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どれだけ鍛えてきたかが表われた鹿島の大逆転勝利の裏側。「僕の練習は長い」鬼木達監督の厳しくも愛のあるトレーニングで導き出された“アントラーズらしさ”

2026年08月08日 13:17

[J1第1節]横浜FM 3−4 鹿島/8月7日/MUFGスタジアム(国立競技場) 「本当に心臓に悪い」  試合後に話を聞いた鬼木達監督は苦笑いを浮かべていた。  国立での横浜との開幕戦に臨んだ連覇を目指す鹿島は「やってはいけないような失点の仕方してしまった」と指揮官が振り返ったように、常に先手を許す形で、58分までに1−3と2点のビハインドを追う苦しい状況となった。  しかし、ここからがまさに鹿島という“うっちゃり”ぶりを示す。  81分にはFWレオ・セアラが決めて横浜にプレッシャーをかけると、土壇場の90+9分にはVAR判定でPKを獲得し、チャヴリッチが決めて同点。そしてその3分後にはチャヴリッチが劇的な逆転弾を決めてみせた。  鬼木監督は改めて試合後の会見で振り返った。 「立ち上がりは自分たちがやってはいけないような失点の仕方をしてしまいましたが、今日は必ずタフな戦いになると送り出していたので、最後の最後まで諦めることなく、鹿島のメンタルの強さを最後は見せられたゲームだったと思います。ただ、連覇を狙うという意味ではあってはいけないような失点だったので、そこはしっかりと気を引き締めて次に向かいたいと思っています。  失点もそうですが、全体を通して特に前半は球際のところで相手のほうが気持ちが表われていたと思いますし、近くにいてもそこをつぶせないとか、つぶしにいかないとか、そういうシーンが非常に多かった。後半が始まる前に、やり方云々ではなくてそこのところをもう1回こだわろうと話しました。   前半の攻撃に関しては、思った以上に、恐らく開幕戦ということで気負っていたところはあると思います。チーム全体として後ろのビルドアップで少し後ろに重たくなって、結局それが守備になっても重く、コンパクトにならなかった。なので攻守で、自分たちの戦い方からしたら、攻撃をもっとスムーズにしないといい守備に入っていけないかなと思っています。常にいい攻撃からいい守備、というふうに頭にはあるので、テンポが上がらない理由としては少し相手を見すぎたというか、背後も行くけれども両方やってほしいという中で、そこが少し曖昧になってしまったかなと思っています」    19時半キックオフのゲームは、公式記録では気温29.4度で、かなり蒸し暑く、リーグ戦での最多入場者数記録を更新する6万3960人の観衆が詰めかけたゲームとあって熱気も充満。かなりタフなものとなり、足を攣る選手も続いた。  それでも尻に火が付いた面はあるだろうが、試合の終盤にあれだけ強度を維持し、一気に相手を飲み込んだ鹿島のタフさはやはり目を見張るものがあった。普段のトレーニングでどれだけ意識高く、自分たちを追い込んでいるかがよく表われたシーンと言える。 「自分でも『これ』というものがあるか分からないですけれども、日頃のトレーニングだと思います。自分のトレーニングは、最近の傾向と少し違って練習も長く強度も必要な時は出してもらっています。鹿嶋の気候というものもあるんですが、こっち(東京)ほど蒸し暑くないのでやれる時はとにかくガンガンやるということは自分が就任してから大きなことかなと思います。ただ、今日のような鹿嶋と違う気候でやるのは実際きつかったと思いますが、特に足が止まるか止まらないかは頭のほうだと思うので、そこが切れなかったというのがいい方向に進んでいるのかなと思っています」  会見でそう背景を語った鬼木監督は、試合後、再び「僕の練習は長いですから」と冗談まじりに語ってくれたのも印象深い。  猛暑のなか練習時間は長ければ長いほど良いわけではなく、選手のコンディションや集中度合いが大切になってくる。  それでも時間が長くなったとしても、選手たちを焚きつけ、鍛え、大事な時に最大の力を発揮させる鬼木監督のマネジメントは、やはりさすがと言える。  その裏には誰よりも強い勝利への渇望と、誰よりも選手を愛する人柄があることは周知の事実だ。  確かに3失点したように、開幕戦のパフォーマンスぶりは褒められたものではなく、課題は多い。自分たちでボールを持って主導権を握りたいとの理想のスタイルを目指すには道半ばだ。新戦力のマテウス・ブエノらとの融合にも時間はかかりそうである。  それでも最後は鹿島が勝っているという“らしさ”を表現した開幕戦からは、日々、どれだけ自分たちを追い込んでいるのか、鍛えているのか、その勝負強さの根源を見たような想いになった。 取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部) 【画像】小野伸二や中村憲剛らレジェンドたちが選定した「J歴代ベスト11」を一挙公開!

  • サッカー
  • 「マジで痛すぎる」「2人もかよ」J1開幕戦勝利の翌日、G大阪の公式発表にネットざわつく「やばくない?」「しばらく無理なのかな」

    2026年08月08日 15:28
     J1のガンバ大阪は8月8日、三浦弦太と奥抜侃志の負傷を発表した。  三浦は7月24日のツエーゲン金沢戦で右膝軟骨を損傷、奥抜は左足種子骨障害。いずれも治療期間は公表されていない。  8月7日に行なわれた2026/27シーズンのJ1開幕戦で浦和を4−3で下したG大阪。その翌日にリリースされた一報に、SNS上では「2人もかよ」「マジで痛すぎる」「シーズンスタートから2人離脱とは」「なんてこった」「奥抜のやつ初めて見る怪我だな」「まだ一試合しかしてないのに」「焦らずじっくり治してくれ」「しばらく無理なのかな」「やばくない?」などの声が上がった。    両選手の早期回復を祈りたい。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部 【記事】「すごい額だったんで」日本代表主力が衝撃告白!3月にまさかの“サウジ移籍”を決断→反対された人物を明かす「絶対にやめて」  

  • 「凄まじい補強だ」「これはでかい」27歳日本代表の“0円”加入に現地ファンも熱狂!「興奮が収まらない」「最高の日本人DFがプレミアに帰ってきた!」

    2026年08月08日 14:52
     プレミアリーグのクリスタル・パレスは8月7日、昨シーズン限りでアヤックスを退団した日本代表DF冨安健洋の加入を発表した。  鎌田大地の同僚となった27歳は、「プレーするのが楽しみです。このクラブは2シーズンで3つのタイトルを獲得するなど、良い時期を迎えています。まさに僕が望んでいた場所です」とコメントしている。  ここ数年は怪我に泣いたとはいえ、一時は同リーグの名門アーセナルでレギュラーを務めたマルチDFの加入に、現地のファンも歓喜。インターネット上では、次のような声が上がった。   「本当に嬉しい。最高だよ」 「凄まじい補強だ」 「なんて契約だよ」 「興奮が収まらない」 「最高の日本人ディフェンダーがプレミアリーグに帰ってきた!」 「まさに一流の選手で、獲得したのは素晴らしい」 「これはでかい補強だ」 「本当に素晴らしい」 「彼は絶対的なマシンだ」  コンディションさえ万全なら、トップクラスの守備者をフリーで手中にできたのは、パレスにとって大きいだろう。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部 【動画】再び同僚に!冨安健洋の加入を紹介する鎌田大地  

  • 昇格組コヴェントリー、今夏4回目の移籍金最高額の更新! W杯出場のガーナ代表MFを獲得

    2026年08月08日 14:51
     MF坂元達裕の所属するコヴェントリーは7日、ノアシェラン(デンマーク)からガーナ代表MFカレブ・イレンキを獲得したことを発表した。  なお、コヴェントリーは国際移籍手続きの完了を条件としてイレンキーと長期契約を締結したことを明かしているものの、契約期間や移籍金などは非公開としている。  それでも、イギリスメディア『BBC』によると、2700万ユーロ(約49億円)に300万ユーロ(約5億4700万円)のボーナスが付随する契約になった模様で、コヴェントリーにとってはクラブ史上最高額の移籍金で獲得した選手になったという。  また、この結果、イギリスメディア『TNT Sports』によると、フランク・ランパード監督が率いるコヴェントリーは今夏の移籍市場でクラブ史上最高額の移籍金記録を4度も更新したこととなり、昨シーズンのチャンピオンシップ(イングランド2部)を1966−67シーズン以来2度目の優勝を果たし、25年ぶりに戦うプレミアリーグに向けて準備を進めていることが明らかになっている。  現在20歳のイレンキは2024年3月にノアシェランの下部組織に加入し、同年9月にトップチームデビューを果たした。2025−26シーズンは34試合に出場し、シーズン終了後にはデンマーク・スーペルリーガ(デンマーク1部)の年間最優秀若手選手賞に選出されたほか、同リーグにおける2025−26シーズンのベストイレブンにも選ばれた。  また、2025年5月にガーナ代表デビューを果たし、FIFAワールドカップ2026のメンバーにも選出。初戦のパナマ代表戦では終了間際に決勝点を挙げて勝利に導くなど、4試合に出場した。  移籍が決定したイレンキはコヴェントリーのクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。 「このクラブに来られてとても嬉しく思っている。クラブについては多くのことを聞いていたし、ここに来られたことを本当にポジティブに捉えている。監督とチームの計画やスタイルについて話をした際、とても気に入ったし、彼から多くのことを学べるのを楽しみにしている」 「日々、チームのために全力を尽くしたいと思っている。まだ若いから、監督や他の選手たちから学び、チームのために懸命に努力したい。ファンについてもたくさん聞いている。素晴らしいファンだと聞いているし、彼らの前でプレーするのが待ちきれないよ」

  • 「凄すぎる!」「伝説の試合」Jリーグ33年の歴史を塗り替えた“大記録”にファン興奮!「サッカーが盛り上がっとる」

    2026年08月08日 14:18
     Jリーグの新シーズンが、歴史的な盛り上がりとともに幕を開けた。

  • 「鬼木監督、すごいですね」超攻撃的采配で大逆転に導く!森保監督が鹿島指揮官に感嘆。そして選手以外でもう1人絶賛「W杯基準というか…」

    2026年08月08日 14:16
    [J1第1節]鹿島 4−3 横浜FM/8月7日/国立競技場  鹿島アントラーズは8月7日、J1開幕戦で横浜F・マリノスと対戦。16歳の三井寺眞に先制点、相手エースの谷村海那に2発を浴び、1−3で終盤を迎えたなか、王者の執念と鬼木達監督の辣腕が大逆転を呼び込んだ。  川崎フロンターレで数々のタイトルをもたらし、鹿島1年目の2025年にもJ1制覇に導いた52歳は、レオ・セアラのこの日2点目で1点差に迫った直後の85分に、徳田誉とチャヴリッチのFW2人を投入。L・セアラと鈴木優磨は残したままで、4トップのような形にした上、SBにMFが本職のアタッカー松村優太と林晴己を置いた。  超攻撃的な策で反撃の圧力を高めた結果、チャヴリッチが90+9分にPKで同点弾、90+12分にCKの流れから勝ち越し点を奪ったのだった。    現地国立で大激戦を見届けた日本代表の森保一監督は、「めちゃくちゃ良い試合じゃないですか。ハラハラドキドキ、興奮しまくりの本当に素晴らしい内容の試合」と絶賛。そして6学年下の“後輩”鬼木監督に触れ、次のように語った。 「鬼木監督、すごいですね。何回も試合終盤に追いつくとか、勝ち切るところを見てきましたけど、本当に鬼木監督のまくりはすごいなと思いました。追いついて逆転するところまで攻撃的にギアチェンジしていこうという、素晴らしい采配だったかなと思います」  森保監督はまた、北中米W杯からの好循環を感じたようだ。 「ワールドカップから日本のサッカーも、Jリーグでプレーする選手も刺激を受けて、世界のサッカーを見て『自分たちもやってやろう』というアグレッシブさが出ていました。この暑いなかで体力を温存しながら戦おうというメンタリティになってもおかしくはないような状況でしたが、とにかく出し切っていた。ボールをどちらのチームが制していくのかっていう球際のところも本当にバチバチと、サッカーの本質の部分とゴールに向かっていくところがすごく出ていました。  レフェリーもワールドカップ基準というか、ワールドカップで『これでも取らないのか』ってプレーをしていたことであったりっていうのは、同じ基準をイメージしながら、魅力あるプレーが続くジャッジをされていたなと思いました」  世界のサッカーカレンダーに合わせ、2026/27シーズンとして新たなスタートを切ったJリーグのコンセプトは「ここから、世界だ」。その言葉通り、あらゆる面で世界基準の戦いを目指していく。 取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部) 【動画】本当に3月まで中学生? マリノス16歳が鮮烈デビュー弾&神トラップで追加点演出

  • 「強力な選択肢だ」日本代表前主将、“元エース”に続いてトルコ行きの可能性?現地メディアが候補として報道「プレシーズンに試合に出ていない」

    2026年08月08日 14:00
     リバプールのエースだったモハメド・サラーは、トルコのトラブゾンスポルに移籍した。  プレミアリーグで数々の栄光を手にした「エジプトの王」が新天地に選んだのは、中東やアメリカではなくトルコだった。8月6日に2年契約が発表されている。  サラーが新たな環境でどのような活躍を見せるのか注目されるが、一方で続く選手が登場するかも気になるところだ。  リバプール専門サイト『Liverpool Echo』は6日、「サラーがトルコに呼ぶかもしれないリバプール選手」の5人をピックアップ。ダルウィン・ヌニェス、フェデリコ・キエーザ、ステファン・バイチェティッチ、コスタス・ツィミカスとともに、遠藤航の名前もあげられた。  同メディアは「エンドウもトルコのクラブにとって強力な選択肢だ」と報じている。 「守備的MFはリバプールとの契約が残り1年となっており、繰り返されている足のケガのリハビリでワールドカップから早くに戻ってきた」 「33歳の彼はまだプレシーズンツアーで試合に出ていない。お買い得価格で手に入れることができるかもしれない」    過去2シーズン、遠藤はアルネ・スロット前監督の下で出場機会に恵まれなかった。今季は新たにアンドニ・イラオラ監督が就任したが、契約残り1年ということもあり、クラブにとって長期的なプランに含まれていないことは想像にかたくない。  一方で、プロフェッショナル姿勢や常に準備が整っている安定感など、遠藤はベテランとしてチームに必要な存在のひとりという声も少なくないのは周知のとおりだ。  フィジカルの問題でワールドカップに出られず、つらい経験を経て迎える新シーズン、日本代表の前キャプテンはどこでどのような戦いを見せていくのか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部 【記事】「すごい額だったんで」日本代表主力が衝撃告白!3月にまさかの“サウジ移籍”を決断→反対された人物を明かす「絶対にやめて」  

  • ブライトンMFブオナノッテ、エルチェへのレンタル移籍が決定…背番号は「10」に決定

    2026年08月08日 13:51
     ブライトンに所属するアルゼンチン代表MFファクンド・ブオナノッテが、エルチェにレンタル移籍することが決定した。7日、両クラブが発表している。  なお、移籍期間は2026−27シーズン終了までとなっており、エルチェでの背番号は「10」を着用することが明らかになっている。  2004年12月23日生まれで現在21歳のブオナノッテは、2023年1月にアルゼンチンのロサリオ・セントラルからブライトンへ移籍。2023−24シーズンは公式戦36試合に出場していたが、途中出場の試合も多くあったため、さらなる出場機会を求めてブライトンとの契約を2028年6月30日まで延長すると同時に、2024年8月にレスターにレンタル移籍を果たした。  そして、2025年9月にはチェルシーにレンタル移籍したが、半年でブライトンに復帰すると、2025−26シーズン後半戦はリーズにレンタル移籍となっていたなか、2026−27シーズンはキャリアで初めてラ・リーガ(スペイン1部)でプレーすることになった。  なお、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、レンタル移籍契約に買い取りオプションなどは付随してないという。  3シーズン連続で武者修行に出ることになったブオナノッテについてブライトンのスポーティング・ディレクターを務めるマイク・ケイブ氏はクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。 「ファクンドはクラブ加入以来、成長を続けている才能ある若手選手だ。今回のレンタル移籍は、彼にとってヨーロッパのトップリーグの一つで定期的にプレーする機会となる。この移籍は彼がさらなる経験を積むための素晴らしい環境になると確信しており、我々はシーズンを通して彼の成長を注視していく」

  • あとは移籍を待つだけ? ロドリがイビサで家族とリラックス バルセロナ加入へ交渉進展、シティは最初のオファーを拒否

    2026年08月08日 13:30
    マンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリが、イビサ島で休暇を過ごしている。

  • オランダの地で巻き返しを誓うテア・シュテーゲン 「状況は上手く進んでいる」、「戻ってきたという感覚がある」

    2026年08月08日 13:20
    今月4日、アヤックスはバルセロナからマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンを1年間の期限付き移籍で獲得したと発表した。 昨シーズンのエールディヴィジでは5位という不本意な結果に終わったアヤックスにとって、会心の補強と言えるだろう。スポーツディレクターのジョルディ・クライフ氏も「マルクは素晴らしいキャリアの持ち主であり、彼のクオリティは誰もが知っている。チームをすぐに強くしてくれるだろう」と期待を寄せている。 また、昨年夏に背中の再手術、さらに今年1月に太もも裏の筋肉の損傷によって長期離脱を繰り返し、バルセロナで正ゴールキーパーの座を失っていたテア・シュテーゲンにとっても、今回の移籍は巻き返しに向けた絶好機となる。 チームには4日の移籍発表直後に早くも合流。テア・シュテーゲン自身も新天地での活動に手応えを感じているようだ。 「状況は上手く進んでいるよ。ここ数週間、しっかりとしたトレーニングを行なうことができている。僕自身の目標は、なるべく早く試合に出られる状態になることだ。戻ってきたという感覚はある」(オランダメディア『Voetbal International』) 新シーズンのエールディヴィジは今週末に開幕し、アヤックスは9日にズヴォレとの対戦を予定している。テア・シュテーゲンが出場するかどうかが大きな注目点となりそうだ。

  • どれだけ鍛えてきたかが表われた鹿島の大逆転勝利の裏側。「僕の練習は長い」鬼木達監督の厳しくも愛のあるトレーニングで導き出された“アントラーズらしさ”

    2026年08月08日 13:17
    [J1第1節]横浜FM 3−4 鹿島/8月7日/MUFGスタジアム(国立競技場) 「本当に心臓に悪い」  試合後に話を聞いた鬼木達監督は苦笑いを浮かべていた。  国立での横浜との開幕戦に臨んだ連覇を目指す鹿島は「やってはいけないような失点の仕方してしまった」と指揮官が振り返ったように、常に先手を許す形で、58分までに1−3と2点のビハインドを追う苦しい状況となった。  しかし、ここからがまさに鹿島という“うっちゃり”ぶりを示す。  81分にはFWレオ・セアラが決めて横浜にプレッシャーをかけると、土壇場の90+9分にはVAR判定でPKを獲得し、チャヴリッチが決めて同点。そしてその3分後にはチャヴリッチが劇的な逆転弾を決めてみせた。  鬼木監督は改めて試合後の会見で振り返った。 「立ち上がりは自分たちがやってはいけないような失点の仕方をしてしまいましたが、今日は必ずタフな戦いになると送り出していたので、最後の最後まで諦めることなく、鹿島のメンタルの強さを最後は見せられたゲームだったと思います。ただ、連覇を狙うという意味ではあってはいけないような失点だったので、そこはしっかりと気を引き締めて次に向かいたいと思っています。  失点もそうですが、全体を通して特に前半は球際のところで相手のほうが気持ちが表われていたと思いますし、近くにいてもそこをつぶせないとか、つぶしにいかないとか、そういうシーンが非常に多かった。後半が始まる前に、やり方云々ではなくてそこのところをもう1回こだわろうと話しました。   前半の攻撃に関しては、思った以上に、恐らく開幕戦ということで気負っていたところはあると思います。チーム全体として後ろのビルドアップで少し後ろに重たくなって、結局それが守備になっても重く、コンパクトにならなかった。なので攻守で、自分たちの戦い方からしたら、攻撃をもっとスムーズにしないといい守備に入っていけないかなと思っています。常にいい攻撃からいい守備、というふうに頭にはあるので、テンポが上がらない理由としては少し相手を見すぎたというか、背後も行くけれども両方やってほしいという中で、そこが少し曖昧になってしまったかなと思っています」    19時半キックオフのゲームは、公式記録では気温29.4度で、かなり蒸し暑く、リーグ戦での最多入場者数記録を更新する6万3960人の観衆が詰めかけたゲームとあって熱気も充満。かなりタフなものとなり、足を攣る選手も続いた。  それでも尻に火が付いた面はあるだろうが、試合の終盤にあれだけ強度を維持し、一気に相手を飲み込んだ鹿島のタフさはやはり目を見張るものがあった。普段のトレーニングでどれだけ意識高く、自分たちを追い込んでいるかがよく表われたシーンと言える。 「自分でも『これ』というものがあるか分からないですけれども、日頃のトレーニングだと思います。自分のトレーニングは、最近の傾向と少し違って練習も長く強度も必要な時は出してもらっています。鹿嶋の気候というものもあるんですが、こっち(東京)ほど蒸し暑くないのでやれる時はとにかくガンガンやるということは自分が就任してから大きなことかなと思います。ただ、今日のような鹿嶋と違う気候でやるのは実際きつかったと思いますが、特に足が止まるか止まらないかは頭のほうだと思うので、そこが切れなかったというのがいい方向に進んでいるのかなと思っています」  会見でそう背景を語った鬼木監督は、試合後、再び「僕の練習は長いですから」と冗談まじりに語ってくれたのも印象深い。  猛暑のなか練習時間は長ければ長いほど良いわけではなく、選手のコンディションや集中度合いが大切になってくる。  それでも時間が長くなったとしても、選手たちを焚きつけ、鍛え、大事な時に最大の力を発揮させる鬼木監督のマネジメントは、やはりさすがと言える。  その裏には誰よりも強い勝利への渇望と、誰よりも選手を愛する人柄があることは周知の事実だ。  確かに3失点したように、開幕戦のパフォーマンスぶりは褒められたものではなく、課題は多い。自分たちでボールを持って主導権を握りたいとの理想のスタイルを目指すには道半ばだ。新戦力のマテウス・ブエノらとの融合にも時間はかかりそうである。  それでも最後は鹿島が勝っているという“らしさ”を表現した開幕戦からは、日々、どれだけ自分たちを追い込んでいるのか、鍛えているのか、その勝負強さの根源を見たような想いになった。 取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部) 【画像】小野伸二や中村憲剛らレジェンドたちが選定した「J歴代ベスト11」を一挙公開!

  • 惜敗の浦和が表現した“貴裁イズム”。薫陶を受けた宮本優太は「一番大きく変わっているところ」を実感

    2026年08月08日 13:07
    [J1第1節]G大阪 4−3 浦和/8月7日/パナソニックスタジアム吹田  目まぐるしくスコアが動く“シーソーゲーム”。二度目の警告で退場処分を受けた浦和のマテウス・サヴィオが22分にピッチを去ると、劇的に変化したゲーム展開は、浦和にとって、残酷な結末となった。  ともに新体制で迎えたG大阪と浦和の開幕戦。一度はスコアを3−2とひっくり返し、逆転した後、ウェルトンのシュートで被弾した84分のシーンに、ゲームキャプテンを務めた宮本優太はこう言って悔しさを募らせた。 「相手は僕が股下を狙ってシュートブロックに入ることを見越していたのか、結果的に股を抜かれてしまいました。疲労があったのか、自分が予測し過ぎて身構えてしまったのか、そのあたりはまだ整理できていません。ただ、自分の中では狙いを持ってプレーできていたからこそ、悔しさは残っています」  86分に勝ち越し点を奪われ、3−4。黒星スタートとなった浦和だが、新体制の可能性を十分に見せつけたと言えるだろう。10人の状況で前半終了間際に逆転ゴールを喫し、精神的なダメージが大きいゲーム展開にも、浦和は決して屈しなかった。  ハーフタイムを機に「戦術的な修正」(者貴裁監督)を施した浦和は、中盤中央の渡邊凌磨と笹修大が“前プレ”を敢行し、後方はマンツーマン気味に対応。また守から攻へ転じる際にはボールホルダーを積極的に追い越し、果敢に相手ゴールへベクトルを向けた。   “前へ、前へ”。78分の金子拓郎の同点ゴールや80分の南野遥海の逆転ゴールは、その産物だった。京都で2シーズンにわたって者監督から薫陶を受けた宮本は、チームメイトが勇敢に“者貴裁イズム”を実践する姿を前に、こう言って目を細めた。 「前へ出ていく力だったり、ボールを受けて前を向いて1人剥がすことだったり、ボールを失っても違う選手がすぐ奪い返しに行くところだったり、そういう部分は者監督のサッカーだったと思います。  当たり前のことかもしれませんが、今までの僕たちには少し足りなかった部分でもある。者監督になって、一番大きく変わっているところなのかなと思います」  もちろん、前傾姿勢に偏り過ぎることなく、戦況に応じて帰陣が必要と判断すれば、自陣ゴール前から最も遠いポジションにあたるCFもその労を惜しまない。  1−2で迎えた後半の立ち上がり、スクランブル態勢で攻める浦和を逆手に取り、3点目を仕留めようとしたG大阪のアタックを、ゴール前まで戻った小森飛絢が摘み取る場面もあった。 「そういうプレーをやらないと試合には出られない」と小森。また宮本は点を取ること以外の付加価値を示した背番号17の姿に“者貴裁イズム”を見たという。 「現代のサッカーで、それがフォワードに求められる仕事かと言われると、そうではないかもしれません。でも、チームの状況を考えて、自分の判断であそこまで戻ってプレーしてくれた前線の選手たちには、本当に感謝しかありません。  そういう気持ちを引き出してくれたのが者さんなのであれば、それも者さんが来てくれた理由の1つなのかなと思います」  同点ゴールを決めた金子の言葉を借りれば「この世界は結果がすべて」。それでも10人の浦和は、ベンチで見守った福井光輝が「魂の試合を見た」と心を震え上がらせるほどの熱いゲームで、最後の最後までG大阪に食い下がった。  新体制の初陣を勝利で飾れなかったことに賛否はあるだろう。ただ、開幕戦の浦和は敗れてもなお、「記憶にも記録にも残る」(者監督)チームだった。 取材・文●郡司聡(スポーツライター) 【記事】「私は過ちを犯した」開幕戦で“痛恨レッド”→逆転負け。浦和10番が試合後に胸中を明かす「謝罪だけでは不十分なのは分かっています」  

  • 3アシスト記録してもおかしくなかった!?  後半から入った松村優太は鹿島劇的逆転勝利の影の立役者に 「ビハインドで入ったということは、勝たせることが自分の目的」 

    2026年08月08日 13:00
    鹿島アントラーズは、7日J1開幕戦で横浜F・マリノスと対戦し、4-3の逆転勝利を飾った。

  • レアルMFマスタントゥオーノ、フィオレンティーナ加入が決定! 1年間のレンタル移籍

    2026年08月08日 12:55
     レアル・マドリードに所属するアルゼンチン代表MFフランコ・マスタントゥオーノが、フィオレンティーナにレンタル移籍することが決定した。7日、両クラブが発表している。  現在18歳のマスタントゥオーノは、2025年8月にリーベル・プレートからレアル・マドリードに加入。2025−26シーズンは公式戦35試合出場で3ゴール1アシストを記録した。また、史上最年少出場記録保持者でもあるアルゼンチン代表では、FIFAワールドカップ2026メンバーに選ばれなかったものの、これまで4試合に出場している。  そんなマスタントゥオーノは期待されたパフォーマンスを披露するのに苦労している状況から、今夏は武者修行に出る可能性が浮上していたなか、2026−27シーズンはフィオレンティーナでプレーすることが決定した。なお、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、買い取りオプションやレンタル移籍期間の延長といった条項は付随していないという。  2027年6月30日までとなる契約でフィオレンティーナ加入が決定したマスタントゥオーノはクラブ公式サイトを通じ、「僕にとって特別な一日だ。ここに来ることを強く望んでいたし、この街がとても気に入っている」と喜びを口にしつつ、「素晴らしい歴史を持つクラブだからだ。これほど重要なクラブでプレーできることを楽しみにしている」と同クラブ加入を決めた理由について語っている。

  • 招待枠で大会参加も控えチームで参戦? 背景にブラジルとの親善試合か 東南アジア1番を決める大会でインドの対応が物議

    2026年08月08日 12:45
    今年9月から10月にかけて開催されるFIFA ASEANカップ。この大会はFIFAが新たに設立した東南アジアで1番を決める大会で、タイやベトナムなどの東南アジアの国々に加え、インドや香港なども招待国として参加することが決まっている。この大会の賞金総額は400万ドル(約6億円)を下回らない見込みで、参加国にはそれぞれ12万5000ドル(約2000万円)が支給されるほか、成績に応じて追加の賞金も用意されている。 この大会に招待枠で参加するインド。現在FIFAランキングは138位でサッカーにおいては決して強豪とはいえない立ち位置にある。とはいえ国内のサッカー熱は徐々に高まっており、今回の大会参加は代表チームの強化を図るうえでも貴重な機会となるだろう。しかし、そんなインドがこの大会に控え中心で参戦することを検討しているという。 インドのメディア『The Times of India』によれば、インドは10月3日にブラジル代表との親善試合が予定されているとのこと。ASEANカップは10月3日まで開催され、ブラジル戦と大会決勝の日程が重なることが問題となっている。インドサッカー連盟(AIFF)は両大会に同じ強力なチームを派遣することはほぼ不可能と考えており、どちらか一方の試合に主力選手を送る必要に迫られているという。 同メディアによれば、AIFF(インドサッカー連盟)はブラジル代表との親善試合に注力する方針だという。その理由はインドがブラジルと対戦するのは史上初めてのことで、この試合に6億〜7億ルピー(約10億〜11億円)の費用がかかったとされているためだ。ワールドカップ5度優勝しているブラジルとの試合は、インドの選手たちにとって一生に一度あるかないかの超貴重な機会でもあり、ブラジル戦を優先する方針。代わりにASEANカップにはU-23チームを送り込むことを検討しているという。 しかし、この要請はFIFAに却下されたと報じられている。AIFF(インドサッカー連盟)の副事務局長を務めるサティヤナラヤン・ムティヤル氏は、控えチームでの参加が認められなければ、ASEANカップからの辞退も検討する考えを示しているという。 また、ベトナム紙『Thanh Niên』によれば、インドが仮に大会を辞退した場合でも急激なスケジュール変更を強いられることはないものの、大会そのものの価値が低下することが懸念されているという。実際、インドと同じく中国も当初は同大会に招待されていたが、すでに参加を辞退している。中国メディアによれば、同大会への出場は来年のアジアカップや2030年ワールドカップ予選に向けた強化につながらないと判断したことが理由だという。 『Thanh Niên』は「インドと中国の相次ぐ動きは、2026年FIFA ASEANカップの魅力に影を落としている。一方でこの2カ国の判断は大会が抱える課題も浮き彫りにしている。東南アジアのサッカーのレベルがさらに向上しなければ、今後もこの大会への関心を高めることは難しく、強豪国からの関心を得ることは難しいだろう」と指摘している。

  • 「溢れ出る彼女感」「可愛すぎる!」サッカー好き元人気アイドル、J開幕戦の自然体な“観戦ショット”が話題!「ホントに好きなんだな」

    2026年08月08日 12:42
     アイドルグループ「日向坂46」の元メンバーで、芸能界屈指のサッカー好きとしても知られる影山優佳さんが8月7日、自身のXを更新。同日に国立競技場で開催された横浜F・マリノス対鹿島アントラーズを観戦したことを報告した。  新シーズンの幕開けとなった一戦は、両チームがゴールを奪い合う激しい展開に。最後は鹿島が4−3で横浜FMを振り切り、開幕白星を飾った。  そんな熱戦をスタンドから見届けた影山さんは、ピッチをバックに撮影した写真を公開。カメラ目線でウインクをしながら笑顔を浮かべる、自然体な姿を披露している。    投稿では「Jリーグ開幕!横浜F・マリノスと鹿島アントラーズの試合を観に行きました。アツい!アツすぎる!」と興奮気味に報告。「両チームとも、強みや可能性をみつけられるような試合展開で、今後の試合展開もすごく楽しみです!」と振り返った。 「スーパールーキー三井寺選手の初ゴールも見られて嬉しかったです!DAZNで先日紹介させていただいた徳田選手もゴールかと思いきや…!その点でもハラハラさせていただきました。  そして!初めてサッカーを見に来てくださったみなさん!久しぶりに来てくれたらみなさん!テレビつけてたらやっててそのまま見てくれたみなさん!サッカーに関わってくださりありがとうございます!!!」  これにはファンからも「ウインク!影ちゃん可愛すぎる!」「楽しそう」「サッカー愛が溢れすぎてて泣ける」「溢れ出る彼女感」「この試合生で見れたのは羨ましい!」「めちゃくちゃ可愛い」「ホントにサッカーが好きなんだな」といった声が上がっている。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部 【画像】「めちゃくちゃ可愛い」ファンも釘付け! 影山優佳の自然体な“Jリーグ観戦姿”!