスターCC)出場へも大きく近づく重要な一戦。勢いに乗る勝がビッグタイトル獲得に燃える。(富張 萌黄)
2024年05月01日 06:00
昨年6月にPGAツアーとLIVゴルフの和解の電撃発表があったものの、その後、PGAツアーとLIVゴルフの提携に関する詳細は何一つ発表されていない。 LIVゴルフの選手へのマキロイの態度は?
今年の初めに発表される予定だった提携話も、春ごろまで延期され弾では良かったが、未だにその発表はない。本当に和解したのか? 提携関係は実現するのか?と憶測ばかりが先行する。
現在、PGAツアーの選手とLIVの選手が出会う貴重な場となっているメジャー大会では、双方に所属する選手の行動にも注目が集まる。
昨年のマスターズを制し、年末にLIV移籍を発表したジョン・ラームは、今年のマスターズにディフェンディングチャンピオンとして登場した。練習場でボールを打っていたラームは、練習ラウンドに向かおうと移動を始めると、すぐ近くでローリー・マキロイがボールを打っているのを発見。
マキロイといえば、LIVゴルフに対する批判の急先鋒でもあり、「僕のキャリアは、一生PGAツアーにある」とXで発言したばかり。一方のラームもPGAツアー残留と発言していたにも関わらず、昨年末に手のひらを返したようにLIVへ移籍し、今ではLIVを代表する選手となっている。
そんな二人が出会ったものだから、現場には幾許かの緊張感が走った。しかし、その緊張感はすぐに和らいだ。目を合わせた二人は、すぐに近寄り、長年の親友に再会したようにハグをしたかと思うと、5分以上も笑顔を交えながら話し込んだ。明らかに敵対心はなさそうだった。
マキロイは昨年のマスターズでも、LIVに移籍したブルックス・ケプカと楽しそうに練習ラウンドを行った。LIVに対する批判的な言動と、昔からの仲間である選手への態度は別物、ということだろうか。いずれにしても選手間の親睦は失われてなさそうだ。
ところで、マスターズにはPGAツアーのカメラマン(社員カメラマン)もいた。マスターズはPGAツアーの主催ではないが、ツアーのホームページなどに掲載する写真を撮影しているのだが、このカメラマンに「LIVの選手も撮影しているの?」と尋ねると、
「いや、波風を立てたくないから避けてるよ。それに、通信社のカメラマンがいるから、写真が手に入らないわけじゃない。もちろん優勝者は撮るよ」という。
この会話を隣で聞いて一般のパトロンが「お前たち(PGAツアーとLIVゴルフ)は、和解したって言ってたじゃないか。違うのかい?」と会話にツッコミを入れてきた。するとこのカメラマンは「俺たち下っ端は、提携の内容とかは何にも知らされていないんだよ」と困り顔。こんな一般人にも突っ込まれるPGAツアーもかわいそうだ。
いっそ、マキロイに交渉を任せてみてはどうだろう? と思ったのだが、皆さんの考えはいかがでしょう。
フォトグラファー 田辺安啓(通称JJ)
●たなべ・やすひろ/1972年生まれ、福井県出身。ニューヨーク在住。ウェストバージニア大学卒業後、ゴルフコース、テレビ局勤務を経験し、ゴルフを専門とするフォトグラファーに転身。ツアーのみならず、コースやゴルフ業界全般に関わる取材も行なっている。
取材・写真=田辺安啓
TEXT & PHOTO Yasuhiro JJ TANABE
2024年05月01日 05:00
「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ」(5月2日開幕、茨城GC東C=パー72)
女子ゴルフの国内メジャー初戦・ワールド・サロンパス・カップは5月2日に茨城県つくばみらい市の茨城GC東C(6665ヤード、パー72)で開幕する。開幕2日前の30日は勝みなみ(25)=明治安田=が大会会場で調整を行い、公式会見で意気込みを語った。
米女子ツアー本格参戦2年目で好調が続く。今季は予選落ちが一度だけで、メジャーのシェブロン選手権は日本勢トップの9位。「イメージ通り打てる幅が増えたのが一番成績につながっている」と自信が深まっている。
23日に帰国してからはあまりクラブを握らず、心のリフレッシュに努めた。24日にはDeNA−阪神戦を横浜スタジアムで生観戦。阪神が2点ビハインドの9回に打者一巡の猛攻で逆転勝ちし、「その日は雨だったんですけど、最後まで見られてすごく楽しく過ごせた一日」とうれしそうに振り返った。
自身の好調とともに、阪神も昨年の勢いを取り戻したように首位浮上。5月末からの全米女子オープン出場へ世界ランキング上昇を狙う勝は「“アレ”したいっていう感じなので。ぜひ“アレ”を」と虎にあやかって頂点を目指す。
2024年04月30日 22:52
「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ」(5月2日開幕、茨城GC東C=パー72)
米ツアーを主戦場とし、今季国内初戦の西村優菜が30日、自身のインスタグラムのストリーズに投稿。
2024年04月30日 15:34
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 練習日(30日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
メジャー初優勝がかかるツアー通算10勝の小祝さくら(ニトリ)が、開幕を2日後に控えたこの日、コースで取材に応じた。3月のヤマハレディースで今季1勝を挙げ乗り込んできたメジャーの舞台だが、「調子は微妙」と首をかしげた。前週のパナソニックオープンからアイアンショットがしっくりこないのが悩み。「少しずつよくはなってきている」と話し、初日までに復調を目指す。
西コースでの開催だった昨年大会は、優勝争いの末に3位だった。「コースが変わって、けっこう難しいセッティング。やっぱりメジャーだし、すごい楽しみ。グリーンのスピードが先週とは違うので、しっかりとイメージを合わせられるように今週調整していきたい」と意気込んだ。
予選ラウンドの2日間を、仲がいい勝みなみと回ることが決まった。「みなみちゃんと同組になるような気がしていて、一緒だったのでうれしい。気楽にしゃべったりできるので、リラックスしながら回れる」と楽しみにしていた。
2024年04月30日 15:26
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 練習日(30日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
ツアー通算8勝で、米ツアーを主戦場とする勝みなみ(明治安田)が公式会見に臨んだ。米ツアーでは直近2試合連続でトップ10入りを果たすなど好調。「違うコースでもキャディーさんと話しながら、イメージ通り打てる球が増えたことが成績につながっている。自信はついている」と笑みを浮かべながら、状態の良さをアピールした。
会場の茨城GCはプロテスト合格後から、オフに練習している慣れ親しんだコース。今オフも3〜4回東Cを回り、大会に備えてきたという。「フェアウェーに木があって、攻め方が難しいホールもある。グリーンにアンジュレーションもあったり、西Cとは攻め方が違う。いろんな技を使って攻めていきたい」と作戦を立てている。
日本には23日の夕方に帰国した。翌24日には横浜スタジアムで、今季初めて大ファンの阪神戦を観戦した。雨が降り劣勢の中でも、最後まで応援。9回に一挙4点を奪い、大逆転で7連勝とした。「今年もすごく強いので、私も刺激をもらってゴルフをやっている」。ひいき球団の勢いに乗りたい構えを示した。
直近の最大の目標は、5月30日開幕の海外メジャー、全米女子オープン(ペンシルベニア州・ランカスターCC)出場。現在は予選会通過か、大会直前の5月27日時点の世界ランク75位以内の資格での出場を目指している。29日時点で同ランク76位につけている勝。「世界ランキングを上げて、予選会をスキップしたい」と3度目の国内メジャー制覇での同ランク浮上を狙う。「もちろん出るからには“アレ”をしたい」と大の虎党らしく優勝への意気込みを語った。
2024年04月30日 15:20
「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ」(5月2日開幕、茨城GC東C=パー72)
米女子ツアーを主戦場とする勝みなみ(25)=明治安田=が開幕2日前の30日、会場で調整を行い、その後は公式会見で大会への意気込みを語った。
米女子ツアー本格参戦2年目の今季はここまで好調が続く。4月初旬のTモバイル・マッチプレーは準々決勝に進出、海外メジャー・シェブロン選手権は9位。「ゴルフの調子自体はだんだんと良くなってきているかなっていう感じ。シェブロンもその前の試合もコースは全然違うけど、攻め方やキャディーさんと話し合いながらイメージ通り打てる幅が増えたというのが一番成績につながっている」と自信を深めた。
23日の夕方に日本へ帰国。米国で過ごしたハードなスケジュールも考慮して、今大会の前週はほとんどクラブを握らず、トレーニングや米国ではなかなか入りづらい美容院に行くなど、リフレッシュを重点的に行った。とりわけ心の保養になったのは大好きな阪神の試合。帰国翌日の24日には横浜スタジアムで「阪神−DeNA戦」を観戦した。阪神が2点ビハインドの9回に打者一巡の猛攻で逆転勝ちした試合。「その日は雨だったんですけど、最後まで見られてすごく楽しく過ごせた一日」とうれしそうに振り返った。
自身の好調とともに、阪神も昨年の勢いを取り戻したように首位浮上。「(シーズン)最初の方はちょっと心配したけど、今年もやっぱりチームがすごく強いので私も刺激をもらっている」。5月末からの全米女子オープン出場に向けて、現在76位の世界ランキングを上げて予選会はスキップしたい。国内メジャー初戦で優勝争いなら視界が開けるだけに「“アレ”したいっていう感じなので。ぜひ“アレ”を」と虎にあやかって頂点を目指す。
2024年04月30日 15:11
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 練習日(30日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)は2020、23年日本女子オープン、20年JLPGAツアー選手権リコー杯に続く史上11人目の「メジャー3冠」に挑む。
2024年04月30日 14:46
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 練習日(30日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
2022年大会覇者で昨季まで2年連続国内年間女王の山下美夢有(みゆう、加賀電子)が練習ラウンド後、公式会見に臨んだ。2週前の海外メジャー、シェブロン選手権(米テキサス州、17位)以来の試合となり「(日本に)帰ってきて体調を崩してしまったが、しっかり体を整えて、いい状態でまた今週からむかえそう。ゴルフの状態としてはまずまず。あとはコースの攻め方だったり、一打一打を大切にしてプレーするだけ」と意気込みを語った。
シェブロン選手権では「すごく楽しくて、勉強にもなった。濃い1週間だった」という。「100ヤード以内のショットが大切だというのもすごく分かった。グリーンも(芝)目が強く、結構悩まされた。コース自体もすごく難しかったが、一番はグリーンかなと思った」と振り返った。
2年前のこの大会(西コース)では初日に「64」のビッグスコアをマークして完全優勝。この日、練習ラウンドで今年の舞台である東コースを確認し「予想していた通り、グリーンも硬くて、スピードも結構出ている」と印象を語った。「ショットの精度もそうだし、いかに1ホール1ホール、どう攻略していくか。落としどころによっても変わるので、マネジメントが大事」と見据えた。
2024年04月30日 13:29
「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ」(5月2日開幕、茨城GC東C=パー72)
前週のパナソニック・オープンでツアー初優勝を挙げた天本ハルカ=(25)=フリー=が開幕2日前の30日、公式会見で大会への意気込みを語った。
念願の初優勝を果たした日曜日から2日。「1勝目というのがすごくうれしいのと、少し時間が空いて実感が湧いてきている」と胸の内を明かした。男子ゴルフ元賞金王で師匠である伊沢利光に初勝利を挙げたことを電話で連絡すると、師匠はすでに酒の席だったという。「みんなで乾杯してる感じだったんですけど、『おめでとう』という言葉を頂いて、良い報告ができて私自身もすごくうれしかったし、これだけ喜んでいただけて『これからもがんばります』と伝えさせていただきました」とさらなる活躍を誓った。
2週連続優勝を目指す舞台は今季国内最初のメジャーだ。直近2年は西コースで行われていたが、今季から東コースに舞台代わりし、プロ3年目の天本にとっては初めて回るコースになる。「ラフの深さもあるのでしっかりピンポイントで止めないと。今週はグリーンも難しいと思っていますし、速さもある。きっちりとマネジメントをしていかないと、なかなかスコアが出ないという印象」とメジャーらしいコース状況を警戒した。
2024年04月30日 13:05
男子プロゴルフツアーの中日クラウンズは5月2日から4日間、愛知・名古屋GC和合C(6557ヤード、パー70)で行われる。開幕2日前の30日、予選ラウンド(2日、3日)の組み合わせが発表された。先週のISPSハンダ欧州・日本トーナメントで優勝した25歳の桂川有人(国際スポーツ振興協会)は、2010年大会最終日で58をマークして優勝した32歳の石川遼(CASIO)、昨年のダンロップフェニックスで史上7人目のアマ優勝を果たして今季からプロとしてツアーに本格参戦している22歳の杉浦悠太(フリー)と同組となった。
21年と昨年大会覇者の岩田寛(フリー)は、稲森佑貴(国際スポーツ振興協会)、金谷拓実(Yogibo)と同組で回る。
賞金総額は1億1000万円、優勝賞金は2200万円。1960年に第1回大会が行われた伝統の一戦は、今年も名古屋の名門コースで争われる。