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2026年02月11日 09:04
前田の周囲に笑顔の輪…緩急駆使した話術でベテランからルーキーまで目配り 11年ぶりに日本球界に復帰した楽天・前田健太投手がチームの貴重な潤滑油となっている。戦力としてはもちろん、前田の持つ高いコミュニケーション能力は、投手陣の結束を取り持つ意味で、貴重な“戦力”となりそうな期待を含んでいる。 沖縄・金武キャンプは第3クールに入り実戦メニューも増えてきた。前田自身の調整も順調に進み、笑顔でチームメートと会話をする姿はキャンプでの日常風景となっている。第1クール最終日には内星龍、藤井聖、西垣雅矢の3投手と食事会に出かけ焼き肉に舌鼓を打った。 前田が話をする相手は特定の誰かではなく、誰とでもの“全方位外交”。グラウンドでは自然と周りに投手陣が集まり笑いの輪が広がっている。 第2クールのある日、サブグラウンドで前田はグループ分けされた加治屋蓮、今野龍太、ドラフト2位・伊藤樹の3投手を相手にリラックスした表情で“青空座談会”のMC役を務めていた。 メディシンボールを使ったエクササイズをしながら、自然とメジャーの話になり、前田が日本とは違うMLBの契約システムを解説。昨年のタイガース時代に自身も味わったシビアなアクティブロースター、ベンチ入り枠の話をし3人が聞き入っていると、今度は「投手会の集まりにラテン系選手はあまり参加しない」という現場ネタで話を変換する。 また「オレ、(夏場の)短パン練習反対派やねん!」といったネタで持論を展開するなど、“緩急”を使った話術で34歳の鍛冶屋から22歳のルーキー・伊藤までが入りやすいトピックを、状況によって使い分け会話を盛り上げていた。 初めて入った投内連係では、鈴木大地の「マエケンさん、入りま〜す!」の号令で内野陣から歓声が沸き、前田が軽快にバント処理をし三塁へストライク送球を送ると、内野陣の喝采に笑顔で応じ、その“歓迎”に応えていた。伊達みきおの直撃に「新しいチームメートとのやり取りが楽しい」 大のイーグルスファンであるサンドウィッチマン・伊達みきおが金武キャンプを訪れた際には「(調整は)順調ですし、楽しいですね。米国と違う新しいチームメートと毎日コミュニケーションしていくのが楽しい」と新天地への適応が順調であることを語っていた。 昨年12月の入団会見ではチーム内に友達がいないことを懸念していた前田だが、フタを開けてみればその心配は全くの杞憂。自ら若手投手陣の中に飛び込み、日を追うごとに仲間の輪が広がっている状況だ。 三木肇監督はキャンプ初日から「明るくみんなと積極的にコミュニケーションを取ってくれている。彼の良さなのか、みんなに積極的に寄って行って話しかけてくれている」と、自らチームに溶け込もうとする前田の姿勢に敬意を表している。 また、新任の小野寺力投手コーチは「若い選手がいろんなことを聞いている。マエケン本人が『いつでもいいよ』とオープンな姿勢でいてくれるので、ありがたいですね。そういう人がいてくれるのは」と首脳陣にはできない役割を進んでこなしてくれている前田の姿勢に脱帽する。 続けて「マエケンの周りに常に若い投手がいる。本人も気を使っている部分があるんでしょうけど、スター選手だけど誰に対しても垣根を作らない。みんなが話しかけやすい雰囲気を自分から作っている。若い子はやりやすいんじゃないですかね。いろいろ話を聞けたり、教えてもらったりできるから。今年いろいろレベルアップをしていかないといけないチームですし、チームの結束という部分では、普段のやり取りから人間関係をつないでいかないといけない。これはコーチとしてありがたいですね」と、小野寺コーチは感謝した。 コミュニケーション能力の高い前田が、投手陣一人ひとりに気を配りその間を取り持ってくれている“無形の効果”に、首脳陣も最敬礼しているようだ。(伊藤順一 / Junichi Ito)
2026年02月12日 10:00
9日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した佐伯貴弘氏が、中日の新外国人・サノーについて言及した。
佐伯氏は「バッティングは当然軽く振っているように見える。ボールは飛んでいくところで、これはあくまでフリーバッティング。バッティングピッチャーに対しての感じなんですよね。オープン戦にいろんな弱点が出て来た中で、どういうふうな対応をしていくのか」と指摘。
続けて、「気になるのは、守備の方です。守らないといけないので、守備を見た時にまだどうかなというような。これから動けるようになってくると思うんだけど、そう言ったところを注目したいですね。試合を出るには守らないといけない。まだセ・リーグにはDHがないですから」と守備面での不安を口にした。
サノーはメジャー通算164本塁打を放った長距離砲。長打が課題の中日打線を引っ張る活躍が期待される。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年02月12日 09:36
巨人の小林誠司捕手が11日、自身のインスタグラムに新規投稿。同僚の大城卓三捕手が33歳の誕生日を迎えたことを祝福した。
小林は「Happy Birthday TAKUMI 33rd Anniversary 最高の一年へ!」と大城を祝福。一緒に街中を歩く2ショット写真をアップし、動画では「#ドッキリ大成功」と大城を驚かせた様子も公開した。
ともに巨人を支えるベテラン捕手。大城は身長187センチ、小林は同178センチと9センチ差だが、並んでみると大城の体の大きさが際立つ形になっている。
2026年02月12日 09:22
「阪神春季キャンプ」(12日、宜野座)
前日の紅白戦で左ふくらはぎを痛めた阪神・石井大智投手は球場に姿を見せなかった。
石井は三回、バックホームのカバーに入るため、バックネット付近に走ってきたところで突然、うずくまった。激痛に表情をゆがめて立ち上がることができず、そのまま担架でグラウンド外へ搬送された。帰路に就く際は車椅子に乗り、左ふくらはぎを包帯でグルグル巻にして固定していた。チーム宿舎で治療を受けたとみられる。
また伊藤将はチームバスで球場入り。やや左足を引きずり気味で、別メニュー調整となった。佐藤輝が放ったピッチャー返しがワンバウンドで左膝付近を直撃。グラウンドには担架が運び込まれたが、何とか自力で起き上がった。安藤投手コーチの肩を借りながら激痛に表情をゆがめながら引き揚げた。
投手陣を襲ったまさかのアクシデント。石井は14日から宮崎県内で行われる侍ジャパンの強化合宿に参加予定となっていただけに、その状態が気がかりだ。
2026年02月12日 09:10
元守護神フィリップスと1年10億円で契約、TJ手術で復帰はオールスター前後か
ドジャースは11日(日本時間12日)、エバン・フィリップス投手と1年650万ドル(約9億9000万円)で契約を結んだと発表した。
2026年02月12日 09:00
9日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した佐伯貴弘氏と齊藤明雄氏が、今季限りでの現役引退を表明している西武・栗山巧について言及した。
佐伯氏は「同じ世代で戦って来た選手の一人が、引退をすることを宣言してシーズンに臨む。正直な気持ち、寂しい気持ちで今年1年見なきゃいけない。活躍は期待していますけど、本人は1日1日を大切にしてやると思うんですよ」と思いやった。
齊藤氏は「今シーズン限りで引退すると宣言してキャンプに入っているんですけど、1日1日をものすごく大事にこなしている感じがしますよね、シーズン入っても、今でも若手の見本になるように指導したり、後ろ姿を見て練習しようと選手を引っ張っているように見えるから、本人も楽しみながら、ユニホームを着て1日1日を過ごしているんじゃないかなと思います」と話した。
栗山は01年ドラフト4位で西武に入団し、今年で西武一筋25年目。昨季終了時点で、通算2312試合に出場して、打率.277、128本塁打、914打点。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年02月12日 08:57
3日のキャンプイン目前に…フィリップスの枠空け措置で40人枠外れる
ドジャースは11日(日本時間12日)、ベン・ロートベット捕手をメジャー出場前提の40人枠から外したと発表した。再契約を結んだエバン・フィリップス投手の枠を空けるための措置だが、6日(同7日)に再獲得してからわずか5日後の“戦力外”。目まぐるしく変わる境遇に、ファンからは「振り回されすぎて可哀想」「何このジェットコースター」と同情の声が上がっている。
28歳のロートベットにとっては、激動のオフとなっている。昨季途中にトレードでドジャースに加入し、ワールドシリーズ制覇に貢献したが、オフにウェーバーを経てレッズへ移籍。しかし、レッズでも40人枠を外れ、今月6日(同7日)にドジャースがウェーバーで再獲得していた。
古巣への復帰が決まり、アリゾナ州グレンデールの施設で自主トレを行っていたが、13日(同14日)のバッテリー組キャンプインを目前にまさかの通告となった。球団はこの日、フィリップスと1年650万ドル(約9億9000万円)で再契約したことを発表しており、そのあおりを受けた形だ。
短期間でチームを行き来し、再び宙に浮く形となったロートベット。SNS上には「ロートベット可哀想すぎる……」「さすがにロートベット振り回され過ぎて可哀想」「ロートベット再びDFAとかマジで何このジェットコースター」と驚きや同情のコメントが相次いだ。また、今後の去就について「今度こそアウトライトが成功するのかな」と気にかける声も上がっている。(Full-Count編集部)
2026年02月12日 08:00
「広島春季キャンプ」(11日、日南)
広島のドラフト6位・西川篤夢内野手(18)=神村学園伊賀=が、14日から沖縄市で行われる1軍2次キャンプに帯同することが決まった。11日、新井貴浩監督(49)が練習後に明かした。西川は8日から1軍に合流し、紅白戦でも結果を残した。広島の高卒新人が沖縄キャンプに帯同するのは2019年の小園海斗以来。以下、新井貴浩監督の主な一問一答。
◇ ◇
−紅白戦2試合を終えて、選手たちの動きは。
「たくさんいいものが見られたかなというふうに思います」
−坂倉が一発。
「甘い球をしっかりと捉えたと思います。シートや実戦での内容もいい。しっかりと下半身でスイングできているのかなと思います」
−新人の平川と勝田にも安打が出た。
「いいね。2人とも想定内です。これぐらいは普通にやるだろうなと思ってドラフトで取っている。あとは実戦にたくさん出て、早くプロのスピードに慣れていってほしいなと思います」
−斉藤汰と赤木がシート初登板。
「いいボールを投げていたと思います。ちょっと緊張もあったかなと思うけどね。でも、2人ともいいボールを投げていたと思います」
−ターノックも来日初のシートに登板し、好投した。
「ターノックもいいボールを投げている。初めての実戦形式の登板だったけど、そこまで荒れることはなかった。上々だったと思います」
2026年02月12日 08:00
「広島紅白戦、白組7−0紅組」(11日、天福球場)
完璧な一撃だった。
2026年02月12日 08:00
9日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した齊藤明雄氏が、DeNA・山粼康晃について言及した。
齊藤氏は「森原も出遅れている状態なので、入江を先発に持って来ている。一番経験のある山粼康晃がやらなければいけない」と奮起を促した。
相川亮二監督は春季キャンプ中、山粼康晃の球をブルペンで球を受けた。齊藤氏は「監督も受けてボールの感覚を確かめたのかなと。監督に受けてもらうと、選手も良しとなりますからね。自分のピッチングを思い出すような感覚になっているかもしれないですね」と推測した。
山粼康晃は18年と19年に最多セーブを獲得するなど、通算232セーブと長年ベイスターズのブルペンを支えてきたが、昨季は17試合に登板して、セーブ数はわずかに1つだった。今季は巻き返しを図る。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年02月12日 07:55
アストロズGMが言及「本人が望めば判断を委ねる」
西武からポスティングシステムを利用してアストロズに入団した今井達也投手が11日(日本時間12日)、フロリダ州ウエストパームビーチでキャンプ初日を迎えた。全体練習前には日米報道陣の取材に応じるなど注目度の高さを伺わせた。
大リーグ公式サイトは10日、3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表の予備登録投手リストを発表し、今井がメンバーに入った。この経緯について本人は「今年メジャー1年目ということでシーズンの方を優先したい気持ちもあります」と前置きした上で、「WBCの試合で日本の力に少しでもなれればというところで、間を取ったという感じになりました」と侍ジャパンへの思いを語った。予備登録投手は大会途中にけがなどの理由でロースターに追加できる候補で、ラウンド間での入れ替えが可能となる。
アストロズのブラウン・ゼネラルマネジャー(GM)は「前日に本人と話した。チームのもとで調整させたいが、本人が望めば判断を委ねることになる。彼らには選択する権利がある」と言及。「まず一つに予備登録であること。日本代表は選手層が厚いので必要とするような状況にならないのではないかと思うが、そうなった場合は(シーズンへの準備に)支障が出ないようなプランを立てる」と説明した。また、同WBCは今井が日本代表でプレーすることになった場合には「(キャンプでは)先発投手としてビルドアップしていくが、(WBCに)招集された場合はおそらくリリーフでの起用になるだろう」との見方を示した。
キャンプ初日にブルペンで投球練習を行った右腕は「日本代表がけが人を出さずに優勝してもらうのがベストだと思いますし、それを望んでいます。万が一けが人が出てしまったり、代表として必要としてくれたり、自分でもいけそうなときがあったら準備していきたいとは思います」と話した。(Full-Count編集部)
2026年02月12日 07:55
元近鉄・太田氏が振り返る、転機となった高校進学
元近鉄、巨人、阪神で活躍した右腕の太田幸司氏(野球評論家)は1967年に青森県立大三沢高(1968年4月から三沢高に改称)に進学し、1年秋には2年生エースを押しのけて、背番号11ながら実質、主戦投手になった。練習試合で完封、完封。さらに新人戦初戦ではノーヒットノーランの快投を見せて、そのポジションをつかんだ。「そこから公式戦は全試合、僕ひとりで投げました」。“元祖甲子園アイドル投手”の高校野球が始まった。
太田氏は「高校進学も転機でした」と話す。当初は大三沢ではなく、青森県立八戸高への進学を考えていたからだ。「八戸は青森の中でも超進学校で甲子園にも何度か出ていました。僕は勉強もそこそこできていたので、進路指導の先生にも『野球も勉強も両方合致しているじゃないか。八戸高校に行け』と言われて一生懸命、受験勉強もしていたんです」。それが大三沢に変わったのは「ひとつは、小、中学校で一緒に野球をやった仲間が行くことになったから」と話す。
「野球好きの先生から『小学校でも中学校でも、三沢市内ではダントツに強かったから、このメンバーで(地元の大三沢に)行けば強くなる。行けよ』とか、言われてね。最終的には、親父もお袋もあまり体が強くなかったし、家から近い学校の方が親にも負担がかからないかと思って(大三沢を)選んだんです。小さい時から一緒にやっていた仲間と3年間楽しく野球をやろう、みたいな感じで、その時は甲子園を目指して頑張るぞ、なんて気持ちは毛頭なかったんですけどね」
入学後は「毎日バッティングピッチャーと走ってばかりでした」という。そんな1年夏の大三沢は八戸・十和田大会初戦で八戸水産に敗れた。「あの頃は十和田地区の予選があって、そこから県大会に行くんですけど、その予選で負けました。残念だったけど、さぁ、これで俺らの時代だ! とも思いましたよ。だって2年生が4人しかいなかったので」。1年秋からは試合出場の可能性が膨らみ、奮い立ったわけだ。
もっとも太田氏は「ピッチャーは2年生のエースがいて、なかなか球が速いし、その先輩が1番をつけて投げるんだろうから、自分は外野かなんかで出られたら、と思っていた」と話す。その状況が変化したのは新チームで最初の練習試合だ。「エースの先輩はそれまでも上の学年相手に投げていたので監督も力は分かっている。僕はバッティングピッチャーくらいしかしていなかったので『お前、ちょっと投げてみるか?』って言われて、投げたら完封したんです」。初戦で登板→ノーヒットノーランの快挙
背番号は11。大ファンの阪神・村山実投手と同じ番号で「とても気に入っていた」と言うが、結果も出し続けた。「次にチャンスをいただいて投げたら、また完封。そうこうしているうちに新人戦が始まって、初戦は先輩が行くと思ったら監督が『太田、お前が行け!』って。そしたらノーヒットノーラン。その次の試合も完封して……。結局、そこからの公式戦は全試合、僕がひとりで投げましたから、あの最初の練習試合に投げさせてもらったのも転機になりましたね」。
背番号1の先輩投手を押しのけての“昇格”。「練習試合はよしとしても、公式戦も最初に投げさせてくれて……。普通だったら実績のある先輩を投げさせるでしょ。もし、僕が打たれていたら監督が批判されたんじゃないかなぁ。エースがいるのに、なんで下の学年のヤツを投げさせたんだ、ってなりかねないですもんね。まぁ僕は打たれて当たり前と思って投げていましたけどね。先輩には申し訳なかったけど、僕にとっては大きなことでした」。
1年秋は青森大会準決勝まで進むも、鰺ヶ沢に延長11回2-3でサヨナラ負けを喫した。「それなりの試合はしていたし、1年生中心のチームでも十分戦えるなと。でも、その次の年(1968年)の夏に甲子園に行けるとは、その時は全く思っていませんでした。僕らが3年になる頃には、もうちょっと強くなるんじゃないか、みたいな、そんな感じだったんですけどね」。
エースとなった太田氏の進化は続いた。持ち前のストレートに磨きがかかった。「あの頃は、ほとんど真っ直ぐ1本でした。一応カーブもあったんですけど、うまく曲がらなくて。スピードの抜けた真っ直ぐみたいになって、その方がバットに当たるんでね、だから本当に真っ直ぐだけ。カーブのサインなんかなかったですもん。今思うと、150キロとかの速さはなかったけど、ホップするような伸びる球っていうかな、そういうタイプ。バッターが下を振っちゃうみたいな、ね」。気がつけば青森県下で有名な投手になっていた。(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
2026年02月12日 07:47
スタメン監督が言及「将来について熟考している」
パドレスのクレイグ・スタメン新監督は11日(日本時間12日)、アリゾナで行われるキャンプ地で取材に応じた。
2026年02月12日 07:30
自身の力不足も…中日で秘めていた思い「トレードで出してくれ」
「今思えば、本当に恥ずかしい考え方をしていたなと思います」。中日などでプレーした山北茂利氏が、若き日の振る舞いを申し訳なさそうに振り返った。プロ野球で2度のトレードを経験し、中日、ロッテ、横浜(現DeNA)と渡り歩いた左腕。移籍劇の裏には、若さゆえの“未熟さ”と、球団ごとの驚くべき“文化の違い”があった。
4年目の2003年は2年連続で50試合以上に登板するなど順調にプロの階段を上った。しかし、球宴明けから失速。「最後はヘロヘロでした。130キロ台後半とかで。若かったのでマッサージとかもしないし、『元気いっぱいだから大丈夫でしょ』みたいな考えでしたね」と自嘲気味に振り返る。その“つけ”は翌年に響くこととなる。
2004年、落合博満氏が新監督に就任。この年の山北氏は、1軍で数試合投げたものの、2軍暮らしが続いていた。「ファームでは抑えているのに1軍に上げてもらえない。当時はなんで? と納得がいきませんでした」。前年の「へばった」感覚から脱却できず、球速は140キロも出ない状態。そんな中継ぎ投手を1軍には置けないという編成上の理由を理解できず、不満を募らせていた。
「大した努力もしてないのに『使ってもらえない』と。そんな中、2004年オフにロッテへのトレード移籍が決定。「チャンスだ」と思って飛び込んだ新天地は、驚きの連続だったという。中日とは「真逆」、ボビー流に受けたカルチャーショック
「中日は上下関係が厳しく、プレッシャーもあった。でもロッテはすごくフレンドリーで、アメリカン。真逆と言っても過言ではなかったです」
当時、ロッテの監督はボビー・バレンタイン氏。アメリカンスタイルの雰囲気に面食らった。年下の選手が黒木知宏氏を「ジョニー」と呼び、山北氏も「ランディ」と、あだ名で呼ばれた。「最低限のリスペクトがあれば呼び方は自由」。あまりの“振り幅”に衝撃を受けた。
何より違ったのはバレンタイン監督が発する言葉だ。「お前が必要なんだ」。ストレートな愛情表現に、日本人的な感覚をもつ山北氏は照れくさかったと笑うが、「自分の思いを伝えることを恥ずかしがらずに言う大切さ」を学んだ。
それでも、まだ根本的な「甘え」は抜けきっていなかった。ロッテでは開幕戦に登板したが、1軍出場はわずか7試合。一方で、2軍では43試合に登板し防御率.1.66。ファーム日本一にも輝いた。理想とは違う“現実”に「抑えているのに……」と、再びトレードを望む自分がいた。
2006年に2度目のトレード通告。「2軍選手は他球団の動向を見て、『あそこならチャンスあるかも』なんて計算するんです」。今思えば恥ずかしい過去。「大した努力もしていないくせに、現状に不満を持つこの2年間は本当にだらしなく情けないなと思います……」。
行き先は横浜(現DeNA)。中日OBも多く、セ・リーグに戻れる喜びで「よっしゃ」と思ったという。「ロッテは楽しかったけど、自分が(現実を)受け入れられていなかった」。3球団を渡り歩き、引退を意識し始めた頃、ようやく山北氏は「自分が悪かった」と、自らに矢印を向けられるようになったという。プロで抱いた苦悩は、山北氏の心を成長させた。(木村竜也 / Tatsuya Kimura)
2026年02月12日 06:21
株式会社コーセーは12日、2026年2月16日(月)に発売される日やけ止め「雪肌精 スキンケア UV エッセンス ジェル N」と「雪肌精 スキンケア UV エッセンス ミルク N」の新TV-CMにロサンゼルス・ドジャース所属の大谷翔平選手が出演し、「雪肌精のタフ膜UV」篇を2026年2月13日(金)より放映開始すると発表した。
大谷翔平は同社のインタビューで 「年齢を重ねるにつれて色んなことを経験したり、フィールド上でもそれ以外でも、僕も手術とか大きいこともありました。その時は辛いこともありましたけど、後々には常に、それがプラスになってくれたりとかもすると思うので、良いことも悪いことも、何事も、経験を積むことでよりタフになれるのかなと思ってます」とコメントしている。
2026年02月12日 06:00
「広島紅白戦、白組7−0紅組」(11日、天福球場)
広島ドラフト3位・勝田成内野手(22)=近大=が紅白戦で“プロ初安打”を含む2安打1打点とアピールに成功した。即戦力として期待されている若鯉は「センターに打つ意識を強く持っていた。理想の打撃ができた」と納得の表情を浮かべた。
初回無死一塁で一塁前への犠打を一発で決め、「リズムがつくれた」と好機を拡大。三回先頭で高の直球を中前へはじき返すと、五回2死三塁では益田から再び中前へ運ぶ適時打をマークした。10日の紅白戦では「体が早く開きすぎていた」こともあって無安打に終わったが、この日は高い修正能力を見せつけた。
チームは12日に日南でのキャンプを打ち上げ、14日から沖縄2次キャンプを開始する。「走攻守で攻めていきたい」と勝田。ガッツあふれるプレーで競争を勝ち抜いていく。
◇勝田 成(かつだ・なる)2003年6月21日生まれ、大阪府出身。22歳。内野手。163センチ、70キロ。右投げ左打ち。関大北陽から近大を経て、25年度ドラフト3位で広島入団。近大では通算100安打をクリアし、主将を務めるなどリーダーシップも持つ。