2021年07月31日 22:27
「プロレス・スターダム」(31日、横浜武道館) 過去最多20人がブルースターズとレッドスターズの2組に分かれて争うシングルリーグ戦「5★STAR GP」が開幕。ブルースターズの舞華が前回覇者でワールド・オブ・スターダム王者の林下詩美を破る好発進を決めた。 ともに柔道出身の2人は東京五輪で金メダルを量産した柔道日本代表に影響されたのか、序盤は乱取りを思わせる攻防を展開。その後は詩美が舞華の腰、舞華は詩美の右腕を厳しく攻める大激闘に発展した。 終盤、舞華は詩美のジャーマンスープレックス、トーチャーラックボムなどの猛攻を浴びたが、意地で3カウントを許さず。最後は裸絞めで失神寸前に追い込むと、試合終了34秒前の19分26秒にみちのくドライバーIIでトドメを刺した。 小学生時代に柔道を始め実業団まで続けた舞華は、テレビで見ていた“ビッグダディ”林下清志氏の三女で柔道をやっていた詩美が18年8月にプロレスデビューしたことがきっかけでプロレス入り。初戦で因縁の相手を破り、マイクを持つと、「お前から3カウント取るまで3年かかったぞ」とアピールし、「初戦からボロボロだけど、今年の5★STAR、私が全勝優勝してやるからな」と宣言した。 インタビューでは「林下詩美とは今日まで1勝2敗1引き分け。アイツを超えるために、今日は絶対に負けられない戦いだった」と、この戦いにかけた思いを強調。「でもこれで終わったわけじゃない。5★STARも終わったわけじゃない。この勢いに乗って、私が全勝してやる」と再度宣言した。 また、舞華にとって柔道日本代表はやはり気になる存在。東京五輪での戦いはテレビ、インターネットなどで欠かさずチェックしており、「実業団に出ているときから、仲がいいわけでも試合で当たったこともないけど、女子はほとんど知っている」という。「その選手が金メダルを獲るのは、負けてらんねえな、というか悔しい。私は実業団で挫折してプロレスに入ったようなものなので。だから、オリンピックを見て、ちょうどいい時に私にも5★STARという負けられない戦いが始まって、パワーをもらっている。私にとってのオリンピックは5★STAR。優勝が金メダル」と刺激を受けていた。 ちなみに、印象に残った柔道日本代表は女子78キロ超級金メダリストの素根輝。「あの子はすごい練習熱心。女子とはほぼ練習しない。男子でも負ける。同じ福岡出身でお兄ちゃんも知っていて、あの子が優勝したのはビックリしたけど、あの子ならこれからも勝ち続けると思う」と期待した。
2024年05月05日 21:21
女子プロレス「スターダム」の葉月(26)&コグマ(26)のタッグ「FWC」が、3度目のゴッデス王座戴冠に成功した。
5日のアクロス福岡大会で同王者・鈴季すず(21)&星来芽依(22)に挑戦。地元福岡での凱旋大会となったFWCは新コスチュームで入場し、気合十分な様子で会場を練り歩いた。
4人中3人が元ハイスピード王者で迎えた同王座戦は、終始スピーディーな攻防を展開。中盤では葉月が星来を捕まえると、得意の顔面ウオッシュで会場を沸かせ、コグマと好連係で流れを引き寄せる。
15分過ぎ、葉月が王者組から意地の合体コードブレーカーを決められピンチを迎えるも、コグマのアシストで何とか難を逃れた。星来へのカサドーラ・マヒストラルは決まらなかったが、王座奪還への執念を燃やす挑戦者組が合体のDDTで鈴季を排除。最後は葉月が星来を垂直落下式ブレーンバスターで叩きつけ、3カウントを奪った。
FWCは2022年8月に同王座から陥落して以来、約1年9か月ぶりにチャンピオンに返り咲いた。試合後、コグマと喜びを分かち合った葉月は「FWCで史上初3度目のゴッデス戴冠したぞ! クレイジースター、お前ら強すぎるよ。うちらの再挑戦を引き受けてくれてありがとう」と目に涙を浮かべた。
すると試合を見ていたAZM&天咲光由がリングに登場。AZMから「まずは地元でゴッデス戴冠おめでとうございます! タッグ屋同士の戦いは心が躍ったし、私たちもそれくらいのタッグ屋にならないといけないと思った。ぜひ次に挑戦させてください。すぐにでも2人を超えたいから、横浜武道館とかどうですか?」と挑戦を表明された。
マイクを奪ったコグマは「元ハイスピードチャンピオンが3人もいて、横浜武道館は遅いんじゃないの? 後楽園とかどう?」と1週間後の12日に開催される東京・後楽園ホール大会での防衛戦を提案。AZM&天咲も受諾し、王座戦が決定的になった。
同王座の歴史で3度の戴冠はFWCが初。新たな歴史をつくった2人は「ウィーアーFWC!」と会場のファンと合唱し大会を締めた。
2024年05月05日 21:03
朝倉未来が社長を務める1分間最強を決める格闘技イベント「BreakingDown(ブレイキングダウン)」の第12回大会に向けたオーディションの第1弾動画が5日、朝倉のYouTubeチャンネルで公開された。
昨年からSNS上での煽り合いが激化している元K−1王者の安保瑠輝也とRIZINで活躍中のスダリオ剛が対面した。スダリオは「去年の4月ぐらいから安保とはSNSで色々やり合ってて。ちょっと度が過ぎてるっていうか、正直、けじめつけたいなと思って、来させてもらいました」と、参加の理由を説明した。
安保が「トーキングしようや、トーキング。確かにな、俺、MMAを馬鹿にしてた。RIZIN来た時。(去年の)大みそか、MMAやることになって、3週間で挑戦した。その結果、俺、MMAファイターの凄さ分かった。その結果、俺は今MMAを馬鹿にしてない。MMAファイターに対してリスペクトも持ってる。それを踏まえて、今日ここにきて、俺に何を伝えたかったか教えて」と問うと、スダリオは「別に伝えたいことは何もない。お前○したいだけ」と、キッパリ。
すると、安保の愛弟子、ジョリーが「おい、こらブタ、こら。さっきから。同い年として情けないんじゃ」と謎の乱入。スダリオも「調子のんなよ、このクソが」と怒り、「こういうのと付き合いたくない。俺はお前(安保)と話したい」と要求した。すると、ジョリーはなぜか後ろに用意していたクリームののったパイをスダリオに投げつける暴挙。安保に抱えられて退場させられた。
イスに座って対面した2人。スダリオは「俺はお前にYouTubeとかで色々晒されたから」と語り、安保は「それはお前が喧嘩売ってきたからじゃないん?」と言い合いに。「試合したいけど、(RIZINとの契約で)できない」というスダリオに、朝倉が「契約の問題だったら、僕が榊原さんに言えば出れると思いますよ?BD出ていいか聞けばいいですか?」と対戦に向けて調整することを約束。BDルールで、RIZINのグローブを使用、体重調整もしない形での対戦が仮決定した。RIZINから許可が出ない場合はなしとなる。
2024年05月05日 21:00
女子プロレス「スターダム」のアーティスト王座戦(5日、アクロス福岡)は、王者の舞華&白川未奈が率いる「イーネクサスヴィー(EXV)」が、岩谷麻優率いる「STARS」を破り、初防衛に成功した。
ワールド王座との2冠王で地元・福岡に凱旋した舞華はこの日、白川&ジーナとの王者トリオで、岩谷&飯田沙耶&羽南の挑戦を受けた。
序盤、STARSの好連係に押され劣勢になったEXVだったが、ジーナが羽南を雪崩式ボムでマットに叩きつけ、形勢逆転に成功。さらに白川の追撃から、舞華が得意のブレーンバスターをさく裂させた。その後も合体技を決めて王者組のペースに引き込むと、最後は舞華が羽南をみちのくドライバーで沈め、3カウントを奪った。
試合後、マイクを持った舞華は「STARS! 今日一番楽しませてもらったのは羽南! お前の成長がすさまじくて、次はお前とも1対1でやりたいよ。それくらいの期待を羽南に感じた。またいつかやろう」と疲労困ぱいの羽南に呼びかけた。
無事、地元凱旋大会を成功させた舞華は「福岡のみんな、ただいま! 何とか防衛することができました」と喜びを爆発させ「EXVは始動したばっか。もっともっと連係技とか精度を高めてまた福岡に帰ってくる。そして、私自身は3冠チャンピオンとして、また地元に帰ってきたいと思います!」と宣言した。
2冠王者の舞華が団体の中心に咲く。
2024年05月05日 20:22
DDT5日の後楽園ホール大会でトーナメント「KING OF DDT」が開幕。
2024年05月05日 20:16
朝倉未来が社長を務める1分間最強を決める格闘技イベント「BreakingDown(ブレイキングダウン)」の第12回大会に向けたオーディションの第1弾動画が5日、朝倉のYouTubeチャンネルで公開された。バンタム級の格闘技経験者部門では、喧嘩自慢100人企画でベスト8となっていた“実家暮らしの狂人”サイコ松本が登場。その破天荒ぶりが注目を集めた。
「正直俺、喧嘩しに来たんで。ここに格闘技しに来たんじゃないんすよ。俺よりでっけぇやつと戦いたいっすね」と言い放ち、三河幕府の総大将、ヒロ三河を指名。すると、前回大会でヒロと対戦し、健闘をたたえあった安保瑠輝也軍団のてるがぶち切れて、サイコ松本を急襲。跳び蹴りで突撃すると、サイコ松本も瞳孔を開きながら応戦した。
その尋常ではない表情に、“アウトローのカリスマ”瓜田純士が思わず「サイコパス感が…。顔がサイコパスなんだよな。目がヤバいんだよ」とポツリ。止めに入っていたヒロ三河も「なんや、あいつ。あいつ、ヤバいぞ」と驚いた様子で、朝倉も「あいつ、ガチのサイコパスなんで、気をつけてください。あいつ、ヤバいっす」と注意をうながした。
その後、母子家庭で育ったという他の応募者が参加の理由を語っている時には「お涙頂戴じゃねえんだよ」と、再び乱闘に。瓜田は「地獄絵図。松本ヤべェな」と、絶句。「お医者さんの薬とか服用してないよね?」と問うと、「ナチュラルハイってやつです」と応えていた。
その後、“喧嘩ニキ”こと井上力斗に対戦要求していた“豊川のトラブルメーカー”と呼ばれるラッパーのsakkkiとスパーリング。激しい打ち合いの末に判定で敗れた。
オーディション後のVTRでは「ちょー、喧嘩楽しい。ブシャーってきたね、アドレナリンが」と振り返り、ニートであることを明かした。
2024年05月05日 19:07
女子プロレス新団体「マリーゴールド」の貴婦人桜井麻衣(33)が5日、新・超貴婦人宣言をした。
4日のノア両国大会で初陣を飾ったマリーゴールドは、翌日に都内で20日東京・後楽園ホールで行われる旗揚げ戦の公開対戦カード発表会を開催。桜井は「世界美女決戦」と称されたタッグマッチで米国から初来日するゼイダ・スティールと組み、ノア両国大会で参戦を表明された野崎渚、アイルランドからの刺客マイラ・グレース組と対戦することが発表された。
対戦カードを見た桜井はマイクを持つと「プロレス界には2種類のレスラーしかいない…」語り始め、「それは私か私以外か! 私貴婦人がこんな庶民レスラーに負けるはずがありませんわ!」と豪語。前日方舟マットで初対戦を果たした野崎に対し「昨日は私が乗り込んでいった立場でしたが、今度はこのマリーゴールドに『参戦したい』っていうことなので、私が野崎渚のお相手をして差し上げてもよろしくってよ」と上から目線に語った。
熱く意気込みを語っていた貴婦人だったが途中、急に何かを思い出しけげんな表情を浮かべると、「最近X(旧ツイッター)で『貴婦人がテッペンを目指せない』っていうご意見をいただいて…」と眉間にしわを寄せた。だが、誹謗中傷にも屈しない強い心と大金を持っている貴婦人は「ですが! 私はこれからこのマリーゴールドで新・超貴婦人として、テッペンを目指します!」と決意表明。「なので、こんなところで負けていられません。旗揚げ戦楽しみにしていてちょうだい。それではごめんあそばせ」と貴婦人ポーズを決め、足早に去っていった。新超貴婦人に変身した桜井から目が離せない。
2024年05月05日 17:50
女子プロレス新団体「マリーゴールド」が5日、旗揚げ戦の全対戦カードを発表した。
この日、都内でファン80人を集めてカード発表イベントを開催。所属選手13人が登場した。旗揚げ戦のメインイベントではジュリアと林下詩美がタッグを結成し、Sareee&ボジラと対戦することが決定した。
カードが発表されると驚いた顔をした詩美は「ジュリアの隣にいることが違和感すぎて、大丈夫かな? でもデッカい人が多い中で輝きを隠せないこの林下詩美が、デカいボジラをパワーでぶん投げたいと思います」と意気込み「まずはジュリアと少しでも絆をつくらなきゃ」と、力強くジュリアの手を握った。
詩美の力の強さにジュリアは「ケンカ、売ってるよね?」とキレつつ「でも今日みんなの覚悟を聞いて刺激になったし、それを全部背負った上でのメインイベントだと思ってるから、このメインベントでうちらがこけたら終わりでしょう? だから2人で飲み行こうか。お泊まりパーティーでもする?」と飲みに誘う場面も。
最後に詩美と再び握手を交わしたジュリアは「私たちが女子プロレス界を引っかき回し、もっともっと明るい女子プロレス、そして世界にも世間にも届く団体を目指していくので。その旗揚げ戦、ぜひみんなかみ締めて見に来てください」とファンに呼びかけた。
その他にノア両国大会で参戦表明をされた野崎渚が謎の外国人刺客のマイラ・グレースと組み、桜井麻衣&ゼイダ・スティールと対戦。元アクトレスガールズの翔月なつみは松井珠紗とタッグを結成し、旗揚げ戦でプロレスラーデビューを果たす天麗皇希&後藤智香と激突する。
またMIRAIはCHIAKIと、元アクトレスの青野未来は元アイスリボンの石川奈青と一騎打ちで激突。先月15日の旗揚げ会見で引退を示唆した高橋奈七永は、デビュー5か月の新人・ビクトリア弓月とパッション注入マッチと称されたシングルマッチを行う。
2024年05月05日 16:05
女子プロレス新団体「マリーゴールド」が5日、都内でファンとのランチパーティーを開催し5・20後楽園ホールでの旗揚げ戦全対戦カードを発表した。
2024年05月05日 15:54
「ボクシング・WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
前日計量が5日、都内で行われ、王者の井上拓真(大橋)、挑戦者の石田匠(井岡)ともに53・4キロでクリアした。
メインでは兄の井上尚弥(大橋)がルイス・ネリ(メキシコ)の挑戦を受けて4団体統一世界スーパーバンタム級王座の初防衛戦を行う。世界戦での兄弟そろい踏みは2019年以来とあって「約5年ぶりの兄弟の世界戦なんで、最高のバトンを渡すだけですね、後は」と、白星のリレーを目指している。
計量では石田と向き合い、「想定内というか。身長差も想定内でしたし、後はゴング鳴ってからが楽しみですね。まずはジャブの、お互いの距離の確かめ合いを楽しんでやっていきたい」と試合が待ちきれない様子。「明日は何もさせずにしっかりKOで勝ちたい。プロでやってる以上はKOは狙っていきたい」と、前戦に続くKO勝利を宣言した。
バンタム級は前日、西田凌佑(六島)がIBF世界王座をエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)から奪ったばかり。試合を見たという井上は「距離も良かったですし、気持ちも強いなと思いましたし、本当にいい選手だなと思いました」と西田を称賛した。WBC王座は中谷潤人(M・T)が保持し、WBO王座には同じ6日の東京ドームで同門の武居由樹が挑戦する。主要4団体の王座を日本人が独占する可能性もあり、井上は「すごいいい感じに盛り上がってきてるんで、明日は自分もしっかりといい結果を残したい」と、統一戦を見据えていた。
石田は「特に何も感じなかった。体格も想定内」とし、「明日が楽しみ。チャンピオンだけ見てバチバチ行きたい。結果で見せたい。ベルトは持って帰ります」と王座交代を宣言。同じ関西勢である西田の戴冠は歓迎していた。
2024年05月05日 15:33
「ボクシング・WBO世界バンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
前日計量が5日、都内のホテルで行われ、王者のジェーソン・モロニー(オーストラリア)、挑戦者の武居由樹(大橋)ともに53・4キロで一発パスした。バンタム級のリミットは118ポンド(53・5キロ)
武居は落ち着いた表情で計量を終え、王者と力強く握手。「一安心。ここからは気を引き締めて明日に向かいたい。(相手は)いい目をしていた。こちらも負けていられない」と闘志を燃やした。
元K−1王者で、21年にプロボクシングに転向し、ここまで全8戦をKO勝ちしている。初の世界戦へ「早いラウンドで倒すのが今回の目標」。デビューから9連続KOでベルトを奪取する。
2024年05月05日 15:23
WWEのPLE「バックラッシュ」が4日(日本時間5日)にフランス・リヨンで開催され、大熱狂の連続となった。
序盤から会場にはサッカーのようなフランス独特のチャントと歌声が鳴り響いた。観衆の異様な盛り上がりの中で、メインの統一WWE王座戦では、王者のアメリカン・ナイトメアコーディ・ローデスがAJスタイルズの挑戦を受けた。時期は重なっていないものの、2人は新日本プロレスでユニット「バレットクラブ」に所属。注目の初対決は期待通り真っ向勝負の大熱闘になり、AJのスタイルズクラッシュを決めさせなかったコーディが必殺のクロスローズで3カウントを奪った。
4月の祭典「レッスルマニア40」で、1316日の長期政権を築いたローマン・レインズからタイトルを奪取。新時代の扉を開いた1か月後に防衛に成功したコーディは、大会後の会見で「実現するかわからないけど、AJとはもう一度試合がしたい」と名勝負の再戦を熱望。さらには「俺はLAナイトが大好きなんだ」と、これまでほとんど接点のなかった人気者との対戦にも興味を示していた。
世界ヘビー級王座戦は闇落ち軍「ザ・ジャッジメント・デイ」の王者ダミアン・プリーストが、ジェイ・ウーソを雪崩式サウスオブヘブン(変型チョークスラム)で下し王座を防衛した。試合中には闇落ち軍のフィン・ベイラーとJDマグダナが介入。マグダナはジェイのウーソスプラッシュをくらってフォール負け寸前の王者の足をロープにかけて、王座陥落から救った。試合後もベイラーとマグダナはジェイに暴行を加えたが、プリーストが2人を突き飛ばして蛮行をやめさせた。ベイラーとマグダナは不満そうな表情で、闇落ち軍に不穏な空気が流れた。
4月の祭典「レッスルマニア40」でイヨ・スカイからWWE女子王座を奪ったベイリーはナオミ、ティファニー・ストラットンとトリプルスレット王座戦。25歳の新星ティファニーが得意の空中殺法を武器に大奮闘したが、ベイリーとナオミが合体式のネックブリーカーを決めて新星を排除。最後は延髄斬りからの丸め込みを狙ったナオミを切り返して、王者が後ろケサ固めで電光石火の押さえ込み。そのまま3カウントを奪って、ベルトを守った。
CCO(最高コンテンツ責任者)のトリプルHも試合後の会見で「信じられないような経験だった。大会が始まると、隣に座っている人とお互い叫び合って、その声が聞こえないなんてことは今までなかった」と熱狂的な空間に驚きを隠せない。その上で、今後も世界各地でPLE(プレミアム・ライブ・イベント)を開催していく意向を示した。
2024年05月05日 15:14
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
前日計量が5日、都内で行われ、王者の井上尚弥(大橋)は55・2キロ、挑戦者のルイス・ネリ(メキシコ)は54・8キロでクリアした。
2024年05月05日 15:10
「ボクシング・WBA世界フライ級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
前日計量が5日、都内のホテルで行われ、王者のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)、挑戦者の桑原拓(大橋)ともに50・7キロで一発パスした。フライ級のリミットは112ポンド(50・8キロ)。
2人は2021年に日本フライ級タイトルマッチで対戦。阿久井がTKO勝ちしており、桑原にとって今回はリベンジマッチとなる。
計量後に行われた囲み取材では、阿久井は「問題ない。いつも通り」と何度も繰り返し、落ち着いた表情。「立場、実力差も何も変わっていない」と不敵に笑った。
一方の桑原は「東京ドームで再戦はうれしく思う」と胸を躍らせた。大橋ジムの四大世界戦のトップバッター。JBC公認の日本所属ジム100人目となる世界王者の記録もかかる。「もちろん勝利で3選手につなげていきたい」とし、「このチャンスはない。必ず(ベルトを)つかみ取りたい」と闘志を燃やした。
2024年05月05日 14:12
IBF世界バンタム級タイトルマッチ(4日・エディオンアリーナ大阪)で王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に3−0で判定勝ちし、新王者に輝いた西田凌佑(27)=六島=が5日、大阪市内の所属ジムで一夜明け会見を行った。同ジムの枝川孝会長は、今後王座を返上をして、スーパーバンタム級に階級を上げる可能性も示唆した。
西田は9戦目での世界タイトルに「本当にうれしい。応援してくれた方々、ジム関係者に感謝です」と腫れた目をサングラスで隠し、右ほおもパンパンに腫らしながらも笑顔をみせた。今後については「ロドリゲス選手との試合に勝つことだけしか考えていなかったので、先のことは考えられない」とし、「ボクシングを忘れて少し休んで、新婚旅行にも行きたい。あと、ずっと我慢していた揚げ物やポテトチップスを食べたり、ジュースを飲んだりしたい」と話した。試合後は、この日午前5時まで自宅で妻・沙捺さん(27)とともに話をしながら、3月に生まれた長女の夜泣きに付き合っていたと笑わせた。
枝川会長は「強い選手に勝ってくれたのは本当にうれしい。名城の気の強さを西田も受け継いでくれた」と、同ジム初の世界王者だった名城信男氏に例えて喜んだ。今後について「(那須川)天心くらいいっとくか?」と冗談をまじえながらも「(王座)返上の可能性もある」と明かした。体重の問題を挙げ「今回はカツカツの状態で、体重が直前まで落ちきらずにウエートオーバーも覚悟した。リミットになったが、果たして元気な体で戦えるか怖かった」と説明。「僕としては(現階級で)やってほしいが、来年井上尚弥がフェザー級に階級を上げるかもしれない。今後の動向をみながら」と話した。西田も「今回の減量は一番きつくて限界を感じた」とこの階級で戦う難しさを明かした。
2024年05月05日 13:09
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
前日計量が5日、都内で行われ、王者・井上尚弥(大橋)に挑戦するルイス・ネリ(メキシコ)は54・8キロでパスした。スーパーバンタム級のリミットは122ポンド(55・34キロ)。
ネリは2018年3月1日に行われた、WBC世界バンタム級王者としての山中慎介(帝拳)との再戦で、1回目の前日計量で55・8キロと2・3キロ超過。最終的に54・8キロと1・3キロ超過で失格となり、王座を剥奪された。試合にはTKO勝ちし、山中は引退を表明した。
WBCはネリに無期限資格停止処分、日本ボクシングコミッション(JBC)は日本でのボクシング活動停止処分を下し、ネリは日本ではすっかり「悪童」のニックネームと悪役のイメージが定着することになった。
今回は体重管理を厳格化。関係者は、常にネリの体重を計測していることを明らかにしている。