2021年08月04日 07:55
この長〜い距離を、相手を見ずに投げてもストライク!? 試合前の練習は、時に選手の様々なチャレンジを見ることができる。有名なのは引退したイチロー氏がよく見せてくれた、背中にグラブを立て、そこに打球を収める背面キャッチだ。1日(日本時間2日)の試合前に、レイズのヤンディ・ディアス内野手がみせた“背面送球”には「アンビリーバボー」「これはあり得ない」とファンも驚きを隠せない。 ディアスはこの日三塁でノックを受けた。ゆるいゴロを素手で捕球すると右手を後ろに回し、一塁を見ないままの大遠投を見せた。これがきっちり一塁手のミットに収まるのだから、プロの技術はすごい。MLB公式が人気のテレビゲームにちなみツイッターで「MLBストリート」と紹介している。 ファンからは「腕の強さがクレイジーだ」「手首の強さが半端ない」と身体能力の高さを称えるもののほかに「本当の試合でやってほしい」といつかゲーム中の挑戦を期待する声も上がっていた。(Full-Count編集部)
2024年05月03日 09:03
ド軍は「木下グループ」と複数年のパートナーシップ契約を結んだと発表
大谷翔平、山本由伸両投手が所属するドジャースは2日(日本時間3日)、ハウスメーカーなどの複合企業「木下グループ」と複数年のパートナーシップ契約を結んだと発表した。球団と日本企業の契約は4月から7社目となり、「大谷効果凄いな」「ドジャースがどんどんおっきくなる〜」とファンも驚いている。
日本企業の進出ラッシュが止まらない。ドジャースは先月、航空会社の「ANA(全日本空輸)」、タイヤメーカーの「TOYO TIRE」、医薬品メーカーの「興和、100円ショップ「ダイソー」を展開する大創産業、配管システム全般の販売を営む専門商社「日本管材センター」、化粧品メーカー「コーセー」と複数年契約を発表した。そして5月は「木下グループ」。今後、ドジャースタジアムに広告が掲示される。
大谷と10年7億ドル(約1071億円)、山本と12年3億2500万ドル(約497億円)のメガ契約を結んだドジャース。SNSには「ドジャースもウハウハだな」「大谷のお陰で山本由伸も獲得出来たし、日本企業大量にスポンサー付いたし大谷の1000億なんて今年で元取れたろ」「またですか。すごいな」「日本企業で埋まるドジャース」と日本ファンからコメントが寄せれらている。
絶大すぎる大谷加入効果。今後も“ラッシュ”は続くのか。注目される。(Full-Count編集部)
2024年05月03日 09:00
2日に放送された『ショウアップナイタースペシャル いつでもみんなのプロ野球』にショウアップナイター解説者の真中満氏が出演し、ヤクルト・丸山和郁について言及した。
この日の番組のテーマは“あなたの推し選手”。“推し選手”にヤクルト・丸山和郁を挙げたリスナーから『左投げ左打ちで俊足巧打タイプ。真中さんに似ていますね』と紹介されると、真中氏は「僕だったらすぐ超えちゃうんじゃないですか。丸山はめちゃめちゃ足が速いですし、守備もいい。打つ方だけですから」とコメント。
丸山は途中出場から結果を残し、4月23日の広島戦から8試合連続でスタメン出場中。1日の巨人戦では今季初の猛打賞を達成し、打率は驚異の.452。真中氏は「このままレギュラーとらないとね。こういう時にね」と話した。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年05月03日 08:36
「去年よりは遥かに成長していると自分でもちょっとは思うので、このままやっていきたいと思います」。
ロッテの育成3年目・永島田輝斗は今、自信を深めている。
昨季までは制球に苦しむケースが多く、昨季は9試合・7イニングを投げて与四球は16個だったが、今季は8試合・8イニングを投げ与四球は5つに減少している。
柿沼友哉捕手は「別人くらい良い球を投げる。ゾーンに強い球というイメージで自分の感覚があっているから、良い球が続けられていると思いますね」と評価。
柿沼は永島田の球を受けていて、具体的に何が一番変わったと感じるのだろうかーー。
「一番は再現性。良いフォームで投げている時は良かったんですけど、それが続かない。毎球違う投げ方になっちゃうから、コントロールできない感じなんですけど、ある程度同じ投げ方でずっと投げられている。良いボールも続いている感じに見えますね」。
永島田自身も“再現性”について「そうですね、やっとフォームも安定してきて力強い球を投げ込めているなと思います」と自己分析した。
制球が安定してきた要因に「トレーニングのところもそうですし、フォームがまず安定したというところで、ある程度、ゾーンの中で勝負できているのかなと思います」と説明。
どういったトレーニングで制球力が飛躍的に向上したのだろうかーー。
「ハンドボールで体を使って前に投げるトレーニングを毎日続けていて、そのトレーニングのおかげで下半身と上半身を連動させるとか、リリースの叩くタイミングをそれで掴んできた。それが試合で発揮できているのかなと思います」。
ストレートの球速も上がり、コンスタントに150キロ台を計測するようになった。ZOZOマリンスタジアム初登板となった5月2日の日本ハム二軍戦では、自己最速となる154キロのストレートで有薗直輝を空振り三振に仕留めた。(※155キロを計測した試合もあったが4月30日取材で「前回の試合で155キロ1球でたんですけど、本当に出たのかわからないので、153キロが最速です」とコメント)
ストレートの強さについて永島田は「自分の持ち味は真っ直ぐだと思うので、いかに速い球、バッターの空振りを取る、ファウルを取れるボールを投げないと、上のレベルに行けないと思う。そういうところは高めてやっていきたいと思っています」と2日の日本ハム二軍戦でも、先頭の有薗をストレートで3球三振、続く進藤勇也も全球150キロ台のストレートで左飛、最後は阪口樂を151キロのストレートで見逃し三振で試合を締めた。実に16球中14球がストレートのパワーピッチングだった。
「真っ直ぐを中心に投げていると思うんですけど、真っ直ぐでカウントを取ることができますし、ファウル、空振りを取ることが少しずつできてきているので、そういうところは成長していると思います」。
昨年から大きく成長した姿を見せる永島田。「今8回、9回で投げさせてもらっているので、そのチャンスを掴んで支配下登録に少しでも近づけたらなと思っています」。力強いストレートを磨き、支配下選手登録を勝ち取ってみせる。
取材・文=岩下雄太
2024年05月03日 08:35
2日は試合なし…3日から本拠地6連戦に挑む
ドジャースの大谷翔平投手は移籍1年目の今季、32試合に出場して打率.336、7本塁打、19打点、1.017という好スタートを切っている。
2024年05月03日 08:00
1日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−ヤクルト』で解説を務めた若松勉氏が、セ・リーグについて言及した。
若松氏はリーグ連覇を目指す阪神について「見ていて、去年の良い時に戻ったような感じ」とし、開幕直後快進撃を見せた中日は「は打つ方が頑張らないとダメですよね」と指摘した。
さらに若松氏は「ヤクルトもここ最近調子を上げてきていますし。これからですからね。まだまだセ・リーグは団子状態になると思うのでね。それとDeNAですね。DeNAも打線がいいので、まだまだがんばってくると思う。セ・リーグはこれからが面白い」と、セ・リーグの今後の戦いに期待を寄せた。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年05月03日 08:00
広島のファームで奮闘する若手選手に焦点を当てた新企画「跳ねろ!若鯉」がスタート。第1回はドラフト3位・滝田一希(22)=星槎道都大=を取り上げる。ここまでウエスタンでプロ初勝利を挙げるなど、順調な成長を見せている。キャンプ、オープン戦の大半を1軍で過ごし、多くのヒントを得た。試行錯誤を続ける左腕の現在地に迫った。
期待の左腕が鍛錬の日々を過ごしている。滝田は「納得はずっとしていない。成長したいと思っている。いろんなアドバイス聞きながらやっているところです」と現状を分析した。
ウエスタンではここまで4試合に登板し、1勝0敗、防御率2・00。4月30日のソフトバンク戦(筑後)では1点リードの八回にマウンドに上がり、1回1失点も直後に味方が勝ち越しに成功。プロ初勝利を手にした。適性を見極めるためにも、先発とロングリリーフの両にらみで調整している。
忘れられない登板がある。3月13日に地元・北海道のエスコンフィールドで行われた日本ハムとのオープン戦。八回から“凱旋登板”を果たしたが1回1/3を投げ、4四死球で1失点(自責点0)。「緊張であまり覚えていないんですけど、悔しかったことだけは覚えています」。その後、2月のキャンプから帯同していた1軍を離れ、2軍に合流した。
しかし、確かな収穫と自信も手にした。オープン戦では制球を乱す場面が目立ち、走者を背負うことも多かったが、4試合に登板し、防御率は0・00。威力ある直球を評価した首脳陣から「いい球を持っているんだから、ど真ん中でいいから勝負しなさい。打たれ始めたらそこから考えればいい」とアドバイスをもらい、その言葉を胸に刻んでいる。
現在は「自分のボールをコース内に投げ込める確率を高くする」ことを目指し、試行錯誤中。その一環として、フォームを微調整している。セットポジション時に開いていた右足の位置を、クロス気味に変更。「足を上げた時のブレが少なくなって、制球が安定してきた」という。また、走者を背負った際にも「ホームに投げる時と、けん制する時でのフォームの差が埋まりつつある」と前向きに取り組んでいる。
左腕と同じく2軍で鍛錬を積んでいるドラ1・常広や同2位・高ら、ライバルたちの存在も大きい。「(彼らが)すごいボール投げているので、危機感感じてます。いい刺激です」と滝田。目標は今季中の1軍デビュー。一つずつハードルを越え、近い将来必ずチームの戦力に加わってみせる。
2024年05月03日 07:44
8回から5番手で登板、2イニングを無安打無失点1奪三振に抑えた
■ジャイアンツ 3ー1 Rソックス(日本時間3日・ボストン)
レッドソックスの上沢直之投手が2日(日本時間3日)、本拠地で行われたジャイアンツ戦でメジャー初登板を果たした。2回を完璧救援というデビュー戦だったが、この快投は日本人投手史上初&球団では66年ぶり2人目の快挙となった。
1-3の8回から5番手でマウンドへ。先頭のソレアを三邪飛、フローレスを三飛に仕留めると、コンフォートからメジャー初奪三振をマークした。9回も続投し、ベイリーを遊ゴロ、チャップマンを二ゴロ、エストラーダを遊ゴロで1人の走者も許さなかった。19球中14球がストライクという安定ぶりだった。
レッドソックスは「MLBデビュー戦で2回以上投げた日本人投手で、1人の走者を出さなかったのは史上初」「レッドソックスの選手で(MLBデビュー戦で2回以上投げ1人の走者を出さなかった)のは、1958年4月20日(同21日)にマークしたアル・シュロルに続いて2人目」であることを発表。歴史に残る初登板となった。(Full-Count編集部)
2024年05月03日 07:30
阪神の岡田彰布監督は2日、広島から東京に向けて移動。
2024年05月03日 07:20
5月は通算6年で打率.248、27本塁打、出塁率.343、長打率.489、OPS.831
ドジャースの大谷翔平投手が、鬼門の5月に突入する。新天地での環境の変化や水原一平容疑者の騒動もありながら、4月の成績は終わってみればキャリアハイの数字。他の月に比べて苦手なデータが出ている5月も、好調を維持できるのだろうか。
4月は全試合に「2番・指名打者」で出場。4月のみの成績でみると、37安打、12二塁打、1三塁打、7本塁打、17打点、4盗塁、打率.352、出塁率.420、長打率.686、OPS1.106となっている。安打、二塁打、長打数、塁打、打率、出塁率、長打率、OPSの8部門でキャリアハイだ。
一方、メジャー6年間の成績をみると5月は鬼門。通算120試合に出場して打率.248、27本塁打、出塁率.343、長打率.489、OPS.831にとどまっている。キャリア通算での打率.277、178本塁打、出塁率.368、長打率.559、OPS.927と比較すると、すべての項目で下回っている。
しかしながら、今季は打者専念に加えて環境の変化も。ひょっとすると例年とは一味違う成績を残してくれるかもしれない。好調の裏で、得点圏では38打数7安打で打率.184。この課題をクリアすれば、文句のつけようがなくなりそうだ。7億ドル(約1100億円)契約の真価が試される1か月になる。(Full-Count編集部)
2024年05月03日 07:15
ANA、TOYO TIREなど…4月から7社目の日系企業
大谷翔平、山本由伸両投手の所属するドジャースは2日(日本時間3日)、ハウスメーカーなどの複合企業「木下グループ」と複数年のパートナーシップ契約を結んだことを発表した。球団と日系企業の契約は4月から7社目となった。
ドジャースはこれまでに航空会社のANA(全日本空輸)、タイヤメーカーのTOYO TIRE、医薬品メーカーの興和、100円ショップ「ダイソー」を展開する大創産業、配管システム全般の販売を営む専門商社「日本管材センター」、化粧品メーカー「コーセー」と複数年契約を発表していた。
ドジャースのロン・ローゼンCMO(チーフマーケティングオフィサー)は球団を通じて「ドジャースは木下グループをパートナーファミリーとして温かく歓迎します。このような複合企業の認知度を高めることになり光栄です。私たちをパートナーとして受け入れてくれた木下グループに感謝を申し上げます」とコメントした。
今後は本拠地・ドジャースタジアムのホームベース裏に設置された回転式の看板、LEDのリボンボードに広告が掲示される。昨オフに大谷、山本が加入して以降、球団と日系企業の“契約ラッシュ”となっている。(Full-Count編集部)
2024年05月03日 06:00
広島の新井貴浩監督(47)が2日、不振にあえぐ坂倉将吾捕手(25)の復調に太鼓判を押した。前日の1日・阪神戦の試合前練習ではマンツーマン指導も敢行。この日も休日返上で打ち込みを行った背番号31に変わらぬ信頼を寄せた。3日からはDeNA3連戦。地元での大声援を背にコイが上位へ上っていく。
悩める正捕手の背中を指揮官が強く押した。必死に振り込み、汗を流す−。そのひたむきな姿に、新井監督は「まだ5月に入ったばかりだし、このまま終わるような選手じゃないというのはもちろん分かっている。間違いなく上がってきますよ」と断言した。
坂倉に対しては前日の1日・阪神戦(マツダ)の試合前練習中にも、マシン打撃を行いながらマンツーマンでの指導を行った。授けたのはシンプルなタイミングの取り方。「スイング自体はよくなっている」と評価しつつ、「タイミングを取ることに苦労しているように見えた。相手も坂倉は怖い。1打席で何球も甘いボールが来ないから、もっとシンプルに、簡単にタイミングを取ってもいいんじゃない?」と助言した。
今季の坂倉は22試合の出場で打率・176、2本塁打7打点で不振に苦しんでいる。1日・阪神戦ではスタメン落ちし、この日はマツダスタジアムを訪れて休日返上で打ち込みを行った。「結果がついてこないと、状態が良いのか悪いのか分からない。とても悪いっていう感じでもないですけど良いって感じでもない」。暗中模索の思いを吐露しながらも、打開しようという強い意志はひしひしと伝わってくる。
そんな中で3日からは本拠地でDeNAとの3連戦を迎える。初戦の相手先発は開幕戦でも相まみえた左腕・東。昨季から直近8戦で黒星をつけることができていない難敵を撃破することができれば、自ずとチームに勢いは生まれるだろう。
まずは上位進出への足がかりをつくりたいGW後半の戦い。坂倉は「チームとして1つでも多く勝って、貯金を増やせるようにやるだけかなと思う」と足元を見つめた。
扇の要としての重責を担いながら、もがき、あがいた先に広がる景色は−。新井監督からの不変の信頼も受け止め、不振から這い上がってみせる。
2024年05月03日 05:00
阪神の才木浩人投手(25)が2日、同じ高卒出身投手として3日の巨人戦(東京ド)で今季初先発する門別に自分らしい投球を期待した。
2024年05月03日 05:00
日本プロ野球選手会は2日、外国人選手ら一部を除く加入選手(716人)を対象とした年俸調査結果を発表した。23年オフの契約更改交渉に関するアンケートも実施し、“チームの戦術が査定に反映されているか”の項目で阪神が12球団ダントツの数値となった。四球の査定変更を提案した阪神・岡田監督と球団の対応が、選手に理解され浸透した形だ。
選手会が17年から実施しているアンケート。23年オフの契約更改の満足度1位はソフトバンクで、昨年1位の阪神は2位だった。5段階評価のうち、上位2つの「満足」「大きく満足」を選んだ合計ポイントがソフトバンクは62・79%で、阪神は60・00%だった。
詳細な結果は公表されなかったが、「チームの戦術が査定に反映されているか」という項目も選手に尋ねており、選手会・加藤諭事務局次長は阪神の選手が「ぶっちぎりの8割以上が“されてる”という回答でした」と、12球団トップだったことを明かした。選手会でも「実際に(戦術が査定に)反映されていた」と分析する。
昨年、38年ぶりの日本一を達成した阪神では、開幕前に岡田監督の提案で四球の査定ポイントを変更し、安打と同程度まで引き上げた。これで結果的に四球が急増。22年は358個だったが、23年は両リーグ最多の494個を選び得点力もグッと上がった。四球を重要視した指揮官のアクション、球団の対応。それを理解し浸透していたからこそ、多くの選手たちは戦術が査定に反映されたと感じたのだろう。
また、選手会が発表した会員支配下選手の年俸総額は過去最高の337億4551万円で、平均年俸は前年比5・5%増の4713万円。球団別の平均ではソフトバンクがトップ(6806万円)、阪神は昨年の7位(4345万円)から3位(5595万円)に浮上した。
2024年05月03日 05:00
3日・巨人戦(東京ド)でプロ初勝利を目指し、今季初先発する門別啓人投手(19)が2日、甲子園での投手指名練習に参加し、最終調整。ようやく巡ってきたチャンスに胸を高鳴らせた。巨人の球団創設90周年記念特別試合「長嶋茂雄DAY」という大舞台での登板。自分らしい投球を貫き、先発ローテ入りをつかむことを誓った。
門別の表情には緊張ではなく、自信がにじんでいた。「やっと来たな、という感じです」。中継ぎとして開幕1軍入り。その後は先発調整と中継ぎ調整を繰り返しながらも先発機会はなく、待ちわびたマウンドだった。
「長嶋茂雄DAY」と銘打たれ、より注目度の高い伝統の一戦。この日の練習では青柳や西勇らからエールを送られるとともに「『長嶋茂雄、何かあんの?知ってる?』って聞かれて(笑)」と門別。続けて、「長嶋茂雄さんはお名前ぐらいしか知りませんが、そういう日に投げられることはすごく光栄」とその重みは理解している。
昨季プロ初先発したのはリーグ優勝後の9月30日・広島戦(マツダ)。今回は重圧もより大きいはずだが、「(その時との心境とは)全然違う。去年は緊張がすごいあったんですけど、今回はあまりなくて。長いイニングを投げたい」と涼しい顔で言ってのけた。
緊張を感じないのは自信がついたからこそ。直球は昨季に比べキレが増したことを実感。入団時から対戦を熱望していた岡本和にも「どうであれ三振を取れれば」と真っ向勝負を挑む考えだ。
高卒2年目左腕をあえて大舞台に臨ませるほど、岡田監督の期待も大きい。これまで新人投手などには、楽な試合の登板で自信をつけさせることが多かったが、今回は逆。「やっぱり経験とかいろんな意味も含めて、ここでいいピッチングしたらな、そら当然自信なるやろうしなあ」。さらに投げ合うのは開幕投手の戸郷。「ひと皮どころちゃうやろ(笑)」と好投し、成長につながることを期待した。
ただ、「別にな、勝ち負け意識せんとな、思い切って今の力をな、出したらええと思うよ」と親心も。それでもチャンスであることには間違いない。「いやそらもうピッチング次第よそら。外せんようなるかも分からへんしお前、おーん」。投球次第で今後のローテ入りの可能性があることも示唆した。
門別も「真っすぐの質とかで押していくのが自分のスタイル。それを崩さず投げ切るのが一番の目標」と、力を出し切ることを意識する。その上でもちろんアピールにもつなげたい。「元々開幕(ローテ)に入りたかったので。ローテに入りたいっていう気持ちは変わらず、今回いいピッチングして、しっかり(ローテを)回っていけたら一番理想」。チームも4戦負けなしで首位をキープ中。やっと巡ってきた舞台でG斬りを果たし、プロ1勝を手にする。
2024年05月03日 05:00
阪神の西勇輝投手(33)が2日、3日の巨人戦(東京ド)で今季初先発する門別に子どもたちが憧れるような投球を期待した。
投手指名練習でグラウンドへと向かう道中、投手陣は談笑していた。話題は青柳の「門別が幼稚園、小学校1年生の時から西さんはローテーションで投げてんねんで」から始まったという。3日からはGW最後の4連休。家族連れも多く観戦に訪れ、子どもたちも熱視線を送るはずだ。
「門別が僕の年代になった時に、今の小学校1年生があの時投げてたなって言われるような。そんなイメージがつく投手になったらいいんじゃないかって話はしました」
自身は後輩左腕に続いて、4日に先発予定。4月18日の巨人戦(甲子園)以来と間隔は空いているが「普通通りです」とバトンをつないでいく。