2022年07月02日 08:10
<日本アマチュアゴルフ選手権 最終日◇1日◇広島カンツリー倶楽部 八本松コース(広島県)◇7229ヤード・パー72> 男子アマチュア日本一の称号を射止めたのは、東北福祉大3年の岡田晃平だった。「日本アマ」には2016年に初出場。5度目の出場でビッグタイトルをその手におさめた。 高知県出身の岡田は9歳からクラブを握ると、2016年には「日本ジュニアゴルフ選手権」(12〜14歳の部)を制するなど、メキメキと頭角を現した。高校は地元の明徳義塾高に進学し、17年にはJGAナショナルチームの一員として腕を磨いた。18、19年と「四国アマ」を連覇。21年の「日本オープン」では決勝ラウンドを戦い、42位タイに入っている。 「まだ実感はないです。僕が優勝していいのかというか…。福祉大だと蝉川(泰果)先輩とか鈴木(晃祐)先輩とか、ナショナルチームのメンバーの方もいますし、そういう中に割って入って勝てたのはすごくうれしいです」 謙虚に優勝を喜んだ岡田だが、そのプレーは堂々たるものだった。首位と2打差でスタートし、前半3アンダーをマークしてトップに並ぶと、後半でも4バーディ・2ボギーとアクセルを踏む足をゆるめず。東北福祉大の先輩・蝉川、日大4年の古川龍之介を僅差でかわした。 四国出身選手としては2016年の亀代順哉以来2人目となる栄冠に、「僕が初めて出場した時に亀代さんが優勝していて、印象に残っていた。すごく憧れはありました。(地元の)高知でお世話になった人もたくさんいますし、恩返しという意味でこれ以上ないと思います」。同じ明徳義塾高→東北福祉大のルートをたどった大先輩・松山英樹も成しえなかったタイトル奪取を喜んだ。 しかし、これで岡田の日本アマが終わったわけではない。大学3年の岡田にとって、来年は2005、06年のキム・キョンテ(韓国)以来となる大会連覇がかかる。 「日本で活躍して賞金王を取った後に、アメリカとかヨーロピアンツアーとかに出て、世界を知りたい。松山(英樹)選手だったり(世界アマランク1位の)中島啓太選手だったり、すごく良いプレーヤーがたくさんいる。そういう選手に負けないように頑張ります」 偉大な先輩に続くべく、大きな夢に向かって歩み始めた20歳。来年、ディフェンディングチャンピオンとして帰ってきたとき、その姿は一回りも二回りも大きくなっているはずだ。
2024年04月27日 14:10
◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン 第2日(27日、千葉・浜野GC=6669ヤード、パー72)
最終組が前半9ホールを終了した。尾関彩美悠(あみゆ)、蛭田みな美の2人が通算10アンダーの首位で並んでいる。
川崎春花、岩井千怜(ちさと)、青木瀬令奈、藤田さいき、木戸愛が1打差の9アンダー3位で続いている。
初優勝から3週連続Vの史上初の快挙に挑む竹田麗央(りお)は14ホールを終え、4つ伸ばして7アンダーの16位となっている。
トップと2打差以内に15人、3打差以内に21人がひしめく大混戦となっている。
2024年04月27日 14:02
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第3日(27日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
第3ラウンドの最終組が前半を終了した。トップタイから出たツアー未勝利の佐藤大平は、1つ伸ばして通算11アンダーとし、ソーデルベリ(スウェーデン)らと首位に並んで後半に入った。
木下稜介が10番を終えて9アンダー10位につけている。中島啓太は13番を終えて7アンダー23位。
米ツアー1勝で出場選手中世界ランクトップ(21位)のマチュー・パボン(フランス)は64、10アンダーでホールアウトした。
2024年04月27日 12:56
◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン 第2日(27日、千葉・浜野GC=6669ヤード、パー72)
9位から出た青木瀬令奈(リシャール・ミル)が8番パー3(180ヤード)で自身ツアー4度目となるホールインワンを達成した。使用クラブは3ユーティリティー。ピン手前に落ち、転がってカップインした。
青木は8番を終えてスコアを4つ伸ばし、通算8アンダーでトップと1打差の2位タイに浮上している。
ホールインワンは今季の国内女子ツアーで、アクサレディス宮崎以降、6週連続で達成されており、今季7度目。6週連続での達成はツアー最長記録となっている。
2024年04月27日 11:25
◆米女子プロゴルフツアー JMイーグルLA選手権 第2日(26日、米カリフォルニア州・ウィルシャーCC=6258ヤード、パー71)
第2ラウンドが行われ、初日3オーバーの99位と出遅れた渋野日向子(サントリー)は3バーディー、1ボギーの69で回り、通算1オーバーの45位に浮上し、2戦連続で予選通過した。
2024年04月27日 11:25
◆米女子プロゴルフツアー JMイーグルLA選手権 第2日(26日、米カリフォルニア州・ウィルシャーCC=6258ヤード、パー71)
第2ラウンドが行われ、西郷真央(島津製作所)が3バーディー、3ボギーで連日の71で通算イーブンパーの31位で、日本勢最上位となった。
ともに99位から出た渋野日向子(サントリー)と古江彩佳(富士通)は、そろって69をマークし、1オーバーの45位で並んだ。71の畑岡奈紗(アビームコンサルティング)は2オーバーの61位で予選を通過した。
稲見萌寧(Rakuten)は71、吉田優利(エプソン)は75で、ともに5オーバーの105位となり、予選落ちした。
2024年04月27日 09:00
〝なっち先生〞こと大谷奈千代が、コーチに転身して気づいた「プロとアマチュアの考え方の違い」は、スイングの改造や強化以上にスコアアップの効果がある。
そこで「頭と心の中を変えるレッスン」を毎月掲載! 記憶に残るのはナイスショットよりもマナー!
コンペに参加したときなど、知らない人とプレーするときって緊張しますよね……。「とにかく同伴者に迷惑をかけたくないんです!」という理由から、私のもとにレッスンを受けにくる人もいらっしゃいます。その心意気と意欲はとてもいいと思いますが、ゴルフは“ミスのスポーツ〞とも呼ばれています。誰にだってプレーがうまくいかないときがあり、それが1日続いてしまう日もあるかもしれません。しかし、コースで練習したとおりにいかなくてもミスから学ぶことは多いので「勉強できた、知識が増えた」とポジティブシンキングでゴルフを楽しんでください。
それよりも、ゴルフにはナイスショットやナイススコアを出すこと以上に大切なことがあります。スポーツの世界における流儀といえば、なんといってもスポーツマンシップを守ることです。スポーツマンシップとは、一緒にプレーする相手を思いやり、ルールを守り、公正なプレーを行なうことが根本的な姿勢です。そのためには、冷静でいることが大切。タイガー・ウッズはミスショットのあと、怒りを10秒間爆発させてもいい、という自分のルールを作っています。11秒後には冷静な自分に戻るようにメンタルを切り替えているのです。
これは自分自身のためだけはでなく、同伴者に対してもメリット大です! 18ホールが終わったあとに同伴者は、あなたのミスやスコアはほとんど覚えていません。記憶に強く残っているのはプレー中の立ち振る舞いで、スポーツマンシップに則ったプレーをすれば、あなたを「清々しい好プレーヤーだ」と認定してくれます。
私も競技者のころは「タイガーと同じでは追いつけない! タイガーよりも短い5秒ルールで気持ちを切り替える!」という意識をもってトレーニングを行なっていました。このトレーニングを習慣化したことが今では日常生活でも多いに役立っています。イライラしたり不安でいることよりも冷静な態度でいると、成功のチャンスがグッとアップしますよ。
大谷奈千代
●おおたに・なちよ/1984年生まれ、兵庫県出身。05年のプロテストに合格。ステップアップツアー2勝、11年には賞金シードを獲得。現在はレッスンにやりがいを感じ、コーチに転身。アマチュアやプロの卵を精力的に指導している。
2024年04月27日 08:00
2020-21年の賞金女王・稲見萌寧が昨年、復活優勝を成し遂げた要因のひとつに新コーチ・柳橋章徳の存在があった。
その柳橋が“ゴルフスイングの本質に迫る”チームを結成!
体やクラブの使い方の原理原則を追求し、個人の潜在的な能力の限界を突破(ブレイクスルー)するメソッドを毎月紹介しよう。 カッコよく行進しても“いい歩き方”ではない ゴルフでいい形を目指そうとするのは、ウォーキング(写真左)を「行進」の動きでしようとするようなもの。「行進」は、いい姿勢でカッコよく歩いているように見えるが、人間が歩く動作としては不自然で、スピードも出ないし体への負担も大きい(写真右) 形をなぞってもスムーズなスイングにはならない いい球を打つ選手は、形も理に適っているが、それはいい動きをした結果がいい形であるのであって逆ではない。「いいトップはこうなっている」という理由で形をマネしても、スムーズなスイングにはならないしパワーも出ない なぜその形になるのかのほうがはるかに大事 ボールに適正に、効率よくパワーが伝わる動きをした結果のいいトップなら、その前後の動きも自然とよくなるが(画像左)、トップの形だけをマネしても、前後はいい動きにはならず、効率も悪くスムーズさも生まれない(画像右) カッコいいスイングは 形からは身につかない
――でも、芸事や踊り、空手など「形から入る」習い事って結構ありますよね? お箸や楽器なども持ち方などをマネするところから入りませんか?
山縣:踊りや空手の演武のように、形をそろえる必要があるものならそれもアリかもしれません。それでも形から中身を感じることができるようになるまですごく時間がかかりますし、多分センスも必要。やはり体のことに関して科学的にアクセスできなかった時代の苦肉の策という気はしますし、「教える」ことよりも「自分で学ぶ」ことに重点が置かれた指導法だと思います。
安岡:それにお箸や楽器などは、ゴルフでいえばグリップみたいなものですので、持ち方は指導しても動かし方を形で教えることはしないと思います。
山縣:それに教わる側が、形が整うことによるカッコよさみたいなものを重視しすぎているように感じますね。
――カッコよさですか。
山縣:背すじと手足をピンと伸ばして行進する姿はカッコいいかもしれませんが、これって「いい歩き方」だと思いますか?
――いえ、実際に歩くとなったら不自然ですね。疲れますし、体への負担も大きそうです。
山縣:形を気にするゴルファーって、これに近いものがあると思います。
柳橋:こういった点を勘案しても形から入るスイングづくりって、0点どころかマイナスからのスタートなので、本当に百害あって一利なしだと思います。
――マイナスですか!
山縣:本当にやるべきことを無視して最初に余計なところを作ってしまったら、それを捨ててゼロに戻るのに時間も手間もかかってしまう。先入観なども加担して、これを取り戻すのがとても大変なんです。
安岡:実際にレッスンしていても、間違った情報から「この形じゃなきゃダメだと思っていた」みたいな思い込みをもっているゴルファーは多くて、そういう人の思い込みを取り除くのはとても大変です。
山縣:とくに日本人は「いい姿勢」に対する先入観が強すぎて、それがすごく上達の妨げになっていると思います。次回は、このへんの話をじっくり説明していきましょう。
いかがでしたか? いい姿勢を形をマネするのではなく、いい動きを目指しましょう!
安岡幸紀
●やすおか・ゆきのり/1988年生まれ、高知県出身。高知高校ゴルフ部で活躍。卒業後、指導者の道に進み、日本プロゴルフ協会のティーチングプロA級を取得。現在はCHEERS GOLFの代表を務め、柳橋らとともにゴルフの原理原則の研究を行なっている。
山縣竜治
●やまがた・りゅうじ/1982年生まれ、山口県出身。國學院大学の野球部で選手とコーチ業を兼任。運動学やチーム指導などを幅広く学び、トレーニング部門も自身の体を実験体に専門的に経験。現在はゴルフの解剖に力を入れ「太子堂やまがた整骨院」で総院長を勤める。
柳橋章徳
●やぎはし・あきのり/1985年生まれ、茨城県出身。最先端のスイングや理論を研究し、23年6月より稲見萌寧とコーチ契約を結び、1年3カ月ぶりの復活優勝に貢献したツアープロコーチ。YouTube チャンネル「BREAKTHROUGH GOLF」でも上達
に役立つ斬新な情報を発信中。
構成=鈴木康介
写真=相田克己、田中宏幸
協力=GOLFOLIC中延店
2024年04月27日 07:45
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第3日(27日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
前日に日没サスペンデッドとなった第2ラウンドが終了。
2024年04月27日 07:00
ワッグル編集部員が気になるギアを、コースを毎月レポート。率直な生の声を参考に、みなさんも打ってみて、回ってみて! ピン G430 MAX 10K Spec ●ロフト角/9、10. 5、12度●体積/460cc●ライ角/59. 5度●重さ・長さ/約302g・45.75インチ(ALTA J CB BLACK・フレックスSR)●シャフト/ALTA J CB BLACK、PINGTOUR 2.0 CHROME ほか●価格/10万4500円
発表会時の室内試打からいい手応えを感じたので、コースに出て「G430 MAX 10K」を打ってきました。ガーミンアプリのクラブセットに「PING 10K」と入力し、平均と最大飛距離を計りながらラウンド。
その結果、平均飛距離がいつもより10ヤードも伸びていました! ミスヒットしても大きく曲がらないから、飛距離ロスが少なかったのはデータを見るまでもなく感じましたが、とくにチーピンがフェアウエイの幅で収まってくれるので、ライのいいところを通って前へと進んでいく。
このドライバー、ヘッドが大きくタテヨコ合わせて1万超えの高慣性モーメントと深重心が売りなので、アベレージ向けの印象でしたが、左へのミスが怖いハードヒッターにも恩恵がありそう。左だけでなく右にもブレない、低スピンの高打ち出しだし、マッチするゴルファーのフトコロの広さ、どんだけ~! じつは全ゴルファー向け!? 大浪松之介 ベストスコア75
甥っ子と茨城のグランドゴルフに行った。午前中回り放題で400円。1日回り放題の食事付なら700円。ランチして回り放題のほうが断然お得、と思って700円払ったあとに食券の券売機を見たら、ラーメンやパスタ、カレーが700円前後だった。食事したらグランドゴルフがタダになるのと同じじゃん!笑
いかがでしたか? ぜひ、スコアアップに繋がる「G430 MAX 10K」を手に取ってみてください!
問合せ ピンゴルフジャパン clubping.jp
イラスト=成田草介
2024年04月27日 06:05
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第2日(25日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
連日の日没サスペンデッドで、第2ラウンドは11人がホールアウトできなかった。37位で出た佐藤大平(30)=クリヤマホールディングス=が9バーディー、1ボギーでこの日のベストスコア62をマークし、通算10アンダーで暫定トップに浮上した。ツアー未勝利のプロ9年目が、日欧共催大会で悲願をかなえる。
佐藤のアイアンショットが切れに切れた。後半8番で170ヤードを2メートル、9番は152ヤードを1メートル半に運び連続バーディー締め。「一打一打、必死にやっていた。ビッグスコアで自分でもビックリ」。62をたたきだし、リーダーボードの一番上に名前を載せた。
優勝争いの末に3位だった開幕戦で、ショートパットに課題を感じた。ツアーパターコーチの丸山颯太氏に「(パッティングの)結果が気になって顔が上がっちゃう」と相談。「タイガー・ウッズはカップまでのラインの景色を、写真のように頭の中でイメージしていると思う」との言葉を授かり納得。即刻今週につなげた。
昨季は2位を含むトップ10フィニッシュ7回で、賞金ランクは自己最高の16位だった。成長を続ける30歳。「調子はいいので、いいゴルフをあと2日間やれたら」。海外志向は強い。初優勝のチャンスが、欧州ツアーとの共催大会で訪れた。(高木 恵)
2024年04月27日 06:00
◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン 第1日(26日、千葉・浜野GC=6669ヤード、パー72)
ツアー1勝の木戸愛(めぐみ、34)=フリー=が1イーグル、6バーディー、ボギーなしの8アンダー、64で首位と1打差2位と好発進した。2012年7月のサマンサタバサレディース以来の通算2勝目なら、ツアー制後で最長となるブランクV記録。師事する尾崎将司(77)の長男・智春氏(52)にキャディーをしてもらい、好スタートにつなげた。蛭田みな美(26)=ユアサ商事=が大会コース記録を更新する63をマークし、9アンダーで単独首位に立った。
最終9番パー5。木戸は残り205ヤードから3ユーティリティーを握った。高く上がった打球は2メートルにピタリとつき、見事なイーグル締め。「(ピンを狙うには)ぎりぎりのクラブだった印象」と振り返るが、初めてキャディーをしてもらった尾崎将の長男・智春氏から「いけるよ」と背中を押され、決断した。
自己ベストタイ64のラウンドに「ショットもパットも良いリズムで回れて、100点満点です」と笑顔で声を弾ませた。シード復帰と、実に12年ぶりの2勝目を目指し、このオフから国内最多ツアー94勝の尾崎将に弟子入り。千葉市内にあるジャンボ邸に月曜日を中心に足を運び、復活を目指し懸命に球を打ち込む。
師匠からは先日、「チャレンジャーなんだから積極的にいけ」と助言を授かり、木戸も「しっかり(体の)前で振り切ることを素振りの時から意識している」と教えを実践。以前に比べ、飛距離も「伸びている実感がある」という。
昨年8月に結婚し、同12月には「キドクラッチ」などの技でプロレスラーとして活躍した父・修さん(享年73)を亡くした。生前はツアーに同行し、誰よりも自身を応援してくれた。心の支えだった父がいない今シーズンの心境を問われると、しばらく沈黙し「強い気持ちを持って頑張ります」と目に涙を浮かべながら、言葉をつないだ。
12年の初優勝は22歳だった。ツアー最長のブランク記録となる11年281日ぶりの優勝へ。「積極的なプレーを、残り2日間もやり抜きたい」と決意。ジャンボ魂を胸に、天国の父に2勝目を報告する。(岩原 正幸)
◆ブランク優勝記録 1988年のツアー制施行後では、2022年樋口久子・三菱電機レディスの金田久美子が11年189日ぶりに挙げた2勝目が最長。木戸が優勝すれば、11年281日ぶりでツアー優勝のブランク最長記録を更新する。
◆木戸 愛(きど・めぐみ)1989年12月26日、神奈川・横須賀市生まれ。34歳。10歳でゴルフを始め、宮城・東北高卒業後の2008年にプロテスト合格。11年に賞金ランク49位で初シードを獲得。12年7月のサマンサタバサレディースで初勝利。23年8月8日、男子プロの神農洋平と結婚。172センチ、56キロ。父は23年12月に死去した元プロレスラーの修さん。
2024年04月27日 06:00
プロゴルファーの安田祐香がInstagramを更新。
2024年04月27日 05:00
「男子ゴルフ・ISPSハンダ欧州・日本トーナメント・第2日」(26日、太平洋C御殿場C=パー70)
欧州ツアーと日本ツアーの共催大会。第1Rの続きから再開され、日没のため4組11人が競技を終えられなかった。37位から出た佐藤大平が62をマークし、ヤニク・パウル(ドイツ)らに並んで首位に浮上。川村昌弘(30)=JCR Pharmaceuticals=は日没サスペンデッドとなっていた第1Rを4アンダーの6位、引き続きプレーした第2Rは4バーディー、2ボギーの68で回った。
欧州ツアーを主戦場とする川村が、暫定10位の好位置につけた。14番グリーンから第1Rを再開し、22ホール少々を回った一日に「終盤は疲れた。良くもなかったけど、悪くもなかった」とさばさばした表情で振り返った。
18年末に欧州ツアーのQT突破後、5年以上同ツアーで戦うパイオニア。直近1年で日本選手が3人も優勝していることに「移動や環境になじめば、日本の選手はゴルフがうまいので驚きはしない」と見解を示す。昨今の円安には「物価はいつも驚く。ご飯とかは安くてクオリティーが高い。そういう意味では日本は最高ですね」と世界中を股にかける“旅人”ならではの視点で話した。
2024年04月27日 05:00
「男子ゴルフ・ISPSハンダ欧州・日本トーナメント・第2日」(26日、太平洋C御殿場C=パー70)
欧州ツアーと日本ツアーの共催大会。第1Rの続きから再開され、日没のため4組11人が競技を終えられなかった。2月末からのアジアンツアー「ニュージーランド・オープン」でプロ初優勝を果たした幡地隆寛(30)=ディライトワークス=は第1R後半の8番から再開し、同Rは2オーバーの130位の出遅れ。第2Rは8バーディー、1ボギーの63で回り、暫定で17位に浮上する猛チャージをかけた。37位から出た佐藤大平が62をマークし、ヤニク・パウル(ドイツ)らに並んで首位に浮上した。
これが世界で戦う幡地のゴルフだ。順延から再開された第1R終了後、次の18ホールは63の大爆発で、130位の大出遅れから17位に急浮上。2月末からのアジアンツアー・ニュージーランドオープンを制した力は伊達じゃなかった。
昨季ツアー4位の平均309ヤードを誇る飛ばし屋。だが、この日はパターがさえた。「去年の秋に変えて、自信を持ってパッティングできるようになった」と、特注でセンターシャフトにしたスコッティキャメロンの「ファントムX」を武器に3番から圧巻の5連続。4番は20ヤードからのお見事チップインだったが、それ以外は3〜5メートルをきっちり沈めた。
ツアー唯一の日欧共催。元々海外志向が強い幡地の頭の中には、岡山・作陽高の後輩が開拓した欧州経由、米国行きの“久常ルート”もちらりと浮かぶ。ジュニア時代は米国での試合に出場し「コースの広さや難しさ、本当に何も歯が立たなかった」。22年には米下部ツアーのQTに出場するも出場権を得られず、「アメリカには悔しい思い出しかないので、やっぱりそこに挑戦したい」と力が込めた。
猛チャージで週末は面白い位置に飛び込んだとはいえ、首位とは5打差。「(優勝を)意識してもしょうがないんで、まずは明日も良いゴルフをできるように」。2日連続の大爆発で、夢につなげる欧州制覇を狙う。
◆幡地隆寛(はたぢ・たかひろ)1993年6月30日生まれ。広島県三原市出身。10歳からゴルフを始め、ゴルフ部のある岡山県作陽高に進学。同校の後輩には渋野日向子や久常涼らがいる。東北福祉大4年の15年には関東学生選手権を制し、同年12月にプロ転向。20〜21年シーズンには平均飛距離ツアー1位の313ヤードを記録した。188センチ、98キロ。
2024年04月26日 19:09
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第2日(25日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
37位で出たツアー未勝利の佐藤大平(クリヤマホールディングス)が9バーディー、1ボギーで、この日のベストスコア62をマークし、通算10アンダーで暫定トップに立った。「一打一打本当に必死にやっていた。スコアを見たらビッグスコアで自分でもビックリ」と笑顔を見せた。
欧州ツアーの選手の飛距離におののきながら、自分の武器を発揮することに集中した。「アイアンが好きなので。後ろからでもバーディーチャンスにつけられるように頑張ろうという感じだった」。後半8番は残り170ヤードの第2打を8アイアンで2メートル、9番は152ヤードを9アイアンで1メートル半につけて連続バーディーで締めた。
3位だった開幕戦の東建ホームメイトカップで、優勝争いの局面でのショートパットに課題を感じた。ツアーパターコーチの丸山颯太氏に「(パッティングの)結果が気になって顔が上がっちゃう」と相談した。「タイガー・ウッズはカップまでのラインの景色を、写真のように頭の中でイメージしていると思う」との言葉を授かった。「なるほど。それだったら顔は上がらないよね」と納得。今週はショートパットを不安なく打てている。
昨季は2位を含むトップ10フィニッシュ7回で、賞金ランクは自己最高の16位だった。成長を続けるプロ9年目の30歳。「調子はいいので、いいゴルフをあと2日間やれればいいなと思っている」。海外志向は強い。初優勝のチャンスが、欧州ツアーとの共催大会で訪れた。(高木 恵)