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2026年07月02日 05:01
阪神の下村海翔投手(24)が2日の中日戦(甲子園)でプロ初登板初先発することが1日、決まった。2023年度ドラフト1位で青学大から24年に阪神に入団。即戦力右腕として期待されながら、同年4月にトミー・ジョン手術を受け、リハビリに時間を費やした。ついに立つことになった甲子園のマウンドで、恩返しの投球を披露する。 2日の早朝まで降る雨は、下村がきれいな虹をかけるための予兆なのだろう。登板前日、多くの報道陣に囲まれ「緊張とか不安とかの方が大きい」と正直な思いを打ち明けた。決して負の感情ではない。「投げられない時は、こういう緊張感とか不安とか、マウンドに上がれる喜びとかも感じられなかった」。久しぶりに芽生えた気持ちがうれしかった。 この日の試合は雨天中止。伊藤将のスライド登板という可能性もあったが、藤川監督は「彼の持っている能力が出ることを期待しています」と予定通りに送り出すことを決断した。プロ初先発初勝利となれば21年の西純以来、5年ぶりとなる。 聖地のマウンドはアマチュア時代も、ファームで過ごした期間も立ったことはない。すでに前売り券は完売。その姿を待ちわびた虎党が背中を押してくれる。「このまま投げられずに終わるんじゃないかという不安もあった。まずここに戻ってこられた、勝負できる立場にこられて少しホッとしている」。あとは恩返しを果たすだけだ。 リハビリ中、家族やトレーナー、ファンなど多くの人の支えがあった。「それが踏ん張れた要因」とどん底から救ってくれた。「元気にマウンドでしっかり投げている姿を見せることが、一つの恩返しになるのかなと思う」。未完の大器がようやくベールを脱ぐ。 2軍では5月22日のオリックス戦(SGL)で初登板。6月21日の同戦(豊中)は7回1安打無失点に抑えるなど、4登板で計16回を4失点と防御率2・25の好結果を残してきた。初めて味わう1軍の舞台も、ドラ1右腕なら力を発揮できる。 先輩たちから金言も授かった。この日の練習前に、同じリハビリ期間を過ごした高橋からは「緊張することは当たり前。そんなに気にしなくていい」と励まされた。大竹からは「調子がいい悪いとか、そこに左右されないようにしっかりやることをやったらいい」と助言された。そんな言葉も心に刻みながら、プロとしての第一歩に向かう。 「阪神の19番は下村と言われるように」という目標を掲げた、新入団会見から568日。いばらの道を乗り越え、デビューを迎える。「言葉で感謝も伝えたいですけど、マウンドに上がっている姿を見せられたらなと思います」。一つの夢が、長い年月をかけて実現する。 ◆勝てば西純以来 阪神のドラフト最上位入団投手がプロ初登板を勝利で飾れば、西純以来となる。高卒2年目の21年5月19日ヤクルト戦に先発し、5回無失点で白星を挙げた。なお直近の登板は、25年3月30日広島戦での伊原。中継ぎで登板し2回無失点ながら、勝敗には無関係だった。
2026年07月04日 12:58
大谷は6回3失点で降板
【MLB】ドジャース ー パドレス(日本時間4日・ロサンゼルス)
ドジャースは3日(日本時間4日)、本拠地でのパドレス戦に臨んだ。「1番・投手」で投打同時出場した大谷翔平投手は6回3失点で降板。しかし7回、テオスカー・ヘルナンデス外野手が起死回生の逆転満塁弾を放ち、場内は興奮のるつぼと化した。
0-3で迎えた7回の攻撃だった。先頭のムーキー・ベッツ内野手が四球を選んで出塁すると、続くマックス・マンシー内野手が右前打で続いた。ここで好投を見せていたマイケル・キング投手が降板となり、エイドリアン・モレホン投手がマウンドに上がった。
カイル・タッカー外野手はカウント2-0からバットを出すが、二塁の正面に転がった。万事休すかと思われたものの、これをジェイク・クロネンワース内野手が後逸。オールセーフとなり、一転して満塁の好機を作った。
その初球だった。戦線に復帰したばかりのT・ヘルナンデスが低めのスライダーを振り抜いた。打った瞬間に確信する一発がバックスクリーンに消え、逆転グランドスラムに場内は大興奮だった。(Full-Count編集部)
2026年07月04日 12:44
◆打撃では6回まで3打席連続凡退
ドジャースの大谷翔平選手(31)が3日(日本時間4日)、本拠地ドジャー・スタジアムでのパドレス戦に「1番・投手」で先発出場。6回7安打3失点でマウンドを降り、今季9勝目はお預けとなった。
初回、1番・タティスJr、2番・クロネンワースに連続四球を与えると、一死後、4番・シーツに右前適時打を許し先制点を献上。なおも一死一、三塁のピンチだったが、5番・フランス、6番・メリルは連続三振に仕留め最少失点スタートとなった。
初回だけで29球を要したものの、2回からは制球が安定し2イニング連続3者凡退。4回もテンポ良く二死を奪い1回途中から10者連続アウトをマークしたものの、二死無走者でメリルに2ボール後の99.5マイル(約160.2キロ)の直球をバックスクリーン左に叩き込まれ2点目を失った。
5回は二死一、三塁で3番・マチャドを三ゴロに退け無失点。6回は二死からメリルに左前打を許すと、続く7番・ボガーツに右翼線を破られる適時二塁打を許し3失点目となった。続くソン・ムンソンには遊撃への内野安打と二盗を許し二死二、三塁のピンチ。それでも最後は9番・ドゥランを99.5マイル(約160.2キロ)の直球で一邪飛に退け踏ん張った。
今季14登板目は6回110球、7安打3失点、9奪三振2四球の内容で降板。試合前1.58だった防御率は1.79となった。
前日の同戦で17安打12得点と爆発したドジャース打線だったが、この日はパドレスの先発右腕・キングの前に6回まで2安打無得点。打者・大谷も二ゴロ、左飛、右飛と、第3打席までキングに封じられた。
2026年07月04日 12:31
「第108回全国高校野球選手権広島大会」(28日・決勝)が4日、マツダスタジアムで開幕した。降雨のため入場行進は中止となり、コンコースに参加91校の主将が集まり、実施された。
選手宣誓は、呉工の田淵晴貴主将(3年)が務め、「一球一球に魂を込め、仲間を信じ、最後まで正々堂々、全身全霊でプレーする」と力を込めた。
学校史上2度目の大会4連覇目指す広陵の曽根丈一郎主将(3年)は「4連覇がかかっているというのは、先輩方がつないできてくださったバトン。自分たちも続けられるように」と意気込んだ。
昨夏は、決勝で広陵に敗れた崇徳の新村瑠聖主将(3年)は「やっと夏が始まったという思い。自分も最後なので本当に楽しみ。初戦まで1週間。細かいところを確認していきたい。50年ぶりの広島大会優勝と、50年ぶりの甲子園での勝利を目標に、頑張りたい」と闘志を燃やした。
昨夏の8強の広島商・中本拓志主将(3年)は「自分たちの目標は全国制覇。まず、この広島県を制覇したい。優勝できるように頑張っていきたいと思います」と前を向いた。
開幕戦に予定されていた広島国泰寺−庄原格致は、雨のため中止。翌5日、電光石火きんさいスタジアム三次での第3試合に変更となった。
2026年07月04日 12:23
「練習試合、大学代表−ENEOS」(4日、バッティングパレス相石スタジアムひらつか)
「ワールド カレッジ ベースボール チャンピオンシップ」(11日開幕、台中)に向けた大学日本代表の直前合宿が4日、神奈川県平塚市内で第3日を迎え、ENEOSとの練習試合が行われた。
2026年07月04日 10:40
3日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した佐伯貴弘氏が、この日から登場した中日の新マスコット・ブラックドアラについて言及した。
90周年広報アンバサダーであるサカナクションの山口一郎さんの発案を受けて登場したブラックドアラ。この日の巨人戦(バンテリンドーム)から初登場した。
ブラックドアラの登場に佐伯氏は「悪そうな顔してますね」と話し、「ドアラの刺激になっていいかもわからないですね」との見解を述べた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年07月04日 10:30
阪神の百崎蒼生内野手(20)が4日、兵庫県尼崎市の「日鉄鋼板SGLスタジアム」でのファーム残留練習に合流した。
2日に今季2度目の1軍昇格を果たした百崎は同日の中日戦(甲子園)の九回に代打でプロ初出場。見逃し三振に倒れた。翌3日の広島戦(甲子園)でも三回に同じく代打で出場したが、空振り三振に倒れていた。
高卒3年目の今季、ファームでは打率・241、3本塁打、14打点の成績を残している。
2026年07月04日 10:10
3日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した谷繁元信氏、佐伯貴弘氏、大矢明彦氏が、今季限りでの現役引退を表明したソフトバンク・中村晃について言及した。
谷繁氏は「僕も現役何年か一緒にやっているんですけど、相手が嫌がるバッターでしたね」と話すと、佐伯氏も「谷繁さんがおっしゃるのと同じで、この選手が出てきたら嫌だったです。数字以上の印象度をすごく感じましたね。いいバッターがまた1人去るのかという思いですね」と引退を寂しがった。
大矢氏は「これは自分で決着をつけたので、もったいないなと思います。今2人が言っていたけど、相手が嫌がるしぶとさ、このバッティングは後輩に伝えて行って残して欲しいなと思いますね」と話していた。
中村晃はここまでプロ19年間の通算成績は1654試合に出場して、打率.274、1520安打、69本塁打、555打点。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年07月04日 09:13
6月は25試合出場で打率.286、7本塁打、20打点
メジャーリーグ機構は3日(日本時間4日)、6月の月間最優秀新人賞を発表し、ブルージェイズの岡本和真内野手がア・リーグで初受賞した。
2026年07月04日 08:15
球団公式Xが公開
【MLB】マリナース ー Bジェイズ(日本時間4日・シアトル)
ブルージェイズの岡本和真内野手は3日(日本時間4日)、敵地シアトルでのマリナーズ戦に臨む。試合前には、マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏に挨拶する場面があった。
ブルージェイズの球団公式X(旧ツイッター)は「日本の球界の至宝 イチローと、我々の月間最優秀新人!」として交流する場面を紹介した。岡本は球団ロゴが描かれた青のTシャツを着用し、外野付近でイチロー氏に挨拶した模様だ。
岡本はこの日、6月のア・リーグ月間最優秀新人賞を受賞した。6月に25試合に出場し、打率.286、7本塁打、20打点を記録。新人では本塁打数でリーグトップ、打点2位タイ。長打率.560は2位、OPS.916は3位と好成績を残した。(Full-Count編集部)
2026年07月04日 08:00
「阪神1−5広島」(3日、甲子園球場)
阪神・今朝丸裕喜投手(20)が、3日の広島戦(甲子園)でプロ初登板を果たした。報徳学園野球部のコーチとして、今朝丸を3年間指導した元阪神の葛城育郎氏(48)がデイリースポーツに手記を寄せた。高卒2年目でプロ野球選手として、ひとつのスタートラインに立った教え子に愛のあるエールを送った。
◇ ◇
今朝丸、プロ初登板おめでとう。個人的には、3年目くらいで1軍の舞台を踏めれば、と思っていたので、期待以上に成長してくれていることに少し驚いているよ。
初めて会ったのは、今朝丸が高校1年生の春。昨日のことのように覚えています。身長は高かったけれど、本当に細かった。投げ方のバランスも悪くて…。顔つきも時折不安そうな表情をする子で、初登板で見せたような落ち着きはなかったと記憶しています。
それがセンバツで甲子園を経験した頃からかな…グッと顔つきが変わったように思います。3年生になった頃には、しっかり自分の意見を言えるようになってきました。上の代がいなくなり、自分が最上級生になったことで自覚が芽生えたんだろうね。
さて、冒頭では「おめでとう」と言ったけれど、「プロ初登板できて良かった」とは思いません。なぜなら、まだスタートラインに立っただけだから。指導者としては、どうしても「まだまだ」という目線で見てしまいます。
高校時代、ブルペンの打席に立って今朝丸の球を見た時、あえて厳しいことを言ったことがあったね。「打てるなと思う」。現役時代、ある程度はやってきた元選手の目から正直に言わせてもらいました。あれから時が過ぎました。今の球について一言、言うとするならば。
打てない球になった……と思いたい。今はそれくらいにしておきます、期待も込めてね。
あれ以来、一度もブルペンで今朝丸の球を見る機会がないので分からない、というのが正直なところです。画面越しで見るのと、打席で見るのとでは全く景色が違いますから。
ファームの映像を見る限り、成長はしていると思う。直球は140キロ台後半〜150キロが出るようになっているので、成長曲線としては良いと思う。だけど、もっともっと直球で押し込んでいけるよ。
先日、うちのお店(鶏料理専門店「酒美鶏 葛城」)に来てくれた時には、その辺りのことで壁にぶつかっているようでしたね。「もっと押し込めるはずなのに、なんでだろう」という気持ちがあるんだと思います。
だからこそ、もっともっと直球で1軍の打者を抑え込めるようになって、初めて「良い球を投げるようになったな」と言ってあげたい。その時には、またブルペンの打席に立って、その球を見てみたいものです。
2026年07月04日 08:00
「阪神1−5広島」(3日、甲子園球場)
タフな日程も乗り越えて天敵左腕を攻略じゃ!広島が三回に一挙5得点を奪って快勝。これまで散々苦戦を強いられてきた阪神・大竹に対して6安打4適時打を集中させ、KOすることに成功した。先発・森は7回2安打1失点で待望の今季初勝利。前日は横浜でナイターでの5時間超え死闘を演じていた中、移動ゲームで勝利。チームは引き分けを挟んで2連勝となった。新井貴浩監督の主な一問一答は以下の通り。
◇ ◇
−森が好投。
「ナイスピッチングだった。今までいいピッチングしても、なかなか勝ちをつけてあげられなかったので。今季初(勝利)ということで、本当に良かったと思います」
−中軸の前に走者を出さなかった。
「良かったと思います。真っすぐのキレもあったから、落ちるボールも振ってくれていた」
−三回の5得点は森のヒットから。
「あそこからだからね。森から6本打ったのかな。昨日は延長で長い試合をして、横浜から移動ゲーム。選手も疲労はあったと思うけど、見事な攻撃だったと思います」
−疲労もある中で練習も工夫。
「今日はパッとやってすぐ上がりなさいということで」
−4日は村上が相手。
「タイガースのエースなので。そう簡単には点は取れないと思う。何とかピッチャー陣で粘ってロースコアの展開に持ち込めたらと思います」
2026年07月04日 08:00
阪神は3日、育成ドラフト1位の神宮僚介投手(23)=東農大北海道オホーツク=と支配下契約を結んだと発表した。
2026年07月04日 08:00
「阪神1−5広島」(3日、甲子園球場)
ようやく手にした白星をかみしめるように言葉を紡いだ。広島・森翔平投手が7回2安打1失点の好投で今季初勝利。敵地でのヒーローインタビューで、「本当に勝ててうれしい」と充実感をにじませた。
初回から丁寧に攻めた。「本調子ではなかった」と振り返りつつも、四回まで1安打投球。5点リードの五回は先頭の前川に右翼席への2号ソロを浴びるも、後続を3人で片付け、流れを渡さなかった。
六回には見事な“足技”を披露した。先頭高寺の強烈な打球がワンバウンドで左ふくらはぎ付近に直撃するも、冷静に処理して投ゴロに。「トラップしました。最近、サッカーを見ているので、その習慣のたまものです」とにやり。決勝トーナメントが行われているW杯で活躍するスター選手ばりの足さばきで、ピンチの芽をつんだ。
開幕から好投を続けながらも、試合前まで5試合連続で勝ち星なし。常々、「打線との兼ね合いもあるので気にしていない」と淡々と語っていた左腕だが、白星への思いは隠しきれなかった。5月27日・ロッテ戦(マツダ)では、全身白コーデで球場入り。意地の“願掛け”も時間を空けて功を奏し、6度目の先発で今季初星をゲットした。
6月に母校の関大が全日本大学選手権で54年ぶりに優勝。「中継を見ていた。感無量でした。本当に力をもらった」と刺激を受けてこの日を迎えていた。「これから(白星を)積み重ねていきたい」と森。夏場にフル回転し、ここから巻き返していく。
2026年07月04日 08:00
「阪神1−5広島」(3日、甲子園球場)
広島が三回に一挙5得点で天敵の相手先発・大竹耕太郎投手をKOして引き分けを挟んで2連勝。5時間超えの死闘翌日の移動ゲームというタフな日程をものともしなかった。先発・森は主砲・佐藤輝を3打数無安打に封じるなど7回2安打1失点で待望の今季初勝利を挙げた。デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は森について「球の切れと内外角を恐れず攻める大胆な投球が好結果を。この1勝がもたらす精神的な価値も大きい」と指摘した。
◇ ◇
森は待望の今季初勝利を、文句のない内容でつかみ取った。森下、佐藤輝、大山の強力クリーンアップを誇る阪神打線を相手に7回2安打1失点。球威や細かいコントロールでねじ伏せるタイプではないが、打者の手元で伸びる球の切れと、内外角を恐れず攻める大胆な投球が、好結果をもたらした。
三回にはカープキラーの大竹から自ら左前打を放った。この一打をきっかけに大量5点の援護をもらったのも大きかった。走者に出て先制のホームを踏んだが、攻撃時間が長く休息も十分あり、その後の投球にも影響がなかった。
1番から始まる六回は、先頭の高寺の打球を左足に受けながら素早く処理してアウトを奪った。強力クリーンアップを迎える前に先頭打者を出さなかったことも勝利につながった。
投げて、打って、守って三拍子そろった活躍での白星。今季は開幕ローテーションを手にしながら故障で戦列を離れ、復帰後も白星に恵まれなかった。「また勝てないのでは」との思いが頭をよぎっても不思議ではない。それだけに、この1勝がもたらす精神的な価値も大きい。
2026年07月04日 08:00
「阪神1−5広島」(3日、甲子園球場)
阪神は連敗を喫した中、高卒2年目の今朝丸裕喜投手(20)が、2番手として四回からプロ初登板。六回に背負ったピンチも切り抜け、3回2安打2奪三振無失点という鮮烈なデビューを飾った。序盤からの劣勢で重い空気が漂った中、将来のエース候補が放った光に、虎党は夢を見た。
◇ ◇
25年2月15日、報徳学園卒業式の日。まだ表情にはあどけなさも残る今朝丸は、仲間と肩を組み写真に写っていた。そして卒業式を終え、ある決意を語った。
「小園選手に並べるっていうか超えられる活躍がしたい」
小園は2018年度ドラフト1位で指名を受け、広島に入団。25年には首位打者と最高出塁率を獲得している。ポジションは違うが、プロの世界で活躍する先輩の姿はまぶしかった。部内でもいまだにすごいOBとして名前が挙がるという。それでも全くひるむ様子はない。
「もし対戦する機会があったら、自分のピッチングで抑えられたら」
この日は六回先頭で対戦し、初球148キロの内角直球で左飛に抑えた。対戦する夢をかなえ、打ち取ることまで達成した。
卒業式の日にはこうも話した。「前までは学生だったけど、プロは社会人。厳しい戦いも乗り越えたい」。晴れの門出を終え、顔つきが変わった。先輩の大きな背中を目指し、さらなる成長を遂げる。(デイリースポーツ・河西俊輔)