2024年04月28日 13:00
今節トッテナムとのノース・ロンドン・ダービーを控えているアーセナル。20年ぶりのプレミアリーグタイトル獲得に向けて、負けられない一戦となる。 現在アーセナルは勝ち点77で首位に立っており、2位のマンチェスター・シティが勝ち点76、3位のリヴァプールが勝ち点75となっている。シティは1試合少ない状況であり、未消化分を勝利するとアーセナルとシティの順位は入れ替わる。そのためアーセナルは常に勝利を収め、残りの2チームにプレッシャーをかけていかなければならない。 トッテナムにとってもCL出場圏内の4位フィニッシュに向け、負けられないダービーとなり、アーセナルにとって難しいゲームになるだろう。そんななか、リヴァプールやトッテナムでプレイ経験のあるジェイミー・レドナップ氏はこの一戦はアーセナルにとって重要になると考えているようだ。 「彼らは日曜にアーセナルと対戦するが、それは間違いなく大きな試合になるだろう。ダービーマッチは何が起こるかわからない。アーセナルがこの一戦を制して勝ち点3を獲得できれば、全勝できると思う」 「あとは、マンチェスター・シティが一度でもスリップアップ(引き分け)するかどうかだ。そうなれば、アーセナルのタイトルだ。トッテナムはマンチェスター・シティとのホームゲームも控えている。彼らとの対戦成績はいい。マン・シティは当然優勝候補だ。私はOptaのスタッツにいつも同意しているわけではないが、彼らは歴史があり、やり方を知っているので、当然優勝候補だ」(『METRO』より) レドナップ氏はアーセナルがチェルシーに5-0で勝利した後にこの発言を残しており、今節はチェルシーとのビッグロンドンダービーのようにはいかないかもしれないと考えている。どちらのチームにとってもシーズン終盤を占う一戦となるノース・ロンドン・ダービー。勝利したチームは勢いに乗ることができるが、勝ち点3を獲得するのはどちらのチームとなるのか。
2024年05月11日 21:31
5月11日開催のスコットランドリーグ第36節で、日本人5選手が所属する首位のセルティックが、3ポイント差で2位の宿敵レンジャーズとホームで対戦している。 伝統のオールドファームに勝てば、3連覇に王手となるセルティックは、古橋亨梧がCF、前田大然が左ウイング、旗手怜央が左インサイドハーフで先発。岩田智輝はベンチスタート、小林友希はメンバー外となった。 立ち上がりから猛攻を仕掛けるホームチームは25分、前田がタメを作り、旗手のパスを受けてオライリーが左足で狙うも枠を捉えられない。 31分には、ボックス内で古橋がダイレクトシュートを放つも、相手GKバトランドに阻まれる。
それでも35分、マグレガーのパスを受けたオライリーが、グランダーのシュートでニアサイドを射抜き、先制に成功する。 さらに38分、左サイドでロングパスを収めた前田が仕掛け、左足でクロス。これが相手MFランドストラムに当たってオウンゴールを誘発し、追加点を奪う。【動画】前田大然が果敢な仕掛けからオウンゴールを誘発→喜びを爆発 しかし、その2分後、相手FWデセルスにヘディングシュートをねじ込まれ、1点を返される。 迎えた前半アディショナルタイム、ジョンストンへの危険なタックルでランドストラムが一発レッドカード。セルティックが1点リードのうえ、数的優位となって前半を終えた。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月11日 21:13
2024年5月11日、味の素スタジアムで開催された柏レイソル戦。松木玖生のスーパーゴラッソで3-1とした時点で、FC東京はかなり勝利に近づいた印象だった。
しかし前半のアディショナルタイム、森重真人が自陣の深い位置で柏の細谷真大にボールを奪われると、それに反応したGK波多野豪が細谷を倒してレッドカード。FC東京は数的不利の状況に陥ってしまった。
結局、後半に2点を決められたFC東京は3-3と引き分け。リーグ4連勝はならなかった。この結果を受け、MFの高宇洋は「勝点2を失ったと思っています」とコメントした。
「前半の早い時間帯に失点しましたが、ここ最近で一番良い前半でした。相手を押し込んだ状態でビルドアップもスムーズにできていたので。勿体無い試合になりました」
GK波多野が退場するのは今季2回目。5節の川崎フロンターレ戦でも同じような形でレッドカードになっている点を踏まえ、高は「レッドカードが多い」と苦言を呈した。
「ひとり少なくてもヴェルディ戦は追いついたとか、今日も勝点は取りましたけど、ただちょっとゲームが壊れてしまう。豪も2回目ですし、ちゃんと責任感は持ってほしいです」
前半途中までは素晴らしいゲームをしていただけに、高の言うとおり柏戦は悔やまれる結果と言えるだろう。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
完璧な軌道。“千両役者”松木玖生が柏戦で美しいフォームからスーパーゴラッソ【FC東京】
2024年05月11日 21:08
11日、横浜F・マリノス(日本)とアル・アイン(UAE)のAFCチャンピオンズリーグ決勝1stレグが横浜国際総合競技場で行われ、横浜FMが2-1で先勝した。
横浜FMにとってクラブ初のファイナルは、キューウェル(横浜FM監督)vsクレスポ(アル・アイン監督)という往年のレジェンド同士の対決としても注目を集め、53,704人の大観衆が詰めかけた。
試合はホームの横浜FMがボールを保持しつつ、守勢のアル・アインが縦に速いカウンターを狙う展開に。12分には、アル・アインの狙い通りの形からゴールが生まれる。
スローインからソフィアン・ラヒミが横浜FMのDFエドゥアルドとのスピード勝負を制し、左サイドを一気に独走。そのままシュートまで持ち込んだ。
シュートは横浜FMのGKポープ・ウィリアムに防がれるが、こぼれ球をモハンメド・アルバルーシが押し込んでアウェイのアル・アインが先制する。
ホームの横浜FMは右のヤン・マテウス、左のエウベル、中央のアンデルソン・ロペスというブラジル人3名に、植中朝日らが絡んでくる攻撃で何度も相手ゴールに迫るが、なかなか得点には結びつかない。
しかし後半途中、宮市亮、渡辺皓太らを投入するとこの交代が流れを変える。
72分、ヤン・マテウスのクロスを植中朝日が頭で合わせて同点に。さらに85分、再びヤン・マテウスの右サイドからのクロスを宮市がシュート。これはヒットしなかったが、中央に飛び込んだ渡辺皓太が膝でコースを変えてネットを揺らす。一度はオフサイド判定されたが、VARの末に得点が認められた。
試合はそのままタイムアップを迎え、キューウェル監督の采配が的中した横浜FMが大観衆の前で2-1と逆転勝利した。
アジアCL決勝に挑む横浜F・マリノスのキューウェル監督!出場した2005年のCL決勝、チームメイトはこんな11名だった
AFCチャンピオンズリーグ決勝の2ndレグは、2週間後の5月25日(土)にアル・アインのホームで行われる。
2024年05月11日 20:58
FC東京は5月11日、J1第13節で柏レイソルとホームの味の素スタジアムで対戦。
2024年05月11日 20:51
[J1第13節]川崎 3−0 札幌/5月11日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
川崎がホームで札幌を3−0で下した一戦、待望の瞬間が訪れた。
昨年8月に加入し、なかなかゴールを奪えずにいた元フランス代表FWのバフェティンビ・ゴミスに初得点が生まれたのだ。しかも、38歳の経験豊富なストライカーは、前半だけでハットトリックも記録してみせた。
日本で初めてネットを揺らした瞬間、感動的な光景も広がっていた。
ペナルティエリア内で相手を背負いながら力強くターンし、右足を振り抜く。素晴らしい形でのゴールが決まると、ゴミスはこれでもかというガッツポーズを見せ、それに呼応したのが鬼木達監督だ。指揮官もピッチ脇でいつも以上に力強いガッツポーズを作ったのだ。
そしてベンチ前で熱い抱擁をかわすふたり。ゴールを奪えない日々が長かったからこそ、そこにはグッとくる空気感が漂っていた。
結果が残らないなか、監督としてここまで信じて起用し続けてきたのは、彼の長年ヨーロッパで培ってきた能力も然ることながら、その真摯な人間性もあったに違いない。指揮官は試合後にはこう振り返る。
「プレーは見てもらった通りの、自分の特長を出してくれました。またボールが入った時のクオリティは他の選手とは一味違うものがありますので、そこのところの安心感があるからこそ、いろんな選手が迷わず動き出せているところもあります。そういった相乗効果の部分が大きいかなと感じます。
また本人がなかなかゴールがなく苦しいシーズンと言いますか、心境でやってきたと思いますが、そのなかでも常に前抜きになんとかしなくてはいけない、という気持ちでやり続けたからこそ、こういう形でゴールと巡り会えたはずです。そういう意味で言うと彼もここからスタートなのかなと感じています。どれも彼らしい3点で非常に良かったです」
【動画】ついにJ初得点!「ゴミスの強さがわかる豪快シュート!
そんな人柄を示すかのように、ゴミスが試合後に強調したのは、日本での学びだった。
「(自分はゴールを)決めるために来ましたが、学ばなくてはいけないこと常に意識してきました。これは心から言えます。日本の皆さんは礼儀正しく、相手をリスペクトして接してくれます。人間として学ぶべきところが多いです。そして辛抱強く応援し続けてくれました。本当に感謝したいです。日本は学ぶにあたって最高の地です」
ゴミスは常にチームのために戦い、その姿勢、指揮官との絆はその言葉にも表われていた。今季は下位に低迷する川崎にあって、成績がなかなか上がらないなかで、ゴミスは以前にこうも語っていた。
「自分はそれほど悲観をしていません。こういう状況でもハードワークを続けて自分の役割を果たすためにやっていくことだけだと思います。監督も非常に経験のある方なので、苦しい状況からも立ち直っていけるチームだと思います」
「監督も自分のストロングポイントを出せるようにチームメイトに働きかけてくれています。個人としては、試合勘をまだまだ上げなければいけないと思いますし、自分のような年齢になるとコンスタントにゲームに出てコンディションを保つことが必要ですが、我々はチーム。チームの戦い方をリスペクトしているし、自分は試合に向けた準備を続けるだけ。チームのためにどう貢献できるかを考えてやり続けたい」
そんなゴミスの振る舞いをチームメイト誰もが称賛してきた。本人は否定したが、ハーフタイムや試合後には、これまでの苦しさを思い出してか、目に涙を浮かべるようなシーンがあったのも印象的だ。
待ちに待った初ゴールの裏には、感動的な場面があった。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月11日 20:38
2024年5月11日、味の素スタジアムで開催されたFC東京と柏レイソルの一戦に先発出場したU-23アジアカップ優勝メンバーは3人(FC東京の荒木遼太郎と野澤大志ブランドンはメンバー外)。FC東京の松木玖生、柏の関根大輝と細谷真大だった。
U-23アジアカップ後、それぞれクラブに戻って初めてスタメン出場した3人のパフォーマンスはどうだったか。
もっとも輝いたのは松木だろう。「相当気合いが入っていた」と本人が話したとおり、4-2-3-1システムのボランチを任されると、高宇洋とのパスワークからリズムを作り、積極的な縦パスで好機を演出するなど力強いプレーを披露。波多野豪の退場で10人になって以降もボールに絡み、チャンスを窺う姿は頼もしく映った。
そして何より37分のスーパーゴラッソである。CKの流れからふわりと浮いたボールをエリア外から左足のダイレクトボレーで叩き込んだシュートは技術点、印象点とも満点。文字通りパーフェクトな一撃だった。
一方で物足りなさを感じたのは細谷。4-4-2システムのFWを担ったが、残念ながら無得点。前線からの守備はきいていたが(FC東京の波多野豪が退場したきっかけとなったのも彼のハイプレス)、やはり得点がなかったのは気になる。実際、細谷自身も試合後に悔しさをにじませていた。
「(波多野が退場したシーンでは)最低限の仕事ができました。ただ、ゴールがない。相手がひとり少ない中で自分が点を取らないと意味がない」
細谷と同じく、関根のパフォーマンスもいまひとつだった。右サイドバックとしてFC東京の俵積田晃太とマッチアップする場面もあったが、なかなか自分の間合いに引き込めず劣勢を強いられた。本人も試合後に「全然良くなかったです」と反省していた。
「集中して入ったつもりがサイドでの1対1でシンプルに後手に回ってしまいました。試合で使ってもらっている以上、コンディションは言い訳にならないです」
時差ぼけもおそらくある状況下で一定のパフォーマンスを発揮するのは難しいだろう。そう考えると、この日の松木の活躍は称賛に値したと言っても大袈裟ではない。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
完璧な軌道。“千両役者”松木玖生が柏戦で美しいフォームからスーパーゴラッソ【FC東京】
2024年05月11日 20:30
昨夏にオランダの名門アヤックスを離れ、イングランドのウェストハムへ移籍したガーナ代表FWモハメド・クドゥス。初の欧州5大リーグ挑戦だったが、この1年は大成功と言っていいだろう。
ここまでプレミアリーグで7ゴール5アシスト成績を残していることに加え、リーグ最多となる117回ものドリブル成功数を記録している。2位のマンチェスター・シティFWジェレミー・ドクが81回となっているため、クドゥスとはかなりの差がある。クドゥスの重戦車のように進む馬力溢れるドリブルに魅了されたファンは多いはずだ。
チーム成績はややアップダウンのあるシーズンだったが、クドゥス個人のパフォーマンスは見事だ。クドゥスもシーズン終盤を迎え、ウェストハム移籍の選択は正しかったと振り返る。
「プレミアでの最初のシーズンは楽しかった。(クラブの)周りのみんなが助けてくれたから、素晴らしい経験になったよ。世界最高のリーグであるプレミアへの移籍を決めたのは、その一歩を踏み出す準備ができていると確信し、自分自身を試してみたいと思ったからだ。僕は間違いなくここで自分自身を表現できたし、最初のシーズンが良い方向へ進んだことを嬉しく思う。できるだけ上位でフィニッシュすることを目指し、最後の2試合で良いパフォーマンスを見せるだけさ」(ウェストハム公式より)。
すでにビッグクラブ移籍案も噂されているが、あの推進力を欲しがるクラブは多いはず。1年目からプレミア最高のドリブラーであることを証明した23歳のクドゥスの来季が楽しみだ。
Presenting the first winner of our season awards...
Your 2023/24 Goal of the Season goes to @KudusMohammedGH for his sensational dribble and finish v SC Freiburg pic.twitter.com/Q34Vl6SMbo— West Ham United (@WestHam) May 11, 2024
2024年05月11日 20:30
各県で開催されている天皇杯県予選で熱い戦いが繰り広げられている。
2024年05月11日 20:11
アヤックスが同クラブに所属するイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンとオランダ代表MFステーフェン・ベルフワインを放出する可能性があるようだ。10日、『The Athletics』が報じた。
現在33歳のヘンダーソンはサンダーランドの下部組織出身。2008年夏にトップチームへ昇格し、約3年後にリヴァプールへ移籍した。程なくして中盤の主力に定着すると、“レジェンド”スティーヴン・ジェラード氏の退団に伴い、2015−16シーズンよりキャプテンに就任。公式戦通算492試合に出場し、数々のタイトル獲得に貢献した。昨年夏にジェラード監督率いるサウジアラビアのアル・イテファクと3年契約を結んだが、契約を解消し、フリーでアヤックスに加入した。
一方、現在26歳のベルフワインは、2005年から2011年にかけてアヤックスの下部組織に在籍。その後に宿敵PSVの下部組織へ移って2014年にデビューを飾ると、公式戦通算149試合に出場し、31ゴール41アシストを記録した。そして、2020年1月にトッテナムに完全移籍するも出場機会が限定され、トッテナムからの退団を希望する発言したこともあったが、2022年7月にアヤックスに移籍すると主力として活躍を続けていた。
エールディヴィジ5位のアヤックスは2年連続でチャンピオンズリーグ(CL)出場権を失うことが確定しており、その経済的な損失から両選手を来季も保有できるか不安が残るという。アヤックスは両選手の放出を望んでいないとされており、選手放出が必要な場合、クラブはヘンダーソンとベルフワイン以外の選手を対象とすることを考えているが、状況によっては両選手を放出する可能性があると同メディアは説明している。
2024年05月11日 20:07
Jリーグは5月11日、J1第13節の8試合を各地で開催した。
首位の町田は湘南と対戦し、0−0で引き分け。連勝は2で止まった。2位の神戸はC大阪に4−1で快勝して3連勝。この結果、町田と勝点で並んだ神戸が得失点差で上回り、今季初めて首位に立った。
浦和は新潟に4−2で勝利。川崎はバフェティンビ・ゴミスのハットトリックで札幌を3−0でくだした。点の取り合いとなったFC東京対柏は、3−3のドロー決着。福岡は3−2で京都に競り勝った。
【PHOTO】華やかなダンスパフォ! Jクラブチアが国立に大集合!
J1リーグ第13節の結果と予定は以下のとおり。
▼5月11日開催分
新潟 2−4 浦和
磐田 0−3 鳥栖
京都 2−3 福岡
川崎 3−0 札幌
湘南 0−0 町田
名古屋 0−1 G大阪
C大阪 1−4 神戸
FC東京 3−3 柏
▼5月12日開催分
鹿島 13:05 東京V
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月11日 19:55
今年1月にマンチェスター・シティが獲得を発表し、現在はレンタルでリーベル・プレートでプレーするU−23アルゼンチン代表MFクラウディオ・エチェベリは、来年1月からスペインのクラブにレンタルされる可能性が高いようだ。10日、アルゼンチンメディアの『オレ』が報じた。
現在18歳のエチェベリは中盤の攻撃的ポジションを主戦場とするプレーヤー。リーベル・プレートの下部組織出身で、昨年6月にトップチームデビューした。昨年11月に開催されたFIFA U−17ワールドカップではキャプテンを務め、7試合の出場で5ゴール1アシストをマークし、チームの4位入賞に大きく貢献すると、今年1月にはU−23アルゼンチン代表としてパリオリンピック2024(パリ五輪)南米予選に出場し、チームの本大会出場権に貢献した。
マンチェスター・シティは「アルゼンチンの新星」エチェベリと今年1月に2028年6月30日までとなる4年半契約を締結したが、同選手は2024シーズンはレンタル移籍という形でリーベル・プレートでのプレーを続け、来年1月にマンチェスター・シティに合流する予定であると報じられていた。
しかし、マンチェスター・シティは来年1月にエチェベリをレンタルでスペインのクラブに2〜3シーズン貸し出し、サッカー選手として成熟したあとにマンチェスター・シティに合流させることを考えているという。
今回の報道によると、当初マンチェスター・シティはエチェベリのレンタル移籍先の候補として、同じシティグループのジローナを考えていたという。しかし、UEFAの規定により、同じオーナーのクラブ間でレンタル移籍した選手のチャンピオンズリーグ(CL)出場が禁止されているため、エチェベリが来季のCL出場権を獲得したジローナに移籍した場合、少なくとも来年の6月まではチャンピオンズリーグの出場が許可されない。そのような背景もあり、マンチェスター・シティではエチェベリをスペインの別クラブへ貸し出すことも検討されており、レアル・ソシエダ、ベティス、ラス・パルマスも選択肢に挙がっていると伝えられている。
なお、エチェベリ本人がリーベル・プレートでのコパ・リベルタドーレス2024優勝を熱望していることなどから、同選手が年末までリーベル・プレートでプレーする計画に変わりはないようだ。
2024年05月11日 19:04
2024明治安田J1リーグ第13節の8試合が11日に行われた。
2024年05月11日 19:02
1993年の「ドーハの悲劇」は繰り返されなかった。U-23日本代表は、U-23アジアカップでパリ五輪出場権獲得はもちろん、本大会2回目の優勝にも成功した。
ウズベキスタンの黄金世代を迎えて苦戦が予想されたが、試合が始まる前から幸運の女神が日本の方に笑顔を見せた。ウズベクの攻守で主軸だった3人が所属チームへ復帰することにより決勝戦に出場できなかった。
大岩剛監督は前半戦で得たインサイトを後半戦に活かして交代カードを投入し、これが終了直前の決勝ゴールにつながった。後半のアディショナルタイム、小久保(玲央ブライアン)がPKを見事にセーブし、日本が通算2度目の優勝を決めた。大会を通じて最高のパフォーマンスを見せていたウズベクはオリンピック出場権獲得だけに満足しなければならなかった。
U-23アジア杯で、日本は予想通り23人の平均点が最も高いチームだった。そのおかげで大岩監督は毎試合ターンオーバーを行いながらチーム全体のコンディショニングを最高の状態に保つことができた。主力と非主力の差が最も少なかったチームらしく、日本は試合ごとに先発メンバーを大きく変えながらも一定のパフォーマンスを維持した。
【PHOTO】U-23アジア杯に駆けつけた各国の美女サポーターを特集!
トーナメントに入ると、ある程度スタメンが固定化されたが、後半に交代で入った選手も先発陣に劣らないパフォーマンスを見せ、90分間を通して、いい状態で試合を作ることができた。これは個人の技量だけでなく戦術的な実行能力のレベルを示すところでもある。ウズベキスタンと共に、日本は自分たちが追求するスタイルを最も確実に実装する能力を持ったチームだった。
日本優勝の最大の功労者は藤田(譲瑠チマ)と小久保を挙げたい。藤田は中盤の底でチーム全体のプレーを調整した。いつでもどこでも周囲の状況を完璧に把握した状態でボールを扱った。相手MFは藤田がキープレーヤーであることを認識しながらも徹底的にマークできなかった理由もそのような状況把握の習慣と正確なパス能力を兼ね備えていたからだった。
相手がプレッシャーをかけようとしても、藤田はすでにプレーを終えたのでマーカーの努力が無駄になる場面が多かった。ただ、フィジカル的にまだヨーロッパの5大リーグで競争するには足りないように見える。日本のA代表として成長するためには、もっとレベルの高くて厳しいリーグで経験を積むといいのではないだろうか。
小久保の真価は決勝戦の後半アディショナルタイムに献上したPKの場面で発揮された。キッカーのシュート方向予測が見事に的中した。彼の集中力と自信は見る者にも伝わるような気がした。
大きな大会で結果を出すにはレベルの高いゴールキーパーの確保が不可欠だ。出場5試合で4完封の小久保は日本の優勝の大きな原動力となった。
一方、韓国はベスト8でインドネシアに敗れるという悲惨な失敗を味わった。1988年から続いていたオリンピック連続出場記録が9で止まった。サッカーの観点からはオリンピックとアジア大会の意味は薄いが、韓国では両大会とも大きな比重を占めている。1970年代から形成され始めたスポーツにおける国威宣揚という精神が今も続いているからだ。
帰国後、ファン・ソンホン監督はU-23代表チームの運営をオリンピックに合わせて4年周期する必要性を訴えた。日本は基本的に、アジア大会をオリンピックのために選手に経験を積ませる場と捉えている。だが、韓国はアジア大会も年齢制限いっぱいのU-23チームで挑む。そのため、同大会に出場した選手が五輪予選では年齢制限で出場できないという弊害が発生する。
今回の失敗を教訓として、日本のように長期的なプランを立て、韓国サッカー協会(KFA)がアジア大会にU-21代表で出場し、そのチームが成長して2年後のオリンピックに臨めるようにプランを変更するかが注目される。
文●ホン・ジェミン(フリーランス)
【著者プロフィール】
英サッカー専門誌『Four Four Two』韓国版の編集長など経てフリーに。2024年のアジアカップでは日本戦も全試合取材。韓国代表ファン・ヒチャンの自宅で独占インタビューを行なうなど選手の信頼も得ている。
2024年05月11日 19:00
今季の欧州サッカー界ではドイツ勢の活躍が目立っている。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では、ボルシア・ドルトムントが準決勝でパリ・サンジェルマンを下して決勝進出。UEFAヨーロッパリーグ(EL)でもレヴァークーゼンが準決勝でローマに2戦合計4-2で勝利し、ファイナルに駒を進めた。
レヴァークーゼンはELだけでなく国内カップ戦のDFBポカールでも決勝に進んでいて、既に優勝を決めたブンデスリーガと合わせたシーズン三冠のチャンスがある。また、同クラブはローマとの準決勝2ndを2-2の引き分けで終えて、欧州新記録となる公式戦49試合無敗を達成した。
しかし、こうしたドイツ勢のヨーロッパのコンペティションでの活躍を、ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督は複雑な心境で見ているかもしれない。
ドイツサッカー連盟(DFB)は10日(現地時間)に来月開幕のEURO2024に向けたドイツ代表のスケジュールを発表した。これによると、ドイツは16日に同大会の登録メンバーを発表し、トレーニングキャンプは26日に開始。6月3日にウクライナ、同7日にギリシャと国際親善試合を行った後、同14日にスコットランドとのEURO2024開幕戦に臨む。
レヴァークーゼンでは、MFフロリアン・ヴィルツ、MFロベルト・アンドリッヒ、DFヨナタン・ターの代表入りが確実視されているが、彼らは今月22日にEL決勝、さらにその3日後の25日にもDFBポカール決勝を控えているため、26日から始まるトレーニングキャンプには数日遅れて合流するものと見られている。
また、ドルトムントのFWニクラス・フュルクルク、DFニコ・シュロッターベック、DFマッツ・フンメルス、MFユリアン・ブラントにも代表入りのチャンスはあるが、彼らは仮に選出されたとしても代表チームへの合流は6月1日のCL決勝後になる。ドルトムントの対戦相手であるレアル・マドリードに所属するDFアントニオ・リュディガー、MFトニ・クロースも合流は遅れるだろう。
自国開催での代表チームの活躍を望むドイツ国民の期待は日増しに高まっている一方で、コンディション調整やチーム戦術の落とし込みといった部分でナーゲルスマン監督が随分と頭を悩ませることになるのは間違いなさそうだ。
2024年05月11日 19:00
フランス1部パリ・サンジェルマンとキットサプライヤーのNikeは10日、2024-25シーズンの新ホームユニフォームを発表した。今季(2023-24)のリーグ戦から着用を開始する。Paris Saint-Germain 2024-25 Nike Home
パリ・サンジェルマン 2024-25 Nike ホーム ユニフォーム
24-25新ホームユニフォームは定番のネイビーを基調に、中心に存在感あるレッドとホワイトのストライプを配したPSGらしいスタイル。ただ、その表現方法は少々ユニークだ。
背面首元には、国を代表する存在であることを強くアピールするかのように、フランス国旗のトリコロールを配する。
今回のデザインで注目は、2020-21シーズン以来4年ぶりに復活した伝統的な(そしてファンに好まれる)中央のストライプデザイン、通称ヘクターストライプの存在だろう。
1973年から78年までクラブの会長を務めたファッションデザイナー、ダニエル・ヘクターによって考案されたもので、PSGの鉄板デザインとして愛されてきた。近年はこのヘクターを崩したデザインも増えているが、やはりこのストライプが最もPSGらしさを感じさせ、そして落ち着きを与える。
この新ユニフォームではアーバンアート(一種のストリートアート)にヒントを得て、そのヘクターをハンドペイント風にデザインしている。
24-25新ホームユニフォームは、女子チームが11日の試合で最初に着用。続いて今季ホーム最終戦となる12日のリーグアン第33節トゥールーズ戦で男子が着用する。
23-24シーズン限りでの退団を表明したキリアン・エムバペが試合に出場すれば、ホームで着用する最初で最後の24-25モデルとなる。
相思相愛!90年代以前から「ユニサプライヤーが不変」の5チーム
詳細は不明だが、今回のビジュアルはクラブ史上初めて人工知能(AI)を使って作成したという。どんなテーマを与えて生み出されたのか、気になるところだ。
新ホームユニフォームは、PSG公式オンラインストア、Nikeオンラインストア他で販売中。