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2024年04月30日 22:52
「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ」(5月2日開幕、茨城GC東C=パー72) 米ツアーを主戦場とし、今季国内初戦の西村優菜が30日、自身のインスタグラムのストリーズに投稿。あこがれの宮里藍さんの投稿にうれし涙マークで返信した。 5月1日のプロアマ戦で宮里さんが西村と同組でプレーすることについて「明日のプロアマは@yunapan_02たんと!初めて?プレー出来るの嬉しすぎる!雨予報だけど楽しみだー!」と投稿した。これに西村は「楽しみすぎます」とし、うれし涙マークをつけて投稿した。 西村にとって宮里さんは子どもの頃からあこがれのレジェンド。8歳のときに宮里さんを見るためにサントリー・レディースを観戦し、ボールをもらった忘れられない思い出がある。 一方で国内ツアーで15勝、米国ツアーで9勝を挙げ、2017年に現役を引退した宮里さんは、自身と同様に小柄ながら日米で奮闘する西村らを「このパワーゲームの時代に活躍できるのはすごい。それだけスキルがあるということ」と称賛したこともあった。
2024年05月22日 08:00
今シーズンのネリー・コルダは、開幕第2戦の「LPGAドライブオン選手権」の優勝から始まり、出場した「ファーヒルズ・セリパク選手権」「フォード選手権」「Tモバイル・マッチプレー」、そして4月メジャー第1戦「シェブロン選手権」と、出場した5試合連続で優勝する偉業を達成。シェブロン選手権優勝時には、恒例となっている池へのジャンプも行った。 開幕から出場した5試合すべて優勝!
そんなコルダのバッグを担いでいるキャディーは、2017年には日本の野村敏京の優勝キャディーもしていたジェイソン・マクデードだ。2021年の東京オリンピックでもコルダの金メダル獲得に貢献しているベテランキャディーだ。
そんなジェイソンが、コルダが出場しなかった4月最終週の「JMイーグルLA選手権」の会場にいたので、話してみた。
「今週はコルダが欠場しているから、オフなんじゃなかったけ?」
と尋ねると、
「オフというか、オフじゃないというか。お父さんの“仕事”をしているよ」
との答え。
ジェイソンは、LPGA選手であるキャロリン・マソンと結婚しており、1歳になる息子ベントンくんがいる。そのベントンくんを抱き抱えるジェイソンに、ホールアウトしたマソンもやってきた。今週は、キャディー業ではなく、お父さん業をしているというわけだ。クラブハウスに引き上げるマソンにベントンくんを渡すと、今度はキャディーバッグを抱えながら、ベントンくんが乗ってきたであろうベビーカーを押す。マソンのキャディーは別にいるのだが、ホールアウト後なので、キャディーバッグを預かって、そのままクラブハウスへ引き上げていったのだ。
メジャー優勝の翌週とあって、そういえば!と思い出したことがある。
一昨年まで、シェブロン選手権の会場はカリフォルニア州のミッションヒルズCC。恒例となっている池への飛び込みは、1988年に二度目の優勝を果たしたエイミー・アルコットが、優勝直後に歓喜のあまり18番グリーンの隣にあるポピーズポンドに飛び込んだことから始まった。砂漠地帯にあるミッションヒルズCCなら池に飛び込んでも気持ちいいだけだが、会場をテキサス州ヒューストンに移した昨年の最終日、そして今年の大会の最終日も気温は低かった。しかも、池はまだ未整備で、水面には油と埃が浮いている状態。池からは亀も顔を出すなど、選手からの評判は決して良くなかった。
そんな池に飛び込んだジェイソンに感想を聞いてみると
「臭かった」と。
そりゃそうだろね。ただ、「メジャー優勝して嬉しかったから、飛び込むのは当たり前だったけどね」
と嬉しそう。
今後も池への飛び込みは伝統として続きそうだ。
フォトグラファー 田辺安啓(通称JJ)
●たなべ・やすひろ/1972年生まれ、福井県出身。ニューヨーク在住。ウェストバージニア大学卒業後、ゴルフコース、テレビ局勤務を経験し、ゴルフを専門とするフォトグラファーに転身。ツアーのみならず、コースやゴルフ業界全般に関わる取材も行なっている。
取材・写真=田辺安啓
TEXT & PHOTO Yasuhiro JJ TANABE
2024年05月22日 07:00
4月上旬に公開した「ワッグルONLINE」の記事の中で、アクセス数が多い人気のレッスン記事を紹介します。
まず紹介するのは、第3位の記事です。 第3位:“体が動きにくい”ときのティショットの打ち方!「スイングのテンポを…」
「寒い時季はいいスコアが出ない……」と、あきらめないで! 体が動きにくい、真っすぐ飛ばない、を解決して好スコアを出す〝冬のラウンドを楽しく回れる〞レッスンをお届けしよう。 飛ばなくてもいい! ミートが最優先!
大きくゆったりスローテンポで振る 「トップで間を作ると打ち急がないし、スイング全体のテンポも落とせるので、ひと呼吸おいてください」(竹田)
スタンス幅を狭めたアドレスをとったら、スイングは大きくゆったり振ってください。打ち急ぎも冬ゴルフで起こりがちなエラー。ふだんよりバックスイングもダウンスイングもテンポをスローにして、イメージ的にはフィニッシュまで緩急をつけずに等速で振りましょう。
大きくゆったり振ることで、スイングアークが大きくなり、体の回転も深まりますが「飛ばそう」という意識は捨ててください。ただでさえ、気温が低いとボールは飛びません。寒い日は飛距離を求めるよりも、ボールを上手にミートして方向性を重視したプレーをするのが好スコアを出すコツになります。
たとえば「イチ、ニ、サン」で振る人なら「イ~チ、ニ~、サ~ン」と拍子を間延びさせるとテンポを落とせる。実際に間延びした拍子を頭の中で刻みながら打つのも有効だ
呼吸やテンポのとり方を、ぜひ参考にしてください!
レッスン=竹田綾人
●たけだ・あやと/1997年生まれ、奈良県出身。168cm。中央学院大ゴルフ部を経て、指導者の道を進み、22年にPGAティーチングプロ資格を取得。エースゴルフクラブ千葉、赤坂と茨城県つくば市のDIVERSE GOLFで多くのアマチュアをレッスン中。
写真=田中宏幸
協力=ジャパンゴルフスクール
アクセス数第2位の記事はこちら。 第2位:アイアンで“飛距離が伸びる”打ち方とは…? 「クラブが体の…」と解説
「ヘッドスピードに対しての最大飛距離を出せていないとくにアイアンが飛ばないアマチュアは多いですよ」と語る石川純平コーチ。
アイアンをしっかり飛ばすために必要な"インサイドアタック”を伝授してくれます! 飛ばないのはなぜ?カット軌道・オープンフェースになるかを理解しよう! アマチュアの多くはトップから「ボールに向かって」腕を下ろしてきてしまう。その結果、手元のポジションが早い段階で胸の前にくる(上写真)。手元が胸にきたところから体を回していくと、たちまちカット軌道に。クラブに遠心力がかかることでこの動きはさらに助長される(下写真)。 ”腕主体″のスイングがカットスライスを生み出す
フェースをクローズに使い腕だけでクラブを上げると、ハーフウェイパックあたりで体の可動域に限界がきます。そこからさらに腕だけでクラブを上げようとすると、フェースをもっと開く方向に動かさなければなりません。
その結果、過度なオープンフェースのトップになってしまう。そこからボールに向かって腕を振ると、手元が早い段階で胸の前にきてしまい、クラブはカット軌道に下りてくる。こうして「オープンフェース×カット軌道」のスイングになると飛ばなくなってしまいます。 オープンフェースの原因 構造上、ゴルフクラブはフェースが開く方向に動きやすい。プロや上級者は、スイング中にこの動きをうまくコントロールしている(右写真)。
テークバックを腕だけで上げようとすると、フェースを開方向に動かしていく必要がある。本来ならばこの態勢から胸を回していけばよい(左写真)。 フェースを開き続ければ腕だけでもここまでクラブを上げられるが、ここからインパクトへ向かってフェースをスクエアに戻すのは至難の業 飛ばない?ニセインサイド!手打ちの「イン」からではまったく飛ばない! ホンモノ:クラブは体の右サイド
下半身主体でボディの回転が先行クラブは少し遅れてインサイドから下りてくる。つねにクラブが体に“引っ張られている"状態だ。 キャリー159.5ヤード、ミート率1.39、打ち出し角20.7度、バックスピン量5770回転
クラブヘッドが遅れ、自然にハンドファーストに。ロフトが立って効率的にボールを飛ばせる(※7番アイアンでの弾道データ) ニセモノ:クラブが体の正面に来る
手打ちのインサイド軌道だと、手首がほどけたアッパー軌道に。体でクラブを”引っ張る”動きがなく、ボールにパワーが伝わらない。 キャリー150.2ヤード、ミート率1.31、打ち出し角28.7度、バックスピン量4410回転
インパクト時のロフトが増え、打ち出し角が大きくなる。ボールが上がりすぎ、飛距離をロスする。
強いインパクトを得るためには、下半身からはじまる体の回転にクラブが「引っ張られながら」ボールをヒットしていく必要があります。 クラブはつねに体で”引っ張る"
腕主体のスイングでも、体を回さずに右サイドの“フトコロ”に手元を動かせば、ポールに対してクラブをインサイドから下ろしてくることはできます。しかし、これも早い段階でクラブが胸の正面にきてしまうため、ボールに十分な力を伝えることができません。 クラブはトップから”真下”に落とす ボールを打ちにいく意識では腕を真下へ動かすのは難しい。グリッププレッシャーを緩め、重力にまかせて「ストン」とクラブを落としてみよう 腕はボールに向かって動かしてはいけない
トップからダウンスイングに向かっては、腕は必ず地面に向かって真下に動かしていきましょう。感覚的には「振り下ろす」というより、重力にまかせて「自由落下」させるようなイメージ。このときグリップに反時計回りのトルクをかけ、フェースをスクエアに保っていきます。
この動きでは「ダフりそう」と感じるかもしれませんが、その感覚がじつは正解。ここへ体の回転を合わせていくことで正しい”インサイドアタック”ができてきます。前述したように、ボールをヒットする意識が強すぎて、体の前側へ振りにいってしまうのはNGです。 アイアンが飛ぶ人の共通テククラブはトップから真下に落とすフェース管理のポイント反時計回りにトルクをかけていく
クラブの位置や基本姿勢を意識して、インサイドアタックの練習を行ってみてください!
レッスン=石川純平●いしかわ・じゅんべい/1980年生まれ、千葉県出身。ゴルフ場勤務もあり「現場」をよく知るコーチ。石井土宰の「エースゴルフクラブ西神田」でチーフインストラクターを務める。
写真=田中宏幸
協力=GOLF STUDIO IRIE 西神田
アクセス数第1位の記事はこちら。 第1位:アプローチの距離感を“振り幅”で調節するのはNG!最も簡単な方法とは…?
アプローチは振り幅が小さいので、明後日の方向に打つことはない。だから大事なのは方向性よりも距離感!
しかし「飛距離の打ち分け方はさまざまな方法やレッスンがあってどれがいいかわからない」「いろいろ試したけど何がいいのか定まらない」。そんなゴルファーには、この発想とテクニックが効く! 「振り幅の大きさを変えて打ち分ける」のがミスの元凶だった! 腰から腰の高さで振るのが“俺の振り幅”。その振り幅で出る飛距離が“絶対距離感”で、これが今回のレッスンのキーワード!腰から腰の振り幅なので、飛距離は30~60ヤードくらいに収まり、このなかで10ヤード刻みの3つの距離感を「同じ振り幅」(俺の振り幅)で打ち分けられる新感覚のレッスンを紹介しよう!
僕も以前は、アプローチの距離感は振り幅の大きさ。よくいわれる時計の文字盤の何時・何時で飛距離を打ち分けましょう、と教えてきました。
しかし、大半の生徒は意図した位置よりも大きく振ってしまうか、ヘッドの位置を気にしすぎて振ることがおろそかになってしまい、それが原因でミスをしていることに気づきました。アプローチは感覚が大事!もっと感覚を活かして打てるのが、このレッスンです(遠藤)
バックスイング
クラブを振り上げる大きさを気にすると、体を回さず手打ちになってしまう人が多い
アドレス/インパクト
飛距離はグリップを持つ長さでも変えられるが、「短く握ると飛距離を落とせますが、前傾角が深くなって振りにくくなる。前傾角が深いとインパクトで大きく伸び上がってしまう人もいます。そのため、グリップを持つ長さも変えずに飛距離を打ち分けられる方法を考えました」(遠藤)
レッスン=遠藤将也
●えんどう・まさや/1994年生まれ、長野県出身。東京国際大学のゴルフ部を経て、PGAティーチングプロ資格を取得。首都圏の練習場やコースでのラウンドレッスンを行なっている。レッスンはインスタグラムアカウント「en. dwu_」のDMで受付中。
写真=相田克己
協力=サザンヤードカントリークラブ
いかがでしたか? ワッグルONLINEは、まだまだ多くの情報を載せた記事を公開しています。ぜひ、ご覧ください!
2024年05月22日 06:00
プロゴルファーの安田祐香がInstagramを更新。不動産会社プレサンスコーポレーションと姉妹でスポンサー契約を締結したことを発表しました。 「とても心強く、嬉しく思います」安田姉妹が新しい契約を締結
プレサンスコーポレーションは不動産の企画、開発、分譲、管理までの総合的なサービスを近畿や東海エリアを中心に展開しています。今回の契約では姉であり、キャディーの安田美祐もプレサンスコーポレーションとのスポンサー契約を締結。姉妹でサポートを受けることになりました。
安田プロは今シーズンから同社のロゴが入ったキャディーバッグを使用するとのこと。今回の契約について安田プロは「姉と一緒に姉妹揃ってサポートしていただきます。地元である関西の企業にサポートして頂けることをとても心強く、嬉しく思います」とコメント。兵庫県神戸市出身の安田プロにとって、関西を中心に展開する企業からの支援は力強い存在のようです。
最後に安田プロは「ツアー優勝を目指して、プレサンスコーポレーション様と共に2024年シーズンを戦っていきますので、応援よろしくお願いします!」とコメントして、文章を締めました。プラチナ世代の一人であり、毎年優勝戦線に食い込んでいる安田プロ。今年度のツアーでは悲願の初優勝となるのか、注目です。
また別日にInstagramを更新。自家用車のタイヤを買い換えたことを報告しました。 安田プロの母親も絶賛!!そのタイヤの正体とは?
安田プロは「先日、ダンロップ様のタイヤVEURO 『VE304』に履き替えました」とコメントし、タイヤと自身の写真を公開しました。
「VE304」は高い静粛性を実現するためにノイズの発生源となる溝とピッチ配列を最適化。路面からの振動や騒音を効果的に低減し、滑らかで静かな快適な車内空間を実現しています。安田プロもその効果を実感しているようで「後部座席に乗っていても、とても静かで快適です!」「いつも試合の移動で長距離運転してくれる母も、疲れが出ないと絶賛してました」と新しいタイヤを絶賛しました。
最後に「タイヤをご検討の方は、是非チェックしてみてください!」とコメントした安田プロ。小学生のころからゴルフ道具はダンロップを愛用していましたが、タイヤもダンロップがお気に入りのようです。
いかがでしたか? ぜひ安田プロのツアーでの活躍をチェックしてみてくださいね!
【参考】
※oo_______yuka/Instagram
2024年05月22日 05:00
FWがうまくならない原因には、練習量が少ないことがいえます。
2024年05月21日 16:03
女子ゴルファーの有村智恵が20日、自身のインスタグラムを更新。同時期に出産したフリーアナウンサーの鷲見玲奈の驚異的な回復ぶりに舌を巻いた。
有村はインスタグラムのストーリーズで、鷲見が自身のインスタグラム公開した「産後初の打ちっ放し!!」と、ゴルフ練習場でスイングする動画を引用。「ほぼ同じ時期にご出産されているはずの鷲見さんがもうゴルフを再開されていてビックリ」と回復ぶりに驚いた。「かたや私はようやくちょっと運動を始めたレベル ゴルフはあと数カ月後に再開できたらいいなぁぐらいで考えてます」と自身の現状を明かしていた。
有村は21年に一般男性と結婚し、今年4月11日に双子の男の子を出産したことを報告していた。一方の鷲見アナは同5日に第一子出産を報告していた。
有村は今月10日に自身のインスタグラムで、双子のお宮参りに出かけたことを報告。和服姿で息子を抱いた写真を投稿していた。
2024年05月21日 13:48
日本男子プロゴルフツアーの第53回ミズノオープンは、23日から4日間、岡山・JFE瀬戸内海GC(7461ヤード、パー72)で開かれる。有資格者を除く上位3人が7月18日開幕のメジャー、全英オープン(ロイヤルトルーンGC)の出場権を獲得する。
21日に予選ラウンド2日間の組み合わせが発表された。昨年大会覇者で大会主催のミズノと用具契約する大会ホストプロ・平田憲聖は通算4勝の蝉川泰果、今季初優勝を遂げた米沢蓮と同組に入った。第1ラウンドは23日12時15分に1番からスタートする。
20日に予選を勝ち抜き6月の全米オープン切符を獲得した通算18勝の石川遼は、ツアー1勝の片岡尚之、アンソニー・クウェイル(オーストラリア)と同組に入った。
前週、関西オープンで初優勝を飾った幡地隆寛は通算2勝の香妻陣一朗、ツアー1勝の杉浦悠太と同組に入った。ツアー2勝の桂川有人は通算1勝の岩崎亜久竜、通算6勝の金谷拓実と同じ組となった。19年大会覇者で通算21勝の38歳・池田勇太が今季ツアー初出場する。
賞金総額は1億円(優勝賞金2000万円)で、23日から4日間、132選手が参加して行われる。大会の模様はABEMAで4日間無料放送される。
2024年05月21日 13:08
◆日本女子プロゴルフツアー リゾートトラストレディス 指定練習日(21日、兵庫・関西GC=6545ヤード、パー72)
2024年シーズン第13戦の予選ラウンド2日間の組み合わせが21日、発表された。昨年大会覇者の山下美夢有(みゆう)は、19年大会を制した原英莉花、22年大会覇者の小祝さくらと同組となった。23日の第1ラウンドは午前7時50分に1番からスタートする。
前週、今季3勝目を飾った竹田麗央は通算1勝の高橋彩華、地元・兵庫県出身の安田祐香と同組に入った。悲願の初優勝を狙う佐久間朱莉(しゅり)は通算3勝の岩井明愛(あきえ)、同6勝の岩井千怜(ちさと)の双子姉妹と同じ組となった。
通算17勝の上田桃子は同2勝の菅沼菜々、ツアー1勝の臼井麗香と同じ組に入った。今大会は最終日に、パー3の4ホール全てに対して800万円の「ホールインワン賞」がかかっており、優勝の行方とともに注目される。
賞金総額は1億4000万円(優勝賞金2520万円)で、23日から4日間、120選手が参加して争われる。
2024年05月21日 11:54
男子ゴルフの今季メジャー第2戦、第106回全米プロゴルフ選手権(2024 PGA Championship)の会場近くで起きた交通事故に関連して警官とトラブルを起こし、一時身柄を拘束されたスコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler、米国)の罪状認否が6月3日に延期されたと、米スポーツ専門チャンネルESPNが20日に報じた。
2024年05月21日 09:26
ブリヂストンレディス(千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C=6731ヤード・パー72)最終日。竹田麗央(21)が大会記録を1打更新する通算14アンダーで優勝した。
❤ご褒美ショット❤原英莉花 胸元パックリの純白衣装で前かがみ!
竹田はプロ初勝利を挙げた4月中旬から約1カ月で6戦3勝。今年12試合で最終日最終組は6度目で、まだ24試合を残している。少々気が早いが、不動裕理が持つ年間10勝も視野に入る。
ツアー関係者が言う。
「2000年から6年連続賞金女王になった不動が年間10勝したのは03年。あの年は年間30試合で24試合に出場して10勝ですから、とんでもない記録です。竹田はフェードヒッターですが、今大会の平均飛距離が284.63ヤードの飛ばし屋で、4つあるパー5で1イーグル10バーディーを奪った。距離が長いコースやピンが右奥などの難しい位置に切られても、攻めのゴルフでスコアを伸ばせるのが強み。一方、アップダウンがあって、やや狭いコースでは持ち味が生かせない」
関係者が続ける。
「30日開幕の全米女子オープンに出場するため、同週の国内大会は欠場する。この先、世界ランキングで50位以内に入れば、エビアンや全英女子の出場権も得られる。そうなると、国内で出る試合はさらに減る。今年は初めての海外メジャー挑戦ですから体調維持も難しい。海外メジャーの切符を得て、そちらを優先すれば、この先8勝は厳しいでしょう」
渡米直前の試合にも出場するという竹田は、「ドライバーショットの飛距離も出ていて方向性もいいので、米国でプレーするのが楽しみです」と言った。ファンも今は海外メジャーでの活躍の方が楽しみだろう。
2024年05月21日 08:00
〝イップス〞は 「自分はならない」と思っていませんか?
決して他人事ではなく、ゴルファーなら誰でもかかる。しかもゴルフを一生懸命やるほどかかりやすいんです!
なぜイップスにかかるのか、どんな症状が現れ、どうやって克服するのか。それを事前に知ることが、イップス予防の最善策になります。 プレッシャーがなければイップスは起きなかった! イップスを見られたくないと意識過剰になった
私のイップスは、選手としてのキャリアのピークだった時期に、雑誌の取材で自分のパッテ ィングストロークを客観的に見たことがきっかけでした。「こんなストロークをしているから、 パットが決まらないんだ」と思ってしまったことで、今までと違う打ち方に取り組んだ結果、フォローでヘッドが出せないという、〝打てない〞イップスを患ってしまいました(詳しくは第一回を参照)。
私は、もともと自信満々でプレーするタイプではなかったうえに、華やかな舞台が苦手。変なプレーをギャラリーや一緒にラウンドするプロやプロアマ戦でのアマチュアに見られたくないという気持ちが強く出て、それが意識過剰になってしまい心理的な負担になりました。 プレッシャーを感じなければいいプレーができた
2004年に欧州ツアーの予選会を受けました。じつはこれも芸能人が集う大きなゴルフ大会があって、それに出るのが嫌で仕方なかったのがきっかけです。ちょうどその日程に予選会があったので、海外挑戦するからという理由でキャンセルしたのです。
そういう理由だったので、結果にもこだわらなかったし、プレッシャーのない状態で気楽にプレーしました。すると、イップスも出ないし、非常に好調。難なく予選会を通過して、翌年から欧州ツアーに参戦しました。気楽にプレーできる環境であれば、イップスは起きにくい。メンタル面とイップスが強く関連していると感じた出来事です。 安心感を得たらパッティングが決まり続けた
そんな経験をしていくうちに、イップスにも自分なりのスイッチがあることがわかってきました。それはいいプレーをしたいプレッシャーやイップスを見せたくない緊張です。アマチュアも心理的なプレッシャーが、イップスの引き金になることは十分あり得ると思います。ミスに対して、深刻に考えるタイプは、そのリスクが高いのではないでしょうか。
その結果、自分のストロークをギャラリーに見られたくない、練習ラウンドをしていても他のプロたちに見られたくないという意識が生まれてきました。イップスの症状が出るようになってからはなおさらです。真面目に取り組んだことが、さらに精神的なプレッシャーになって、イップスを深刻なものにしたと思います。
欧州ツアーでは転戦続きで気分転換になる娯楽もなく、真面目に練習しすぎて、かえって精神的なプレッシャーが増してしまったのかもしれません。帰国後もいろいろな方法を試しましたが、なかなかよい方向には向かいませんでした。シード落ちする2009年の前あたりが一番つらかったですね。
そこで、技術面からの取り組みだけでなく、メンタルトレーナーにアドバイスを受けながら、イップスを受け入れる努力をしました。これはとてもよい成果が出たと思います。
2011年に、九州のゴルフ場で支配人をやらないかという話をいただきました。ちょうど妻が妊娠した時期でもあり、来年も仕事があると思うと、ほっとしました。すると、引退試合のつもりで予選会から出た日本オープンで、3日目まであれほど苦しんだパットが入りまくって3位になりました。
単独トップでスタートした最終日は、さすがに優勝を意識してイップスが少し出てしまいました。私にとって「メンタル面の影響が本当に大きい」と感じた試合です。
メンタルが弱いと自覚のある人はイップス予備軍かもしれない
就職の話がきて、生活の不安がなくなったことが、2011年日本オープンでの好成績につながったという Lesson [症状]アプローチでヘッドが刺さる
パッティングと並んで、イップス症状が出やすいのがアプローチ。多くの場合、ボールを右寄りに置き、ハンドファーストの度合いが強すぎてチャックリが連発するイップスが起きている [対策]ボールを左寄りにしてソールを滑らせた
フェースを少し開き、ボールを左寄りに置くことで、積極的にソールを滑らせるアプローチにした。刺さりにくくなるので、チャックリしない安心感が生まれ、スピンもしっかりかかる
いかがでしたか? ぜひ佐藤選手の経験を参考に、イップスの予防と起きてしまった際の克服に活かしてみてください。
解説 = 佐藤信人
●さとう・のぶひと / 1970年生まれ、千葉県出身。パッティングの名手として90年代後半から活躍。ツアー通算9勝をあげた。2004年ころからイップスに悩まされ、現在も完治せず苦闘中だという。近年は解説者としても活躍。JGTOの理事も務める。ミズノ所属。
構成=コヤマカズヒロ
写真=田中宏幸
2024年05月21日 07:00
史上初めてゴルフのジュニアメジャー4冠を達成し「ゴルフ天才少女」と呼ばれる須藤弥勒(12)=ゴルフ5/太陽自動車=が20日、プロ野球の巨人、西武でリリーフエースとして活躍した鹿取義隆さん(67)から「勝負の心得」を伝授されたことを明かした。
19日に栃木・宇都宮市のロイヤルCCで一緒にゴルフを楽しみながら、プロ野球歴代12位の通算755登板を誇る鹿取さんにメンタル面のアドバイスと技術向上のヒントを授かったという。弥勒は「父(憲一さん)から『横手投げと下手投げの投手は本当にゴルフがうまい。体重移動や踏み込み方など勉強しなさい』と言われていました。鹿取さんのゴルフを見て、本当にその通りでした。球は飛ぶし、アプローチもパットの距離感も素晴らしかったです。プロゴルファー?と思うようなプレーでした」と往年の名投手のセンスに感嘆した。
4月に中学生となった弥勒は今年の8月6日に13歳の誕生日を迎え、日本女子プロゴルフツアーが定める出場可能な年齢に達する。8月6日以降にレギュラーツアーでデビューが予定されている。プロ野球の世界で19年間も生き抜き、現役引退後は指導者としても活躍する鹿取さんにプロスポーツの世界で必要な勝負の心得を教わった。
「何より練習が大事。試合では練習したプレーをするだけ。練習していないプレーや練習不足のプレーは試合ではしてはいけない」
鹿取さんの金言について、弥勒は「ピンチの時に限って、練習不足で確率の悪いプレーを選択してしまうことがあります。レギュラーツアーの戦いは厳しいことが分かっています。ピンチになった時、鹿取さんの言葉を思い出すようにします」と表情を引き締めて話した。弥勒に帯同した母みゆきさんは「鹿取さんに精神面のアドバイスをたくさんいただきました。特に、プレッシャーがかかった時の心の持ちようについて、丁寧に教えていただきました」と感謝した。
鹿取さんは弥勒の潜在能力を称賛。「体を上手に使って、理にかなった打ち方をしている。12歳とは思えない。騒がれるだけあります。プレッシャーもすごいだろうけど、急がずにゆっくりと育ってほしい」とエールを送った。
◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。12歳。1歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの緻密な指導を受ける。17年に大会史上最年少で世界ジュニアに優勝。18年も連覇した。19年にマレーシア世界選手権、21年にキッズ世界選手権、22年6月にジュニア欧州選手権優勝し、ジュニアゴルフ界の4大メジャーを制覇。22年8月に横峯良郎氏に弟子入り。22年1月からアマチュアも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になったことで、ダブル所属契約のゴルフ5と太陽自動車をはじめ15社・団体と推定総額3億6000万円以上のスポンサー契約を締結。家族は父、元フィギュアスケート選手でピアニストの母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。150センチ、50キロ。
2024年05月21日 07:00
今回は、昨シーズン優勝した選手や優勝目前までいった今季も活躍が期待できそうな選手をピックアップ!
そんな選手たちから飛距離や方向性アップの技術を学んでいく。
2024年05月21日 06:00
男子ゴルフのメジャー第3戦、全米オープン(6月13〜16日、ノースカロライナ州パインハースト・リゾート)の日本地区最終予選が20日、滋賀・日野GCで34人による36ホールのストロークプレーで行われ、石川遼(32)=カシオ=が通算9アンダーで河本力(24)=大和証券=と並んでトップ通過。清水大成(25)=ロピア=がプレーオフの末に3枠目に入った。
石川は66、65で回り、2年連続8度目の切符を獲得した。前日まで行われた関西オープンで今季自己最高の5位に入り、好調をキープ。5日間続いた108ホールの真剣勝負を終え、達成感をにじませた。自身25回目のメジャー挑戦。「毎年、自分のゴルフ感をアップデートできる機会。背伸びするというよりは、自分のゴルフをする」。1年間積み上げたものを試す、絶好の機会とする。(高木 恵)
2024年05月21日 06:00
公益社団法人日本プロゴルフ協会(PGA)の明神正嗣会長(64)が20日、東京・墨田区の報知新聞社を訪れ、公益財団法人報知社会福祉事業団の依田裕彦理事長に寄付金200万円を寄託した。
今年1月1日に発生した能登半島地震の復興支援に充てられる。3月に就任したPGAの明神新会長は「社会に対して責任を果たし、貢献していくことが大事だと思っております」と目録を手渡した。依田理事長は「ありがとうございます。有効に使わせていただきます」と受け取った。
2024年05月21日 06:00
4月前半に公開した「ワッグルONLINE」の記事の中で、アクセス数が多い人気のレッスン記事を紹介します。
まずは第3位の記事を紹介します。 第3位:ドライバーを“真芯”でヒットする方法!「左ワキから…」と人気コーチが解説
ドライバーはミスヒットが多く、曲がるほど飛距離も落ちるクラブです。芯を外さないためには、軸がズレないスイングが重要。頭を動かさないレッスンをクレイジー先生が解説します。 「頭を動かさなければ」どんなに長くてもミートできる!
大きく振りながらミートするポイントはふたつ。ひとつめは、軸は左でも右でもなく「真ん中1軸」です。これは振り子と同じ。頭を固定したセンター軸で振り子運動を行なえば、どんなに長いシャフトの先のヘッドも入射角と最下点は必ず安定します。
そのために大事なのがふたつめのポイントで、軸は不動の真ん中でもスイングの支点は左ワキ。左ワキを締めて腕、シャフト、ヘッドまでを1本にして動く、振ることを意識してください。前出で説明した「クラブを積極的に大きく動かす」と頭の位置がズレやすくなりますが、クレイジー理論では頭を動かさないことが必須条件。体重移動も腰や肩も回す必要はありません。左ワキを締めてヘッドまでを1本にして振るイメージをもてば、頭の位置と軸がキープできるのでミート率は簡単に上がります! 軸がズレない、傾かなければボール位置に自然に戻ってくる
グリップエンドを支点に振り子運動を行なったときに、ヘッドがつねに一定の位置を通るのは、軸と支点が固定されているから(写真左)。ゴルフスイングに置き換えれば、軸が動いたり傾いたりすると、ヘッド軌道は不安定になり、ボール位置からズレてしまう(×)。 左ワキからヘッドまでがワンピース
ヘッドを低く、遠く、高く動かすと大きく振れるが、そのときに“左ワキからヘッドまでを1本”にして、左ワキを支点に振ると頭の位置がズレにくくなる。「実際はヘッドの重みや勢いでコックが入り、左ワキからヘッドまでは完全な1本にはなりませんが“1直線で動かす”は終始イメージしてください」(クレイジー) 左ヒザを伸ばしてカカト体重でインパクト
クレイジー理論でもうひとつ大事な頭の固定の仕方が「左ヒザを伸ばして打つ」動き。左ヒザを伸ばしてカカトに体重を乗せることで、左の壁ができて頭が固定される 。これは地面反力(地面を蹴る動き)の正しい使い方にもなる。
軸も1本、クラブと腕も1本デス
クレイジー先生のレッスンをぜひ試してみてください。
レッスン=FUNKY CRAZY Haru
●ファンキー・クレイジー・ハル/的確でわかりやすいレッスンに定評がある人気コーチ。YouTubeチャンネル「FUNKYCRAZY GOLF★HALチャン(ネル)」は登録者数6万人を超え、ほぼ毎日配信中。
写真=相田克己
協力=取手桜が丘ゴルフクラブ(アコーディア・ゴルフ)
アクセス数第2位の記事はこちら。 第2位:インパクト時の重心は「左」か「右」?どっち…?キレのあるアイアンの打ち方
アイアンをうまく打つためには、キレのあるショットを打つ必要があります。では、どうすれば身につけられるのでしょうか。
大川コーチは軸の意識が重要だといいます。 右軸は×!インパクトは左重心がマスト
“キレのあるアイアン”は打感と打音も大切です。いい感触と音を得るには、スイングの円弧の最下点をボールの先(左側)にして、ヘッドを地面や芝ではなくボールからコンタクトさせる。そのために「アイアンはダウンブローが理想」とされるのですが「腕を上下に動かす」は、ヘッドを鋭角に入れる動作にもつながります。
ダウンブローとスイングの最下点をボールの左側にするには、インパクト時の体の重心を左サイドに置くことが大事。「左軸」でのインパクトをイメージしてボールをヒットしてください。
アドレスとトップまではセンター軸でOK(○)。体が右に流れたり、過度な体重移動を行なうと右軸になってしまう(×)。
ダウンスイングからインパクトは左軸を意識する(○)。左軸でも軸が右に傾くのは×。ダフリ・トップが出やすくなってしまう。
ヘッドを鋭角に入れるダウンブローで打つから、スイングの最下点がボールの先にくる。「その逆で、最下点をボールの先にしたいからダウンブローで打つ、ともいえます」(大川)
大川コーチのレッスンを参考にしてみてください。
レッスン=大川夏樹
●おおかわ・なつき/1988年生まれ、神奈川県出身。マンツーマンレッスンを中心に、多くのアマチュアゴルファーに好評を得ている理論派の人気コーチ(インスタグラムアカウントNATSUKI72_GOLF)。
写真=田中宏幸
協力=日神グループ 平川カントリークラブ
アクセス数第1位の記事はこちら。 第1位:大事なのは“ボール位置と構え”!FW・UTのミスを簡単に直す方法
地面の上のボールを 長いクラブで打つのが苦手。 失敗すると大きなミスになってしまいそう……と、不安をもつアマチュアは多い。
残り180 ヤード以上の長い距離を FW・UT で自信をもってグリーンを狙えるヒントを ロングショットも得意なツアープロがレッスン! レベルターンのスイングになりミート率がよくなる
ロフト角が立っていて難しい3Wは、ついボールを高く上げようとして、インパクトで右肩が下がってしまう。打ちこなすには、この悪いクセを直すことが先決です。
まずはターゲットへの目線を低くして、低いライナーを打ってみてください。
最初はゴロになってもいいので、コンパクトに振り、フォローで低い目線を再現する。
すると右肩が下がらなくなり、当たりが徐々によくなる。これができたら通常の目線に戻す、という手順がオススメです。 最初はゴロでもOK! 目線を低くして低いライナーを打つ 構えるときに低い球をイメージしターゲットへの目線を低くする 目線を斜め下に向けて構える 右肩の位置が高くなり、肩のラインが水平に。左右の体重配分はほぼ均等になる 目線を高くすると右肩が下がり右足体重の構えになってしまう すくい打ちのミスに注意 ボールを高く上げようとすると、右肩が下がり、すくい打ちのミスを招いてしまう 低いライナー性のボールが打てれば合格! 「球は上げない、上がらなくていい、と思って打つのが極意。この練習が3W攻略の第一歩です」(市原) フォローで低い目線を再現する 目線を上げずにコンパクトに振れば、体がレベルに回転し、前傾角度が崩れない
市原弘大
●いちはら・こうだい/1982年生まれ、東京都出身。171㎝、78㎏。18年の日本ゴルフツアー選手権で初優勝、同年のダンロップフェニックスも制し、賞金ランキング4位に。23年シーズンは、三井住友VISA太平洋マスターズ3位。フリー。 ダフリのミスが多い人はボールを左に置きロフトをつけて飛ばす! ミスしたあとにボールを右に置くのはダフる原因の負のスパイラル 「トップしそうと思ってもソールが滑り、振り抜きがよくなるのでクラブがボールを拾ってくれます」(大岩)
ダフリのミスが出ると、次はダフりたくないのでボールを右に置きがち。するとインパクトが詰まったり体重が右足に残ったりして、さらにダフってしまう。ダフらなかったとしても、ロフトが立ちすぎてうまく当たりません。
そこで僕は、ボールを右ではなく「左」に置きます。左足カカトのやや内側が目安。そしてFW特有の幅広のソールを滑らせながらボールをとらえる。こうしてロフトを殺さずにしっかり活かすと大きく飛ばせますよ。 いつもより左に置くのがコツ! ボール位置とロフト角の関係を理解しよう ボールを右に置くほどロフトが立ちすぎてしまう。左に置いたほうがダフりにくく、ロフトなりに大きく飛ばせる ソールが滑らない ボールを右に置くとクラブの入射角が鋭角になりすぎて、ソールを活用できない ソールを滑らせてインパクト! 左への体重移動とともに幅広のソールを滑らせ、体の正面でボールをとらえることが大事
大岩龍一
●おおいわ・りゅういち/1997年生まれ、千葉県出身。182㎝、92㎏。21年に初シードを獲得。翌年は4度のベスト10入りを記録し、賞金ランキング28位に躍進。23年シーズンは、ハナ銀行インビテーショナル8位。フリー。 「やさしい払い打ち」がいい! 球がゆっくり飛ぶイメージがナイスショットの秘けつ ユーティリティはアイアンよりもウッドのイメージがいい
僕はUTは、アイアンよりもFWに近いイメージで打っています。ボール位置はアイアンよりも少し左寄り。スタンスの真ん中から左足の先くらいまでの間の地面をなぞるようにヘッドを低く長く動かし“やさしいインパクト”でヒットします。
インパクトが強くなりすぎないようにボールを払い打つ。打球がゆっくり飛ぶ姿を想像し、目標から弾道を逆算して、球が戻ってくるイメージに合わせてバックスイングを始動するのがポイントです。 ボールが目標から戻ってくるイメージでバックスイングを始動
弾道を逆算し、ターゲットからボールが戻ってくるイメージに合わせてバックスイングを始動する ボール位置は真ん中よりも左寄り 左右均等にバランスよく立ち、ボール位置は真ん中よりも左寄り。ハンドファーストにしすぎない 最下点からボールの先までサラッと払うように打つ スイングの最下点であるスタンスの真ん中からボールの先まで、ソールを滑らせてインパクトするイメージ 上から打ち込んだり強くヒットすると、弾道が不安定になるので注意
いかがでしたか? やさしい払い打ちをぜひ試してみてください。
中島啓太
●なかじま・けいた/2000年生まれ、埼玉県出身。177㎝、75kg。日体大3年時に「パナソニックオープン」でアマ優勝。21-22年は2年連続でアマチュア世界ランク1位となり、22年9月にプロ転向。23年はルーキーイヤーながら3勝をあげて賞金王に輝く。フリー。
構成=小山俊正、鈴木康介
写真=田中宏幸、相田克己