2024年05月01日 07:00
左に出て左に曲がる引っかけ球、通称「チーピン」はコントロール不能な球でOBになりやすい最悪のミスショット。寒い冬は体の動きが悪くなって、頻発するミスでもあります。\ 「左から左に曲がる」はじつはスライサーに出やすいミス チーピンは左に曲がるので、フック系が持ち球の人のミスだと思われがちですが、カット軌道でフェースがかぶったときにも起こりやすく、じつはスライサーにもよく出ます。 それ以外にもさまざまな要因があるので、まずは自分のチーピンがどのタイプかを知ることが大事。防ぎ方は上の3タイプに分けて解説していきますので、ミスの傾向などを参考にタイプを見極めて対策してください。 【case2 軸倒れフェース返り方】 元凶の腰のスライドを矯正!ベルトに棒を当てて“腰の横回転”を強調 腰に当てた棒の左側をお尻側に引っぱり込むように腰を水平回転。 左に体重移動してから回転するのがポイント ダウンスイングで上体が右に倒れてチーピンが出るタイプの人は、軸を倒さずにその場で回転するようなイメージをもてればミスを防げます。 コースでチーピンが出はじめたら、腰に棒やクラブを当てて、腰の横回転を強く意識するボディドリルが有効です。ベルトラインに棒を当て、その左側をうしろ(お尻側)に引くようにフォロー側の動きを確認しましょう。腰がスライドしてしまう動きが抑えられ、スムーズに回転できるようになります。 右足を引いてツマ先立ちにし、左足1本で立ってスイング。 スエーするとバランスが崩れるので、軸を傾けずに振る感覚が身につく 左足下がりの傾斜などを利用して、左体重のまま振り切る練習もオススメです。 練習場で修正するなら、左足1本で立って球を打つのも効果的。軸が傾くと振れないので、自然とスエーが解消されます。 右足はツマ先立ちにして、左足1本だけで立ったままスイングするイメージ スプリットハンドも◎ 上級編として、左足1本立ち+スプリットハンドドリルがある。手先でごまかせないのでいい動きが身につきやすい 左足下がりを利用した素振りも有効 コースでは、ティーイングエリア脇の傾斜などを利用して左足下がりのライを作り、そこで素振りをするのも有効。右に体重が残るのを防げる いかがでしたか? 今回のレッスンを参考に、チーピンを直していきましょう。 レッスン=アッキー永井 ●ながい・あきふみ(永井研史)/1987年生まれ、神奈川県出身。“アッキー〞の愛称で親しまれている人気コーチ。人体解剖学や物理学の視点を取り入れたわかりやすいレッスンに定評がある。 構成=鈴木康介 写真=田中宏幸 協力=千葉セントラルゴルフクラブ
2024年05月22日 09:26
納得できないファンもいるはずだ。
❤ご褒美ショット❤ 原英莉花、とっても“挑戦的”なヒョウ柄パンツ姿!!
女子ゴルフは20日付の世界ランキング(ロレックスランキング)が発表され、前週国内ツアーで今季3勝目を挙げた竹田麗央(19)は、64位から50位に大きく順位を上げた。27日付75位以内の資格で来週の全米女子オープンに出場する竹田は、開幕4週前50位以内に入り、6月20日開幕の全米女子プロ選手権にも滑り込みで出られそうだ。この先も50位以内を維持すれば、7月のエビアン選手権、8月の全英女子オープンにも参戦できる。
その世界ランキングを毎週気にしているのが古江彩佳(22)と山下美夢有(22)ではないか。2人は7月26日開幕のパリ五輪にどうしても出たいという。同ランクが15位以内なら各国最大4人までは出場できるが、16位以下は最大2人までしか大舞台に立てない。女子オープンだけでなく、
五輪代表は、全米女子プロ選手権(国内はアース・モンダミンカップ)後の6月24日付の世界ランキングに基づいた五輪ランキングで決まる。
もっか日本勢の最高位は畑岡奈紗(25)の17位。次は山下で、前週より2つ順位を上げて23位。古江は3ランクアップの24位。抜きつ抜かれつ、2人による僅差の争いが続いている。古江が主戦場とする米女子ツアーは今週試合がない。山下は前年覇者として23日開幕のリゾートトラストレディスに出場する。山下はここで、優勝もしくは上位でフィニッシュすれば、27日付のランキングはさらにアップするだろう。
2006年から導入されたこの世界ランキングは世界12のツアーが対象。過去2年に出場した試合の成績で決まり、直近の13週間の結果が重視される。基準となるポイントの算出方法は複雑で、詳細を理解している選手はほとんどいないと言われている。各大会のレベルに応じてポイントが与えられるため、出場している選手のレベルが高ければ、その大会に付与されるポイントも多くなる。山下美夢有がいくら勝星を重ねても…
そこで山下と古江だ。
2年連続年間女王となった山下の国内成績は圧倒的。昨季も国内32試合で5勝をあげ、トップ10入り20回。今季も11試合でベスト10入り6回。その内2位が3回ある。
しかし、世界の強豪が集うポイントが高い海外メジャーの成績を見ると、昨年の全米女子オープンは予選落ち。エビアン48位、全英女子21位とふるわなかった。
一方の古江は、22年7月のスコティッシュ女子オープンに優勝。昨季は国内6試合でベスト10入り3回。米女子ツアーは23試合で同6回。メジャーでの予選落ちはなく、全米女子プロ8位、全米女子オープン6位と好成績を残している。
今季もメジャーのシェブロン選手権こそ50位(山下は17位)に終わったが、他の11試合では優勝を争った前週のみずほアメリカズ・オープン7位やブルーベイLPGA3位など、ベスト10入り5回と安定した戦いぶりを見せている。
国内ツアーと世界最高峰の米女子ツアーを比べれば、選手のレベルやコース難度の差は歴然。山下がいくら勝星を重ねても、世界の強豪が見向きもしない国内大会に過ぎない。一部ではあるが、「米国で戦う古江より山下の方が世界ランキングで上位にいるのが不思議」というファンの声はよくわかる。
古江の次戦は30日開幕の全米女子オープン(ペンシルバニア州ランカスターCC)。国内からは山下も参戦する。ポイントが高いこの大会で、古江は大幅なジャンプアップを狙う。
2024年05月22日 09:26
【羽川豊の視点 Weekly Watch】
♥ご褒美ショット♥ 原英莉花 関係者を唸らせた悩殺「だっちゅ〜の」ショット!
N・コルダ(25)が今季6勝目を挙げた米女子ツアー「みずほアメリカズ・オープン」。大会ホステスプロの古江彩佳(23)は最終日に見せ場をつくりました。最終組のコルダとハナ・グリーンがスコアを伸ばせずにいた前半、6番のバーディーで通算12アンダーとし、トップタイに並んだのです。しかし、14番、15番でスコアを大きく崩し、優勝争いから脱落しました。
古江はシンガポールで行われたHSBC世界選手権でも、2打リードの単独首位からスタートした最終日に75と崩れて8位に終わりました。
国内ツアーで8勝している古江は米女子ツアーのルーキーだった2年前にはスコティッシュ女子オープンも制し、勝ち方は知っています。それでも最終日にトップに立つと普段通りのスイングができなくなる。ドライバーをフェアウエーに置いた12番(376ヤード・パー4)の第2打はピンまで99ヤード。そのショットをグリーン左奥に外してボギーとしましたが、明らかにスイングが硬かった。
ミスを誘ったのは、同ツアーの選手層の厚さを肌で感じ、ライバルたちの強さ、凄さを目の当たりにしてきたからでしょう。国内と同じようなプレーをしていては勝てないことはわかっている。「絶対にピンに寄せなければ……」という思いが、筋肉の動きを妨げる。そうなると、トッププロでも100ヤード以内のショットがピンに絡まない。ゴルフがメンタルのスポーツといわれるゆえんです。
古江の身長は153センチ。コルダは178センチです。コースによってはドライバー飛距離が30ヤード以上も違うことはざらです。今回、予選ラウンドを一緒に回り、コルダとの飛距離差を改めて実感したことでしょう。
しかし、ゴルフはコンタクトスポーツではありません。相手が大きく、いくら遠くへ飛ばしても、グリーンを狙うショットやパットの精度を上げれば勝負になります。ただし、技術レベルを上げても、勝負どころで練習のような正確なボールが打てるかどうかは、メンタルの強さに起因します。
「ハーフ(終了)まではよかったんですけど、最後までがんばり切れなかった」と言った古江は、それを痛感したのではないか。
国内男子ツアーも188センチと大柄の幡地隆寛(30)が関西オープンで初優勝しました。310ヤード以上の飛距離が勝利に結びつかず、伸び悩んでいました。昨年のダンロップフェニックスでB・ケプカと回り、刺激を受けたことで練習量が増え、3月のニュージーランド・オープンに優勝。海外での勝利が大きな自信になったことでしょう。
若い選手が壁に苦しみ、それを越えて大きくなっていく。先輩としてうれしい限りです。
(羽川豊/プロゴルファー)
2024年05月22日 08:00
今シーズンのネリー・コルダは、開幕第2戦の「LPGAドライブオン選手権」の優勝から始まり、出場した「ファーヒルズ・セリパク選手権」「フォード選手権」「Tモバイル・マッチプレー」、そして4月メジャー第1戦「シェブロン選手権」と、出場した5試合連続で優勝する偉業を達成。シェブロン選手権優勝時には、恒例となっている池へのジャンプも行った。 開幕から出場した5試合すべて優勝!
そんなコルダのバッグを担いでいるキャディーは、2017年には日本の野村敏京の優勝キャディーもしていたジェイソン・マクデードだ。2021年の東京オリンピックでもコルダの金メダル獲得に貢献しているベテランキャディーだ。
そんなジェイソンが、コルダが出場しなかった4月最終週の「JMイーグルLA選手権」の会場にいたので、話してみた。
「今週はコルダが欠場しているから、オフなんじゃなかったけ?」
と尋ねると、
「オフというか、オフじゃないというか。お父さんの“仕事”をしているよ」
との答え。
ジェイソンは、LPGA選手であるキャロリン・マソンと結婚しており、1歳になる息子ベントンくんがいる。そのベントンくんを抱き抱えるジェイソンに、ホールアウトしたマソンもやってきた。今週は、キャディー業ではなく、お父さん業をしているというわけだ。クラブハウスに引き上げるマソンにベントンくんを渡すと、今度はキャディーバッグを抱えながら、ベントンくんが乗ってきたであろうベビーカーを押す。マソンのキャディーは別にいるのだが、ホールアウト後なので、キャディーバッグを預かって、そのままクラブハウスへ引き上げていったのだ。
メジャー優勝の翌週とあって、そういえば!と思い出したことがある。
一昨年まで、シェブロン選手権の会場はカリフォルニア州のミッションヒルズCC。恒例となっている池への飛び込みは、1988年に二度目の優勝を果たしたエイミー・アルコットが、優勝直後に歓喜のあまり18番グリーンの隣にあるポピーズポンドに飛び込んだことから始まった。砂漠地帯にあるミッションヒルズCCなら池に飛び込んでも気持ちいいだけだが、会場をテキサス州ヒューストンに移した昨年の最終日、そして今年の大会の最終日も気温は低かった。しかも、池はまだ未整備で、水面には油と埃が浮いている状態。池からは亀も顔を出すなど、選手からの評判は決して良くなかった。
そんな池に飛び込んだジェイソンに感想を聞いてみると
「臭かった」と。
そりゃそうだろね。ただ、「メジャー優勝して嬉しかったから、飛び込むのは当たり前だったけどね」
と嬉しそう。
今後も池への飛び込みは伝統として続きそうだ。
フォトグラファー 田辺安啓(通称JJ)
●たなべ・やすひろ/1972年生まれ、福井県出身。ニューヨーク在住。ウェストバージニア大学卒業後、ゴルフコース、テレビ局勤務を経験し、ゴルフを専門とするフォトグラファーに転身。ツアーのみならず、コースやゴルフ業界全般に関わる取材も行なっている。
取材・写真=田辺安啓
TEXT & PHOTO Yasuhiro JJ TANABE
2024年05月22日 07:00
4月上旬に公開した「ワッグルONLINE」の記事の中で、アクセス数が多い人気のレッスン記事を紹介します。
2024年05月22日 06:00
プロゴルファーの安田祐香がInstagramを更新。不動産会社プレサンスコーポレーションと姉妹でスポンサー契約を締結したことを発表しました。 「とても心強く、嬉しく思います」安田姉妹が新しい契約を締結
プレサンスコーポレーションは不動産の企画、開発、分譲、管理までの総合的なサービスを近畿や東海エリアを中心に展開しています。今回の契約では姉であり、キャディーの安田美祐もプレサンスコーポレーションとのスポンサー契約を締結。姉妹でサポートを受けることになりました。
安田プロは今シーズンから同社のロゴが入ったキャディーバッグを使用するとのこと。今回の契約について安田プロは「姉と一緒に姉妹揃ってサポートしていただきます。地元である関西の企業にサポートして頂けることをとても心強く、嬉しく思います」とコメント。兵庫県神戸市出身の安田プロにとって、関西を中心に展開する企業からの支援は力強い存在のようです。
最後に安田プロは「ツアー優勝を目指して、プレサンスコーポレーション様と共に2024年シーズンを戦っていきますので、応援よろしくお願いします!」とコメントして、文章を締めました。プラチナ世代の一人であり、毎年優勝戦線に食い込んでいる安田プロ。今年度のツアーでは悲願の初優勝となるのか、注目です。
また別日にInstagramを更新。自家用車のタイヤを買い換えたことを報告しました。 安田プロの母親も絶賛!!そのタイヤの正体とは?
安田プロは「先日、ダンロップ様のタイヤVEURO 『VE304』に履き替えました」とコメントし、タイヤと自身の写真を公開しました。
「VE304」は高い静粛性を実現するためにノイズの発生源となる溝とピッチ配列を最適化。路面からの振動や騒音を効果的に低減し、滑らかで静かな快適な車内空間を実現しています。安田プロもその効果を実感しているようで「後部座席に乗っていても、とても静かで快適です!」「いつも試合の移動で長距離運転してくれる母も、疲れが出ないと絶賛してました」と新しいタイヤを絶賛しました。
最後に「タイヤをご検討の方は、是非チェックしてみてください!」とコメントした安田プロ。小学生のころからゴルフ道具はダンロップを愛用していましたが、タイヤもダンロップがお気に入りのようです。
いかがでしたか? ぜひ安田プロのツアーでの活躍をチェックしてみてくださいね!
【参考】
※oo_______yuka/Instagram
2024年05月22日 05:00
FWがうまくならない原因には、練習量が少ないことがいえます。
しかし、ドライバーやアイアンのように、ほかのクラブと同じ練習量をこなす必要はありません。
5球練習すれば必ず上達して、コースでのミスもなくなるドリルを紹介します! FW1球目は「骨盤の位置をズラさず打つ」 体の左サイドにキャディバッグなどを置いたら、FWのときは腰の左側との間隔を変えずに打つ。
FWの1球目です。FWはかぎりなくレベルブローで打ちたい。そのため、そしてFWの練習量が少ない人は「腰の位置をズラさず」インパクトしましょう。腰のポジションを左に動かすUTとは違い、体全体をその場で回すイメージが有効です。 キャディバッグと腰の隙間を変えずに打つ! FW2・3球目は「フェースの開閉を抑えて手首のヒンジの動きで打つ」 ヒンジの動きを使うとソールがきれいにすべってくれます
ボールがつかまりにくいFWですが、フェースを積極的に返しながら打つと、リーディングエッジが地面に刺さりやすくなります。マットの上ではうまくすべってくれますが、本番では大ダフリになること。ボールをつかまえる動きは手首を甲側や手のひら側に折る「ヒンジの動き」で行ないましょう。すると、ソールがきれいにすべってくれます。これは少し難しいテクニックなので、2球目、3球目と2球を費やしてください。 フェースを返しすぎると刃が刺さりやすくなってしまう FW4球目は「低くティーアップした球を打つ」
4球目はFWは極力ヘッドが地面に触れず「ボールだけをきれいに払い打ちたい」ので、低くティーアップしたボールを打ちます。アップライトな軌道は入射角やヘッドをリリースするタイミングがバラつきやすいので、フラットな軌道でのレベルブローを心がけてください。 スイングプレーンはフラットで FW5球目は「高くティーアップした球を打つ」
仕上げの5球目は、ティーを高くして難易度をアップ。ティーにはまったく触れず、ボールのみを芯でとらえれば完璧。FWでもっともダメなダフリのミスが出ない「ヘッドの高さをコントロールする」スイングを身につけましょう。 インドアならこのドリルがオススメ!
マットの上に直にゴムティーを置いてティーアップ。ゴムティーが飛ばなければ○。飛んでしまっても拾いにいける。
いかがでしたか。田中氏のレッスンをぜひ参考にしてください。
レッスン=田中 徹
●たなか・とおる/1988年生まれ、千葉県出身。168㎝、70kg。自称「1兆個のドリルをもつ男」と名乗り、インスタグラムには800以上のリール(動画)を投稿して人気。「Bull Golf」など都内でレッスンも行なっている。Bull Golf代表。
写真=相田克己
協力=Bull Golf
2024年05月21日 16:03
女子ゴルファーの有村智恵が20日、自身のインスタグラムを更新。同時期に出産したフリーアナウンサーの鷲見玲奈の驚異的な回復ぶりに舌を巻いた。
有村はインスタグラムのストーリーズで、鷲見が自身のインスタグラム公開した「産後初の打ちっ放し!!」と、ゴルフ練習場でスイングする動画を引用。「ほぼ同じ時期にご出産されているはずの鷲見さんがもうゴルフを再開されていてビックリ」と回復ぶりに驚いた。「かたや私はようやくちょっと運動を始めたレベル ゴルフはあと数カ月後に再開できたらいいなぁぐらいで考えてます」と自身の現状を明かしていた。
有村は21年に一般男性と結婚し、今年4月11日に双子の男の子を出産したことを報告していた。一方の鷲見アナは同5日に第一子出産を報告していた。
有村は今月10日に自身のインスタグラムで、双子のお宮参りに出かけたことを報告。和服姿で息子を抱いた写真を投稿していた。
2024年05月21日 13:48
日本男子プロゴルフツアーの第53回ミズノオープンは、23日から4日間、岡山・JFE瀬戸内海GC(7461ヤード、パー72)で開かれる。
2024年05月21日 13:08
◆日本女子プロゴルフツアー リゾートトラストレディス 指定練習日(21日、兵庫・関西GC=6545ヤード、パー72)
2024年シーズン第13戦の予選ラウンド2日間の組み合わせが21日、発表された。昨年大会覇者の山下美夢有(みゆう)は、19年大会を制した原英莉花、22年大会覇者の小祝さくらと同組となった。23日の第1ラウンドは午前7時50分に1番からスタートする。
前週、今季3勝目を飾った竹田麗央は通算1勝の高橋彩華、地元・兵庫県出身の安田祐香と同組に入った。悲願の初優勝を狙う佐久間朱莉(しゅり)は通算3勝の岩井明愛(あきえ)、同6勝の岩井千怜(ちさと)の双子姉妹と同じ組となった。
通算17勝の上田桃子は同2勝の菅沼菜々、ツアー1勝の臼井麗香と同じ組に入った。今大会は最終日に、パー3の4ホール全てに対して800万円の「ホールインワン賞」がかかっており、優勝の行方とともに注目される。
賞金総額は1億4000万円(優勝賞金2520万円)で、23日から4日間、120選手が参加して争われる。
2024年05月21日 11:54
男子ゴルフの今季メジャー第2戦、第106回全米プロゴルフ選手権(2024 PGA Championship)の会場近くで起きた交通事故に関連して警官とトラブルを起こし、一時身柄を拘束されたスコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler、米国)の罪状認否が6月3日に延期されたと、米スポーツ専門チャンネルESPNが20日に報じた。
世界ランキング1位のシェフラーは、米ケンタッキー州ルイビル(Louisville)のバルハラGC(Valhalla Golf Club)で開催されていた大会2日目を前に、警官への重暴行や器物損壊、無謀運転、交通整理の警官からの指示を無視した容疑などで拘束され、訴追された。弁護士は前週末、シェフラーが21日に予定されていた罪状認否で「無罪を主張する」意向であると述べていた。
弁護士は米放送局ゴルフ・チャンネルに対し、シェフラーと弁護団は「いかなる示談交渉にも興味はない」とコメント。ESPNによると、罪状認否が延期になったのは、弁護士のスケジュールが合わなかったためとされている。
事件が起きたのは17日の早朝で、警察が大会会場の外で歩行者1人が死亡する事故を捜査していた中で、シェフラーは事故による交通規制を回避しようとして警官とトラブルとなり、ルイビル警察(LMPD)に逮捕された。その後、釈放されて2日目のプレーには間に合った。
最終的に通算13アンダーで8位タイに終わったシェフラーは19日、自身が置かれた深刻な状況を前日朝に痛感したと振り返り、「週の初めに望んでいた結果でなかったのは明らかだが、全体的には今週の戦いぶりを誇りに思う」とコメントした。
シェフラーは今週、米テキサス州フォートワース(Fort Worth)のコロニアルCC(Colonial Country Club)で開催されるチャールズ・シュワブ・チャレンジ(Charles Schwab Challenge 2024)に出場する予定となっている。
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2024年05月21日 09:26
ブリヂストンレディス(千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C=6731ヤード・パー72)最終日。竹田麗央(21)が大会記録を1打更新する通算14アンダーで優勝した。
❤ご褒美ショット❤原英莉花 胸元パックリの純白衣装で前かがみ!
竹田はプロ初勝利を挙げた4月中旬から約1カ月で6戦3勝。今年12試合で最終日最終組は6度目で、まだ24試合を残している。少々気が早いが、不動裕理が持つ年間10勝も視野に入る。
ツアー関係者が言う。
「2000年から6年連続賞金女王になった不動が年間10勝したのは03年。あの年は年間30試合で24試合に出場して10勝ですから、とんでもない記録です。竹田はフェードヒッターですが、今大会の平均飛距離が284.63ヤードの飛ばし屋で、4つあるパー5で1イーグル10バーディーを奪った。距離が長いコースやピンが右奥などの難しい位置に切られても、攻めのゴルフでスコアを伸ばせるのが強み。一方、アップダウンがあって、やや狭いコースでは持ち味が生かせない」
関係者が続ける。
「30日開幕の全米女子オープンに出場するため、同週の国内大会は欠場する。この先、世界ランキングで50位以内に入れば、エビアンや全英女子の出場権も得られる。そうなると、国内で出る試合はさらに減る。今年は初めての海外メジャー挑戦ですから体調維持も難しい。海外メジャーの切符を得て、そちらを優先すれば、この先8勝は厳しいでしょう」
渡米直前の試合にも出場するという竹田は、「ドライバーショットの飛距離も出ていて方向性もいいので、米国でプレーするのが楽しみです」と言った。ファンも今は海外メジャーでの活躍の方が楽しみだろう。
2024年05月21日 08:00
〝イップス〞は 「自分はならない」と思っていませんか?
決して他人事ではなく、ゴルファーなら誰でもかかる。
2024年05月21日 07:00
史上初めてゴルフのジュニアメジャー4冠を達成し「ゴルフ天才少女」と呼ばれる須藤弥勒(12)=ゴルフ5/太陽自動車=が20日、プロ野球の巨人、西武でリリーフエースとして活躍した鹿取義隆さん(67)から「勝負の心得」を伝授されたことを明かした。
19日に栃木・宇都宮市のロイヤルCCで一緒にゴルフを楽しみながら、プロ野球歴代12位の通算755登板を誇る鹿取さんにメンタル面のアドバイスと技術向上のヒントを授かったという。弥勒は「父(憲一さん)から『横手投げと下手投げの投手は本当にゴルフがうまい。体重移動や踏み込み方など勉強しなさい』と言われていました。鹿取さんのゴルフを見て、本当にその通りでした。球は飛ぶし、アプローチもパットの距離感も素晴らしかったです。プロゴルファー?と思うようなプレーでした」と往年の名投手のセンスに感嘆した。
4月に中学生となった弥勒は今年の8月6日に13歳の誕生日を迎え、日本女子プロゴルフツアーが定める出場可能な年齢に達する。8月6日以降にレギュラーツアーでデビューが予定されている。プロ野球の世界で19年間も生き抜き、現役引退後は指導者としても活躍する鹿取さんにプロスポーツの世界で必要な勝負の心得を教わった。
「何より練習が大事。試合では練習したプレーをするだけ。練習していないプレーや練習不足のプレーは試合ではしてはいけない」
鹿取さんの金言について、弥勒は「ピンチの時に限って、練習不足で確率の悪いプレーを選択してしまうことがあります。レギュラーツアーの戦いは厳しいことが分かっています。ピンチになった時、鹿取さんの言葉を思い出すようにします」と表情を引き締めて話した。弥勒に帯同した母みゆきさんは「鹿取さんに精神面のアドバイスをたくさんいただきました。特に、プレッシャーがかかった時の心の持ちようについて、丁寧に教えていただきました」と感謝した。
鹿取さんは弥勒の潜在能力を称賛。「体を上手に使って、理にかなった打ち方をしている。12歳とは思えない。騒がれるだけあります。プレッシャーもすごいだろうけど、急がずにゆっくりと育ってほしい」とエールを送った。
◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。12歳。1歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの緻密な指導を受ける。17年に大会史上最年少で世界ジュニアに優勝。18年も連覇した。19年にマレーシア世界選手権、21年にキッズ世界選手権、22年6月にジュニア欧州選手権優勝し、ジュニアゴルフ界の4大メジャーを制覇。22年8月に横峯良郎氏に弟子入り。22年1月からアマチュアも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になったことで、ダブル所属契約のゴルフ5と太陽自動車をはじめ15社・団体と推定総額3億6000万円以上のスポンサー契約を締結。家族は父、元フィギュアスケート選手でピアニストの母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。150センチ、50キロ。
2024年05月21日 07:00
今回は、昨シーズン優勝した選手や優勝目前までいった今季も活躍が期待できそうな選手をピックアップ!
そんな選手たちから飛距離や方向性アップの技術を学んでいく。 体とヘッドの距離を離して捻転差を深くする! 胸を右に向けて上半身の開きを抑えている
レギュラーツアー本格参戦2年目の昨年は、7試合でトップ10に入って、最終戦にも出場。まだツアー優勝経験はありませんが、賞金ランキング12位に入った吉田泰基選手の武器は、ドライバーショットの精度です。平均飛距離とフェアウェイキープを合わせたトータルドライビングは8位に入っています。
スイングの特徴としてはバックスイングで右ヒジを曲げるタイミングが遅くて、右腕を伸ばしたまま体から遠くにヘッドを上げています。ヘッドを遠くに動かすことで遠心力も大きくなって体が深く回る。トップでは、上半身と下半身の捻転差が大きくなる理想的な姿勢になっています(❹)。
ダウンスイングからインパクト、フォローにかけて注目してほしいのは頭の位置です。吉田選手は頭を右に残したまま、腕を走らせているので、頭と腕が引っ張り合う力によってヘッドスピードを上げています。ダウンスイングでは胸をボールの右方向に向けて、フォローでは視線が真下を向いていることで上半身の開きを抑えています(❺ ❻)。ここは松山英樹選手のスイングにも似ていますね。
いかがでしたか? ぜひ吉田泰基選手のように上半身と下半身の大きな捻転差を作り、飛距離アップに繋げてみてください。
吉田泰基
●よしだ・たいき / 1998年生まれ、兵庫県出身。173cm、75kg。23年はセガサミーカップで5位タイ、フジサンケイクラシックで6位タイ、三井住友VISA太平洋マスターズで2位に入った。東広野ゴルフ倶楽部所属。
解説=木元幸多郎
●きもと・こうたろう / 1995年生まれ、東京都出身。都内を拠点に幅広い層をレッスンのゴルファーを指導。インドアやラウンドレッスンを行なっている。
【Instagram】kimoto_golf
写真=ゲーリー小林
2024年05月21日 06:00
男子ゴルフのメジャー第3戦、全米オープン(6月13〜16日、ノースカロライナ州パインハースト・リゾート)の日本地区最終予選が20日、滋賀・日野GCで34人による36ホールのストロークプレーで行われ、石川遼(32)=カシオ=が通算9アンダーで河本力(24)=大和証券=と並んでトップ通過。清水大成(25)=ロピア=がプレーオフの末に3枠目に入った。
石川は66、65で回り、2年連続8度目の切符を獲得した。前日まで行われた関西オープンで今季自己最高の5位に入り、好調をキープ。5日間続いた108ホールの真剣勝負を終え、達成感をにじませた。自身25回目のメジャー挑戦。「毎年、自分のゴルフ感をアップデートできる機会。背伸びするというよりは、自分のゴルフをする」。1年間積み上げたものを試す、絶好の機会とする。(高木 恵)