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2026年02月26日 10:00
23日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した野村弘樹氏が、広島のドラフト3位・勝田成(近畿大)について言及した。 勝田はオープン戦初出場となった2月21日のDeNA戦で3安打すると、22日の日本ハム戦、23日のヤクルト戦でも1安打ずつ放ち、ここまでオープン戦の打率は.417。ドラフト1位・平川蓮(仙台大)とともに、アピールを続けている。 野村氏は「長打というよりも広角に打率を残せそうなタイプの選手なので、守り、足であったり、いろんなところでアピールできると良いなと思いますね」と評価した。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年02月26日 12:06
NPBエンタープライズは26日、3月開催の「2026 WORLD BASEBALL CLASSICTM」に出場予定の侍ジャパン選手に変更があったと発表した。
【出場辞退選手】
<投 手> 1 松井 裕樹 選手 (サンディエゴ・パドレス) ※コンディション不良のため出場辞退
【追加選出選手】
<投 手> 24 金丸 夢斗 選手 (中日ドラゴンズ)
2026年02月26日 12:05
日本野球機構(NPB)などは26日、WBC日本代表に選出していたパドレスの松井裕樹投手(30)がコンディション不良のため出場を辞退し、代わって中日の金丸夢斗投手(23)を追加選出したことを発表した。
松井は19日にパドレスのキャンプで初の実戦形式に登板したが、左脚付け根に異常を発症していた。
金丸は背番号24を背負う。
日本代表は当初メンバー入りしていた西武・平良、阪神・石井と救援陣に故障が相次ぎ出場辞退。楽天・藤平、西武・隅田を追加招集していた。辞退の3人はいずれも救援投手となった。
2026年02月26日 11:18
西武は26日、5月4日(月・祝)〜6日(水・休)のソフトバンク戦で、『ポケモンベースボールフェスタ2026』を開催すると発表した。
今年、シリーズ1作目の『ポケットモンスター 赤・緑』の発売から30周年を迎えたことを機に、プロ野球12球団とポケモンがタッグを組んだ。各球場でポケモンの特別演出や、スマートフォン向けゲームアプリ『ポケモンGO』のスペシャルイベントなどを実施。各球団のユニフォームを着せてもらったピカチュウや、それぞれの球団パートナーとして選ばれたポケモンがデザインされたオリジナルグッズを販売する。
西武球団の主催試合では、初日の4日(月・祝)にライオンズオリジナルポケモンTシャツを来場者に配布するほか、6日(水・休)までの期間中は人気キャラクターのピカチュウがベルーナドームに来場し、試合前には「ピカチュウのウェルカムハイタッチ」、試合後のイベントとして中学生以下を対象に「ピカチュウとハイタッチ!ベースランニング」を毎日開催。
さらに、ピカチュウが見守るなか、セレモニアルピッチに親子で参加できるイベントも実施予定だ。詳細は、決まり次第オフィシャルサイトなどで発表。
▼ 隅田知一郎
「ポケットモンスター30周年、おめでとうございます。小さいころから遊んでいたポケモンとのイベント開催、とても楽しみです。ライオンズの球団パートナーポケモンは「カエンジシ」と聞いて、獅子とマッチしていて面白いと思いました。ちなみに、僕が一番好きなポケモンは「ゴウカザル」で、カエンジシと同じほのおタイプです!期間中はライオンズオリジナルポケモンTシャツの配布やピカチュウとふれあえるイベントも開催するので、ぜひベルーナドームにお越しください!」
2026年02月26日 11:08
ロッテは26日、5月15日(金)〜17日(日)のオリックス戦(ZOZOマリンスタジアム)で、「ポケモンベースボールフェスタ2026 〜30年の想いをボールに込めて〜」ポケモン特別演出試合を開催することになったと発表した。
2026年02月26日 10:00
23日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した野村弘樹氏が、広島のドラフト3位・勝田成(近畿大)について言及した。
勝田はオープン戦初出場となった2月21日のDeNA戦で3安打すると、22日の日本ハム戦、23日のヤクルト戦でも1安打ずつ放ち、ここまでオープン戦の打率は.417。ドラフト1位・平川蓮(仙台大)とともに、アピールを続けている。
野村氏は「長打というよりも広角に打率を残せそうなタイプの選手なので、守り、足であったり、いろんなところでアピールできると良いなと思いますね」と評価した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年02月26日 09:00
23日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した谷沢健一氏と野村弘樹氏が、阪神・木下里都について言及した。
谷沢氏は「テイクバックちょっと小さくして強いボールがいく。変化球よりも、ストレートに魅力を感じましたよね。150キロ以上投げられるピッチャーですから、ボールの伸びというか、そういう意味では、石井大智クラスのピッチャーではないかなという感じがしましたね。セットアッパー、抑えの候補に上がるんじゃないですかね」と期待を寄せた。
野村氏も「球速はもちろんですけど、ボールが重そうに感じるんですよね。鉛を投げているようなね。バットの割れ方もそうなんですけど、重そうに感じるんですよね。芯で捉えても重さを感じるだろうし、芯を外されると飛んでいかないでしょうから。スピードプラス重そうに見える球質が武器ですね」と評価した。
木下は大卒社会人出身で今季2年目を迎える25歳の右腕。プロ1年目の昨季は一軍で11試合に登板して、1ホールド、防御率3.29の成績を残した。2年目の今季、一軍に定着できるか。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年02月26日 08:00
「阪神春季キャンプ」(25日、宜野座)
阪神が25日、沖縄・宜野座キャンプを打ち上げた。充実の25日間に藤川球児監督(45)は「どんな形でも一番高いところにいく」と総括。最終クールをチェックしたデイリースポーツ評論家の佐藤義則氏は投手陣について「村上、才木、高橋の3人がいれば、大きな連敗は考えづらい」と評価した。
◇ ◇
リーグ連覇へ、阪神がキャンプを打ち上げた。最後のクールを投手陣中心に見せてもらったが、「順調だな」という印象を持った。
24日に村上のブルペンを見たが、90球くらいの投球練習のボール、内容ともに素晴らしかった。
また才木については、ゲームでの登板を見たがしっかり判断できるほどの球数、イニングではなかったため、詳細は把握しきれていないが、昨年までと大きな変化は感じられない。裏返せば、これまで同様の成績は期待できるということだろう。
そして高橋が良かったころの力強さを取り戻してきた。ローテーションに組み込むか、登板間隔を空けながら起用するかは藤川監督の判断となるが、この3人がいれば、大きな連敗は考えづらい。
救援陣も十分に豊富な枚数を誇るのだが、できれば先発投手に白星をつけたい。KOされることの少ない布陣だけに、早い回で援護するという戦いができれば、選手もチームもより負担のない形で優勝を狙っていけるだろう。
2026年02月26日 08:00
「広島春季キャンプ」(25日、沖縄)
広島は25日、沖縄で行われていた春季キャンプを打ち上げ、新井貴浩監督(49)が「若い選手はいい競争をしていた」と総括した。
2026年02月26日 08:00
「広島春季キャンプ」(25日、沖縄)
広島は25日、沖縄で行われていた春季キャンプを打ち上げ、新井貴浩監督(49)が「若い選手はいい競争をしていた」と総括した。結果主義での横一線の競争が強調され続けた中、「昨年の春より、一つ上のレベルの競争ができている」と手応えをにじませた。
熾烈(しれつ)な競争へと導いたのは即戦力候補の新人たちだ。ドラフト1位・平川(仙台大)は対外試合デビューから6戦連続安打。ここまで全ての試合で1番起用されており、存在感が増している。同3位・勝田も二遊間でスタメン出場を続けており、守備力と速球に打ち負けない打撃が高い評価を受けている。
新井監督は新人たちの躍動を「想定内」と語る。抱いていた期待通りのプレーに「1年目からこれぐらい対応するだろうというものを見せてくれた」とうなずいた。佐々木、中村奨らの既存の若手も負けじとアピールを継続している。
一方で開幕投手について「まだ何も決まっていない」と強調するなど、競争は道半ば。レギュラー選手を定めていく時期に関しても「いつまでに決めたいとかはない。自然と決まってくるでしょう」と先を見据える。
メンバーの入れ替えも行う。ドラフト6位・西川、玉村、斉藤優、高橋がファームに合流し、塹江と育成ドラフト2位・岸本が1軍に昇格する。垣根なしのサバイバルはここから本格化していく。
2026年02月26日 08:00
ロッテの廣池康志郎は25日、『2026球春みやざきベースボールゲームズ』のオリックス戦に登板し、1回を無失点に抑えた。
1−6の9回に登板した廣池は、先頭の山中稜真を遊失で出塁を許すも、続く廣岡大志を遊併で2アウトとすると、最後は森友哉を遊飛に打ち取り、1イニングをわずか8球で片付けた。
廣池は2月18日の広島との練習試合で失点したが、2月15日のヤクルトとの練習試合でも1回をわずか8球で、三者凡退に打ち取るなど、少ない球数で1イニングを終えている。
◆ 昨季一軍を経験し大事な2年目
廣池はプロ1年目の昨季、プロ初登板・初先発となった6月21日のDeNA戦、初回は10球中8球がストレートと力で押し込む投球で三者凡退に抑えたが、2回に牧秀悟、筒香嘉智、戸柱恭孝に三者連続本塁打を浴び、2回4被安打3失点のホロ苦いプロ初登板となった。
初登板後は再び一軍のマウンドで投げるため、変化球でカウントを取ることを意識しファームで取り組むと、7月19日に再昇格。再昇格後はリリーフを務め、8月3日の西武戦、1−1の6回から登板し2回を無失点に抑えプロ初ホールド、9月17日のオリックス戦では、1−1の8回に登板し無失点に抑えると、直後の9回表に勝ち越し、嬉しいプロ初勝利を手にした。プロ1年目は18試合・20回1/3を投げ、1勝3敗4ホールド、防御率4.87で終えた。
プロ入り後初めてのオフは、「去年のシーズン途中から澤田(圭佑)さんが毎日やっている練習アップがあるんですけど、それを見て自分も合いそうだなと思って、気になっていました。澤田さんに言って、(山本)由伸さんとかお願いして、実際に一緒にできたみたいな感じです」とチームメイトの澤田圭佑、ドジャースで活躍する山本由伸らと自主トレを行った。
「本当に自分の体をしっかり操るというか、そういうのをテーマにやっていました」と振り返り、澤田や山本と自主トレを一緒に行ったことで、「一番は準備の大事さ。投げるための準備は本当に大事だなと改めて、この自主トレで学ぶことができました」と充実の時間になった。
都城春季キャンプでは2月2日にブルペン入りすると、7日にライブBPに登板し、山口航輝、小川龍成を相手に合計20球を投げ、安打性のあたりを1本に抑えた。
投球面で言えば、昨季はストレートの強さを求めていたが、「今年もストレートは一番自分の中で自信のあるボールなので、ストレートは継続して質の良いまっすぐを投げていこうかなと思います」と、変わらず力強いストレートを投げ込んでいくつもり。
キャンプ地の都城は廣池の地元だが、「特にやることは変わらないので、地元と思わず気楽にはできています。知り合いもたくさんくるので、頑張らないといけないなと思います」と、キャンプ地に訪れたマリーンズファンに丁寧にサインを書いていたのが印象的だった。
野球の話に戻すと、昨季、オールスター明けは一軍で経験を積み、2年目の今季にどう活かしていくかが、非常に大事になってくる。「去年もそうですけど、怪我したらもったいない。怪我なしで1年間過ごして、去年の成績に満足することなく、できれば先発で投げたいので、これからアピールして一軍でとにかく投げていきたいです」。ここまでの対外試合は1イニングでの登板となっているが、先発、リリーフ、どちらでの起用になっても、1年間一軍で戦いたいところだ。
取材・文=岩下雄太
2026年02月26日 07:51
◆ 7年ぶりMLB復帰に暗雲
シカゴ・カブスのタイラー・オースティン内野手(34)が右膝膝蓋腱のクリーニング手術を受け、開幕絶望となった。現地時間25日、MLB公式のジョーダン・バスティアン記者が報じている。
カブスのクレイグ・カウンセル監督は現地メディアの取材に対し、「彼は開幕ロースター入りの有力候補だったが、その選択肢は消えてしまった。他の選手にとってはチャンスと言えるだろう」とコメント。オースティンが復帰まで数ヶ月を要すことを明かした。
オースティンは2016年にヤンキースでMLBデビューを飾り、2020年からDeNAに加入。2024年には首位打者のタイトルに輝くなど、球団26年ぶりの日本一に貢献した。NPB在籍6シーズンで通算打率.293、85本塁打、OPS.945を記録し、昨季終了後に自由契約。昨年12月にカブスと1年125万ドルのメジャー契約を結んでいた。
2026年02月26日 07:50
株式会社NPBエンタープライズ、株式会社コナミデジタルエンタテインメント、ソニー株式会社の3社からなる NPB+製作委員会は26日、日本野球機構(NPB)公認のプロ野球速報アプリ「NPB+(プラス)」を2026年2月26日(木)より正式サービスを開始することになったと発表した。
2026年02月26日 07:30
西武ドラフト3位の秋山が練習試合で豪快アーチ
プロでの飛躍に期待が高まる快音となった。西武の秋山俊外野手は25日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎で行われた斗山ベアーズ(韓国)との練習試合に出場。今春、チーム初となる本塁打を放ち、ファンが「えぐーー!!」「半端ないです」と衝撃を受けている。
強烈な一打が飛び出したのは2点リードで迎えた4回。無死一塁で打席に入った秋山は、相手右腕の低めのボールを捉えると、打球は高々と舞い上がり右翼スタンドに飛び込んだ。3ボールから、思い切りのいいスイングで会心の当たりを放った。
「パーソル パ・リーグTV」が公式X(旧ツイッター)で、ルーキーの衝撃弾を公開すると、西武ファンは歓喜。「バケモンやんなやっぱり」「天才だろ」「あれで持ってくのえぐい」「西武の外野手で秋山姓という成功が約束されたルーキー」「本当に素晴らしい」「流石すぎる」などの声がSNSに寄せられていた。
秋山は2025年のドラフト3位で入団した22歳。中京大では、4年春のリーグ戦で本塁打と打点の2冠を獲得した長打力が魅力の選手だ。この日の一発は、開幕1軍に向けて絶好のアピールとなっただけに、ルーキーの今後の活躍に期待が集まる。(Full-Count編集部)
2026年02月26日 07:29
「選手コアラデザインミニトート」がセットに
ロッテは、5月1日に行われる西武戦において、「選手コアラデザインミニトート」がセットになった「TEAM26デーグッズ付きチケット」を、球団公式ファンクラブTEAM26の有料会員を対象に、先着1万枚限定で販売することを発表した。
本アイテムは、木村優人投手をはじめとした8選手を「コアラのマーチ」キャラクター風にデザインしたミニトートバッグ。投げる、打つ、走るといったプレーシーンをモチーフに、選手たちの躍動感あふれる姿を可愛らしく表現した。表面には選手コアライラストを、裏面には選手ネームとナンバーをあしらった。
「TEAM26デーグッズ付きチケット」は、対象チケット1枚につき「選手コアラデザインミニトート」1点を受け取れる。デザイン対象選手は横山陸人投手、木村優人投手、廣池康志郎投手、寺地隆成捕手、上田希由翔内野手、宮崎竜成内野手、西川史礁外野手、山本大斗外野手の8人。
〇木村優人投手のコメント
「小さい頃から親しんできた『コアラのマーチ』とこうした形で関わることができて、とてもうれしいです。自分がコアラのデザインになっているのは不思議な感覚ですが、投げている姿も可愛く表現してもらっているので、ぜひ注目してほしいです。このバッグを持って応援してくださるファンの皆さんに、勝利で恩返しできるよう頑張ります」(Full-Count編集部)
2026年02月26日 06:50
太田幸司氏は高卒1年目から2軍調整続くも注目された
三沢高時代に甲子園を沸かせた元近鉄の太田幸司氏(野球評論家)がプロで“きっかけ”をつかんだのは高卒3年目の1972年だ。2年目オフからフォームをスリークオーター気味にして、真っ直ぐ、カーブだけでなくシュート、スライダーも駆使するスタイルへの“改造”に着手。その成果が徐々に出始めた。舞台は甲子園、相手は巨人の王貞治内野手と長嶋茂雄内野手で「松坂じゃないけど、自信が確信に変わった」試合もあったという。
甲子園のアイドル球児という看板を背負って1969年ドラフト1位で近鉄入りした太田氏の成績は1年目25登板で1勝、2年目14登板で0勝。2年目はシーズン中に投球フォームもバラバラの絶不調に陥り、一時は引退も考えるほどに落ち込んだが、ある寺の住職に「甲子園で投げていた太田幸司を捨ててみなさい」などと言われて、気持ちを切り替えてフォーム改造などに取り組みはじめた。3年目はいわば再スタートの年だった。
すぐさま結果を出せたわけではない。新しい形を自分のモノにするまでには時間がかかった。1972年シーズンは、開幕9戦目の4月22日の南海戦(日生)で初登板。1-7の8回に3番手でマウンドに上がったが、門田博光外野手に一発を浴びるなど、1回4失点。その後は2軍調整が続いた。それでも人気は相変わらず絶大だった。「そんな中でオールスターのファン投票があって、また1位でしたからねぇ」。
これで入団以来、3年連続で球宴にファン投票選出。人気先行と言われることに抵抗を感じながらも選ばれてしまうのだから、どうしようもない。「何か組織票でもあるのかなって思ったくらいでした」と苦笑するが、この3年目は、これまでとちょっと違った。まずは球宴前の前半最終戦の7月20日の西鉄戦(平和台)に先発のチャンスを得て、2失点で初完投勝利。1年目の1970年4月19日のロッテ戦(藤井寺)以来のプロ2勝目をマークしたことが大きかった。
「オールスターに0勝じゃなくて1勝で行けた。それも最初の(プロ)1勝目はおこぼれみたいな(味方の)サヨナラホームランで勝ったけど、(プロ2勝目は)自分の力で、スライダーやシュート、自分の新しいピッチングスタイルで勝てたということで、何とか行けるかな、みたいな自信めいたものを持ってオールスターに行けたのでね」。2年目オフから取り組んできたことへの手応えをついに感じたのだ。球宴で長嶋茂雄に“禁断”のシュート攻勢
3度目の球宴、太田氏の出番は7月25日の第3戦だった。舞台は思い出いっぱいの甲子園、そこで全パの阪急・西本幸雄監督から先発に起用された。相手の全セ先発は阪神・江夏豊投手だったが、臆することなく腕を振った。そこには球宴特有のお祭り感覚はない。新しいスタイルがセ・リーグのスター選手たちに通じるか。その思いで勝負に挑んだ。結果は3回1失点で敗戦投手になったが「あれがまた、僕の野球人生の大きな転機になりました」と話す。
忘れられないのは3回の投球だ。無死から四球と失策の走者を置いて、阪神・池田祥浩外野手に右前適時打を許し、その後だった。このピンチで3番・王、4番・長嶋のON砲を打ち取った。「ノーアウト一、二塁だったかな。王さんを外スラで泳がせてショートフライ。で、長嶋さんはシュートでセカンドゴロゲッツー。天下の長嶋さんに普通、オールスターでシュートは投げないよ。ぶつけたらえらいことだからね。でも、あの時の僕はそんなことを言っていられなかった」。
それは太田氏にとって最高の結果だった。「マスターしたてのスライダーとシュート、これは使えると思った。あれで新しい太田幸司のピッチングというのが、松坂じゃないけど、自信が確信に変わった」。これより27年後の1999年5月16日に西武・松坂大輔投手はオリックス・イチロー外野手と西武ドームで初対戦し、3打数3三振1四球に抑えて「自信が確信に変わってきました」とコメントしたが、その“名言”を例にするほどの感触だったということだ。
「このスタイルで行けるというオールスターだった。それまでは『もうオールスターに出るのは嫌だよ』って言っていたんだけどね。あの時、場所が甲子園だったというのも何か因縁めいていてねぇ……。僕のある意味、プロのピッチャーとして、野球人として新しくスタートしたのが、あのオールスターだったかなと思いますね」
3年目の太田氏は後半戦初登板となった8月10日の西鉄戦(平和台)に先発で7回2/3、4失点で勝利投手。その後は白星をつかめず、16登板(8先発)2勝1敗、防御率3.90に終わったものの、引退をも考えた1年前の2年目オフと違って、3年目オフは気持ちも完全に前向きだった。「次の年から6勝、10勝、12勝かな。(2年目オフに)辞めなくてよかったですよ」。きっかけはプロ3年目のON封じ。また“夏の甲子園”でレベルアップへの道を切り開いた。(山口真司 / Shinji Yamaguchi)