2021年08月01日 06:30
「プロレス・スターダム」(31日、横浜武道館) 20人参加のシングルリーグ戦「5★STAR GP」が開幕。舞華が前回覇者でワールド・オブ・スターダム王者の林下詩美を破った。大熱戦は終盤、猛攻を耐え抜いた舞華が裸絞めで追い込み、時間切れ寸前でみちのくドライバー2で葬った。 優勝候補を破る好発進に舞華は「私が全勝優勝してやるからな」と宣言。柔道出身で、東京五輪で躍進した日本代表からは「ほとんど知っている選手なので、負けてられないというか悔しい。私は実業団で挫折したので。私にも負けられない戦いが始まってパワーをもらいました」と刺激を受けている。
2024年05月05日 06:45
◆新日本プロレス「レスリングどんたく 2024」(4日、福岡国際センター)観衆 4238(満員)
新日本プロレスは4日、福岡国際センターで「レスリングどんたく 2024」を開催した。
メインイベントのIWGP世界ヘビー級選手権は、王者ジョン・モクスリーが25分18秒、デスライダーで成田蓮を破り2度目の防衛に成功した。
試合は、モクスリーが花道で「H.O.T」の金丸とSHOに襲撃される波乱の幕開け。この無法行為に弟子の海野翔太が救出に駆けつけたが逆に手錠をかけられてしまう。
さらにリング上で成田、SHO、金丸が3人にモクスリーは袋だたきにされゴング。場外戦で苦境に立たされたモクスリーだが逆水平チョップの連打で逆襲した。場外戦で大混乱に陥った展開は、途中で場内が暗転。明かりがつくと、リングにEVILとディック東郷が出現した。
EVILと東郷に袋だたきにされたモクスリーをバックステージでエル・デスペラードによって手錠を外された海野がリングインし救出。モクスリーがDDT、さらに超高角度のデスライダーで成田を沈め、2度目の防衛に成功した。
試合後、5・11米オンタリオで挑戦する海野とモクスリーがにらみ合いを展開した。バックステージで王者は「どんな不利な状況でも俺はやれる。俺のことは誰も止められない」と胸を張り「NOAHのヤツらも気をつけておけよ。相手が2人でも、1人でも、ナイフを持ったヤツでも、そいつから王座を獲ってやる」とプロレスリング・ノアへ戦線を布告した。
オンタリオで挑戦する海野は「邪魔者はもういねえ。モクスリーが俺を指名してくれたんだ。最終試験だ? 正々堂々、正面から、お前を超えてやるよ。俺は次のステップに進むんだ。師匠を超えて、IWGP世界ヘビー級チャンピオンになって、この新日本プロレスを変えてやるよ」と王座初奪取を宣言していた。
2024年05月05日 06:23
◆プロレスリング・ノア「WRESTLE MAGIC」(4日、両国国技館)観衆3512
プロレスリング・ノアは4日、両国国技館で「WRESTLE MAGIC」を開催した。
大会中に館内のスクリーンで真夏の最強決定戦「N―1 VICTORY 2024」の開催と全大会日程を発表した。
今年で6回目を迎える「N―1」。昨年は潮崎豪が初優勝したが今年は8・4横浜武道館で開幕し9・1エディオンアリーナ大阪第1競技場で優勝決定戦を行う。
参戦選手、大会形式などは後日発表となる。
全日程は以下の通り。
・開幕戦 8月4日 横浜武道館
・9日 後楽園ホール
・10日 後楽園ホール
・11日 後楽園ホール
・12日 神奈川・カルッツかわさき
・17日 東京・東京たま未来メッセ
・18日 宮城・仙台PIT
・公式戦最終戦 25日 愛知・名古屋国際会議場
・優勝決定戦 9月1日 大阪・エディオンアリーナ大阪
2024年05月05日 06:14
◆プロレスリング・ノア「WRESTLE MAGIC」(4日、両国国技館)観衆3512
プロレスリング・ノアは4日、両国国技館で「WRESTLE MAGIC」を開催した。
大会では、昨年8月10日の後楽園ホール大会で左膝前十字靭帯断裂を負い長期欠場中の元GHCジュニア王者AMAKUSAが登場し復帰を宣言した。
リング上でAMAKUSAは「我の名はAMAKUSA」と語りかけると館内は大きな拍手が沸き起こった。続けて「我がここに至りし訳?その問いかけ、愚問ではありませんか?」と問いかけると「愚問コール」が奏でられた。歓声が飛び交う中「来月、6月の刻、方舟の戦場にて復活させていただき申し上げまする」と6月の復活を宣言した。
◆5・4両国全成績
▼GHCヘビー級選手権
〇挑戦者・清宮海斗(24分25秒、変型シャイニングウィザード→エビ固め)王者・イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.●
▼GHCタッグ選手権
王者組・〇ジャック・モリス、アンソニー・グリーン(14分05秒、シューティングスタープレス→片エビ固め)天山広吉、小島聡●
▼GHCジュニアヘビー級選手権
〇王者・ダガ(11分39秒、ディアブロウイングス→片エビ固め)挑戦者・アレハンドロ●
▼タッグマッチ
ジェイク・リー、〇TAJIRI(10分40秒、バズソーキック→片エビ固め)丸藤正道、大原はじめ●
▼超女両国列伝
〇ジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣(18分17秒、ノーザンライトボム→片エビ固め)野崎渚●、愚零闘咲夜、高瀬みゆき、彩羽匠
▼タッグマッチ(GHCマーシャルアーツルール)
〇佐々木憂流迦、桜庭和志(11分13秒、TKO)佐藤光留、谷口周平●
▼シングルマッチ
〇拳王(15分50秒、P.F.S→片エビ固め)YAMATO●
▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権 サバイバル3WAYマッチ
王者組〇YO―HEY、タダスケ(12分43秒、ジャックナイフ式エビ固め)挑戦者組・ドラゴン・ベイン、アルファ・ウルフ●
※残りは、近藤修司、”brother”YASSHI組
▼6人タッグマッチ
Eita、HAYATA、〇AKIRA(9分24秒、ムササビプレス→片エビ固め)大和田侑●、宮脇純太、熊野準
▼シングルマッチ
〇マサ北宮(9分57秒、ダイビングセントーン→片エビ固め)杉浦貴●
▼タッグマッチ
タイタス・アレクサンダー、〇スターボーイ・チャーリー(6分35秒、450°スプラッシュ→片エビ固め)稲葉大樹●、大岩陵平
▼GHCハードコア選手権
〇挑戦者・石川修司(10分05秒、スプラッシュマウンテン→体固め)王者・ニンジャ・マック●
2024年05月05日 06:07
◆プロレスリング・ノア「WRESTLE MAGIC」(4日、両国国技館)観衆3512
プロレスリング・ノアは4日、両国国技館で「WRESTLE MAGIC」を開催した。
2024年05月05日 06:00
女子プロレス新団体「MARIGOLD(マリーゴールド)」のロッシー小川代表(67)が、ノアとの今後について言及した。
ノアのビッグマッチ「WRESTLE MAGIC 2024」(4日、東京・両国国技館)にマリーゴールドのジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣が、愚零闘咲夜(グレート・サクヤ)&彩羽匠&高瀬みゆき&野崎渚と対戦。選手が呼び込まれると、小川代表が所属選手13人を引き連れ、リングに登場し大歓声を浴びた。
試合ではジュリアが咲夜の毒霧を野崎に誤爆させた上で、ノーザンライトボムを決めて勝利を飾った。バックステージでは野崎がマリーゴールド参戦を表明。「私がお相手して差し上げますわ」と言い出した桜井と髪の毛をつかみ合い、大乱闘になった。
20日東京・後楽園ホールでの旗揚げ戦を前に完勝を収めた初陣を、解説席から見ていた小川代表は「みんな久しぶりの試合だったと思うけど、よかったんじゃないですか。最後はブーイングも起きましたね。アウェーの中で、いいお披露目になったと思います」と満足げな様子で語った。
野崎の参戦表明に対しては「来るもの拒まず、ですね」と笑い「桜井が急に野崎に食いついてたからね。そこが試合するんじゃないんですかね」と早速、思案を練っていた。さらに、今後の方舟マット参戦については「要望があれば、また来ますよ」との言葉を残し、足早に去っていった。
2024年05月05日 06:00
バルセロナ五輪柔道銀メダルの元暴走王小川直也氏(56)が、自身のユーチューブチャンネル「小川直也のハッスルチャンネル」を更新。プロレス・格闘技界で「最も金払いのよかったプロモーター」を明かした。
小川氏といえば、新日本プロレスで破壊王・橋本真也(故人)との大抗争の後、ドリームステージエンターテインメントが主催した総合格闘技イベント「PRIDE」とプロレスイベント「ハッスル」で活躍した。「第2回コメント返し」と題した動画の中では、「ハッスルという名前で興行を行ってた時に、未払いだったギャラは清算されたのでしょうか?」という視聴者の質問に答え、「ハッスル? ドリームステージ? いつもニコニコ現金払いだよ。あそこはすばらしい。未払いって話はないよな、PRIDEには」ときっぱり否定した。
実際、小川氏は2004年の「高額納税者番付」(05年分から廃止)のプロスポーツ部門で佐々木主浩氏、清原和博氏、上原浩治氏らプロ野球のスーパースターに混じって、7位でトップ10入りした。プロレス・格闘技界からはただ一人のランクインで大きな話題になったが、当時の主戦場はPRIDEとハッスル。そこでのファイトマネーが主な収入源とみられていた。それだけに納得がいかない様子だ。
ネット上のウワサだと補足されると、小川氏は「いやいや、バラさんはちゃんと払う人だよ。俺が知っている当時、外国人(選手)にもすごい人気あったよ。バラさんが金払い悪いって話は、聞いたことないよ」と重ねて強調した。
「バラさん」とは、ドリームステージエンターテインメントの元社長で、現在は格闘技イベント「RIZIN」のCEOを務める榊原信行氏のこと。「あくまで俺の周りの話。他は知らんけど、俺の周りのファイターたちからは『バラさんがナンバーワンだ!』ぐらい、言われていたよ。別にバラさんにヨイショとか、そういう話ではなくて。実際の話だからね」と元暴走王は熱弁。榊原氏を最も金払いのよかったプロモーターに、勝手に認定していた。
2024年05月05日 05:15
新日本プロレスの海野翔太(27)が、IWGP世界ヘビー級王者ジョン・モクスリー(38=AEW)に対し、宣戦布告だ。
3日の福岡大会ではモクスリーが「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」の成田蓮とV2戦で激突した。王者がH.O.Tのセコンド介入に苦しむ中、海野は窮地に駆けつけるとEVILとディック東郷を蹴散らし援護。モクスリーの勝利をアシストした。
海野は11日(日本時間12日)の米国・カリフォルニア大会で、IWGP世界王座初挑戦が決定済みだった。モクスリーの勝利により、ベルトをかけての師弟対決が正式に決定。リング上では握手を求めたが王者は応じず、早くも戦闘モードに突入した。
モクスリーとの大一番は海野にとって特別な戦いだが、一方で新日本プロレスの一員としては、約15年ぶりに至宝が他団体に流出した緊急事態という側面もある。至宝奪回は至上命令だ。
海野は「正々堂々、正面からお前を超えてやるよ。お前の血と汗と涙、新日本への思い、チャンピオンの偉大さ、すべてを俺は尊敬しているよ。偉大な男だよ。ただ、いつまでたっても弟子のままじゃいられねえ。師匠を超えて、IWGP世界ヘビー級王者になって、この新日本プロレスを変えてやる。必ず俺が取り返して、新日本プロレスの中心に立って、もっともっとプロレス界を盛り上げてやる」とキッパリ。米国の地で、キャリア最大の一戦に臨む。
2024年05月05日 05:00
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
東京ドームで行われる四大世界戦の記者会見が4日、横浜市内で開かれ、出場8選手と、大橋ジムの大橋秀行会長(59)、米国の超大物プロモーターで、トップランクCEOのボブ・アラム氏(92)が出席した。
2024年05月05日 05:00
「ボクシング・WBO世界バンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
東京ドームで行われる四大世界戦の記者会見が4日、横浜市内で開かれ、出場8選手と、大橋ジムの大橋秀行会長(59)、米国の超大物プロモーターで、トップランクCEOのボブ・アラム氏(92)が出席した。
武居由樹(大橋)は初の世界戦へ向けて「本当にいつも通り研ぎ澄まして来られた。気を抜かず、楽しみながら2日後を迎えたい」と意気込みを語った。
元K−1王者で、21年にプロボクシングに転向。デビューから8戦全てをKO勝ちしている。八重樫東トレーナーの指導を受ける27歳は「大きい舞台で自分が一番目立つくらいの試合をする。バチッと倒して勝ちたい」。9連続のKO勝利で世界のベルトを巻く。
2024年05月05日 05:00
「ボクシング・IBF世界バンタム級タイトルマッチ」(4日、エディオンアリーナ大阪)
挑戦者の西田凌佑(27)=六島=が、王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に最大7ポイント差をつける3−0の判定勝ち。初めての世界挑戦でタイトル奪取の快挙を達成した。これでバンタム級はWBCの中谷潤人(M・T)、WBAの井上拓真(大橋)に続き、日本人王者が4団体のうち3団体を独占した。ロドリゲスは初防衛に失敗した。
激闘で右目を大きく腫らした西田だったが、リングサイドで観戦した夫人への感謝の言葉に全ての思いを込めた。3月末に第1子となる長女が誕生したばかりだが、沙捺夫人は子育てと並行して栄養面を含めて西田をサポート。二人三脚でつかんだ世界のタイトルだ。
戦前の予想は圧倒的に王者有利だった。ロドリゲスは井上尚弥(大橋)と統一戦を戦った経験のある実力者。対して西田はキャリアわずか8戦。しかもKO勝ちはひとつだけ。それでも、自分を信じて武市晃輔トレーナーと王者攻略の策を練った。
鮮やかなボディー攻撃だった。4回1分30秒、えぐるような左ボディーを突き刺すと、ロドリゲスが苦悶(くもん)の表情でダウン。勝利へのポイントになる武市トレーナーと磨いてきた秘策だった。しかし、中盤からはロドリゲスが反撃。ノーモーションの右を何度も浴びたが、セコンドからの指示でしつこくボディーを狙った。これでポイントをたぐり寄せ、ジャッジの1人が7ポイント差をつける明白な判定勝ちで王座を奪取した。
試合直後は「正直、実感がない。夢みたいです」と世界のベルトを肩にした会見でも、自分が成し遂げた快挙が信じられない様子。文句なしの判定勝利だったが「ロドリゲスは気持ちが強くて、コンビネーションは全然見えなかった」と振り返った。足を使って逃げ切るのは難しいと判断して、中盤戦以降はあえて接近戦に挑み、しつこくボディーを狙い続けたことが勝利を呼んだ。
WBCの中谷潤人、WBAの井上拓真に続き、バンタム級のトップに駆け上がった。「この試合に懸けていて、負けたら辞めるつもりだった。先のことは考えていない」と話したが、世界王者になっても進化を続ける西田の可能性は無限に広がっている。
◆西田凌佑(にしだ・りょうすけ)1996年8月7日、奈良県香芝市出身。奈良・王子工高でボクシングを始め、国体少年の部フライ級で優勝。近大に進学後もボクシング部で活躍した。アマ戦績37勝13敗。卒業後は大手パンメーカーに就職したが、六島ジムに入門して19年10月にプロデビュー。21年4月に元世界王者の比嘉大吾を破ってWBOアジア・パシフィック・バンタム級王座を獲得し、3度の防衛に成功した。家族は近大ボクシング部で同期だった沙捺夫人と1女。身長170センチ。左ボクサーファイター。
2024年05月05日 05:00
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
東京ドームで行われる四大世界戦の記者会見が4日、横浜市内で開かれ、出場8選手と、大橋ジムの大橋秀行会長(59)、米国の超大物プロモーターで、トップランクCEOのボブ・アラム氏(92)が出席した。メインイベントでルイス・ネリ(29)=メキシコ=の挑戦を受けて4団体統一世界スーパーバンタム級王座の初防衛戦に臨む井上尚弥(31)=大橋=は、とてつもない試合になることへの確信を口にし、改めてKO勝利を宣言。アラム氏は、来年以降に井上がフェザー級に転向する可能性について言及した。
井上が3月6日の記者会見以来、約2カ月ぶりにネリと顔を合わせた。隣り合っての印象を「体重が仕上がっていると聞き、安心もしていますが、今日改めて見て、非常にいい状態に仕上がっているなと思っている」と語り「明後日は気を抜かず、気を引き締める」と油断を戒めた。
34年ぶりとなる東京ドームでのボクシング興行のメインで、4団体統一王座の初防衛戦というシチュエーションを「こんなに素晴らしい環境とタイミングとがそろった試合というのは、まずないんじゃないかな」と歓迎した。
精神面に関して「いよいよなんだ」との思いを明かし「ネリもすごくいい状態に仕上がっていると聞いているので、明後日はとてつもない試合ができるんじゃないかなと確信しています」と、名勝負を公約した。
アラム氏は井上を、ボクシング業界では「もうレジェンドになっている。(全階級を通じたランキングの)パウンド・フォー・パウンドNo.1として認められている」と絶賛。会見後の取材で、ネリ戦後について、大橋氏と「年内は122ポンドの中(スーパーバンタム級)にいようという話になっている」と明かし「その後、もしかしたら例えばフェザー級で(IBF王者ルイス・アルベルト)ロペス(メキシコ)と当てるという話もなきにしもあらずだが、今は何も決まっていない」と、慎重な表現ながら来年以降の展開にも言及した。
待ち受ける、さらに輝かしい明日のためにも、まずはネリ突破。井上は「四つのベルトを防衛するという最大のモチベーションを生かして、必ず勝ちに行きたい。エキサイトした試合を見せたいし、必ずKOにつなげて勝つのを見ていただきたい」と、改めてKO防衛を誓った。
2024年05月05日 05:00
女子プロレス新団体「マリーゴールド」の林下詩美(25)が、初の方舟マットで躍動した。
2024年05月04日 21:50
ノアの清宮海斗(27)が、約1年2か月ぶりにGHCヘビー王者に返り咲いた。
先月22日の新宿大会でジェイク・リーとの次期挑戦者決定戦を制し、「WRESTLE MAGIC 2024」(4日、東京・両国国技館)で同王者のイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.(32)に挑戦。この日動画配信サービス「レッスルユニバース」のゲスト解説で来場していた武藤敬司が見守る中、清宮は大奮闘した。
武藤から伝授された足4の字固めでワグナーの体力を削ると、中盤には雪崩式フランケンシュタイナーで投げ飛ばした。しかし、15分過ぎに得意のタイガースープレックスホールドで仕留めにかかるも失敗。ワグナーにドラゴンスクリューからの閃光魔術弾を浴び、自身が武藤から伝授された技を奪われる屈辱を味わった。
それでも立ち上がった清宮は、三角飛び式閃光魔術弾を発射しペースを奪取。最後はプロレスLOVEポーズを決めると、変型閃光魔術弾で24分45秒の激闘を制した。
試合後、武藤がリングに登場。武藤からベルトを渡され、ベルトを腰にした清宮は「俺がノアをもう一度、プロレス界のトップに持って行きます」と宣言。昨年3月にジェイクに王座を奪われて以来、約1年2か月ぶりに王座を手にしたベルトを見つめ「ノアって不器用な団体なんです。みんなの期待になかなか追いつかないと言われる。それが悔しくて、それを変えるためにこの団体に入団しました。俺がプロレス界の顔になるので、これから全部変えていくので、新しいノアをつくっていきましょう!」と呼びかけた。
バックステージでは宿敵である拳王から「おい清宮、めちゃくちゃいい考えじゃねえか」と声をかけられた清宮は「拳王、ノアを変えていくにはあなたの力が必要です。俺に力を貸してください」と握手を求めた。清宮の熱い思いに拳王も「俺はお前の考えに乗る。そして俺とお前でノアを変えていくぞ。そして、お前が言ったプロレス界のトップに俺たちで連れて行こうぜ」と握手を交わした。
長年のライバルと心が通じ合い笑顔を見せた王者は、最後に「これからは拳王とともにプロレス界を変えていく。そして必ず俺がこのノアをプロレス界のトップに引っ張っていきます」と改めて決意を表明した。
若き王者が方舟マットを業界の中心に導く。
2024年05月04日 21:45
WWE女子タッグ王者の「カブキ・ウォリアーズ」ことアスカ&カイリ・セインが、PLE「バックラッシュ」(4日=日本時間5日、フランス・リヨン)の防衛戦へ向けて、前哨戦で完敗を喫した。
「バックラッシュ」では、因縁深いビアンカ・ベレア&ジェイド・カーギルの挑戦を受ける。3日(日本時間4日)のスマックダウンは決戦地のフランス・リヨンで開催。アスカ&カイリはダコタ、ティファニー・ストラットンと組み、ビアンカ&ジェイド&ベイリー&ナオミとの前哨8人タッグ戦に出撃した。PLE決戦ではWWE女子王者ベイリー vs ナオミ vs ティファニーのトリプルスレット王座戦も行われるだけに、ダブル前哨戦となった。
試合開始早々、観衆がサッカー会場ばりに歌い出す独特の雰囲気の中、先発したカイリはエルボーでナオミを吹っ飛ばす。だが、すぐに反撃にあい、コーナーで串刺しドロップキックを浴びた。続けてPLEの挑戦者ビアンカからその場跳びのムーンサルト弾をくらい、強烈なブレーンバスターで叩きつけられた。
慌ててアスカがリングに入ってカイリを援護するが、ビアンカから場外に放り投げられた。ここでカイリが得意の裏拳を放って逆転。過去に因縁のあるビアンカとベイリーが交代をめぐってモメた隙に、アスカはビアンカを場外に引きずり倒した。リングに戻ってはダメージCTRLの元リーダーで、アスカ&カイリがユニットを追放したベイリーに猛攻撃。大ブーイングを浴びながらアスカのエルボー、カイリのフォアアーム、アスカのスライディングキックの波状攻撃を見せた。
さらにカイリはエプロンに座り込み、カメラ目線でVサインをしながら「アハハハッ!」と高笑い。アスカは奇声を上げながら、コーナーに上がると後ろ向きでヒップを突き出した。そのアスカの尻に、カイリがベイリーの顔面を叩きつけるという珍しい攻撃だ。名コンビらしいさすがの連係。続けてまたもビアンカとベイリーがモメ出したが、元AEWの大物ジェイドのリングインで状況は一変する。
アスカが高角度のチョークスラムで叩きつけられると、カイリには変型背骨折りの大暴れ。アスカはジェイドにミサイルキックを放って意地を見せるが、ナオミの羽交い締めの体勢から叩きつけられて場外に転落。最後はダコタがビアンカのKODで沈み、カブキ・ウォリアースは前哨戦を白星で飾れなかった。
決戦直前の前哨戦で強力チームに完敗。カブキ・ウォリアースは「ダメージCTRL」とともに、ロウ移籍が決まっている。果たして、虎の子タイトルの行方は――。
この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。
2024年05月04日 21:23
「ボクシング・日本ウエルター級タイトルマッチ」(4日、後楽園ホール)
メインイベントで王者の坂井祥紀(33)=横浜光=が1位の豊嶋亮太(28)=帝拳=の挑戦を受けて、3度目の防衛戦を行った。
坂井は2021年12月、豊嶋に判定負けしており、今回が再戦。豊嶋が前に出て、接近戦で激しく打ち合い、双方ヒットはするものの決定的な場面は作れないという「根比べ」(豊嶋)の展開が最終10回まで続く。判定は2−1で豊嶋。豊嶋がリベンジを許さず、WBOアジアパシフィック、東洋太平洋に続き、地域3冠目となる日本タイトルを手にした。
豊嶋は「やれることに比べて、やっていることが全くできなかった。殴り合いとしては面白い感じになりましたけど、ボクシングテクニックをもう少し出したかった」と反省しきり。「後半にボディーが効いてきて(坂井の)行動が減って、やりやすくなった。体の力とハンドスピードで総合的にまさった感じになりました」と勝因を説明した。
初の日本タイトルには「うれしいですねえ。ボクシング漫画では登竜門を越えた先の日本チャンピオン。僕が王道を通って来なかったので、今回、指名挑戦者という王道を通ってチャンピオンになれたのは一生ものの財産だと思います。家にある2本と並べてみようかな」と笑顔。今後については「言いたい気持ちはいろいろありますが、今の僕は一回下山して登り始めている途中。一つ一つ積み重ねですかねえ」と話すにとどめた。
セミファイナルでは日本ライトフライ級タイトルマッチが行われ、王者・川満俊輝(28)=三迫=が1位の安藤教祐(31)=KG大和=の挑戦を退けて初防衛に成功した。
川満は安藤と21年2月に対戦し46秒、右フックでTKO勝ちしている。リベンジを目指す安藤に対し、左ボディー、精度の高い連打で主導権を握るが、安藤も怒濤(どとう)の反撃を見せ、何度も連打で川満の動きを止めてみせる。6回、川満の強烈な左フックが安藤の顔面をとらえ、安藤がよろめいたところでレフェリーが試合をストップし、2分29秒、川満がTKO勝ちした。
川満は「(安藤が)強い覚悟を持ってくると思ったので、相当の気持ちを要して挑まないと勝てないと思った。勝ってホッとしています」と安堵の表情。「なんとも言えない内容だったので、また(三迫貴志)会長や横井(龍一)トレーナーの厳しい指導が待っていると思う。もっと上のレベルに行けるよう頑張ります」と、さらなる向上を誓っていた。